JPH1156084A - コンバインのフィードチェーン変速構造 - Google Patents

コンバインのフィードチェーン変速構造

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JPH1156084A
JPH1156084A JP23066097A JP23066097A JPH1156084A JP H1156084 A JPH1156084 A JP H1156084A JP 23066097 A JP23066097 A JP 23066097A JP 23066097 A JP23066097 A JP 23066097A JP H1156084 A JPH1156084 A JP H1156084A
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JP
Japan
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feed chain
speed
gear
clutch
speed change
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JP23066097A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Kawamoto
佳伸 川本
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車速の変化にかかわらず、刈取部からフィー
ドチェーンへの刈取穀稈の受け渡しを円滑に行えるとと
もに、刈取穀稈の穂先側が扱胴の扱歯による充分な扱作
用を得られるようにしながら、オートクラッチ機能を有
するフィードチェーン変速構造を、構成の簡素化、配設
空間の小型化、及び製造コストの低減化を図りながら構
成できるようにする。 【解決手段】 コンバインのフィードチェーン変速構造
において、フィードチェーン9の駆動速度を複数段に変
更可能なギヤ式変速機構24と、刈取部2の非作業位置
への上昇に伴って刈取クラッチ22の切り状態及び前記
ギヤ式変速機構24の中立状態を現出する連係機構Aと
を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、横倒れ姿勢で搬送
される刈取穀稈を刈取部より受け取って、刈取穀稈の穂
先側を脱穀装置の扱室内に誘導するコンバインのフィー
ドチェーン変速構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンバインのフィードチェーン変
速構造としては、例えば特開平6‐7020号公報で開
示されているように、エンジンから刈取部へ伝動する第
一伝動系をフィードチェーンに連動連結する車速同期用
一方向クラッチ機構と、エンジンから脱穀装置へ伝動す
る第二伝動系をフィードチェーンに連動連結する定速用
一方向クラッチ機構とを装備することによって、車速が
所定速度より高速である場合には、車速同期用一方向ク
ラッチ機構を介した伝動によって、フィードチェーンの
駆動速度を車速及び刈取部の駆動速度に同期させること
ができ、又、車速が所定速度より低速である場合には、
定速用一方向クラッチ機構を介した伝動によって、フィ
ードチェーンを所定速度で定速駆動することができるよ
うに構成されたものがあった。尚、上記の従来技術で
は、車速の変化にかかわらず、刈取部からフィードチェ
ーンへの刈取穀稈の受け渡しを円滑に行えるようにする
上において、フィードチェーンの駆動速度を刈取部の駆
動速度(車速と同期)に同期させることが望ましいこと
から上記の構成を採用している。又、所定速度とは、フ
ィードチェーンにより扱室内に誘導される刈取穀稈の穂
先側が扱胴の扱歯による充分な扱作用を得るために最低
限必要なフィードチェーンの駆動速度である。
【0003】ところで、コンバインのフィードチェーン
駆動構造においては、例えば特開平8‐266141号
公報などで開示されているように、フィードチェーンの
入力部に、刈取部の非作業位置への上昇に伴って自動的
に刈取クラッチとともに切り操作される爪クラッチ機構
を装備することによって、刈取部が非作業位置への上昇
に伴って駆動停止されるにもかかわらずフィードチェー
ンの駆動が継続されることにより、刈取部とフィードチ
ェーンの境界に位置する刈取穀稈の姿勢が乱れて搬送不
良や脱穀不良などが生じる、といった不都合を防止する
いわゆるオートクラッチ機能を有するものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来技術によると、刈取部からフィードチェーンへの刈
取穀稈の受け渡しを円滑に行えるようにしながら、刈取
穀稈の穂先側が扱胴の扱歯による充分な扱作用を得られ
るようにするために、エンジンから刈取部へ伝動する第
一伝動系をフィードチェーンに連動連結する車速同期用
一方向クラッチ機構と、エンジンから脱穀装置へ伝動す
る第二伝動系をフィードチェーンに連動連結する定速用
一方向クラッチ機構とを装備する必要があることから、
フィードチェーンに対する伝動構造が複雑化するととも
に、それに要する配設空間も大きくなり、更には製造コ
ストが嵩むなどの不都合を招くようになっていた。
【0005】又、前述の従来技術において上記のオート
クラッチ機能を有するように構成するためには、フィー
ドチェーンの入力部に爪クラッチ機構を装備する必要が
生じることから、更に、フィードチェーンに対する伝動
構造の複雑化、フィードチェーンに対する伝動構造に要
する配設空間の大型化、及び製造コストの高騰化を招く
ようになっていた。
【0006】本発明の目的は、車速の変化にかかわら
ず、刈取部からフィードチェーンへの刈取穀稈の受け渡
しを円滑に行えるとともに、刈取穀稈の穂先側が扱胴の
扱歯による充分な扱作用を得られるようにしながら、上
記のオートクラッチ機能を有するフィードチェーン変速
構造を、構成の簡素化、配設空間の小型化、及び製造コ
ストの低減化を図りながら構成できるようにすることに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、コンバインのフィードチェーン変速構
造において、フィードチェーンの駆動速度を複数段に変
更可能なギヤ式変速機構と、刈取部の非作業位置への上
昇に伴って刈取クラッチの切り状態及び前記ギヤ式変速
機構の中立状態を現出する連係機構とを設けた。
【0008】〔作用〕本発明によると、車速の変化に応
じてギヤ式変速機構の変速操作を行うことによって、フ
ィードチェーンの駆動速度を車速及び刈取部の駆動速度
に完全に同期させることはできないものの、刈取部から
フィードチェーンへの刈取穀稈の受け渡しに支障のない
程度の速度差を有する状態で、フィードチェーンの駆動
速度を車速及び刈取部の駆動速度に略同期させることが
できるようになる。又、ギヤ式変速機構により現出され
る最低速度を、刈取穀稈の穂先側が扱胴の扱歯による充
分な扱作用を得られるようにするために最低限必要なフ
ィードチェーンの駆動速度あるいはそれに近い速度に設
定することによって、刈取穀稈の穂先側に対する扱作用
が不充分になることを防止できるようになる。しかも、
刈取部の非作業位置への上昇に伴って連係機構が刈取ク
ラッチの切り状態及びギヤ式変速機構の中立状態を現出
するようになることから、刈取部が非作業位置への上昇
に伴って駆動停止されるにもかかわらずフィードチェー
ンの駆動が継続されることによって、刈取部とフィード
チェーンの境界に位置する刈取穀稈の姿勢が乱れて搬送
不良や脱穀不良などが生じる、といった不都合を防止す
るいわゆるオートクラッチ機能をも有するようになる。
【0009】つまり、上記の従来技術のように、エンジ
ンから刈取部へ伝動する第一伝動系をフィードチェーン
に連動連結する車速同期用一方向クラッチ機構、エンジ
ンから脱穀装置へ伝動する第二伝動系をフィードチェー
ンに連動連結する定速用一方向クラッチ機構、フィード
チェーンへの伝動状態を切り換える爪クラッチ機構、及
び刈取部の非作業位置への上昇に伴って刈取クラッチと
爪クラッチ機構の切り状態を現出する連係機構を装備し
なくても、フィードチェーンの駆動速度を複数段に変更
可能なギヤ式変速機構と、刈取部の非作業位置への上昇
に伴って刈取クラッチの切り状態及びギヤ式変速機構の
中立状態を現出する連係機構とを設けるだけの構成で、
車速の変化にかかわらず、刈取部からフィードチェーン
への刈取穀稈の受け渡しを円滑に行えるとともに、刈取
穀稈の穂先側が扱胴の扱歯による充分な扱作用を得られ
るようにすることができ、更に、刈取部の非作業位置へ
の上昇時に、刈取部とフィードチェーンの境界に位置す
る刈取穀稈の姿勢が乱れて搬送不良や脱穀不良などが生
じる、といった不都合を防止できることから、構成の簡
素化、配設空間の小型化、及び製造コストの低減化を図
れるようになる。
【0010】〔効果〕従って、車速の変化にかかわら
ず、刈取部からフィードチェーンへの刈取穀稈の受け渡
しを円滑に行えるとともに、刈取穀稈の穂先側が扱胴の
扱歯による充分な扱作用を得られるようにしながら、前
述のオートクラッチ機能を有するフィードチェーン変速
構造を、構成の簡素化、配設空間の小型化、及び製造コ
ストの低減化を図りながら構成できるようになった。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0012】図1には自脱型コンバインの前半部側面が
示されており、このコンバインは、左右一対のクローラ
式走行装置1Aを備えた走行機体1、走行機体1の前部
に横軸芯P周りに昇降自在に連結された刈取部2、及び
走行機体1に搭載された脱穀装置3、などによって構成
されている。刈取部2は、走行に伴って植立穀稈を引き
起こす引起装置4、引き起こされた植立穀稈の株元を切
断する刈取装置5、刈り取られた植立穀稈(刈取穀稈)
を寄せ集めて後方に向けて搬送する補助搬送装置6、及
び補助搬送装置6から刈取穀稈を受け取って起立姿勢か
ら横倒し姿勢に徐々に変更しながら後方の脱穀装置3に
向けて搬送する縦搬送装置7、などによって構成されて
いる。図1及び図2に示すように、脱穀装置3は、縦搬
送装置7から刈取穀稈の株元側を受け取って挾持搬送す
ることによって刈取穀稈の穂先側を扱室8内に誘導する
フィードチェーン9、刈取穀稈の穂先側に対して扱作用
を施す複数の扱歯10Aが突設された扱胴10、扱歯1
0Aの扱作用によって刈取穀稈から分離した穀粒などの
処理物を漏下させる受網11、受網11から漏下した処
理物を篩い選別する揺動選別ケース12、揺動選別ケー
ス12上の処理物に向けて選別風を供給する唐箕13、
揺動選別ケース12の前半部から漏下する穀粒を回収す
る一番物回収部14、揺動選別ケース12の前半部から
漏下する穀粒と排ワラなどの混合物を回収する二番物回
収部15、及び唐箕13からの選別風により吹き上げら
れたワラ屑などの塵埃を機外に排出する排塵ファン1
6、などによって構成されている。
【0013】図3に示すように、左右のクローラ式走行
装置1Aは、エンジン17からの動力が、ベルト式の主
クラッチ18、静油圧式無段変速装置19、及びギヤ式
変速装置20を介して伝達されるようになっており、静
油圧式無段変速装置19の操作によって、前後進の切り
換え及び車速の増減を無段階で行えるようになってい
る。刈取部2は、静油圧式無段変速装置19及びギヤ式
変速装置20を経由した変速後のエンジン17からの動
力がワンウェイクラッチ21及び刈取クラッチ22を介
して伝達されるようになっている。つまり、刈取部2の
駆動速度を、車速に同期させることができるようになっ
ている。尚、ワンウェイクラッチ21は、静油圧式無段
変速装置19の操作による後進走行状態現出時に刈取部
2が逆転駆動されることを防止するためのものである。
脱穀装置3は、エンジン17からの動力が脱穀クラッチ
23を介して伝達されるようになっている。エンジン1
7から脱穀装置3への伝動系において、フィードチェー
ン9の入力部には、フィードチェーン9の駆動速度を高
低二段に変更可能なギヤ式変速機構24が装備されてい
る。ギヤ式変速機構24は、脱穀クラッチ23を経由し
たエンジン17からの動力が入力される伝動軸24A、
一側面にそれぞれ咬合爪24a,24bを備えるととも
にそれらの咬合爪24a,24bが対向する状態で伝動
軸24Aに相対回転可能に装着された第一高速ギヤ24
Bと第一低速ギヤ24C、第一高速ギヤ24Bの咬合爪
24aに咬合可能な咬合爪24cを一側面に備えるとと
もに第一低速ギヤ24Cの咬合爪24bに咬合可能な咬
合爪24dを他側面に備える状態で伝動軸24Aに一体
回転可能かつ相対摺動可能に装着されたシフタ24D、
及びフィードチェーン9の入力軸9Aに一体回転可能に
装着された第二高速ギヤ24Eと第二低速ギヤ24F、
などによって爪シフト型に構成されており、その機構
上、シフタ24Dの咬合爪24c,24dが第一高速ギ
ヤ24Bの咬合爪24a及び第一低速ギヤ24Cの咬合
爪24bのいずれにも咬合しない中立状態(非伝動状
態)を現出できるようになっている。
【0014】ギヤ式変速機構24の変速操作は、収穫作
業走行時に、走行機体1に搭載されたマイクロコンピュ
ータからなる制御装置25が、クローラ式走行装置1A
の駆動軸1aの回転数から車速を検出する車速センサ2
6からの検出値に基づいて、シフタ24D操作用のシリ
ンダ27の作動を制御することによって行えるように構
成されており、この制御装置25の制御作動によって、
車速が予め設定された所定速度以上である場合にはフィ
ードチェーン9の高速駆動状態が、又、車速が予め設定
された所定速度未満である場合にはフィードチェーン9
の低速駆動状態が自動的に現出されるようになってい
る。これによって、フィードチェーン9の駆動速度を、
車速及び刈取部2の駆動速度に略同期させることがで
き、もって、刈取部2の縦搬送装置7とフィードチェー
ン9との間で、それらの速度差が大きくなることに起因
して、刈取穀稈の姿勢が乱れるあるいは刈取穀稈の詰ま
りが生じる、などの受け渡し不良が発生することを防止
できるようになっている。尚、ギヤ式変速機構24の変
速操作によって現出されるフィードチェーン9の低速駆
動状態での駆動速度は、刈取穀稈の穂先側に対して扱胴
10の扱歯10Aによる充分な扱作用を施すことのでき
る速度に設定されており、もって、刈取穀稈の穂先側に
対する扱作用が不充分になることを防止できるようにな
っている。
【0015】又、収穫作業走行時において、制御装置2
5は、刈取部2の昇降角度を検出する角度センサ28か
らの検出値に基づいて、刈取部2が非作業位置に上昇す
るのに伴って、刈取クラッチ22操作用のシリンダ29
の作動を制御して刈取クラッチ22の切り状態を現出す
るとともに、シフタ24D操作用のシリンダ27の作動
を制御してギヤ式変速機構24の中立状態(フィードチ
ェーン9の駆動停止状態)を現出し、かつ、刈取部2が
作業位置に下降するのに伴って、刈取クラッチ22操作
用のシリンダ29の作動を制御して刈取クラッチ22の
入り状態を現出するとともに、シフタ24D操作用のシ
リンダ27の作動を制御して車速センサ26からの検出
値(車速)に応じたギヤ式変速機構24の伝動状態(フ
ィードチェーン9の駆動状態)を現出するようになって
いる。つまり、角度センサ28、制御装置25、刈取ク
ラッチ22操作用のシリンダ29、及びシフタ24D操
作用のシリンダ27、などによって、刈取部2の非作業
位置への上昇に伴って刈取クラッチ22の切り状態及び
ギヤ式変速機構24の中立状態を現出する連係機構Aが
構成されており、これによって、刈取部2が非作業位置
への上昇に伴って駆動停止されるにもかかわらずフィー
ドチェーン9の駆動が継続されることによって、刈取部
2の縦搬送装置7とフィードチェーン9の境界に位置す
る刈取穀稈の姿勢が乱れて搬送不良や脱穀不良などが生
じる、といった不都合を防止するいわゆるオートクラッ
チ機能をも有するようになっている。尚、図1に示すよ
うに、刈取部2は、走行機体1と刈取部2とに亘って架
設された油圧シリンダ30の作動によって昇降駆動され
るようになっている。
【0016】要するに、車速(刈取部2の駆動速度)に
応じて高低二段に変速操作されるフィードチェーン9の
駆動速度変更用のギヤ式変速機構24と、刈取部2の非
作業位置への上昇に伴って刈取クラッチ22の切り状態
及びギヤ式変速機構24の中立状態を現出する連係機構
Aとを設けるだけで、車速の変化にかかわらず、フィー
ドチェーン9の駆動速度を、刈取部2の縦搬送装置7か
らフィードチェーン9への刈取穀稈の受け渡しに支障の
ない程度の速度差を有する状態で、車速及び刈取部2の
駆動速度に略同期させることができて、刈取部2の縦搬
送装置7からフィードチェーン9への刈取穀稈の受け渡
しを円滑にすることができ、又、ギヤ式変速機構24に
より現出されるフィードチェーン9の低速駆動状態で
も、刈取穀稈の穂先側に対して扱胴10の扱歯10Aに
よる充分な扱作用を施すことができて、刈取穀稈の穂先
側に対する扱作用が不充分になることを防止でき、更
に、前述のオートクラッチ機能をも有するフィードチェ
ーン変速構造を構成することができ、もって、フィード
チェーン変速構造の構成の簡素化、配設空間の小型化、
及び製造コストの低減化を図れるようになっている。
【0017】〔別実施形態〕以下、本発明の別実施形態
を列記する。 図4に示すように、ギヤ式変速機構24を、脱穀ク
ラッチ23を経由したエンジン17からの動力が入力さ
れる伝動軸24A、第一高速ギヤ24Bと第一低速ギヤ
24Cとを備える状態で伝動軸24Aに一体回転可能か
つ相対摺動可能に装着されたシフタ24D、及びフィー
ドチェーン9の入力軸9Aに一体回転可能に装着された
第二高速ギヤ24Eと第二低速ギヤ24F、などによっ
て、伝動軸24Aに対するシフタ24D(第一高速ギヤ
24B及び第一低速ギヤ24C)の摺動操作によって、
第一高速ギヤ24Bと第二高速ギヤ24Eとを噛合させ
た高速状態、又は、第一低速ギヤ24Cと第二低速ギヤ
24Fとを噛合させた低速状態を現出するギヤシフト型
に構成されたものであってもよい。尚、図4における符
号31は、シリンダ27とシフタ24Dの間に、シリン
ダ27の作動によりシフタ24Dを中立位置から第二高
速ギヤ24E側又は第二低速ギヤ24F側に操作する際
に、シリンダ27の操作力を吸収しながらシフタ24D
を第二高速ギヤ24E側又は第二低速ギヤ24F側に押
圧付勢するよう配備された一対のバネ部材であり、この
バネ部材31の作用によって、第一高速ギヤ24Bの第
二高速ギヤ24Eへの噛合、及び第一低速ギヤ24Cの
第二低速ギヤ24Fへの噛合を円滑に行えるようになっ
ている。 ギヤ式変速機構24としては、フィードチェーン9
の駆動速度を高中低の三段、あるいはそれ以上に変速可
能に構成されたものであってもよい。 車速に応じたギヤ式変速機構24の変速操作を手動
で行うように構成してもよい。 ギヤ式変速機構24のシフタ24Dを操作するシリ
ンダ27としては、電磁式あるいは油圧式のものなど採
用することができるとともに、シリンダ27に代えて電
動モータなどを採用するようにしてもよい。 フィードチェーン9の駆動速度を変更する際の基準
値となる所定速度(車速)の値は、種々の設定変更が可
能なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】自脱型コンバインの前半部を示す側面図
【図2】脱穀装置の構成を示す縦断側面図
【図3】フィードチェーンの変速構造を示す図
【図4】別実施形態におけるフィードチェーンの変速構
造を示す図
【符号の説明】
2 刈取部 9 フィードチェーン 22 刈取クラッチ 24 ギヤ式変速機構 A 連係機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィードチェーンの駆動速度を複数段に
    変更可能なギヤ式変速機構と、刈取部の非作業位置への
    上昇に伴って刈取クラッチの切り状態及び前記ギヤ式変
    速機構の中立状態を現出する連係機構とを設けてあるコ
    ンバインのフィードチェーン変速構造。
JP23066097A 1997-08-27 1997-08-27 コンバインのフィードチェーン変速構造 Pending JPH1156084A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008086243A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Iseki & Co Ltd コンバイン
JP2014121299A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Iseki & Co Ltd コンバイン
JP2014161324A (ja) * 2013-02-27 2014-09-08 Iseki & Co Ltd コンバイン
JP5630725B1 (ja) * 2013-07-24 2014-11-26 井関農機株式会社 コンバイン
CN104335773A (zh) * 2013-07-24 2015-02-11 井关农机株式会社 联合收割机

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