JPH1161312A - 押出用アルミニウム合金およびその製造方法 - Google Patents

押出用アルミニウム合金およびその製造方法

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JPH1161312A
JPH1161312A JP23254597A JP23254597A JPH1161312A JP H1161312 A JPH1161312 A JP H1161312A JP 23254597 A JP23254597 A JP 23254597A JP 23254597 A JP23254597 A JP 23254597A JP H1161312 A JPH1161312 A JP H1161312A
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less
extrusion
alloy
weight
corrosion resistance
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JP23254597A
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Masao Kikuchi
正夫 菊池
Makoto Saga
誠 佐賀
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクラップ等のリサイクル材を原料として
も、優れた押出性、機械的性質、耐食性、二次加工性を
発揮できる押出用アルミニウム合金およびその製造方法
の提供。 【解決手段】 押出用ビレットの長手方向に平行で幅方
向に垂直な断面で見られる最大径が40μm以上である
晶出物の個数が200個/mm2 以下で、かつ、最大径
と最小径の比(最大径/最小径)が5.0以上である晶
出物の個数が100個/mm2 以下であることを特徴と
する押出用アルミニウム合金。その製造方法は、鋳造時
に、合計で0.05〜0.3重量%のNa、Sr、S
b、Ca、Te、Ba、Li、K、Bi、P、As、S
eのうちの1種以上を添加することにより、スクラップ
由来の不純物を無害化することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両、船舶、自動
車、航空機、建築、その他構造物等の用途に用いられ
る、押出用アルミニウム合金およびその製造方法に係わ
り、さらに詳細に述べれば、スクラップ等のリサイクル
材を原料としても、優れた押出性、機械的性質、耐食性
等を発揮できるアルミニウム合金およびその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種構造物等に用いられる押
出用アルミニウム合金としては、JISで規定される5
000番系、6000番系、7000番系の合金が知ら
れている。これらの合金では、押出性、機械的性質、耐
食性、二次加工性等の諸特性に悪影響をおよぼすFe等
の不純物の上限を低く抑えている。そのため、これらの
合金の製造に際しては、純度の高い新地金が溶解原料の
大部分として使用されているのが現状である。このこと
は、材料コストが高くなるばかりでなく、新地金の製造
に大量のエネルギーを消費し、地球環境の破壊にもつな
がるという大きな問題となっている。そのため、スクラ
ップ等の純度の低いリサイクル材を使用しても、優れた
押出性、機械的性質、耐食性、二次加工性等を発揮でき
るアルミニウム合金が求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記課題に関して、ア
ルミニウムスクラップを用いた二次地金の製造におい
て、溶湯からの不純物を除去する技術の検討がなされて
いるが(例えば、非鉄金属系素材リサイクル促進技術研
究開発:基礎調査研究、要素技術研究成果報告書、平成
7年、金属系材料研究開発センター)、未だ、新地金並
みの純度には達しておらず、また、このような技術で
は、大きな設備投資とともに、高エネルギーを要するた
め、かえって、地球環境の破壊を助長することになりか
ねない。
【0004】本発明は、このような背景の基になされた
ものであり、スクラップ等の純度の低いリサイクル材を
原料としても、高エネルギーを必要としない安価な方法
で、押出性、機械的性質、耐食性および二次加工性に優
れたアルミニウム合金を提供することを目的としたもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、低純度の
原料を用いて製造されたアルミニウム合金において、不
純物が残留することはやむを得ないという発想に立ち、
これらの不純物の悪影響を無害化することによって上記
目的を達成しようとした。すなわち、本発明者らは、不
純物を多量に含有するアルミニウム合金における晶出物
のサイズおよび形状におよぼす微量元素添加の影響を調
査し、特定の元素を添加することによって、晶出物を微
細かつ球状化し、押出性、機械的性質、耐食性、二次加
工性等を改善できることを見出し、本発明に至ったもの
である。
【0006】すなわち,本願第1発明によれば、重量%
で、Si:1.2%以下、Fe:1.5%以下、Cu:
0.50%以下、Mn:1.5%以下、Mg:2.0〜
8.0%、Cr:0.35%以下、Zn:0.50%、
Ti:0.20%以下、および残部:Alおよび不可避
不純物から成り、且つ押出用ビレットの長手方向に平行
で幅方向に垂直な断面で見られる最大径が40μm以上
である晶出物の個数が200個/mm2 以下で、かつ、
最大径と最小径の比(最大径/最小径)が5.0以上で
ある晶出物の個数が100個/mm2以下であることを
特徴とする押出用アルミニウム合金が提供される。
【0007】第2発明によれば、重量%で、Si:0.
2〜1.5%、Fe:1.5%以下、Cu:0.50%
以下、Mn:1.5%以下、Mg:0.2〜1.5%、
Cr:0.35%以下、Zn:0.50%以下、Ti:
0.20%以下、および残部:Alおよび不可避不純物
から成り、且つ押出用ビレットの長手方向に平行で幅方
向に垂直な断面で見られる最大径が40μm以上である
晶出物の個数が200個/mm2 以下で、かつ、最大径
と最小径の比(最大径/最小径)が5.0以上である晶
出物の個数が100個/mm2以下であることを特徴と
する押出用アルミニウム合金が提供される。
【0008】第3発明によれば、重量%で、Si:1.
2%以下、Fe:1.5%以下、Cu:3.0%以下、
Mn:1.5%以下、Mg:0.2〜3.0%、Cr:
0.35%以下、Zn:1.0〜8.0%、Ti:0.
20%以下、および残部:Alおよび不可避不純物から
成り、且つ押出用ビレットの長手方向に平行で幅方向に
垂直な断面で見られる最大径が40μm以上である晶出
物の個数が200個/mm2 以下で、かつ、最大径と最
小径の比(最大径/最小径)が5.0以上である晶出物
の個数が100個/mm2以下であることを特徴とする
押出用アルミニウム合金が提供される。
【0009】第4発明によれば、第1発明から第3発明
までのいずれかのアルミニウム合金の製造方法であっ
て、溶解,鋳造、および均熱処理を順次行ってビレット
を形成する際に、上記鋳造時にNa,Sr,Sb,C
a,Te,Ba,Li,K,Bi,P,As,Seのう
ちの1種以上を、合計で0.005〜0.3重量%添加
することを特徴とする押出用アルミニウム合金の製造方
法が提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
まず、成分組成の限定理由について述べる。第1発明の
アルミニウム合金は、JISで規定される5000番系
に属する合金であり、強度、二次加工性性と耐食性に優
れることが要求される合金である。第1発明の合金系に
おいては、Mgが必須元素として添加され、他の成分は
任意成分であり無添加(0%)の場合もある。
【0011】Mgは強度の向上に有効な元素であるが、
2.0重量%未満ではその効果は小さく、一方、8.0
重量%を越えると押出性が低下するばかりでなく、二次
加工性、耐食性も低下する。そのため、Mg量は2.0
〜8.0重量%とした。Mnは結晶粒を微細化、安定化
するとともに強度を上昇させる効果を有する元素である
が、1.5重量%を越えると、Feとともに粗大な金属
間化合物を形成し、押出性および二次加工性を著しく低
下させる。よって,Mnの含有量は1.5重量%と以下
した。
【0012】Cuは、強度向上に有効な元素であるが、
耐食性および溶接性に悪影響をおよぼす元素であり、そ
の含有量が0.5重量%を越えると、これらの特性が大
幅に低下するため、上限を0.5%重量とした。Zn
も、強度向上に有効な元素であるが,0.50重量%を
越えると二次加工性、耐食性および溶接性が低下する。
したがって、Znの含有量の上限は0.50重量%とし
た。
【0013】Crは、必要に応じて添加され、Mnと同
じく、結晶粒を微細化、安定化するとともに強度を上昇
させる効果を有する元素であるが、0.35重量%を越
えると、二次性が低下する。よって、Crの上限は0.
35重量%とした。SiおよびFeは、本来不可避不純
物であるが、強度に有効であり、また、再結晶を抑制
し、結晶粒の微細化に有効であるが、凝固時に、針状の
Mg2 Si、塊状のAl3 FeあるいはAl6 Feとし
て晶出し、押出加工時の焼付きや変形抵抗の増加の原因
となるばかりでなく、二次加工時のクラックの起点ある
いは腐食環境での優先溶解箇所となるため、押出性、二
次加工性、耐食性を低下させる。本発明における特定元
素の添加によって、これらの晶出物は微細、球状化さ
れ、無害化されるが、Siの含有量が1.2重量%、F
eの含有量が1.5重量%を越えると、その効果は不十
分となり、押出性、二次加工性、耐食性等が低下する。
したがって、Siの含有量は1.2重量%以下、Feの
含有量は1.5重量%以下とした。
【0014】Tiは、一般に鋳塊の結晶粒微細化のた
め、単独あるいは微量のBと組み合わせて添加する。こ
の場合、Tiの含有量が0.20重量%を越えるとその
効果は飽和する上に、成形性をも低下させる.。したが
って、Tiの含有量は0.20重量%とする。Bを同時
に添加する場合の添加量は0.0005〜0.03重量
%が有利である。
【0015】第2発明のアルミニウム合金は、JISで
規定される6000番系の合金であり、押出性に優れる
とともに、時効強化によって中程度の強度が得られるこ
とが要求される。第2発明の合金系においては、Mgお
よびSiが必須元素として添加され、他の成分は任意成
分であり無添加(0%)の場合もある。Mgは、Siと
ともに化合物を形成して強度の上昇に寄与するが、含有
量が0.2重量%未満では、析出強化によって強度の上
昇に寄与するMg2 Si相の生成量が少なくなるため、
十分な強度が得られず、一方、1.5重量%を越えれ
ば、押出性が低下するとともに、粒界析出物が多数生成
して、二次加工性および耐粒界腐食性が低下する。その
ため、Mgの含有量は0.2〜1.5重量%とした。
【0016】Siも、Mgとともに化合物を形成して強
度の上昇に寄与するが、含有量が0.2重量%未満で
は、強化に寄与するMg2 Siの生成量が少なくなるた
め、十分が強度が得られず、一方、1.5重量%を越え
ると、押出性が低下するとともに、耐粒界腐食性も低下
する。したがって、Siの含有量は0.2〜1.5重量
%とした。
【0017】Cuは、時効強化を促進させ、合金の強度
を上昇させる元素であるが、含有量が1.0重量%を越
えると、耐食性および溶接性が大幅に低下する。よっ
て、Cuの上限は1.0重量%とした。Fe、Mn、C
r、ZnおよびTiについては、第1発明の合金の場合
と同様の理由で、それぞれ重量%で、Fe:1.5%以
下、Mn:1.5%以下、Cr:0.35%以下、Z
n:0.50%以下、Ti:0.20%以下とした。
【0018】第3発明のアルミニウム合金は、JISで
規定される7000番系の合金であり、6000番系の
合金よりもさらに高強度が要求される。第3発明の合金
系においては、ZnおよびMgが必須元素として添加さ
れ、他の成分は任意成分であり無添加(0%)の場合も
ある。第3発明のSi、Fe、Mn、CrおよびTiに
ついては、第1発明の合金の場合と同様の理由で、それ
ぞれ重量%で、Si:1.2%以下、Fe:1.5%以
下、Mn:1.5%以下、Cr:0.35%以下、T
i:0.20%以下とした。
【0019】Znは、Mgとともに化合物を形成し、強
度の向上に寄与する元素であるが、含有量が1.0重量
%未満では、強化に寄与するMgZn2 相の生成量がす
くなくなるため、十分な強度が得られず、一方、8.0
重量%を越えると、強度は飽和するばかりでなく、押出
性、耐食性、溶接性も低下する。そのため、Znの含有
量は1.0〜8.0重量%とした。
【0020】Mgも、Znとともに化合物を形成して強
度の向上に寄与するが、含有量が0.2重量%未満で
は、強度の向上に寄与するMgZn2 相の生成量がすく
なくなるため、十分な強度が得られず、一方、3.0重
量%を越えると、強度は飽和する上に、押出性が低下す
る。したがって、Mgの含有量は0.2〜3.0重量%
とした。
【0021】Cuは、時効強化を促進させ、合金の強度
を上昇させる元素であるが、含有量が3.0重量%をこ
えると、押出性が低下するばかりでなく、耐食性および
溶接性が大幅に低下する。そのため、Cuの含有量は
3.0重量%以下とした。上記成分組成の範囲内の合金
であっても、それだけでは押出用途に適した合金とはな
り得ない。
【0022】本発明者らは、合金特性におよぼす晶出物
のサイズおよび形状の影響を種々調査した結果、押出用
ビレットの長手方向に平行で幅方向に垂直な断面で見ら
れる最大径が40μm以上である晶出物の個数が200
個/mm2 以下で、かつ、最大径と最小径の比(最大径
/最小径)が5.0以上である晶出物の個数が100個
/mm2 以下である時に、優れた押出性、耐食性、二次
加工性を示すのに対して,最大径が40μm以上である
晶出物の個数が200個/mm2 以上存在するか,ある
いは,最大径と最小径の比(最大径/最小径)が5.0
以上である晶出物の個数が100個/mm2 以上存在す
る場合には、押出性、耐食性および二次加工性が劣るこ
とを見出した。よって、押出用ビレットの長手方向に平
行で幅方向に垂直な断面で見られる最大径が40μm以
上である晶出物の個数を200個/mm2 以下、かつ、
最大径と最小径の比(最大径/最小径)が5.0以上で
ある晶出物の個数を100個/mm2 以下と限定した。
【0023】次に、本発明におけるアルミニウム合金の
製造方法について述べる。上記の晶出物サイズおよび形
状を有する合金板を得るためには、晶出物を微細分散、
球状化する必要がある。本発明者らは、上記成分範囲の
アルミニウム合金において,凝固時に晶出する金属間化
合物のサイズおよび形状におよぼす添加元素の影響につ
いて詳細に検討し、晶出物の微細分散、球状化に対し
て、Na、Sr、Sb、Ca、Te、Ba、Li、K、
Bi、P、As、Seの元素のうち1種以上を、鋳造凝
固時に添加することが非常に有効であることを見出し
た。これらの元素は、上記アルミニウム合金の凝固時
に、気泡あるいは化合物の形で金属間化合物物の晶出核
となり、それらの微細分散、球状化に寄与していると考
えられる。その添加量としては、0.005重量%未満
では上記の効果は見られず、合計で0.3重量%を越え
て添加すると、上記の効果は飽和するばかりでなく,機
械的性質を低下させ、押出加工時に脆性割れを起こす危
険性があるため、これらの元素の添加量は合計で0.0
05〜0.3重量%とした。
【0024】本発明におけるアルミニウム合金の製造方
法においては,上記成分範囲の合金を、従来の一般的な
方法で溶解し、鋳造時に、Na、Sr、Sb、Ca、T
e、Ba、Li、K、Bi、P、As、Seのうち1種
以上を合計で0.005〜0.3重量%の範囲内で添加
する。添加方法としては、これらの元素を金属単体とし
て添加する方法、これらの元素を含むフラックスとして
添加する方法、Alとこれらの元素の母合金として添加
する方法などが適用できる。鋳造凝固後は、従来の一般
的な板製造方法で、熱間押出加工、均熱処理によって押
出材とする。
【0025】以上のように、本発明により、合金の成分
組成を適切に調整するとともに、鋳造時に特定の元素を
添加することによって、凝固時に晶出する金属間化合物
のサイズおよび形状を制御することが可能になり、その
結果、リサイクル材等の低純度の合金を原料としても、
押出性、機械的性質、耐食性および二次加工性に優れた
アルミニウム合金を提供することが可能となった。
【0026】
【実施例】次に、本発明を実施例で説明する。 (実施例1)第1発明による押出用アルミニウム合金の
実施例を比較例と対比させて説明する。表1に示す化学
成分を有する各合金を溶解し、鋳造時に、溶湯量の0.
1重量%に相当する金属Naを添加して凝固させた後、
常法により、均熱処理および面削を行って熱間押出用素
材とした。これらの素材を723Kで5分間予備加熱
後、20m/分の押出速度で熱間押出成形を行い、押出
型材を作製した。型材の形状は板厚2mm、一辺40m
mのコ型である。得られた型材から50mm長さの試験
片を切り出し、引張試験を実施し、引張特性を評価し
た。また、耐食性、押出性および二次加工性についても
評価した。耐食性は、500時間の塩水噴霧後の錆発生
状況から、○:錆なし、△:錆小、×:錆大、の三段階
に評価した。押出性は、押出型材の作製の際の押出成形
の容易さを、JISA5052合金の場合を100とし
て相対評価した。また、二次加工性は、パンチ半径20
0mmのプレス曲げ試験を行い、曲げ加工性として、
○:良好、△:しわ有り、×:割れ、の三段階で評価し
た。それらの結果を表2に示す。
【0027】表2から明らかなように、本発明によるア
ルミニウム合金は、いずれも、強度、耐食性、押出性お
よび曲げ加工性に優れているが、比較材のアルミニウム
合金の内、合金1−21、1−22および1−30〜1
−32は、成分組成、晶出物のサイズおよび形状のいず
れにおいても、本発明の条件を満たしていないため、耐
食性、押出性および曲げ加工性のすべてに劣り、合金1
−24および1−27〜1−29は、合金組成および晶
出物のサイズが本発明の条件を満たしていないため、耐
食性、押出性および曲げ加工性のすべてに劣っている。
合金1−23および1−25は晶出物のサイズおよび形
状は本発明の条件を満たしているが、成分組成が本発明
の範囲外であるため、強度、耐食性あるいは曲げ加工性
のいずれかに劣っている。また、合金1−26はMg量
が本発明の範囲を越えて多量に含有されているため、押
出型材の作製ができなかった。 (実施例2)第2発明による押出用アルミニウム合金の
実施例を比較例と対比させて説明する。表3に示す化学
成分を有する各合金を溶解し、鋳造時に、溶湯量の0.
1重量%に相当する金属Naを添加して凝固させた後、
常法により、均熱処理および面削を行って熱間押出用素
材とした。これらの素材を723Kで5分間予備加熱後
20m/分の押出速度で熱間押出成形を行い、押出型材
を作製した。型材の形状は板厚2mm、一辺40mmの
コ型である。押出後、50mm長さの試験片を切り出
し、813K×30分の溶体化処理を施し、その温度か
ら水冷した後、453K×8時間の時効処理を行った。
このようにして得られた各合金について、引張試験を実
施し、引張特性を評価した。また、耐食性、押出性およ
び二次加工性についても評価した。耐食性は、500時
間の塩水噴霧後の錆発生状況から、○:錆なし、△:錆
小、×:錆大、の三段階に評価した。押出性は、押出型
材の作製の際の押出成形の容易さを、JISA6063
合金の場合を100として相対評価した。また、二次加
工性は、パンチ半径200mmのプレス曲げ試験を行
い、曲げ加工性として、○:良好、△:しわ有り、×:
割れ、の三段階で評価した。それらの結果を表4に示
す。
【0028】表4から明らかなように、本発明によるア
ルミニウム合金は、いずれも、強度、耐食性、押出性お
よび曲げ加工性に優れているが、比較材のアルミニウム
合金の内、合金2−22、2−23、2−25、2−2
8、2−31、および2−32は、成分組成、晶出物の
サイズおよび形状のいずれにおいても、本発明の条件を
満足していないため、強度には優れているが、延性、耐
食性、押出性および曲げ加工性のすべてに劣っており、
合金2−30は晶出物の形状は本発明の条件を満たして
いるが、成分組成および晶出物のサイズが本発明の範囲
外であるため、延性、耐食性、押出性および曲げ加工性
のいずれに特性においても劣っている。合金2−21、
2−24、2−26、2−27および2−29は、晶出
物のサイズおよび形状は本発明の条件を満足している
が、成分組成が本発明の範囲外であるため、合金2−2
1および2−26は、耐食性、押出性および曲げ加工性
に優れているが、強度が低く、合金2−24、2−27
および2−29は、強度には優れているが、延性、耐食
性、押出性および曲げ加工性のいずれの特性にも劣って
いる。 (実施例3)第3発明による押出用アルミニウム合金の
実施例を比較例と対比させて説明する。表5に示す化学
成分を有する各合金を溶解し、鋳造時に、溶湯量の0.
1重量%に相当する金属Naを添加して凝固させた後、
常法により、均熱処理および面削を行って熱間押出用素
材とした。これらの素材を723Kで5分間予備加熱後
20m/分の押出速度で熱間押出成形を行い、押出型材
を作製した。型材の形状は板厚2mm、一辺40mmの
コ型である。押出後、50mm長さの試験片を切り出
し、733K×30分の溶体化処理を施し、その温度か
ら水冷した後、393K×20時間の時効処理を行っ
た。このようにして得られた各合金について、引張試験
を実施し、引張特性を評価した。また、耐食性、押出性
および二次加工性についても評価した。耐食性は、50
0時間の塩水噴霧後の錆発生状況から、○:錆なし、
△:錆小、×:錆大、の三段階に評価した。押出性は、
押出型材の作製の際の押出成形の容易さを、JISA7
003合金の場合を100として相対評価した。また、
二次加工性は、パンチ半径200mmのプレス曲げ試験
を行い、曲げ加工性として、○:良好、△:しわ有り、
×:割れ、の三段階で評価した。それらの結果を表6に
示す。
【0029】表6から明らかなように、本発明によるア
ルミニウム合金は、いずれも、強度、耐食性、押出性お
よび曲げ加工性に優れているが、比較材のアルミニウム
合金の内、合金3−21、3−22、3−24、3−2
6、3−27、3−29、3−31および3−32は、
成分組成、晶出物のサイズおよび形状のいずれにおいて
も、本発明の条件を満たしていないため、強度は優れて
いるが、合金3−26を除いて、延性、耐食性、押出性
および曲げ加工性のすべてに劣っている。合金3−26
は強度および耐食性には優れているが、押出性および曲
げ加工性に劣っている。合金3−23、3−25および
3−28は、晶出物のサイズおよび形状においては、本
発明の条件を満足しているが、成分組成が本発明の範囲
外であるため、合金3−23は引張特性には優れている
が、耐食性、押出性および曲げ加工性に劣り、合金3−
25および3−28は延性、耐食性、押出性および曲げ
加工性には優れているが、強度が不足している。合金3
−30は晶出物の形状は本発明の条件を満足している
が、成分組成および晶出物のサイズが本発明の条件を満
たしていないため、強度には優れているが、延性、耐食
性、押出性および曲げ加工性に劣っている。 (実施例4)表1、3および5中の合金1−2、2−2
および3−2を溶解し、溶湯量の0.02〜0.7重量
%に相当する量のNa、Sr、Sb、Ca、Te、B
a、Li、P、AsおよびSeを単独あるいは複合で、
それぞれ、金属単体で、それらの元素を含むフラックス
の形で、あるいは、Alとそれらの元素の母合金の形で
添加して凝固させた後、常法により、均熱処理、面削を
行って熱間押出用素材とした。これらの素材を723K
で5分間予備加熱後、20m/分の押出速度で熱間押出
成形を行い、押出型材を作製した。型材の形状は板厚2
mm、一辺40mmのコ型である。押出後、50mm長
さの試験片を切り出し、733K×30分の溶体化処理
を施し、その温度から水冷した後、393K×20時間
の時効処理を行った。このようにして得られた各合金に
ついて、引張試験を実施し、引張特性を評価した。ま
た、耐食性、押出性および二次加工性についても評価し
た。耐食性は、500時間の塩水噴霧後の錆発生状況か
ら、○:錆なし、△:錆小、×:錆大、の三段階に評価
した。押出性は、押出型材の作製の際の押出成形の容易
さを、合金1−2についてはJISA5052合金、合
金2−2についてはJISA6063合金、合金3−2
についてはJISA7003合金の場合を、それぞれ、
100として相対評価した。また、二次加工性は、パン
チ半径200mmのプレス曲げ試験を行い、曲げ加工性
として、○:良好、△:しわ有り、×:割れ、の三段階
で評価した。それらの結果を表7に示す。
【0030】表7から明らかなように、本発明による製
造方法で製造されたアルミニウム合金板は、上記目標を
達成しているが、比較法で製造されたアルミニウム合金
板は、晶出物形態が本発明の条件をはずれるため、成形
性および耐食性に劣っていることがわかる。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
【0034】
【表4】
【0035】
【表5】
【0036】
【表6】
【0037】
【表7】
【0038】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明による押出
用アルミニウム合金は、スクラップ等のリサイクル材を
原料としても、優れた押性、機械的性質、耐食性および
二次加工性を低コストにて発揮できることから、鉄道車
両、船舶、自動車、その他の広範な用途に使用できるも
のである。したがって、本発明は工業的価値の極めて高
い発明であるといえる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C22F 1/00 601 C22F 1/00 601 612 612 640 640A 681 681

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で、 Si:1.2%以下、 Fe:1.5%以下、 Cu:0.50%以下、 Mn:1.5%以下、 Mg:2.0〜8.0%、 Cr:0.35%以下、 Zn:0.50%、 Ti:0.20%以下、および 残部:Alおよび不可避不純物から成り、且つ押出用ビ
    レットの長手方向に平行で幅方向に垂直な断面で見られ
    る最大径が40μm以上である晶出物の個数が200個
    /mm2 以下で、かつ、最大径と最小径の比(最大径/
    最小径)が5.0以上である晶出物の個数が100個/
    mm2以下であることを特徴とする押出用アルミニウム
    合金。
  2. 【請求項2】 重量%で、 Si:0.2〜1.5%、 Fe:1.5%以下、 Cu:0.50%以下、 Mn:1.5%以下、 Mg:0.2〜1.5%、 Cr:0.35%以下、 Zn:0.50%以下、 Ti:0.20%以下、および 残部:Alおよび不可避不純物から成り、且つ押出用ビ
    レットの長手方向に平行で幅方向に垂直な断面で見られ
    る最大径が40μm以上である晶出物の個数が200個
    /mm2 以下で、かつ、最大径と最小径の比(最大径/
    最小径)が5.0以上である晶出物の個数が100個/
    mm2以下であることを特徴とする押出用アルミニウム
    合金。
  3. 【請求項3】 重量%で、 Si:1.2%以下、 Fe:1.5%以下、 Cu:3.0%以下、 Mn:1.5%以下、 Mg:0.2〜3.0%、 Cr:0.35%以下、 Zn:1.0〜8.0%、 Ti:0.20%以下、および 残部:Alおよび不可避不純物から成り、且つ押出用ビ
    レットの長手方向に平行で幅方向に垂直な断面で見られ
    る最大径が40μm以上である晶出物の個数が200個
    /mm2 以下で、かつ、最大径と最小径の比(最大径/
    最小径)が5.0以上である晶出物の個数が100個/
    mm2以下であることを特徴とする押出用アルミニウム
    合金。
  4. 【請求項4】 請求項1から3までのいずれか1項に記
    載のアルミニウム合金の製造において、溶解,鋳造、お
    よび均熱処理を順次行ってビレットを形成する際に、上
    記鋳造時にNa,Sr,Sb,Ca,Te,Ba,L
    i,K,Bi,P,As,Seのうちの1種以上を、合
    計で0.005〜0.3重量%添加することを特徴とす
    る押出用アルミニウム合金の製造方法。
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