JPH116059A - スパッタリングターゲット及び薄膜の製造方法 - Google Patents

スパッタリングターゲット及び薄膜の製造方法

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JPH116059A
JPH116059A JP16093597A JP16093597A JPH116059A JP H116059 A JPH116059 A JP H116059A JP 16093597 A JP16093597 A JP 16093597A JP 16093597 A JP16093597 A JP 16093597A JP H116059 A JPH116059 A JP H116059A
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JP
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film
sputtering
thin film
granular
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Withdrawn
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JP16093597A
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English (en)
Inventor
Tadashi Watanabe
正 渡邊
Hiroshi Ikeda
浩 池田
Takeshi Kawamata
健 川俣
Nobuaki Mitamura
宣明 三田村
Nobuyoshi Toyohara
延好 豊原
Kiyoshi Takao
潔 高尾
Toshiaki Oimizu
利明 生水
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 MgF2 をスパッタリングして形成する薄膜
を安定させる。 【解決手段】 各粒子の最大長さのばらつきが±50%
以内である顆粒状のフッ化マグネシウム又は、最大径と
最小径との差が最大径に対して50%以下であり、且つ
最大径のばらつきが±80%以内である顆粒状のフッ化
マグネシウムをターゲットとして、スパッタリングす
る。ターゲットの粒径が揃い、ターゲットの表面温度、
温度分布が安定するため、安定した薄膜とすることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光吸収が少ないM
gF2 (フッ化マグネシウム)薄膜をスパッタリング法
により安定して形成するためのスパッタリングターゲッ
トと、フッ化マグネシウム薄膜を形成する薄膜の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりフッ化マグネシウムは化学的に
安定で、絶縁性に優れているうえに、他の物質では得ら
れにくい低屈折率であるところから、光学膜を形成する
のに当たって欠かすことのできない材料とされてきた。
ところが、フッ化マグネシウムの薄膜を通常のスパッタ
リング法により形成した場合、可視域において大きな光
の吸収が発生する難点を有している。
【0003】このような可視域における光の吸収は、プ
ラズマ中のフッ素(F)イオンが基板ホルダ側に励起さ
れる負のプラズマポテンシャルにより反発するため、薄
膜内に取り込まれるFの重量が不足したり、プラズマ中
での水の解離により励起された酸素(O)イオンとマグ
ネシウム(Mg)イオンとの酸化反応により酸化マグネ
シウム(MgO)が形成されることが主な原因である。
このため、可視域における光吸収を抑制する方法が種々
開発されている。
【0004】例えば、特開平4−223401号公報で
は、ターゲット中にSiを混ぜている。又、特開平4−
289165号公報では、フッ素ガスまたはフッ素含有
化合物ガスをスパッタ時にアシストしている。これらの
方法では、膜自身の光吸収をなくす、或いは小さくする
ことができる。
【0005】これらの方法とは別個に、本発明者らは、
スパッタリングに際して、MgF2を顆粒状とし、この
顆粒状のMgF2 をターゲットとして用いる方法が有効
であることを確認している。ターゲットを顆粒状にする
ことにより、ターゲットの温度上昇を促し、スパッタの
衝撃によりMgF2 分子の分子内の結合が切断される確
率を最小とするものである。これにより光の吸収の発生
を抑制することができ、光吸収のないMgF2 薄膜を形
成することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら特開平4
−223401号公報や特開平4−289165号公報
に開示されている方法では、実用的に十分な成膜速度を
得ることができない問題がある。これに対し、顆粒状の
MgF2 ターゲットを用いる方法では、実用的に十分な
成膜速度が得られるが、以下のような問題点を別に有し
ている。
【0007】顆粒状のMgF2 ターゲットは、ターゲッ
ト表面の温度が上がりすぎると、形成される膜の耐久性
が低下する一方、低すぎると可視光の吸収が発生してい
る。このため、ターゲット表面の温度が安定し、その分
布も均一となることが安定した成膜を行うための必須条
件である。しかしながら、ターゲットの表面温度及び温
度分布はプラズマの影響の結果として表れるものであ
り、ターゲット表面の温度とその分布を外部から制御し
て安定させることは容易ではない。
【0008】本発明は、このような問題点に考慮してな
されたものであり、表面温度及び温度分布を安定させる
ことができ、結果として透明で耐久性の高いMgF2
をスパッタリング法により安定して成膜することができ
るスパッタリングターゲット及び薄膜の製造方法を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の本発明のスパッタリングターゲットは、
スパッタリング法によりフッ化マグネシウム薄膜を形成
するためのスパッタリングターゲットであって、各粒子
の最大長さのばらつきが±50%以内である顆粒状のフ
ッ化マグネシウムが膜材料となっていることを特徴とす
る。
【0010】請求項2の発明のスパッタリングターゲッ
トは、スパッタリング法によりフッ化マグネシウム薄膜
を形成するためのスパッタリングターゲットであって、
最大径と最小径との差が最大径に対して50%以下であ
り、且つ最大径のばらつきが±80%以内である顆粒状
のフッ化マグネシウムが膜材料となっていることを特徴
とする。
【0011】請求項3の発明の薄膜の製造方法は、以上
の請求項1又は2記載のスパッタリングターゲットをス
パッタリングしてフッ化マグネシウム薄膜を形成するこ
とを特徴とする。
【0012】既述したように、形成される膜の品質と顆
粒状のターゲットの温度との間には高い相関々係がある
ため、透明で耐久性の高いMgF2 膜を形成するために
は、ターゲット温度を安定させる必要がある。
【0013】本発明者らが数多くの実験を行った結果、
ターゲット表面の温度上昇の速度と顆粒状ターゲットの
粒径との間には、粒径が大きいと温度上昇が遅く、小さ
いと温度上昇が早くなる相関々係があることが明らかと
なった。これは主に粒径の違いに起因した各粒子の熱容
量の相違のためであると考えられる。このことから、粒
径を揃えて粒子の熱容量を安定させると、ターゲットの
温度上昇速度を安定させることができるという知見を得
た。この知見に基づき、本発明者らは、顆粒状ターゲッ
トの粒径を揃えることが、ターゲットの温度上昇速度を
一定化させ、ターゲット表面の温度を安定させることに
有効であることを更なる実験により確認した。
【0014】顆粒状MgF2 の各粒子の形状や大きさ
は、理想的には径の等しい球体であることが望まれる。
しかし、形状、大きさにある程度のばらつきがあって
も、実際には、実用上十分なターゲット温度の安定性が
得られ、安定した成膜が可能であることが実験的に判明
した。球体に近い形状の顆粒状材料の入手性は非常に悪
く、形状を規定しない顆粒状材料は、入手性が良い反
面、ある程度以上の粒径のばらつきがある。これらのこ
とを合わせて考慮し、本発明者らは、粒径及び形状のば
らつきをある一定範囲内とした材料を使用することが実
用上、最も有利であると判断した。
【0015】顆粒状のMgF2 の大きさの管理は、各粒
子の最大長さを基準として行うと有利である。顆粒状の
MgF2 を篩にかけることで、各粒子の最大長さが所定
値よりも大きいか又は小さい顆粒を容易に得ることがで
きるからである。
【0016】本発明者らは、数多くの実験の中で材料の
粒径または形状についてのばらつきが以下に示す範囲よ
りも小さい場合には、ターゲット表面の温度が安定し、
最終的に得られる膜の品質が実用上、有効な程度に安定
することを確認した。ここで、「膜の品質が実用上有効
な程度に安定する」とは、膜に光の吸収が発生したり、
膜の強度が実用上十分でない場合があるなど、一回の成
膜内での成膜速度分布、膜質の安定のみならず、複数の
成膜における成膜速度、膜質のばらつきが実用的に問題
が発生する場合以外のことである。
【0017】粒径又は形状のばらつきの具体的な値とし
ては、形状としての顆粒状を考慮しないで、粒径の管理
を粒子の最大長さによってのみによりで行った場合、顆
粒状MgF2 の各粒子の最大長さのばらつきを±50%
以内とすることにより、ターゲット表面の温度が安定
し、最終的に得られる膜の品質が実用上有効な程度に安
定する。
【0018】また、顆粒の最大長さに加え、顆粒の形状
についても考慮した場合の値は、顆粒状であるMgF2
の各粒子の最大径と最小径の差が最大径に対して50%
以下であり、且つ最大径のばらつきが±80%以内であ
る。最大径と最小径の差が最大径に対して50%以下の
場合は、顆粒の形状が球体に近くなり、各粒子が有して
いる熱容量の差が小さくなると共に、各粒子が相互に接
触する接触面の大きさが安定するため、顆粒状MgF2
ターゲットの温度が安定し易くなる。
【0019】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)図1はMgF2 薄膜を成膜するための
スパッタ装置の成膜系の構成を示す。電極としてのマグ
ネトロンスパッタリングカソード1上には、スパッタリ
ング材料としての顆粒状のMgF2 がガラス製の皿に載
せられて設置されている。このマグネトロンスパッタリ
ングカソード1及びターゲット材料2の周囲には、ター
ゲットシールド3が配置されている。このターゲットシ
ールド3は常に電位がグラウンドレベルとなっている。
ターゲットシールド3の上方には、開閉制御されたシャ
ッター4が配置されている。
【0020】成膜を行うガラス基板5は、基板ホルダー
6により保持される。基板ホルダー6の回転中心は、マ
グネトロンスパッタリングカソード1の直上に位置せ
ず、偏心した位置にある。成膜中はこの基板ホルダー6
が回転する。この回転と、マグネトロンスパッタリング
カソード1からの偏心とにより、膜をガラス基板5上に
均一に成膜することができる。以上のマグネトロンスパ
ッタリングカソード1、ターゲット材料2、ターゲット
シールド3、シャッター4、ガラス基板5及び基板ホル
ダー6は真空槽8内に配置されて成膜が行われる。
【0021】次に、この装置を使用した成膜を説明す
る。ターゲット材料である顆粒状のMgF2 は、1〜2
mmの粒径となっており、1mm間隔の網を有した篩
((株)オプトロン社製)にかけ、篩に残ったものを成
膜に使用した。
【0022】表面が清浄なガラス基板5を、基板ホルダ
6に取り付ける。その後、直ちに真空槽8内を排気す
る。10-4Pa以上の真空度となったとき、基板ホルダ
ー6を回転させると同時に、真空槽10内にO2 ガスを
導入し、0.4Paの圧力とする。
【0023】そして、真空槽10内の圧力が安定した状
態で、カソード1にRF電力を印加して、ターゲット材
料2の上にプラズマを発生させる。このときシャッター
4は閉じており、いわゆるプレスパッタの状態となる。
通常のプレスパッタは、ターゲット表面の酸化物などを
除去して、スパッタを安定させることを主な目的として
行うが、この実施の形態では、この目的の他に、スパッ
タ時にターゲット材料2が分子または分子群の状態で跳
び易いようにターゲット2の温度を上昇させることをも
目的としている。
【0024】ターゲット2の温度が上昇し、プラズマの
状態が安定した時点でシャッター4を開ける。物理的膜
厚が100nmとなる時間が経過した時点で、再びシャ
ッター4を閉める。このような操作では、あらかじめ成
膜速度を計測し、シャッター4を開ける時間で膜厚を制
御するものである。
【0025】シャッター4を閉めてから、カソード1に
印加していたRF電圧を徐々に落とし、プラズマを消失
させる。又、基板ホルダー6の回転も同時に止め、真空
槽8をリークする。取り出したガラス基板上に形成され
た膜の物理的膜厚を、段差計により測定したところ、1
05nmであった。同様の実験を10回繰り返したとこ
ろ、成膜される膜の物理的膜厚は96nm〜111nm
の間でばらついた。これらの得られた膜には可視光で吸
収がなく(400nmで0.6%以下)、擦傷性も実用
十分な程度の強度があった。ここでいう「実用十分」と
は、ISO国際規格(ISO/DIS 9211−3)
で定められた光学コーティング耐環境性試験の区分Cの
試験で合格となったことを指す。
【0026】MgF2 単結晶を最も大きな粒子、最大長
さが4mm以下程度にまで粉砕した粒子をターゲットと
して用いた場合の同様の実験(10回繰り返し)では、
物理的膜厚のばらつきが55〜300nmと大きい。得
られる膜の中には、可視光で吸収が認められる(400
nmで2.4%の吸収)ものや、擦傷性試験で十分な強
度が得られないものが含まれた。
【0027】このように、この実施の形態では、粒径を
1〜2mmに揃えたことにより、成膜速度の安定性が大
きく向上し、また、膜質についても安定している。
【0028】(実施の形態2及び3)この実施の形態で
は、顆粒状ターゲットに含まれる顆粒の形状・大きさを
除き、スパッタリング装置の構成は実施の形態1と同様
である。表1は、実施の形態2、3及び比較例1におけ
る顆粒状の形状、大きさを示す。比較例1においては、
実施の形態2、3における顆粒の双方を含むものであ
る。
【0029】
【表1】
【0030】これらの実施の形態2、3および比較例1
では、プレスパッタ時間、スパッタ時間を除き、成膜条
件は実施の形態1と同様である。スパッタ時間は、それ
ぞれの条件においてあらかじめ成膜速度を測定し、物理
的膜厚で略100nmとなるようにあらかじめ決定し
た。
【0031】表2は10回成膜した場合のプレスパッタ
時間、成膜速度のばらつき、光吸収及び耐擦傷性を示
す。実施の形態2、3を比較した場合、実施の形態2の
方が顆粒が小さいため、ターゲットの温度上昇に要する
時間が短く、プレスパッタ時間が短くなっている。成膜
速度、膜質のばらつきについては、実施の形態2、3で
はすべて良品が得られているのに対し、比較例1では不
良品を含んでいる。
【0032】
【表2】
【0033】実施の形態2、3では、顆粒状のターゲッ
トの最大長さのばらつきが、±50%以内であり、10
回の成膜の中で、全数が良品であるのに対し、この範囲
を超える比較例1では、成膜速度のばらつきが非常に大
きく、膜質も安定せず、不良を含んでいる。従って、顆
粒の大きさを揃えることにより成膜速度、膜質を安定さ
せることができている。
【0034】(実施の形態4、5)この実施の形態にお
いて、顆粒状ターゲットに含まれる顆粒の形状・大きさ
を除き、スパッタリング装置の構成は実施の形態1と同
様である。表3は、実施の形態4、5における顆粒の形
状・大きさである。形状の選別は、立方体の場合、最大
径と最小径の差が最大径に大して約42%であることを
考慮し、目視で行った。
【0035】表4は、実施の形態4、5によって成膜す
る条件及び成膜特性を示す。プレスパッタ時間、スパッ
タ時間を除き、実施の形態1と同様である。スパッタ時
間は、それぞれの条件において、あらかじめ成膜速度を
測定し、物理的膜厚でほぼ100nmとなるように決定
した。実施の形態4、5における成膜の結果、共に得ら
れた膜はすべて良品であった。
【0036】
【表3】
【0037】
【表4】
【0038】表4から顆粒状のターゲットの最大長さの
ばらつきが、±50%以内である実施の形態4において
は、最大径と最小径の差が最大径に対して50%以下と
したことで、実施の形態2と比較して明らかに成膜速度
が安定している。
【0039】又、顆粒状のターゲットの最大長さのばら
つきが、±80%以内である実施の形態5においては、
実施の形態3程度の成膜速度の安定性を示したのに加え
て、10回の成膜の中で全数良品が得られた。比較例1
では、成膜速度のばらつきが非常に大きく、膜質も安定
せず不良を含んでいるのに対し、最大径と最小径の差が
最大径に対して50%以下としているため、成膜速度、
膜質共に大きく安定している。以上の結果として、顆粒
状ターゲットの最大長さのばらつきを±80%以内とし
ても、成膜が実用上十分な程度に安定した。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、顆粒状MgF2 の各粒子の最大長さのばらつき
を±50%以内とすることにより、ターゲット表面の温
度が安定し、作製する薄膜の品質が安定する。
【0041】請求項2の発明によれば、MgF2 の各粒
子の最大径と最小径の差が最大径に対して50%以下で
あり、且つ最大径のばらつきが±80%以内となってい
るため、顆粒の形状が球体に近くなり、各粒子が有して
いる熱容量の差が小さくなり、ターゲットの温度が安定
する。
【0042】請求項3の発明によれば、薄膜を製造する
際に生じる膜質と成膜速度のばらつきを押さえることが
可能となり、透明で耐久性の高いMgF2 薄膜を安定し
て作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用されるスパッタリング装置の断面
図である。
【符号の説明】
1 マグネトロンスパッタリングカソード 2 ターゲット 3 ターゲットシールド 4 シャッター 5 ガラス基板 6 基板ホルダー 8 真空槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三田村 宣明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 豊原 延好 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 高尾 潔 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 生水 利明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スパッタリング法によりフッ化マグネシ
    ウム薄膜を形成するためのスパッタリングターゲットで
    あって、 各粒子の最大長さのばらつきが±50%以内である顆粒
    状のフッ化マグネシウムが膜材料となっていることを特
    徴とするスパッタリングターゲット。
  2. 【請求項2】 スパッタリング法によりフッ化マグネシ
    ウム薄膜を形成するためのスパッタリングターゲットで
    あって、 最大径と最小径との差が最大径に対して50%以下であ
    り、且つ最大径のばらつきが±80%以内である顆粒状
    のフッ化マグネシウムが膜材料となっていることを特徴
    とするスパッタリングターゲット。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のスパッタリングタ
    ーゲットをスパッタリングしてフッ化マグネシウム薄膜
    を形成することを特徴とする薄膜の製造方法。
JP16093597A 1997-06-18 1997-06-18 スパッタリングターゲット及び薄膜の製造方法 Withdrawn JPH116059A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003023084A1 (fr) * 2001-09-05 2003-03-20 Nikko Materials Company, Limited Cible de pulverisation cathodique de fluorure et son procede de preparation

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Effective date: 20040907