JP4528823B2 - 椅子の背もたれ - Google Patents

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本発明は、椅子の背もたれに関する。
従来、旅客機、鉄道、自動車等の一部のシートでは、体をリラックスさせながら、読書、飲食、モニタを行ったり、外の景色が見やすいようにするために、背もたれの途中を前後に屈曲させるようにし、背もたれ下部と、背もたれ上部とを違った角度で傾斜させるようにしたものがある。このような機構を有する椅子は、様々な姿勢と、姿勢の変化に対応して、適切に体を支持させることができるという利点を有する。
しかし、従来のように、背もたれを単に分割して屈曲可能とするだけでは、屈曲部が直線的になり、着座時に、着席者の身体を体の線に沿って滑らかに支持することができず、座り心地の点で好ましくない。
本発明は、従来の技術が有する上述のような問題点に鑑みてなされたもので、背もたれ上部と背もたれ下部とが、互いに前後方向に屈曲可能とした椅子の背もたれにおいて、身体と接触するクッション体の接触面を、滑らかな曲線状に保持しうるようにした椅子の背もたれを提供することを目的としている。
本発明は、次のようにして上記課題を解決している。
(1) 着座時に少なくとも背中の上部を支持する背もたれ上部と、腰部を支持する背もたれ下部とを備え、前記背もたれ上部および背もたれ下部が、互いに前後方向に屈曲可能として連結されたシェルと、この上下のシェルの表面にまたがって取り付けられた1枚のクッション体とを有し、前記背もたれ上部と背もたれ下部とのクッション体の裏面同士を、張力を有する支持部材によって連結することにより、上下のシェルの屈曲角度が小となるとき、前記支持部材が緊張して、クッション体の屈曲部が滑らかな曲面となるようにする。
本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
求項1の発明によると、背もたれ上部と背もたれ下部とのクッション体の裏面同士を、張力を有する支持部材によって連結しているので、身体と接触する接触面を滑らかな曲線状に保持することができる。
また、背もたれ上部と背もたれ下部とのクッション体を、両シェルにまたがる1枚のものとすることができる。
次に、本発明の一実施形態を、添付図面を参照しながら説明する。
図1及び図2は、本発明の一実施形態を備える椅子を示している。この椅子は、ベース脚(10)と、支基(12)と、脚柱(13)と、座シート(14)と、背もたれ(16)等とから構成されている。
ベース脚(10)には、キャスタ(18)が取り付けられている。
支基(12)の上部には、座シート(14)が設けられており、座シート(14)は、座面をなすクッション体(20a)と、クッション体(20a)を支持するシェル(20b)とからなっている。
シェル(20b)は、背もたれ(16)が、支基(12)の支点(12a)を中心として、後傾するのに連動して、着座部(14)が、所定の抵抗力を持って後下方に移動しうるようにして、支基(12)上に取り付けられている。
また、支基(12)は、脚柱(13)と一体をなしており、脚柱(13)とともにベース脚(10)上を回転することができるようになっている。
背もたれ(16)は、着席者の背中の上部、特に、胸椎から上の部分を重点的に支持する背もたれ上部(16a)と、腰部を支持する背もたれ下部(16b)とからなっている。背もたれ上部(16a)と背もたれ下部(16b)とは、それぞれのシェル(24a)(24b)の左右両側端に内蔵された蝶番(22)(22)によって、回動可能に連結されている。
図3、図4に示すように、シェル(24a)(24b)の表面には、ウレタン等のクッション体(25)がまたがって取り付けられている。
ッション体(25)は、シェル(24a)(24b)にまたがる1枚のクッション体を使用している。
図2に示すように、これらのクッション体(25)の裏面には、テープ状の支持部材(27)が屈曲部(29)にまたがって、3箇所、連結されており、一定の張力がクッション体(25)の裏面に付与されている。
なお、この支持部材(27)の材質としては、所定の張力を有する布、ワイヤ、ばね等が好適である。
背もたれ下部(16b)と座シート(14)とは、シェル(20b)、(24b)の外側面に沿って取り付けた保持管(26)によって連結されており、背もたれ下部(16b)と、座シート(14)とが同期して、2点鎖線で示すように、後方へ傾動することができるようになっている。
一方、背もたれ上部(16a)は、その上端部の連結片(17)によって、後方へ傾斜する支持杆(28)の上端と連結されており、座シート(14)及び背もたれ下部(16b)の後傾に伴って、支持杆(28)の上部は、2点鎖線に示すように後方へ移動し、背もたれ上部(16a)を背もたれ下部(16b)に対して、蝶番(22)回りに、2点鎖線で示すように前方に傾動させるようになっている。
なお、支持杆(28)の下端における回転中心(12b)は、支基(12)に合計3箇所設けられ、選択された所望の回転中心(12b)に支持杆(28)の下端を固定することにより、背もたれ上部(16a)の背もたれ下部(16b)に対する前傾角度を変化させることができるようになっている。
次に、上記椅子の作用について説明する。
まず、着席者が後傾すると、図1の2点鎖線で示すように、座シート(14)と背もたれ下部(16b)は同期して後傾するとともに、背もたれ上部(16a)は、支持杆(28)によって前方へ導かれて傾動する。このため、背もたれ上部(16a)と背もたれ下部(16b)との間に、連続する屈曲部が生じることになる。
背もたれ上部(16a)と背もたれ下部(16b)との間には、所定の張力の支持部材(27)が、クッション体(25)の屈曲部(29)にまたがって連結されている。このため、背もたれ上部(16a)と背もたれ下部(16b)とが屈曲した際、張力が大となった支持部材(27)により、両者の屈曲部(29)には、図4に示すように、表面側(矢印方向)に向かう押圧力が生じ、屈曲部(29)が直線的に極端に屈曲するのが防止される。そのため、屈曲部(29)は滑らかな曲面となり、椅子の座り心地は向上する。
このように、本実施形態の椅子によれば、着席者が後傾したときに、背もたれ上部(16a)を前方に傾動させながら、着席者の背中を支持するようにしているので、パソコン等のOA機器を使用する場合に、頭部を前に起こしてモニタ画面を見ながら、腰部より下の部分は後傾させるリラックスした姿勢を容易に採ることができる。
また、後傾した際に、背もたれ上部(16a)と背もたれ下部(16b)との間に生じる屈曲部(29)は、クッション体(25)の裏面同士を連結する支持部材(27)によって前方へ押圧されるので、屈曲部(29)は、体の線に沿った滑らかな曲面となり、椅子の座り心地が向上する。
本発明の一実施形態を備える椅子の要部を示す側面図である。 同じく、正面図である。 図2におけるIII-III線拡大縦断面図である。 屈曲した状態における図3と同様の図である。
(10)ベース脚
(12)支基
(12a)支点
(12b)回転中心
(13)脚柱
(14)座シート
(16)背もたれ
(16a)背もたれ上部
(16b)背もたれ下部
(17)連結片
(18)キャスタ
(20a)クッション体
(20b)シェル
(22)蝶番
(24a)(24b)シェル
(25)クッション体
(26)保持管
(27)支持部材
(28)支持杆
(29)屈曲部

Claims (1)

  1. 着座時に少なくとも背中の上部を支持する背もたれ上部と、腰部を支持する背もたれ下部とを備え、前記背もたれ上部および背もたれ下部が、互いに前後方向に屈曲可能として連結されたシェルと、この上下のシェルの表面にまたがって取り付けられた1枚のクッション体とを有し、前記背もたれ上部と背もたれ下部とのクッション体の裏面同士を、張力を有する支持部材によって連結することにより、上下のシェルの屈曲角度が小となるとき、前記支持部材が緊張して、クッション体の屈曲部が滑らかな曲面となるようにしたことを特徴とする椅子の背もたれ。
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