JPH1167603A - 固体電解コンデンサ - Google Patents

固体電解コンデンサ

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JPH1167603A
JPH1167603A JP24608997A JP24608997A JPH1167603A JP H1167603 A JPH1167603 A JP H1167603A JP 24608997 A JP24608997 A JP 24608997A JP 24608997 A JP24608997 A JP 24608997A JP H1167603 A JPH1167603 A JP H1167603A
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JP
Japan
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anode
cathode
capacitor element
laminated
element plate
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Application number
JP24608997A
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English (en)
Inventor
Koji Izawa
幸司 井澤
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NEC Platforms Ltd
Original Assignee
Nitsuko Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンデンサ素子板の化成被膜の形成された陽
極部どうし及び陽極部と陽極端子を直接抵抗溶接で接合
した積層型の固定電解コンデンサを提供する。 【解決手段】 化成被膜が形成されたアルミニウム板の
所定部分に導電性高分子膜、グラファイト層及び銀ペー
スト層を順次形成して陰極部Nとし、該陰極部形成外の
部分を陽極部Pとしてコンデンサ素子板11とし、該コ
ンデンサ素子板11の陽極部Pの一部に小孔7を穿孔
し、該コンデンサ素子板11を複数枚、陽極部Pと陽極
部P、陰極部Nと陰極部Nを重ね合わせて積み重ね、該
重ね合わせた陽極部Pの小孔7を穿孔した部分に陽極端
子8を載置し、陽極端子8と陽極部P及び陽極部Pどう
しを抵抗溶接で接合し、陰極部Nどうしは導電性樹脂1
0で積層接合すると共に該陰極部Nの積層部に陰極端子
9を導電性樹脂10で接続し、更に該コンデンサ素子板
11の積層体の全表面を所定の外装12で覆って固体電
解コンデンサとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は導電性高分子膜を電
解質とする積層型の固体電解コンデンサに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来この種の積層型の固定電解コンデン
サは、化成被膜が形成されたアルミニウム板の所定部分
に導電性高分子膜、上にグラファイト層及び銀ペースト
層を順次形成して陰極部とし、該陰極部形成外の部分を
陽極部としてなるコンデンサ素子板を複数枚積層して構
成している。この積層において、陰極部及び陽極部をそ
れぞれ互いに接合するのであるが、陰極部の接合は銀ペ
ーストや導電性樹脂により容易に接合できるが、陽極部
はその表面に化成被膜が形成されているため、陽極部ど
うしの接合には、一度鉄等の異種金属を抵抗溶接で接合
してから、該異種金属を接合した陽極部どうしを抵抗溶
接すると共に、該陽極部に陽極端子を接続している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記コンデンサ素子板
の陽極部に異種金属を抵抗溶接で接合し、該異種金属を
接合したコンデンサ素子板を積層する方法は、陽極部に
異種金属を抵抗溶接で接合する工程が必要となり、コス
ト高の原因となるという問題があった。
【0004】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、上記問題点を除去し、コンデンサ素子板の化成被膜
の形成された陽極部どうし及び陽極部と陽極端子を直接
抵抗溶接で接合した積層型の固体電解コンデンサを提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に記載の発明は、化成被膜が形成されたアルミ
ニウム板の所定部分に導電性高分子膜、グラファイト層
及び銀ペースト層を順次形成して陰極部とし、該陰極部
形成外の部分を陽極部としてコンデンサ素子板とし、該
コンデンサ素子板の陽極部の一部に小孔を穿孔し、該コ
ンデンサ素子板を複数枚、陽極部と陽極部、陰極部と陰
極部を重ね合わせて積み重ね、該重ね合わせた陽極部の
小孔を穿孔した部分に陽極端子を載置し、該陽極端子と
陽極部及び陽極部どうしを抵抗溶接で接合し、陰極部ど
うしは導電性樹脂で積層接合すると共に該陰極部の積層
部に陰極端子を導電性樹脂で接続し、更に該コンデンサ
素子板の積層体の全表面を所定の外装で覆って固体電解
コンデンサとしたことを特徴とする。
【0006】また、請求項2に記載の発明は請求項1に
記載の固体電解コンデンサにおいて、化成被膜の厚さが
耐圧1V以上200V以下であることを特徴とする。
【0007】また、請求項3に記載の発明は請求項1又
は2に記載の固定電解コンデンサにおいて、小孔の径が
10μm以上5mm以下であることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態例を図面
に基づいて説明する。図2は本発明の積層型の固体電解
コンデンサに用いるコンデンサ素子板の断面構造を示す
図である。コンデンサ素子板の製造は、先ず表面をエッ
チング処理して粗面化したアルミニウム板(箔)1の表
面に化成化処理により化成被膜2を形成し、該化成被膜
2の所定部分に帯状の絶縁樹脂層3を形成して、化成被
膜2の表面を2つに区分する。
【0009】上記絶縁樹脂層3で区分した化成被膜2の
表面の一方に公知の導電性高分子層4、グラファイト層
5及び銀ペースト層6を順次形成し、この部分を陰極部
Nとする。また、絶縁樹脂層3で区分した化成被膜2の
表面の他方を陽極部Pとしてコンデンサ素子板11とな
る。
【0010】次に、図1に示すように、コンデンサ素子
板11の陽極部Pの一部に直径0.5mmの小孔7を穿
孔する。該陽極部Pに小孔を穿孔しないコンデンサ素子
板11の上に小孔7を穿孔したコンデンサ素子板11
を、陽極部Pと陽極部P、陰極部Nと陰極部Nが重なり
合うように積み重ねる。そして、積み重ねた陽極部Pに
陽極リードフレーム(陽極端子)8を載置し、該陽極部
Pの小孔7を穿孔した部分と陽極リードフレーム8を溶
接電極A、Bで挟み、抵抗溶接で陽極部Pどうしを直接
積層接合すると共に、該積層した陽極部Pに陽極リード
フレーム8を接続する。また、陰極部Nと陰極部Nは導
電性樹脂(銀ペーストであるが銀ペースト層6とは成分
が異なる)10で積層接合すると共に、該積層した陰極
部Nに陰極リードフレーム9を導電性樹脂10で接続す
る。
【0011】上記のようにコンデンサ素子板11を複数
枚積層し、その積層陽極部及び積層陰極部にそれぞれ陽
極リードフレーム8及び陰極リードフレーム9を接続し
た後、図3に示すように、陽極リードフレーム8及び陰
極リードフレーム9の先端部を除く、積層したコンデン
サ素子板11の表面にエポキシ樹脂等の樹脂モールドで
外装12を設け、積層型の固体電解コンデンサとする。
なお、コンデンサ素子板11を2枚以上積層する場合
は、下のコンデンサ素子板11は小孔を穿孔しないコン
デンサ素子板とし、その上に小孔7を穿孔したコンデン
サ素子板11を重ねる。
【0012】上記のようにコンデンサ素子板11の陽極
部Pに小孔7を設けることにより、溶接電極A、Bで挟
んで抵抗溶接する際、小孔7の内面は化成被膜の無い面
であるから、該小孔7の内面を通って、溶接電極Aと溶
接電極Bの間に電流が流れ易くなり、表面に化成被膜2
の形成された陽極部Pどうしを直接積層接合することが
できる。
【0013】なお、上記実施形態例では、小孔7の径を
0.5mmとしたが、該小孔7はこれに限定されるもの
ではなく、10μm以上0.5mm以下であればよい。
小孔7の数は1個に限定されるものではなく、複数個設
けて良いことは当然である。また、上記の方法で化成被
膜2の厚さはその耐圧が1V以上200V以下の場合、
抵抗溶接できることが確認された。また、上記例では外
装12をエポキシ樹脂等の樹脂モールド外装としたが、
外装12はこれに限定されるものではなく、種々の材料
及び構造の外装が考えられる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本願各請求項に記
載の発明によれば、コンデンサ素子板の陽極部の一部に
小孔を穿孔し、積層陽極部の小孔を穿孔した部分に陽極
端子を載置し、陽極端子と陽極部及び陽極部どうしを抵
抗溶接で接合するので、従来のように化成被膜を形成し
た陽極部に鉄等の異種金属を抵抗溶接で接合してから、
陽極部を抵抗溶接で接合することなく、化成被膜が形成
された陽極部どうし及び該陽極部と陽極端子を直接抵抗
溶接で接合できるから、製造工程が少なくて済むという
優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の積層型の固体電解コンデンサの製造工
程を示す図である。
【図2】本発明の積層型の固体電解コンデンサに用いる
コンデンサ素子板の断面構造を示す図である。
【図3】本発明の積層型の固体電解コンデンサの断面構
造を示す図である。
【符号の説明】
1 アルミニウム板(箔) 2 化成被膜 3 絶縁樹脂層 4 導電性高分子層 5 グラファイト層 6 銀ペースト層 7 小孔 8 陽極リードフレーム 9 陰極リードフレーム 10 導電性樹脂 11 コンデンサ素子板 12 外装 A,B 溶接電極 P 陽極部 N 陰極部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化成被膜が形成されたアルミニウム板の
    所定部分に導電性高分子膜、グラファイト層及び銀ペー
    スト層を順次形成して陰極部とし、該陰極部形成外の部
    分を陽極部としてコンデンサ素子板とし、該コンデンサ
    素子板の陽極部の一部に小孔を穿孔し、該コンデンサ素
    子板を複数枚、陽極部と陽極部、陰極部と陰極部を重ね
    合わせて積み重ね、該重ね合わせた陽極部の小孔を穿孔
    した部分に陽極端子を載置し、該陽極端子と陽極部及び
    陽極部どうしを抵抗溶接で接合し、前記陰極部どうしは
    導電性樹脂で積層接合すると共に該陰極部の積層部に陰
    極端子を導電性樹脂で接続し、更に該コンデンサ素子板
    の積層体の全表面を所定の外装で覆ったことを特徴とす
    る固体電解コンデンサ。
  2. 【請求項2】 前記化成被膜の厚さが耐圧1V以上20
    0V以下であることを特徴とする請求項1に記載の固体
    電解コンデンサ。
  3. 【請求項3】 前記小孔の径が10μm以上5mm以下
    であることを特徴とする請求項1又は2に記載の固体電
    解コンデンサ。
JP24608997A 1997-08-26 1997-08-26 固体電解コンデンサ Pending JPH1167603A (ja)

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Cited By (3)

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