JPH1159987A - 輪転印刷機にウエブを通し入れるための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙通し過程で通し入れたいウエブに一様に負
荷がかかるようにウエブ通し装置を改善する。 【解決手段】 輪転印刷機（１）にウエブを通し入れる
ための装置が，可とう性の有端の紙通しエレメント（１
９，２０）を有しており，これがウエブをウエブ経路に
沿って輪転印刷機（１）の構成要素（３，４，５，６，
７，８，１１）に通し入れる。ウエブの前端部を保持す
る紙通しエレメント（１９，２０）に，輪転印刷機の構
成要素（３，４，５，６，７，８，１１）を通過する搬
送手段（１５，１６）が付属している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は輪転印刷機，特に互
いに前後に又は上下に配置された印刷ユニットを有して
いる輪転印刷機，のための紙通し装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来技術（ドイツ連邦共和国特許第２４
０２７６８号明細書）から，輪転印刷機にウエブを通し
入れるための装置が公知である。有端の可とう性の，ウ
エブをつかむ紙通しエレメントが設けられており，その
長さは隣接する駆動ユニットの間の間隔よりも少し長
い。紙通し経路に沿って紙通しエレメントを動かすため
に，複数の駆動ユニットが設けられている。紙通し経路
に沿って，その都度必要とされる駆動ユニットのスイッ
チを入れ，同時にもはや必要でなくなった駆動ユニット
のスイッチを切るために，紙通しエレメントによって操
作可能なスイッチ操作部材が設けられている。

【０００３】ドイツ連邦共和国特許第２５３２１６８号
明細書は輪転印刷機にウエブを通し入れる方法及び装置
に関する。貯蔵器から出てハウジング固定の多数の案内
手段に案内される可とう性の搬送手段が，案内したいウ
エブの先細にされた始端を差し込む手段を備えている。
この場合ウエブは第１の貯蔵器から引き出される搬送手
段に掛着される。この搬送手段は，設定された経路に沿
って案内される第２の搬送手段に連結可能である。第２
の搬送手段自体は，駆動される第２の貯蔵器に引入れ可
能な第３の可とう性の搬送手段に連結可能である。第１
〜第３の搬送手段は第２の貯蔵器に引き入れることがで
きる。ウエブを搬送手段から取り外した後，第１〜第３
の搬送手段は第１の貯蔵器によって再び引き戻すことが
可能である。

【０００４】ヨーロッパ特許出願公開第０５３３０４２
号明細書は，ウエブを巻取紙輪転印刷機に通し入れるた
めの装置を開示している。紙通し経路に沿って案内され
る無端状のベルト系が提案される。このベルト系に，通
し入れたいウエブが固定されている。縦方向に裁断され
た一方の部分ウエブを搬送するフックベルトとして形成
された紙通しベルトが，一方の紙通し経路に沿って案内
されている。裁断される前のウエブ始端は三角形にされ
ていて，他方の紙通し経路のための通し部材（例えば
鎖）に取り付けられる連行部分を接着されている。この
装置は，安価な製造のほかに，ターニングバーを巡って
輪転印刷機に部分ウエブを引き込むことも可能にするも
のである。

【０００５】最後にヨーロッパ特許第０４１８９０３号
明細書により，巻取紙輪転印刷機のためのウエブ通し装
置が公知である。ウエブ通し経路に沿ってウエブ通し部
材ガイドが設けられていて，ウエブ供給部から折り部の
直前の位置まで延びている。ウエブ通し部材は，経路の
上流側にある位置からウエブ導入経路の全長にわたって
延びるように駆動される。すなわちウエブ通し操作の際
に，ウエブ通し部材がウエブ通し経路に沿って駆動され
る。ウエブ通し部材には，経路に沿って通し入れたいウ
エブを固持するためにウエブ保持部が設けられている。
更に，少なくとも１つの付加的なウエブ通し部材ガイド
が設けられている。この解決手段によれば，ウエブ通し
経路の下流側に配置されたウエブ通し部材貯蔵部が設け
られている。このウエブ通し部材貯蔵部に貯蔵されるウ
エブ通し部材の後端部はウエブと結合される。ウエブ通
し部材は，多数のウエブ通し部材ガイドから選択された
任意のガイドに沿って移動できる。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は，紙通
し過程の間，通し入れたいウエブに一様に負荷がかかる
ように，ウエブ通し装置を改善することである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明の構成では，ウエブの前端部を保持する紙通
しエレメントに，輪転印刷機の構成要素を通過する搬送
手段が付属しているようにした。

【０００８】

【発明の実施の形態】本発明の有利な実施形態では，前
記紙通しエレメントは搬送手段と連結可能である。紙通
しエレメントを保持するために，前記搬送手段に連結箇
所が設けられているので，紙通しエレメントは再び巻取
紙交換装置に移動できる。前記搬送手段は，輪転印刷機
の片側又は両側で延びていることができる。１つのウエ
ブを通し入れるために１つの紙通しエレメントが用いら
れる場合は，１つの搬送手段で十分である。２つの部分
ウエブが異なったウエブ経路に通される場合は，２つの
紙通しエレメントと，２つの搬送手段とが設けられてい
てよい。

【０００９】紙通しエレメントが各々１つの駆動部材を
有しているように，搬送手段もそれぞれの駆動部材を備
えている。その際に，搬送手段は紙通し方向及びこれと
は反対方向に移動できる。駆動部材は電動機と圧力媒体
で負荷される駆動装置とのいずれを備えてもよい。

【００１０】搬送手段は紙通しエレメントと同様に，小
さい曲げ半径で曲げることのできる可とう性のベルトか
らなることができる。更に，搬送手段はチェーン状に形
成され得る。紙通しエレメントの駆動部材が横材に保持
されることが好都合である。紙通しエレメントの駆動部
材の位置を調整するために，駆動部材は横材に沿って紙
通し方向に対して横方向に移動できるので，紙通しエレ
メントはウエブの前端部に関して正確に位置決めされ得
る。

【００１１】相応の紙通しエレメントを送り戻すための
搬送手段が操作側に設けられる場合，この搬送手段が作
動可能な変向部材，例えば圧力媒体で負荷されるシリン
ダによって機械構成要素への通路から基礎内に下降で
き，印刷ユニットや乾燥装置などに妨げられずに接近す
ることが可能になる。

【００１２】紙通しエレメントは好ましくはウエブ先端
で巻き付けることのできるほぼ三角形のウエブ要素によ
って固定されるので，紙通しに必要な引張力は一様にウ
エブ又は部分ウエブ内に導入され得る。

【００１３】

【実施例】以下に，本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。

【００１４】図１は，輪転印刷機の全長にわたって延び
ている本発明による紙通し装置の全体図を示している。

【００１５】輪転印刷機１は基礎２の上に載設されてお
り，例えば，巻取紙交換装置３，紙通しユニット４，幾
つかの印刷ユニット５及び乾燥装置７の前に配置された
安全装置６を有している。乾燥装置７の後ろには，クー
リング装置８，折り装置９及び上部ターニングバー装置
１１が接続している。

【００１６】ここに示された例では，駆動側１３にも操
作側１４にも，それぞれ１つの搬送手段１５，１６とそ
れぞれ１つの紙通しエレメント１９，２０がある。紙通
しエレメント１９，２０によって，例えば図４に示した
２つの部分ウエブ３１．１，３１．２を種々異なるウエ
ブ経路に通し入れることができる。２つの紙通しエレメ
ント１９，２０と２つの搬送手段１５，１６の代わり
に，１つのウエブ３１のみの紙通しを可能にするため
に，１つの紙通しエレメント１９と１つの搬送手段１５
の組み合わせを実現することもできよう。

【００１７】駆動側１３で，可とう性の耐熱ベルト，鋼
索あるいはまたチェーンとして形成され得る搬送手段１
６が２つの駆動部材２１．１，２１．２（ここではウイ
ンチとして形成されている）によって駆動される。駆動
部材２１．１，２１．２により，搬送手段１６は紙通し
方向１７あるいはまたこれとは反対の送り戻し方向１８
に動くことができる。ここに示された状態では，駆動側
の紙通しエレメント１９は連結箇所２９で搬送手段１６
と連結されるので，紙通しエレメント１９は巻取紙交換
装置３に送り戻されることができる。搬送手段１６のた
めの駆動部材２１．１，２１．２は駆動装置２３，例え
ば電動機あるいはまた空気圧駆動装置又は油圧駆動装置
を備えることができる。更に駆動側には，図示された構
成で紙通しエレメント１９が示されている。ナイロンベ
ルトか，又はその他の可とう性のプラスチックから作ら
れた紙通しエレメント１９は，ウエブ又は部分ウエブを
輪転印刷機の構成要素に通し入れる。この目的のため
に，紙通しエレメント１９は特に相応の駆動部材２４．
１を備えており，あるいは部分ウエブが導入されて複数
の紙通しエレメントが設けられている場合は，２つの駆
動部材２４．１及び２４．２を備えている。駆動部材２
４．１若しくは２４．２は横材１０に移動可能に保持さ
れている。横材１０は，例えば折り装置９の上方で上部
ターニングバー装置１１に保持されることができる。

【００１８】図１に示された構成において，２つの紙通
しエレメント１９，２０は上述した連結箇所２９，３０
で搬送手段１５，１６に掛着されることができる。その
後で，駆動部材２１．１，２２．１が操作されて，搬送
手段１５，１６がウインチとして形成された駆動部材２
１．１，２２．１によって巻き戻されるので，紙通しエ
レメント１９，２０がその経路を通って巻取紙交換装置
３まで送り戻される。ここで紙通しエレメント１９，２
０又は紙通しエレメント１９が，ウエブの前端部に固定
される。その後で，駆動部材２４．１，２４．２のスイ
ッチが入れられ，ウエブが輪転印刷機の構成要素に通し
入れられる。ウエブの通し入れは駆動部材２４．１，２
４．２によって行われ，緩速で紙通しを助成する輪転印
刷機の各構成要素４，５，６及び８によって支援され
る。ウエブが構成要素，例えば印刷ユニット５及び乾燥
装置７に通し入れられると，ウエブはクーリング装置８
のクーリングローラ２５上を通され，そこから上部ター
ニングバー装置１１のターニングバー２６を巡って折り
装置９に送られる。

【００１９】ウエブ又は部分ウエブを輪転印刷機に通し
入れる紙通しエレメント１９，２０は搬送手段１５，１
６によって，新たに通し入れたいウエブ又は部分ウエブ
が後から通し入れられることになっている経路に沿って
既に案内されている。次に，駆動部材２４．１，２４．
２が紙通しエレメント１９，２０を，既に紙通しエレメ
ント１９，２０の送り戻しによって規定されているウエ
ブ経路を通って，すなわち印刷ユニット，乾燥装置，ク
ーリング装置及び上部ターニングバー装置を通って引
く。輪転印刷機１の操作側１４への接近を損ねることの
ないように，そこに搬送手段１５が設けられている場合
は，ここに略示されている変向部材２８によって，搬送
手段１５が通路２７の範囲で一時的に基礎内に下降させ
られることができるので，操作側１４で印刷ユニットな
どへの接近が搬送手段１５の経路によって妨げられるこ
とはない。更に付言すると，衝撃や衝動のない紙通しを
可能にするために，搬送手段１５，１６は駆動部材２
１．１，２１．２によって絶えずプレロード又は予荷重
が加えられている。

【００２０】図２は，紙通しエレメントのための駆動部
材の支承部の拡大した部分図を示している。

【００２１】図示された横材１０は駆動部材２４．１若
しくは２４．２を保持し，例えば上部ターニングバー装
置１１内に配置されることができる。このようにする
と，ウエブ３１又は部分ウエブ３１．１，３１．２が上
部ターニングバー装置１１内に通し入れられることがで
きる。これにより，１つ以上の新しいウエブを通し入れ
るために印刷工が上部ターニングバー装置１１内に潜り
込むという，時間がかかり，必ずしも安全とは言えない
作業が回避され得る。それぞれ紙通しエレメント１９，
２０を通し入れる駆動部材２４．１，２４．２は横材１
０に移動可能に保持されているので，通し入れたいウエ
ブ３１又は通し入れたい部分ウエブ３１．１，３１．２
の先端３２に正確に位置合わせ可能である。これにより
力をウエブの中心に導入することが保証されている。し
たがって，片寄って作用する引張力による断紙は，完全
に防ぐことができる。ここで略示されている搬送手段１
５及び１６には，それぞれ掛着点２９，３０がある。こ
れらは環，接合板，開口部などとして形成されてよい。
これらは，駆動部材２４．１及び２４．２のウインチに
巻き付けられている紙通しエレメント１９及び２０の端
部を巻取紙交換装置３に送り戻すために，搬送手段１５
及び１６に固定するのに用いられる。この場合，搬送手
段１５及び１６に保持された紙通しエレメント１９，２
０は，後から通し入れたいウエブが進むことになってい
る規定のウエブ経路を進む。ここで番号２６は上部ター
ニングバー装置１１内のターニングバーを表しており，
これにウエブ３１が巻き付けられている。それぞれの送
り戻し方向１８が紙通しエレメント１９と２０に対して
同じであるが，後から通し入れたい部分ウエブ３１．
１，３１．２のために通過したウエブ経路は種々異なっ
て延びてよいことを示すために，それぞれのウエブ経路
内に種々異なって位置決めされたターニングバー２６が
設けられている。そうすることによって，後から部分ウ
エブ３１．１，３１．２を通し入れるために，やはり種
々異なる部分ウエブ経路３４．１，３４．２が生じる。

【００２２】図３及び図４には，ウエブのためのウエブ
経路と部分ウエブ経路３４．１，３４．２が示されてい
る。

【００２３】図３は，ターニングバー２６を巡って紙通
し方向１７に進む個々のウエブ３１のためのウエブ経路
（詳細に示さない）を示している。紙通しエレメント１
９はウエブ３１のウエブ先端３２に固定されている。こ
の目的のために，図７及び図８に詳しく示されている可
とう性のウエブ引張部材３５が働く。図４は，長手方向
に断裁された２つの部分ウエブを通し入れる際の状況を
示している。最初のウエブ３１から出ている部分ウエブ
３１．１，３１．２が，長手方向断裁装置３３によって
作られる。長手方向断裁装置３３については，ここでは
詳しく図示及び説明しない。ウエブ先端３２で部分ウエ
ブ３１．１，３１．２を保持しているウエブ引張部材３
５は，紙通しエレメント１９，２０（図１，図２）と連
結されている。紙通しエレメント１９，２０は，ウエブ
経路３４．１，３４．２を通って，搬送手段１５，１６
によって巻取紙交換装置３に送り戻されており，紙通し
エレメント１９，２０のこの送り戻し経路によって規定
されたウエブ経路に従い新しいウエブ３１．１，３１．
２を通し入れることを可能にする。この場合，ウエブ経
路３４．１，３４．２が全く種々異なる経路を取り得る
ことは明らかである（図２参照）。

【００２４】図５は，作動した搬送手段を有する操作側
の側面図を示している。

【００２５】この場合，搬送手段１５はその作動位置に
ある。すなわち，搬送手段１５は駆動部材２２．１，２
２．２によって紙通し方向１７又は送り戻し方向１８に
搬送される。基礎２の上に配置された印刷ユニット５
は，通路２７に付属している側にそれぞれ変向部材２８
を有している。これらの変向部材２８によって，紙通し
が行われた後，又は紙通しエレメントの送り戻しが完了
した後に，通路２７にある搬送手段１５の部分は基礎２
の中に下降することができて，操作側で例えば印刷ユニ
ット５への自由な接近を保証する。ここで印刷ユニット
５について言われたことは，クーリング装置８，乾燥装
置７ならびに安全装置６及び紙通しユニット４にも該当
する。

【００２６】図６には，操作側で開放された輪転印刷機
の構成要素への通路が示されている。変向部材２８は，
搬送手段１５を取り囲んでいる，例えば円形の環を有す
ることができる。紙通しが行われた後に変向部材２８の
操作シリンダに保持された環が作動させられて，これら
の環が通路２７の範囲で搬送手段１５を下方に引くの
で，搬送手段１５は基礎２の凹部に下降でき，それによ
って印刷ユニット５への接近が開放されている。環の代
わりに，通路２７の範囲で搬送手段１５を変向させるた
めに他の構成部材が考えられることは言うまでもない。

【００２７】最後に，図７及び図８について述べると，
これらの図には紙通しエレメント１９，２０におけるウ
エブ３１，３１．１及び３１．２の固定が示されてい
る。ウエブ引張部材３５は曲げやすい材料やプラスチッ
クなどからなり，ほぼ三角形をしている。ウエブ引張部
材３５は，相前後して位置している開口部からなって，
それぞれの紙通しエレメント１９又は２０を受容する導
入部３６を有している。ウエブ先端３２の端部は，紙通
しエレメント３５の回りで包み込まれて固定部材３７に
よって固定され，それによってウエブ３１又は部分ウエ
ブの紙通し方向１７への搬送を可能にする。ウエブ引張
部材３５の固定は，両面接着テープ又は面ファスナなど
で行うことができる。図８に示された，長手方向に断裁
された部分ウエブ３１．１，３１．２を有する変形例で
は，ウエブ引張部材３５は紙通しエレメント１９及び２
０に固定されている。紙通しエレメント１９，２０は紙
通し方向１７に搬送する際は既に述べたように種々異な
るウエブ経路に通し入れられる。種々異なる部分ウエブ
経路３４．１，３４．２（図４）を保証するために，各
々の部分ウエブ３１．１，３１．２は，互いに独立に個
別のウエブ経路を取るウエブ引張部材３５を備えてい
る。ウエブ先端３２におけるウエブ引張部材３５の固定
は，既に図７に示された要領で行うことができる。

【００２８】

【発明の効果】本発明による解決手段は，ウエブを通し
入れる際に，このウエブに及ぼされる力をウエブ内に一
様に導入するという利点を提供する。紙通しエレメント
はウエブの側部ではなく，ウエブ先端と係合するので，
引張力はウエブの中心に作用する。そうすることによっ
て，ウエブがずれることなく最初から機械内のほぼ目標
位置に導入されるように，ウエブ又は長手方向に断裁さ
れた部分ウエブを通し入れることができる。紙通しエレ
メントはウエブを上部ターニングバー装置内まで引っ張
るので，ターニングバーを巡る紙通しも簡単に行われ得
る。紙通しエレメントに搬送手段を付属させたことによ
り，紙通しエレメントはウエブを新規に通し入れる際に
必要とされる場所に簡単に送り戻されることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】輪転印刷機の全長にわたって延びている本発明
による紙通し装置の全体図である。

【図２】紙通しエレメントのための駆動部材の支承部の
拡大した部分図である。

【図３】ウエブのためのウエブ経路を示す図である。

【図４】２つの通し入れたい部分ウエブのためのウエブ
経路を示す図である。

【図５】付勢された搬送手段を有する操作側の側面図で
ある。

【図６】操作側で搬送手段の変向により解放された輪転
印刷機の構成要素への通路を示す図である。

【図７】紙通しエレメントにおけるウエブの固定例を示
す図である。

【図８】紙通しエレメントにおける部分ウエブの固定例
を示す図である。

【符号の説明】

１ 輪転印刷機， ２ 基礎， ３ 巻取紙交換装置，
４ 紙通しユニット， ５ 印刷ユニット， ６ 安
全装置， ７ 乾燥装置， ８ クーリング装置， ９
折り装置， １０ 横材， １１ 上部ターニングバ
ー装置， １２折りたたみ胴部分， １３ 駆動側，
１４ 操作側， １５ 操作側搬送手段， １６ 駆動
側搬送手段， １７ 紙通し方向， １８ 送り戻し方
向，１９ 紙通しエレメント， ２０ 紙通しエレメン
ト， ２１．１ 駆動部材，２１．２ 駆動部材， ２
２．１ 駆動部材， ２２．２ 駆動部材， ２３駆動
装置， ２４．１ 駆動部材， ２４．２ 駆動部材，
２５ クーリングローラ， ２６ ターニングバー，
２７ 通路， ２８ 変向部材， ２９掛着点， ３
０ 掛着点， ３１ ウエブ， ３１．１ 部分ウエ
ブ， ３１．２ 部分ウエブ， ３２ ウエブ先端，
３３ 長手方向断裁装置， ３４．１ 第１の部分ウエ
ブ経路， ３４．２ 第２の部分ウエブ経路， ３５
ウエブ引張部材， ３６ 導入部， ３７ 固定部材

フロントページの続き (71)出願人 390009232 Ｋｕｒｆｕｅｒｓｔｅｎ−Ａｎｌａｇｅ 52−60，Ｈｅｉｄｅｌｂｅｒｇ，Ｆｅｄｅ ｒａｌ Ｒｅｐｕｂｌｉｃ ｏｆ Ｇｅｒ ｍａｎｙ

Claims (17)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 輪転印刷機にウエブを通し入れるための
   装置であって，可とう性の有端の紙通しエレメントを有
   しており，該紙通しエレメントがウエブをウエブ経路に
   沿って輪転印刷機の構成要素に通し入れる形式のものに
   おいて，ウエブ（３１，３１．１，３１．２）の前端部
   （３２）を保持する紙通しエレメント（１９，２０）
   に，輪転印刷機（１）の構成要素（３，４，５，６，
   ７，８，１１）を通過する搬送手段（１５，１６）が付
   属していることを特徴とする，輪転印刷機にウエブを通
   し入れるための装置。
2. 【請求項２】 前記紙通しエレメント（１９，２０）が
   搬送手段（１５，１６）と連結可能である，請求項１記
   載の装置。
3. 【請求項３】 前記搬送手段（１５，１６）が紙通しエ
   レメント（１９，２０）のための連結箇所（２９，３
   ０）を備えている，請求項２記載の装置。
4. 【請求項４】 前記搬送手段（１５，１６）が輪転印刷
   機（１）の片側又は両側で延びている，請求項１記載の
   装置。
5. 【請求項５】 紙通しエレメント（１９，２０）がそれ
   ぞれの駆動部材（２４．１，２４．２）によって駆動さ
   れる，請求項１記載の装置。
6. 【請求項６】 前記搬送手段（１５，１６）がそれぞれ
   の駆動部材（２１．１，２１．２，２２．１，２２．
   ２）によって駆動される，請求項１記載の装置。
7. 【請求項７】 前記搬送手段（１５，１６）がウエブ
   （３１）の紙通し方向（１７）とは反対の送り戻し方向
   （１８）で可動である，請求項１記載の装置。
8. 【請求項８】 前記駆動部材（２１．１，２１．２，２
   ２．１，２２．２；２４．１，２４．２）が電動機であ
   る，請求項５から７までのいずれか１項記載の装置。
9. 【請求項９】 前記駆動部材（２１．１，２１．２，２
   ２．１，２２．２；２４．１，２４．２）が圧力媒体で
   負荷される駆動装置である，請求項５から７までのいず
   れか１項記載の装置。
10. 【請求項１０】 搬送手段（１５，１６）及び紙通しエ
    レメント（１９，２０）が可とう性の耐熱ベルトからな
    る，請求項１記載の装置。
11. 【請求項１１】 搬送手段（１５，１６）がチェーン状
    に形成されている，請求項１記載の装置。
12. 【請求項１２】 紙通しエレメント（１９，２０）の駆
    動部材（２４．１，２４．２）が横材（１０）に保持さ
    れている，請求項１記載の装置。
13. 【請求項１３】 駆動部材（２４．１，２４．２）が横
    材（１０）に沿って紙通し方向（１７）に対して直角に
    移動可能である，請求項１２記載の装置。
14. 【請求項１４】 操作側の搬送手段（１５）が作動可能
    な変向部材（２８）によって輪転印刷機（１）の構成要
    素（３，４，５，６，７，８）への通路（２７）を開放
    する，請求項４記載の装置。
15. 【請求項１５】 前記変向部材（２８）が圧力媒体で負
    荷されるシリンダである，請求項１４記載の装置。
16. 【請求項１６】 紙通しエレメント（１９，２０）がウ
    エブ（３１，３１．１，３１．２）のウエブ先端（３
    ２）をウエブ引張部材（３５）で保持する，請求項１記
    載の装置。
17. 【請求項１７】 輪転印刷機であって，ウエブをウエブ
    経路に沿って輪転印刷機の構成要素に通し入れる可とう
    性の有端の紙通しエレメントを備えた紙通し装置を有す
    る形式のものにおいて，ウエブ（３１，３１．１，３
    １．２）の前端部（３２）を保持する紙通しエレメント
    （１９，２０）に，輪転印刷機（１）の構成要素（３，
    ４，５，６，７，８，１１）を通過する搬送手段（１
    ５，１６）が付属していることを特徴とする輪転印刷
    機。