JPH1163463A - 内部溶融炉 - Google Patents
内部溶融炉Info
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- JPH1163463A JPH1163463A JP9224791A JP22479197A JPH1163463A JP H1163463 A JPH1163463 A JP H1163463A JP 9224791 A JP9224791 A JP 9224791A JP 22479197 A JP22479197 A JP 22479197A JP H1163463 A JPH1163463 A JP H1163463A
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Abstract
に、湯溜めを形成して焼却灰を完全に溶融し、溶融処理
能力の向上を図る。 【解決手段】 未燃分やＲＤＦを含んだ焼却灰を、灰中
の可燃分の燃焼発生熱を主溶融熱源として溶融する内部
溶融炉であって、該内部溶融炉１は、燃焼部２と灰溶融
部３とからなり、燃焼部２は、焼却灰貯槽６と、焼却灰
貯槽６の下部に連接され底部に燃焼空気ノズル４を有す
る炉床５と、焼却灰貯槽６中の焼却灰１２を炉床５へ押
し出すプッシャ７とからなり、灰溶融部３は、横向きの
円筒状をしており、前記燃焼部２の炉床５が灰溶融部３
底部の一端に接線方向に接続され、灰溶融部３の他端は
スラグ冷却部８に連接され、灰溶融部３上部の一端の接
線方向に助燃装置９が接続されていて、灰溶融部３内に
燃焼ガス１０の旋回流１１を形成し、灰溶融部３底部に
溶融スラグ１３の湯溜め３ａを形成した。
Description
各種焼却装置等から排出される未燃分を含んだ焼却灰な
どを溶融処理する内部溶融炉に関するものである。
却施設で焼却処理され、生じた焼却灰や煤塵は、従来埋
め立て処分されていた。しかし、埋立処分地枯渇の問題
や有害重金属類の溶出による地下水汚染の問題があるた
め、溶融による減量・減容化と無害化の必要性が高まっ
ている。
焼却する際、ごみを抑制燃焼（ガス化熱分解）して焼却
灰の中に未燃分を残し、この未燃分を含む焼却灰を下流
側の灰溶融炉で燃焼させ、その燃焼発生熱を灰の主溶融
熱源とすることによって、外部から供給される熱量を減
少させる内部溶融炉が提案され、一部で実処理が行われ
ている。
図において、ａは内部溶融炉である。ｂは炉体である。
ｃは焼却灰貯槽である。ｄは焼却灰貯槽ｃの下部に連接
された炉床である。ｅは炉床ｄの上流側に配設した燃焼
空気ノズルである。ｆは炉体ｂの上部に設けた助燃用バ
ーナであり、ｇは炉体ｂ下流側の側部に設けたプラズマ
トーチである。ｈは焼却灰貯槽ｃ中の焼却灰を炉床ｄに
送るプッシャである。ｉは溶融スラグである。
中に含まれる未燃分の燃焼熱および溶融補助として投入
される小型プラズマトーチｇおよび灯油バーナｆなどの
助燃装置の熱により焼却灰は溶融する。溶融スラグｉ
は、炉床ｄから連続出滓され、炉床ｄに連接した図示し
ない水封したスラグ冷却部に落下して急冷固化されて水
冷スラグとなった後、コンベヤによりスラグピットに搬
送される。焼却灰中の未燃分を燃焼させる空気は、蒸気
および内部溶融炉出口排ガスにより加熱された後、高温
空気として燃焼空気ノズルｅに供給される。なお、炉体
ｂの炉内壁は、輻射伝熱面として利用している。
内部溶融炉ａでは、ごみ焼却炉から排出される灰の量と
溶融炉で溶融処理する灰の量がバランスしないと、溶融
炉側において灰量過多により溶融スラグ中に未溶融の灰
が混入することがある。また、炉内での滞留時間が短
く、炉内で燃焼発熱しないで排出される未燃分がある。
ために創案されたもので、溶融炉側において灰量過多に
よる未溶融灰の混入が生じても湯溜めによって灰を完全
に溶融し、また、旋回流により燃焼ガスの炉内滞留時間
を長くして炉内の燃焼効率を高めることにより溶融処理
能力の向上を図るようにした内部溶融炉を提供すること
を目的とするものである。
め、本発明によれば、未燃分やＲＤＦを含んだ焼却灰
を、灰中の可燃分の燃焼発生熱を主溶融熱源として溶融
する内部溶融炉であって、該内部溶融炉は、燃焼部と灰
溶融部とからなり、燃焼部は、焼却灰貯槽と、焼却灰貯
槽の下部に連接され底部に燃焼空気ノズルを有する炉床
と、焼却灰貯槽中の焼却灰を炉床へ押し出すプッシャと
からなり、灰溶融部は、横向きの円筒状をしており、前
記燃焼部の炉床が灰溶融部底部の一端に接線方向に接続
され、灰溶融部の他端はスラグ冷却部に連接され、灰溶
融部上部の一端の接線方向に助燃装置が接続されてい
て、灰溶融部内に燃焼ガスの旋回流を形成し、灰溶融部
底部に溶融スラグの湯溜めを形成した内部溶融炉が提供
される。なお、ＲＤＦとはごみ固形化燃料であり、その
作用については後に説明する。
んだ焼却灰は、プッシャにより焼却灰貯槽から燃焼部の
炉床へ押し出される。押し出された焼却灰は、炉床上で
燃焼空気ノズルから噴出される高温の空気により未燃分
が燃焼して、その熱により溶融されて溶融スラグとな
り、炉床から下流側の灰溶融部へ流下する。この溶融ス
ラグ中には、完全に溶融しない未溶融の灰分が含まれて
おり、燃焼部からの燃焼ガス中には飛灰が含まれている
が、灰溶融部内には燃焼部からの燃焼ガスと助燃装置か
らの燃焼ガスにより旋回流が形成されていて、その旋回
流によって未溶融の灰分と飛灰は灰溶融部の円筒状の炉
内壁に沿って旋回しながら溶融する。燃焼ガスは円筒状
の灰溶融部内を旋回するので、炉内滞留時間が長くな
り、灰を完全に溶融することができ、溶融処理能力が向
上する。溶融スラグはスラグ冷却部中に落ちて急冷固化
する。
について、図面に基づいて説明する。図１は、本発明の
一実施形態を示すものであり、図１は本発明による内部
溶融炉の断面図である。図２は図１のＡ−Ａ矢視図であ
る。図において、１は未燃分を含んだ焼却灰１２を溶融
処理する内部溶融炉である。この内部溶融炉１は、燃焼
部２と灰溶融部３とから構成されている。
貯槽６の下部に連接され底部に燃焼空気ノズル４を配設
した炉床５と、焼却灰貯槽６中の焼却灰１２を炉床５へ
押し出すプッシャ７とから構成されている。また、燃焼
空気ノズル４は、多数の空気孔を有しており複数本配設
されている。
り、灰溶融部３の底部の一端は上記炉床５に接続され、
他端はスラグ冷却部８に連接されている。灰溶融部３の
上部の一端は接線方向に昇温バーナやプラズマなどの助
燃装置９が接続されている。
する。ごみ焼却炉から排出される未燃分を含んだ焼却灰
１２は、プッシャ７により焼却灰貯槽６から燃焼部２の
炉床５へ押し出される。押し出された焼却灰１２は、炉
床５上で燃焼空気ノズル４から噴出される高温の空気に
より未燃分が燃焼して、その熱により溶融されて溶融ス
ラグ１３となり、炉床５から下流側の灰溶融部３へ流下
する。この溶融スラグ１３中には、完全に溶融しない未
溶融の灰分が含まれており、燃焼部２からの燃焼ガス中
には飛灰が含まれているが、灰溶融部３内には燃焼部２
からの燃焼ガス１０と助燃装置９からの燃焼ガスが灰溶
融部３に接線方向に流入して灰溶融部３内に燃焼ガスの
旋回流１１が形成されていて、その旋回流１１によって
未溶融の灰と飛灰は灰溶融部３の円筒状の炉内壁に沿っ
て旋回しながら溶融する。燃焼ガス１０は円筒状の灰溶
融部３内を旋回するので、炉内滞留時間が長くなり、炉
内の燃焼効率が高くなる。この高温ガスと湯溜めの形成
により灰を完全に溶融することができ、溶融処理能力が
向上する。溶融スラグ１３はスラグ冷却部８中に落ちて
急冷固化する。
のではなく、上記実施形態では、未燃分を含む焼却灰の
溶融について説明したが、未燃分が少ない焼却灰を溶融
する場合には、ごみ固形化燃料（ＲＤＦ（Refused Deri
ved Full) ）を投入して灰の溶融熱源とすることができ
るなど、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更し得
ることは勿論である。
焼部で溶融した未溶融の灰が含まれた溶融スラグを、下
流側の円筒状の灰溶融部で、燃焼部からの高温の燃焼ガ
スと助燃装置からの燃焼ガスにより形成される旋回流に
よって灰溶融部の内壁面に沿って溶融する。したがっ
て、燃焼部側において溶融スラグに未溶融の灰分が含ま
れていても、未溶融の灰を、灰溶融部側において燃焼ガ
スを旋回させ、炉内滞留時間を長くして炉内の燃焼効率
が高めるとともに、湯溜めが形成されるため灰を完全に
溶融することができ、溶融処理能力の向上を図ることが
できる。また、燃焼部からの燃焼ガスに含まれる飛灰も
灰溶融部内で溶融し、壁面に付着した後、湯溜めに流下
するので、排ガス中の飛灰の量が少なく、排ガス処理設
備の負担が軽減されるなどの優れた効果を奏する。
Claims (1)
- 【請求項１】 未燃分やＲＤＦを含んだ焼却灰を、灰中
の可燃分の燃焼発生熱を主溶融熱源として溶融する内部
溶融炉であって、該内部溶融炉は、燃焼部と灰溶融部と
からなり、燃焼部は、焼却灰貯槽と、焼却灰貯槽の下部
に連接され底部に燃焼空気ノズルを有する炉床と、焼却
灰貯槽中の焼却灰を炉床へ押し出すプッシャとからな
り、灰溶融部は、横向きの円筒状をしており、前記燃焼
部の炉床が灰溶融部底部の一端に接線方向に接続され、
灰溶融部の他端はスラグ冷却部に連接され、灰溶融部上
部の一端の接線方向に助燃装置が接続されていて、灰溶
融部内に燃焼ガスの旋回流を形成し、灰溶融部底部に溶
融スラグの湯溜めを形成したことを特徴とする内部溶融
炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22479197A JP3861397B2 (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | 内部溶融炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22479197A JP3861397B2 (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | 内部溶融炉 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1163463A true JPH1163463A (ja) | 1999-03-05 |
| JP3861397B2 JP3861397B2 (ja) | 2006-12-20 |
Family
ID=16819265
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22479197A Expired - Fee Related JP3861397B2 (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | 内部溶融炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3861397B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003307305A (ja) * | 2002-04-15 | 2003-10-31 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | バーナ式溶融炉 |
| WO2005106327A1 (en) * | 2004-04-29 | 2005-11-10 | Adplatech Corporation | Cyclonic plasma pyrolysis system |
-
1997
- 1997-08-21 JP JP22479197A patent/JP3861397B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003307305A (ja) * | 2002-04-15 | 2003-10-31 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | バーナ式溶融炉 |
| WO2005106327A1 (en) * | 2004-04-29 | 2005-11-10 | Adplatech Corporation | Cyclonic plasma pyrolysis system |
| US7665407B2 (en) | 2004-04-29 | 2010-02-23 | Adplatech Corporation | Cyclonic plasma pyrolysis/vitrification system |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3861397B2 (ja) | 2006-12-20 |
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