JP4007393B2 - 椅子 - Google Patents

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本発明は、マッサージ機などに利用されるリクライニング式の椅子に関するものである。
従来より、臀部を載せて着座するための座部と、座部の後側に位置し、着座した状態で上半身を凭れるための背もたれと、座部の両方の横側に位置し、着座した状態で肘や腕を載せるための肘掛けとを備えた椅子において、背もたれを起立状態と倒した状態との間で回動させて座部に対する背もたれの傾斜角度を調節自在に形成したリクライニング式の椅子が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この椅子では背もたれを下方に回動させて倒すことによりリクライニングさせ、座部に対する背もたれの傾斜角度を大きくすることによって、身体が着席した状態から横たわっている状態に近くなり、くつろぎ感を得ることがことができるものである。
また、上記のようなリクライニング式の椅子において、座部の前側に位置し、着座した状態で足を床面から浮かせて伸ばして載せるための足載せ台を備えたものも提案されている。この椅子では、背もたれを後側に倒す(リクライニングする)ことによって、足載せ台が無い場合に比べて、身体がさらに横たわった状態に近くなり、くつろぎ感が増加するものである。
しかし、上記のようなリクライニング式の椅子において、身体が通常の着座状態から少し横たわった状態となるように背もたれを少し(小さい傾斜角度で)リクライニングさせた状態では、テレビ等を見やすくするなどの理由で背もたれの頭部を支持する部分で頭部を持ち上げる(座部側に近づける)ことができ、逆に、身体がほぼ完全に横たわった状態となるように背もたれを大きく(大きな傾斜角度で)リクライニングさせた状態では、くつろぎ感を向上させるなどの理由で頭部を支持する部分を背もたれの他の部分と平坦化(フラットに)することができるように、背もたれの傾斜角度に応じて頭部を支持する部分の傾斜角度が調節可能なものが求められていた。
さらに、足載せ台を具備する上記の椅子において、背もたれを大きくリクライニングさせた状態で、座部と背もたれと足載せ台がほぼ平坦化するフルフラット状態にした場合は、くつろぎ感が増して寝入ってしまうことがあるが、その際、足の動きが大きいために足載せ台から足が外れてしまうことがあった。そこで、足載せ台の大きさを肘掛けの間の寸法と同等以上に広げることで、くつろぎ感が増すと同時に足が外れることが少なく足の動きの制約が少ない椅子が求められていた。また、人間の着座姿勢動作・背姿勢動作から見て足の動きは背の動きよりも大きいにも関わらず、デザイン上等の問題から足載せ台の幅が背もたれの幅よりも大きいものはなかった。
特開昭61−109506号公報
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、テレビ等を見やすくすることができると共にくつろぎ感を向上させることができる椅子を提供することを目的とするものである。
さらに本発明は、足載せ台から足を外れにくくすることによって、くつろぎ感を増加させることができると共に足の動きの制約を少なくすることができる椅子を提供することを目的とするものである。
本発明の請求項1に係る椅子は、座部1と背もたれ2とを備え、背もたれ2を起立状態と倒した状態との間で回動させることにより背もたれ2の傾斜角度を調節自在に形成した椅子において、背もたれ2に頭部支持部6を設けると共に背もたれ2にリンク機構5を設け、頭部支持部6の側面に倒れピン25を設け、背もたれ2の側面にその表面に沿うように引張りワイヤ39を設けると共に倒れピン25の貫通孔30に引張りワイヤ39を通し、引張りワイヤ39の一端をリンク機構5の支点37に連結すると共に引張りワイヤ39の他端を頭部支持部6の連結部40に連結し、背もたれ2を所定の傾斜角度にまで倒していくにしたがって、リンク機構5の支点37を頭部支持部6の連結点40に対して相対的に前側に移動させることによって、引張りワイヤ39で頭部支持部6を引張って頭部支持部6が座部1側に近づくように頭部支持部6の傾斜角度が調節され、背もたれ2を所定の傾斜角度以上に倒すと引張りワイヤ39により倒れピン25が引張られて倒れ、引張りワイヤ39による頭部支持部6の引張りが解放されることにより背もたれ2が平坦化するように、背もたれ2の傾斜角度に応じて頭部支持部6の傾斜角度を調節自在に形成して成ることを特徴とするものである。
本発明の請求項2に係る発明は、請求項1において、肘掛け3と足載せ台7を備え、座部1の前側に足載せ台7を配置し、肘掛け3の前方にまで足載せ台7が位置するように足載せ台7を形成して成ることを特徴とするものである。
本発明の請求項3に係る発明は、請求項2において、足載せ台7の幅を背もたれ2の幅よりも大きく形成して成ることを特徴とするものである。
本発明の請求項1に係る発明は、使用状況を考慮して背もたれの傾斜角度を変えて頭部支持部の傾斜角度を調節することができ、使い勝手を向上させることができるものである。また、背もたれを所定の傾斜角度にまで倒した状態では頭部を座部側に近づくように持ち上げることができ、テレビ等を見やすくすることができるものであり、背もたれを所定の傾斜角度以上に倒した場合では背もたれが平坦化することができ、身体がほぼ完全に横たわった状態にすることができてくつろぎ感を向上させることができるものである。
本発明の請求項2、3の発明は、足載せ台の幅が広くなって足載せ台から足を外れにくくすることができ、くつろぎ感を増加させることができると共に足の動きの制約を少なくすることができるものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図2に本発明に対する参考例を示す。この椅子は電動で背もたれ2がリクライニングするものである。座部1はクッション材を具備して形成されるものであって、脚材10の上に配設されている。脚材10は金属製のパイプ等で形成されるものであって、上片11と下片12で側面視で略つ字状に形成されている。この脚材10は座部1の下側の左右両側に一つずつ設けられており、座部1は両方の脚材11に掛け渡すようにして脚材10の上片11の上に取り付けられている。また、座部1の前側には足載せ台7が設けられている。足載せ台7は板状のクッション材を具備して形成されるものであって、足載せ台7の一端部が座部1の前端に枢着されている。従って、足載せ台7は座部1の下側に突出する状態と座部1の前側に突出する状態との間で上下に回動自在に形成されている。尚、足載せ台7を回動駆動する装置等は図示を省略している。
背もたれ2はフレーム材(図示省略)の前側にクッション材を設けて形成されるものであり、背もたれ2の下部は座部1の後端に枢着されている。従って、背もたれ2は起立状態と倒した状態との間で上下に回動自在に形成されているものであり、背もたれ2の後側へ倒す(下側に回動させる)度合いを調節することによって、座部1に対する傾斜角度が調節自在に形成されている。尚、図2のものでは、背もたれ2は起立状態で傾斜角度(水平面と背もたれ2の前面との間の角度)が120°程度、また倒した状態で傾斜角度が180°程度になるように、傾斜角度が調節自在に形成されているが、これに限定されることはなく、背もたれ2の最小の傾斜角度と最大の傾斜角度は任意に設定することができる。
背もたれ2の下端には背もたれ2と座部1の枢着位置よりも下側に突出する連結片13が設けられており、連結片13は脚材10の上片11よりも下側に突出されている。また、脚材10の上片11の下側には背もたれ2を起倒駆動するための背もたれ駆動装置14が設けられている。背もたれ駆動装置14はリニアアクチュエータと呼ばれるものであって、モータなどの駆動源15と駆動装置本体16とロッド17aなどを具備して形成されている。ロッド17aは駆動源15の駆動により駆動装置本体16に対して出入駆動自在に形成されるものであって、このことにより、背もたれ駆動装置14が伸縮駆動自在に形成されている。そして、背もたれ駆動装置14の前端が脚材10の上片11の下側に枢着されていると共に、駆動装置本体16から突出するロッド17aの先端が背もたれ2の連結片13に枢着されている。
肘掛け3は座部1の左右両側に一つずつ配設されるものであって、肘掛け前部材17と肘掛け後部材18を連結することによって構成されている。肘掛け前部材17の後端と肘掛け後部材18の前端は軸部19にて枢着されており、肘掛け前部材17と肘掛け後部材18は互いに回動自在に形成されている。また、肘掛け前部材17の前端は座部1の側面の前部に支点4にて枢着されており、肘掛け前部材17は座部1に対して上下に回動自在に形成されている。さらに、肘掛け後部材18の後端は背もたれ2の側面の略中央部に支点20にて枢着されており、肘掛け後部材18は背もたれ2に対して上下に回動自在に形成されている。
上記のように形成される椅子において、背もたれ2が起立状態である場合、ロッド17aが駆動装置本体16から大きく突出した状態であって、背もたれ駆動装置14が伸長されている。また、背もたれ駆動装置14は脚材10の上片11に枢着された前端を軸として下側(上片11から離れる方向)に若干回動している。さらに、背もたれ2の連結片13は最も下側に回動した状態となっている。そして、背もたれ2を起立状態から下方に回動させて倒れた状態にする、すなわち、背もたれ2をリクライニングするには次のようにして行なう。まず、操作器(図示省略)を操作することにより、背もたれ駆動装置14の駆動源15を作動させ、ロッド17aを駆動装置本体16内に収納していく。このようにロッド17aが駆動装置本体16内に収納されていくと、背もたれ駆動装置14は上片11に枢着された前端を軸として上側(上片11に近づく方向)に若干回動していくと共に背もたれ駆動装置14は収縮していく。また、ロッド17aが駆動装置本体16内に収納されていくと、連結片13がロッド17aで引っ張られて上側に回動していくことになり、この結果、背もたれ2と座部1の枢着位置を軸として背もたれ2を下方に回動させてリクライニングすることができるものである。
また、背もたれ2を倒れた状態(リクライニング状態)から上方に回動させて起立状態にするには次のようにして行なう。まず、操作器を操作することにより、背もたれ駆動装置14の駆動源15を作動させ、ロッド17aを駆動装置本体16から突出させていく。このようにロッド17aが駆動装置本体16から突出されていくと、背もたれ駆動装置14は上片11に枢着された前端を軸として下側に若干回動していくと共に背もたれ駆動装置14は伸長していく。また、ロッド17aが駆動装置本体16から突出されていくと、連結片13がロッド17aで押されて下側に回動していくことになり、この結果、背もたれ2と座部1の枢着位置を軸として背もたれ2を上方に回動させて起立状態にすることができるものである。
そして本発明の椅子では駆動装置本体16からのロッド17aの突出長さを調節することによって、背もたれ2の傾斜角度を所望の角度に調節することができるものであり、また、背もたれ2の回動に連動して肘掛け3の高さが変わり、背もたれ2の傾斜角度に応じて肘掛け3の高さの調節を行なうことができるものである。すなわち、背もたれ2が下方に回動すると肘掛け後部材18の支点20が下方に移動し、これに伴って、肘掛け後部材18が支点20で回動しながら下方に移動することになる。また、肘掛け後部材18が下方へ移動することにより、軸部19が下方に移動し、これに伴って、肘掛け前部材17が軸部19及び支点4で回動しながら下方に移動することになる。このように背もたれ2を下方に回動(リクライニング)させることによって、これに連動して、肘掛け前部材17及び肘掛け後部材18が下方へ移動し、座部1の上面(前面)からの肘掛け3の高さが低くなるように肘掛け3の高さを調節することができるものである。
また、背もたれ2が上方に回動すると肘掛け後部材18の支点20が上方に移動し、これに伴って、肘掛け後部材18が支点20で回動しながら上方に移動することになる。また、肘掛け後部材18が上方へ移動することにより、軸部19が上方に移動し、これに伴って、肘掛け前部材17が軸部19及び支点4で回動しながら上方に移動することになる。このように背もたれ2を上方に回動させることによって、これに連動して、肘掛け前部材17及び肘掛け後部材18が上方へ移動し、座部1の上面からの肘掛け3の高さが高くなるように肘掛け3の高さを調節することができるものである。
このように、肘掛け前部材17の後端と肘掛け後部材18の前端を互いに回動自在に連結することによって肘掛け3を形成し、肘掛け前部材17の前端を座部1の側面に上下回動自在に連結すると共に肘掛け後部材18を背もたれ2の側面に上下回動自在に連結することによって肘掛け3を座部1と背もたれ2に取り付けることで、座部1の上面からの肘掛け3(肘掛け後部材18)の高さを調節自在に形成したので、背もたれ2のリクライニングに連動して肘掛け3(肘掛け後部材18)の高さを変え、肘掛け3の高さを調節することができるものである。
また上記の椅子では、背もたれ2の傾斜角度を最大にした時、すなわち、背もたれ2を最も下側に位置するまで回動させてリクライニング(フルリクライニング)させた時に、肘掛け3が座部1の上面よりも下側に位置するように肘掛け3の高さが調節自在に形成されている。このように肘掛け3が座部1の上面よりも下側に位置するようにするには、背もたれ2の傾斜角度を最大にした時に、少なくとも軸部19と支点20が座部1の上面よりも下側に位置するように、支点4、20の位置や肘掛け前部材17及び肘掛け後部材18の長さなどを設定すれば良い。
このように背もたれ2の傾斜角度を最大にした時に、肘掛け3が座部1の上面よりも下側に位置するように肘掛け3の高さを調節自在に形成したので、背もたれ2を最も下側にリクライニングさせた時に、肘掛け3が座部1の上面よりも上側に突出しないようにすることができるものである。
図1に本発明の椅子の一実施例を示す。この椅子において、座部1、足載せ台7、脚材10、背もたれ駆動装置14は図2に示すものと同様に形成されて配設されている。背もたれ2は図1に示すものと同様に、フレーム材(図示省略)の前側にクッション材を設けて形成されるものであるが、背もたれ本体21と背もたれ本体21の上側に設けられた頭部支持部6で形成されている。頭部支持部6は椅子に着座したときに身体の頭部の後側に位置して頭部を支持するものであり、背もたれ本体21の上端に設けた関節部(ヒンジ部)22を介して頭部支持部6と背もたれ本体21が連結されている。従って、頭部支持部6は関節部22を軸として前後(上下)に回動自在に形成されており、このことで、頭部支持部6は背もたれ本体21に対して傾斜角度が調節自在に形成されている。
頭部支持部6の側面には金属製の倒れピン25が突出して設けられている。倒れピン25は図3に示すように、固定部材26と可動部材27を具備して形成されている。固定部材26は略円柱状に形成されるものであって、一方の端面と周面に開口する溝状の切欠部28が形成されている。また、可動部材27は略円柱状に形成されるものであって、一方の端面に板状の取付片29が突出して設けられていると共に周面に開口するように貫通孔30が設けられている。そして、切欠部28に取付片29を差し込むと共に切欠部28及び取付片29を厚み方向に貫通するように連結ピン31を固定部材26に差し込むことによって、固定部材26と可動部材27を連結して倒れピン25が形成されている。従って、可動部材27は固定部材26と真っ直ぐに並ぶ状態と固定部材26に対してほぼ直角となる状態との間で一定方向に回動自在に形成されている。
このように形成される倒れピン25は固定部材26の他方の端面(切欠部28の開口を設けていない方の端面)を頭部支持部6を構成するフレーム材に溶接などで固着するようにして取り付けられるが、この時、倒れピン25は固定部材26の周面における切欠部28の開口が座部1の方に向くように配置される。従って、可動部材27は頭部支持部6の側面に対して略垂直に突出する状態と頭部支持部6の前面よりも前側に倒れる状態との間で回動自在に形成されている。
また、背もたれ2の背もたれ本体21の下部は座部1の後端に枢着されている。従って、背もたれ2は図2のものと同様に起立状態と倒した状態との間で上下に回動自在に形成されている。さらに、背もたれ2の背もたれ本体21の下端には背もたれ2と座部1の枢着位置よりも下側に突出する連結片13が設けられており、図2のものと同様に連結片13には背もたれ駆動装置14のロッド17aの先端が枢着されている。
肘掛け3は座部1の左右両側に一つずつ配設されるものであって、上側に向かって凸曲させて形成されている。肘掛け3の前端は座部1の側面の前部に支点4にて枢着されており、肘掛け3は座部1に対して上下に回動自在に形成されている。また、肘掛け3の後端はリンク機構5を介して背もたれ2に取り付けられている。リンク機構5はリンク材36とリンク材36の上端と肘掛け3の後部とを回動自在に連結した支点37とリンク材36の下端と背もたれ2の側面とを回動自在に連結する支点38とで構成されている。
また、背もたれ2の側面にはその表面に沿うように引張りワイヤ39が設けられている。引張りワイヤ39は倒れピン25の貫通孔30に通されており、また、引張りワイヤ39の一端はリンク機構5の支点37に、引張りワイヤ39の他端は頭部支持部6の前部の略中央部に設けられた連結点40にそれぞれ連結されている。
このように形成される椅子は、図2に示すものと同様に、背もたれ2が起立状態と倒した状態との間で上下に回動自在に形成されているものであり、背もたれ2の後側へ倒す(下側に回動させる)度合いを調節することによって、座部1に対する傾斜角度が調節自在に形成されている。また、背もたれ2の回動に連動して肘掛け3の高さが変わり、背もたれ2の傾斜角度に応じて肘掛け3の高さの調節を行なうことができるものである。すなわち、背もたれ2が下方に回動すると、リンク機構5が下方に移動し、これに伴って、肘掛け3が支点4で回動しながら下方に移動することになる。このように背もたれ2を下方に回動(リクライニング)させることによって、これに連動して肘掛け3が下方へ移動し、座部1の上面からの肘掛け3の高さが低くなるように肘掛け3の高さを調節することができるものである。また、背もたれ2が上方に回動すると、リンク機構5が上方に移動し、これに伴って、肘掛け3が支点4で回動しながら上方に移動することになる。このように背もたれ2を上方に回動させることによって、これに連動して肘掛け3が上方へ移動し、座部1の上面からの肘掛け3の高さが高くなるように肘掛け3の高さを調節することができるものである。
また、この椅子では、背もたれ2を所定の傾斜角度にまで倒していくにしたがって、背もたれ2の回動と連動して頭部支持部6が座部1側に近づくように頭部支持部6の傾斜角度が調節され、背もたれ2を所定の傾斜角度以上に倒すと背もたれ2が平坦化するように頭部支持部6の傾斜角度が調節されるものである。すなわち、背もたれ2を起立状態から下方に回動して倒していくと、リンク材36と背もたれ2の相対角度が変わってリンク機構5の支点37が頭部支持部6の連結点40に対して相対的に前側に移動していくことになり、この結果、図4(a)に示すように、引張りワイヤ39にて頭部支持部6が引張られることになって、頭部支持部6は関節部22を軸として座部1側に近づくように前側に回動することになり、背もたれ本体21に対する頭部支持部6の傾斜角度が調節されるものである。そして、このように座部1側に近づくように頭部支持部6の傾斜角度が調節されるので、身体の頭部が頭部支持部6で座部1側に近づくように押圧されて持ち上がることになり、テレビ等が見やすくなるものである。
また、背もたれ2を所定の傾斜角度以上に倒すと、図4(b)に示すように、倒れピン25が引張りワイヤ39で引張られて倒れることになり、この結果、引張りワイヤ39による頭部支持部6の引張りが解放されることになって、頭部支持部6は関節部22を軸として座部1から遠ざかるように後側に回動することになり、背もたれ本体21に対する頭部支持部6の傾斜角度が調節されるものである。そして、このように座部1から遠ざかるように頭部支持部6の傾斜角度が調節されるので、背もたれ本体21に対する頭部支持部6の傾斜角度がほぼ180°となって、背もたれ2が平坦化するものであり、くつろぎ感を向上させることができるものである。尚、頭部支持部6が後側に回動して背もたれ2が平坦化する際の背もたれ2の所定の傾斜角度は任意に設定することができ、この所定の傾斜角度で倒れピン25が倒れるように、貫通孔30の位置や固定部材26に対する可動部材27の枢着位置を設定するものである。
図1、図2に示す椅子において、足載せ台7はその側端部が肘掛け3の前方に位置するように形成するのが好ましい。すなわち、図5(a)に示すように、足載せ台7の幅寸法Wを座部1の幅寸法Wと背もたれ2の幅寸法Wよりも大きく形成するのが好ましい。このように足載せ台7の幅寸法Wを座部1の幅寸法Wと背もたれ2の幅寸法Wよりも大きく形成すると、図5(b)に示すように、背もたれ2を最も下側にまで回動させてフルリクライニングすると共に足載せ台7を最も上側にまで回動させた状態にして座部1と背もたれ2と足載せ台7がほぼ平坦化するフルフラット状態にし、身体を椅子の上に横たわらせる(寝る)ようにした場合に、足の動きが大きくても足載せ台7から足を外れにくくすることができるものである。
尚、本発明の椅子をマッサージ機として用いる場合は背もたれ2や足載せ台7にマッサージ治具を内蔵させるようにする。
本発明の実施の形態の一例を示す側面図である。 同上の参考例を示す側面図である。 同上の倒れピンを示す分解斜視図である。 (a)(b)は同上の頭部支持部の動きを示す説明図である。 (a)は同上の平面図、(b)は側面図である。
符号の説明
1 座部
2 背もたれ
3 肘掛け
5 リンク機構
6 頭部支持部
7 足載せ台
25 倒れピン
30 貫通孔
37 支点
39 引張りワイヤ
40 連結部

Claims (3)

  1. 座部と背もたれとを備え、背もたれを起立状態と倒した状態との間で回動させることにより背もたれの傾斜角度を調節自在に形成した椅子において、背もたれに頭部支持部を設けると共に背もたれにリンク機構を設け、頭部支持部の側面に倒れピンを設け、背もたれの側面にその表面に沿うように引張りワイヤを設けると共に倒れピンの貫通孔に引張りワイヤを通し、引張りワイヤの一端をリンク機構の支点に連結すると共に引張りワイヤの他端を頭部支持部の連結部に連結し、背もたれを所定の傾斜角度にまで倒していくにしたがって、リンク機構の支点を頭部支持部の連結点に対して相対的に前側に移動させることによって、引張りワイヤで頭部支持部を引張って頭部支持部が座部側に近づくように頭部支持部の傾斜角度が調節され、背もたれを所定の傾斜角度以上に倒すと引張りワイヤにより倒れピンが引張られて倒れ、引張りワイヤによる頭部支持部の引張りが解放されることにより背もたれが平坦化するように、背もたれの傾斜角度に応じて頭部支持部の傾斜角度を調節自在に形成して成ることを特徴とする椅子。
  2. 肘掛けと足載せ台を備え、座部の前側に足載せ台を配置し、肘掛けの前方にまで足載せ台が位置するように足載せ台を形成して成ることを特徴とする請求項1に記載の椅子。
  3. 足載せ台の幅を背もたれの幅よりも大きく形成して成ることを特徴とする請求項2に記載の椅子。

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