JPH1155510A - 画像読取方法及び装置 - Google Patents

画像読取方法及び装置

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JPH1155510A
JPH1155510A JP9216998A JP21699897A JPH1155510A JP H1155510 A JPH1155510 A JP H1155510A JP 9216998 A JP9216998 A JP 9216998A JP 21699897 A JP21699897 A JP 21699897A JP H1155510 A JPH1155510 A JP H1155510A
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JP9216998A
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Kazuhito Ohashi
一仁 大橋
Akiko Sugano
明子 菅野
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主走査方向への非追従性をなくし、主走査方
向及び副走査方向の両方向への追従を可能とした画像読
取方法及び装置を提供する。 【解決手段】 CCDイメージセンサ101からの出力
信号をアンプ(AMP)回路102で増幅した結果をA
/D変換回路103でデジタル信号に変換し、画像デー
タをラインメモリ104に1ライン分格納し、対応する
画素ごとに読み出されたラインメモリ104の内容とA
/D変換回路103の出力との間で計算回路109で所
定の演算を行い、その計算結果に基づいてラインメモリ
104内のデータを更新し、ラインメモリ104の出力
とA/D変換回路103の出力とからシェーディング補
正演算回路105で所定の演算を行い出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿画像を光学系
と電気系とを用いて読み取る画像読取方法及び装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像読取装置のリアルタイム
AE回路として、図9に示すような構成の回路が知られ
ている。同図において、901はCCDイメージセン
サ、902はアンプ(AMP)回路、903はA/D変
換回路、904はシェーディング補正係数格納用のライ
ンメモリ、905はシェーディング補正演算回路、90
6はシェーディング補正演算回路905の出力と基準レ
ベル(=リアルタイムAE目標値)とを比較するコンパ
レータ、907はローパスフィルタ(LPF)である。
【0003】次に上記構成のリアルタイムAE回路の動
作を説明する。図9において、CCDイメージセンサ9
01からの画像読み取り信号は、アンプ回路902で所
定の信号レベルまで増幅される。この増幅された信号
は、A/D変換回路903でデジタル信号に変換され、
シェーディング補正演算回路905で下記(1)式のシ
ェーディング補正演算が行われる。
【0004】Yi=TAR×Vi/Wi … (1) Yi:シェーディング補正出力 TAR:シェーディング補正目標値 Vi:画像読み取り信号 Wi:白色板読み取り信号 i:画素番号 ここで、Wi(白色板読み取り信号)は、画像読み取り
に先立って白色板を読み取った信号で、ラインメモリ9
04にシェーディング補正パラメータとして格納されて
いる。
【0005】シェーディング補正後の信号は、画像読み
取り信号として出力されるが、同時にコンパレータ90
7にて基準レベル(リアルタイムAE目標値)と比較さ
れる。
【0006】コンパレータ907の出力は、LPF90
6で高周波成分が取り除かれ、A/D変換回路903の
変換レンジを決定する変換基準電圧として入力される。
【0007】これにより、画像読み取り信号の平均レベ
ルが、リアルタイムAE目標値に近づくように制御され
る。
【0008】図10は、このリアルタイムAEの動作例
を示す図である。図10(a)には、A/D変換回路9
03へ入力される画像信号に対するA/Dの変換基準電
圧(VT)の変化の様子を示す。図10(a)に示すよ
うに、A/Dの変換基準電圧(VT)は、入力信号の低
周波成分に追従する形で変化する。
【0009】この結果、A/D変換後のデジタル信号出
力は、図10(b)に示すように、入力信号の平均レベ
ルが常にリアルタイムAEの目標値に一致するようにな
る。
【0010】また、従来の画像読取装置において、読み
取る原稿を照射する光源として、ハロゲンランプ、蛍光
灯、キセノンランプ等がよく用いられる。これらの光源
は、点灯時間につれて光量が変化するため、連続して同
じ原稿を読み取ると、徐々に同じ原稿でも濃度が変化し
てくる。
【0011】これを防ぐため、通常は光源にかける電圧
を変化させて光量が一定になるように制御したり、1回
読み取るごとにゲイン調整を行って光量変化分を吸収し
たりしている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のリアルタイムAE方式には、以下のような問題
点があった。
【0013】即ち、図11に示すように、実際の画像読
み取り信号は、1H(=1ラインの読み取り「主走
査」)を繰り返して2次元画像を形成するが、リアルタ
イムAEのライン間(副走査)方向への追従速度をある
程度遅くしないと、画像の平均レベルに対してのAEと
して機能しない。この場合、A/Dの基準電圧(Vi)
の応答は、図11に示すようになる。しかし、この場
合、副走査方向への読み取りレベルの変化に対しては、
リアルタイムAEが正しく機能するが、主走査方向に
は、リアルタイムAEが正しく機能しないことになる。
つまり、主走査方向に明るい画像と暗い画像が混在した
場合、両者の平均レベルがリアルタイムAE目標値に近
づくように制御される動作になる。
【0014】また、上述した従来の画像読取装置では、
光源の光量を制御するための電圧制御装置等のハードウ
ェアが必要になったり、ゲインをフィードバック制御す
ることにより、処理時間が長くなるという問題点があっ
た。
【0015】本発明は上述した従来の技術の有するこの
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その第1の
目的とするところは、主走査方向への非追従性をなくし
て、主走査方向及び副走査方向の両方向への追従を可能
とした画像読取方法及び装置を提供しようとするもので
ある。
【0016】また、本発明の第2の目的とするところ
は、低コストでパフォーマンスを落とさずに均一な品質
の画像読み取りを可能とした画像読取方法及び装置を提
供しようとするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために請求項1記載の画像読取方法は、イメージセン
サを用いた画像読取方法において、前記イメージセンサ
からの出力信号を増幅する増幅工程と、前記増幅工程に
より増幅した結果をデジタル信号に変換する変換工程
と、画像データを1ライン分メモリに格納する格納工程
と、前記メモリの内容を対応する画素ごとに読み出す読
み出し工程と、前記読み出し工程により読み出された内
容と前記変換工程の出力との間で所定の演算を行う第1
の演算工程と、前記第1の演算工程の演算結果に基づい
て前記メモリ内のデータを更新する更新工程と、前記メ
モリの出力と前記変換工程の出力とから所定の演算を行
い出力する第2の演算工程とを有することを特徴とす
る。
【0018】また、上記第1の目的を達成するために請
求項2記載の画像読取装置は、イメージセンサを用いた
画像読取装置において、前記イメージセンサからの出力
信号を増幅する増幅手段と、前記増幅手段により増幅し
た結果をデジタル信号に変換する変換手段と、画像デー
タを1ライン分メモリに格納する格納手段と、前記メモ
リの内容を対応する画素ごとに読み出す読み出し手段
と、前記読み出し手段により読み出された内容と前記変
換手段の出力との間で所定の演算を行う第1の演算手段
と、前記第1の演算手段の演算結果に基づいて前記メモ
リ内のデータを更新する更新手段と、前記メモリの出力
と前記変換手段の出力とから所定の演算を行い出力する
第2の演算手段とを有することを特徴とする。
【0019】また、上記第2の目的を達成するために請
求項3記載の画像読取方法は、画像読み取り有効範囲外
副走査方向先頭に配置された第1の基準読み取り板を読
み取る第1の読み取り工程と、画像読み取り有効範囲外
主走査方向先頭に配置された第2の基準読み取り板を読
み取る第2の読み取り工程と、前記第1の基準読み取り
板を読み取ったデータと前記第2の基準読み取り板を読
み取ったデータとの差を用いて画像信号処理パラメータ
を制御する制御工程とを有することを特徴とする。
【0020】更に、上記第2の目的を達成するために請
求項4記載の画像読取装置は、画像読み取り有効範囲外
副走査方向先頭に配置された第1の基準読み取り板と、
画像読み取り有効範囲外主走査方向先頭に配置された第
2の基準読み取り板と、前記第1の基準読み取り板を読
み取ったデータと前記第2の基準読み取り板を読み取っ
たデータとの差を用いて画像信号処理パラメータを制御
する制御手段とを有することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図
1〜図8に基づき説明する。
【0022】(第1の実施の形態)まず、本発明の第1
の実施の形態を図1及び図2に基づき説明する。図1
は、本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置のリ
アルタイムAE回路の構成を示すブロック図であり、同
図中、101はCCDイメージセンサ、102はアンプ
(AMP)回路、103はA/D変換回路、104はラ
インメモリ、105はシェーディング補正演算回路、1
06は係数αを乗算する第1の係数乗算回路、107は
加算回路。108は係数(1−α)を乗算する第2の係
数乗算回路である。これら第1の係数乗算回路106、
加算回路107及び第2の係数乗算回路108により計
算回路109が構成されている。
【0023】次に上記構成のリアルタイムAE回路の動
作を説明する。 (1)リアルタイムAE機能がオフの場合 この場合は係数α=1となる。
【0024】そして、ラインメモリ104ヘデータが格
納(書き込み)されるのは、シェーディング補正演算回
路105の補正パラメータを得るために、白色板の読み
取り、ラインメモリ104へ格納する場合のみとなる。
【0025】実際に画像を読み取る際には、シェーディ
ング補正演算回路105は従来と同じ動作をするため、
パラメータTARは、シェーディング補正の目標値とし
て取り扱われる。 (2)リアルタイムAE機能がオンの場合 白色板の読み取り時は係数α=1であるが、実際の画像
読み取り時は1.0〜0.0の間の所定の値となる。
【0026】また、実際の画像読み取り時には、計算回
路109での計算結果でラインメモリ104内の対応す
るアドレスのデータを書き換える(更新する)動作を画
素ごとに繰り返す。
【0027】この場合、シェーディング補正演算回路1
05でのシェーディング補正演算に使用されるパラメー
タTARは、シェーディング補正目標値ではなく、リア
ルタイムAE目標値となる。
【0028】ラインメモリ104内のデータは、各画素
ごとの副走査方向へのレベル変化に、係数αに応じた速
度で追従したデータが繰り返し書き込まれて更新される
ため、A/D変換回路103の出力信号と、最終的な出
力であるリアルタイムAEの結果Yiとの関係は、例え
ば、図2に示すようになる。図2(a)はA/D変換回
路103の出力を、図2(b)はリアルタイムAEの結
果Yiをそれぞれ示す。
【0029】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態を図3〜図5に基づき説明する。図3は本
発明の第2の実施の形態に係る画像読取装置のリアルタ
イムAE回路の構成を示すブロック図であり、同図にお
いて、上述した第1の実施の形態における図1と同一機
能部分には、同一符号が付してある。
【0030】図3において図1と異なる点は、図1の構
成にローパスフィルタ(LPF)301及びLPF30
1の遅延時間に相当するディレー回路302を付加した
ことである。
【0031】上述した第1の実施の形態においては、副
走査方向へ同一パターンの画像が連続した場合、図2
(b)に示すように画像の低周波成分が徐々に小さくな
ってしまうという問題点があったが、本実施の形態によ
れば、このような問題点を解消することができる。
【0032】即ち、LPF301により主走査方向の高
周波成分には、リアルタイムAEが追従できないように
することで、図4(b)に示すように画像の低周波成分
が徐々に小さくなるということがなくなり、上記問題点
を解消することができる。
【0033】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態を図5〜図7に基づき説明する。図5は本
発明の第3の実施の形態に係る画像読取装置の構成を示
す平面図であり、この画像読み取り装置は、本実施の形
態ではデジタル複写機に具備される。
【0034】図5において、501は読み取る原稿を照
射する光源であるキセノンランプ、502は電化結合素
子(以下、CCDと記述する)、503,504は画像
信号調整の基準とする基準白色板である。
【0035】画像を読み取るとき、キセノンランプ50
1は図のY方向に一定速度で移動して、上部の原稿ガラ
ス台上に載置した原稿を照射する。原稿からの反射光
は、図示しないミラーによって反射され、CCD502
に集光される。CCD502は一定の蓄積時間ごとに図
のX方向に順次光信号を電気信号に変換して出力する。
【0036】キセノンランプ501の光量等の変化に対
応した画像信号の出力量補正は、次のようにして行う。
【0037】即ち、原稿画像の読み取り開始前に、キセ
ノンランプ501を基準白色板503の位置に移動し
て、基準白色板503の反射光を読み取り、そのX方向
1ライン分のデータを保持する。このデータからスター
ト前に1ラインのうち、最も明るい部分の一定数画素の
平均が所定の大きさの範囲内になるように、後述のゲイ
ン調整を行う。ゲイン調整後に再び基準白色板503の
読み取りを行い、データを保持すると同時に、データ中
の基準白色板504のX座標にあたる部分(図5中点線
内)の信号の平均値を求めておく。
【0038】原稿画像読み取りを開始すると、各蓄積時
間の先頭に基準白色板504の読み取り信号が入力され
る。この信号の大きさを求めておいた平均値と比較し
て、その差が一定値以上に大きくなった場合には、後述
する公知のシェーディング補正演算のゲインを変化させ
ることにより、常に基準白色板504が一定の大きさの
信号に変換されるように制御する。
【0039】図6は本実施の形態に係る画像読取装置に
おける画像信号処理回路の構成を示すブロック図であ
る。同図において、501は読み取る原稿を照射する光
源であるキセノンランプ、502はCCDイメージセン
サ、601,602はオフセット調整回路、603,6
04はゲイン調整回路、605はD(デジタル)/A
(アナログ)変換回路、606はA(アナログ)/D
(デジタル)変換回路、607はシェーディングRAM
(ランダムアクセスメモリ)、608はシェーディング
補正回路、609は光量を記録媒体の濃度に変換する輝
度/濃度変換回路、610はCPU(中央演算処理装
置)、611はROM(リードオンリーメモリ)、61
2はRAM(ランダムアクセスメモリ)である。
【0040】図7は図6におけるシェーディング補正回
路608の内部構成を示すブロック図である。同図にお
いて、シェーディング補正回路608は、加算回路70
1、レジスタ702、コンパレータ703、ゲイン微調
整回路704及びシェーディング演算回路705を有し
ている。シェーディング演算回路705のGAIN端子
にはゲイン微調整回路704の出力端子が接続されてい
る。また、シェーディング演算回路705のVin端子
には加算回路701の入出力端子が接続されている。更
に、シェーディング演算回路705のS端子にはシェー
ディングRAM607の出力端子が接続されている。
【0041】次に上記構成になる本実施の形態に係る画
像読取装置における画像信号処理回路の動作を説明す
る。
【0042】図6において、キセノンランプ501によ
り照射された原稿からの反射光は、CCDイメージセン
サ502により電気信号に変換されて画像信号として、
偶数画素はEVEN、奇数画素はODDの2系統に分か
れて出力される。CCDイメージセンサ502から2系
統に分かれて出力された各信号は、オフセット調整回路
601,602、ゲイン調整回路603,604を経
て、A/D変換回路606で順番にマルチプレクスさ
れ、デジタル画像信号(Vin)に変換される。オフセ
ット調整回路601,602及びゲイン調整回路60
3,604の調整値は、CPU610から指定され、D
/A変換回路605でアナログ基準信号に変換されてセ
ットされる。
【0043】原稿画像読み取り前に、図5の基準白色板
503を読み取るときは、図6のA/D変換回路606
でA/D変換された画像信号(Vin)をシェーディン
グRAM607に1ライン分書き込む。その後、CPU
610でシェーディングRAM607の内容を読み出し
て、以下の処理を行う。
【0044】即ち、1ライン中、最も明るい部分の所定
画素数分の信号の平均値を求め、その平均値が目的とす
る「白」の基準値である、例えば、240〜250の範
囲内の値であるか否かを確認する。そして、前記範囲外
の値の場合は前記範囲内の値になるようにゲイン調整回
路603,604に設定するゲインを変更する。ゲイン
調整後、再び図5の基準白色板503を読み取り、1ラ
イン分のデータをシェーディングRAM607に書き込
んで、CPU610で以下の処理を行う。
【0045】即ち、図5において基準白色板503の点
線で囲まれた部分に相当する画素のデータを平均し、そ
の値を図7のレジスタ702にセットする。
【0046】以上の処理終了後、実際にキセノンランプ
501を走査して原稿画像の読み取りを行う。このと
き、図5における基準白色板504の位置及び画像の位
置をそれぞれ読み取る。
【0047】次に基準白色板504の位置の読み取り及
び画像の位置の読み取りについて、順次説明する。
【0048】(1)基準白色板504の位置の読み取り デジタル画像信号(Vin)を図7の加算回路701で
加算し、その平均値を出力する。この値と図5における
基準白色板503で求めた平均値(レジスタ702に設
定してある)をコンパレータ703で比較し、その差が
一定の範囲より大きくなった場合には、その差を小さく
する方向にゲイン微調整回路704で、シェーディング
演算回路705の演算係数(GAIN)を変化させる。
【0049】(2)画像の位置の読み取り デジタル画像信号(Vin)を図7のシェーディング演
算回路705に入力する。このシェーディング演算回路
705では、VinとシェーディングRAM607から
の基準白色板503の画素ごとの白データ(S)及び前
記演算係数(GAIN)から、下記(2)式の演算によ
り、画素ごとの感度のばらつきや、キセノンランプ50
1の光量の傾き等を補正する(シェーディング補正)と
同時に、スタート時からのキセノンランプ501の光量
変化分を前記演算係数(GAIN)で補償した出力Vo
utを得る。
【0050】 Vout=Vin×GAIN/S … (2) 以上の方法により、何回も連続走査する場合等でゲイン
調整が行えない場合でも、リアルタイムでラインごとに
微調整を加えることができ、長時間点灯によるキセノン
ランプ501の光量の変化を補うことが可能となる。ま
た、従来のシェーディング補正演算を利用できるため、
ハードウェアの負担も小さく、ソフトウェアで高速な処
理を行うとも不要である。
【0051】(第4の実施の形態)次に、本発明の第4
の実施の形態を図8に基づき説明する。図8は本発明の
第4の実施の形態に係る画像読取装置の構成を示す平面
図であり、同図において、上述した第3の実施の形態に
おける図5と同一機能部分には、同一符号が付してあ
る。
【0052】上述した第3の実施の形態においては、演
算係数(GAIN)をコンパレータ703の出力により
切り換えているが、これは様々な手法が可能である。例
えば、レジスタ702の値との差の大きさに応じて演算
係数(GAIN)を演算により求める、ルックアップテ
ーブルを用いること等が考えられる。
【0053】また、キセノンランプ501の光量は、緩
やかに変動するものであるから、毎ラインの補正は不要
な場合がある。このときは、本実施の形態である図8に
示すように、基準白色板504の代わりに2つの基準白
色板801,802を設けることによって基準白色板を
小さくするともできる。また、この場合、1スキャンに
1回程度のソフト負荷であれば、図7に示すようなハー
ドウェア無しでも、演算係数(GAIN)をソフト演算
で求めることも可能であり、更にストダウンが可能であ
る。
【0054】また、図5の基準白色板504のサンプル
値のフィードバック先も演算係数(GAIN)に限られ
るものではなく、図8に示すように走査の終端でサンプ
リングし、光学系が元の位置に戻る時間を利用して図6
のゲイン調整回路603,604の設定値を変更する
等、様々な方法が可能である。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の請求項1及
び2の画像読取方法及び装置によれば、従来のリアルタ
イムAE方式の欠点である主走査方向への非追従性を無
くし、主、走査方向及び副走査方向の両方向への追従性
が可能であるという効果を奏する。
【0056】また、本発明の請求項3及び4の画像読取
方法及び装置によれば、画像読み取り有効範囲外副走査
方向先頭及び画像読み取り有効範囲外主走査方向先頭に
それれ配置された2つの基準読み取り板の読み取りデー
タの差に基づいて画像処理パラメータを制御することに
よって、安価且つ高速で均一な画質の読み取りを行うこ
とが可能であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る画像読取装置
におけるA/D変換回路の出力信号とリアルタイムAE
の結果との関係を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る画像読取装置
の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る画像読取装置
におけるA/D変換回路の出力信号とリアルタイムAE
の結果との関係を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る画像読取装置
の構成を示す平面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る画像読取装置
における画像信号処理回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る画像読取装置
におけるシェーディング補正回路の内部構成を示すブロ
ック図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係る画像読取装置
の構成を示す平面図である。
【図9】従来の画像読取装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図10】従来の画像読取装置におけるリアルタイムA
E回路の動作例を示す図である。
【図11】従来の画像読取装置におけるリアルタイムA
E回路におけるA/D変換回路への入力信号とA/D変
換回路の基準電圧への入力信号との関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
101 CCDイメージセンサ 102 アンプ(AMP)回路 103 A/D変換回路 104 ラインメモリ 105 シェーディング補正演算回路 106 乗算回路 107 加算回路 108 乗算回路 109 計算回路 301 ローパスフィルタ(LPF) 302 ディレー回路 501 キセノンランプ(光源) 502 CCDイメージセンサ 503 基準白色板 504 基準白色板 601 オフセット調整回路 602 オフセット調整回路 603 ゲイン調整回路 604 ゲイン調整回路 605 D/A変換回路 606 A/D変換回路 607 シェーディングRAM 608 シェーディング補正回路 609 輝度/濃度変換回路 610 CPU 611 ROM 612 RAM 701 加算回路 702 レジスタ 703 コンパレータ 704 ゲイン微調整回路 705 シェーディング演算回路 801 基準白色板 802 基準白色板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イメージセンサを用いた画像読取方法に
    おいて、前記イメージセンサからの出力信号を増幅する
    増幅工程と、前記増幅工程により増幅した結果をデジタ
    ル信号に変換する変換工程と、画像データを1ライン分
    メモリに格納する格納工程と、前記メモリの内容を対応
    する画素ごとに読み出す読み出し工程と、前記読み出し
    工程により読み出された内容と前記変換工程の出力との
    間で所定の演算を行う第1の演算工程と、前記第1の演
    算工程の演算結果に基づいて前記メモリ内のデータを更
    新する更新工程と、前記メモリの出力と前記変換工程の
    出力とから所定の演算を行い出力する第2の演算工程と
    を有することを特徴とする画像読取方法。
  2. 【請求項2】 イメージセンサを用いた画像読取装置に
    おいて、前記イメージセンサからの出力信号を増幅する
    増幅手段と、前記増幅手段により増幅した結果をデジタ
    ル信号に変換する変換手段と、画像データを1ライン分
    メモリに格納する格納手段と、前記メモリの内容を対応
    する画素ごとに読み出す読み出し手段と、前記読み出し
    手段により読み出された内容と前記変換手段の出力との
    間で所定の演算を行う第1の演算手段と、前記第1の演
    算手段の演算結果に基づいて前記メモリ内のデータを更
    新する更新手段と、前記メモリの出力と前記変換手段の
    出力とから所定の演算を行い出力する第2の演算手段と
    を有することを特徴とする画像読取装置。
  3. 【請求項3】 画像読み取り有効範囲外副走査方向先頭
    に配置された第1の基準読み取り板を読み取る第1の読
    み取り工程と、画像読み取り有効範囲外主走査方向先頭
    に配置された第2の基準読み取り板を読み取る第2の読
    み取り工程と、前記第1の基準読み取り板を読み取った
    データと前記第2の基準読み取り板を読み取ったデータ
    との差を用いて画像信号処理パラメータを制御する制御
    工程とを有することを特徴とする画像読取方法。
  4. 【請求項4】 画像読み取り有効範囲外副走査方向先頭
    に配置された第1の基準読み取り板と、画像読み取り有
    効範囲外主走査方向先頭に配置された第2の基準読み取
    り板と、前記第1の基準読み取り板を読み取ったデータ
    と前記第2の基準読み取り板を読み取ったデータとの差
    を用いて画像信号処理パラメータを制御する制御手段と
    を有することを特徴とする画像読取装置。
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