JPH1156531A - ソファーの可動肘掛け機構 - Google Patents
ソファーの可動肘掛け機構Info
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- JPH1156531A JPH1156531A JP9223593A JP22359397A JPH1156531A JP H1156531 A JPH1156531 A JP H1156531A JP 9223593 A JP9223593 A JP 9223593A JP 22359397 A JP22359397 A JP 22359397A JP H1156531 A JPH1156531 A JP H1156531A
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Abstract
って、肘掛け形状の自由度が高く、肘掛けの角度(位
置)を調整しても、座面との間に隙間や段差を生じにく
い可動肘掛け機構を得る。 【構成】 座面の側方に肘掛けを有するソファーにおい
て、一端部が肘掛けに固定され、他端部が座面の下方に
導かれた肘掛けアームと;この肘掛けアームの上記他端
部を支持し、該肘掛けアームの角度を調節する、座面の
下部に設けられたアーム角度調節機構と;を有するソフ
ァーの可動肘掛け機構。
Description
できる可動肘掛け機構に関する。
は、例えば坐った状態では肘を掛ける位置とし、寝転ん
だ状態では頭を載せる位置とするというために使用され
ている。従来機構は、ソファーの座面側方の直立した側
壁の上端部に、軸で回動可能に肘掛けを枢着し、その軸
回りに肘掛け位置を複数段に調整可能とするギヤ機構
(角度調整機構)を設けていた。しかしこの従来機構
は、軸回りのギヤ機構を隠すために、肘掛けの形状が制
約され、軸回りが大型化する。また、肘掛けの角度位置
によって、座面との間に段差や隙間が生じ、使い勝手が
悪いという問題があった。
機構の問題点を解決し、肘掛けの形状の自由度が高く、
肘掛けの角度(位置)を調整しても、座面との間に隙間
や段差を生じにくい可動肘掛け機構を得ることを目的と
する。
座面側方から座面底部に変えることにより、従来装置の
問題点を解決できることを見出して完成されたものであ
る。すなわち、本発明は、座面の側方に肘掛けを有する
ソファーにおいて、一端部が肘掛けに固定され、他端部
が座面の下方に導かれた肘掛けアームと;この肘掛けア
ームの上記他端部を支持し、該肘掛けアームの角度を調
節する、座面の下部に設けられたアーム角度調節機構
と;を有することを特徴としている。
部に固定されたガイドブラケットと;一端部がこのガイ
ドブラケットに枢着され、他端部に肘掛けアームを枢着
したリンクブラケットと;肘掛けアームのリンクブラケ
ットの枢着位置より先端部側と上記ガイドブラケットと
の間に設けた、該肘掛けアームの係止機構と;から構成
することができる。リンクブラケットと肘掛けアームと
の枢着部には、該肘掛けアームを下降方向に回動付勢す
るばね手段を設けることが好ましい。
ガイドブラケットに設けたカム溝と;肘掛けアームに設
けた、このカム溝に嵌まる位置決めピンと;から構成す
ることができる。このガイドブラケットのカム溝は、少
なくとも肘掛けアームを安定位置に保持する二位置を有
するものとする。
側壁が存在せずに、直接肘掛けが位置するタイプに用い
ることが好ましい。この肘掛けの位置は、座面より上方
位置において調節される。
座面(シートクッション)12及び背凭れ(シートバッ
ク)13を有する。座面12の左右側方には、側壁は存
在せず、肘掛け20が位置している。肘掛け20は、座
面12の前後方向長さに対応する前後方向の長さを有
し、その裏面の肘掛けブラケット21に、肘掛けアーム
22の一端部が固定されている。肘掛けアーム22は、
肘掛けブラケット21に固定された略上下方向に延びる
基部22aと、この基部22aの下端部から座面12の
下方に向かって延びる傾斜部22bとを有している。
られており、この座面ブラケット14の下面に、肘掛け
アーム22の角度を調節する角度調整機構30が設けら
れている。この角度調整機構30は、座面ブラケット1
4の下面に固定ビス31で固定された断面逆U字状のガ
イドブラケット32を有し、このガイドブラケット32
に軸33でリンクブラケット34の一端部が枢着されて
いる。リンクブラケット34の上昇回動端は、該ブラケ
ット34がガイドブラケット32に当接する位置で規制
される。
5で肘掛けアーム22の傾斜部22bの中間部が枢着さ
れており、軸35回りには、トーションばね36が掛け
止められていて、肘掛けアーム22を軸35を中心に図
の時計方向(下降方向)に回動付勢している。37a、
37bはそれぞれ、リンクブラケット34側、肘掛けア
ーム22側に設けたばね掛けピンであり、トーションば
ね36の両端の脚部36a、36bが係止される。
つまり軸35より先端部側には、位置決めピン38が設
けられ、ガイドブラケット32には、この位置決めピン
38と係合して、肘掛けアーム22の傾き位置を複数段
の有段位置に係止するカム溝39が形成されている。肘
掛けアーム22は、ガイドブラケット32に枢着された
リンクブラケット34に軸35で枢着されているから、
位置決めピン38の位置が定まらなければ、その位置が
定まらないが、位置決めピン38の位置をカム溝39に
よって定めると、位置決めピン38、軸33及び軸35
の三点によって肘掛けアーム22の角度位置(位置)が
定まる。
中間点(思案点)39aから斜め上方に延びる上方延長
部分39bと斜め下方に延びる下方延長部分39cとを
有する略カギ型形状をなしており、上方延長部分39b
の上端中心部が上方安定位置39d、下方延長部分39
cの下端中心部が下方安定位置39eを構成している。
下方延長部分39cは、略軸33を中心とする円弧状を
なしており、上方延長部分39bは、リンクブラケット
34が図5の上昇位置にあるときの略軸35を中心とす
る円弧状をなしている。上記トーションばね36による
肘掛けアーム22の付勢方向は、位置決めピン38が中
間点39aにあるとき、位置決めピン38を上方延長部
分39bを介して上方安定位置39dに移動させる方向
(下降方向)である。
に作動する。トーションばね36の付勢力によって、肘
掛けアーム22の先端(下端)部の位置決めピン38を
カム溝39の上方安定位置39dに位置させた状態が肘
掛け位置であり、図5に単独で、図1、図4に実線で示
されている。このとき、肘掛けアーム22の上端部の肘
掛け20は、座面12に坐った人が肘を掛けるのに適し
た位置にある。この位置は、安定位置であり、上方から
力を加えても、位置決めピン38はカム溝39の上方延
長部分39bの壁面に力を及ぼすだけである。よって肘
掛け20の位置が変化することはない。
には、トーションばね36の力に抗して肘掛け20を一
旦持ち上げ、肘掛けアーム22を軸35を中心に図の反
時計方向に回動させる。すると、位置決めピン38は、
カム溝39の上方安定位置39dから上方延長部分39
bを通って中間点39aに至る。この状態で、今度は、
肘掛け20を押し下げると、肘掛けアーム22の先端の
位置決めピン38がカム溝39の下方延長部分39cを
移動しながら、リンクブラケット34が軸33を中心に
図の時計方向に回動し、肘掛け20は下方位置に移動す
る。その移動端は、位置決めピン38が下方安定位置3
9eに到達した位置で規制される。この状態で肘掛け2
0に下方への力をさらに加えても、位置決めピン38は
下方延長部分39cの壁面に力を及ぼすだけであり、肘
掛け20の位置は変化しない。この下方位置は、例え
ば、座面12上に寝転んだ人が頭を載せるのによい高さ
に設定される。この肘掛け20の上方位置と下方位置
は、いずれも、座面12より上方に位置する。
肘掛け20を上方に移動させる。すると、肘掛けアーム
22の先端の位置決めピン38は下方延長部分39cを
通って中間点39aに至り、この間、リンクブラケット
34は軸33を中心に反時計方向に回動する。肘掛けア
ーム22の先端の位置決めピン38が中間点39aに至
ると、トーションばね36の力により、位置決めピン3
8は上方延長部分39bを通って上方安定位置39dに
至り、この間、肘掛け20及び肘掛けアーム22は若干
下降して、再び図5の上方位置に保持される。
置から上方位置に移動させる際の操作力を軽減するた
め、リンクブラケット34の軸33回りには、リンクブ
ラケット34を上昇方向に付勢する弱いばね手段を設け
ることができる。このばね手段は、外力を加えないと
き、リンクブラケット34、肘掛け20及び肘掛けアー
ム22を上昇させることはない程度の力とする。
ピン38とカム溝39は、肘掛けアーム22(肘掛け2
0)の位置を有限段数に規制する係止機構を構成してい
る。前述のように、肘掛けアーム22の位置は、肘掛け
アーム22の先端の位置決めピン38の位置を定めて、
位置決めピン38、軸35及び軸33の三位置を定める
ことで決定される。よって、係止機構は、肘掛けアーム
22の先端部の位置を制御できるものであればよく、実
施例のカム溝39は、その最も簡単な構成例である。こ
のカム溝39は、肘掛けアーム22(肘掛け20)を上
下の二位置に安定保持するものであったが、より多数段
に係止する構成でもよい。
右の双方に設けることが好ましいが、特別な仕様によっ
ては、一方のみに設けることもできる。
肘掛けアームの枢着位置を、従来の座面側方から座面底
部に変え、座面の下部に、この肘掛けアームの角度を調
節するアーム角度調節機構を設けたから、肘掛けの形状
の自由度が高く、肘掛けの角度(位置)を調整しても、
座面との間に隙間や段差を生じにくい。
施形態を示す正面図である。
う断面図である。
図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 座面の側方に肘掛けを有するソファーに
おいて、 一端部が上記肘掛けに固定され、他端部が上記座面の下
方に導かれた肘掛けアームと;この肘掛けアームの上記
他端部を支持し、該肘掛けアームの角度を調節する、上
記座面の下部に設けられたアーム角度調節機構と;を有
することを特徴とするソファーの可動肘掛け機構。 - 【請求項2】 請求項1記載の可動肘掛け機構におい
て、上記アーム角度調節機構は、座面の下部に固定され
たガイドブラケットと;一端部がこのガイドブラケット
に枢着され、他端部に上記肘掛けアームを枢着したリン
クブラケットと;上記肘掛けアームのリンクブラケット
の枢着位置より先端部側と上記ガイドブラケットとの間
に設けた、該肘掛けアームの係止機構と;からなってい
るソファーの可動肘掛け機構。 - 【請求項3】 請求項2記載の可動肘掛け機構におい
て、リンクブラケットと肘掛けアームとの枢着部には、
該肘掛けアームを下降方向に回動付勢するばね手段が備
えられているソファーの可動肘掛け機構。 - 【請求項4】 請求項2または3記載の可動肘掛け機構
において、上記係止機構は、上記ガイドブラケットに設
けたカム溝と;上記肘掛けアームに設けた、このカム溝
に嵌まる位置決めピンと;からなっているソファーの可
動肘掛け機構。 - 【請求項5】 請求項4記載の可動肘掛け機構におい
て、上記ガイドブラケットのカム溝は、上記肘掛けアー
ムを安定位置に保持する二位置を有するソファーの可動
肘掛け機構。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項記載の
可動肘掛け機構において、座面の側部には、側壁が存在
せずに、直接上記肘掛けが位置しており、この肘掛けの
位置は、座面より上方位置において調節されるソファー
の可動肘掛け機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9223593A JPH1156531A (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | ソファーの可動肘掛け機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9223593A JPH1156531A (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | ソファーの可動肘掛け機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1156531A true JPH1156531A (ja) | 1999-03-02 |
Family
ID=16800608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9223593A Pending JPH1156531A (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | ソファーの可動肘掛け機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1156531A (ja) |
-
1997
- 1997-08-20 JP JP9223593A patent/JPH1156531A/ja active Pending
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