JPH1165788A - 印刷処理方法及び装置 - Google Patents

印刷処理方法及び装置

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JPH1165788A
JPH1165788A JP9230164A JP23016497A JPH1165788A JP H1165788 A JPH1165788 A JP H1165788A JP 9230164 A JP9230164 A JP 9230164A JP 23016497 A JP23016497 A JP 23016497A JP H1165788 A JPH1165788 A JP H1165788A
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JP
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JP9230164A
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English (en)
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Akihiko Noda
明彦 野田
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Priority to US09/139,398 priority patent/US6293714B2/en
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K15/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K2215/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data
    • G06K2215/0002Handling the output data
    • G06K2215/0005Accepting output data; Preparing data for the controlling system

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプールデバイスを活用し印刷処理を向上さ
せることが可能な印刷処理方法及び装置を提供する。 【解決手段】 印刷データをスプールデバイスに記憶し
所定部数の印刷が行なわれる。印刷データのサイズ(A
Dsize)とスプールデバイスの記憶容量(SDsi
ze)が比較され(2070)、印刷データのサイズが
スプールデバイスの容量を越える場合には、印刷データ
を該記憶容量に入るようにページ単位で複数の印刷ジョ
ブに分割される(2100)。各分割された印刷ジョブ
に対して部数が指定され(2120)、各印刷ジョブを
順次スプールデバイスに記憶し、それぞれ各印刷ジョブ
が指定部数印刷される。このような構成により、印刷デ
ータがスプールデバイスの容量を越える場合でも、スプ
ールデバイスを利用して効率的に部数印刷を行なうこと
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷処理方法及び
その装置、さらに詳細には、印刷データをスプールデバ
イスに記憶し部数を指定して印刷する印刷処理方法及び
その装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の情報化時代において、大量な情報
処理をする必要性が生じたことにより、処理時間の短縮
を要求され、このため、印刷システムにおいてもスプー
ルデバイスの搭載や排紙口の複数化などの処置がとられ
ている。
【0003】従来、情報処理システム(ホスト)を用い
て印刷出力装置(プリンタ)へ複数ページのデータを複
数部印刷する場合には、該印刷データを指定された部数
の回数だけプリンタへ転送していた。例えば、3ページ
の書類を3部出力する場合、図4に示すように、ホスト
から1ページから3ページのデータを3回プリンタヘ転
送することにより印刷データを所定部数印刷していた。
しかし、1ページから3ページのデータサイズが100
KB(キロバイト)の場合、図4に示すような部単位で
の出力を実現するためには、合計300KBのデータを
転送することになり、印刷時間がかかり効率が悪かっ
た。
【0004】これを改善し印刷効率を向上させるため
に、従来はプリンタに印刷データを記憶するスプールデ
バイスを設け、ホストから1ページから3ページのデー
タを1度送り、プリンタではスプールデバイスに記憶し
ているデータを複数回(図4の例では3回)使用し部単
位での出力を実現していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ホストでの情報処理、
文書の作成が普及し大量枚数の印刷の要求が求められ、
プリンタも図5に示すように大量の用紙が扱えるように
給紙口、排紙口の複数化、スプールデバイスの搭載化が
進んできている。このようなプリンタで部単位の印刷処
理を有効に利用するためには、従来の技術だけでは不十
分である。
【0006】例えば、部単位で出力するデータが数十ペ
ージでありそのデータサイズが例えば1MB(メガバイ
ト)で、プリンタのスプールデバイスの容量(例えば7
50KB)を越える場合には、従来のプリンタのスプー
ルデバイスを利用する技術を使用することができない、
という問題がある。スプールデバイスを利用する技術は
複数部印刷するデータのサイズが大きいほどその効果が
発揮されるが、数バイトでもスプールデバイス容量を越
えるデータを出力する場合は、スプールデバイスを利用
することができず、出力時間が長くなる、という欠点が
あった。
【0007】従って、本発明の課題は、このような問題
点を解決するために成されたもので、スプールデバイス
を活用し印刷処理を向上させることが可能な印刷処理方
法及び装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、印刷データを
プリンタのスプールデバイスに記憶し所定部数印刷する
印刷処理方法及び装置において、印刷データがスプール
デバイスの記憶容量を越える場合には、印刷データを該
記憶容量に入るようにページ単位で複数の印刷ジョブに
分割することを特徴としている。各分割された印刷ジョ
ブに対して部数が指定され、各印刷ジョブを順次スプー
ルデバイスに記憶しそれぞれ指定部数印刷が行なわれ
る。
【0009】このような構成により、印刷データがスプ
ールデバイスの容量を越える場合でも、印刷データが複
数のジョブに分割されそれぞれ指定部数印刷されるの
で、大きなサイズの印刷データでもスプールデバイスを
利用して効率的に所定部数の印刷を行なうことができ
る。
【0010】所定部数が印刷装置の排紙口の数を越える
場合には、所定部数を排紙口の数に基づき複数の数に分
割し、各印刷ジョブの指定部数の印刷を分割数分繰り返
す。例えば、印刷装置の排紙口が3つで、印刷データを
5部印刷するときには、5部の印刷を3部と2部の2回
の印刷に分けて、各ジョブの印刷を指定部数行なう。こ
のようにすることにより、排紙口の数を考慮した効率的
な印刷が可能になる。
【0011】また、印刷データを複数の印刷ジョブに分
割した場合、最初の印刷ジョブのみをスプールデバイス
に記憶して他の印刷ジョブはスプールデバイスを介さず
印刷する。これを所定部数に対応する回数繰り返して印
刷データを所定部数印刷する。この場合には、分割され
た印刷データが全部印刷されてから次の部が印刷される
ので、バインディング処理が可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照にして、本発明
の実施の形態を詳細に説明する。
【0013】[第1の実施形態]図1は本発明の印刷処
理が適用される情報処理システムの構成を示している。
情報処理システムは、大別してホストコンピュータ10
とプリンタ20から構成され、ホストコンピュータ10
は、制御部1010、接続部1020、記憶部1030
から構成される。また、プリンタ20は、制御部200
1、接続部2002、記憶部2003、印刷部200
4、排紙部2005から構成されている。
【0014】ホストの制御部1010は、印刷処理の制
御を行ない、プリンタ20へ印刷処理の指示を行なう。
ホストの接続部1020は、プリンタ20との間で情報
を送受信するためのインタフェースでプリンタ20の接
続部2002と接続される。
【0015】ホストの記憶部1030は、印刷データを
記憶するディスク装置、印刷処理手順を記憶するRO
M、印刷データの部数、プリンタの排紙口の数、印刷デ
ータから決まる各種情報、その他のデータを記憶するR
AMからなる。
【0016】プリンタの制御部2001は、ホストの制
御部から転送された情報を解析して印刷処理を制御す
る。記憶部2003は、RAM、ROM、ディスク装置
からなり、RAMには一部スプールデバイス(以下、ス
プールRAMという)が設定される。印刷データは、制
御部2001の制御の元に印刷部2004で印刷され、
排紙部2005を介して外部に出力される。
【0017】このような構成において、図2及び図3を
参照して、印刷処理手順を説明する。この場合、図1の
ホストの記憶部1030のROMには、本発明のモジュ
ール(ステップ2010から2130まで、及びステッ
プ3010から3070)が格納されており、ホストの
起動時には、このモジュールがホストの記憶部1030
のRAMに読み込まれる。
【0018】また、対象とするプリンタの排紙口の数
(Onum)の情報がホストの記憶部1030のRAM
に記憶され、印刷データがホストの記憶部1030のデ
ィスク装置に記憶されているとする。さらに、プリンタ
は図5に示すように、3つの排紙口を持ち、図1のプリ
ンタの記憶部2003のRAMの一部が750KBの容
量のスプールデバイスとして設定されており、この情報
がホストの記憶部1030のRAMに記憶されていると
する。
【0019】以上のことを前提にして、1MBのサイズ
である10ページのデータを部単位で5部印刷する手順
を説明する。
【0020】まず、ホストの制御部1010は、記憶部
1030のディスク装置に記憶されている印刷データか
ら指定部数の情報を取得し、その値をBnumに設定し
て、ホストの記憶部1030のRAMに記憶する(ステ
ップ2010)。ここでは、印刷文書を5部印刷するの
で、Bnum=5となる。
【0021】そして、ホストの制御部1010はBnu
m=1であるか判断し(ステップ2020)、Bnum
=1の場合には、印刷文書を一部しか印刷する必要がな
いので部数印刷は設定されず、前記スプールデバイスを
利用しない通常の印刷処理を行ない(ステップ203
0)、印刷を終了する。
【0022】今、Bnum=5であるので、すなわち、
印刷文書を複数部印刷することになるので、図1のホス
トの制御部1010は、ホストの記憶部1030のRA
Mから図5のプリンタの排紙口の数の情報を取得し、そ
の値をOnumに設定し、図1のホストの記憶部103
0のRAMに記憶する(ステップ2040)。ここで
は、プリンタの排紙口の数が3であるので、Onum=
3となる。
【0023】次に、ホストの制御部1010は、ホスト
の記憶部1030のディスク装置に記憶されている印刷
データから全データのサイズの情報を取得し、その値を
ADsizeに設定して、ホストの記憶部1030のR
AMに記憶する(ステップ2050)。ここでは、全デ
ータのサイズは1MBであるので、ADsize=1M
Bとなる。
【0024】そして、ホストの制御部1010は、プリ
ンタの記憶部2003のRAMに記憶されているスプー
ルRAMの容量(サイズ)の情報を取得して、その値を
SDsizeに設定し、図1のホストの記憶部1030
のRAMに記憶する(ステップ2060)。ここでは、
スプールデバイスの容量は750KBであるので、SD
size=750KBとなる。
【0025】次に、ホストの制御部1010は全データ
サイズであるADsizeがスプールRAMの容量より
大きいか否かを判断する(ステップ2070)。すなわ
ち、全ての印刷データをスープルRAMに記憶すること
ができるか否かを判断する。全データサイズがスプール
RAMの容量より小さい場合には、ホストの制御部10
10は、全データをスプールRAMに記憶し、印刷処理
を行なうことを指示する情報を付加して全データをホス
トの接続部1020、プリンタの接続部2002を経由
してプリンタの制御部2001へ転送する。
【0026】そして、プリンタの制御部2001は、ホ
ストの制御部1010から受信した情報を解析し、全デ
ータを記憶部2003のRAMに設定されるスプールR
AMに記憶する。そして、プリンタの制御部2001
は、スプールRAMに記憶されているデータを用いて部
数指定回数だけ印刷処理を繰り返し行なう(ステップ2
080)。
【0027】一方、本例のように、ADsize=1M
B、SDsize=750KBであって、全データサイ
ズがスプールRAMの容量より大きく、スプールRAM
に全データを一度に記憶できない場合には、ホストの制
御部1010は、ホストの記憶部1030のディスク装
置に記憶されている印刷データから各ページのサイズP
Dsizeの情報を取得し、図9に示すようなページサ
イズリストを作成し、図1のホストの記憶部1030の
RAMに記憶する(ステップ2090)。
【0028】次に、ホストの制御部1010は、図1の
ホストの記憶部1030のRAMに記憶されているペー
ジサイズリストの情報をもとに、SDsizeに入るよ
うにデータをページ単位で複数のジョブに分割する。こ
の情報は図10に示したように、分割ジョブリストにさ
れ、図1のホストの記憶部1030のRAMに記憶され
る(ステップ2100)。
【0029】本実施形態では、スプールRAMの容量で
あるSDsizeは750KBであり、図9に示したよ
うにページ1からページ7までを1ジョブとした場合、
そのデータサイズの合計は700KBであるため、SD
sizeを越えずスプールRAMを利用できる。しか
し、ページ1からページ8までを1ジョブとした場合、
そのデータサイズの合計は780KBとなり、SDsi
zeを越えるためスプールRAMを利用することができ
ない。このため第1のジョブ(分割ジョブ番号1)はペ
ージ1からページ7のデータ700KBとする。
【0030】そして、図9に示したようにページ8から
最終ページであるページ10までを1ジョブとした場
合、そのデータサイズの合計は300KBであり、SD
sizeを越えずスプールRAMを利用できるので、第
2のジョブ(分割ジョブ番号2)はページ8からページ
10のデータ300KBとする。また、各分割ジョブ番
号に対応してジョブ名をそれぞれJOB-01、JOB-
02とする。
【0031】そして、ホストの制御部1010は分割し
たジョブの数である分割ジョブ番号の最後の値をJLn
umに設定し、ホストの記憶部1030のRAMに記憶
する(ステップ2110)。ここでは2つのジョブに分
割されたため、分割ジョブ番号2であるので、JLnu
m=2となる。
【0032】次に、ホストの制御部1010は図1のホ
ストの記憶部1030のRAMに記憶されている分割ジ
ョブリストの情報をもとに、分割した各ジョブに用いる
指定部数の情報である指定部数リスト(図11)を作成
し、図1のホストの記憶部1030のRAMに記憶する
(ステップ2120)。
【0033】この場合、一度に印刷できる指定部数は排
紙口の数が最大となるので、排紙口の数を越える部数が
指定された場合には、指定部数を一度に印刷することが
できないので、部数を複数の数に分け、排紙口の数の部
数の印刷を繰り返した後、次の部数を印刷することによ
り、最終的に全指定部数の印刷が行なわれる。ここで
は、データの指定部数を示すBnumは5であり、排紙
口の数を示すOnumは3であるので、制御部1010
は3つの排紙口を持つプリンタで5部印刷するために
は、BnumをOnumで割った結果、1あまり2とな
り、3部を1回、2部を1回印刷する必要があると判断
して、図11に示したような分割ジョブリストを作成す
る。
【0034】そして、ホストの制御部1010は、指定
部数リストの数である分割ジョブ部数番号の最後の値を
BLnumに設定し、ホストの記憶部1030のRAM
に記憶する(ステップ2130)。ここでは2回に分け
て指定部数の印刷を行うため、分割ジョブ部数番号2か
らBLnum=2となる。
【0035】次に、ホストの制御部1010は処理対象
を示す指定部数の番号を記憶するBnowに初期値の1
を設定し(ステップ3010)、処理対象を示す分割ジ
ョブの番号を記憶するJnowに初期値の1を設定する
(ステップ3020)。
【0036】次に、ホストの制御部1010は、分割ジ
ョブリストのJnow番目のジョブを指定部数リストの
Bnow番目の部数を指定して印刷する(ステップ30
30)。ここではJnow=1、Bnow=1であるた
め、図10に示した分割ジョブリストの分割ジョブ番号
1のジョブ名「JOB-01」のデータを図11に示し
た指定部数リストの分割ジョブ部数番号1の値である
「3」を部指定して印刷処理を行う。
【0037】即ち、1ジョブ目(1ページ〜7ページ)
について、3部の指定部数を印刷する。
【0038】このため、ホストの制御部1010は図1
のホストの記憶部1030のディスク装置に記憶されて
いるデータから1ページから7ページまでのデータを取
得し、これらのデータに3部印刷する情報を付加して、
ホストの接続部1020、プリンタの接続部2002を
経由してプリンタの制御部2001ヘ転送する。
【0039】そして、プリンタの制御部2001はホス
トの制御部1010から受信した情報を解析し1ページ
から7ページまでのデータをプリンタの記憶部のRAM
に設定されたスプールRAMに記憶する。そして、プリ
ンタの制御部2001はスプールRAMに記憶されてい
るデータを用いて、印刷部2004を介して図1に示す
排紙部2005における第1の排紙口(図5)ヘ1ペー
ジから7ページまで出力し、次にその第2の排紙口(図
5)ヘ1ページから7ページまで出力し、続いて第3の
排紙口(図5)へ1ページから7ページまで出力する。
この時点での出力は図6に示す状態になる。
【0040】次に、ホストの制御部1010はJnow
とJLnumが等しいか判断する(ステップ304
0)。ここではJnow=1、JLnum=2であるた
め、ホストの制御部1010は等しくないと判断し、J
nowに1を加えてその値を図1のホストの記憶部10
30のディスク装置に記憶し(ステップ3050)、ス
テップ3030に戻る。
【0041】続いて、ホストの制御部1010は分割ジ
ョブリストのJnow番目のジョブを部数リストのBn
ow部数を指定して印刷する(ステップ3030)。こ
こではJnow=2、Bnow=1であるため、図10
に示した分割ジョブリストの分割ジョブ番号2のジョブ
名「JOB-02」のデータを図11に示した指定部数
リストの分割ジョブ部数番号1の値である「3」を部指
定して印刷処理を行う。
【0042】即ち、ホストの制御部1010は図1のホ
ストの記憶部1030のディスク装置に記憶されている
データから8ページから10ページまでのデータを取得
し、これらのデータに3部印刷する情報を付加して、ホ
ストの接続部1020、プリンタの接続部2002を経
由してプリンタの制御部2001ヘ転送する。
【0043】そして、プリンタの制御部2001はホス
トの制御部1010から受信した情報を解析し8ページ
から10ページまでのデータをスプールRAMに記憶す
る。そして、プリンタの制御部2001は、このスプー
ルRAMに記憶されているデータを用いて、図1に示す
排紙部2005における第1の排紙口(図5)へ8ペー
ジから10ページまで出力し、次にその第2の排紙口へ
8ページから10ページまで出力し、続いて第3の排紙
口へ8ページから10ページまで出力する。この時点で
図7に示す状態になり、1ページから10ページまでの
印刷データが3部出力されたことになる。
【0044】そして、ホストの制御部1010はJno
wとJLnumが等しいか判断する(ステップ304
0)。ここではJnow=2、JLnum=2であるた
め等しいと判断する。
【0045】次に、BnowとBLnumが等しいか判
断する(ステップ3060)。ここではBnow=1、
BLnum=2であるため、ホストの制御部1010は
等しくないと判断し、Bnowに1を加えてその値を図
1のホストの記憶部1030に記憶し(ステップ307
0)、ステップ3020に戻りJnowに初期値の1を
設定する。
【0046】次にホストの制御部1010は分割ジョブ
リストのJnow番目のジョブを指定部数リストのBn
ow番目の部数を指定して印刷する(ステップ303
0)。ここではJnow=1、Bnow=2であるた
め、図10に示した分割ジョブリストの分割ジョブ番号
1のジョブ名「JOB-01」のデータを図11に示し
た指定部数リストの分割ジョブ部数番号2の値である
「2」を部指定して印刷処理を行う。
【0047】ホストの制御部1010は、図1のホスト
の記憶部1030のディスク装置に記憶されているデー
タから1ページから7ページまでのデータを取得し、こ
れらのデータに2部印刷する情報を付加して、ホストの
接続部1020、プリンタの接続部2002を経由して
プリンタの制御部2001ヘ転送する。
【0048】そして、プリンタの制御部2001はホス
トの制御部1010から受信した情報を解析し1ページ
から7ページまでのデータをスプールRAMに記憶す
る。そして、プリンタの制御部2001はスプールRA
Mに記憶されているデータを用いて、図1に示す排紙部
2005における第1の排紙口(図5)へ1ページから
7ページまで出力し、次にその排紙部2005における
第2の排紙口(図5)へ1ページから7ページまでを出
力する。
【0049】そして、ホストの制御部1010はJno
wとJLnumが等しいか判断する(ステップ304
0)。ここではJnow=1、JLnum=2であるた
め、ホストの制御部1010は等しくないと判断し、J
nowに1を加えてその値を図1のホストの記憶部10
30のディスク装置に記憶し(ステップ3050)、ス
テップ3030に戻る。
【0050】次に、ホストの制御部1010は分割ジョ
ブリストのJnow番目のジョブを部数リストのBno
w番目の部数を指定して印刷する(ステップ303
0)。ここではJnow=2、Bnow=2であるた
め、図10に示した分割ジョブリストの分割ジョブ番号
2のジョブ名「JOB-02」のデータを図11に示し
た指定部数リストの分割ジョブ部数番号2の値である
「2」を部指定して印刷処理を行う。
【0051】ホストの制御部1010は、図1のホスト
の記憶部1030のディスク装置に記憶されているデー
タから8ページから10ページまでのデータを取得し、
これらのデータに2部印刷する情報を付加して、ホスト
の接続部1020、プリンタの接続部2002を経由し
てプリンタの制御部2001ヘ転送する。
【0052】そして、プリンタの制御部2001は、ホ
ストの制御部1010から受信した情報を解析し8ペー
ジから10ページまでのデータをスプールRAMに記憶
する。そして、プリンタの制御部2001はスプールR
AMに記憶されているデータを用いて、図1の排紙部2
005の第1の排紙口(図5)へ8ページから10ペー
ジまで出力し、次にその排紙部2040の第2の排紙口
(図5)へ8ページから10ページまで出力する。この
時点で2部の出力が完了し、図8に示す状態になり全体
として1ページから10ページのデータを5部出力した
ことになる。
【0053】そして、ホストの制御部1010はJno
wとJLnumが等しいか判断する(ステップ304
0)。ここではJnow=2、JLnum=2であるた
め等しいと判断する。
【0054】次に、BnowとBLnumが等しいかを
判断する(ステップ3060)。ここではBnow=
2、BLnum=2であるため、ホストの制御部101
0は等しいと判断し、印刷処理を終了する。
【0055】本実施形態のデータを従来の技術で5部印
刷するためは、データがスプールデバイスの容量よりも
大きいため、1MB(1部のデータ)×5(回)=5M
Bのデータを転送しなければならなかった。
【0056】しかし、本発明を活用した場合、図12に
示すように700KB(1ページ〜7ページ分)×2
(回)+300KB(8ページ〜10ページ分)×2
(回)=2MBを転送すればよい。このため、データ転
送量を2/5に軽減することができ、従来の技術と比較
して印刷速度を飛躍的に向上させることが可能である。
【0057】[第2の実施形態]さらに、上記第1の実
施形態におけるステップ2100における分割ジョブリ
ストの作成形態、ステップ2120における指定部数リ
ストの作成形態を改良することにより、バインディング
機能を付加することができる。ここでバインディング機
能とは、ハリ等で部単位に用紙を束ねる処理をいう。
【0058】従来の印刷方法では、各部数について全ペ
ージを印刷するので全ページを印刷した時点でバインデ
ィング処理をすることができる。具体的には1ページか
ら10ページまで各ページについて印刷データを解析し
た後、印刷処理をし、さらに、バインディング処理を行
う。この処理を5回繰り返すことにより、バインディン
グ処理した書類を5部作成することができるが、前述の
ごとく、この印刷処理方法では、印刷処理時間がかかり
効率的ではない。
【0059】第1実施形態においては、1ページから7
ページまでの印刷処理と8ページから10ページまでの
印刷処理が別々に行なわれるため、このままではバイン
ディング処理をすることができない。すなわち、第1実
施形態においては、印刷処理と同時にバインディング処
理を指示してしまうと、1ページから7ページを印刷後
バインディング処理し、更に、8ページから10ページ
を印刷後にもバインディング処理をしてしまうことにな
るので、1つの印刷文書について印刷ジョブごとに束ね
られてしまうという不都合が生じてしまう。
【0060】そこで、以下に示すように、分割ジョブリ
ストの作成(ステップ2100)、および、指定部数リ
ストの作成(ステップ2120)を改良することによ
り、バインディング機能を付加することができる。それ
以外は、第1実施形態と同様の手順で行なう。
【0061】ここで、ホストの制御部1010は、第1
の実施形態のステップ2100において図13に示すよ
うな分割ジョブリストを作成し、ステップ2120にお
いて図14に示すような指定部数リストを作成する。そ
して、ホストの制御部1010は、分割ジョブ番号1の
JOB-01のデータ(1ページから7ページ)をスプ
ールデバイスに記憶し、これを印刷したあと、分割ジョ
ブ番号1のJOB-01のデータをスプールデバイスに
記憶したままとする命令をプリンタの制御部2001に
発行し、これをプリンタの制御部2001が実施する。
【0062】次に、ホストの制御部1010は分割ジョ
ブ番号2のJOB-02のデータ(8ページから10ペ
ージ)をスプールデバイスヘ記憶せずに印刷する命令を
プリンタの制御部2001に発行し、プリンタの制御部
2001が実施する。このときにバインディング処理が
必要であれば、ホストの制御部1010が分割ジョブ番
号2のJOB-02のデータの印刷後にバインディング
処理を行う命令を付加し、プリンタの制御部2001が
その処理を行う。
【0063】次にホストの制御部1010は、分割ジョ
ブ番号3のJOB-02のデータ(8ページから10ペ
ージ)に先行してスプールデバイスに記憶している分割
ジョブ番号1のJOB-01のデータを印刷し、その後
に分割ジョブ番号3のJOB-02のデータを印刷する
命令をプリンタの制御部2001に発行し、プリンタの
制御部2001が実施する。このときにバインディング
処理が必要であれば、ホストの制御部1010が分割ジ
ョブ番号3のJOB-02のデータの印刷後にバインデ
ィング処理を行う命令を付加し、プリンタの制御部20
01がその処理を行う。
【0064】以降、分割ジョブ番号3のJOB-02と
同様な処理を分割ジョブ番号4のJOB-02のデータ
から分割ジョブ番号6のJOB-02のデータに関して
も繰り返すことにより、バインディング処理した5部の
書類を作成することができる。
【0065】本発明の第2の実施形態を活用した場合、
図15に示すように700KB(1ページ〜7ページ
分)×1(回)+300KB(8ページ〜10ページ
分)×5(回)=2.2MBを転送すればよい。このた
め、データ転送量を2.2/5に軽減することができ、
従来の技術と比較して印刷速度を向上させることができ
る。
【0066】[他の実施形態]以上では、スプールデバ
イスとしてRAMを例示したが、各種メモリ装置、磁気
ディスク装置、光磁気ディスク装置、磁気ディスク装置
によっても適用可能である。
【0067】また、各実施形態では、ホストコンピュー
タとプリンタのシステムにおける印刷処理を示したが、
単体の機器であってもよい。
【0068】また、プリンタは、プロッタ、複写機、F
AX等のプリンタによっても実現できる。
【0069】さらに、ホストコンピュータは、パーソナ
ルコンピュータ、ワークステーション、ミニコンピュー
タ等によっても実現可能である。
【0070】また、制御部は、ソフトウェア、ROM、
RAM等によっても実現される。
【0071】また、接続部は、シリアルインタフェース
ボード、パラレルインタフェースボード、ネットワーク
インタフェースボード等によっても実現できる。
【0072】また、記憶部は、メモリ、磁気ディスク装
置、光磁気ディスク装置、磁気テープ装置等によっても
実現できる。
【0073】また、印刷部は、レザービーム方式、バブ
ルジェット方式、LED方式、熱転写方式等によっても
実現できる。
【0074】また、排紙部は、フィニッシャー、ソータ
ー等によっても実現可能である。
【0075】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明では、
印刷データがスプールデバイスの記憶容量を越える場合
には、該記憶容量に入るようにページ単位で複数の印刷
ジョブに分割されて印刷が行なわれるので、印刷データ
がスプールデバイスの容量を越える場合でも、スプール
デバイスを利用して効率的に部数印刷することが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる印刷処理が適用されたコンピュ
ータシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態におけるホストコンピ
ュータとプリンタで行なわれる印刷処理手順を示す流れ
図である。
【図3】本発明の第1の実施形態におけるホストコンピ
ュータとプリンタで行なわれる印刷処理手順を示す流れ
図である。
【図4】スプールデバイスを使用しない印刷処理をした
場合における用紙の出力状態を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施形態にかかるプリンタの外
観を示す斜視図である。
【図6】最初の分割ジョブを出力した時点における印刷
文書の出力状態を示した説明図である。
【図7】最後の分割ジョブを出力した時点における印刷
文書の状態を示した説明図である。
【図8】全ての指定部数について全ての分割ジョブを出
力した時点における印刷文書の状態を示した説明図であ
る。
【図9】本発明の第1の実施形態で作成されるページサ
イズリストを示した表図である。
【図10】本発明の第1の実施形態で作成される分割ジ
ョブリストを示した表図である。
【図11】本発明の第1の実施形態で作成される分割ジ
ョブ指定部数リストを示した表図である。
【図12】本発明の第1の実施形態における印刷処理を
実行した場合のデータの転送を示す表図である。
【図13】本発明の第2の実施形態で作成される分割ジ
ョブリストを示した表図である。
【図14】本発明の第2の実施形態で作成される分割ジ
ョブ指定部数リストを示した表図である。
【図15】本発明の第2の実施形態における印刷処理を
実行した場合のデータの転送を示す表図である。
【符号の説明】
10 ホストコンピュータ 1010 ホストの制御部 1020 ホストの接続部 1030 ホストの記憶部 20 プリンタ 2001 プリンタの制御部 2002 プリンタの接続部 2003 プリンタの記憶部 2004 プリンタの印刷部 2005 プリンタの排紙部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷データをスプールデバイスに記憶し
    所定部数印刷する印刷処理方法において、 印刷データとスプールデバイスの記憶容量を比較し、 印刷データがスプールデバイスの記憶容量を越える場合
    には、印刷データを該記憶容量に入るようにページ単位
    で複数の印刷ジョブに分割し、 各印刷ジョブに対して所定部数に応じた部数を指定し、 各印刷ジョブを順次スプールデバイスに記憶しそれぞれ
    指定部数印刷することを特徴とする印刷処理方法。
  2. 【請求項2】 前記所定部数が印刷装置の排紙口の数を
    越える場合には、所定部数を排紙口の数に基づき複数の
    数に分割し、各印刷ジョブの指定部数の印刷を分割数分
    繰り返すことを特徴とする請求項1に記載の印刷処理方
    法。
  3. 【請求項3】 印刷データをスプールデバイスに記憶し
    所定部数印刷する印刷処理方法において、 印刷データとスプールデバイスの記憶容量を比較し、 印刷データがスプールデバイスの記憶容量を越える場合
    には、印刷データを該記憶容量に入るようにページ単位
    で複数の印刷ジョブに分割し、 最初の印刷ジョブのみをスプールデバイスに記憶して各
    印刷ジョブを印刷し、これを所定部数に対応する回数繰
    り返すことを特徴とする印刷処理装置。
  4. 【請求項4】 印刷データをスプールデバイスに記憶し
    所定部数印刷する印刷処理装置において、 印刷データとスプールデバイスの記憶容量の比較に基づ
    き印刷データをページ単位で分割し複数の印刷ジョブに
    分割する手段と、 各印刷ジョブに対して所定部数に応じた部数を指定する
    手段とを備え、 各印刷ジョブを順次スプールデバイスに記憶しそれぞれ
    指定部数印刷することを特徴とする印刷処理装置。
  5. 【請求項5】 前記所定部数が印刷装置の排紙口の数を
    越える場合には、所定部数を排紙口の数に基づき複数の
    数に分割し、各印刷ジョブの指定部数の印刷を分割数分
    繰り返すことを特徴とする請求項4に記載の印刷処理装
    置。
  6. 【請求項6】 印刷データをスプールデバイスに記憶し
    所定部数印刷する印刷処理装置において、 印刷データとスプールデバイスの記憶容量の比較に基づ
    き印刷データをページ単位で分割し複数の印刷ジョブに
    分割する手段を設け、 最初の印刷ジョブのみをスプールデバイスに記憶して各
    印刷ジョブを印刷し、これを所定部数に対応する回数繰
    り返すことを特徴とする印刷処理装置。
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