JPH1159811A - 素板倉庫積み付けシステム - Google Patents

素板倉庫積み付けシステム

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Publication number
JPH1159811A
JPH1159811A JP21473497A JP21473497A JPH1159811A JP H1159811 A JPH1159811 A JP H1159811A JP 21473497 A JP21473497 A JP 21473497A JP 21473497 A JP21473497 A JP 21473497A JP H1159811 A JPH1159811 A JP H1159811A
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JP
Japan
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pallet
conveyor
raw material
transfer device
fraction
Prior art date
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Application number
JP21473497A
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English (en)
Inventor
Yohei Okano
陽平 岡野
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1159811A publication Critical patent/JPH1159811A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】規定枚数に満たないパレットを規定枚数に効率
よくまとめて積み付け直すことにより、素板倉庫の使用
効率の向上を図る。 【解決手段】振分装置3、一括移載装置4、単品移載装
置5、入庫装置6、パレット排出装置7、及び制御装置
8を備え、制御装置8は、端数パレットを所定の順序に
従って素板倉庫1から順次出庫し、振分装置3によって
一括移載装置4又は単品移載装置5のいずれか一方に振
り分けるとともに、一括移載装置4によって後工程搬出
ライン(コンベアDからコンベアG)に移載された素板
を、単品移載装置5によって、コンベアF上に待機して
いる端数パレットに規定枚数まで積み戻した後、入庫装
置6によって素板倉庫1に再度入庫するといった一連の
制御を繰り返し行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、素板成形ラインよ
り搬入されてくる素板を素板倉庫にパレット単位で中間
ストックし、後工程からの要求に応じて必要枚数の素板
を素板倉庫から後工程搬出ラインへ搬出する素板搬出設
備ラインに係り、より詳細には、素板の積載枚数が規定
枚数に満たないパレットが素板倉庫内に中間ストックと
して多数保管されるといった素板倉庫の使用効率の低い
状態を改善し得る素板倉庫積み付けシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、素板成形ラインより搬入されて
くる素板を素板倉庫にパレット単位で中間ストックし、
後工程からの要求に応じて必要枚数の素板を素板倉庫か
ら後工程搬出ラインへ搬出する素板搬出設備ラインの概
略構成図である。
【0003】この素板搬出設備ラインは、素板倉庫1か
らスタッカクレーン2によってパレット単位で出庫され
た素板を受け取るためのコンベアA、コンベアAに続く
コンベアB、コンベアBから3方に続く各コンベアC,
E,J、コンベアCに並設されたコンベアD、コンベア
Eから2方向に続くコンベアF,H、コンベアFに並設
されたコンベアG、コンベアGに続くコンベアIがそれ
ぞれ設けられており、コンベアD,G,Iによって後工
程搬出ラインを構成している。また、コンベアJは空パ
レットを回収する回収コンベア、コンベアHは残った素
板を積載したパレットを素板倉庫1に戻すための入庫コ
ンベアである。
【0004】素板倉庫1は、横方向に9連、高さ方向に
9段で構成された計81個の収納棚を有す倉庫棚1a
が、4列配置されており、対向して配置された倉庫棚1
a,1aの間にそれぞれスタッカクレーン2が配置され
ている。なお、図中の符号11は図示しない成形ライン
からの入庫トラバーサ、12は第2列入庫コンベア、1
3は第3列入庫コンベア、14は再入庫コンベア、15
は返送コンベアである。
【0005】また、コンベアBには振分装置3が配置さ
れ、コンベアCとコンベアDとの間には一括移載装置4
が配置され、コンベアFとコンベアGとの間には単品移
載装置5が配置され、コンベアEには入庫装置6が配置
され、コンベアJにはパレット排出装置7が配置されて
いる。ただし、各装置3,4,5,6,7は、図中2点
鎖線で示している。
【0006】一括移載装置4は、コンベアCに搬送され
たパレットから、コンベアDに素板を一括して移載する
装置である。
【0007】単品移載装置5は、コンベアFに搬送され
たパレットから、コンベアGに素板を1枚ずつ積み付け
ながら移載するとともに、コンベアG上に積載されてい
る素板を1枚ずつコンベアF上に待機しているパレット
に移載して積み戻す装置である。
【0008】入庫装置6は、コンベアB又はコンベアF
から搬送されてきたパレットをコンベアHに搬送する装
置である。
【0009】パレット排出装置7は、主としてコンベア
CからコンベアBを経由して搬送されてきた空のパレッ
トを排出(すなわち、回収)する装置である。
【0010】これら振分装置3、一括移載装置4、単品
移載装置5、入庫装置6及びパレット排出装置7は、制
御装置8によって制御されており、制御装置8は、予め
作成された邸単位情報に基づく生産計画(邸別生産計
画)に従って各装置3,4,5,6,7を制御するよう
になっている。
【0011】次に、上記構成の素板搬出設備ラインにお
いて、邸別生産における素板倉庫1からの素板搬出動作
について説明する。
【0012】ただし、素板倉庫1には、前工程の成形ラ
インでロット単位に成形された素板が、品種毎に規定枚
数である例えば20枚ずつパレットに積載されて保管さ
れる。その結果、素板倉庫1から素板が出庫されない限
り、素板倉庫1には、全てのパレットが素板を規定枚数
積載した状態で保管されていることになる。
【0013】一方、このような素板倉庫1の保管状態に
おいて、素板搬出設備ラインを稼働し、邸単位情報に基
づく生産計画に従って、素板倉庫1から必要な品種の素
板を必要枚数ずつ出庫し、残った素板を素板倉庫1に戻
すといった作業を繰り返し行うと、素板倉庫1には規定
枚数に満たない素板を積載したパレットが多数保管され
ることになる。
【0014】例えば、生産計画に従ってある品種の素板
を後工程に5枚搬出する場合の搬出動作(これを搬出動
作1という)は次のようになる。すなわち、この品種の
素板を規定枚数積載したパレットは、コンベアAからコ
ンベアB、コンベアE、コンベアFと搬送され、ここで
単品移載装置5により1枚ずつ計5枚がコンベアGに移
載(積載)される。一方、5枚を移載した結果、積載枚
数が残り15枚となったパレットは、コンベアFからコ
ンベアE、コンベアHへと搬送され、再び素板倉庫1に
戻されることになる。つまり、積載枚数15枚のパレッ
トが素板倉庫1に保管されることになる。
【0015】また、生産計画に従ってある品種の素板を
後工程に15枚搬出する場合の搬出動作(これを搬出動
作2という)は次のようになる。すなわち、この品種の
素板を規定枚数積載したパレットは、コンベアAからコ
ンベアB、コンベアCと搬送され、ここで一括移載装置
4により20枚の素板が一括してコンベアDに移載(積
載)された後、コンベアGまで搬送される。一方、一括
して移載された結果、空になったパレットは、コンベア
CからコンベアB、コンベアE、コンベアFと搬送され
る。単品移載装置5は、コンベアGに積載されている2
0枚の素板から1枚ずつ計5枚をコンベアFに待機して
いる空のパレットに移載して積み戻す。この後、コンベ
アG上の15枚の素板はコンベアIから後工程に搬出さ
れる。一方、5枚の素板が積み戻されたパレットは、コ
ンベアFからコンベアE、コンベアHへと搬送され、再
び素板倉庫1に戻されることになる。つまり、積載枚数
5枚のパレットが素板倉庫1に保管されることになる。
【0016】このように、搬出する素板の枚数によって
搬出動作が違うのは、次の理由による。すなわち、20
枚積載されたパレットから、15枚の素板を搬出する場
合、単品移載装置5によって1枚ずつ15枚搬出するよ
りも、一括移載装置4によって20枚の素板を一旦移載
し、その後、単品移載装置5によって不要の5枚を積み
戻す方が、搬出時間を短縮できるからである。
【0017】一括移載して不要枚数を積み戻すか、必要
枚数を1枚ずつ移載するかは、予め設定された閥値との
比較において行う。本例では、この閥値を例えば12枚
としている。つまり、パレットに積載されている素板の
枚数が12枚以下の場合には搬出動作1となり、パレッ
トに積載されている素板の枚数が12枚以上の場合には
搬出動作2となる。
【0018】なお、素板を20枚搬出する場合は次のよ
うになる。すなわち、この品種の素板を規定枚数積載し
たパレットは、コンベアAからコンベアB、コンベアC
と搬送され、ここで一括移載装置4により20枚の素板
が一括してコンベアDに移載された後、コンベアG、コ
ンベアIから後工程に搬出される。一方、一括して移載
された結果、空になったパレットは、コンベアCからコ
ンベアB、コンベアJに搬送され、パレット排出装置7
によって排出(すなわち、回収)されることになる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】このような素板搬出動
作を毎日繰り返していくと、素板倉庫1には規定枚数に
満たないパレットが多数保管されることになる。
【0020】しかしながら、従来の素板搬出設備ライン
では、このような規定枚数に満たないパレットを規定枚
数にまとめて積み直すといった作業を行っていなかった
ため、素板倉庫1の保管効率が低下し、ひいては必要な
枚数の中間ストックが行えなくなる可能性があるといっ
た問題があった。
【0021】本発明は係る問題点を解決すべく創案され
たもので、その目的は、規定枚数に満たないパレットを
規定枚数に効率よくまとめて積み付け直すことにより、
素板倉庫の使用効率の向上を図った素板倉庫積み付けシ
ステムを提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の素板倉庫積み付けシステムは、素板成形ラ
インより搬入されてくる素板を素板倉庫にパレット単位
で中間ストックし、後工程からの要求に応じて必要枚数
の素板を前記素板倉庫から後工程搬出ラインへ搬出する
素板搬出設備ラインであって、前記素板倉庫から出庫さ
れたパレットから、前記後工程搬出ライン上に素板を一
括して移載する一括移載装置と、前記素板倉庫から出庫
されたパレットから、前記後工程搬出ライン上に素板を
1枚ずつ積み付けながら移載するとともに、前記一括移
載装置によって前記後工程搬出ライン上に搬出された素
板を、前記素板倉庫から出庫された別の又は同じパレッ
トに1枚ずつ移載して積み戻す単品移載装置と、前記素
板倉庫から出庫されたパレットを前記一括移載装置又は
前記単品移載装置又はパレット排出装置のうちのいずれ
か1つの装置に振り分ける振分装置と、 前記単品移載
装置によって前記後工程搬出ライン上の素板が積み戻さ
れたパレットを前記素板倉庫に入庫する入庫装置と、こ
れら一括移載装置、単品移載装置、振分装置、入庫装
置、パレット排出装置を制御する制御装置とを備え、素
板の積載枚数が規定枚数に満たないパレットを端数パレ
ットとするとき、前記制御装置は、端数パレットを所定
の順序に従って前記素板倉庫から順次出庫し、前記振分
装置によって前記一括移載装置又は前記単品移載装置の
いずれか一方に振り分けるとともに、前記一括移載装置
によって前記後工程搬出ライン上に移載された素板を、
前記単品移載装置によって、前記振分装置により前記単
品移載装置側に振り分けられた端数パレットに規定枚数
まで積み戻した後、前記入庫装置によって前記素板倉庫
に再度入庫するといった一連の制御を繰り返し行うもの
である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0024】本発明の素板倉庫積み付けシステムにおい
ても、基本的なライン構成は図1に示した素板搬出設備
ラインと全く同様であるので、ここでは同図に示す符号
を用いて以下の説明を行うものとする。すなわち、本発
明の素板倉庫積み付けシステムは、このような素板搬出
設備ラインを制御する制御装置8によって実現されてい
る。
【0025】素板搬出設備ラインにおいては、入庫作業
(すなわち、前工程である素板成形ラインによって成形
された素板をパレットに規定枚数積載して素板倉庫1に
入庫する作業)は3直運転(すなわち、3交代制の24
時間運転)であるのに対し、出庫作業(素板倉庫1から
必要枚数の素板を後工程に搬出する作業)は1直運転
(すなわち、例えば9:00〜17:00の8時間運
転)であるため、本発明の素板倉庫積み付けシステム
は、この出庫作業終了後の数時間を利用して行う。
【0026】以下、本発明の素板倉庫積み付けシステム
によって、素板の積載枚数が規定枚数に満たないパレッ
ト(以下、端数パレットという)を、規定枚数(本実施
形態では20枚)に積み付け直すための積み付け動作に
ついて、図2に示すフローチャートを適宜参照して説明
する。
【0027】出庫作業を終了した時点では、従来の技術
でも説明したように、素板倉庫1には端数パレットが多
数保管されている。制御装置8には、この端数パレット
のデータを含む保管データが与えられている。
【0028】制御装置8は、今回処理しようとする品番
が選択(例えば、作業者によって入力)されると、この
選択された品番により保管データを検索する(ステップ
S1)。そして、その品番の素板を積載したパレットの
うち、積載枚数が19枚以下で良品であり、かつ引当無
しの(すなわち、使用する予定の無い)端数パレットを
全て抽出する(ステップS2)。
【0029】そして、抽出した端数パレットの中で、ま
ず2つの端数パレットにて規定枚数となる端数パレット
の組み合わせを選択し(ステップS3)、選択した2つ
の端数パレットにて積み付け作業を行う(ステップS
4)。
【0030】ここで、積載枚数15枚の端数パレットP
15と積載枚数5枚の端数パレットP 5 とが選択された場
合の積み付け作業は以下のように行う。すなわち、制御
装置8は、端数パレットP15を素板倉庫1から出庫し、
コンベアA、コンベアB、コンベアEを経由してコンベ
アFに搬送する。一方、端数パレットP5 は、コンベア
A、コンベアBを経由してコンベアCに搬送し、ここで
一括移載装置4によりコンベアDに一括移載して、コン
ベアGまで搬送する。この後、単品移載装置5によっ
て、コンベアG上に積載されている素板を、コンベアF
上に待機している端数パレットP15に全て積み付けて規
定枚数とした後、コンベアFからコンベアE、コンベア
Hへと搬送し、再び素板倉庫1に入庫する。なお、一括
移載されて空となった端数パレットP5 は、コンベア
B、コンベアJを経由し、パレット排出装置7により排
出(回収)される。
【0031】制御装置8は、このような2つの端数パレ
ットにて規定枚数となる端数パレットの組み合わせを全
て選択し(ステップS3)、それぞれについて積み付け
作業を行うと(ステップS4)、次に、残りの端数パレ
ットの中で、今度は3つの端数パレットにて規定枚数と
なる端数パレットの組み合わせを選択し(ステップS
5)、選択した3枚の端数パレットにて積み付け作業を
行う(ステップS6)。
【0032】ここで、積載枚数12枚の端数パレットP
12と積載枚数6枚の端数パレットP 6 と積載枚数2枚の
端数パレットP2 とが選択された場合の積み付け作業は
以下のように行う。すなわち、制御装置8は、まず親と
なるべき端数パレット(選択された3つの端数パレット
の中で積載枚数の一番多い端数パレット)P12を素板倉
庫1から出庫し、コンベアA、コンベアB、コンベアE
を経由してコンベアFに搬送する。次に、残った2つの
端数パレットP6 ,P2 のうち少ない端数パレットから
順番に素板倉庫1から出庫し、コンベアF上に待機して
いる端数パレットP12に順次積み付けていく。
【0033】すなわち、まず端数パレットP2 を素板倉
庫1から出庫し、コンベアA、コンベアBを経由してコ
ンベアCに搬送し、ここで一括移載装置4によりコンベ
アDに一括移載して、コンベアGまで搬送する。この
後、単品移載装置5によって、コンベアG上に積載され
ている素板を、コンベアF上に待機している端数パレッ
トP15に全て積み付ける。この時点で、端数パレットP
15には、14枚の素板が積載されていることになる。一
方、一括移載されて空となった端数パレットP2は、コ
ンベアB、コンベアJを経由し、パレット排出装置7に
より排出(回収)される。
【0034】次に、端数パレットP6 を素板倉庫1から
出庫し、コンベアA、コンベアBを経由してコンベアC
に搬送し、ここで一括移載装置4によりコンベアDに一
括移載して、コンベアGまで搬送する。この後、単品移
載装置5によって、コンベアG上に積載されている素板
を、コンベアF上に待機している端数パレットP15に全
て積み付ける。この時点で、端数パレットP15には、規
定枚数である20枚の素板が積載されているので、規定
枚数となったパレットP15を、コンベアFからコンベア
E、コンベアHへと搬送し、再び素板倉庫1に入庫す
る。一方、一括移載されて空となった端数パレットP6
は、コンベアB、コンベアJを経由し、パレット排出装
置7により排出(回収)される。
【0035】制御装置8は、このような3つの端数パレ
ットにて規定枚数となる端数パレットの組み合わせを全
て選択し(ステップS5)、それぞれについて積み付け
作業を行う(ステップS6)。
【0036】そして、ステップS5,ステップS6の処
理を終了した時点で、例えば積載枚数14枚の端数パレ
ットP14、積載枚数12枚の端数パレットP12、積載枚
数10枚の端数パレットP10、積載枚数7枚の端数パレ
ットP7 、積載枚数5枚の端数パレットP5 、積載枚数
2枚の端数パレットP2 の計6つの端数パレットが残っ
たとすると、制御装置8はステップS5からステップS
7、ステップS8へと動作を進める。
【0037】なお、ステップS8以降の動作に合わせた
各端数パレットの積載枚数の変化を、図3に示す。図3
において、縦方向が時間の経過を表している。
【0038】制御装置8は、この残り6つの端数パレッ
トの中で、まず親となるべき端数パレット(残り全ての
端数パレットの中で積載枚数の一番多い端数パレット)
14を素板倉庫1から出庫し、コンベアA、コンベア
B、コンベアEを経由してコンベアFに搬送する(ステ
ップS8)。次に、残った5つの端数パレットP12,P
10,P7 ,P5 ,P2 のうち少ない端数パレットから順
番に素板倉庫1から出庫し、コンベアF上に待機中の端
数パレットP14に順次積み付けていく(ステップS9,
S10)。
【0039】すなわち、まず端数パレットP2 を素板倉
庫1から出庫し、コンベアA、コンベアBを経由してコ
ンベアCに搬送し、ここで一括移載装置4によりコンベ
アDに一括移載して、コンベアGまで搬送する。この
後、単品移載装置5によって、コンベアG上に積載され
ている素板を、コンベアF上に待機している端数パレッ
トP14に全て積み付ける(ステップS9)。この時点
で、端数パレットP14には、16枚の素板が積載されて
いることになる。一方、一括移載されて空となった端数
パレットP2 は、コンベアB、コンベアJを経由し、パ
レット排出装置7により排出(回収)される。ここまで
の処理動作が、図3中の処理(1)に対応している。
【0040】制御装置8は、次に端数パレットP5 を素
板倉庫1から出庫し、コンベアA、コンベアBを経由し
てコンベアCに搬送し、ここで一括移載装置4によりコ
ンベアDに一括移載して、コンベアGまで搬送する。こ
の後、単品移載装置5によって、コンベアG上に積載さ
れている素板を、コンベアF上に待機している端数パレ
ットP14に順次積み付ける(ステップS9)。この場
合、コンベアG上に積載されている5枚の素板のうち4
枚をコンベアF上に待機している端数パレットP 14に積
み付けると、端数パレットP14には、規定枚数である2
0枚の素板が積載されることになる。そのため、この時
点で、規定枚数となったパレットP14を、コンベアFか
らコンベアE、コンベアHへと搬送し、再び素板倉庫1
に入庫する(ステップS10からステップS11)。ま
た、コンベアG上に残った1枚の素板は、次に決定され
る親となるべき端数パレットに積み付けるため、その場
で待機することになる。一方、一括移載されて空となっ
た端数パレットP5 は、コンベアB、コンベアJを経由
し、パレット排出装置7により排出(回収)される。こ
こまでの処理動作が、図3中の処理(2)に対応してい
る。
【0041】制御装置8は、次に端数パレットが2つ以
上残っていることを確認すると、ステップS12からス
テップS8に戻り、残り3つの端数パレットP12
10,P 7 の中で、次に親となるべき端数パレット(残
り全ての端数パレットの中で積載枚数の一番多い端数パ
レット)P12を素板倉庫1から出庫し、コンベアA、コ
ンベアB、コンベアEを経由してコンベアFに搬送す
る。そして、まずコンベアG上に残っている素板を、単
品移載装置5によって端数パレットP12に積み付ける。
この時点で、端数パレットP12には、13枚の素板が積
載されていることになる。次に、残った2つの端数パレ
ットP10,P7 のうち少ない端数パレットP7を素板倉
庫1から出庫し、コンベアA、コンベアBを経由してコ
ンベアCに搬送し、ここで一括移載装置4によりコンベ
アDに一括移載して、コンベアGまで搬送する。この
後、単品移載装置5によって、コンベアG上に積載され
ている素板を、コンベアF上に待機している端数パレッ
トP12に全て積み付ける(ステップS9)。この時点
で、端数パレットP14には、規定枚数である20枚の素
板が積載されていることになる。そのため、この時点
で、規定枚数となったパレットP 12を、コンベアFから
コンベアE、コンベアHへと搬送し、再び素板倉庫1に
入庫する(ステップS10からステップS11)。一
方、一括移載されて空となった端数パレットP7 は、コ
ンベアB、コンベアJを経由し、パレット排出装置7に
より排出(回収)される。ここまでの処理動作が、図3
中の処理(3)に対応している。
【0042】なお、この時点で残った1つの端数パレッ
トP10は、そのまま素板倉庫1に保管する(ステップS
12からステップS13)。
【0043】以上の積み付け処理により、同一品番の6
つの端数パレットP14,P12,P10,P7 ,P5 ,P2
が、規定枚数を積載した2つのパレットP14,P12と、
1つの端数パレットP10との3つのパレットに積み付け
直されたことになる。そのため、素板倉庫1の保管スペ
ースが、パレット3つ分確保されたことになる。
【0044】なお、上記のステップS8からステップS
13の処理動作は、本発明の素板倉庫積み付けシステム
における積み付け動作の最も基本となる一つの動作を例
示したものである。つまり、本発明の素板倉庫積み付け
システムにおける積み付け動作の基本は、まず最初に2
つの端数パレットにて規定枚数となる端数パレットの組
み合わせを選択し、次に3つの端数パレットにて規定枚
数となる端数パレットの組み合わせを選択し、最後に残
り全ての端数パレットから親となるべき端数パレットを
選択して、その端数パレットに積載枚数の少ない端数パ
レットから順に、親となるべき端数パレットに規定枚数
まで積み付け直していくといった処理動作となってい
る。
【0045】このような積み付け処理を素板倉庫1に保
管されている全ての品番について行えば、素板倉庫1の
保管効率を100%に近い状態まで上げることができ
る。ただし、このような積み付け作業を全品種について
行うとかなりの時間がかかるので、積み付け作業は出庫
作業終了後の2〜3時間程度行うのが良い。この場合、
制御装置8には、端数パレットのデータを含む保管デー
タが与えられているので、この保管データに基づいて、
積み付け作業効率の最も良い品種(すなわち、短時間で
端数パレットの数を最も多く減らせる品種)を何品種か
選択し、これらの品種について積み付け作業を行うもの
とする。
【0046】
【発明の効果】本発明の素板倉庫積み付けシステムは、
端数パレットを所定の順序に従って素板倉庫から順次出
庫し、振分装置によって一括移載装置又は単品移載装置
のいずれか一方に振り分けるとともに、一括移載装置に
よって後工程搬出ライン上に移載された素板を、単品移
載装置によって、振分装置により単品移載装置側に振り
分けられた端数パレットに規定枚数まで積み戻した後、
入庫装置によって素板倉庫に再度入庫するといった一連
の制御を繰り返し行う構成としている。これにより、端
数パレットが素板倉庫内に中間ストックとして多数保管
されるといった状態が解消され、素板倉庫内には規定枚
数積載したパレットが増加し、その反面それ以上の端数
パレットが削減されるので、素板倉庫の使用効率が向上
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の素板倉庫積み付けシステムが適用され
る素板搬出設備ラインの概略構成図である。
【図2】本発明の素板倉庫積み付けシステムによって端
数パレットを規定枚数に積み付け直すための積み付け動
作を説明するためのフローチャートである。
【図3】積み付け動作における積み付け過程を説明図す
るための図である。
【符号の説明】
1 素板倉庫 3 振分装置 4 一括移載装置 5 単品移載装置 6 入庫装置 7 パレット排出装置 8 制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素板成形ラインより搬入されてくる素板
    を素板倉庫にパレット単位で中間ストックし、後工程か
    らの要求に応じて必要枚数の素板を前記素板倉庫から後
    工程搬出ラインへ搬出する素板搬出設備ラインであっ
    て、 前記素板倉庫から出庫されたパレットから、前記後工程
    搬出ライン上に素板を一括して移載する一括移載装置
    と、 前記素板倉庫から出庫されたパレットから、前記後工程
    搬出ライン上に素板を1枚ずつ積み付けながら移載する
    とともに、前記一括移載装置によって前記後工程搬出ラ
    イン上に搬出された素板を、前記素板倉庫から出庫され
    た別の又は同じパレットに1枚ずつ移載して積み戻す単
    品移載装置と、 前記素板倉庫から出庫されたパレットを前記一括移載装
    置又は前記単品移載装置又はパレット排出装置のうちの
    いずれか1つの装置に振り分ける振分装置と、 前記単品移載装置によって前記後工程搬出ライン上の素
    板が積み戻されたパレットを前記素板倉庫に入庫する入
    庫装置と、 これら一括移載装置、単品移載装置、振分装置、入庫装
    置、パレット排出装置を制御する制御装置とを備え、 素板の積載枚数が規定枚数に満たないパレットを端数パ
    レットとするとき、 前記制御装置は、端数パレットを所定の順序に従って前
    記素板倉庫から順次出庫し、前記振分装置によって前記
    一括移載装置又は前記単品移載装置のいずれか一方に振
    り分けるとともに、前記一括移載装置によって前記後工
    程搬出ライン上に移載された素板を、前記単品移載装置
    によって、前記振分装置により前記単品移載装置側に振
    り分けられた端数パレットに規定枚数まで積み戻した
    後、前記入庫装置によって前記素板倉庫に再度入庫する
    といった一連の制御を繰り返し行うことを特徴とする素
    板倉庫積み付けシステム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003104518A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Chuo Logistics Engineering:Kk ピッキング自動倉庫
JP2016094271A (ja) * 2014-11-13 2016-05-26 西部電機株式会社 物品仕分け装置における容器配置機構
JP2016113245A (ja) * 2014-12-15 2016-06-23 西部電機株式会社 物品仕分け装置における容器配置機構
JP2016117557A (ja) * 2014-12-22 2016-06-30 西部電機株式会社 物品仕分け装置における容器配置機構
JP2022164732A (ja) * 2017-01-10 2022-10-27 アラート イノヴェイション インコーポレイテッド 交換可能自動移動ロボットを備えた自動ストア

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