JPH08264644A - 接続孔を形成する工程を有する半導体装置の製造方法 - Google Patents

接続孔を形成する工程を有する半導体装置の製造方法

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JPH08264644A
JPH08264644A JP7062465A JP6246595A JPH08264644A JP H08264644 A JPH08264644 A JP H08264644A JP 7062465 A JP7062465 A JP 7062465A JP 6246595 A JP6246595 A JP 6246595A JP H08264644 A JPH08264644 A JP H08264644A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接続孔を有する半導体装置の製造方法につい
て、セルフアラインでヴィアホール等の接続孔形成を行
える技術の提供。 【構成】 Al等の配線材料1をSiN等の第1の絶縁
材21から成るマスク層を含むマスク2で加工し、平坦
化加工を施して前記第1の絶縁材から成るマスク層21
aを露出させ、第1の絶縁材から成る層5を更に形成
し、層5の上にSiO2 等の第2の絶縁材6から成る層
間膜を形成し、該第2の絶縁材6に対して第1の絶縁材
5のエッチングレートが小さい条件を用いてエッチング
を層5中で止める加工を行い、第1の絶縁材(SiN)
の方が第2の絶縁材(SiO2 )よりもエッチングレー
トが大きい条件で加工を行い、配線上のみに接続孔7を
開口する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接続孔を形成する工程
を有する半導体装置の製造方法に関する。本発明は、各
種の半導体装置について用いることができる。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】半導体集積回路の配線は
微細化が進んでいるが、パターニングを行うリソグラフ
ィー装置(いわゆるステッパーと称される縮小投影露光
装置等)のレイヤー間(層間)の合わせ精度は、限界に
近づいている。
【0003】従来、位置合わせについては、例えばコン
タクトホールパターンが配線パターンに対して0. 2μ
m程度ズレてもカバーできるように、下地配線パターン
に“座布団”と呼ばれる太らせパターンを設けていた。
仮にパターン間にズレがあっても、この太らせた部分に
ついてはズレが吸収され、接続が保証される。しかしこ
のため、この“座布団”パターンがコンタクトピッチの
微細化を制限していることになる。かつそれと共に、微
細化に伴って、“座布団”パターン自体を解像すること
も難しくなっている。
【0004】このために、オーバーラップレスコンタク
トと呼ばれる技術の開発が盛んに行われるようになって
いる。
【0005】このオーバーラップレスコンタクト技術
は、配線パターンから“座布団”パターンをなくし、そ
れでもヴィアホールパターンとの合わせズレが生じても
コンタクトホールエッチングが配線上から外れない、も
しくは配線上で止まるようにすることを目的として開発
されたものである。
【0006】このような改良技術として、例えば図14
(a)に示すように、メタル配線1である例えばAl配
線形成後にP−SiN(シリコンナイトライド)のサイ
ドウォール1aを形成し、SiO2 から成る層間膜6’
に対するヴィアコンタクトの加工にSiO2 /SiN選
択比の高い条件を用いる方法がある。これによればヴィ
アコンタクトパターンがズレても、図14(b)に示す
ヴィアホール7のように、コンタクトホールはSiNの
サイドウォール1aで止めることができる。
【0007】しかし、SiNサイドウォール1aの幅は
そう厚くすることはできず、なおかつサイドウォール1
aはスロープを持つために、図15(a)に符号1bで
示すような高アスペクト比の溝状にエッチングが進行し
てしまうことが多い。このような溝1bが生じたヴィア
ホール7を導電材料で埋め込んでも、埋め込み不良とな
る。例えば図15(b)に示すように、密着層8aを介
してブランケットタングステン(以下Blk−Wと表記
することもある)9aを埋め込むと、図15(b)に符
号9bで示すようなBlk−Wの埋め込み不良を生じ
る。
【0008】また、別の方法として、ヴィアコンタクト
を順テーパに開口し、ホールの底を絞ることで合わせズ
レをカバーする手法もある。しかし、この手法ではホー
ル底の径が0.1μmといった極めて小さいものにする
必要があるために、数百万もの数になるヴィアコンタク
ト総てでオーミックコンタクトが得られるかが問題とな
る。
【0009】一方、Si基板上のコンタクトホール形成
には、オフセット酸化膜を用いたセルフアラインコンタ
クト法が開発されており、合わせズレが克服されてい
る。ヴィアホール形成においてもセルフアラインで形成
することが望ましいが、現在のところ具体的な技術が開
発されていない。よって従来からあるオーバーラップレ
スコンタクト形成方法の問題点を解決し、セルフライン
でヴィアホールを形成する技術の開発が望まれているの
が現状である。
【0010】
【発明の目的】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、接続孔を有する半導体装置の製造方法について、セ
ルフアラインでヴィアホール等の接続孔形成(ホール形
成)を行うことができる技術を提供することを目的とす
る。
【0011】
【目的を達成する手段】本発明は、接続孔を形成する工
程を有する半導体装置の製造方法において、配線材料を
第1の絶縁材から成るマスク層を含むマスクで加工して
配線を形成する工程と、平坦化加工を施して前記第1の
絶縁材から成るマスク層を露出させる工程と、その後に
第1の絶縁材から成る層を形成する工程と、該第1の絶
縁材から成る層の上に第2の絶縁材から成る層間膜を形
成する工程と、該第2の絶縁材に対して第1の絶縁材の
エッチングレートが小さい条件を用いたエッチングを行
って、該エッチングを第1の絶縁材から成る層中で止め
る加工を行う工程と、次に第1の絶縁材の方が第2の絶
縁材よりもエッチングレートが大きい条件で加工を行
い、配線上のみに接続孔を開口する工程を行うことを特
徴とする接続孔を形成する工程を有する半導体装置の製
造方法であって、これにより上記目的を達成するもので
ある。
【0012】本発明の好ましい態様にあっては、第1の
絶縁材がSiNもしくはSiONであり、第2の絶縁材
がSiO2 である構成とする。
【0013】また本発明の他の好ましい態様では、接続
孔形成加工にC4 8 やCH2 2のような堆積性ガス
を少なくとも含む混合ガスを用い、堆積ガスの流量比で
各ステップの選択比を制御する構成とする。
【0014】また、別の好ましい態様にあっては、接続
孔形成加工において、段階的にイオンエネルギー(RF
バイアス)を変えることで選択比を制御する構成とす
る。
【0015】
【作用】本発明によれば、接続孔のセルフアラインによ
る形成(自己整合的形成)が可能となり、特に、従来は
セルフアラインでの形成が困難であった上層配線間ヴィ
アホールのセルフアライン形成が可能となって、微細な
半導体装置の製造について好適である。
【0016】
【実施例】以下本発明の実施例について具体的に説明す
る。但し当然のことではあるが、本発明は以下の実施例
により限定を受けるものではない。
【0017】実施例1 この実施例は、本発明を、微細化・集積化した半導体装
置である、超LSIについて、特にそのメタル配線層間
を継なぐヴィアホールをセルフアラインで形成するよう
に具体化したものである。ここでは、メタル配線をSi
Nのような絶縁材から成る無機マスク材料を含むマスク
で加工し、平坦化加工を施して無機マスクを露出させた
後に、メタル配線の無機マスク材料と同じ絶縁膜(例え
ばここではSiN)を1層CVDした後、第2の絶縁材
としてここではSiO2 膜をCVDし、更にヴィアホー
ルを第2の絶縁材であるSiO2 に対する第1の絶縁材
(無機マスク材料、ここではSiN)の選択比を変えた
2ステップで加工する構成とした。
【0018】本実施例について、図1ないし図7を参考
して更に説明する。
【0019】本実施例においては、接続孔7(ここでは
Si基板上のメタル配線間を接続するためのヴィアホー
ル)を形成する半導体装置(図7参照)の製造の際、配
線材料1(ここでは上からTiN/Ti/Al−Cu/
TiN/Tiの積層材料)を第1の絶縁材21(ここで
はSiN)から成るマスク層を含むマスク2(図1)で
加工して配線を形成する工程(図2)と、平坦化加工を
施して前記第1の絶縁材から成るマスク層(図4の符号
21a参照)を露出させる工程(ここでは図3のように
平坦化膜4を形成後図4のようにエッチバックを行う工
程を用いた)と、その後に第1の絶縁材(ここではSi
N)から成る層5を更に形成する工程と、該第1の絶縁
材から成る層5の上に第2の絶縁材6(ここではP−T
EOSによるSiO2 )から成る層間膜(図5参照)を
形成する工程と、該第2の絶縁材6に対して第1の絶縁
材5のエッチングレートが小さい条件を用いたエッチン
グを行って、該エッチングを図6に示すように第1の絶
縁材から成る層5中で止める加工を行う工程と、次に第
1の絶縁材(SiN)の方が第2の絶縁材(SiO2
よりもエッチングレートが大きい条件で加工を行い、配
線上のみに接続孔7を開口する工程を行うことで、図7
の接続孔7を有する構造の半導体装置を製造する。
【0020】本実施例では、上記のように、第1の絶縁
材がSiNもしくはSiONであり、第2の絶縁材がS
iO2 である。
【0021】また本実施例では、接続孔7の形成加工
に、C4 8 やCH2 2 のような堆積性ガスを少なく
とも含む混合ガスを用い、堆積ガスの流量比で各ステッ
プの選択比を制御するようにした。
【0022】本実施例のでき上がり半導体装置は、図7
に示すように、接続孔7以外の部分(コンタクトをとる
以外の部分)では、絶縁材(ここではSiNから成る)
が2層21a,5になっており、よって絶縁耐性が高
く、リーク低減に効果がある。また、配線材料1である
メタルへのP−TEOS等からの水分浸透防止等の効果
もある。O3 −TEOSのメタルに対する影響防止のた
め形成するP−TEOS層31には、そのまま保護膜と
しての機能を果たさせることができる。
【0023】更に詳しくは、本実施例では、次に示す具
体的な工程で半導体装置を製造した。図1ないし図7を
参照する。
【0024】図1を参照する。メタル配線材としてTi
N/Ti/Al−0.5wt%Cu/TiN/Tiを各
々100/10/500/20/10nmスパッタリン
グで堆積する。これにより配線材料1を形成した。図
中、上から符号11でTiN、12でTi、13でAl
−Cu、14でTiN、15でTiを示す。その後、第
1の絶縁材21としてP−SiN(プラズマシリコンナ
イトライド)を200nm堆積する。この上にエキシマ
リソグラフィーによって配線形成用レジストパターン2
2を形成し、マグネトロンSiO2 エッチャーを用いて
以下の条件で、第1の絶縁材21であるP−SiNを加
工する。以上により少なくとも第1の絶縁材21を有す
るマスクを備えた図1の構造を得る。 C4 8 /CF4 /Ar =10/70/150SCCM 圧力 =27Pa RFパワー =800W 基板温度 =5℃ 磁束密度 =6.7mT オーバーエッチング率 =20% (200mmウェハ条件) なお各図中、符号10は下地層間膜、10aはこの下地
層間膜に形成されたWプラグ等のコンタクト材である。
【0025】この後本実施例ではレジスト22を残した
まま、第1の絶縁材21であるP−SiNから成る無機
マスクを少なくとも用いて、μ波Alエッチャーにより
以下の条件で配線層を加工する。これにより配線材料1
がパターンニングされて配線層となった図2の構造を得
る。 BCl3 /Cl2 =80/120SCCM 圧力 =667mPa μ波パワー =1000W RFパワー =100W(2MHz) 基板温度 =20℃ オーバーエッチング率 =30% (200mmウェハ条件)
【0026】加工後エッチャー内のインラインμ波プラ
ズマアッシング室でレジストの剥離と防食処理を兼ね
て、以下の条件のプラズマ処理を施す。 O2 /IPA =800/100SCCM 圧力 =270Pa μ波パワー =1200W RFパワー =250W(2MHz) 基板温度 =20℃ オーバーアッシング率 =100% (200mmウェハ条件) なお上記IPAはイソプロパノールを示す。
【0027】有機洗浄液を用いてアッシング残りを除去
し、次に平坦化工程を行うが、ここではまずP−TEO
SによるSiO2 膜3を100nm堆積し、更にO3
EOSによるSiO2 (ここでは不純物のドーピングの
ないO3 TEOS−NSGを使用)を600nm堆積し
て平坦化用の膜4を形成した。これにより図3の構造と
した。なお、P−TEOS3は平坦化膜を構成するO3
TEOSの水分がメタル配線材料に影響を及ぼすことを
防止するとともに、最終構造では絶縁耐性を高めて耐リ
ーク性を向上させる作用を示す。
【0028】次に平坦化のためにレジストをコーティン
グし、マグネトロンSiO2 エッチャーを用いて該レジ
ストとO3 −TEOSによるSiO2 膜である平坦化膜
4とP−TEOSによるSiO2 膜3をエッチバックす
る。これにより図4に示す第1の絶縁材料21aが露出
する構造とした。 C4 8 /CF4 /Ar =50/30/150SCCM 圧力 =27Pa RFパワー =1000W 基板温度 =5℃ 磁束密度 =6.5mT エッチング量 =650nm (200mmウェハ条件) エッチバック後のP−TEOS膜を符号31、O3 TE
OS膜を41で示す。
【0029】上記エッチバックによって、配線材料1で
あるAl配線加工に用いた第1の絶縁材21aであるS
iNが露出した水平面を得た後、更に第1の絶縁材5と
してP−SiNを200nm、第2の絶縁材6としてP
−TEOSによるSiO2 を500nm堆積する。この
上にエキシマリソグラフィーで前記Al配線パターン1
とアライメントをとったヴィアホールパターンであるレ
ジスト23を形成する。以上により図5の構造を得る。
【0030】次にマグネトロンSiO2 エッチャーを用
いて以下の条件で接続孔(ヴィアホール)を加工形成
し、図6に示すようにそのエッチングを上層の第1の絶
縁材5であるSiN層の途中でストップさせる。以下の
条件ではSiO2 /SiN選択比が3以上得られるた
め、100%のオーバーエッチを行っても、ホールエッ
チングをSiN層5の途中で止めることができる。 C4 8 /CF4 /Ar =70/10/150SCCM 圧力 =27Pa RFパワー =800W 基板温度 =5℃ 磁束密度 =6.5mT オーバーエッチ率 =100% (200mmウェハ条件)
【0031】次に、エッチング条件を、主にガス流量比
を変化させた以下の条件に切り換え、各SiNである第
1の絶縁材5,21aを選択的にエッチングすること
で、配線上のみ接続孔7(ホール)を開口させる。以下
の条件ではSiN/SiO2 選択比が2以上となるため
に、オーバーエッチングを50%かけても、第2の絶縁
材であるSiO2 部分が配線1より下まで削られること
がない。これにより図7の構造が得られた。 C4 8 /CF4 /Ar =10/70/150SCCM 圧力 =27Pa RFパワー =800W 基板温度 =5℃ 磁束密度 =6.5mT オーバーエッチング率 =50% (200mmウェハ条件)
【0032】その後、アッシング及び有機洗浄等の後処
理を施し、Blk−W用密着層としてTiN20nmを
スパッタで形成する。この上に、Blk−W(500n
m)の堆積とWエッチバックを行って、Wプラグを形成
した後、上層のメタル配線を形成する。
【0033】この上の接続孔(ヴィアホール)は、更に
上記の方法を繰り返すことでセルフアラインに作ること
が可能である。
【0034】本実施例を用いることにより、配線にヴィ
アコンタクトホール用の太らせパターンを設けなくて
も、リソグラフィーの合わせズレをカバーし、セルフア
ラインで配線1上のみに接続孔7(ホール)を開口する
ことができる効果がある。
【0035】これによりリソグラフィーの解像度限界ま
でパターンを微細化しても、多層配線メタル配線を用い
た集積回路を生産することが可能となる効果がある。
【0036】実施例2 図8ないし図13を参照する。各図中、図1ないし図7
と同じ符号は、同じ構成部分を示す。また本実施例で
は、接続孔形成加工において、段階的にイオンエネルギ
ー(RFバイアス)を変えることで選択比を制御するよ
うにした。
【0037】本実施例では、まず実施例1と同様に配線
形成用金属をスパッタした後、第1の絶縁材21として
P−SiNを300nm堆積し、エキシマリソグラフィ
ーで配線形成用マスクパターンを形成する。このSiN
を実施例1と同じ条件で加工した後、ここではレジスト
マスクを完全に除去する。これにより図8の構造とし
た。
【0038】次にμ波プラズマA1エッチャーを用いて
以下の条件で配線を加工する。この構造ではP−SiN
が分解して出てくるNがAl合金の側壁にAlN16を
形成するため、実施例1と異なりレジストを完全に除去
した場合であるにも拘らず、レジストマスクを残した実
施例1と同様の異方性加工が行える(図9)。 BCl3 /Cl2 =100/100SCCM 圧力 =667mPa μ波パワー =1000W RFパワー =100W 基板温度 =20℃ オーバーエッチング率 =30%
【0039】マスクをなす第1の絶縁材21であるP−
SiNは、配線1のエッチング中にスパッタされてテー
パが付くため、P−TEOSによるSiO2 膜3100
nm、O3 −TEOS(不純物ノンドープのもの)によ
るSiO2 膜(平坦化膜4)を600nm堆積した際に
も“す(鬆)”が入りにくく、緻密な膜でAl配線1間
を埋め込むことができる(図10)。
【0040】次に本実施例ではCMP(ケミカルメカニ
カルポリッシュ)装置で平坦化研磨を行い、Al配線1
のSiNマスク21が露出するまで削る。その後、実施
例1と同様の工程を行い、エキシマリソグラフィーでレ
ジスト23により前記Al配線1パターンとアライメン
トをとったヴィアホールパターンを形成する(図1
1)。
【0041】次にマグネトロンエッチャーを用い、以下
の条件で接続孔(ヴィアホール)を加工し、エッチング
を上層の第1の絶縁材5であるP−SiN層の途中で止
める。この条件でのSiO2 /SiN選択比は1.5と
なるが、P−SiN層の膜厚を厚くしているため、P−
SiN層の途中でエッチングは止まる(図12)。 C4 8 /CF4 /Ar =30/50/150SCCM 圧力 =27Pa REパワー =1000W 基板温度 =5℃ 磁束密度 =6.5mT オーバーエッチ率 =100%
【0042】次にRFパワーを400Wに下げて加工
し、SiNを優先的にエッチングすることで、配線1上
のみに接続孔7(ホール)を開口する(図13)。ここ
で開口された部分を特に符号71で示す。このようにR
Fパワーを下げることで、エッチングレートが、イオン
エネルギーに依存するSiO2 と、ラジカル反応でエッ
チングが進むSiNとの選択比を逆転させることができ
るのである。
【0043】この後は実施例1と同様にWプラグ等の形
成と上層配線の形成を行い、この方法を繰り返して所望
の多層配線を形成する。本実施例も、実施例1と同様の
効果を有する。
【0044】
【発明の効果】上記の如く、本発明によれば、接続孔を
有する半導体装置の製造方法について、セルフアライン
で接続孔形成(ホール形成)を行うことができる技術を
提供することができ、また、でき上がり半導体装置は、
絶縁耐性の良いものを得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の工程を順に断面図で示すものであ
る。(1)
【図2】 実施例1の工程を順に断面図で示すものであ
る。(2)
【図3】 実施例1の工程を順に断面図で示すものであ
る。(3)
【図4】 実施例1の工程を順に断面図で示すものであ
る。(4)
【図5】 実施例1の工程を順に断面図で示すものであ
る。(5)
【図6】 実施例1の工程を順に断面図で示すものであ
る。(6)
【図7】 実施例1の工程を順に断面図で示すものであ
る。(7)
【図8】 実施例2の工程を順に断面図で示すものであ
る。(1)
【図9】 実施例2の工程を順に断面図で示すものであ
る。(2)
【図10】 実施例2の工程を順に断面図で示すもので
ある。(3)
【図11】 実施例2の工程を順に断面図で示すもので
ある。(4)
【図12】 実施例2の工程を順に断面図で示すもので
ある。(5)
【図13】 実施例2の工程を順に断面図で示すもので
ある。(6)
【図14】 従来技術を示す図である。
【図15】 従来技術を示す図である。
【符号の説明】
1 配線(材料) 11 TiN 12 Ti 13 Al系材料(Al−Cu) 14 TiN 15 Ti 2 マスク 21 第1の絶縁材(SiN) 22 レジスト 3 P−TEOS 4 平坦化膜(O3 −TEOS) 5 第1の絶縁材(SiN)から成る層 21a 第1の絶縁材(SiN) 6 第2の絶縁材(SiO2 ) 7 接続孔(ヴィアホール)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接続孔を形成する工程を有する半導体装置
    の製造方法において、 配線材料を第1の絶縁材から成るマスク層を含むマスク
    で加工して配線を形成する工程と、 平坦化加工を施して前記第1の絶縁材から成るマスク層
    を露出させる工程と、 その後に第1の絶縁材から成る層を更に形成する工程
    と、 該第1の絶縁材から成る層の上に第2の絶縁材から成る
    層間膜を形成する工程と、 該第2の絶縁材に対して第1の絶縁材のエッチングレー
    トが小さい条件を用いたエッチングを行って、該エッチ
    ングを第1の絶縁材から成る層中で止める加工を行う工
    程と、 次に第1の絶縁材の方が第2の絶縁材よりもエッチング
    レートが大きい条件で加工を行い、配線上のみに接続孔
    を開口する工程を行うことを特徴とする接続孔を形成す
    る工程を有する半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】第1の絶縁材がSiNもしくはSiONで
    あり、第2の絶縁材がSiO2 である請求項1に記載の
    接続孔を形成する工程を有する半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】接続孔形成加工に堆積性ガスを少なくとも
    含む混合ガスを用い、堆積ガスの流量比で各ステップの
    選択比を制御する請求項1に記載の接続孔を形成する工
    程を有する半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】接続孔形成加工において、段階的にイオン
    エネルギーを変えることで選択比を制御する請求項1に
    記載の接続孔を形成する工程を有する半導体装置の製造
    方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100524907B1 (ko) * 1998-08-10 2005-12-21 삼성전자주식회사 반도체장치의 금속배선 형성방법
JP4690512B2 (ja) * 1998-09-15 2011-06-01 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト エッチングした垂直金属線上のポリマー沈積、エッチングした金属線の腐食およびエッチングした金属フィーチャの湿式洗浄時における腐食を減少させる方法
JP2013004605A (ja) * 2011-06-14 2013-01-07 Rohm Co Ltd 半導体装置およびその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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