JPH1163744A - ショーケースの除霜制御方法 - Google Patents

ショーケースの除霜制御方法

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JPH1163744A
JPH1163744A JP23041497A JP23041497A JPH1163744A JP H1163744 A JPH1163744 A JP H1163744A JP 23041497 A JP23041497 A JP 23041497A JP 23041497 A JP23041497 A JP 23041497A JP H1163744 A JPH1163744 A JP H1163744A
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/22Refrigeration systems for supermarkets

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  • Defrosting Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 季節や庫内温度,外部温度環境等に応じて効
率の良い除霜運転を、簡単、確実かつ安価に行うことの
できるショーケースの除霜制御方法を提供する。 【解決手段】 ショーケース1に見合った1日当たりの
標準の除霜回数と間隔を設定し、予め定められた除霜省
略の優先順位及び季節の条件と除霜開始前の所定時間内
の庫内積分平均温度とに基づいて周期的な除霜の内その
一部を省略するとともに、除霜を省略した場合は、一定
時間毎に庫内温度を監視し、庫内温度が基準温度以上に
上昇したときに臨時の除霜を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍・冷蔵食品等
を冷却して陳列するショーケースの除霜制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】蒸発器の温度を0℃以下にして冷却する
ショーケースは、蒸発器に着いた霜を溶かす除霜を行わ
ないと、熱交換器としての性能が著しく低下し、ショー
ケースに要求される冷却性能を維持できなくなってしま
う。
【0003】そこで、ショーケースにおける除霜(デフ
ロスト)は、除霜タイマーを用いて、1日数回、同時刻
に毎日行うのが一般的で、その除霜方式としては、信頼
性があり、かつ設備コストも安いヒータ除霜方式が多く
普及している。この除霜は、除霜タイマーによりショー
ケースの液電磁弁を閉じ、除霜ヒーターを通電すること
で除霜が開始される。
【0004】ところで、この除霜方式においては、1日
当たりの除霜回数は、年間を通じ最大負荷時に合わせて
決めてあるため、負荷の少ない冬期などは、無駄な除霜
(省エネルギーにならず、陳列商品にも影響を及ぼす除
霜)を結果的に行っていることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そのため、除霜タイマ
ーを複数個使用して季節毎に切換を行ったり、プログラ
マブルコントローラー等を使用して年間スケジュールを
組んで無駄な除霜を省くことも考えられたが、複雑であ
り実用化されていない。
【0006】また、近年では冷却コイルの着霜状態をコ
イル温度や吹き出し温度で監視し、いわゆるファジー推
論で、必要なときにのみ除霜を行う方法も開発されてい
るが、やはりシステムが複雑で高価なこともあり、普及
していない。しかも、この方法では、必要最低限の除霜
という意味ではメリットがあるものの、いつ除霜が開始
されるか判らず、店舗で商品管理を行う人の視点に立っ
た場合には必ずしも良い方法とは言えなかった。
【0007】本発明は上記の実情に鑑み創案されたもの
で、季節や庫内温度,外部温度環境等に応じて効率の良
い除霜運転を、簡単、確実かつ安価に行うことのできる
ショーケースの除霜制御方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては、除霜タイマーからの信号によ
り、周期的な除霜を行うショーケースの除霜制御方法に
おいて、予め定められた除霜省略の優先順位と、除霜開
始前の所定時間内の庫内温度状況とに基づいて周期的な
除霜の内の一部を省略するとともに、除霜を省略した場
合は、一定時間毎に庫内温度を監視し、庫内温度が基準
温度以上に上昇したときに臨時の除霜を行うことを特徴
としている。
【0009】周期的な除霜の内の一部の省略は、例え
ば、ショーケースに見合った1日当たりの標準の除霜回
数と間隔を設定する手段と、1日の除霜の中でも省略を
希望する除霜に優先順位を設定する手段と、季節を設定
する手段と、これらの設定手段から送られた情報を演算
する演算手段とを有する除霜制御装置を設け、予め定め
られた除霜省略の優先順位及び季節の条件と除霜開始前
の所定時間内の庫内積分平均温度とに基づいて行うこと
ができる。
【0010】また、前記庫内積分平均温度による判定
は、除霜開始前の所定時間内の庫内積分平均温度と、庫
内冷却設定温度に任意の温度を加算して予め設定された
基準温度との比較により行い、除霜省略の判定は、予め
定められた除霜省略の優先順位と季節の条件とが共に除
霜省略であって、かつ、前記庫内積分平均温度が前記基
準温度以下のときに除霜省略を決定するようにする。さ
らに、除霜省略の判定は、外部温度の条件も組み合わせ
て行うこともできる。この場合、除霜省略の判定とする
外部温度(店内温度)は、多少の変動を見込んで、前回
の除霜から今回の除霜までの間の平均温度であることが
好ましい。
【0011】季節の条件としては、負荷の大きい夏期に
は原則として周期通りの除霜を行うようにする。また、
春や秋の中間期には、常時優先順位にならい営業時間中
の除霜の一部を省略するようにし、負荷の少ない冬期に
は、原則として前記優先順位を設定した除霜の全てを省
略する。但し、外部温度や庫内温度の状況によっては、
夏期においても除霜の一部を省略することができ、冬期
における除霜省略を中止して所定の周期で除霜を行うこ
ともできる。
【0012】例えば、除霜タイマーからの信号により、
1日4回2時前後から6時間おきに周期的な除霜を行う
ようにした場合において、優先順位を設定する手段に、
営業時間に対応させて2時前後及び14時前後の除霜に
優先省略の第1設定を、8時前後の除霜に優先省略の第
2設定をそれぞれ行い、また、季節を設定する手段に、
夏期,中間期,冬期の季節設定を行い、さらに、演算手
段に、除霜開始前の所定時間内の庫内積分平均温度の基
準温度を庫内冷却設定温度に3〜7deg(1deg単位で設
定可能)の温度を加算した温度に設定するとともに、基
準外部温度を25℃に設定すると、夏期、中間期、冬期
において、以下のような除霜制御が行われる。
【0013】まず、負荷の大きい夏期においては、原則
として前記周期通り1日4回の除霜を行うが、外部温度
が25℃以下となったときは、第2設定である8時前後
の除霜を省略して1日3回の除霜を行う。また、春や秋
の中間期においては、第1設定である2時前後及び14
時前後の除霜を省略して1日2回の除霜を行う。さら
に、負荷の少ない冬期においては、原則として第1設定
である2時前後及び14時前後の除霜と第2設定である
8時前後の除霜とを省略して1日1回の除霜を行うよう
にするが、外部温度が基準外部温度−5deg(20℃)
以上となったときは、第2設定である8時前後の除霜の
みを省略して1日2回の除霜を行う。
【0014】そして、前記設定により除霜を省略した場
合は、一定時間毎に庫内温度を監視し、突発的な外乱、
例えば、風の吹き込みや店内温度の上昇、エアーカーテ
ンが商品によって塞がれるなどの負荷の大幅な増加で冷
却器への着霜が急激に発生し、次の周期的な除霜まで庫
内温度を所定温度に維持できなくなるようなときでも、
庫内温度の上昇を検出して臨時の除霜を行うことによ
り、冷却不良を未然に防止することができ、陳列商品を
保護することができる。また、冷凍機側のトラブル、例
えば、高圧カット、サーマルトリップ、ガス漏れによる
低圧カット等の要因によって冷凍機が停止がしたことに
より庫内温度が上昇した場合は、前記臨時の除霜を中止
することにより、除霜用ヒーターによって庫内温度を更
に上昇させることを防止できる。
【0015】なお、各季節に対応する期間は、任意に設
定することができ、ショーケースを設置する地域の気候
条件やその年の気温状況等に応じて最適と思われる設定
を行えばよい。また、1日の除霜回数や除霜時間の設定
も任意に可能であり、除霜省略の優先順位の設定も任意
に可能である。また、庫内積分平均温度は、例えば、庫
内温度を測定して3分毎にプロットしたポイントを、所
定時間内、例えば2時間、40回分のデータとして平均
温度を算出したものであって、この平均温度に対する基
準温度は、ショーケースの庫内冷却設定温度、冷凍,冷
蔵の別などに応じて任意に設定することができる。さら
に、臨時の除霜を行う基準温度も、設定されている庫内
温度やショーケースの設置状況等によって任意の温度を
設定できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の除霜制御方法の一
例を図1及び図2に基づいて説明する。まず、図1は除
霜制御装置側から一方通行で制御する一般的な制御例を
示すブロック図である。ショーケース1は、スーパーマ
ーケット等において、主に精肉や鮮魚、青果物等を保冷
するために用いられるもので、ショーケース1の庫内を
冷却する冷却サイクルは、ケースの背面ダクト内等に設
けた膨張弁2及び蒸発器3と、店舗壁面を隔ててその屋
外に配置した凝縮器4と、店舗の売場内に配置した圧縮
機5や受液器6等の冷凍機類とで構成されている。
【0017】これらの各機器類は、圧縮機5と凝縮器4
とが配管7により、凝縮器4と受液器6とが配管8によ
り、受液器6と蒸発器3とが膨張弁2を介して配管9に
より、また蒸発器3と圧縮機5とが配管10によりそれ
ぞれ接続されており、これら配管7,8,9,10内を
流れる冷媒は、圧縮,凝縮,膨張,蒸発の4行程を繰り
返しながら、これらの冷却サイクル内を循環し、温度の
低い蒸発器3から、温度の高い凝縮器4に熱を移動させ
る役目をしている。つまり、膨張弁2を出て圧力の低い
蒸発器3に放出された低温低圧の液冷媒は、ここで庫内
の熱を奪い沸騰蒸発してガスとなって庫内を冷却し、ま
た、冷媒が蒸発器3で庫内から奪った熱や圧縮機5で圧
縮するために加えられた熱は、凝縮器4から屋外に放出
される。
【0018】前記受液器6と蒸発器3とを結ぶ配管9中
には、除霜時に配管9を閉じて冷媒の循環を停止させる
液電磁弁11が設けられている。この液電磁弁11は、
冷却運転中は開かれているが、除霜実行時には、除霜制
御装置20の除霜出力部27からの除霜信号を、温度調
節サーモスタット(温調サーモ)12を介して受け、配
管9の管路を閉じて冷却サイクル内の冷媒循環を停止す
る働きをする。一方、除霜信号を受けて、除霜ヒーター
が通電され、除霜が開始される。除霜時間は中温域で1
5〜20分、低温域で20〜30分程度である。
【0019】そして、前記除霜制御装置20は、内部に
演算手段である演算部21が組み込まれ、そこに各種の
情報が送られ、その情報を比較演算して除霜を行うべき
か否かの判断を行い、除霜信号を発するようにしてい
る。演算部21に送られる情報としては、除霜タイマー
22からの情報(1日当たりの標準の除霜回数と間隔を
設定)、カレンダー23からの情報(夏期、冬期や中間
期である春秋期などの季節と、その季節に対応した期間
を任意に設定)、条件設定24からの情報(除霜省略の
優先順位を設定)及び庫内温度情報25の他、外部温度
情報を用いる場合には、外部温度情報26などである。
この時の外部温度情報26は、店内温度26aの情報を
外部温度サーモで計測して用いているが、冷却コイル等
の他の温度情報を用いることもできる。
【0020】このうち、除霜タイマー22で設定された
周期的な除霜のなかで、ある除霜を省略するか否かの判
定は、カレンダー23からの情報(即ち季節情報)に応
じて一律に行うか、またはカレンダー23からの情報
(季節情報)と外部温度情報26との組み合わせにより
行い、1日当たりの除霜回数(除霜省略回数)を決定す
る。ここで、除霜省略の判定とする外部温度は、前回の
除霜から今回の除霜までの間の平均外部温度であること
が望ましい。そして、これらの判定により除霜を省略す
るとの決定がなされた場合でも、庫内温度情報25から
の情報に基づいて除霜開始前の所定時間内の庫内積分平
均温度を算出し、この庫内積分平均温度と庫内冷却設定
温度に任意の温度を加算して予め設定された基準温度と
を比較し、庫内積分平均温度が基準温度を超えている場
合には、除霜の省略を中止して所定の除霜運転を行い、
庫内積分平均温度が基準温度以下のときに除霜を省略す
る。なお、この第1図に示す例は、店内温度26aの情
報を直接除霜制御装置20に入れた例である。
【0021】次に、図2は1台の冷凍機で複数台のショ
ーケース1,1を連結運転するとともに、通信機能を持
ったサーモスタットを使用した場合の制御例を示すブロ
ック図である。この例においては、冷凍機を構成する凝
縮器4,圧縮機5,受液器6を各1台とし、3台のショ
ーケース1,1にそれぞれ並列に膨張弁2,蒸発器3,
液電磁弁11を一組ずつ設けるとともに、各ショーケー
ス1,1にそれぞれ設けた温度調節サーモスタット12
によって対応する液電磁弁11を開閉することにより、
各ショーケース1,1で個別に温度調節を行うようにし
ている。
【0022】また、各ショーケース1に設けられた温度
調節サーモスタット12と並列にして、ショーケース上
部などに、店内温度用のサーモスタットを取り付け、そ
こからの店内温度26aを除霜制御装置20のサーモ情
報入出力部28に送り、それを外部温度情報26として
演算部21に送るようにしている。そして、ここでいう
店内温度26aに代えて、吹出口や冷却コイルなどの温
度情報を用いることもできる。なお、他の構成について
は、図1のものと同様であるので、同一符号を付して説
明を省略する。
【0023】図3は、図1に示す構成の除霜制御装置2
0における除霜判断の手順を示すフローチャートであ
る。なお、ここでは除霜判断部分の大まかな判断手順の
みを示している。まず、ステップS1で除霜タイマーに
より周期的に設定した除霜時刻が来たかどうかを判断
し、除霜時刻が来た場合には、ステップS2で当該時刻
におけるデマンド設定の有無(除霜省略設定なしか、除
霜省略設定1,2があるか)を判断し、除霜省略設定が
ない場合には、ステップS3で除霜信号をONし、除霜
を開始する。
【0024】ステップS2でデマンド設定がある場合に
は、ステップS4で外部温度情報を拾う指定がなされて
いるか否かを判断する。指定がなされていない場合に
は、ステップS5で現在季節とデマンド設定値(除霜省
略優先順位が設定1か設定2か)とを比較し、除霜省略
するか否かを判断する。省略しない場合にはステップS
6で除霜信号をONし、省略する場合にはステップS7
で庫内積分平均温度と基準温度とを比較し、庫内積分平
均温度が基準温度を超えている場合はステップS6で除
霜信号をONし、庫内積分平均温度が基準温度以下のと
きには除霜信号をONしない。このとき、夏期において
は、原則として除霜の省略を行わない。また、中間期
(春・秋)においては、設定1を入力した除霜を省略
し、冬期においては、設定1及び2を入力した除霜を省
略する。
【0025】ステップS4で外部温度情報を拾う指定が
なされている場合には、ステップS8で前回除霜から現
在までの外部温度情報の平均値を算出し、ステップS9
で現在外部温度と各期における設定外部温度とデマンド
設定値(除霜省略優先順位が設定1か設定2か)とを比
較し、除霜省略するか否かを判断する。省略しない場合
にはステップS10で除霜信号をONし、省略する場合
にはステップS11で庫内積分平均温度と基準温度とを
比較し、庫内積分平均温度が基準温度を超えている場合
はステップS10で除霜信号をONし、庫内積分平均温
度が基準温度以下のときには除霜信号をONしない。な
お、このステップS8〜S11は、外部温度により、そ
の季節における除霜回数の補正を行う手順である。
【0026】そして、ステップS7及びステップS11
において除霜信号をONしない場合、すなわち、タイマ
ーによる周期的な除霜を省略する場合にのみステップS
12に進み、除霜省略の判定からの経過時間をカウント
する。ステップS13で一定時間が経過したと判定され
たときには、ステップS14でステップS12における
カウンターをリセットした後、ステップS15で庫内積
分平均温度と基準温度とを比較し、風の吹き込み等の突
発的な外乱によって庫内積分平均温度が基準温度を超え
た場合は、ステップS16で冷凍機の運転を確認し、冷
凍機が運転中のときはステップS17で臨時除霜信号を
ONし、臨時の除霜を行う。
【0027】また、ステップS15で庫内積分平均温度
が基準温度以下の場合は、ステップS18でタイマーに
よる次の除霜時刻が間近に迫っているか否かを判定し、
タイマーによる次の除霜時刻が、例えば、除霜に要する
時間(中温域で15〜20分、低温域で20〜30分)
に対して近くに迫っている場合(30分前等の場合)
は、ステップS1に戻って周期的な除霜の判定を行う。
除霜時刻までの時間が長い場合は、ステップS18から
ステップS13に戻り、経過時間の判定を行う。
【0028】なお、ステップS16で冷凍機が停止して
いると判断したときは、ステップS1に戻るようにして
いるが、この除霜判断手順全体を終了あるいは一時停止
させるようにしてもよく、冷凍機の運転再開までこのス
テップS16を繰り返すようにしてもよい。また、冷凍
機の停止により除霜ヒーターが自動的に非作動となる制
御手段を備えている場合は、ステップS17で臨時除霜
信号をONしても除霜ヒーターが作動しないので、この
ステップ16を省略することができる。
【0029】図4は、図2に示すように、同一冷凍機で
複数台のショーケースを連結運転する際の庫内積分平均
温度と基準温度とを比較する部分の判断の手順を示すフ
ローチャートである。なお、この部分は、図3における
ステップS7及びステップS11に対応するものであ
り、この両ステップ以外は図3と同様に構成できるの
で、図示及び説明は主要部分のみについて行う。
【0030】前述のようにしてステップS5あるいはス
テップS9で除霜を省略するとの判定がなされてステッ
プS21に入ると、連結運転されている第1のショーケ
ースにおける庫内積分平均温度と基準温度とが比較さ
れ、庫内積分平均温度が基準温度を超えている場合はス
テップS22で除霜信号をONする。一方、庫内積分平
均温度が基準温度以下のときには、第2のショーケース
における庫内積分平均温度と基準温度とを比較するステ
ップS23に進み、同様に、庫内積分平均温度が基準温
度を超えている場合はステップS22で除霜信号をON
する。
【0031】さらに、ステップS23で庫内積分平均温
度が基準温度以下のときには、第3,第4,…の各ショ
ーケースにおける庫内積分平均温度と基準温度とを比較
するステップ(図示省略)を順次行い、各ステップにお
いて庫内積分平均温度が基準温度を超えている場合はス
テップS22で除霜信号をONし、次のステップには進
まないようにする。そして、全てのショーケースにおけ
る庫内積分平均温度と基準温度との比較で庫内積分平均
温度が基準温度以下のときにのみ、除霜信号をONせず
にそのときの除霜を省略し、ステップS12に進んで前
述のように臨時の除霜を行うか否かの判定を行い、必要
に応じて臨時の除霜を行う。
【0032】臨時の除霜は、周期的な通常の除霜と同一
条件で行ってもよいが、異なる条件としてもよい。例え
ば、周期的な除霜の復帰温度が12℃の場合、臨時の除
霜の復帰温度を5〜8℃と低めに設定してもよい。この
場合、臨時の除霜では完全な霜取りを行うことができな
いが、臨時の除霜で50〜60%の霜取りを行えば、次
の周期的な除霜までの持続性は確保することができるの
で、次の周期的な除霜で完全な霜取りを行えばよい。ま
た、逆に、臨時の除霜で完全に霜取りを行った場合は、
次の周期的な除霜を行う際の着霜量が通常より少ないと
考えられるので、周期的な除霜の復帰温度を低く設定す
るようにしてもよい。このように、臨時の除霜あるいは
次の周期的な除霜の復帰温度を低く設定することによ
り、除霜時の庫内温度の上昇を抑えることができるの
で、陳列商品の鮮度管理には好都合である。
【0033】さらに、臨時の除霜は、周期外の除霜であ
り、続いて次の周期的な除霜が始まることになるが、臨
時の除霜で霜が除去されているので、周期的な除霜は通
常よりも極短時間で終了するため、鮮度管理上もエネル
ギー面からも、除霜回数が1回増えたことにはならな
い。しかも、臨時の除霜は、もともとの負荷が小さく、
周期的な除霜を省略した場合だけに行うので、全体的な
除霜回数が増えるわけではなく、省エネルギー効果を損
なうものではない。
【0034】
【実施例】以下、本発明実施の一例を具体的数値を挙げ
て、より詳細に説明する。除霜タイマーからの信号によ
り、営業時間に対応させて2時,8時,14時及び20
時の4回、6時間おきに除霜運転を行うようにする。そ
して、2時及び14時の除霜に優先省略の第1設定を、
8時の除霜に優先省略の第2設定をそれぞれ行い、20
時の除霜には、除霜省略の優先順位設定を行わず、常に
除霜運転を行うようにする。
【0035】除霜省略の条件設定としては、除霜制御装
置より夏期・中間期・冬期の別を設定し、除霜の省略を
優先順位に従って行い、夏期4回(除霜省略なし)、中
間期2回(除霜省略は設定1の2回)、冬期1回(除霜
省略は設定1及び2の3回)に除霜回数を変化させるの
が基本である。
【0036】そして、この制御においては、上記夏期・
中間期・冬期の別の設定と外部温度サーモによる基準外
部温度(例えば、「店内温度」)の設定とに加えて、庫
内積分平均温度に対する基準温度の設定により、除霜回
数の補正を行うようにしている。この外部温度サーモの
基準値は、任意に設定可能である。そして、除霜省略の
判定とする外部温度は、前回の除霜から今回の除霜まで
の間の平均外部温度を用いる。
【0037】以下、各期別の除霜制御方法を図5乃至図
10に基づいて具体的に説明する。なお、各期の期間は
便宜的なもので、その年の気温等を勘案して任意に設定
すればよい。 (1)夏期除霜(6月1日〜9月15日) 夏期の除霜は、1日4回の全ての除霜を実施する(図5
参照)。但し、外部温度で補正する場合、外部温度が外
部温度サーモの外部設定温度(例えば、25℃)以下の
ときは、設定1である2時と14時の除霜をキャンセル
する。従って、夏期でも外部温度(店内温度)平均が2
5℃以下の時は、次の中間期除霜と同様の除霜制御が行
われる。
【0038】(2)中間期除霜(4月1日〜5月31
日)(9月16日〜11月31日) 中間期(春・秋)の除霜は、除霜スケジュールにおいて
設定1を入力した2時及び14時の除霜がキャンセルさ
れる(図6参照)。従って、除霜は8時及び20時の1
日2回行われる。
【0039】(3)冬期除霜(12月1日〜3月31
日) 冬期の除霜は、除霜スケジュールにおいて設定1を入力
した2時及び14時と、設定2を入力した8時の除霜が
キャンセルされる(図7参照)。従って、除霜は20時
の1日1回のみ行われる。
【0040】但し、外部温度で補正する場合、外部温度
が外部温度サーモに設定した基準外部温度−5deg(即
ち、基準外部温度が25℃のとき20℃)以上のとき
は、設定1である2時及び14時の2回の除霜がキャン
セルされる。従って、冬期でも外部温度(店内温度)平
均が20℃以上の時は、中間期除霜と同様の除霜制御が
行われる。
【0041】これらの除霜のキャンセルを実際に行う前
には、当該除霜の2時間前からの庫内積分平均温度を算
出し、除霜直前の庫内積分平均温度が庫内冷却設定温度
に3〜7degの温度を加算した基準温度を超えている場
合は、除霜のキャンセルを中止して除霜を行うようにす
る(図8参照)。
【0042】そして、各設定条件を満足して除霜を省略
した場合は、前記同様に算出した庫内積分平均温度を一
定時間毎、例えば1時間毎に監視し、庫内積分平均温度
が庫内冷却設定温度に3〜7degの温度を加算した基準
温度を超えている場合は、臨時の除霜を行うようにす
る。例えば、図9に示すように、14時の除霜を省略し
た場合、1時間毎に庫内温度が基準温度を超えていない
か確認し(その時点より2時間前までの庫内積分平均温
度で判定)、例えば3時間目の17時に基準温度を超え
たと判断したときは、その時点で臨時の除霜を行い、次
の周期的な除霜(20時)までの間の庫内温度の上昇を
防止する。
【0043】これにより、17時以降の庫内温度の上昇
を防止して庫内を所定温度に維持することができる。す
なわち、17時に臨時の除霜を行わない場合は、図10
に示すように、次の周期的な除霜が始まる20時までの
間、冷却器への着霜による冷却不良で庫内温度が僅かず
つ上昇するおそれがあるが、庫内温度が上昇し始めた時
点で臨時の除霜を行うことにより、庫内温度の上昇を未
然に防止することができる。
【0044】
【発明の効果】本発明のショーケースの除霜制御方法に
よれば、負荷の少ない冬期などに除霜回数を減らすこと
ができるので、大幅な省エネルギーが図れるとともに、
除霜を省略した場合に外乱によって庫内温度が上昇した
場合は、自動的に臨時の除霜を行って庫内温度の上昇を
防止するので、刺身やミンチ肉のような鮮度管理を重要
視する商材に対する鮮度管理を確実に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の除霜制御方法の一例を説明するブロッ
ク図である。
【図2】本発明の除霜制御方法の他の例を説明するブロ
ック図である。
【図3】本発明の除霜判断手順の概略を示すフローチャ
ートである。
【図4】本発明の除霜判断手順の概略を示すフローチャ
ートである。
【図5】夏期の除霜制御方法を示すグラフ図である。
【図6】中間期(春秋期)の除霜制御方法を示すグラフ
図である。
【図7】冬期の除霜制御方法を示すグラフ図である。
【図8】庫内積分平均温度による除霜制御方法を示すグ
ラフ図である。
【図9】臨時の除霜を行う場合の庫内温度の変化を示す
グラフ図である。
【図10】臨時の除霜を行わなかった場合の庫内温度の
変化を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1 ショーケース 2 膨張弁 3 蒸発器 4 凝縮器 5 圧縮機 6 受液器 7,8,9,10 配管 11 液電磁弁 12 温度調節サーモスタット(温調サーモ) 20 除霜制御装置 21 演算部 22 タイマー 23 カレンダー 24 条件設定 25 庫内温度情報 26 外部温度情報 26a 店内温度 27 除霜出力部 28 サーモ情報入出力部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 除霜タイマーからの信号により、周期的
    な除霜を行うショーケースの除霜制御方法において、予
    め定められた除霜省略の優先順位と、除霜開始前の所定
    時間内の庫内温度状況とに基づいて周期的な除霜の内の
    一部を省略するとともに、除霜を省略した場合は、一定
    時間毎に庫内温度を監視し、庫内温度が基準温度以上に
    上昇したときに臨時の除霜を行うことを特徴とするショ
    ーケースの除霜制御方法。
  2. 【請求項2】 前記臨時の除霜は、冷凍機が停止状態の
    ときには中止することを特徴とする請求項1記載のショ
    ーケースの除霜制御方法。
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