JP2000085426A - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

Info

Publication number
JP2000085426A
JP2000085426A JP10254983A JP25498398A JP2000085426A JP 2000085426 A JP2000085426 A JP 2000085426A JP 10254983 A JP10254983 A JP 10254983A JP 25498398 A JP25498398 A JP 25498398A JP 2000085426 A JP2000085426 A JP 2000085426A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
intermediate arm
device base
respect
reclining
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10254983A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Takeda
田 雅 一 竹
Keisuke Hayama
山 恵 介 端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ikeda Bussan Co Ltd filed Critical Ikeda Bussan Co Ltd
Priority to JP10254983A priority Critical patent/JP2000085426A/ja
Publication of JP2000085426A publication Critical patent/JP2000085426A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Passenger Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートバックをテーブルとして使用した状態
でリクライニング操作レバーをロックすることにより、
操作レバー誤操作による危険を解消し、テーブル使用時
の安全性を高める。 【解決手段】 中間アーム50に対してテーブルアーム
40を回動操作してシートバック12をテーブル状態と
して使用した際、デバイスベース30に設置したリクラ
イニング操作レバー32をロックできるインターロック
機構60を採用する。テーブル非使用時には、ピン63
が円弧溝66内を摺動可能であり、リクライニングレバ
ー32を操作でき、中間アーム50がデバイスベース3
0に対して所定の起立ポジション以外の前傾あるいは後
傾状態で、ピン63が円弧溝66で規制され、テーブル
アーム40を回動操作させるテーブル操作レバー42の
回動を規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートバックのリ
クライニング角度を調整できると共に、シートバックを
テーブルとして使用できるようにした車両用シートに係
り、更に詳しく説明すると、シートクッションのサイド
フレームに固着されたデバイスベースに中間アームの下
端が回動可能に軸支されると共に、シートバックのサイ
ドフレームに固着されたテーブルアームの下端側に中間
アームの上端が回動可能に軸支され、デバイスベースに
対して中間アームを回動操作することにより、シートク
ッションに対するシートバックのリクライニング角度調
整を行なうと共に、中間アームに対してテーブルアーム
を回動操作することにより、シートバックの背面をテー
ブルとして使用できるようにした車両用シートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、図6に示すように、車両用シ
ート1は、乗員が着座するシートクッション1aと乗員
の背もたれとなるシートバック1bとを備えており、シ
ートバック1bのリクライニング角度を調整できるリク
ライニング機構2が設置されている。このリクライニン
グ機構2の概略構成を説明すると、シートクッション1
aのフレームに固着されるデバイスベース3と、シート
バック1bのフレームに固着されるテーブルアーム4
と、前記デバイスベース3及びテーブルアーム4に夫々
軸支される中間アーム5とから構成されている。
【0003】そして、デバイスベース3と中間アーム5
との関係は、図示はしないが双方にアウターツースメン
バー、インナーツースメンバーを夫々設けて噛合状態と
してデバイスベース3に対して中間アーム5を所定角度
でロック状態とし、デバイスベース3に設置されている
リクライニング操作レバー6を操作することにより、こ
のロック状態を解除して、これも図示しないリターンス
プリングにより中間アーム5を図中矢印方向、即ちシー
トバック1bが前方へ倒れ込む方向に付勢するように構
成されている。
【0004】更に、使い勝手を高めるために、中間アー
ム5に対してテーブルアーム4を回動操作して、図7に
示すようにシートバック1bの背面を水平面となし、テ
ーブルとして利用することも行なわれており、通常、中
折れ式シートと呼ばれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来の車両
用シート1においては、デバイスベース3に対して中間
アーム5のロック状態を解除するリクライニング解除機
構と、中間アーム5に対してテーブルアーム4をロック
する機構とは独立した構成であるため、例えば、図7に
示すシートバック1bをテーブルとして使用した状態で
中間アーム5を後方に傾動させて、図8に示す状態にし
た際(デバイスベース3に対して中間アーム5を後方へ
傾倒させた後テーブルアーム4を前方へ倒し込んでロッ
ク操作しても同様の状態となる)、リクライニング操作
レバー6が誤って操作されれば、シートバック1bのバ
ック長さが短く、シートバック1bが急激に前方へ戻り
込むため、その戻りスピードが早く、乗員に接触する虞
れが指摘されていた。
【0006】また、同時に図7に示すテーブル使用状態
の時、誤ってリクライニング操作レバー6に触れた場
合、テーブルが前方に倒れ込み、テーブル上に載置した
備品等が落下する等の不具合もあった。
【0007】本発明の目的は、中間アームに対してテー
ブルアームが回動状態、即ち、シートバックをテーブル
として使用している際にはリクライニング操作レバーを
ロックすることによりシートバックが急前傾動作するこ
とがなく、また、テーブル状態として使用した際の安全
性をも保証できるようにした車両用シートを提供するも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載の車両
用シートは、シートクッションに固着されるデバイスベ
ースに中間アームの下端が回動可能に軸支され、シート
バックに固着されるテーブルアームの下端側に中間アー
ムの上端が回動可能に軸支され、デバイスベースに対し
て中間アームを回動操作することにより、シートクッシ
ョンに対するシートバックのリクライニング角度調整を
行なうと共に、中間アームに対してテーブルアームを回
動操作することにより、シートバックの背面をテーブル
として使用できるようにした車両用シートにおいて、前
記テーブルアームを中間アームに対して前方側へ倒し込
んでシートバックをテーブル使用状態とした時、デバイ
スベースに対して中間アームのリクライニングを規制す
ると共に、デバイスベースに対して中間アームを所定の
起立ポジションから前傾あるいは後傾させた際、中間ア
ームに対してテーブルアームを回動操作させるテーブル
操作レバーをロックするインターロック機構が設けられ
ていることを特徴とする。
【0009】本発明の請求項2に記載の車両用シート
は、前記インターロック機構は、一端がテーブルアーム
に固着され中間アームからデバイスベース側に延びるケ
ーブルワイヤと、前記デバイスベースに形成されたガイ
ド用の円弧溝と、該円弧溝と連続し円弧溝より上方に突
出する状態で形成されたストッパー溝と、前記デバイス
ベースのストッパー溝と対向する位置の中間アームに形
成された長穴と、前記デバイスベースの円弧溝とストッ
パー溝と中間アームの長穴とに挿入され前記ケーブルワ
イヤの他端に連結されたピンとを備え、前記ケーブルワ
イヤはテーブルアームの前傾によりケーブルワイヤの他
端に連結されたピンが上方に引張られるように配設さ
れ、テーブル非使用時には、前記ピンが円弧溝内を摺動
可能であり、リクライニングレバーを操作できると共
に、中間アームがデバイスベースに対して所定の起立ポ
ジション以外の前傾あるいは後傾状態で、前記ピンが円
弧溝で規制され、前記ケーブルワイヤを引張ることがで
きず中間アームに対してテーブルアームを回動操作させ
るテーブル操作レバーの回動を規制することを特徴とす
る。
【0010】本発明の請求項3に記載の車両用シート
は、前記中間アームがデバイスベースに対して所定の起
立ポジションの状態で、前記デバイスベースのストッパ
ー溝と中間アームの長穴とが一致し、前記ピンが中間ア
ームの長穴に沿って上方に移動可能となり、前記中間ア
ームに対してテーブルアームを回動操作させるテーブル
操作レバーが操作可能となることを特徴とする。
【0011】本発明の請求項1に記載の車両用シートに
よれば、テーブルアームを中間アームに対して前方側へ
倒し込んでシートバックをテーブル使用状態とした時、
デバイスベースに対して中間アームのリクライニングを
規制すると共に、デバイスベースに対して中間アームを
所定の起立ポジションから前傾あるいは後傾させた際、
中間アームに対してテーブルアームを回動操作させるテ
ーブル操作レバーをロックするインターロック機構が設
けられているので、シートバックを前方に倒し込んでテ
ーブルとして使用している状態では、このインターロッ
ク機構が作動するため、リクライニング操作レバーを操
作しても中間アームのリクライニングを規制すると共
に、デバイスベースに対して中間アームを所定の起立ポ
ジションから前傾あるいは後傾させた際にはテーブル操
作レバーがロック状態となり、シートバックをテーブル
使用状態とすることができない。
【0012】本発明の請求項2に記載の車両用シートに
よれば、前記インターロック機構は、一端がテーブルア
ームに固着され中間アームからデバイスベース側に延び
るケーブルワイヤと、前記デバイスベースに形成された
ガイド用の円弧溝と、該円弧溝と連続し円弧溝より上方
に突出する状態で形成されたストッパー溝と、前記デバ
イスベースのストッパー溝と対向する位置の中間アーム
に形成された長穴と、前記デバイスベースの円弧溝とス
トッパー溝と中間アームの長穴とに挿入され前記ケーブ
ルワイヤの他端に連結されたピンとを備え、前記ケーブ
ルワイヤはテーブルアームの前傾によりケーブルワイヤ
の他端に連結されたピンが上方に引張られるように配設
され、テーブル非使用時には、前記ピンが円弧溝内を摺
動可能であり、リクライニングレバーを操作できると共
に、中間アームがデバイスベースに対して所定の起立ポ
ジションから前傾あるいは後傾させた状態では前記ピン
が円弧溝で規制され、前記ケーブルワイヤを引張ること
ができず中間アームに対してテーブルアームを回動操作
させるテーブル操作レバーの回動を規制するので、シー
トバックを前方に倒し込んでテーブルとして使用してい
る状態では、このインターロック機構が作動するため、
リクライニング操作レバーを操作しても中間アームのリ
クライニングをストッパー溝とピンの係合により規制す
ると共に、デバイスベースに対して中間アームを所定の
起立ポジション以外の前傾あるいは後傾状態で、テーブ
ル操作レバーがロック状態となり、シートバックをテー
ブル使用状態とすることができない。
【0013】本発明の請求項3に記載の車両用シートに
よれば、前記中間アームがデバイスベースに対して所定
の起立ポジションの状態で、前記デバイスベースのスト
ッパー溝と中間アームの長穴とが一致し、前記ピンが中
間アームの長穴に沿って上方に移動可能となり、前記中
間アームに対してテーブルアームを回動操作させるテー
ブル操作レバーが操作可能となるので、シートバックを
前方に倒し込んでテーブルとして使用することができ、
リクライニング操作レバーを操作しても中間アームのリ
クライニングを規制する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両用シート
の実施の形態についてを図面を参照して詳述する。図1
はテーブル非使用状態を示す車両用シートの側面図、図
2は同車両用シートにおけるリクライニングデバイスの
分解斜視図、図3は同車両用シートにおける中間アーム
とテーブルアームとの関係を示すテーブルのロック機構
部分を示す側面図、図4は本発明に係る車両用シートの
テーブル使用可能状態におけるインターロック機構を示
す側面図、図5はテーブル使用不可能状態におけるイン
ターロック機構を示す側面図である。
【0015】図1に示す如く、本発明に係る車両用シー
ト10は、乗員が着座するシートクッション11に対し
て、乗員の背もたれとなるシートバック12が所定角度
傾動可能に取付けられており、また図1及び図2に示す
如く、リクライニング機構20としては、シートクッシ
ョン11のサイドフレームに固着されるデバイスベース
30と、シートバック12のサイドフレームに固着され
るテーブルアーム40と、デバイスベース30とテーブ
ルアーム40との間に介挿される中間アーム50とから
大略構成されている。
【0016】図2乃至図5はリクライニング機構20の
構成を示すもので、デバイスベース30の前後側にはシ
ートクッション11のサイドフレームに固着する取付孔
31が開設されていると共に、テーブルアーム40につ
いてもシートバック12のサイドフレームに固着する取
付孔41が開設されている。
【0017】そして、前記デバイスベース30に対して
中間アーム50の下端側を軸支ピン51を介して中間ア
ーム50が回動可能に取付けられており、且つ中間アー
ム50の上端側とテーブルアーム40とは、同様に軸支
ピン52を介して回動可能に取付けられている。
【0018】また、デバイスベース30と中間アーム5
0との間のリクライニングロック構造としては、図示は
しないが一方側にアウターツースメンバー、他方側にイ
ンナーツースメンバーが相互に噛合する状態で設けられ
ており、デバイスベース30に設けられているリクライ
ニング操作レバー32を回動操作することにより、アウ
ターツースメンバーとインナーツースメンバーとのロッ
ク状態を解除するようになされている。
【0019】また、リターンスプリング等のバネ力によ
り中間アーム50が図1中の矢印方向に倒れ込みリクラ
イニング状態が解除されるという構成であり、リクライ
ニング解除状態からシートバック12を後方へ倒し込
み、所定のリクライニング角度位置で、アウターツース
メンバーとインナーツースメンバーとを噛合させてシー
トバック12を所定のリクライニング角度でロックする
ことができる。
【0020】また、テーブルアーム40と中間アーム5
0との構造については、図3に示すように、テーブルア
ーム40にテーブル操作レバー42が設けられており、
このテーブル操作レバー42の動作と一体にロックメン
バー43が操作レバー42の操作と連携してロック解除
方向に動作するように設けられている。このロックメン
バー43は、スプリング44により常時ロック方向にバ
ネ付勢されている。
【0021】一方、中間アーム50には、シートバック
12の起立時、ロックメンバー43のロック歯43aと
噛合するロック溝53及びテーブル時にロックメンバー
43のロック歯43aと噛合するロック溝54が設けら
れている。尚、テーブルアーム40と中間アーム50と
は軸支ピン52により回動可能に枢支されている。
【0022】従って、シートバック12の起立状態にお
いては、ロックメンバー43のロック歯43aは、中間
アーム50のロック溝53と噛合しており、シートバッ
ク12をテーブルとして使用するには、テーブル操作レ
バー42を操作してロック状態を解除した後、軸支ピン
52を基点としてテーブルアーム40を前方に倒し込
み、ロックメンバー43のロック歯43aを中間アーム
50のロック溝54に噛合させればシートバック12を
テーブル状態でロック保持できる。
【0023】このように、本発明に係る車両用シート1
0は、シートバック12の適切な背もたれ角度を確保で
きるように、デバイスベース30に対して中間アーム4
0を所定角度でロック保持できると共に、中間アーム5
0とテーブルアーム40のテーブルロック構造を採用す
ることによりシートバック12の背面をテーブルとして
利用することができるという使い勝手を高めた構成を有
するものである。
【0024】一方、図1に示すシートバック12をテー
ブルとして使用した時、リクライニング操作レバー32
をロックするインターロック機構を採用して、安全性を
高めたものである。
【0025】即ち、図4及び図5に示すように、このイ
ンターロック機構60は、ケーブルワイヤ61の一端6
1aをテーブルアーム40に固着すると共に、このケー
ブルワイヤ61を中間アーム50、デバイスベース30
まで下方側に延ばしてケーブルワイヤ61の他端61b
をピン63に連結している。
【0026】前記中間アーム50にアウターパイプ65
の端末が固定され、このアウターパイプ65内にケーブ
ルワイヤ61が挿通されてケーブルワイヤ61と他部品
との干渉を避ける構成になっている。尚、テーブルアー
ム40または中間アーム50及びデバイスベース30に
夫々アウターパイプ65の端末を固定してもよい。
【0027】前記ケーブルワイヤ61はテーブルアーム
40の前傾によりケーブルワイヤ61の他端61bに連
結されたピン63が上方に引張られるように配設されて
いる。また前記デバイスベース30にはガイド用の円弧
溝66と、この円弧溝66と連続し円弧溝66の略中央
より上方に突出する状態で形成されたストッパー溝67
とが形成されている。
【0028】前記中間アーム50に長穴69が形成さ
れ、この長穴69は、中間アーム50がデバイスベース
30に対して所定の起立ポジションの状態で、デバイス
ベース30のストッパー溝67と対向する位置に形成さ
れている。
【0029】図4に示す状態では、前記デバイスベース
30のストッパー溝67と中間アーム50の長穴69と
に前記ケーブルワイヤ61の他端61bに連結されたピ
ン63が挿入されている。また図5に示す状態では、前
記デバイスベース30の円弧溝66と中間アーム50の
長穴69とにピン63が挿入されている。図2に示す如
く、ピン63の脱落を防止するカバー部材71が円弧溝
66及びストッパー溝67とに沿って形成されている。
【0030】図5に示す状態のテーブル非使用時には、
前記ピン63が円弧溝66内を摺動可能であり、リクラ
イニングレバー32を操作できると共に、中間アーム5
0をデバイスベース30に対して所定の起立ポジション
以外の前傾あるいは後傾状態で、前記ピン63が円弧溝
66で規制され、中間アーム50に対してテーブルアー
ム40を回動操作させるテーブル操作レバー42の回動
を規制する。
【0031】
【発明の効果】以上が本発明に係る車両用シートの実施
の形態の構成であるが、本発明の請求項1の車両用シー
トによれば、テーブルアームを中間アームに対して前方
側へ倒し込んでシートバックをテーブル使用状態とした
時、デバイスベースに対して中間アームのリクライニン
グを規制すると共に、デバイスベースに対して中間アー
ムを所定の起立ポジションから前傾あるいは後傾させた
際、中間アームに対してテーブルアームを回動操作させ
るテーブル操作レバーをロックするインターロック機構
が設けられているので、シートバックを前方に倒し込ん
でテーブルとして使用している状態では、このインター
ロック機構が作動するため、リクライニング操作レバー
を操作しても中間アームのリクライニングを規制すると
共に、デバイスベースに対して中間アームを所定の起立
ポジションから前傾あるいは後傾させた際にはテーブル
操作レバーがロック状態となり、シートバックをテーブ
ル使用状態とすることができないものである。
【0032】本発明の請求項2に記載の車両用シートに
よれば、前記インターロック機構は、一端がテーブルア
ームに固着され中間アームからデバイスベース側に延び
るケーブルワイヤと、前記デバイスベースに形成された
ガイド用の円弧溝と、該円弧溝と連続し円弧溝より上方
に突出する状態で形成されたストッパー溝と、前記デバ
イスベースのストッパー溝と対向する位置の中間アーム
に形成された長穴と、前記デバイスベースの円弧溝とス
トッパー溝と中間アームの長穴とに挿入され前記ケーブ
ルワイヤの他端に連結されたピンとを備え、前記ケーブ
ルワイヤはテーブルアームの前傾によりケーブルワイヤ
の他端に連結されたピンが上方に引張られるように配設
され、テーブル非使用時には、前記ピンが円弧溝内を摺
動可能であり、リクライニングレバーを操作できると共
に、中間アームがデバイスベースに対して所定の起立ポ
ジションから前傾あるいは後傾させた状態では前記ピン
が円弧溝で規制され、前記ケーブルワイヤを引張ること
ができず中間アームに対してテーブルアームを回動操作
させるテーブル操作レバーの回動を規制するので、シー
トバックを前方に倒し込んでテーブルとして使用してい
る状態では、このインターロック機構が作動するため、
リクライニング操作レバーを操作しても中間アームのリ
クライニングをストッパー溝とピンの係合により規制す
ると共に、デバイスベースに対して中間アームを所定の
起立ポジション以外の前傾あるいは後傾状態で、テーブ
ル操作レバーがロック状態となり、シートバックをテー
ブル使用状態とすることができないものである。
【0033】本発明の請求項3に記載の車両用シートに
よれば、前記中間アームがデバイスベースに対して所定
の起立ポジションの状態で、前記デバイスベースのスト
ッパー溝と中間アームの長穴とが一致し、前記ピンが中
間アームの長穴に沿って上方に移動可能となり、前記中
間アームに対してテーブルアームを回動操作させるテー
ブル操作レバーが操作可能となるので、シートバックを
前方に倒し込んでテーブルとして使用することができ、
リクライニング操作レバーを操作しても中間アームのリ
クライニングを規制するものである。
【0034】本発明によれば、中間アームに対してテー
ブルアームが回動状態、即ち、シートバックをテーブル
として使用している際にはリクライニング操作レバーを
ロックすることによりシートバックが急前傾動作するこ
とがなく、また、テーブル状態として使用した際の安全
性をも保証できるようにした車両用シートを得ることが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用シートの実施の形態を示す
もので、テーブル非使用状態を示す側面図。
【図2】図1に示す車両用シートにおけるリクライニン
グデバイスの分解斜視図。
【図3】図1に示す車両用シートにおける中間アームと
テーブルアームとの関係を示すテーブルのロック機構を
示す側面図。
【図4】図1に示す車両用シートのテーブル使用可能状
態におけるインターロック機構を示す側面図。
【図5】本発明に係る車両用シートのテーブル使用不可
能状態におけるインターロック機構を示す側面図。
【図6】従来の車両用シートを示す側面図。
【図7】従来の車両用シートのシートバックをテーブル
として使用した状態を示す側面図。
【図8】従来の車両用シートにおけるリクライニング時
でのテーブルロック状態を示す側面図。
【符号の説明】
10 車両用シート 11 シートクッション 12 シートバック 20 リクライニング機構 30 デバイスベース 32 リクライニング操作レバー 40 テーブルアーム 42 テーブル操作レバー 43 ロックメンバー 50 中間アーム 51 軸支ピン 52 軸支ピン 60 インターロック機構 61 ケーブルワイヤ 61a 一端 61a 他端 63 ピン 65 アウターパイプ 66 円弧溝 67 ストッパー溝 69 長穴

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッションに固着されるデバイス
    ベースに中間アームの下端が回動可能に軸支され、シー
    トバックに固着されるテーブルアームの下端側に中間ア
    ームの上端が回動可能に軸支され、デバイスベースに対
    して中間アームを回動操作することにより、シートクッ
    ションに対するシートバックのリクライニング角度調整
    を行なうと共に、中間アームに対してテーブルアームを
    回動操作することにより、シートバックの背面をテーブ
    ルとして使用できるようにした車両用シートにおいて、 前記テーブルアームを中間アームに対して前方側へ倒し
    込んでシートバックをテーブル使用状態とした時、デバ
    イスベースに対して中間アームのリクライニングを規制
    すると共に、デバイスベースに対して中間アームを所定
    の起立ポジションから前傾あるいは後傾させた際、中間
    アームに対してテーブルアームを回動操作させるテーブ
    ル操作レバーをロックするインターロック機構が設けら
    れていることを特徴とする車両用シート。
  2. 【請求項2】 前記インターロック機構は、一端がテー
    ブルアームに固着され中間アームからデバイスベース側
    に延びるケーブルワイヤと、前記デバイスベースに形成
    されたガイド用の円弧溝と、該円弧溝と連続し円弧溝よ
    り上方に突出する状態で形成されたストッパー溝と、前
    記デバイスベースのストッパー溝と対向する位置の中間
    アームに形成された長穴と、前記デバイスベースの円弧
    溝とストッパー溝と中間アームの長穴とに挿入され前記
    ケーブルワイヤの他端に連結されたピンとを備え、前記
    ケーブルワイヤはテーブルアームの前傾によりケーブル
    ワイヤの他端に連結されたピンが上方に引張られるよう
    に配設され、テーブル非使用時には、前記ピンが円弧溝
    内を摺動可能であり、リクライニングレバーを操作でき
    ると共に、中間アームがデバイスベースに対して所定の
    起立ポジション以外の前傾あるいは後傾状態で、前記ピ
    ンが円弧溝で規制され、前記ケーブルワイヤを引張るこ
    とができず中間アームに対してテーブルアームを回動操
    作させるテーブル操作レバーの回動を規制することを特
    徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  3. 【請求項3】 前記中間アームがデバイスベースに対し
    て所定の起立ポジションの状態で、前記デバイスベース
    のストッパー溝と中間アームの長穴とが一致し、前記ピ
    ンが中間アームの長穴に沿って上方に移動可能となり、
    前記中間アームに対してテーブルアームを回動操作させ
    るテーブル操作レバーが操作可能となることを特徴とす
    る請求項2に記載の車両用シート。
JP10254983A 1998-09-09 1998-09-09 車両用シート Pending JP2000085426A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10254983A JP2000085426A (ja) 1998-09-09 1998-09-09 車両用シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10254983A JP2000085426A (ja) 1998-09-09 1998-09-09 車両用シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000085426A true JP2000085426A (ja) 2000-03-28

Family

ID=17272590

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10254983A Pending JP2000085426A (ja) 1998-09-09 1998-09-09 車両用シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000085426A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008136708A (ja) * 2006-12-04 2008-06-19 Olympia:Kk 遊技機
CN110614940A (zh) * 2019-09-27 2019-12-27 延锋安道拓座椅有限公司 一种可翻折靠背的可调节座椅

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008136708A (ja) * 2006-12-04 2008-06-19 Olympia:Kk 遊技機
CN110614940A (zh) * 2019-09-27 2019-12-27 延锋安道拓座椅有限公司 一种可翻折靠背的可调节座椅

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4135141B2 (ja) 定点復帰機能付きリクライニング装置並びに同リクライニング装置を備える車両用シート
JP3735935B2 (ja) ヘッドレスト装置
JP2004058928A (ja) 車両用シートの折り畳み機構
JP2003118436A (ja) 車両用シート
JPH1099157A (ja) シートリクライニング装置
EP1500551A2 (en) Seat device
JP4583613B2 (ja) 車両用シート支持機構
JPH11244082A (ja) 車両用シート
JP2005289228A (ja) 車両用回転・スライド式シート
EP0776781A2 (en) Seat reclining device
JP2000085426A (ja) 車両用シート
JP2006000143A (ja) テーブル付き椅子
JPH01164310A (ja) 自動車用シートのヘッドレスト前後調整装置
JP2006271581A (ja) シートリクライニング装置のメモリ機構
JP2001029169A (ja) 椅子の支持装置
JP3581574B2 (ja) シートリクライニング装置
JPH07304357A (ja) 車両用シート
JP2000071832A (ja) 車両用シート
KR200205669Y1 (ko) 자동차용 시트의 등받이 틸팅구조
JP4059811B2 (ja) 車両用シート装置
JP2000190768A (ja) 航空機のア―ムレスト
JP3919209B2 (ja) シート装置
JP2005029104A (ja) 車両用シート装置
JPH0651012B2 (ja) 車両用座席
JPH0332272Y2 (ja)