JP2014070872A - 除霜制御装置及び除霜制御方法 - Google Patents

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【課題】プルダウン時の冷凍機消費電力量及びピーク電力を抑えることができる除霜制御装置及び除霜制御方法を提供する。
【解決手段】除霜制御装置4は、共通の冷凍機3から供給される冷媒を用いて品物を冷却する複数の冷却装置2(2a、2b)の除霜を制御する除霜制御装置であって、現在の季節を判断する季節判断部4aと、その季節判断部4aにより現在の季節が夏期であると判断された場合、各冷却装置2(2a、2b)を複数のグループに分け、そのグループ毎に除霜をずらすように除霜開始時刻を設定する除霜設定部4bとを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、除霜制御装置及び除霜制御方法に関する。
スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの各種店舗では、冷蔵食品や生鮮食品などの商品陳列用のショーケース、さらに、その商品陳列や商品保管用の冷蔵庫が設置されている。例えば、コンビニエンスストアなどでは、飲料が陳列されるウォークイン冷蔵庫が設置されている。このウォークイン冷蔵庫は、利用者がガラスドアを開け、棚の商品を取り出すタイプのものであり、この棚の裏側はプレハブ冷蔵庫になっており、棚後方から商品補充を行うことが可能なショーケース型の冷蔵庫である。なお、このようなショーケースや冷蔵庫には、それらに共通の一台の冷凍機により冷媒が供給されることが多い。
前述のショーケースや冷蔵庫などの冷却装置には、蒸発器(冷却器とも呼ばれる)が設けられており、この蒸発器によって冷却された冷気により、庫内に陳列された商品(品物)が保冷されている。ところが、蒸発器に霜が着くと、蒸発器の熱交換器としての機能が著しく低下し、要求される冷却性能を維持することが困難になってしまう。特に、ショーケースと冷蔵庫では、商品陳列量も異なり、冷却のための負荷も異なるので蒸発器への着霜量も変わってくる。このため、冷凍機からショーケースや冷蔵庫への冷媒供給を止め、除霜ヒータあるいはホットガスを用いて着霜を取り除く除霜を行う必要がある(例えば、特許文献1参照)。この除霜は定期的に、例えば、一日数回、同時刻に毎日行われている。
特開2001−153532号公報
しかしながら、前述のように除霜は年間を通じて同じ設定になっており(同時刻、同回数、同除霜系統)、季節によって可変することがない。このため、冷却負荷が高まる夏期などには、除霜終了後のプルダウン時(庫内温度復帰時)に冷凍機稼働率が高くなり、冷凍機消費電力量及びピーク電力が増大してしまう。特に、前述のウォークイン冷蔵庫では、夏期に飲料が多く売れるため、その夏期の負荷は全冷蔵設備の35〜40%を占めており、非常に大きくなっている。このため、除霜により一旦庫内温度が上昇すると、他のショーケースに比べ冷却までの時間がかかってしまう。したがって、前述のような除霜終了後のプルダウン時の冷凍機稼働率が非常に高くなり、冷凍機消費電力量及びピーク電力が極めて大きくなってしまう。
本発明は上記を鑑みてなされたものであり、その目的は、プルダウン時の冷凍機消費電力量及びピーク電力を抑えることができる除霜制御装置及び除霜制御方法を提供することである。
本発明に係る除霜制御装置は、共通の冷凍機から供給される冷媒を用いて品物を冷却する複数の冷却装置の除霜を制御する除霜制御装置であって、現在の季節を判断する季節判断部と、季節判断部により現在の季節が夏期であると判断された場合、複数の冷却装置を複数のグループに分け、そのグループ毎に除霜をずらすように除霜開始時刻を設定する除霜設定部とを備える。
また、前述の本発明に係る除霜制御装置において、除霜設定部は、季節判断部により現在の季節が冬期であると判断された場合、複数の冷却装置を一つのグループとして一括で除霜を行うように除霜開始時刻を設定し、除霜を行う除霜回数を標準回数より少なくすることが望ましい。
また、前述の本発明に係る除霜制御装置において、複数の冷却装置のうち少なくとも一つは第1のショーケースであり、複数の冷却装置のうち少なくとも一つは、第1のショーケースと冷却負荷が異なる第2のショーケース又は冷蔵庫であり、除霜設定部は、季節判断部により現在の季節が夏期であると判断された場合、第1のショーケースと、第2のショーケース又は冷蔵庫とを別のグループに分けることが望ましい。
本発明に係る除霜制御方法は、共通の冷凍機から供給される冷媒を用いて品物を冷却する複数の冷却装置の除霜を制御する除霜制御方法であって、現在の季節を判断するステップと、現在の季節を判断するステップにより現在の季節が夏期であると判断された場合、複数の冷却装置を複数のグループに分け、そのグループ毎に除霜をずらすように除霜開始時刻を設定するステップとを有する。
また、前述の本発明に係る除霜制御方法において、除霜開始時刻を設定するステップでは、現在の季節を判断するステップにより現在の季節が冬期であると判断された場合、複数の冷却装置を一つのグループとして一括で除霜を行うように除霜開始時刻を設定し、除霜を行う除霜回数を標準回数より少なくすることが望ましい。
また、前述の本発明に係る除霜制御方法において、複数の冷却装置のうち少なくとも一つは第1のショーケースであり、複数の冷却装置のうち少なくとも一つは、第1のショーケースと冷却負荷が異なる第2のショーケース又は冷蔵庫であり、除霜開始時刻を設定するステップでは、現在の季節を判断するステップにより現在の季節が夏期であると判断された場合、第1のショーケースと、第2のショーケース又は冷蔵庫とを別のグループに分けることが望ましい。
本発明に係る除霜制御装置又は除霜制御方法によれば、現在の季節が夏期であると判断した場合、複数の冷却装置を複数のグループに分け、そのグループ毎に除霜をずらすように除霜開始時刻を設定する。このように除霜を一括で行わずに除霜対象を複数のグループ(除霜系統)に分けることで、除霜後のプルダウン負荷を軽減することが可能となり、プルダウン時の冷凍機消費電力量及びピーク電力を抑えることができる。
また、現在の季節が冬期であると判断した場合、複数の冷却装置を一つのグループとして一括で除霜を行うように除霜開始時刻を設定し、除霜を行う除霜回数を標準回数より少なくするときには、各冷却装置の庫内温度上昇を抑えることが可能となり、品物の品質を維持することができる。
また、現在の季節が夏期であると判断した場合、第1のショーケースと、その第1のショーケースと冷却負荷が異なる第2のショーケース又は冷蔵庫とを別のグループに分けるときには、例えば第1のショーケースに比べ負荷が大きい第2のショーケース又は冷蔵庫を第1のショーケースと異なるグループとすることが可能となるので、より確実にプルダウン時の冷凍機消費電力量及びピーク電力を抑えることができる。
本発明の実施形態に係る冷却システムの概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る除霜設定での夏期のグループ分けを説明するための説明図である。 本発明の実施形態に係る除霜設定での夏期のグループ分けを説明するための説明図である。 本発明の実施形態に係る除霜設定での冬期のグループ分けを説明するための説明図である。 本発明の実施形態に係る除霜設定での夏期の除霜開始時刻設定を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の実施形態に係る除霜設定での冬期の除霜開始時刻設定を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の実施形態に係る除霜制御処理の流れを示すフローチャートである。
本発明の実施の一形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る冷却システム1は、商品などの品物を冷却する複数の冷却装置(冷却装置群)2と、それらの冷却装置2に共通の冷凍機3と、各冷却装置2に対する冷媒の供給を制御する除霜制御装置4とを備えている。
各冷却装置2は、ショーケース2aや冷蔵庫2bなどを含んでいる(図1中の冷蔵庫2bは一台である)。これらのショーケース2aや冷蔵庫2bは、それぞれ蒸発器や膨張弁、除霜部として機能する除霜ヒータ(いずれも図示せず)などに加え、冷媒の供給を制御するための開閉弁として機能する電磁弁11、さらに、その電磁弁11の開閉や除霜ヒータの駆動を制御するコントローラ12を有している。
コントローラ12は、除霜制御装置4からの命令に応じて電磁弁11を開状態又は閉状態にし、蒸発器などに対する冷媒の供給を制御する。電磁弁11がコントローラ12により開状態にされると、電磁弁11が開状態となったショーケース2aや冷蔵庫2bに冷凍機3から冷媒が供給されることになる。また、コントローラ12は除霜制御装置4からの命令に応じて除霜ヒータの駆動も制御し、除霜を行う場合に除霜ヒータに電気を通す。
ここで、各ショーケース2aや冷蔵庫2bは、例えば、冷蔵食品や冷凍食品などの商品を冷却する冷却装置である。この冷却装置は店舗内に設置されており、蒸発器により冷却された冷気を用いて商品が陳列された庫内を冷やし、その庫内の商品を保冷する。なお、ショーケース2aとしては、例えば、オープンショーケースやクローズドショーケースなどを用いることが可能である。また、冷蔵庫2bとしては、例えば、飲料が陳列されるウォークイン冷蔵庫や商品保管用の冷蔵庫などを用いることが可能である。
冷凍機3は、圧縮機や凝縮器(いずれも図示せず)などを備えており、各ショーケース2aや冷蔵庫2bに配管(冷媒流路)により接続され、それらのショーケース2aや冷蔵庫2bに配管を介して冷媒を供給する。この冷凍機3は、各ショーケース2aや冷蔵庫2bの個々の系統に共通に用いられている。これらの系統を通過した冷媒は他の配管(冷媒流路)を介して冷凍機3に戻って循環する。この循環中に冷媒は圧縮、凝縮、膨張及び蒸発の四工程を繰り返すことになる。
除霜制御装置4は、現在の季節を判断する季節判断部4aと、その季節に応じて除霜に関する設定(除霜設定)を行う除霜設定部4bとを備えている。この除霜制御装置4には、各ショーケース2aや冷蔵庫2bが電気的に接続されており、除霜制御装置4は、各ショーケース2aや冷蔵庫2bの個々のコントローラ12に対して命令を出力し、各ショーケース2aや冷蔵庫2b、すなわち個々の電磁弁11の開閉や個々の除霜ヒータの駆動を制御する。なお、除霜制御装置4は、カレンダーやタイマにより現在の日時や経過時間などを把握することが可能である。
また、前述の除霜制御装置4には、外気温度を検出する外気温度センサ5と、店内の温度及び湿度(温湿度)を検出する店内温湿度センサ6が電気的に接続されている。外気温度センサ5は、店外の外気温度を検出可能に店舗外、例えば店舗の外壁などに設置されており、検出した外気温度を除霜制御装置4に出力する。また、店内温湿度センサ6は、店内の温湿度を検出可能に店舗内、例えばショーケース2aの周辺などに設置されており、検出した店内の温湿度を除霜制御装置4に出力する。これにより、除霜制御装置4は、それらの外気温度及び店内の温湿度を制御に用いることが可能となる。
なお、前述の季節判断部4aや除霜設定部4bなどは、電気回路などのハードウエアで構成されても良く、あるいは、これらの機能を実行するプログラムなどのソフトウエアで構成されても良い。また、ハードウエア及びソフトウエアの両方の組合せにより構成されても良い。
次に、前述の除霜設定部4bが行う除霜設定について図2乃至図6を参照して説明する。除霜設定部4bは前述のように現在の季節に応じて除霜設定を行う。この除霜設定では、まず、各ショーケース2a及び冷蔵庫2bのグループ分け(負荷のグループ分け)を行い、次に、分けたグループ(系統)に基づいて除霜開始時刻を設定する。
現在の季節が夏期である場合には、図2に示すように、各ショーケース2a及び冷蔵庫2bを二つのグループA1及びA2、すなわち第1のグループA1として六台のショーケース2aのグループと、第2のグループA2として一台の冷蔵庫2bのグループとに分ける。これにより、六台のショーケース2aの除霜系統と一台の冷蔵庫2bのみの除霜系統が生成される。あるいは、図3に示すように、各ショーケース2a及び冷蔵庫2bを三つのグループA1、A2及びA3、すなわち第1のグループA1として三台のショーケース2aのグループと、第2のグループA2として三台のショーケース2aのグループと、第3のグループA3として一台の冷蔵庫2bのグループに分ける。これにより、三台のショーケース2aの除霜系統が二つ生成され、一台の冷蔵庫2bのみの除霜系統が生成される。一方、現在の季節が冬期である場合には、図4に示すように、各ショーケース2a及び冷蔵庫2bを一つのグループ(第1のグループA1)とする。この場合には、各ショーケース2a及び冷蔵庫2bを含む除霜系統が生成される。
なお、除霜設定に用いるグループ分け手段(グループ数やそのグループ内の台数、装置種類など)はあらかじめ設定されており、前述のようにグループ分け手段が複数種類存在する場合には選択可能になっている。例えば、図2に示すようなグループ分けと図3に示すようなグループ分けとは切り替え可能であり、除霜制御装置4に接続された入力部(図示せず)に対する操作者の入力操作に応じて切り替えられ、除霜制御装置4にあらかじめ設定されている。
前述のように、現在の季節が夏期であり、各ショーケース2a及び冷蔵庫2bを第1のグループA1(六台のショーケース2aのグループ)と第2のグループA2(一台の冷蔵庫2bのグループ)とに分けた場合には(図2参照)、図5に示すように、そのグループ毎に除霜をずらすよう、すなわち重ねないように除霜開始時刻を設定する(図5中の実線参照)。このずれ量は除霜が重ならないようにあらかじめ設定されているが、前述と同様に入力部に対する操作者の入力操作によって適宜変更可能である。なお、図5中の点線は、季節が夏期であり、各ショーケース2aと冷蔵庫2bの除霜開始時刻が同じである場合を示し、そのときの冷凍機3の電力(冷凍機電力)を示す。この図5から、グループ毎に除霜開始時間がずらされると、プルダウン時の冷凍機電力及びピーク電力が抑えられていることがわかる。このように各ショーケース2a及び冷蔵庫2bをグループ分けし、グループ毎に除霜開始時間をずらすことによって、プルダウン時の冷凍機電力を抑えることが可能となり、さらに、ピーク電力を低減することができる。
一方、現在の季節が冬期であり、各ショーケース2a及び冷蔵庫2bを一つのグループ(第1のグループA1)とした場合には(図4参照)、図6に示すように、そのグループ一括で除霜を行うように除霜開始時刻を設定し、さらに、除霜回数を標準回数より減らして設定する(図6中の実線参照)。この標準回数は、例えば、季節が春期又は秋期である場合の除霜回数であり、除霜制御装置4にあらかじめ設定されているが、前述と同様に入力部に対する操作者の入力操作によって適宜変更可能である。なお、図5と同様、図6中の点線は、季節が夏期であり、各ショーケース2aと冷蔵庫2bの除霜開始時刻が同じである場合を示し、そのときの冷凍機3の電力(冷凍機電力)を示す。前述のように各ショーケース2a及び冷蔵庫2bをグループ分けせず、除霜回数を標準回数より減らすことによって、不要な除霜が行われず、除霜時のショーケース2aや冷蔵庫2bの庫内温度上昇による商品への影響を軽減することが可能となる。
ここで、除霜運転(霜取り運転)は通常毎日実行される。除霜運転は、各ショーケース2aや冷蔵庫2bの個々の蒸発器に付着した霜を除霜ヒータ(あるいはホットガス)により溶かす除霜(デフロスト)を行う運転である。このとき、除霜運転を行う装置(除霜対象の装置)に対応する電磁弁11が閉じられ、その装置に対する冷媒供給は停止される。除霜に要する除霜時間は、例えば、数十分から数時間までの範囲内であらかじめ設定されているが、前述と同様に入力部に対する操作者の入力操作によって適宜変更可能である。この除霜運転後には、必ず復帰運転であるプルダウンが実行される。このプルダウンとは、除霜により低下した庫内温度を設定値に復帰させることであり、プルダウン時間は庫内温度が設定値に到達するまでの時間である。プルダウンでは、プルダウン時間を短縮し、冷却対象である商品の品質低下を防止するため、冷凍機3がフル稼働の冷却運転を行う。
なお、夏期は冷蔵庫2bの負荷が非常に大きい季節であり、各ショーケース2aと冷蔵庫2bを同時に除霜する方法(各ショーケース2aと冷蔵庫2bのプルダウンが同時刻である)では、プルダウン負荷が集中することになる。このとき、冷凍機3が一台であるため、その冷凍機3の能力に余裕が無く、除霜後のプルダウンに時間がかかり、消費電力量が大きくなるばかりか、ピーク電力(契約電力に影響する)が大きなってしまう。ところが、前述のように除霜系統を複数に分けることによって、プルダウン負荷が特定の除霜系統に限定されないため(集中しないため)、一台の冷凍機3であっても、その冷凍機3の能力に余裕ができ、比較的短時間でプルダウンが終了することになる。なお、プルダウン負荷とは、除霜などで一定時間冷却(冷媒供給)を停止したために、庫内温度が上昇した状態から再び冷却を開始したときの負荷(通常の冷却中の冷媒供給オンオフ制御時の冷媒供給オフ時より、庫内温度が格段に高くなる時の負荷)である。また、プルダウン時間とは、前述したように庫内温度が設定値に到達するまでの時間、具体的には冷却が開始されて開状態であった電磁弁11が、庫内温度が設定値まで達したため閉状態になるまでの時間である。
次に、前述の冷却システム1が行う除霜制御処理(除霜制御方法)について図7を参照して説明する。なお、冷却システム1の除霜制御装置4が除霜制御処理を実行する。
除霜制御装置4は、図7に示すように、まず、季節判断部4aを用いて現在日時より現在の季節を判断する(ステップS1)。このステップS1で現在の季節が夏期であると判断されると(ステップS2)、除霜設定部4bを用いて負荷である各ショーケース2a及び冷蔵庫2bを複数のグループに分けて除霜を行い、このとき、グループ毎に除霜開始時刻をずらす(ステップS3)。その後、処理をステップS1に戻す。なお、ステップS3では、各グループで除霜が重ならないように除霜開始時刻が設定される。
一方、ステップS1において、現在の季節が冬期であると判断されると(ステップS4)、除霜制御装置4は、除霜設定部4bを用いて負荷である各ショーケース2a及び冷蔵庫2bを同じグループにして除霜を行い、このとき、除霜回数を標準回数より減らす(ステップS5)。その後、処理をステップS1に戻す。なお、標準回数はあらかじめ除霜制御装置4に設定されている。
また、ステップS1において、現在の季節が春期又は秋期であると判断されると(ステップS6)、除霜制御装置4は、除霜設定部4bを用い、外気温度及び店内温湿度が所定範囲内であるか否かを判断し(ステップS7)、外気温度及び店内温湿度が所定範囲内でないと判断した場合(ステップS7のNO)、負荷である各ショーケース2a及び冷蔵庫2bを複数のグループに分けて除霜を行い、このとき、グループ毎に除霜開始時刻をずらす(ステップS3)。一方、外気温度及び店内温湿度が所定範囲内であると判断した場合(ステップS7のYES)、負荷である各ショーケース2a及び冷蔵庫2bを同じグループにして除霜を行い、このとき、除霜回数を標準回数より減らす(ステップS5)。その後、処理をステップS1に戻す。
このように除霜制御処理では、現在の季節が夏期である場合、負荷を複数のグループに分け、それらのグループで除霜が重ならないように除霜開始時刻を設定する。さらに、現在の季節が冬期である場合には、全ての負荷を同グループにして一括で除霜を行い、除霜回数を減らす。また、現在の季節が春期又は秋期である場合には、外気温度センサ5及び店内温湿度センサ6の値から、除霜処理を夏期及び冬期のどちらと同じ処理で行うかを判断する。すなわち、外気温度センサ5及び店内温湿度センサ6の値から、現在の季節(春期又は秋期)が夏期に近い温度や湿度を有する季節であれば、夏期と同じ処理を行い、現在の季節が冬期に近い温度や湿度を有する季節であれば、冬期と同じ処理を行う。したがって、前述の所定の範囲は現在の季節が夏期又は冬期のどちらに近いか否かを判断可能な範囲に設定されており、例えば、外気温度及び店内温度がそれぞれの所定温度範囲以内であり、店内湿度も所定湿度範囲以内である場合には、現在の季節は夏期に近いと判断され、それらの範囲以外である場合には、現在の季節は冬期に近いと判断される。
前述のように、季節に応じ、除霜対象(グループ分け)や除霜開始時刻、除霜回数を選択することによって、冷凍機消費電力及びピーク電力を抑制することができ、さらに、除霜時の庫内温度上昇による商品への影響を低減することができる。夏期などの冷却負荷が高い場合には、除霜を一括で行わずに複数のグループに分けることで、除霜後のプルダウン負荷を軽減し、冷凍機消費電力及びピーク電力を抑制して省エネルギー化を達成することができる。また、冬期などの冷却負荷が低い場合には、除霜回数を標準回数より少なくすることで、各ショーケース2aや冷蔵庫2bの庫内温度上昇を抑え、商品の品質を維持することができる。ここで、冷却負荷が低い冬期などには、着霜が少ないため、他の時期に比べ除霜回数を減らすことが可能である。
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、除霜を一括で行わずに除霜対象を複数のグループ(除霜系統)に分けることで、除霜後のプルダウン負荷を軽減することが可能となるので、プルダウン時の冷凍機消費電力量及びピーク電力を抑えることができる。加えて、現在の季節が冬期である場合、各ショーケース2aや冷蔵庫2bを一つのグループとして一括で除霜を行い、その除霜回数を標準回数より少なくすることによって、各ショーケース2aや冷蔵庫2bの庫内温度上昇を抑え、商品(品物)の品質を維持することができる。また、現在の季節が夏期である場合、ショーケース2aや冷蔵庫2bを別のグループに分けることによって、ショーケース2aに比べ負荷が大きい冷蔵庫2bをショーケース2aと異なるグループとすることが可能となるので、より確実にプルダウン時の冷凍機消費電力量及びピーク電力を抑えることができる。
なお、本発明は、前述の実施形態に限るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば、前述の実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。前述の実施形態において、一台の冷凍機3により冷却されるショーケース2aや冷蔵庫2bの個数は限定されるものではない(なお、ショーケースが一台であり、冷蔵庫が一台である場合でも、一台のショーケースのグループと一台の冷蔵庫のグループとに分けられることになる)。
1 冷却システム
2 冷却装置群
2a ショーケース
2b 冷蔵庫
3 冷凍機
4 除霜制御装置
4a 季節判断部
4b 除霜設定部
5 外気温度センサ
6 店内温湿度センサ
11 電磁弁
12 コントローラ
A1 第1のグループ
A2 第2のグループ
A3 第3のグループ

Claims (6)

  1. 共通の冷凍機から供給される冷媒を用いて品物を冷却する複数の冷却装置の除霜を制御する除霜制御装置であって、
    現在の季節を判断する季節判断部と、
    前記季節判断部により現在の季節が夏期であると判断された場合、前記複数の冷却装置を複数のグループに分け、そのグループ毎に除霜をずらすように除霜開始時刻を設定する除霜設定部と、
    を備えることを特徴とする除霜制御装置。
  2. 前記除霜設定部は、前記季節判断部により現在の季節が冬期であると判断された場合、前記複数の冷却装置を一つのグループとして一括で除霜を行うように前記除霜開始時刻を設定し、前記除霜を行う除霜回数を標準回数より少なくすることを特徴とする請求項1に記載の除霜制御装置。
  3. 前記複数の冷却装置のうち少なくとも一つは第1のショーケースであり、
    前記複数の冷却装置のうち少なくとも一つは、前記第1のショーケースと冷却負荷が異なる第2のショーケース又は冷蔵庫であり、
    前記除霜設定部は、前記季節判断部により現在の季節が夏期であると判断された場合、前記第1のショーケースと、前記第2のショーケース又は冷蔵庫とを別のグループに分けることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の除霜制御装置。
  4. 共通の冷凍機から供給される冷媒を用いて品物を冷却する複数の冷却装置の除霜を制御する除霜制御方法であって、
    現在の季節を判断するステップと、
    前記現在の季節を判断するステップにより現在の季節が夏期であると判断された場合、前記複数の冷却装置を複数のグループに分け、そのグループ毎に除霜をずらすように除霜開始時刻を設定するステップと、
    を有することを特徴とする除霜制御方法。
  5. 前記除霜開始時刻を設定するステップでは、前記現在の季節を判断するステップにより現在の季節が冬期であると判断された場合、前記複数の冷却装置を一つのグループとして一括で除霜を行うように前記除霜開始時刻を設定し、前記除霜を行う除霜回数を標準回数より少なくすることを特徴とする請求項4に記載の除霜制御方法。
  6. 前記複数の冷却装置のうち少なくとも一つは第1のショーケースであり、
    前記複数の冷却装置のうち少なくとも一つは、前記第1のショーケースと冷却負荷が異なる第2のショーケース又は冷蔵庫であり、
    前記除霜開始時刻を設定するステップでは、前記現在の季節を判断するステップにより現在の季節が夏期であると判断された場合、前記第1のショーケースと、前記第2のショーケース又は冷蔵庫とを別のグループに分けることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の除霜制御方法。
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