JPH1165461A - プラズマデイスプレイパネル用フイルタとこれを用いたプラズマデイスプレイ表示装置 - Google Patents

プラズマデイスプレイパネル用フイルタとこれを用いたプラズマデイスプレイ表示装置

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JPH1165461A
JPH1165461A JP9217907A JP21790797A JPH1165461A JP H1165461 A JPH1165461 A JP H1165461A JP 9217907 A JP9217907 A JP 9217907A JP 21790797 A JP21790797 A JP 21790797A JP H1165461 A JPH1165461 A JP H1165461A
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JP9217907A
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Yoshihiro Hieda
嘉弘 稗田
Kazuhiko Miyauchi
和彦 宮内
Shusaku Nakano
秀作 中野
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Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可視光域で透明であり、かつプラズマデイス
プレイパネルから放出される電磁波および熱線をシ―ル
ドでき、かつ近赤外線を効率的に反射できるプラズマデ
イスプレイパネル用フイルタを提供する。 【解決手段】 透明フイルム基材10上に可視光透過率
が50%以上で電磁波および熱線をカツトする金属薄膜
層11とその上層および/または下層として無機ないし
有機の透明コ―ト層12A,12Bを設けて電磁波・熱
線カツトフイルム1を構成し、かつこのフイルム1とと
もに近赤外線を反射する高分子液晶の固化層2を具備さ
せて、プラズマデイスプレイパネル用フイルタX1を構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマデイスプ
レイパネル用フイルタと、これを用いたプラズマデイス
プレイ表示装置とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラズマデイスプレイパネルは、画像特
性が優先されるため、画面に画像を阻害する物体を配置
することは極力制限されるが、画面から放出される電磁
波と熱線の遮蔽は必要である。すなわち、プラズマデイ
スプレイパネルから放出される電磁波と熱線は多く、パ
ネル表面温度は80〜100℃にもなり、火傷などの災
害のおそれが危惧され、その改善が要望されている。ま
た、上記の熱線以外に、近赤外線(波長:800〜1,
100nm)の放出は、家電製品などのリモコン動作を
誤動作させる問題があり、その対策が要望されている。
【0003】プラズマデイスプレイパネルから放出され
る近赤外線は、パネル内に封入されている希ガス、とく
にNeガスなどの高電圧イオン化において発生するもの
で、プラズマデイスプレイの原理上発生するものであ
る。このため、プラズマデイスプレイパネル用フイルタ
には、近赤外線カツト機能が必要となる。また、この種
のフイルタとしては、プラズマデイスプレイ自体が主に
大型(40インチ以上)のTV用途を目指しているた
め、画像特性が重要である。つまり、可視光透過率が高
く(50%以上で)かつ色調はできるだけ透明が望まし
い。
【0004】特開平7−160201号公報には、表示
パネルの温度制御のため、表示パネルに沿つて機能的基
板を配設したフラツトパネル表示装置が提案されてい
る。上記の機能的基板は、蒸着やスパツタなどで形成し
た金属薄膜を所定間隔で多層に積層した光干渉により、
可視光域を透過し赤外領域をカツトする光学フイルタを
実現させるものである。しかし、この装置では、可視光
透過率が低く、また金属薄膜の耐擦傷性などの耐久性に
劣るなどの問題があり、さらに多層積層の高コスト面か
らも、実用的ではない。しかも、静電気、電磁波シ―ル
ド能、赤外線とくに近赤外線のカツト性などについて
は、言及されていない。
【0005】特開平8−55581号公報には、前面ガ
ラス板の前方側に光学フイルタを設けたカラ―表示用プ
ラズマデイスプレイ装置において、光学フイルタとし
て、一定範囲の可視光を吸収しかつ不要輻射電磁波を吸
収する光・電磁波吸収層を設けて、コントラスト改善の
ため一定範囲の可視光を吸収させるとともに、上記装置
で発生する不要輻射電磁波を吸収させることが、またガ
ラス面に防眩用のノングレア層を、光・電磁波吸収層の
上に光干渉除去用のノングレア層を設けて、防眩のため
一定範囲の可視光の表面反射を減少させる一方、光干渉
発生を除去するため一定範囲の可視光を分散させること
が提案されている。
【0006】上記の光・電磁波吸収層は、可視光および
電磁波を吸収する粒子、たとえば、カ―ボン粒子をバイ
ンダ中に分散させた吸収用塗布材料を透明基板の背面側
に塗布することにより、形成されている。しかし、一般
に、カ―ボンの固有抵抗率は9×10-4Ω・cmであつ
て、金属(Ag:2.1×10-6Ω・cm、Al:3.6
×10-6Ω・cm)に比べて、2桁以上も高い。電磁波シ
―ルドには、通常表面抵抗が10Ω/□以下となること
が必要で、これを上記のカ―ボン粒子で実現するには、
カ―ボン層の厚さを0.9μm以上にしなければならな
い。このときの可視光透過率は0%となり、カラ―表示
用プラズマデイスプレイ装置への適用は不可能となる。
また、近赤外線カツトなどについて、なんの記載もな
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術の問題点に鑑み、可視光域で透明であり、かつ
プラズマデイスプレイパネルから放出される電磁波およ
び熱線をシ―ルドでき、かつ近赤外線を効率的に反射で
きる、したがつて、パネル表面の温度上昇や家電製品な
どの誤動作を防止できるプラズマデイスプレイパネル用
フイルタとこれを用いたプラズマデイスプレイ表示装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の目的
を達成するため、鋭意検討した結果、透明フイルム基材
上に特定の金属薄膜層と無機ないし有機の透明コ―ト層
を設けて電磁波・熱線カツトフイルムを構成し、これと
近赤外線を反射する高分子液晶の固化層を組み合わせる
ことにより、フイルタ全体として可視光域の透明性が高
く、かつプラズマデイスプレイパネルから放出される電
磁波および熱線を良好にシ―ルドでき、しかも上記パネ
ルから放出される近赤外線を反射でき、これによりパネ
ル表面の温度上昇や家電製品などの誤動作を防止できる
プラズマデイスプレイパネル用フイルタが得られること
を知り、本発明を完成するに至つた。
【0009】すなわち、本発明は、透明フイルム基材上
に可視光透過率が50%以上で電磁波および熱線をカツ
トする金属薄膜層とその上層および/または下層として
無機ないし有機の透明コ―ト層が設けられて電磁波・熱
線カツトフイルムが構成され、かつこのフイルムととも
に近赤外線を反射する高分子液晶の固化層を具備してな
るプラズマデイスプレイパネル(以下、PDPという)
用フイルタ(請求項1)に係るものであり、このPDP
用フイルタにおいて、とくに、近赤外線を反射する高分
子液晶の固化層がグランジヤン配向したコレステリツク
高分子液晶の固化層からなる態様(請求項2)、近赤外
線を反射する高分子液晶の固化層が少なくとも1種の波
長の光に対して円偏光二色性を示す単層または複合層か
らなる態様(請求項3)を、好ましい態様としている。
【0010】また、本発明は、このようなPDP用フイ
ルタとして、上記の電磁波・熱線カツトフイルムと近赤
外線を反射する高分子液晶の固化層とが一体化されて複
合フイルムが構成され、その一面側に透明粘着剤層が、
他面側に透明反射防止層または透明防眩層が設けられて
なるPDP用フイルタ(請求項4)と、透明硬質基板上
に上記の電磁波・熱線カツトフイルムと近赤外線を反射
する高分子液晶の固化層とが設けられて硬質複合体が構
成され、その一面側に透明反射防止層または透明防眩層
が設けられてなるPDP用フイルタ(請求項5)を、そ
れぞれ、提供できるものである。
【0011】さらに、本発明は、プラズマデイスプレイ
表示装置として、PDPの前面に、上記前者(請求項
4)のPDP用フイルタが、透明反射防止層または透明
防眩層が外側となるように、透明粘着剤層を介して貼り
付けられているプラズマデイスプレイ表示装置(請求項
6)と、PDPの前方に、上記後者(請求項5)のPD
P用フイルタが、透明反射防止層または透明防眩層が外
側となるように、取り付けられているプラズマデイスプ
レイ表示装置(請求項7)を、それぞれ、提供できるも
のである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1〜図5を参考にして説明する。図1は、本発明のPD
P用フイルタの一例を示したものである。このPDP用
フイルタX1は、透明フイルム基材10上に可視光透過
率が50%以上で電磁波および熱線をカツトする金属薄
膜層11とその上層および下層として無機ないし有機の
透明コ―ト層12A,12Bが設けられて電磁波・熱線
カツトフイルム1が構成され、かつこのフイルム1と近
赤外線を反射する高分子液晶の固化層2とが一体化され
て複合フイルム102が構成され、その一面側に透明粘
着剤層3が、他面側に透明反射防止層または透明防眩層
4が設けられている。
【0013】透明フイルム基材10としては、可視光域
で透明であり、フレキシブル性を有し、機械的強度にす
ぐれ、耐熱性の良好なプラスチツクフイルム、たとえ
ば、ポリエステル樹脂、(メタ)アクリル樹脂、ポリカ
―ボネ―ト樹脂、ポリエチレンナフタレ―ト樹脂、ポリ
イミド樹脂、ポリエ―テルイミド樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリスルフオン、ポリフエニレンサルフアイド、ポ
リエ―テルスルフオンなどの樹脂からなるフイルムが用
いられる。この透明フイルム基材10は、単層であつて
も、2層以上の複合層であつてもよいが、全体の厚さは
5〜600μmであるのがよい。また、この透明フイル
ム基材10としては、密着性向上のためのコロナ処理や
易接着処理を施したものであつてもよい。
【0014】金属薄膜層11には、可視光透過率が50
%以上、好ましくは60%以上で、波長25μm以下
(通常1μm以上)の熱線を反射し、かつ10〜1,0
00MHZ の電磁波を遮蔽できるように、材質や厚さな
どが決められる。材質としては、Ag、Al、Pb、S
n、Zr、Ni、In、Au、Cu、Znなどの金属ま
たは合金があり、厚さは通常5〜500nmであるのが
よい。また、この金属薄膜層11は、単層であつても、
2層以上の複合層であつてもよい。形成方法としは、真
空蒸着法、スパツタリング法、メツキ法(液相)などが
あり、必要により、パタ―ニングなどの加工を行つても
よい。
【0015】透明コ―ト層12A,12Bは、いずれ
も、無機の透明コ―ト層であつても、有機の透明コ―ト
層であつてもよい。無機の透明コ―ト層は、主に金属薄
膜層11の可視光域の透明性を向上させるのが目的であ
り、公知の光干渉法を利用して透過率を向上させる。ま
た、有機の透明コ―ト層は、主に金属薄膜層11の透明
性を向上させるとともに、耐久性を向上させるのが目的
である。
【0016】無機の透明コ―ト層には、可視光に対して
1.3以上、好適には1.4以上の屈折率を有し、かつ
可視光透過率が50%以上、好適には70%以上である
ものが選択使用される。代表的な材料としては、MgF
2 、Si、SiO、SnOx(1≦x≦2)、ZnSな
どがあり、SiO2 、Al2 3 、TiO2 、TiO、
In2 3 、ITOなども使用できる。形成方法として
は、真空蒸着法、スパツタリング法、イオンプレ―テン
グ法、ゾル粒子による塗工法などがある。
【0017】有機の透明コ―ト層には、エポキシ樹脂、
ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコ─ン樹
脂、フツ素樹脂、ポリイミド樹脂、(メタ)アクリル樹
脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹
脂などの熱可塑性樹脂、各種の熱硬化性樹脂、紫外線ま
たは電子線硬化型樹脂などがある。形成方法としては、
各種の塗工方法があり、厚さは0.01〜50μmであ
るのがよい。
【0018】電磁波・熱線カツトフイルム1は、図1に
示すように、透明フイルム基材10上に金属薄膜層11
を設け、その上層として無機ないし有機の透明コ―ト層
12Aを、下層として無機ないし有機の透明コ―ト層1
2Bを設けて構成するほか、金属薄膜層11に対して上
層の透明コ―ト層12Aだけか、あるいは下層の透明コ
―ト層12Bだけを設けて、構成してもよい。
【0019】近赤外線を反射する高分子液晶の固化層2
は、可視光透過率が60%以上、好ましくは70%以上
の透明性があり、かつ近赤外線(波長:800〜1,1
00nm)を反射する特性を示すものであり、その代表
例として、グランジヤン配向したコレステリツク高分子
液晶の固化層が挙げられる。この固化層2は、円偏光二
色性を示し、螺旋軸に対して平行に入射する(入射角:
0度)自然光のうち、ある波長の光の約半分を右(また
は左)円偏光として反射し、残りの約半分を左(または
右)円偏光として透過する性質を有する。
【0020】図2は、左螺旋軸(左巻きまたは左捻じれ
ともいう)のコレステリツク高分子液晶の固化層2につ
いて、円偏光二色性として、ある波長の自然光のうち、
左円偏光を反射し、右円偏光を透過する様子を示したも
のである。これとは逆に、右螺旋軸(右巻きまたは右捻
じれともいう)のコレステリツク高分子液晶の固化層の
場合は、右円偏光を反射し、左円偏光を透過する。ここ
で、選択波長λは、λ=n・Pで決定される。nはコレ
ステリツク高分子液晶の平均屈折率、Pはコレステリツ
ク高分子液晶の固化層の螺旋(捻じれ)ピツチである。
【0021】上記のコレステリツク高分子液晶として
は、ポリエステル系、ポリカ―ボネ―ト系などの主鎖型
高分子液晶のメソゲンをつなぐ屈曲鎖に光学活性成分を
導入したものや、ポリアクリル酸エステル、ポリメタク
リル酸エステル、ポリシロキサンなどの骨格主鎖にメチ
レン鎖のような屈曲鎖を介し側鎖としてコレステリン誘
導体や不整炭素原子を含む光学活性なメソゲンを結合し
た側鎖型高分子液晶などが挙げられる。これらの高分子
液晶は、単独重合体に限らず、共重合体であつてもよ
く、また1種または2種以上の混合物であつてもよい。
【0022】コレステリツク高分子液晶の固化層2は、
公知の配向処理により形成される。たとえば、基板20
上にポリイミドやポリビニルアルコ―ルなどからなる配
向膜を形成し、これをレ―ヨンなどの布などでラビング
処理し、その上にコレステリツク高分子液晶を展開す
る。この高分子液晶をそのガラス転移温度以上、等方相
転移温度未満に加熱し、上記液晶がグランジヤン配向し
た状態でガラス転移温度未満に冷却してガラス状態とす
ると、配向が固定化された固化層が形成される。このよ
うに形成される固化層2の厚さは、単層で0.5〜20
μm、好ましくは1〜10μmである。薄すぎると近赤
外線の反射率が低くなり、厚すぎると均一配向性が低下
し、配向不良(白化)が発生したり、円偏光二色性が低
下し、また配向処理が長時間となるなどの問題を生じや
すい。
【0023】基板20には、トリアセチルセルロ―ス、
ポリビニルアルコ―ル、ポリイミド、ポリアリレ―ト、
ポリエステル、ポリカ―ボネ―ト、ポリスルフオン、エ
ポキシ系樹脂などからなるプラスチツクフイルムや、ガ
ラス板などが用いられる。このような基板20上に形成
される高分子液晶の固化層2は、基板20との一体物と
してそのまま使用するか、あるいは基板20より剥離し
て単独のフイルム状物として使用でき、さらに別の基板
へ転写して使用してもよい。図1では、上記の基板20
との一体物として使用した例を示している。
【0024】高分子液晶の展開には、加熱溶融による展
開、溶剤による溶液展開などの方法がある。後者では、
溶剤として、トルエンなどの芳香族系、メチルエチルケ
トンやシクロヘキサノンなどのケトン系、塩化メチレン
やトリクロロエチレンなどの塩素系、テトラヒドラフラ
ンなどの1種または2種以上を使用し、これらの溶剤に
完全に溶解した系で展開するか、サスペンシヨンのよう
に分散した系で展開する。展開には、スピナ、ロ―ルコ
―タなどの方法が用いられる。展開性の向上や膜の安定
性の点より、高分子液晶以外に、安定剤、レベリング
剤、可塑剤などの無機、有機、金属類などの添加剤を加
えてもよい。
【0025】高分子液晶の固化層2は、単層では近赤外
線を反射する波長域に限度があり、通常は100〜15
0nmの波長域に限られる。そこで、近赤外線(波長8
00〜1,100nm)の有効反射のため、異なる波長
の光に対し円偏光二色性を示す高分子液晶を2層以上積
層、つまり反射円偏光の中心波長が異なる組み合わせで
2層以上積層し、複合層としてもよい。複合層は、波長
域の拡大化のほかに、斜め入射光の波長シフトに対処す
る場合にも有効となる。
【0026】このような単層または複合層からなる高分
子液晶の固化層2は、電磁波・熱線カツトフイルム1と
一体化されて、複合フイルム102とされる。その際、
図1に示すように、上記固化層2の基板20側と、電磁
波・熱線カツトフイルム1の透明フイルム基材10側と
を、透明粘着剤層31を介して、接着一体化させるのが
望ましい。しかし、場合により、上記基板20側と電磁
波・熱線カツトフイルム1の金属薄膜層11(および透
明コ―ト層12A,12B)側とを接着一体化させるこ
ともできる。
【0027】複合フイルム102の一面側、つまり高分
子液晶の固化層2側に、透明粘着剤層3が設けられ、他
面側、つまり電磁波・熱線カツトフイルム1側に、透明
反射防止層または透明防眩層4が設けられる。両層3,
4は、上記と逆の配置構成で設けることもできる。透明
粘着剤層3は、可視光透過率が70%以上でかつ感圧接
着性を有するものであればよく、アクリル系、ゴム系、
ポリエステル系などの各種の粘着剤が用いられる。厚さ
は5〜100μmであるのが好ましい。前記の透明粘着
剤層31についても、上記と同様のものが用いられる。
【0028】透明反射防止層または透明防眩層4は、透
明支持基材40上に形成されて、この支持基材40と一
体に透明粘着剤層32を介して、複合フイルム102の
他面側に設けられる。ここで、上記の透明支持基材40
および透明粘着剤層32は、それぞれ、前記の透明フイ
ルム基材10および透明粘着剤層3と同様のものが用い
られる。
【0029】このような透明反射防止層4は、可視光透
過率が70%以上で、外光の反射が5%以下となるよう
に構成されておればよく、単層でも複合層でもよい。ま
た、上記の反射特性に加えて、ハ―ドコ―ト層(硬度2
H以上)や帯電防止性、耐汚染性、耐候性、耐光性など
の機能を付与したものであつてもよい。
【0030】光干渉法を利用した無機ないし有機の透明
反射防止層4には、可視光に対して1.3以上、好まし
くは1.4以上の屈折率を有するものが選択使用され
る。代表的な材料には、MgF2 、Si、SiO、Sn
Ox(1≦x≦2)、ZnSなどがあり、その他、Si
2 、Al2 3 、TiO2 、TiO、In2 3 など
も使用できる。形成方法には、真空蒸着法、スパツタリ
ング法、イオンプレ―テング法や、ゾル粒子による塗工
法、上記の無機材料(微粒子)を可視光透過率が70%
以上である透明樹脂に分散した組成物の塗工法などがあ
る。上記の透明樹脂としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性
樹脂、放射線硬化性樹脂(紫外線硬化性樹脂、電子線硬
化性樹脂)などの各種樹脂が用いられる。
【0031】また、透明防眩層4は可視光透過率が70
%以上で、ヘイズ値が20%以下となるように構成され
ておればよい。このような防眩層は、従来公知の微粒子
分散タイプやそれ以外の微細な表面凹凸からなるものな
どが用いられる。また、上記の防眩性に加えて、ハ―ド
コ―ト層(硬度2H以上)や帯電防止性、耐汚染性、耐
候性などの機能を付与したものであつてもよい。
【0032】上記構成のPDP用フイルタX1は、全体
として可視光域で透明であり、使用に際し、比較的薄く
て軽量なフイルタとして、図3に示すように、PDP6
の前面に、透明粘着剤層3を介して直接貼り付けられ
る。その際、金属薄膜層11には、電磁波シ―ルド性を
出すために、導電性ペ―スト材料、たとえばAgペ―ス
トなどによるア―スを設置することができ、必要により
ア―ス構造を2辺、4辺などに設定してもよい。PDP
側にア―スをとる構造では、フイルタX1における金属
薄膜層11(および透明コ―ト層12A,12B)が高
分子液晶の固化層2よりもPDP側に位置する構成とし
てもよい。
【0033】このように作製されるプラズマデイスプレ
イ表示装置は、上記フイルタX1により視認性が阻害さ
れることはなく、透明反射防止層4によりフイルタ最表
面の外光の反射を5%以下に抑えれるため、または透明
防眩層4による防眩効果を期待できるため、高度の視認
性が得られる。また、PDP内部より放出される電磁波
と熱線を金属薄膜層11(および透明コ―ト層12A,
12B)により反射シ―ルドでき、さらに、高分子液晶
の固化層2の円偏光二色性により、PDP内部より放出
される近赤外線を理論的に約50%反射でき、これと金
属薄膜層11(および透明コ―ト層12A,12B)と
により、上記の近赤外線を30%以下にまでカツトでき
る。このため、パネル表面の過度な温度上昇が回避さ
れ、家電製品などのリモコンの誤動作も生じない。
【0034】図4は、本発明のPDP用フイルタの他の
例を示している。このPDP用フイルタX2は、透明フ
イルム基材10上に金属薄膜層11とその上層および下
層として無機ないし有機の透明コ―ト層12A,12B
を設けて電磁波・熱線カツトフイルム1を構成し、かつ
このフイルム1と近赤外線を反射する高分子液晶の固化
層2を具備する点は、前記のPDP用フイルタX1と同
じである。しかるに、上記の電磁波・熱線カツトフイル
ム1と上記の高分子液晶の固化層2とが透明硬質基板5
上に設けられて硬質複合体125が構成され、その一面
側に透明反射防止層または透明防眩層4が設けられてい
る点で、PDP用フイルタX1と異なつている。
【0035】このPDP用フイルタX2において、電磁
波・熱線カツトフイルム1を構成する透明フイルム基材
10、金属薄膜層11および無機ないし有機の透明コ―
ト層12A,12Bと、近赤外線を反射する高分子液晶
の固化層2は、前記のPDP用フイルタX1の場合と同
様のものが用いられる。一方、透明硬質基板5は、PD
P用フイルタの強度を向上させるためのものであり、可
視光透過率が70%以上という高い透明性を有する、厚
さが1〜10mm程度の硬質板、たとえば、ガラス板や、
(メタ)アクリル板、ポリカ―ボネ―ト板、ポリエステ
ル板、エポキシ板、ポリイミド板などの樹脂板などが用
いられる。軽量化の点からは、ガラス板よりも樹脂板を
用いた方がより好ましい。
【0036】硬質複合体125は、図4に示すように、
透明フイルム基材10、金属薄膜層11および透明コ―
ト層12A,12Bからなる電磁波・熱線カツトフイル
ム1と、近赤外線を反射する高分子液晶の固化層2(お
よびその基板20)とを、透明粘着剤層33により接着
一体化し、これをさらに透明粘着剤層34を介して、上
記の高分子液晶の固化層2が内側となるように、透明硬
質基板5上に接着一体化させることにより、構成され
る。ここで、上記の電磁波・熱線カツトフイルム1と上
記の高分子液晶の固化層2とは、両者の位置関係が逆に
なつてもよく、透明硬質基板5の両面側に別々に接着一
体化させることもできる。
【0037】このような硬質複合体125の一面側(こ
の例では、透明硬質基板5の露出表面側)には、PDP
用フイルタX1の場合と同様構成の透明反射防止層また
は透明防眩層4(およびその透明支持基材40)が、透
明粘着剤層35を介して、設けられる。なお、透明反射
防止層または透明防眩層4は、透明支持基材40を用い
ないで、透明硬質基板5の露出表面に対して直接形成し
てもよい。また、透明反射防止層または透明防眩層4
(およびその透明支持基材40)は、図4に示す電磁波
・熱線カツトフイルム1(の透明コ―ト層12A)上に
透明粘着剤層を介して設けるようにしてもよい。上記の
透明粘着剤層35および前記の透明粘着剤層33,34
は、いずれも、PDP用フイルタX1に用いた透明粘着
剤層3と同様構成のものが用いられる。
【0038】上記構成のPDP用フイルタX2は、全体
として可視光域で透明であり、使用に際し、図5に示す
ように、PDP6の前方側1〜10mm離れた位置に、透
明反射防止層または透明防眩層4が外側となるように配
設し、公知の手段により取り付け固定される。このよう
に作製されるプラズマデイスプレイ表示装置は、高度の
視認性を示し、かつPDP内部より放出される電磁波、
熱線および近赤外線を良好に反射カツトでき、とくにパ
ネル側に配置した金属薄膜層11などにより電磁波およ
び熱線のカツト効果が大きく、パネル表面の過度な温度
上昇を効果的に抑制し、さらに、家電製品などのリモコ
ンの誤動作を防ぐことができる。
【0039】
【実施例】つぎに、本発明の実施例を記載して、より具
体的に説明する。なお、以下において、透過率および全
反射率は、日立(株)製の分光光度計U−3410で測
定した。また、可視光透過率および反射率は、波長55
0nmでの測定値である。さらに、表面抵抗は、三菱化
学(株)製の低抵抗率計ロレスタ―SPを用いて、四探
針法で測定した。
【0040】実施例1 透明フイルム基材として、厚さが50μmのポリエチレ
ンテレフタレ―トフイルム(以下、PETフイルムとい
う)を用い、その片面に、金属薄膜層および無機ないし
有機の透明コ―ト層として、ポリウレタン層(厚さ0.
5μm)/SnO2 層(厚さ500nm)/Ag層(厚
さ100nm)/SnO2 層(厚さ500nm)/熱硬
化アクリルウレタン層(厚さ0.1μm)を、この順に
形成して、電磁波・熱線カツトフイルムとした。このフ
イルムの表面抵抗は約6Ω/□であり、可視光透過率は
80%、近赤外線透過率は65%(800nm)、54
%(900nm)、44%(1,000nm)であつ
た。
【0041】これとは別に、基板として厚さが50μm
のトリアセチルセルロ―スフイルムを使用し、これに厚
さが0.1μmのポリビニルアルコ―ル層を設け、この
層をレ―ヨン布でラビング処理した。この処理面に、下
記のa成分モノマ―89ミリモルとb成分モノマ―11
ミリモルとのアクリル系共重合体からなるコレステリツ
ク側鎖型高分子液晶(ガラス転移温度約80℃、等方相
転移温度230℃、重量平均分子量8,000)を溶解
したシクロヘキサノン溶液を、ワイヤ―バで塗布し、1
50℃で15分間乾燥および配向処理を行つたのち、室
温に冷却して、厚さが3μmの上記高分子液晶の固化層
を形成した。
【0042】<a成分モノマ―> (式中、φはp−フエニレン基である)
【0043】<b成分モノマ―> (式中、φはp−フエニレン基、Yはα−ナフチル基で
あり、*は不整炭素原子であることを意味する)
【0044】なお、上記のa成分モノマ―とb成分モノ
マ―とのアクリル系共重合体は、b成分モノマ―の共重
合比率により、コレステリツク側鎖型高分子液晶分子と
しての螺旋ピツチが変化する。図6は、この変化に基づ
いた、b成分モノマ―の共重合比率と円偏光二色性を示
す中心波長との関係を示したものである。同図から、上
記の実施例で用いたa成分モノマ―89ミリモルとb成
分モノマ―11ミリモルとのアクリル系共重合体は、お
よそ900nmの中心波長を反射するコレステリツク側
鎖型高分子液晶となることがわかる。
【0045】つぎに、このように形成したコレステリツ
ク側鎖型高分子液晶の固化層を、その基板側にアクリル
系の透明粘着剤層を設け、この透明粘着剤層を介して、
前記の電磁波・熱線カツトフイルムの透明フイルム基材
側に貼り付けた。この貼り付け体を、上記のコレステリ
ツク側鎖型高分子液晶の固化層が内側となるように、ア
クリル系の透明粘着剤層を介して、厚さが4mmのポリメ
チルメタクリレ―トからなる透明硬質基板に貼り合わせ
て、硬質複合体とした。
【0046】ついで、厚さが50μmのPETフイルム
の片面に、TiO2 層/SiO2 層からなる厚さが0.
2μmの透明反射防止層を形成し、その上に紫外線硬化
性アクリル樹脂からなるハ―ドコ―ト層を形成した反射
防止処理フイルムを使用し、これをアクリル系の透明粘
着剤層を介して、前記の硬質複合体の透明硬質基板側に
貼り合わせて、図4に示す構造のPDP用フイルタを作
製した。
【0047】実施例2 PETフイルム(厚さ50μm)の片面に、In2 3
層(厚さ400nm)/Ag層(厚さ100nm)/I
2 3 層(厚さ400nm)/Ag層(厚さ100n
m)/In2 3 層(厚さ400nm)を、この順に形
成して、電磁波・熱線カツトフイルムとした。表面抵抗
は約3Ω/□、可視光透過率は75%、近赤外線透過率
は40%(800nm)、15%(900nm)、6%
(1,000nm)であつた。この電磁波・熱線カツト
フイルムを使用した以外は、実施例1と同様にして、図
4に示す構造のPDP用フイルタを作製した。
【0048】実施例3 PETフイルム(厚さ50μm)の片面に、ITO層
(厚さ400nm)/Ag層(厚さ150nm)/IT
O層(厚さ400nm)を、この順に形成して、電磁波
・熱線カツトフイルムとした。表面抵抗は約5Ω/□、
可視光透過率は78%、近赤外線透過率は45%(80
0nm)、30%(900nm)、15%(1,000
nm)であつた。この電磁波・熱線カツトフイルムを用
いた以外は、実施例1と同様にして、図4に示す構造の
PDP用フイルタを作製した。
【0049】比較例1 コレステリツク側鎖型高分子液晶の固化層の形成を省
き、電磁波・熱線カツトフイルムの透明フイルム基材側
を、アクリル系の透明粘着剤層を介して、透明硬質基板
に貼り合わせ、さらにこの透明硬質基板の反対面側に、
アクリル系の透明粘着剤層を介して、反射防止処理フイ
ルムを貼り合わせるようにした以外は、実施例1と同様
にして、PDP用フイルタを作製した。
【0050】比較例2 電磁波・熱線カツトフイルムの使用を省き、コレステリ
ツク側鎖型高分子液晶の固化層を、その基板側に設けた
アクリル系の透明粘着剤層を介して、透明硬質基板に貼
り合わせ、さらにこの透明硬質基板の反対面側に、アク
リル系の透明粘着剤層を介して、反射防止処理フイルム
を貼り合わせるようにした以外は、実施例1と同様にし
て、PDP用フイルタを作製した。
【0051】以上の実施例および比較例の各PDP用フ
イルタについて、表面抵抗、可視光透過率、近赤外線透
過率、可視光全反射率を調べた。結果は、表1に示され
るとおりであつた。近赤外線透過率は800〜1,00
0nmでの透過率の最大値を示し、近赤外線透過率30
%は70%の反射率であることを意味する。家電製品の
誤動作を防ぐには、近赤外線透過率が30%以下である
のが望ましい。可視光全反射率は7゜入射で、測定面の
裏面を黒板で遮蔽した形態で測定した。
【0052】
【0053】上記の表1の結果から明らかなように、実
施例1〜3のPDP用フイルタは、いずれも、75%以
上という高い可視光透過率を示し、また外光の全反射率
も2%以下と低く、良好な視認性が得られており、しか
も、電磁波・熱線カツトフイルムに基づく6Ω/□以下
の小さな表面抵抗より、電磁波および熱線を良好にカツ
トシ―ルドでき、さらに近赤外線透過率を30%以下に
抑えることができる。なお、上記の実施例1において、
硬質複合体の透明硬質基板側への反射防止処理フイルム
の貼り合わせを省くと、可視光全反射率が8%と高くな
り、それに伴い視認性の低下が認められた。これより、
上記の実施例1〜3のように、反射防止処理フイルムを
貼り合わせた方がより好ましい結果が得られる。
【0054】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、透明
フイルム基材上に特定の金属薄膜層と無機ないし有機の
透明コ―ト層を設けた電磁波・熱線カツトフイルムと、
近赤外線を反射する高分子液晶の固化層とを組み合わせ
たことにより、可視光域の透明性が高く、かつPDPか
ら放出される電磁波および熱線を良好にシ―ルドでき、
しかもPDPから放出される近赤外線を反射でき、した
がつて、パネル表面の温度上昇や家電製品などの誤動作
を防止できるPDP用フイルタと、これを用いたプラズ
マデイスプレイ表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のPDP用フイルタの一例を示す断面図
である。
【図2】本発明のPDP用フイルタに用いるコレステリ
ツク高分子液晶の円偏光二色性の説明図である。
【図3】本発明のプラズマデイスプレイ表示装置の一例
を示す断面図である。
【図4】本発明のPDP用フイルタの他の例を示す断面
図である。
【図5】本発明のプラズマデイスプレイ表示装置の他の
例を示す断面図である。
【図6】実施例1でコレステリツク側鎖型高分子液晶と
して用いたアクリル系共重合体に関して、構成モノマ―
(b成分)の共重合比率と円偏光二色性を示す中心波長
との関係を示す特性図である。
【符号の説明】
1 電磁波・熱線カツトフイルム 10 透明フイルム基材 11 金属薄膜層 12A,12B 無機ないし有機の透明コ―ト層 2 近赤外線を反射する高分子液晶の固化層 20 基板 102 複合フイルム 3 透明粘着剤層 31,32,33,34,35 透明粘着剤層 4 透明反射防止層または透明防眩層 40 透明支持基材 5 透明硬質基板 125 硬質複合体 6 PDP(プラズマデイスプレイパネル) X1,X2 PDP用フイルタ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01J 11/00 H01J 11/00 A H04N 5/66 101 H04N 5/66 101A H05K 9/00 H05K 9/00 V // C09K 3/00 105 C09K 3/00 105

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明フイルム基材上に可視光透過率が5
    0%以上で電磁波および熱線をカツトする金属薄膜層と
    その上層および/または下層として無機ないし有機の透
    明コ―ト層が設けられて電磁波・熱線カツトフイルムが
    構成され、かつこのフイルムとともに近赤外線を反射す
    る高分子液晶の固化層を具備してなるプラズマデイスプ
    レイパネル用フイルタ。
  2. 【請求項2】 近赤外線を反射する高分子液晶の固化層
    が、グランジヤン配向したコレステリツク高分子液晶の
    固化層からなる請求項1に記載のプラズマデイスプレイ
    パネル用フイルタ。
  3. 【請求項3】 近赤外線を反射する高分子液晶の固化層
    が、少なくとも1種の波長の光に対して円偏光二色性を
    示す単層または複合層からなる請求項1または2に記載
    のプラズマデイスプレイパネル用フイルタ。
  4. 【請求項4】 電磁波・熱線カツトフイルムと近赤外線
    を反射する高分子液晶の固化層とが一体化されて複合フ
    イルムが構成され、その一面側に透明粘着剤層が、他面
    側に透明反射防止層または透明防眩層が設けられてなる
    請求項1〜3のいずれかに記載のプラズマデイスプレイ
    パネル用フイルタ。
  5. 【請求項5】 透明硬質基板上に電磁波・熱線カツトフ
    イルムと近赤外線を反射する高分子液晶の固化層とが設
    けられて硬質複合体が構成され、その一面側に透明反射
    防止層または透明防眩層が設けられてなる請求項1〜3
    のいずれかに記載のプラズマデイスプレイパネル用フイ
    ルタ。
  6. 【請求項6】 プラズマデイスプレイパネルの前面に、
    請求項4に記載のプラズマデイスプレイパネル用フイル
    タが、透明反射防止層または透明防眩層が外側となるよ
    うに、透明粘着剤層を介して貼り付けられているプラズ
    マデイスプレイ表示装置。
  7. 【請求項7】 プラズマデイスプレイパネルの前方に、
    請求項5に記載のプラズマデイスプレイパネル用フイル
    タが、透明反射防止層または透明防眩層が外側となるよ
    うに、取り付けられているプラズマデイスプレイ表示装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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