JP3049652B2 - デジタルスキャナの感度調整装置 - Google Patents

デジタルスキャナの感度調整装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は例えばデジタル複写機などの画像読取に使用
されるイメージスキャナに関し、特に読取感度の調整に
関する。
[従来の技術] 一般に、デジタルスキャナの入力回路は、例えば第4a
図のように構成されている。即ち、CCDイメージセンサ
から出力される画素毎の画像濃度示すアナログ信号は、
増幅され、AGC回路でレベルを調整された後、A/D変換器
によってデジタルデータD(x)に変換される。また、
イメージセンサのセル間の感度のばらつき、原稿面の照
度分布や光学系の伝達関数の不均一性等々を補正するた
めに、読取られたデジタルデータはシェーディング補正
を受ける。即ち、原稿画像読取りに先立って、濃度が均
一な基準濃度板をイメージセンサで読取り、その時の一
ライン分のデジタルデータを基準データDo(x)として
RAM51に格納しておき、原稿画像を読取る時には、原稿
画像のデジタルデータD(x)とRAM51上の基準データD
o(x)との演算によって、シェーディング補正を行な
い、補正されたデータDs(x)をROM52から出力する。
AGC回路は、制御データDagcに応じてステップ状に増
幅度が変化するものであり、ゲイン決定回路は、ある時
点でD(x)に基づいてDagcを調整し、A/D変換器の入
力電圧Vが適正な範囲に入るように制御する。
また、通常はA/D変換器の基準電圧Vrefは一定レベル
に設定される。しかし、原稿地肌濃度の変化を補償する
AEモードにおいては、Vref決定回路が、AGC回路の出力
レベルVの変化に応じて基準電圧Vrefを変化させる。
[発明が解決しようとする課題] ところで、第4a図の回路においては、AGC回路がステ
ップ状に増幅度Kagcを変えるので、AGC回路の出力レベ
ルVには、その時の各種条件(照度,温度等)によっ
て、ゲイン調整の1ステップ以内に相当するばらつきが
生じる。しかし通常、このばらつきは、RAM51に書込ま
れる基準データDo(x)と、原稿画像のデジタルデータ
D(x)の両方に同じ影響を及ぼすので、シェーディン
グ補正後のデータには、AGC回路の出力のばらつきは現
われない。
しかしながら、AEモードの場合、RAM51に格納される
基準データDo(x)が、一定のレベル(Vrefo)を基準
としてVo(基準濃度読込時のAGC出力レベル)をA/D変換
したものであるのに対し、原稿画像読取時にはAGC回路
の出力Vに応じてVrefが変化するので、Vのレベル変動
に関しては、シェーディング補正によってそれを補償す
ることができない。この誤差の影響は通常は分かりにく
いが、連続コピー動作中にAGC回路の増幅度Kagcが変わ
ると、出力VにAGC回路の1ステップ以内のばらつきの
影響が急激に現われ、Vrefがステップ状に変化して、コ
ピー画像濃度に変化が生じる。この変化はシェーディン
グ補正では除去できない。
そこで本発明は、AEモードを使用する場合において
も、コピー画像濃度の変化の発生を防止することを課題
とする。
[課題を解決するための手段] (1)上記課題を解決するために、本発明のデジタルス
キャナーの感度調整装置は、 基準濃度板と原稿を読み取り、画素単位の画像情報を
順次出力するイメージセンサ(1)と、 前記イメージセンサ(1)から出力される画像情報で
あるアナログ信号のレベル調整をするAGC回路(AGC)
と、 前記AGC回路(AGC)の出力(VD)を基準レベル(Vre
f)に基づいてデジタル信号に変換するA/D変換手段
(7)と、 前記イメージセンサ(1)が前記基準濃度板を読み取
った時の前記A/D変換手段(7)の出力(D(x))
が、所定の範囲に入るように前記AGC回路(AGC)の増幅
度(Kagc)をステップ状に制御するゲイン決定回路
(8)と、 前記A/D変換手段(7)の出力から数画素の濃度の平
均値を計算して順次出力する平均値演算手段(22)と、 前記平均値演算手段(22)から順次出力される数画素
の濃度の平均値の中から最大値を検出する検出手段(2
3)と、 前記イメージセンサ(1)が前記基準濃度板を読み取
ったときに前記検出手段(23)から出力される平均値の
最大値と前記イメージセンサ(1)が前記原稿を読み取
った時に前記検出手段(23)から出力される平均値の最
大値との差を演算する減算手段(25)と、 前記A/D変換手段(7)の有効画像走査期間用の基準
レベルを保持する保持手段(27)と、 前記イメージセンサ(1)が前記基準濃度板を読み取
ったときに前記検出手段(23)から出力される平均値の
最大値,前記減算手段(25)の出力及び前記保持手段
(27)が保持している前記A/D変換手段(7)の有効画
像走査期間用の基準レベルから前記A/D変換手段(7)
の新たな有効画像走査期間用の基準レベルを演算する演
算手段(26)と、 前記イメージセンサ(1)が前記基準濃度板を読み取
ったときの前記A/D変換手段の出力(Do(x))及び前
記イメージセンサ(1)が前記原稿を読み取ったときの
前記A/D変換手段(7)の出力(D(x))に基づいて
シェーディング補正した出力(Ds(x))を行うシェー
ディング補正手段(12,13)と、を備え、 前記A/D変換手段(7)は、原稿読み取りの有効画像
走査期間(LGATE1=H)は前記有効画像走査期間用の基
準レベル(Vref=DrefAE)に基づいて前記AGC回路(AG
C)の出力(VD)をデジタル信号に変換する、 ことを特徴とする。
(2)前記有効画像走査期間用の基準レベル(Verf=Dr
efAE)は、前記イメージセンサ(1)の有効画像走査期
間外(LGATE1=L)で更新される。
なお、理解を容易にするためにカッコ内には、図面に
示し後述する実施例の対応要素又は対応事項の符号を、
参考までに付記した。
[作用] 上記(1)によれば、原稿読み取りの有効画像走査期
間(LGATE1=H)のA/D変換処理の基準レベル(Vref=D
refAE)は、基準濃度板を読んで得た基準濃度情報(Dma
xo)と、原稿から読取った画像の地肌濃度情報(Dmax)
の両者に基づいて決定される。従って、もしも連続コピ
ー動作中にAGC回路(AGC)の増幅度Kagcがステップ状に
変化した場合、基準濃度情報(Dmaxo)と地肌濃度情報
(Dmax)との差(ΔD)にもステップ状の変化が生じ、
それによってA/D変換(7)の基準レベルVref=DrefAE
がステップ状に補正され、A/D変換後の画像データの濃
度変化が抑制される。
Vrefの具体的な補正方法及び実際の濃度変化の抑制に
関しては、後述する実施例説明によって明らかにする。
上記(2)によれば、基準レベル(Vref=DrefAE)
が、有効画像走査期間外(LGATE1=L)で更新されるの
で、有効画像走査範囲内で大きな照度変化が生じた場合
であっても、その走査ラインの途中で基準レベル(Vref
=DrefAE)が大きく変化することがなく、コピー画像上
の左右間で濃度変化が生じるおそれはない。
[実施例] 第1図に、本発明を実施するイメージスキャナの画像
処理ユニットの主要部の構成を示す。第1図を参照して
説明する。イメージセンサ1は、一次元CCDイメージセ
ンサであり、1ラインの画像情報を画素単位に順次に出
力する。なお、イメージセンサ1自体もしくは原稿を副
走査方向に機械的に駆動することによって、二次元の画
像情報を入力するように構成されている。イメージスキ
ャナ1は、奇数画素と偶数画素の2つの出力を備えてお
り、各々の出力に得られる画像信号は、増幅器2,3で増
幅され、ゼロクランプ回路4,5で直流レベルに変換さ
れ、マルチプレクサ6によって奇数と偶数の信号が1つ
の画像信号に合成される。この画像信号は、更に、自動
ゲイン調整回路AGCを通り、A/D変換器7のアナログ信号
入力端子Vinに印加される。
A/D変換器7は、基準レベル端子(+Vref,−Vref)に
印加される基準電圧Vrefを基準として端子Vinに印加さ
れるアナログ信号Vdのレベルを6ビットのデジタル信号
D(x)に変換する。従って、Vrefを変化させれば、A/
D変換特性が変わる。例えば、Vrefが1Vの時には、Vdが1
Vの時にDoutの値が63(最大値)になるが、Vrefを0.5V
に変えれば、Vinのレベルが0.5Vの時にDoutに63が出力
される。
ゲイン決定回路8は、図示しない基準濃度板(原稿画
像読取領域の手前に配置される濃度が均一の白板)をイ
メージセンサ1で読取った時のA/D変換出力D(x)が
所定の範囲に入るように、自動ゲイン調整回路の帰還部
の抵抗値Zを切換える。この調整はステップ状の切換え
であり、自動ゲイン調整回路AGCのゲインKagcはステッ
プ状に変化する。従って、AGCの出力レベルは、第5図
に示すように1ステップの範囲内でばらつきを生じう
る。
一方、A/D変換器7に印加される基準電圧Vrefの大き
さは、Vref決定回路9の出力するデータDrefによって決
定される。データDrefは、D/A変換器10によってアナロ
グ電圧に変換され、時定数回路11を通ってVrefになる。
Vref決定回路9については後で詳細に説明する。
RAM(読み書きメモリ)12及びROM(読み出し専用メモ
リ)13は、シェーディング補正をする回路を構成してい
る。即ち、基準濃度板をイメージセンサ1で読取った時
の、1ライン分のA/D変換出力データDo(x)が原稿画
像読取に先立ってRAM12に記憶され(xは走査画素位置
を示す)、原稿画像読取の際にはその時にA/D変換器7
が出力するデータD(x)がROM13の一部の入力端子
(アドレス)に印加されると同時に、RAM12は記憶され
た基準データDo(x)を出力してそれをROM13の残りの
入力端子(アドレス)に印加する。ROM13は、シェーデ
ィング補正の結果を、D(x)とDo(x)の全ての組合
せについて記憶しており、D(x)とDo(x)をアドレ
ス端子に印加することによって、その補正結果Ds(x)
を直ちに出力する。
第1図のVref決定回路9,D/A変換器10及び時定数回路1
1の詳細を第2図に示し、各信号の一例(AEモードオン
の状態)を第3図に示す。
時定数回路11では、抵抗器R1とコンデンサC1で定まる
立上り時定数τ1と抵抗器R2とコンデンサC1で定まる立
下り時定数τ2が設定されている。つまり、時定数回路1
1の入力電圧が小から大に変化する時には、τ1に従って
出力電圧Vrefが増大し、時定数回路11の入力電圧が大か
ら小に変化する時には、τ2に従って出力電圧Vrefが減
少する。この例ではτ1<<τ2に設定しており、Vrefの
変化は、立上りに比べて立下りがはるかに遅くなる。実
際には、1つの主走査ラインの期間中では、Vrefの立下
り変化がほとんど生じない程度になっている。
Vrefを決定するデータDrefには3種類のものがある。
即ち、D/A変換器10に入力されるデータDrefは、Vref決
定回路9のデータセレクタ28に印加される3種類のデー
タDrefAE,Drefo,Dlowのいずれかであり、いずれを選択
するかは、データセレクタ28に印加される制御信号AEMO
DEとLGATE1によって決定される。AEモードがオフの時、
及び基準濃度板の濃度を読取る時には、制御信号AEMODE
が低レベルLになる。その場合、データセレクタ28が、
Drefo(固定値)を選択するので、A/D変換器に印加され
る基準レベルVrefは一定のレベルVrefo(第5図参照)
になる。
AEモードがオンの時には、制御信号LGATE1に応じてそ
れが高レベルHの時にはDlow、低レベルLの時にはDref
AEをそれぞれデータセレクタ28が選択して出力する。Dl
owは固定値であり、かなり小さい値(地肌濃度の最大値
相当)に設定してある。DrefAEは、詳細は後述するが、
読取った原稿画像の地肌濃度レベルに応じて変化する。
第3図を参照すると、LGATEが高レベルHの時が、有
効画像範囲(画像を読取る範囲)を走査している期間を
示している。制御信号LGATE1は、LGATEがLの期間、つ
まり有効画像走査期間でない時に、Lになる。従ってAE
モードがオンの時には、LGATE1がLの時、つまり有効画
像走査期間でない時にDrefAEがDrefとして選択され、そ
れ以外の期間では、DlowがDrefとして選択される。
DrefAEは、Dlowよりも大きいので、LGATE1がLの時に
は小さい時定数τ1に従ってVrefが上昇し、LGATE1がH
の時には大きい時定数τ2に従ってVrefが下降する。LGA
TE1がHの時のVrefの変化は僅かであり、この期間のA/D
変換特性の変化はほとんどない。露光ランプの光量変化
などによってDrefAEが変化した場合には、LGATE1がLの
時、つまり有効画像走査期間でない時に、その変化を補
償するようにVrefを更新させる。従って、大きな光量変
化が生じたような場合であっても、走査範囲の左右間で
画像の濃度が大きく変わる恐れはない。
次に第2図を参照してVref決定回路9の主要部の動作
を説明する。A/D変換器7が出力する画像データのうち
一部分がゲート21によって抽出され、平均化回路22に印
加される。具体的には、第3図に示すように、WIND信号
がHの期間(有効画像走査期間の一部分)にD(x)が
ゲート21を通過する。平均化回路22では、ノイズによる
影響を避けるために、数画素の濃度の平均値Dtypを計算
し出力する。ピークホールド回路23は、順次に入力され
る平均値DtypのWINDがHの間の最大値Dmax(地肌レベ
ル)を検出しそれを保持して出力する。
ピークホールド回路23の出力するDmaxは、ラッチ24と
減算器25に印加される。ラッチ24は、イメージセンサ1
が基準濃度板の濃度を読取る時のDmax、つまりDmaxoを
保持する。減算器25は、DmaxとDmaxoとの差をΔDとし
て出力する。ΔDとDmaxoはROM26の入力端子(アドレ
ス)に印加される。またROM26の出力DrefAEは、ラッチ2
7に保持され、該ラッチに保持された前回の値DrefAE′
が、ROM26の入力端子に印加される。
ROM26は次の計算処理の結果を予め記憶しており、Δ
D,Dmaxo,DrefAE′を入力することによってその計算結果
DrefAEを直ちに出力することができる。
DrefAE=DrefAE′×(1+((ΔD−α)/63))但
し、α=β・Dmaxo なお、α及びβは余裕度であり、原稿の地肌読取デー
タを63にするために地肌濃度電圧Vd1よりVrefAE(DrefA
Eに対応する電圧)の値が小さくなるようにするための
ものである。
データセレクタ28は、その入力に印加される3種類の
データDrefAE,Drefo及びDlowのいずれか1つを選択し、
それをDrefとしてD/A変換器10に印加する。
ここで再び第1図を参照する。画像読取を行なう場合
には、図示しない基準濃度板(白色で濃度が均一で一
定)を最初にイメージセンサ1で読取る。この時には、
A/D変換器7に印加される基準電圧VrefはDrefoに対応す
る一定電圧Vrefoになる(電圧安定時)。そしてこの状
態でVinのレベルがA/D変換され、Do(x)になる。1ラ
イン分のDo(x)が基準データとして走査タイミングに
応じたRAM12上のアドレスにストアされる(xは画素位
置:0〜最大値)。なお、基準データをストアする前に、
自動ゲイン調整回路AGCの出力レベルが所定範囲に入る
ように、ゲインデータDagcが自動的に調整される。
原稿画像のデータを読取る時には、自動ゲイン調整回
路AGCの出力レベルがA/D変換器7でデジタルデータD
(x)に変換され、これがROM13に印加され、ROM13の出
力にシェーディング補正されたデータDs(x)が得られ
る。また、AEモードオンの時には、データD(x)の地
肌レベルに応じて、前述のようにDrefAEが調整され、そ
れがD/A変換器10に印加されてVrefを更新する。但し実
際にVrefが更新されるのは、走査タイミングが有効画像
読取領域を外れている時のみである。
ここで、DrefAEが安定している時には、シェーディン
グ補正後のデータDs(x)は次のようになる(AEモード
オン時)。
Ds(x)=63×D(x)/Do(x) D(x)=63×Kagc×Vd′(x)/VrefAE Do(x)=63×Kagc×Vdo′(x)/Vrefo 但し、Kagc:AGCのゲイン Vd′(x),Vdo′(x):AGC入力のレベル Vrefo:Drefoに対応するVref 従って、次式が成立する。
Ds(x)=63×(Vrefo/VrefAE)×(Vd′(x)/Vdo′
(x)) ・・・(1) DrefAEが安定しているのでDrefAE=DrefAE′であり、
ΔD−α=0である。従って Dmax−Dmaxo=α Dmax=Dmaxo+α ・・・(2) 更に Dmax=63×Kagc×Vd′max/VrefAE ・・・(3) 但し、Vd′max:AGCの入力レベル 仮に画素x1において Dmaxo=63×Kagc×Vdo′(x1)/Vrefo ・・・(4) が成立しているとすれば、第(2)式は次のように変形
できる。
63×Kagc×Vd′max/VrefAE =((63×Kagc×Vdo′(x1))/Vrefo)+α ・・(5) 従って第(1)式は次のように変形できる。
Ds(x1)=((Vdo′(x1)/Vd′max)+(α・Vrefo/K
agc・Vd′max・63))×(Vd′(x1)/Vdo′(x1))×
63 =(Vdo′(x1)/Vd′max)・(63+α・Vrefo
/Kagc・Vdo′(x1)) =(Vdo′(x1)/Vd′max)×63×β・Dmaxo/
((Kagc/Vdo′(x1)・63/Vrefo) =(Vdo′(x1)/Vd′max)×63×(1+β) ・・・(6) 以上のとおり、第(1)式と第(6)式のいずれに
も、AGCのゲインKagcに応じて変化する成分を含まない
ので、AGCの出力レベルにばらつきがある場合でも、シ
ェーディング補正後のデータには濃度のばらつきが生じ
ない。
しかし、例えば第4a図及び第4b図に示す回路(従来
例)の場合には次のようになる。
RAM51にストアされるデータDo(x)及び原稿AEモード
オン時の画像データD(x)は次のようになる。
Do(x)=63×Kagc×Vdo′(x)/Vrefo D(x)=63×Kagc×Vd′(x)/VrefAE 但し、Vrefo:固定 VrefAE:AGC出力に応じて変化(地肌)VrefAEが安
定している場合、定数をAとすれば次式が成立する。
VrefAE=A・Vmax =A・Kagc・V′max V′max:AGC入力の最大レベル A=R4(R5+R6)/((R3+R4)R6) 但し、A=63/(63−Δd) 0<Δd<Δd min(第5図参照) 従って、AEモード時のシェーディング補正後のデータDs
(x)は次式の通りになる。
Ds(x)=D(x)/Do(x) =(Vrefo/A・Kagc・Vo′(x))・(V′
(x)/V′max)・63 =((63−Δd)/(63・Kagc・Vo′(x)/V
refo))×(V′(x)/V′max)・63 =((63−Δd)/Do(x))・(V′(x)/
V′max)・63 ここで、Do(x)の値は第5図に示すように63−Δd
minと63−Δd maxとの間でばらつきを生じる。Do(x)
の値が変動すると、それに伴なって上式から分かるよう
にDs(x)が変化するので、濃度のばらつきが生じる。
実施例の装置(第1図及び第2図)ではこの種の画像濃
度のばらつきは生じない。
また実施例では、DrefAEがライン毎に更新されるとと
もにDrefAEは有効画像範囲外のタイミングでのみDrefと
して出力され、しかも有効画像範囲内でのVref変化の時
定数が1走査ラインの時間に比べて大きいので、Vrefは
有効画像範囲内ではほとんど変化しない。従って、Dref
AEが大きく変動しても、読取画像の左と右の間で濃度の
変化が生じる恐れはない。
[効果] 以上の通り本発明によれば、基準濃度板を読んで得た
基準濃度情報(Dmaxo)と、原稿画像の地肌濃度情報(D
max)の両者に応じて基準レベル(Vref=DrefAE)を生
成するので、AGC回路(AGC)出力のレベル(VD)のばら
つきの影響がシェーディング補正の出力(Ds(x))に
現われず、AEモードがオンの時にも一定の画像濃度が得
られる。
また、基準レベル(Vref=DrefAE)を、有効画像走査
期間外(LGATE1=L)に更新するので、有効画像走査範
囲内で大きな照度変化が生じた場合であっても、その走
査ラインの途中で基準レベル(Vref=DrefAE)が大きく
変化することがなく、コピー画像上の左右間で濃度変化
が生じるおそれはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施するイメージスキャナの主要部を
示すブロック図、第2図は第1図の回路9等の詳細を示
すブロック図である。 第3図は、第2図の回路各部の約1走査ラインに相当す
る期間の信号の例を示すタイミングチャートである。 第4a図は従来例のイメージスキャナの主要部を示すブロ
ック図、第4b図は第4a図のVref決定回路の詳細を示す電
気回路図である。 第5図は、1走査ライン中におけるAGC前後の信号レベ
ルの変化を示すタイミングチャートである。 1:イメージセンサ、7:A/D変換器 9:Vref決定回路、10:D/A変換器 11:時定数回路、12:RAM 13:ROM、22:平均化回路 23:ピークホールド回路 24,27:ラッチ、25:減算器 26:ROM、28:データセレクタ AGC:自動ゲイン調整回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基準濃度板と原稿を読み取り、画素単位の
    画像情報を順次出力するイメージセンサと、 前記イメージセンサから出力される画像情報であるアナ
    ログ信号のレベル調整をするAGC回路と、 前記AGC回路の出力を基準レベルに基づいてデジタル信
    号に変換するA/D変換手段と、 前記イメージセンサが前記基準濃度板を読み取った時の
    前記A/D変換手段の出力が、所定の範囲に入るように前
    記AGC回路の増幅度をステップ状に制御するゲイン決定
    回路と、 前記A/D変換手段の出力から数画素の濃度の平均値を計
    算して順次出力する平均値演算手段と、 前記平均値演算手段から順次出力される数画素の濃度の
    平均値の中から最大値を検出する検出手段と、 前記イメージセンサが前記基準濃度板を読み取ったとき
    に前記検出手段から出力される平均値の最大値と前記イ
    メージセンサが前記原稿を読み取った時に前記検出手段
    から出力される平均値の最大値との差を演算する減算手
    段と、 前記A/D変換手段の有効画像走査期間用の基準レベルを
    保持する保持手段と、 前記イメージセンサが前記基準濃度板を読み取ったとき
    に前記検出手段から出力される平均値の最大値,前記減
    算手段の出力及び前記保持手段が保持している前記A/D
    変換手段の有効画像走査期間用の基準レベルから前記A/
    D変換手段の新たな有効画像走査期間用の基準レベルを
    演算する演算手段と、 前記イメージセンサが前記基準濃度板を読み取ったとき
    の前記A/D変換手段の出力及び前記イメージセンサが前
    記原稿を読み取ったときの前記A/D変換手段の出力に基
    づいてシェーディング補正した出力を行うシェーディン
    グ補正手段と、を備え、 前記A/D変換手段は、原稿読み取りの有効画像走査期間
    は前記有効画像走査期間用の基準レベルに基づいて前記
    AGC回路の出力をデジタル信号に変換する、ことを特徴
    とする、デジタルスキャナーの感度調整装置。
  2. 【請求項2】前記有効画像走査期間用の基準レベルは、
    前記イメージセンサの有効画像走査期間外で更新される
    ことを特徴とする、請求項1記載のデジタルスキャナー
    の感度調整装置。
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