JP5634891B2 - 椅子 - Google Patents

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Description

本発明は椅子に関するものである。
従来、椅子の後部に固定した支軸により椅子の前後方向に回転可能に設けた背もたれと、該背もたれの上部に、前後方向に回転可能に設けたヘッドレストを備えた椅子において、背もたれを後方へ倒すほど、背もたれに対してヘッドレストが徐々に起上るものが知られている(特許文献1参照)。
特許第3618443号
前記従来の椅子においては、着座者が、椅子の背もたれを、その起立状態から後方へ少し倒して寛いでテレビ等を視る場合には、椅子の背もたれが倒れるほど、椅子のヘッドレストが背もたれに対して徐々に起上がるため、椅子の背もたれが少し倒れた状態でも、着座者は、前方を視認し、例えばテレビ等が視易くなる。
しかし、着座者が、椅子の背もたれを、更に大きく倒して寝姿勢とした場合等にも、椅子のヘッドレストが、背もたれに対して、更に起上がって所定以上起きると、着座者の首への負担が大きくなる。また、着座者が寝姿勢をとる場合には、椅子のヘッドレストが背もたれに対して起上がらない方がよい。そのため、椅子のヘッドレストを手動で、背もたれに対して倒すものにおいては、その手動操作が面倒であるという問題がある。
そこで、本発明は、背もたれを、起立状態から少し倒して視線を前方に保持したい場合には、背もたれの倒れ動作に連動して椅子のヘッドレストが背もたれに対して起上がり、着座者の視線を前方にすることができ、また、背もたれを大きく倒して寝姿勢をとりたい
場合には、背もたれの倒れ動作に連動して、椅子のヘッドレストが背もたれに対して倒れる椅子を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、座フレームと、該座フレームに回転可能に連結して起倒可能な背フレームと、該背フレームに対し起倒可能なヘッドフレームと、水平面に対する前記背フレームの傾斜角度に応じて、該背フレームの上下軸方向に対する位置が変化するスライドフレームと、座フレームに設けた座クッション材と、前記スライドフレームに設けた背クッション材を有し、
該背クッション材は、前記背フレームを後方へ倒すほど、該背フレームに対して座クッション材方向に移動し、前記背フレームを起すほど、該背フレームに対して前記座クッション材と反対側方向に移動するようにし、
前記背フレームとスライドフレームとの上下軸方向における相対位置が変化することにより、前記ヘッドフレームの、前記背フレームの上下方向の軸に対する角度が変化するようにし、
前記背フレームを、その起立状態から後方に倒すほど、前記ヘッドフレームが前記背フレームに対して起上がり、前記ヘッドフレームの、前記背フレームの上下方向の軸に対する角度が所定の角度となった後に、更に、背フレームを後方へ倒すほど、前記ヘッドフレームが前記背フレームに対して倒れ、
前記背フレームを、その倒伏状態から起こすほど、前記ヘッドフレームが前記背フレームに対して起上がり、前記ヘッドフレームの、前記背フレームの上下方向の軸に対する角度が所定の角度となった後に、更に、前記背フレームを起こすほど、前記ヘッドフレームが前記背フレームに対して倒れるようにしたことを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、案内溝と、該案内溝内を移動可能に設けた案内部材を有し、
水平面に対する前記背フレームの傾斜角度に応じて、前記案内部材の前記案内溝内における位置が変化し、
前記案内部材の前記案内溝内における位置が変化することにより、前記ヘッドフレームの、前記背フレームの上下方向の軸に対する角度が変化するようにしたことを特徴とするものである。
請求項記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記案内溝を、ヘッドフレームに設けたことを特徴とするものである。
本発明は、背フレームが、その起立状態からヘッドフレーム前面の、背フレームの上下方向の軸に対する角度が所定の角度となるまでの間は、背フレームを倒すほど、ヘッドフレームが背フレームに対して起上がり、背フレームを起すほど、ヘッドフレームが背フレームに対して倒れるようにしたことにより、着座者が、背フレーム(背もたれ)を、その起立状態から少し倒して、前方のテレビ等を視る場合には、ヘッドフレーム(ヘッドレスト)が、背フレームの起立時よりも背フレームに対して起上がることで、着座者の視線を前方に保持し易くなる。
また、背フレームが、その倒伏状態からヘッドフレーム前面の、背フレームの上下方向の軸に対する角度が所定の角度となるまでの間は、背フレームを倒すほど、ヘッドフレームが背フレームに対して倒れ、背フレームを起すほど、ヘッドフレームが背フレームに対して起き上がるようにしたことにより、背フレーム(背もたれ)を大きく倒して寝姿勢等をとる場合には、着座者の首が疲れることなく、楽な姿勢をとることができる。
また、本発明の椅子は、前記従来技術のように、手動でヘッドフレームを倒す必要がなく、背フレームの起倒動作に連動して、ヘッドフレームが背フレームに対して、前記のように起倒するため、ヘッドレストの角度を気にすることのない、操作が容易な椅子である。
本発明の実施例1における椅子の背もたれを起立した状態を示す斜視図で、説明上、フレーム部分を示し、クッション材や表皮材は省略している。 図1の右側面図。 図1の正面図。 図1の上面図。 図4のE−E線断側面図。 図5の状態から背フレームを倒した状態の側断面図。 図6の状態から、更に背フレームを倒した状態の側断面図。 図5のF−F線断面図。 本発明の実施例1において、椅子の背もたれと座の関係を示すもので、図5の状態の側面略図。 図9の状態から背もたれを倒した図6の状態の側面略図。 図10の状態から、更に背もたれを倒した図7の状態の側面略図。 本発明の実施例2における椅子の背もたれを起立した状態を示す側面図で、説明上、フレーム部分を示し、クッション材や表皮材は省略している。 図12の状態から背もたれを倒した状態の側面図。 図13の状態から、更に背もたれを倒した状態の側面図。 本発明の実施例3における椅子の背もたれを起立した状態を示す側面図で、説明上、フレーム部分を示し、クッション材や表皮材は省略している。 図15の状態から背もたれを倒した状態の側面図。 図16の状態から、更に背もたれを倒した状態の側面図。 本発明の実施例4における椅子の背もたれを起立した状態を示す側面図で、説明上、フレーム部分を示し、クッション材や表皮材は省略している。 図18の状態から背もたれを倒した状態の側面図。 図19の状態から、更に背もたれを倒した状態の側面図。 本発明の実施例5における椅子の背もたれを起立した状態を示す側面図で、説明上、フレーム部分を示し、クッション材や表皮材は省略している。 図21の状態から背もたれを倒した状態の側面図。 図22の状態から、更に背もたれを倒した状態の側面図。 本発明の実施例6における椅子の背もたれを起立した状態を示す側面図で、説明上、フレーム部分を示し、クッション材や表皮材は省略している。 図24の状態から背もたれを倒した状態の側面図。 図25の状態から、更に背もたれを倒した状態の側面図。 本発明の実施例9における椅子の背もたれを起立した状態を示す側面図で、説明上、フレーム部分を示し、クッション材や表皮材は省略している。 図27の状態から背もたれを倒した状態の側面図。 図28の状態から、更に背もたれを倒した状態の側面図。
本発明を実施するための形態を図に示す実施例に基づいて説明する。
図1乃至図11は、実施例1を示す。
本発明の実施例1の椅子1は、図1〜4に示すように、台座2を有する。該台座2上には、その上下方向(垂直方向)を回転軸として、該台座2に対して回転可能に回転台3が備えられている。該回転台3には椅子フレーム4が固設されている。以下において、椅子1の着席側、すなわち、図5における背フレーム8(背もたれ28)と反対側を前Aとし、背フレーム8側を後Bとし、図3における左側を左C、右側を右Dとして説明する。
前記椅子フレーム4は、図1〜4に示すように、両側枠4a,4bと、該両側枠4a,4bの下端間に架設した下枠4cを有し、両側枠4a,4bと下枠4cは一体に形成されている。前記下枠4cの下部中央には、前記回転台3が固設され、該回転台3は、図2に示すように、前方Aから後方Bに向うほど、下方に傾斜するように形成されている。該回転台3の後部には、上下方向(垂直方向)に立設する円筒状の基部3aが設けられている。該基部3aは、前記台座2に対して回転可能に連結されている。
両側枠4a,4bの上端部には、肘部を構成する部材、本実施例においては板状の肘フレーム5,5が、椅子1の前後(A−B)方向に固設されている。
前記両側枠4a,4bの上部後方には、図5〜7に示すように、その内面から内側方向に水平(C−D方向)に突出する支軸7,7が固設されている。該支軸7には、この支軸7を中心軸として、背フレーム8が前後に回転可能に備えられている。
この背フレーム8は、図1,3に示すように、左右に一対の側枠(以下、背の側枠という)8a,8bを有し、本実施例1においては、該背の側枠8a,8bを円筒で中空状の金属製のパイプで構成した。該両背の側枠8a,8bは、その軸方向が、椅子1の左右(C−D)方向に対して直交するように設けられている。また、前記各背の側枠8a,8bの軸方向中間部には、前記支軸7,7が挿通され、該支軸7,7を中心として、背の側枠8a,8bが、前後に回転可能に備えられている。前記両背の側枠8a,8bの上部間には、連結棒8cが架設されている。
前記両背の側枠8a,8bの下端部には、図1に示すように、座フレーム10が前後(A−B)方向に回転可能に連結されている。該座フレーム10は、左右に一対の側枠(以下、座の側枠という)10a,10bを有し、本実施例1においては、該座の側枠10a,10bを円筒で中空状の金属製のパイプで構成した。この座の側枠10a,10bは、その軸方向が椅子1の前後(A−B)方向に位置するように設けられている。前記両座の側枠10a,10bの前端部間には座前枠10cが架設され、両座の側枠10a,10bの後端部間には座後枠10dが架設されている。該座後枠10dの両側部には、図1に示すように、座後枠10dから後B方向に突出する連結片10e,10eが設けられ、該夫々の連結片10e,10eには、前記両背の側枠8a,8bの下端部が、左右(C−D)方向に水平に設けた連結軸10fを中心に、前後に回転可能に連結されている。
前記椅子フレーム4の両側枠4a,4bの内面には、図1、5〜7に示すように、座案内部材11,11が設けられ、該座案内部材11は、図5〜7に示すように、前A方から後B方に向うほど緩やかに下降する湾曲状に形成されている。該座案内部材11,11には、該座案内部材11,11に沿って移動可能な案内受け部材12,12が備えられている。該案内受け部材12,12の内側には、前記両座の側枠10a,10bの軸方向中間部が、左右(C−D)方向に水平に設けた座軸12aで連結され、該座軸12aを中心として、座の側枠10a,10bが、前後に回転可能に備えられている。これにより、座フレーム10は、座軸12aを中心に回転可能で、かつ、案内部材11に沿って前後に移動することができるようになっている。
前記両背の側枠8a,8bの上端部には、夫々ヘッド案内部材14,14が設けられている。該各ヘッド案内部材14,14は、板状部材14a,14aを有し、該板状部材14a,14aの長手方向の一端部(下端部)が、両背の側枠8a,8bに固設され、前記板状部材14a,14aの長手方向の他端部(上端部)には、ピン14b,14bが設けられている。該ピン14bは、図3,4に示すように、板状部材14aの外面から左右(C−D)方向の外側に突出するように設けられている。
前記両背の側枠8a,8bには、スライドフレーム15が、背の側枠8a,8bの軸方向に沿って摺動可能に備えられている。前記スライドフレーム15は、図1,5〜7に示すように、前記背フレーム8よりも前A側に位置して配置されている。前記スライドフレーム15は、図1,3に示すように、左右に1対のスライド側枠15a,15bと、連結部材20を有している。前記スライド側枠15a,15bを、本実施例1においては、円筒で中空状の金属製のパイプで構成した。このスライド側枠15a,15bは、その軸方向が、前記背の側枠8a,8bと略平行に設けられている。
前記両スライド側枠15a,15bの上部の後側間には連結棒17が架設され、両スライド側枠15a,15bの下部の後側間には連結棒18が架設されている。また、右スライド側枠15aの上部と下部の後B側(背フレーム8側)には、図5〜7に示すように、連結部材20,20が固定部材20aにより固設されている。また、左スライド側枠15bの上部と下部の後B側(背フレーム8側)にも、図5〜7に示すように、連結部材20,20が固定部材20aにより固設されている。該右側連結部材20,20は、右背の側枠8aに対して、その軸方向、すなわち、背フレーム8の上下軸方向に摺動可能に遊嵌されている。また、左側連結部材20,20も、左背の側枠8bに対し、その軸方向に摺動可能に遊嵌され、スライドフレーム15が、前記両背の側枠8a,8bの軸方向に沿って摺動可能に備えられている。すなわち、スライドフレーム15が、背の側枠8a,8bの軸方向に沿って移動可能となっている。
前記連結部材20としては、プラスチック、金属、木材等固体状で成形可能な材質であれば任意の材質を使用でき、本実施例においては、ポリアセタール(POM)を使用した。
前記連結部材20の後B側には、図5〜8に示すように、背バックパネル21が固設され、スライドフレーム15と背バックパネル21が一体として、背の側枠8a,8bの軸方向に沿って移動可能となっている。
前記背バックパネル21は、背板21aと、該背板21aの両側に設けた両側板21b,21bで構成されている。該右側板21bは、右スライド側枠15aと椅子フレーム4の右側枠4aとの間に、左側板21bは、左スライド側枠15bと椅子フレーム4の左側枠4bとの間に設けられている。前記両側板21b,21bには、その表裏を貫通する長穴21cが、その長手方向が、背の側枠8a,8bの軸方向となるように形成され、前記長穴21cには、前記支軸7が貫通している。
前記両スライド側枠15a,15bの上端部には、図5〜7に示すように、ヘッドフレーム22が設けられている。該ヘッドフレーム22は、左右に一対のヘッドカム22a,22aを有し、これらの下部に設けた左右(C−D)方向に水平のヘッド軸22b,22bを、前記スライド側枠15a,15bの上端部に回転可能に連結し、ヘッドフレーム22が前後に回動可能に備えられている。該ヘッドカム22aは、板状に形成され、その内側には、少なくともその内面に開口する案内溝23が形成されている。該案内溝23は、ヘッドカム22aの外側面まで貫通する貫通穴で形成してもよいし、ヘッドカム22aの外側面には開口しない有底溝で形成してもよい。前記ヘッドカム22aの後部には、ヘッドバックパネル25が設けられている。
前記案内溝23は、本実施例1においては、図5〜7に示すように、ヘッドカム22aの下部から上方に向うほど後B側に傾斜する第1案内溝23aと、該第1案内溝23aの上部に円弧状に形成された円弧溝23bと、該円弧溝23bの上部にヘッドカム22aの下方から上方に向うほど前A側に傾斜する第2案内溝23cとが連続する「く」字状に形成されている。
前記案内溝23内には、前記背フレーム8のピン14bが、案内溝23に沿って移動可能に遊嵌している。
前記両スライド側枠15a,15bの下端部には、図1,5〜7に示すように、リンク27の一端部(下端部)が、左右(C−D)方向に水平に設けた回転軸27aにより、これを中心として、前後に回転可能に連結されている。前記リンク27の他端部(上端部)は、椅子フレーム4の両側枠4a,4bの上部後B側の内面に、左右(C−D)方向に水平に設けた回転軸27bにより、これを中心として、前後に回転可能に連結されている。リンク27は、その他端側回転軸27bが、図5,9に示すように、背フレーム8が起立した状態において、一端側回転軸27aよりも前方Aの上部に位置するように設けられている。
前記リンク27は、板状に形成され、その側面形状は弧状に形成されるとともに、その弧の中心側が前側Aに位置するように設けられている。なお、前記リンク27の側面形状は、前記のような弧状以外にも、直線状等任意の形状とすることができる。
前記両スライド側枠15a,15bの間、及び、両ヘッドカム22a,22aの間には、第1布バネ(図示せず)が設けられ、その両側が、付勢手段(図示せず)を介してスライド側枠15a,15bとヘッドカム22a,22aに取り付けられている。該第1布バネの上端が、前記ヘッドカム22a,22aの上端部間に設けられた連結棒(図示せず)に固定され、第1布バネの下端が、スライドフレーム15の下連結棒18に固定されている。前記第1布バネの両側は、前記付勢手段によりスライド側枠15a(15b)方向に付勢されている。該付勢手段として、本実施例においては、バネを使用した。
前記スライド側枠15a,15b間に設けた第1布バネの前面には、背ウレタン材が接着剤等により固設され、ヘッドカム22a,22a間に設けた第1布バネの前面には、ヘッドウレタン材が接着剤等により固設されている。
第1表皮材(図示せず)は、前記スライドフレーム15と、背フレーム8と、第1布バネと、背ウレタン材と、ヘッドウレタン材と、背バックパネル21と、ヘッドバックパネル25の外周部全体を覆うようにして設けられている。該第1表皮材は、スライドフレーム15、背フレーム8、第1布バネ、背ウレタン材、ヘッドウレタン材、背バックパネル21、ヘッドバックパネル25の何れかに固定しても良いし、何れにも固定しなくてもよい。
前記スライド側枠15a,15b間に設けた第1布バネと、背ウレタン材とで、背クッション材が構成されているが、該背クッション材としては、布バネやウレタン材以外にも任意のクッション材を使用することができる。また、スライドフレーム15と、背フレーム8と、背クッション材と、背バックパネル21と、第1表皮材により、背もたれ28が構成されている。
前記ヘッドカム22a,22a間に設けた第1布バネと、ヘッドウレタン材とで、ヘッドクッション材が構成さているが、該ヘッドクッション材としては、布バネやウレタン材以外にも任意のクッション材を使用することができる。また、ヘッドフレーム22と、ヘッドクッション材と、ヘッドバックパネル25と、第1表皮材により、ヘッドレスト30が構成されている。
また、座フレーム10には、第2布バネ(図示せず)が設けられ、その両側が、それぞれ座の側枠10a,10bに固定され、第2布バネの前端が座前枠10cに固定されている。また、第2布バネの後端部は、座後枠10dに付勢手段(図示せず)を介して固定されており、前記第2布バネの後端部は、前記付勢手段により座フレーム10の後側方向に付勢されている。この付勢手段として、本実施例においてはバネを使用した。
前記第2布バネの上部には、座ウレタン材が接着剤等により固設されている。第2布バネと、座ウレタン材とで、座クッション材が構成されているが、座クッション材としては、布バネやウレタン以外にも任意のクッション材を使用することができる。
第2表皮材(図示せず)は、前記座フレーム10と、座クッション材の外周部全体を覆うようにして設けられている。該第2表皮材は、座フレーム10、第2布バネ、座ウレタンの何れかに固定しても良いし、何れにも固定しなくてもよい。前記座フレーム10と、座クッション材と、第2表皮材により、座29が構成されている。
次に、椅子1の動きについて説明する。
図5,9に示すように、椅子1の背フレーム8(背もたれ28)を起立した状態から、背フレーム8を、支軸7を中心として徐々に後方Bに倒していくと、図6,10に示すように、リンク27は、椅子フレーム4側の回転軸27bを中心として、そのスライドフレーム15側が前方に回動するとともに、回転軸27aに連結されたスライドフレーム15が、背の側枠8a,8bに沿って、下側方向(座29方向)に移動する。これにより、スライドフレーム15に設けた背クッション材と第1表皮材も、座29方向に徐々に移動する。すなわち、背フレーム8に対するスライドフレーム15の位置が、水平面に対する前記背フレーム8の上下軸方向(背の側枠8a,8bの軸方向)の傾斜角度βに応じて変化する。
また、座フレーム10は、背フレーム8が徐々に倒れるに従い、背フレーム8の下端部により前方Aへ押されて、座案内部材11に沿って徐々に前部上方に移動する。
また、ヘッドフレーム22は、スライドフレーム15の上端に回動可能に連結されているので、図6,10に示すように、ヘッドフレーム22が、スライドフレーム15と共に、下側(座29方向)に移動する。この時、ヘッド案内部材14が、ヘッドカム22a(案内溝23)に対して相対的に上方(座29と反対側方向)に移動する。すなわち、ピン14bが、下部から上部に向うほど後方Bに傾斜する第1案内溝23a内を上方に向かって徐々に移動する。これにより、背の側枠8a,8bの軸(背フレーム8の上下方向の軸)と、ヘッドフレーム22(ヘッドカム22a)の前面との角度αが徐々に大きくなり、ヘッドレスト30(ヘッドフレーム22)が、背もたれ28(背フレーム8)に対して、徐々に起上がる。
そして、ピン14bが、円弧溝23bの中央に位置した時に、ヘッドフレーム22(ヘッドカム22a)の前面の、背フレーム8の上下方向の軸(背の側枠8a,8bの軸)に対する角度αが、最大(所定値)となる。
図7,11に示すように、更に、背フレーム8を徐々に倒していくと、リンク27の回動により、スライドフレーム15が更に下側(座29)方向に移動するとともに、ピン14bが、ヘッドカム22aにおける下部から上部に向うほど前方Aに傾斜する第2案内溝23c内を上方に向かって徐々に移動する。これにより、背の側枠8a,8bの軸と、ヘッドカム22aの前面との角度αが徐々に小さくなり、ヘッドフレーム22(ヘッドレスト30)が、背フレーム8(背もたれ28)に対して、徐々に後方へ倒れる。
また、上記の動きとは逆に、図7,11に示すように、椅子1の背もたれ28(背フレーム8)を倒した状態から、背フレーム8を徐々に起していくと、リンク27の前記とは逆方向の回動により、スライドフレーム15が、背の側枠8a,8bに沿って、上側方向(座29と反対側方向)に移動する。これに伴い、ヘッドフレーム22が、背フレーム8を起こすほど、背フレーム8に対して徐々に起上がり、ヘッドフレーム22の前面の、背フレーム8の上下方向の軸に対する角度αが、所定値となった後に、更に、背フレーム8を起こすと、背フレーム8が起上がるほど、ヘッドフレーム22が、背フレーム8に対して徐々に後方へ倒れ、図5,9に示す状態となる。
すなわち、背フレーム8が、図5に示すように起立した状態から、ヘッドフレーム22の前面の、背フレーム8の上下方向の軸に対する角度αが最大値となるまでは、背フレーム8を倒すほど、ヘッドフレーム22が背フレーム8に対して起上がり、背フレーム8を起すほど、ヘッドフレーム22が背フレーム8に対して倒れる。
また、背フレーム8が、前記角度αが最大値となる状態から、図7に示す背フレーム8が倒伏した状態となるまでは、背フレーム8を倒すほど、ヘッドフレーム22が背フレーム8に対して倒れ、背フレーム8を起すほど、ヘッドフレーム22が背フレーム8に対して起き上がる。
以上の構成により、本発明の実施例1における椅子1は、次のような作用、効果を発揮する。
本発明は、背フレーム8(背もたれ28)を倒すほど、スライドフレーム15とスライドフレームに設けた背クッション材と背バックパネル21と第1表皮材とが、共に座29方向に移動し、背フレーム8(背もたれ28)を起すほど、スライドフレーム15と背クッション材と第1表皮材とが、共に座29と反対側方向に移動するようにした。これにより、図9に示す背もたれ28の起立状態と、図11に示す背もたれ28の倒伏状態との背もたれ28の起倒動作において、図9〜11に示すように、座29の上面後部29aと背もたれ28の前面下部28aとの距離の変化量は、背もたれ28の起倒と連動して背クッション材が背フレーム8に対して移動しない椅子と比較して、極めて少ない。
これにより、使用者が、背もたれ28を起した状態の椅子1に着座し、背もたれ28にもたれた状態で、背もたれ28を倒したり、起したりしても、背もたれ28により着衣が上方に引き上げられたりして移動することを防止でき、背もたれ28を起倒した場合にも、着衣を直したり、座り直したりする必要がなく、快適に椅子1を使用することができる。
また、背もたれ28の起倒の際に、使用者と背もたれ28の表皮とがこすれたりすることを低減でき、背もたれ28の表皮の痛みを少なくすることができる。
また、背フレーム8を起立した状態から徐々に倒して、ヘッドフレーム22の前面の、背フレーム8の上下方向の軸に対する角度αが所定値となるまでは、背フレーム8(背もたれ28)を徐々に倒すほど、ヘッドフレーム22(ヘッドレスト30)が、背フレーム8(背もたれ28)に対して、徐々に起上がるようにしたことにより、着座者が、椅子1の背もたれ28を少し倒して、前方のテレビ等を視る場合には、図5,9に示した状態よりも、ヘッドレスト30が背もたれ28に対して起上がっていることで、着座者の視線を前方に保持し易くなる。
また、ヘッドフレーム22の前面の、背フレーム8の上下方向の軸に対する角度αが所定値となった後は、背フレーム8(背もたれ28)を倒すほど、ヘッドフレーム22(ヘッドレスト30)が、背フレーム8(背もたれ28)に対して、徐々に倒れるようにしたことにより、着座者が、椅子1の背もたれ28を大きく倒して寝姿勢等をとる場合には、着座者の首が疲れることなく、楽な姿勢をとることができる。
なお、リンク27を、その他端側回転軸27bが、図5,9に示すように、背フレーム8が起立した状態において、一端側回転軸27aよりも前方Aの上部に位置するように設けたが、リンク27により、背フレーム8を後方へ倒すほど、スライドフレーム15が下側方向(座29方向)に移動し、背フレーム8を前方へ起こすほど、スライドフレーム15が上側方向(座29と反対側方向)に移動できればよく、リンク27の形状や、リンク27と他部材との位置関係は任意に設定することができる。
図12乃至図14は、実施例2を示す。
本実施例2は、前記実施例1と同様に、水平面に対する前記背フレーム8の上下方向の軸(背の側枠8a,8bの軸)の傾斜角度βに応じて、スライドフレーム15を、背の側枠8a,8bの軸方向に移動させるものにおいて、前記背フレーム8の傾斜角度βに応じて、ヘッドフレーム22の前面の、前記背の側枠8a,8bの軸に対する角度αを変化させる方法が、前記実施例1とは異なる実施例である。
本実施例2においては、ヘッドフレーム35を、図12〜14に示すように、スライド側枠15a,15bの上端部に、左右(C−D)方向に水平に設けたヘッド軸35cを中心に、前後に回転可能に設ける。前記ヘッドフレーム35の後B側面は、図12〜14に示すように、その下端部から中央部までを、上方に向うほど後B側に傾斜する第1テーパ面35aとし、該第1テーパ面35aの上端からヘッドフレーム35の上端部までを、上方に向うほど前A側に傾斜する第2テーパ面35bとして形成されている。
背フレーム8は、左右に1対の背の側枠8a,8aを有し、図12に示すように、背フレーム8が起立した状態において、前記背の側枠8a,8aの上端が、前記第1テーパ面35aの下部後部に位置する構造の点で、前記実施例1の背フレーム8とは異なるが、その他の構造は前記実施例1の背フレーム8と同様である。
前記ヘッドフレーム35の中心部には、連結リンク37の一端(上端)が、左右(C−D)方向に水平に設けた回転軸37aを中心に、前後に回転可能に連結され、連結リンク37の他端(下端)が、前記背の側枠8a,8aの上端に、左右(C−D)方向に水平に設けた回転軸37bを中心に、前後に回転可能に連結されている。前記連結リンク37は、図12に示すように、背フレーム8が起立した状態において、一端側回転軸37aが、他端側回転軸37bよりも前方で、かつ、上方に位置して設けられている。
その他の構造、構成は、前記実施例1と同様であるので、その説明を省略する。
次に、本第2実施例の椅子1の動きについて説明する。
前記実施例1と同様に、背フレーム8を、図12に示すように起立した状態から、支軸7を中心として、徐々に後方へ倒していくと、リンク27により、図13,14に示すように、スライドフレーム15が、背の側枠8a,8aに沿って下側(座29)方向へ移動する。また、背フレーム8を、図14に示すように倒伏した状態から徐々に起していくと、スライドフレーム15が、背の側枠8a,8に沿って上側(座29方向と反対側)方向へ移動する。
また、背フレーム8を、図12に示す起立状態から徐々に倒して、図13に示すように、スライドフレーム15を背フレーム8に対して下側(座29)方向に徐々に移動させると、連結リンク37は、回転軸37bを中心として、その上端側が前A方に回動する。これにより、連結リンク37の回転軸37aに連結されたヘッドフレーム35が、ヘッド軸35cを中心として、その上部が前A方に回動する。この連結リンク37が、回転軸37bを中心として回動することにより、ヘッドフレーム35の回転軸37aから、背の側枠8aの軸に下ろした垂線の距離L1が徐々に大きくなる。
したがって、背フレーム8が、図12に示すように起立した状態から徐々に後方へ倒すと、ヘッドフレーム35が背フレーム8に対して徐々に起上がる。すなわち、ヘッドフレーム35の前面の、背フレーム8の上下方向の軸に対する角度αが徐々に大きくなる。
そして、背フレーム8を所定の位置まで倒すと、連結リンク37の回転軸37aから、背の側枠8aの軸に下ろした垂線の距離L1が最大となり、前記角度αも最大(所定値)となる。
その後、更に、背フレーム8を後方へ倒すと、スライドフレーム15が、背フレーム8に対して下側(座29)方向へ更に移動し、連結リンク37が更に回転軸37bを中心として下方へ回動して、前記距離L1が徐々に小さくなり、前記角度αも徐々に小さくなる。これにより、ヘッドフレーム35が背フレーム8に対して後方へ徐々に倒れて図14に示す状態となる。
また、上記の動きとは反対に、背フレーム8を、図14に示すように倒伏した状態から徐々に起していくと、背フレーム8が起上がるほど、ヘッドフレーム35は背フレーム8に対して徐々に起上がり、前記角度αが最大(所定値)となった後に、更に、背フレーム8を起すと、背フレーム8が起上がるほど、ヘッドフレーム35は、背フレーム8に対して徐々に後方へ倒れて図12に示す状態となる。
このように、本実施例2においても、前記実施例1と同様に、背フレーム8とスライドフレーム15との上下軸方向における相対位置が変化することにより、ヘッドフレーム35の前面の、背フレーム8の上下方向の軸(背の側枠8aの軸)に対する角度αが変化する。
本実施例2においても、前記実施例1と同様の作用、効果を発揮することができる。
図15乃至図17は、実施例3を示す。
本実施例3は、前記実施例1,2と同様に、水平面に対する前記背フレーム8の上下方向の軸の傾斜角度βに応じて、スライドフレーム15を、背の側枠8a,8bの軸方向に移動させるものにおいて、前記背フレームの8の傾斜角度βに応じて、ヘッドフレーム45前面の、前記背の側枠8a,8bの軸に対する角度αを変化させる方法が前記実施例1,2とは異なる実施例である。
本実施例3において、スライド側枠15aの上端に固設された固定ヘッド部材42は、板状に形成され、固定ヘッド部材42には、その表裏を貫通する屈曲案内溝43が形成されている。該屈曲案内溝43は、少なくとも固定ヘッド部材42の外側が開口するように形成されていればよく、屈曲案内溝43は、その表裏を貫通する貫通穴で形成してもよいし、固定ヘッド部材42の内側には開口しない有底溝で形成してもよい。この屈曲案内溝43は、図15〜17に示すように、固定ヘッド部材42の下部から上部に向うほど前A側に傾斜する第1案内溝43aと、該第1案内溝43aの上部に固定ヘッド部材42の下側から上側に向うほど後B側に傾斜する第2案内溝43bとが連続する「く」字状に屈曲して形成されている。
ヘッドフレーム45は、左右に一対のヘッドカム45a,45aを有し、該各ヘッドカム45aは、前記各固定ヘッド部材42の下部外側に、左右(C−D)方向に水平に設けたヘッド軸45dを中心に、前後に回転可能に設けられている。各ヘッドカム45aの内側面には、長穴状案内溝45bが、その長手方向の一端(下端)が、ヘッドカム45aの下部に、他端(上端)がヘッドカム45aの中央上部寄りに設けられ、下方から上部に向うほど後B方に向う直線状に形成されている。
また、図15に示すような背フレーム8が起立した状態において、前記長穴状案内溝45bは、その長手方向が、前記背の側枠8a,8bの軸方向に対して、長穴状案内溝45bの上端程前方に位置するように傾斜して設けられている。
図15〜17に示すように、前記長穴状案内溝45bと、屈曲案内溝43内の双方に貫通して、案内部材46が遊嵌され、該案内部材46は、長穴状案内溝45bと屈曲案内溝43内を移動可能に設けられている。前記案内部材46の案内溝45b,43との係止部を、本実施例においてはピン形状に形成した。
この長穴状案内溝45bと屈曲案内溝43の形状が前記のように相違するため、案内部材46が、屈曲案内溝43と長穴状案内溝45b内を上下方向に移動して、前記案内部材46の位置が変化することにより、ヘッドフレーム45の前面の、前記背の側枠8a,8bの軸に対する角度αが変化する。また、案内部材46が、第2案内溝43bと長穴状案内溝45b内を、その最上端の位置から徐々に下方に移動するほど、ヘッドフレーム45が背フレーム8に対して徐々に起上がり、すなわちヘッドフレーム45の前面の、背フレーム8の上下方向の軸に対する角度αが徐々に大きくなる。また、この角度αが最大(所定値)に達した後は、案内部材46が、第1案内溝43aと長穴状案内溝45b内を、徐々に下方に移動するほど、ヘッドフレーム45が背フレーム8に対して徐々に倒れ、すなわち、前記角度αが徐々に小さくなるようになっている。
前記各ヘッドカム45aの上部には、その内側面から内側方向に突出するピン45cが設けられている。該ピン45cは、図15〜17に示すように、前記長穴状案内溝45bよりもヘッドカム45の前面側で、かつ、座29と反対側に位置している。
ひも状で任意の場所で湾曲可能な金属製ワイヤ、ビニールロープ等で形成され、かつ、案内部材46を移動させる第1移動部材48が、図15〜17に示すように、その一端を支軸7に対して固定し、その中間部を、リンク27のスライドフレーム15側回転軸27aの外側に摺動可能に引掛けて折り返し、他端を案内部材46に固定した状態で、支軸7と案内部材46間に弛まないように設けられている。本実施例においては、第1移動部材48として、金属製のワイヤを使用した。
また、ひも状で任意の場所で湾曲可能な金属製ワイヤ、ビニールロープ等で形成され、かつ、案内部材46を移動させる第2移動部材49が、図15〜17に示すように、その一端を支軸7に対して固定し、その中間部を、ヘッドカム45aのピン45cの外側に摺動可能に引掛けて折り返し、他端を案内部材46に対して固定した状態で、支軸7と案内部材46間に弛まないように設けられている。本実施例においては、第2移動部材49として、金属製のワイヤを使用した。
その他の構造、構成は、前記実施例1と同様であるので、その説明を省略する。
次に、本第3実施例の椅子1の動きについて説明する。
前記実施例1,2と同様に、背フレーム8を、図15に示すように起立した状態から後方に徐々に倒していくと、スライドフレーム15が、背の側枠8a,8bに沿って座29(下側)方向へ移動する。また、背フレーム8を、図17に示すように倒伏した状態から徐々に起していくと、スライドフレーム15が、背の側枠8a,8bに沿って座29と反対側(上側)方向へ移動する。
前記のように、背フレーム8を、図15に示すように起立した状態から徐々に後方に倒すに従い、スライドフレーム15が、背フレーム8に対して下側(座29)方向に徐々に移動すると、図16に示すように、スライド側枠15aの回転軸27aと支軸7間の距離が徐々に広がり、第1移動部材48が下側(座29)方向に引っ張られ、案内部材46が、第2案内溝43bと長穴状案内溝45b内を下側方向に徐々に移動する。それと同時に、スライドフレーム15とともにヘッドフレーム45も下側方向へ移動し、第2移動部材49における支軸7とピン45c間の距離が短くなることで、案内部材46が、案内溝43b,45b内を、下側方向へ移動できる。
前記案内部材46の移動に伴い、ヘッドフレーム45が背フレーム8に対して徐々に起上がり、すなわち、ヘッドフレーム45前面の、前記背の側枠8a,8bの軸に対する角度αが徐々に大きくなっていく。そして、案内部材46が、第2案内溝43bの下端に位置したときに、前記角度αが最大(所定値)に達する。
そして、更に、背フレーム8を徐々に倒していくと、案内部材46が、第1案内溝43aと長穴状案内溝45b内を下側方向に徐々に移動することにより、ヘッドフレーム45が背フレーム8に対して徐々に後方に倒れ、すなわち、前記角度αが徐々に小さくなり、図17に示すように背フレーム8が倒伏した状態となる。
また、上記の動きとは反対に、背フレーム8を、図17に示すように倒伏した状態から徐々に起していくと、案内部材46が、移動部材49により案内溝43b,45b内を徐々に下方から上方へ移動し、背フレーム8が起上がるほど、ヘッドフレーム45は背フレーム8に対して徐々に起上がり、前記角度αが所定値となった後に、更に、背フレーム8を起すと、背フレーム8が起上がるほど、ヘッドフレーム45は、背フレーム8に対して徐々に倒れる。
このように、本実施例3においても、前記実施例1,2と同様に、背フレーム8とスライドフレーム15との上下軸方向における相対位置が変化することにより、ヘッドフレーム45の前面の、背フレーム8の上下方向の軸(背の側枠8a,8bの軸)に対する角度αが変化する。また、前記実施例1と同様に、案内部材46の案内溝43,45bにおける位置が変化することにより、ヘッドフレーム45前面の、前記背フレーム8の上下方向の軸に対する角度αが変化する。
本実施例3においても、前記実施例1,2と同様の作用、効果を発揮することができる。
なお、本実施例3においては、背フレーム8の起倒に応じて、移動部材48,49により、案内溝43,45b内を案内部材46が移動するようにしたが、この移動部材48,49は、背フレームの起倒に応じて、案内部材46を、案内溝43,45b内の所定の位置に移動させるるものであれば、任意のものを用いることができ、例えば、移動部材48,49の一方をコイルスプリング等の付勢手段に置き換えても良い。
図18乃至図20は、実施例4の一例を示す。
前記実施例1乃至3においては、スライドフレーム15に対して背クッション材を取り付け、背クッション材をスライドフレーム15と共に移動するようにしたが、本実施例4においては、背クッション材を背フレーム8に設け、背フレーム8の起倒に伴い、背クッション材は背フレーム8に対しては移動しないものの、前記実施例1乃至3と同様に、背フレーム8の傾斜角度βに応じて、ヘッドフレームの前面の、前記背の側枠の軸に対する角度αを変化させたものである。
前記実施例1乃至3においては、スライドフレーム15の上端部にヘッドフレーム22,35、45を、前後に回転可能に設けたが、本実施例4においては、背フレームの上端部にヘッドフレームを、左右(C−D)方向に水平に設けたヘッド軸を中心に、前後に回転可能に設けた点において異なる。しかし、本実施例4においても、前記実施例1乃至3と同様に、スライドフレームの背フレームに対する相対位置が変化することにより、ヘッドフレームの前面の、背フレームの上下方向の軸(背の側枠の軸)に対する角度αが変化し、前記実施例1乃至3と同様に、背フレームを、起立状態から徐々に後方に倒すに従い、ヘッドフレームが背フレームに対して徐々に起上がり、前記角度αが所定の角度となった後に、更に、背フレームを倒すと、背フレームを徐々に後方に倒すに従い、ヘッドフレームが背フレームに対して徐々に後方に倒れるようになっている。
図18〜20は、実施例4を前記実施例1に適用した例を示し、本実施例4を、図18〜20に基づいて説明する。
図18〜20に示すように、背フレーム8の上部にヘッドフレーム51が、左右(C−D)方向に水平に設けたヘッド軸51bを中心に、前後に回転可能に設けられている。該ヘッドフレーム51は、左右に一対のヘッドカム51a,51aを有し、該各ヘッドカム51aの内面には、内側にのみ開口する案内溝52が設けられている。該案内溝52は、図18〜20に示すように、ヘッドカム51aの下部から上部に向うほど後B側に傾斜する第1案内溝52aと、該第1案内溝52aの上部に円弧状に形成された円弧溝52bと、該円弧溝52bの上部にヘッドカム51aの下部から上部に直線状に設けた第2案内溝52cとが連続する「く」字状に形成されている。また、図18に示すように背フレーム8が起立した状態において、第2案内溝52cの長手方向は、背の側枠8a,8bの軸方向に対して、その上側が前方に位置するように傾斜している。
前記背フレーム8には、背クッション材が固設され、表皮材は前記実施例1と同様に設けられている。
前記背フレーム8の後部には、スライドフレーム53が設けられている。該スライドフレーム53における左右のスライド側枠の上部と下部の前A側(背フレーム8側)には、図18〜20に示すように、前記実施例1乃至3と同様の連結部材20,20が固定部材により固設されている。また、連結部材20は、背フレーム8の上下軸方向に摺動可能に遊嵌され、スライドフレーム53が、前記実施例1乃至3と同様に、背フレーム8の軸方向に沿って摺動可能に備えられている。
前記スライドフレーム53は、左右に一対のスライド側枠53a,53aを有し、該両スライド側枠53a,53aの下端部には、図18〜20に示すように、リンク54の一端部(下端部)が、左右(C−D)方向に水平に設けた回転軸54aを中心に、前後に回転可能に連結されている。前記リンク54の他端部(上端部)は、椅子フレーム4の両側枠4a,4bの上部後B方の内面に、左右(C−D)方向に水平に設けた回転軸54bを中心に、前後に回転可能に連結されている。前記椅子フレーム4との回転軸54bは、前記スライドフレーム53との回転軸54aよりも前部上方に位置するように設けられている。
前記スライド側枠53a,53aの下部から中間部までは、図18〜20に示すように、背の側枠8a,8bと略平行に形成され、スライド側枠53a,53aの上部は、上方に向うほど前方に位置するように屈曲形成され、背フレーム8に対して傾斜するように形成されている。また、前記スライド側枠53a,53aの上端部は、背の側枠8a,8bの軸延長線よりも前方に位置している。
これにより、背フレーム8を支軸7を中心にして後方へ倒すと、リンク54により、スライドフレーム53は座29(下側)方向に移動し、背フレーム8を、起こすとスライドフレーム53は座29と反対側(上側)方向に移動するようになっている。
前記両スライド側枠53a,53aの上端部には、案内部材55が、スライド側枠53a,53aの外面から左右(C−D)方向の外側に向かって突出して固設され、該案内部材55は前記案内溝52内に移動可能に遊嵌されている。案内部材55は、図18〜20に示すように、背の側枠8a,8bの軸延長線よりも前方Aに位置している。本実施例においては、前記案内部材55としてピンを用いた。
その他の構造、構成は、前記実施例1と同様であるので、その説明を省略する。
次に、本第4実施例の椅子1の動きについて説明する。
前記実施例1乃至3と同様に、椅子1の背フレーム8を、図18に示すように起立した状態から徐々に後方に倒していくと、スライドフレーム53が、図19,20に示すように、背の側枠8a,8bに沿って座29(下側)方向へ移動する。また、背フレーム8を、図20に示すように倒伏した状態から徐々に起していくと、スライドフレーム53が、背の側枠8a,8bに沿って座29と反対側(上側)方向へ移動する。
背フレーム8を、図18に示すように起立した状態から徐々に倒して、スライドフレーム53が、背フレーム8に対して下側(座29)方向に徐々に移動すると、案内部材55は、図18〜20に示すように、背の側枠8a,8bの軸と平行に移動する。このとき、案内部材55は、背の側枠8a,8bよりも前方Aに位置し、第2案内溝52cが背の側枠8a,8bの軸に対して傾斜していることにより、案内部材55が、第2案内溝52c内を徐々に下方(座29方向)に移動すると、ヘッドフレーム51の前面の、前記背の側枠8a,8bの軸に対する角度αが徐々に大きくなり、ヘッドフレーム51が、背フレーム8に対して、徐々に起上がる。
そして、案内部材55が、円弧溝52bの中央に位置した時に、ヘッドフレーム51の前面の、背フレーム8の上下方向の軸に対する角度αが、最大(所定値)となる。
更に、背フレーム8を徐々に後方に倒していくと、案内部材55が、上側から下側に向うほど前A側に傾斜する第1案内溝52a内を下方に向かって徐々に移動することにより、前記角度αが徐々に小さくなり、ヘッドフレーム51が、背フレーム8に対して徐々に倒れ、図20に示すように、背フレーム8が倒伏した状態となる。
また、上記の動きとは反対に、背フレーム8を、図20に示すように倒伏した状態から徐々に起していくと、背フレーム8が起上がるほど、ヘッドフレーム51は背フレーム8に対して徐々に起上がり、前記角度αが所定値となった後に、更に、背フレーム8を起すと、背フレーム8が起上がるほど、ヘッドフレーム51は、背フレーム8に対して徐々に倒れる。
このように、本実施例4においても、前記実施例1乃至3と同様に、背フレーム8とスライドフレーム53との上下軸方向における相対位置が変化することにより、ヘッドフレーム51の前面の、背フレーム8の上下方向の軸に対する角度αが変化する。また、前記実施例1,3と同様に、案内部材55の案内溝52における位置が変化することにより、ヘッドフレーム51の前面の、前記背フレーム8の上下方向の軸に対する角度αが変化する。
本実施例4においても、ヘッドフレーム51の動きに関しては、前記実施例1乃至3と同様の作用、効果を発揮することができる。
図21乃至図23は、実施例5の一例を示す。
前記実施例1乃至4においては、スライド側枠15a(15b),53aの下端部と、椅子フレーム4の両側枠4a(4b)とを1本のリンク27,54で連結したが、本実施例5においては、スライド側枠15a(15b),53aの軸方向中間部と、椅子フレーム4の両側枠4a(4b)とを複数からなるリンク61で連結し、背フレーム8を後方へ倒すほど、スライドフレーム15が座29方向に移動し、背フレーム8を起すほど、スライドフレーム15が座29と反対側方向に移動するようにしたものである。
図21〜23は、実施例5を前記実施例1に適用した例を示し、図21〜23に基づいて説明する。
スライド側枠15a,15bの軸方向中間部と、椅子フレーム4の両側枠4a,4bとをリンク61で連結する。該リンク61は、図21〜23に示すように、第1リンク62と第2リンク63と第3リンク64の3つのリンクで構成されている。前記第1リンク62の一端(上端)は、スライド側枠15a,15bの軸方向の中間部に、左右(C−D)方向に水平に設けた回転軸62aを中心として、前後に回転可能に連結され、第1リンク62の他端(下端)は、第2リンク63の一端(上端)に、左右(C−D)方向に水平に設けた回転軸62bを中心として、前後に回転可能に連結されている。
該第2リンク63の軸方向の中間部他端側寄り部は、背の側枠8a,8bに、左右(C−D)方向に水平に設けた連結軸63aを中心として、前後に回転可能に連結されている。該連結軸63aは、支軸7の後部近傍に位置するように設けられている。前記第2リンク63の他端(下端)は、第3リンク64の一端(後端)に、左右(C−D)方向に水平に設けた回転軸63bを中心として、前後に回転可能に連結されている。該第3リンク64の他端(前端)は、椅子フレーム4の両側枠4a,4bの後部上方に、左右(C−D)方向に水平に設けた回転軸64aを中心として、前後(A−B)方向に回転可能に連結されている。
その他の構造、構成は、前記実施例1と同様であるので、その説明を省略する。
次に、本第5実施例の椅子1の動きについて説明する。
前記実施例1乃至4と同様に、背フレーム8を、図21に示すように起立した状態から、支軸7を中心として後方に徐々に倒していくと、第2リンク63が、図21,22に示すように、支軸7近傍の連結軸63aを中心として、その第3リンク64側が上部後方に回動する。また、この第2リンク63の回動により、第1リンク62の他端回転軸62bが下方向へ移動する。これにより、図21〜23に示すように、該第1リンク62の一端側回転軸62aに連結されたスライド側枠15a,15bが、背の側枠8a,8bに沿って下側(座29)方向へ移動する。
また、上記と反対に、背フレーム8を、図23に示す倒伏した状態から徐々に起すと、 前記と逆の動作により、スライドフレーム15が、背の側枠8a,8bに沿って、座29と反対側(上側)方向に移動する。
また、スライドフレーム15の移動に伴い、ヘッドフレーム22も前記実施例1乃至4と同様の動きをする。
本実施例5においても、前記実施例1乃至4と同様の作用、効果を発揮することができる。
図24乃至図26は、実施例6の一例を示す。
前記実施例1乃至5においては、スライド側枠15a(15b),53aの下端部と、椅子フレーム4の両側枠4a(4b)とをリンク27,54,61で連結したが、本実施例6においては、スライド側枠15a,15bの軸方向中間部と、座フレーム10の座の側枠10a,10bとをリンク71で連結し、背フレーム8を倒すほど、スライドフレーム15が座29方向に移動し、背フレーム8を起すほど、スライドフレーム15が座29と反対側方向に移動するようにしたものである。
図24〜26は、実施例6を前記実施例1に適用した例を示し、図24〜26に基づいて説明する。
前記リンク71は、図24〜26に示すように、1本のリンクで形成されている。また、該リンク71は、板状に形成され、その側面形状は弧状に形成されているとともに、その弧の中心側が前側Aに位置するように設けられている。該リンク71の一端(上端)は、スライド側枠15a,15bの軸方向の中間部に、左右(C−D)方向に水平に設けた回転軸71aを中心として、前後に回転可能に連結され、リンク71の他端(下端)は、座の側枠10a,10bの中間部に、左右(C−D)方向に水平に設けた回転軸71bを中心として、前後に回転可能に連結されている。
なお、前記リンク71は、前記のような形状以外にも、直線状等任意の形状とすることができる。また、リンク71は、その一端は、スライド側枠15a,15bに回転可能に連結され、その他端は、座の側枠10a,10bに回転可能に連結されていればよく、夫々の連結場所は任意に設定する。
その他の構造、構成は、前記実施例1と同様であるので、その説明を省略する。
次に、本第6実施例の椅子1の動きについて説明する。
前記実施例1乃至5と同様に、背フレーム8を、図24に示すように起立した状態から、支軸7を中心として徐々に後方に倒していくと、図25,26に示すように、座フレーム10が、座案内部材11に沿って徐々に前部上方に移動する。これに伴い、座フレーム10と連結した回転軸71bが前方上部に移動し、リンク71は、その両側回転軸71a,71bを中心として回動しつつ、この回転軸71aが下側(座29)方向に移動する。それとともに、リンク71の回転軸71aに連結されたスライドフレーム15が、背の側枠8a,8bに沿って、座29方向に移動する。
また、上記と反対に、背フレーム8を、図26に示すように倒伏した状態から徐々に起すと、スライドフレーム15が、背の側枠8a,8bに沿って、座29と反対側(上側)方向に移動する。
また、スライドフレーム15の移動に伴い、ヘッドフレーム22も前記実施例1乃至5と同様の動きをする。
本実施例6においても、前記実施例1乃至5と同様の作用、効果を発揮することができる。
前記実施例1乃至6においては、背フレーム8を、支軸7を中心にして回動させ、リンク27,54,61,71により、スライドフレーム15,53を、背フレーム8の起倒に応じて背フレーム8の軸方向に移動するようにしたが、支軸7をスライドフレーム15,53に設け、リンクにより背フレーム8を、スライドフレーム15,53が後方へ倒れるほど上方(座29と反対側方向)に移動し、スライドフレーム15,53が起立するほど下方(座29と反対側方向)に移動するようにしてもよい。
椅子フレーム4に固定された支軸7を、スライドフレーム15,53の中間部に連結し、該支軸7を中心として、スライドフレーム15,53を前後に回転可能に設ける。また、スライドフレーム15,53と背フレーム8とは、前記実施例1乃至7と同様に、連結部材20を介して連結されるとともに、背フレーム8は、スライド側枠15a,53aの軸方向に沿って摺動可能に備える。
そして、スライドフレーム15,53が、支軸7を中心として後方へ倒れるほど、リンクにより背フレーム8が、スライド側枠15a,53aの軸方向に沿って上方(座29と反対側方向)に移動し、それとともに座フレーム10もスライドフレーム15,53の下端に対して後方に移動し、座フレーム10の後端とスライドフレーム15,53の下端とが相対的に徐々に近づくようになっている。
また、スライドフレーム15,53が、支軸7を中心として前方へ起き上がるほど、リンクにより背フレーム8は、スライド側枠15a,53aの軸方向に沿って下方(座29方向)に移動し、それとともに座フレーム10もスライドフレーム15,53の下端に対して前方に移動し、座フレーム10の後端とスライドフレーム15,53の下端とが相対的に徐々に遠ざかるようになっている。
すなわち、背フレーム8が倒れるほど、スライドフレーム15,53は、背フレーム8に対して座29方向に移動する。また、背フレーム8が起上がるほど、スライドフレーム15,53は、背フレーム8に対して座29と反対側方向に移動するようになっている。
その他の構造、構成は、前記実施例1乃至6と同様であるので、その説明を省略する。
本実施例7においても、前記実施例1乃至6と同様の作用、効果を発揮することができる。
前記実施例1乃至7における、スライドフレーム15,53と、背フレーム8の前後の位置関係を、前記実施例1乃至7とは逆となるように設けてもよい。
その他の構造、構成は、前記実施例1乃至7と同等であるので、その説明を省略する。
本実施例8においても、前記実施例1乃至7と同様の作用、効果を発揮することができる。
図27乃至図29は、実施例9を示す。
前記実施例1乃至8においては、スライドフレーム15,53を設け、該スライドフレーム15,53を、背の側枠8a,8bの軸方向に移動させることにより、ヘッドフレーム22,35,45,51の前面の、前記背の側枠8a,8bの軸に対する角度αを変化させたが、本実施例9は、スライドフレームを設けることなく、背フレーム81を起倒することにより、前記背フレームの81の傾斜角度βに応じて、ヘッドフレーム82の前面の、前記背の側枠81a,81aの軸に対する角度αを変化させるようにした実施例である。
背フレーム81は、左右に一対の背の側枠81a,81aを有し、該背の側枠81aの上部に固定ヘッド部材84が固設されている。
前記固定ヘッド部材84は、板状に形成され、その表裏を貫通する円弧状案内溝84a
が形成されている。該円弧状案内溝84aは、図27〜29に示すように、円弧状に形成され、弧の中心が後方Bに位置するように形成されている。
ヘッドフレーム82は、一対のヘッドカム82a,82aを有し、該各ヘッドカム82aは、前記各固定ヘッド部材84の下部外側に、左右(C−D)方向に水平に設けたヘッド軸82dを中心として、前後に回転可能に設けられている。各ヘッドカム82aには、長穴状案内溝82bが、その長手方向の一端を、ヘッドカム82aの下部に、他端をヘッドカム82aの中央上部寄りに位置さえて直線状に設けられている。
図27〜29に示すように、案内部材83が、前記長穴状案内溝82bと円弧状案内溝84aの双方に貫通するとともに遊嵌して設けられ、該案内部材83は、長穴状案内溝82bと円弧状案内溝84aとの双方に沿って移動可能となっている。前記案内部材83における案内溝82b,84aとの係止部を、本実施例においてはピン形状に形成した。
この長穴状案内溝82bと円弧状案内溝84aとの形状が前記にように形成されているため、案内部材83aが、両案内溝82b,84a内を上下方向に移動すると、前記案内部材83の位置の変化に伴い、ヘッドフレーム82の前面の、前記背の側枠81a,81aの軸に対する角度αが変化する。すなわち、案内部材83が、案内溝82b,84aを、その最下端の位置から徐々に上方に移動するほど、ヘッドフレーム82が背フレーム81に対して徐々に起上がり、すなわち前記角度αが徐々に大きくなり、角度αが最大(所定値)に達した後は、案内部材83が徐々に上方に移動するほど、ヘッドフレーム82が背フレーム81に対して徐々に倒れ、すなわち、前記角度αが徐々に小さくなるようになっている。
図27〜29に示すように、第1連結リンク87aの一端(後端)が、背フレーム81の下部に、左右(C−D)方向に水平に設けた回転軸87cを中心として、前後に回動可能に連結されている。また、第1連結リンク87aの他端(前端)が、第2連結リンク87bの一端(上端)に、左右(C−D)方向に水平に設けた回転軸87dを中心として、前後に回動可能に連結されている。前記第2連結リンク87bの他端(下端)は、座の側枠10a,10bに、左右(C−D)方向に水平に設けた回転軸87eを中心として、前後に回動可能に連結されている。
前記各ヘッドカム82aの上部には、その内側面から左右(C−D)方向の内側に突出するピン82cが設けられている。前記案内部材83とピン82c間には、付勢部材85が架設されており、該付勢部材85により、案内部材83は、常にピン82c(上側)方向に付勢されている。前記付勢部材85は、案内部材83をピン82c方向に付勢できるものであれば任意のものを使用することができ、本実施例においてはコイルスプリングを使用した。
ひも状で任意の場所で湾曲可能な金属製ワイヤ、ビニールロープ等で形成され、かつ、案内部材83を移動させる移動部材86は、その一端が前記第1連結リンク87aと第2連結リンク87bとの連結回転軸87dに対して固定され、その中間部を、背座連結軸10fの外側に摺動可能に引掛けて折り返し、他端を案内部材83に固定した状態で、前記連結回転軸87dと案内部材83間に弛まないようにして設けられている。本実施例においては、第1移動部材86として、金属製のワイヤを使用した。
その他の構造、構成は、前記実施例1乃至8と同様であるので、その説明を省略する。
次に、本第9実施例の椅子1の動きについて説明する。
背フレーム81を、図27に示すように起立した状態から徐々に後方へ倒していくと、回転軸87dと、背座連結軸10fとの距離L2が徐々に短くなる。これにより、図28に示すように、案内部材83が、付勢部材85により案内溝82b,84a内を上方向に移動し、ヘッドフレーム82が背フレーム81に対して徐々に起上がり、すなわち、ヘッドフレーム82の前面の、前記背の側枠81aの軸に対する角度αが徐々に大きくなっていく。そして、前記角度αが最大(所定値)に達する。
そして、更に、背フレーム81を徐々に後方へ倒していくと、その案内部材83が徐々に案内溝82b,84a内を上方に移動し、ヘッドフレーム82が背フレーム81に対して後方に徐々に倒れ、すなわち、前記角度αが徐々に小さくなり、図29に示すように背フレーム81が倒伏した状態となる。
また、上記の動きとは反対に、背フレーム81を、図29に示すように倒伏した状態から徐々に起していくと、背フレーム81が起上がるほど、ヘッドフレーム82は背フレーム81に対して徐々に起上がり、前記角度αが所定値となった後に、更に、背フレーム81を起すと、背フレーム81が起上がるほど、ヘッドフレーム82は、背フレーム81に対して徐々に倒れる。
このように、本実施例9においても、前記実施例1,3乃至6と同様に、案内部材83の案内溝82b,84aにおける位置が変化することにより、ヘッドフレーム82の前面の、前記背フレーム81の上下方向の軸に対する角度αが変化する。
また、本実施例9においても、前記実施例1乃至8と同様のヘッドフレーム82の動きをし、ヘッドフレーム82の動きに関しては、前記実施例1乃至8と同様の作用、効果を発揮することができる。
1 椅子
7 支軸
8,81 背フレーム
14,46,55,83 案内部材
15,53 スライドフレーム
22,35,45,51,82 ヘッドフレーム
23,43,45b,52,82b,84a 案内溝
α ヘッドフレームの、背フレームの上下方向の軸に対する角度
β 水平面に対する背フレームの傾斜角度

Claims (3)

  1. 座フレームと、該座フレームに回転可能に連結して起倒可能な背フレームと、該背フレームに対し起倒可能なヘッドフレームと、水平面に対する前記背フレームの傾斜角度に応じて、該背フレームの上下軸方向に対する位置が変化するスライドフレームと、座フレームに設けた座クッション材と、前記スライドフレームに設けた背クッション材を有し、
    該背クッション材は、前記背フレームを後方へ倒すほど、該背フレームに対して座クッション材方向に移動し、前記背フレームを起すほど、該背フレームに対して前記座クッション材と反対側方向に移動するようにし、
    前記背フレームとスライドフレームとの上下軸方向における相対位置が変化することにより、前記ヘッドフレームの、前記背フレームの上下方向の軸に対する角度が変化するようにし、
    前記背フレームを、その起立状態から後方に倒すほど、前記ヘッドフレームが前記背フレームに対して起上がり、前記ヘッドフレームの、前記背フレームの上下方向の軸に対する角度が所定の角度となった後に、更に、背フレームを後方へ倒すほど、前記ヘッドフレームが前記背フレームに対して倒れ、
    前記背フレームを、その倒伏状態から起こすほど、前記ヘッドフレームが前記背フレームに対して起上がり、前記ヘッドフレームの、前記背フレームの上下方向の軸に対する角度が所定の角度となった後に、更に、前記背フレームを起こすほど、前記ヘッドフレームが前記背フレームに対して倒れるようにしたことを特徴とする椅子。
  2. 案内溝と、該案内溝内を移動可能に設けた案内部材を有し、
    水平面に対する前記背フレームの傾斜角度に応じて、前記案内部材の前記案内溝内における位置が変化し、
    前記案内部材の前記案内溝内における位置が変化することにより、前記ヘッドフレームの、前記背フレームの上下方向の軸に対する角度が変化するようにしたことを特徴とする請求項1記載の椅子。
  3. 前記案内溝を、ヘッドフレームに設けたことを特徴とする請求項2記載の椅子。
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