JPH1159031A - 情報入力用抜き型用紙 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキャナ１２を接続または内蔵したパソコン
やワープロ８等のホスト１１で、画面を見ながら、例え
ば写真等を取込んだ創意性のある結婚式の案内状や移転
の挨拶状等のカード原稿１を自製する場合、写真５を所
望の形状に切取ったりする手数なく豊富なバリエーショ
ンが簡単に得られるようにする。 【解決手段】 このため、この種の情報入力用抜き型用
紙を少なくともその片面の一部に画像または文字情報が
印刷されているか、あるいは前記画像または文字情報が
印刷された部材が貼り付けられており、前記画像または
文字情報とは別の画像情報を読み取るために、少なくと
も１つ以上の開口部２を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、スキャナ等の読取
装置で読み取るための用紙に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、例えば結婚式の案内状や引越しの
挨拶状等に創意性を持たせるために、写真等を取り込ん
だカード原稿を自分で作成することがある。これには、
例えば図９に示すように、写真等をスキャナ１２で読み
取り、このスキャナ１２を接続または内蔵したパーソナ
ルコンピュータ（“パソコン”）やワードプロセッサ
（“ワープロ”）等のホスト１１にて画面を見ながら編
集作業を行ってカード原稿を作成していた。

【０００３】また、図１０に示すように、写真等１５を
所望の形状に切り取り、原稿台と透明なキャリアシート
１４との間に挟むことによりカード原稿を作成してい
た。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、文字入力やレイアウト変更等の複雑な
操作をホスト上で行わなければならず、作業に手間がか
かるという欠点があった。

【０００５】また、例えば写真等をカード原稿のサイズ
に合わせて切り取らなければならず、切り取った写真等
は復元できないという難点があった。

【０００６】本出願に係る第１の発明の目的は、容易に
例えば写真等を取り込めるカード原稿を提供することに
あり、また本出願人に係る第２の発明の目的は、例えば
写真等と原稿とがずれないようにすることにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記第１の発明の目的を
達成するために、本出願に係る第１の発明は、少なくと
もその片面の一部に画像または文字情報が印刷されてい
るか、あるいは前記画像または文字情報が印刷された部
材が貼り付けられており、前記画像または文字情報とは
別の画像または文字情報を読み取るために、少なくとも
１つ以上の開口部を設けたことを特徴とする情報入力用
抜き型用紙を提供した。

【０００８】また、上記第２の発明の目的を達成するた
めに、本出願に係る第２の発明は、前記第１の発明の情
報入力用抜き型用紙において、少なくともその片面に粘
着性を持たせることを特徴とする前記情報入力用抜き型
用紙を提供するものである。

【０００９】

【作用】前記第１の発明構成によれば、所望の画像また
は文字情報を取り込んだカード原稿を容易に作成するこ
とができる。

【００１０】また、前記第２の発明構成によれば、カー
ド原稿に取込む画像または文字情報をずれないようにす
ることができる。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、複
数の実施例に基づき、それぞれ図面を用いて詳細に説明
する。

【００１２】

【実施例】

（第１の実施例）図１に、本第１実施例の特徴を最もよ
く表す図面を示す。同図において、１は、はがきサイズ
のカード原稿、２は開口部、３は、賀詞やタイトル等の
予め印刷された文字、４は、干支や額縁等の予め印刷さ
れたイラストである。

【００１３】まず、図２例の人物入り写真５を、カード
原稿１の開口部２から見えるように、図３に示すように
重ね合わせる。そして、写真５と重ね合わせたカード原
稿１を、図４に示したキャリアシート６で、図５に示す
ように挟む。これを図７に示すように、前記図９におけ
るスキャナ１２とホスト１１とを兼ね備えているワープ
ロ８で読み取る。読み取ったカード原稿１は、ワープロ
８の画面９上で確認することができる。

【００１４】この時、ホスト側でスキャナを制御するア
プリケーションにおいて、読み取りサイズをはがきサイ
ズに設定しておく。読み取りサイズを設定しない場合
は、読み取り後、ホストの編集アプリケーションソフト
を使用してサイズの調整を行う。

【００１５】その後、読み取ったデータを指定し、印刷
を行う。この印刷を行うことで、図８に示したような写
真入りはがき１０を複数枚作成することができる。さら
に、スキャナ１２やホストとスキャナを兼ね備えたワー
プロ８等の代わりに、複写機のような装置においてもこ
の方法を流用することができる。

【００１６】また、開口部２は、読み取る写真５の図柄
により、図６の開口部の形状例７に示すように、例えば
丸、星形、雲形、ギザギザ像、菱形等の様々な形状にし
たり、その位置や大きさや数を自由に選択することがで
きる。

【００１７】なお、本実施例においては、カード原稿の
サイズをはがきサイズとしたが、スキャナ１２やホスト
１１等のハードウェアやアプリケーションソフトの許さ
れる範囲内であれば、任意の大きさで良いことはもちろ
んである。

【００１８】さらに、開口部２を設け、画像や文字情報
が印刷されたカード原稿１の裏面にも、同じ開口部を利
用してこれらの画像や文字情報を印刷して、１枚に２種
類のカード原稿を作ることができる。

【００１９】（第２の実施例）前記第１の実施例におい
て写真５とカード原稿１とを重ね合わせる際、開口部２
から見える位置が、所望の位置からずれないように、カ
ード原稿１の片面に粘着性を持たせると効果的である。

【００２０】

【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る第１
の発明によれば、例えば大切な写真等を切り取ったりせ
ずに、創意性のある挨拶状のカード原稿を豊富なバリエ
ーションで簡単に作成することができる。

【００２１】また、本出願に係る第２の発明によれば、
スキャナ等で画像を読み込む際、例えば写真等とカード
原稿がずれないようにすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 第１実施例のカード原稿説明図

【図２】 カード原稿と重ね合わせる写真の図例

【図３】 カード原稿と写真の重ね合わせ図

【図４】 キャリアシート図例

【図５】 写真と重ね合わせた図３のカード原稿を挟ん
だキャリアシートを示す図

【図６】 開口部の形状例図

【図７】 カード原稿を読み込んだワープロの図例

【図８】 印刷された写真入りはがきの図例

【図９】 従来の読み取り原稿の読み込んだスキャナ及
びホストの一例図

【図１０】 従来例の読み取り原稿の一例図

【符号の説明】

１ カード原稿 ２ 開口部 ３ 文字（印刷済み） ４ イラスト（印刷済み） ５ 写真（人物入り） ６ キャリアシート ７ 開口部形状例 ８ ワープロ ９ 画面 １０ 写真入りはがき １１ ホスト １２ スキャナ １３ 読み取り原稿 １４ はがきサイズのキャリアシート １５ 切り取った写真等

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 少なくともその片面の一部に画像または
   文字情報が直接印刷されているか、あるいは前記画像ま
   たは文字情報が印刷された部材が貼り付けられており、
   前記画像または文字情報とは別の画像または文字情報を
   読み取るために、少なくとも１つ以上の開口部を設けた
   ことを特徴とする情報入力用抜き型用紙。
2. 【請求項２】 少なくともその片面に粘着性を持たせる
   ことを特徴とする請求項１記載の情報入力用抜き型用
   紙。