JP2000165607A - 画像読み取り装置及び画像読み取り方法 - Google Patents

画像読み取り装置及び画像読み取り方法

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JP2000165607A
JP2000165607A JP10349318A JP34931898A JP2000165607A JP 2000165607 A JP2000165607 A JP 2000165607A JP 10349318 A JP10349318 A JP 10349318A JP 34931898 A JP34931898 A JP 34931898A JP 2000165607 A JP2000165607 A JP 2000165607A
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JP
Japan
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section
scanning
speed
accumulation time
image reading
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JP10349318A
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English (en)
Inventor
Shigetaka Ogawa
茂孝 小川
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、一定速度区間に加えてスルーダウ
ン区間及びスルーアップ区間も読み取りに使用できる画
像読み取り装置及び画像読み取り方法を提供することを
課題とする。 【解決手段】 原稿を光学的に走査する画像読み取り手
段と、走査スピードを変更するスピード制御手段と、走
査スピードに適応して光電変換デバイスの蓄積時間を変
更する蓄積時間制御手段と、制御された蓄積時間に応じ
て増幅率を変更する増幅率制御手段と、走査スピードと
蓄積時間との相関を求める相関解析手段と、走査スピー
ドと蓄積時間との相関に応じてスローアップ区間やスロ
ーダウン区間を最小化するスピード制御手段とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読み取り技術
に関し、特に、画像を走査(スキャニング)して読み取
ってイメージデータを作成する画像読み取り装置及び画
像読み取り方法に属する。
【0002】
【従来の技術】原稿を走査して読み取ってイメージデー
タを作成する画像読み取り技術としては、例えば、特開
平6−152872号公報に記載のものがある。すなわ
ち、従来技術は、光電変換素子としてのCCD(固体撮
像素子)と、CCD上に画像を結像する光学系に設けら
れた手動操作可能な絞りと、CCDを駆動するクロック
信号を発生するタイミング回路とを備えた画像読取装置
を用い、画像の読み取りを行なう画像読取方法におい
て、クロック信号を高速としCCDを駆動して1回目の
予備走査を行なう第1の工程と、第1の工程におけるC
CDの最大出力量に応じて絞りを操作する第2の工程
と、クロック信号を通常の速度に戻し、CCDを駆動し
て2回目の予備走査を行なう第3の工程と、第3の工程
におけるCCDの最大出力量から光量の過不足分を計算
し、CCDの蓄積時間を調整する第4の工程とからなっ
ていた。また、第2の工程における絞りの操作は、第1
の工程におけるCCDの最大出力量から計算される光量
の過不足分を補うための絞りの操作量を表示する表示器
の表示に従い操作されていた。また、第4の工程がCC
Dの出力を増幅する増幅器としてのゲイン可変アンプの
可変増幅機能を用いていたこのような従来技術において
は、第1の工程においてクロック信号を高速にしてCC
Dを駆動することにより、絞りを絞った場合と同様に光
量を少なくすることができることが記載されている。こ
の状態で1回目の予備走査を行なう。次に第2の工程に
おいてCCDの最大出力量を検出し、相対的な目標絞り
値を決め、この目標絞り値に従って絞りを操作する。次
に第3の工程においてクロック信号を通常の速度に戻し
て2回目の予備走査を行ない、第4の工程においてCC
Dの最大出力量から光量の過不足を計算し、CCDの蓄
積時間を調整する。すなわち、1回目の予備走査で絞り
により粗い光量調整を行ない、2回目の予備走査でクロ
ック信号により光量の微調整を行なって、正確な光量調
整を行ない、CCDの良好なダイナミックレンジの画像
信号を得ることができることが記載されている。また、
第1の工程におけるCCDの光量の過不足分を表示器に
表示することにより、第2の工程における絞り操作を容
易に行なうことができることが記載されている。また、
第4の工程において、CCDの最大出力量から光量の過
不足分を計算し、アンプ15によりCCDの出力を調整
することが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術には以下に掲げる問題点があった。第1に、従来技術
では蓄積時間を一定とし、スルーアップ区間を読み取り
に使用すると倍率歪みが発生するため、フラットベット
スキャナを構成する際に走査スピードをスルーアップす
る区間(スルーアップ区間)を余計にとる必要があると
いう問題点があった。
【0004】第2に、従来技術では蓄積時間を一定と
し、スルーダウン区間を読み取りに使用すると倍率歪み
が発生するため、第1の問題点と同様に、走査スピード
をスルーダウンする区間(スルーダウン区間)を余計に
とる必要があるという問題点もあった。
【0005】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、一定速度区間に加
えてスルーダウン区間及びスルーアップ区間も読み取り
に使用できる画像読み取り装置及び画像読み取り方法を
提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の要旨は、原稿を光学的に走査して読み取って画像デー
タを作成する画像読み取り装置であって、原稿を光学的
に走査して画像データを生成する光電変換デバイスを備
えた画像読み取り手段と、走査するスピードを変更する
スピード制御手段と、前記走査スピードに適応して前記
光電変換デバイスの蓄積時間を変更する蓄積時間制御手
段と、前記制御された蓄積時間に応じて増幅率を変更す
る増幅率制御手段とを有することを特徴とする画像読み
取り装置に存する。また本発明の請求項2に記載の要旨
は、画像を光学的に走査して読み取って画像データを作
成する際に前記走査スピードと前記蓄積時間との相関を
求める相関解析手段と、前記走査スピードと前記蓄積時
間との相関に応じて、前記画像読み取り手段の前記走査
スピードをスルーアップする区間であるスルーアップ区
間、及び/または前記画像読み取り手段の前記走査スピ
ードをスルーダウンする区間であるスルーダウン区間を
最小化する前記スピード制御手段とを有することを特徴
とする請求項1に記載の画像読み取り装置に存する。ま
た本発明の請求項3に記載の要旨は、前記スルーアップ
区間及び/または前記スルーダウン区間の副走査解像度
が一定速度区間と同程度になるように、前記蓄積時間を
前記走査スピードに応じて可変とする前記蓄積時間制御
手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像読
み取り装置に存する。また本発明の請求項4に記載の要
旨は、前記スルーアップ区間及び/または前記スルーダ
ウン区間の副走査解像度が一定速度区間と同程度になる
ように、前記蓄積時間を前記走査スピードに応じて可変
とする前記蓄積時間制御手段を有することを特徴とする
請求項1に記載の画像読み取り装置に存する。また本発
明の請求項5に記載の要旨は、前記蓄積時間を変更した
際に前記光電変換デバイスの出力する信号レベルが同程
度になるように、前記増幅率を前記蓄積時間に応じて可
変とする前記増幅率制御手段を有することを特徴とする
請求項1に記載の画像読み取り装置に存する。また本発
明の請求項6に記載の要旨は、原稿を光学的に走査して
読み取って画像データを作成する画像読み取り方法であ
って、原稿を光学的に走査して画像データを生成する光
電変換デバイスを制御する画像読み取り工程と、走査す
るスピードを変更するスピード制御工程と、前記走査ス
ピードに適応して前記光電変換デバイスの蓄積時間を変
更する蓄積時間制御工程と、前記制御された蓄積時間に
応じて増幅率を変更する増幅率制御工程とを有すること
を特徴とする画像読み取り方法に存する。また本発明の
請求項7に記載の要旨は、画像を光学的に走査して読み
取って画像データを作成する際に前記走査スピードと前
記蓄積時間との相関を求める相関解析工程と、前記走査
スピードと前記蓄積時間との相関に応じて、前記走査ス
ピードをスルーアップする区間であるスルーアップ区
間、及び/または前記走査スピードをスルーダウンする
区間であるスルーダウン区間を最小化する前記スピード
制御工程とを有することを特徴とする請求項6に記載の
画像読み取り方法に存する。また本発明の請求項8に記
載の要旨は、前記スルーアップ区間及び/または前記ス
ルーダウン区間の副走査解像度が一定速度区間と同程度
になるように、前記蓄積時間を前記走査スピードに応じ
て可変とする前記蓄積時間制御工程を有することを特徴
とする請求項6に記載の画像読み取り方法に存する。ま
た本発明の請求項9に記載の要旨は、前記スルーアップ
区間及び/または前記スルーダウン区間の副走査解像度
が一定速度区間と同程度になるように、前記蓄積時間を
前記走査スピードに応じて可変とする前記蓄積時間制御
工程を有することを特徴とする請求項6に記載の画像読
み取り方法に存する。また本発明の請求項10に記載の
要旨は、前記蓄積時間を変更した際に前記光電変換デバ
イスの出力する信号レベルが同程度になるように、前記
増幅率を前記蓄積時間に応じて可変とする前記増幅率制
御工程を有することを特徴とする請求項6に記載の画像
読み取り方法に存する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。初めに、本実施形態の画像
読み取り装置の一実施形態を説明する。本実施形態の画
像読み取り装置は、原稿を光学的に走査して読み取って
画像データを作成するフラットベットスキャナ100で
あって、従来使用されていなかったスルーアップ/ダウ
ン区間を読み取りに使用することを可能にし、ひいては
フラットベットスキャナ100の小型化を可能にする機
能を有し、画像読み取り手段、走査するスピードを変更
するスピード制御手段(制御部4)、走査スピードに適
応して光電変換デバイス1の蓄積時間を変更する蓄積時
間制御手段(制御部4)、制御された蓄積時間に応じて
増幅率を変更する増幅率制御手段(制御部4)、スピー
ド制御手段(制御部4)、相関解析手段(制御部4)を
有する。
【0008】画像読み取り手段は、読み取り台上の原稿
を光学的に走査して画像データを生成する光電変換デバ
イス1、光電変換デバイス1に対して光学的走査のため
の駆動を実行する走査駆動部5、光電変換デバイス1か
らの画像データ(アナログ信号6)を増幅するアナログ
回路2、増幅された画像データ(増幅されたアナログ信
号7)をディジタル信号の画像データに変換するA/D
コンバータ3、を備えている。
【0009】スピード制御手段(制御部4)は、走査ス
ピードと蓄積時間との相関に応じて、画像読み取り手段
(光電変換デバイス1、アナログ回路2、A/Dコンバ
ータ3、走査駆動部5)の走査スピードをスルーアップ
する区間であるスルーアップ区間15、及び/または画
像読み取り手段(光電変換デバイス1)、アナログ回路
2、A/Dコンバータ3、走査駆動部5の走査スピード
をスルーダウンする区間であるスルーダウン区間19を
最小化する。
【0010】相関解析手段(制御部4)は、画像を光学
的に走査して読み取って画像データを作成する際に走査
スピードと蓄積時間との相関を求める。
【0011】蓄積時間制御手段(制御部4)は、スルー
アップ区間15及び/またはスルーダウン区間19の副
走査解像度が一定速度区間と同程度になるように、蓄積
時間を走査スピードに応じて可変とすることができる。
また、スルーアップ区間15及び/またはスルーダウン
区間19の副走査解像度が一定速度区間と同程度になる
ように、蓄積時間を走査スピードに応じて可変とするこ
とができる。
【0012】増幅率制御手段(制御部4)は、蓄積時間
を変更した際に光電変換デバイス1の出力する信号レベ
ルが同程度になるように、増幅率を蓄積時間に応じて可
変とすることができる。
【0013】次に、本実施形態の画像読み取り方法の一
実施形態を説明する。本実施形態の画像読み取り方法
は、フラットベットスキャナ100が実行する工程であ
って、従来使用されていなかったスルーアップ/ダウン
区間を読み取りに使用することを可能にし、ひいてはフ
ラットベットスキャナ100の小型化を可能にする機能
を有し、原稿を光学的に走査して読み取って画像データ
を作成するであって、画像読み取り工程、スピード制御
工程、蓄積時間制御工程、増幅率制御工程、相関解析工
程、スピード制御工程を有する。
【0014】画像読み取り工程は、画像読み取り手段
(光電変換デバイス1、アナログ回路2、A/Dコンバ
ータ3、走査駆動部5)が実行する工程であって、原稿
を光学的に走査して画像データを生成する光電変換デバ
イス1を制御する。
【0015】スピード制御工程は、スピード制御手段
(制御部4)が実行する工程であって、走査するスピー
ドを変更する。さらに、走査スピードと蓄積時間との相
関に応じて、走査スピードをスルーアップする区間であ
るスルーアップ区間15、及び/または走査スピードを
スルーダウンする区間であるスルーダウン区間19を最
小化する。
【0016】蓄積時間制御工程は、蓄積時間制御手段
(制御部4)が実行する工程であって、走査スピードに
適応して光電変換デバイス1の蓄積時間を変更する。さ
らに、蓄積時間制御工程は、スルーアップ区間15及び
/またはスルーダウン区間19の副走査解像度が一定速
度区間と同程度になるように、蓄積時間を走査スピード
に応じて可変とし、また、スルーアップ区間15及び/
またはスルーダウン区間19の副走査解像度が一定速度
区間と同程度になるように、蓄積時間を走査スピードに
応じて可変とする。
【0017】増幅率制御工程は、増幅率制御手段(制御
部4)が実行する工程であって、制御された蓄積時間に
応じて増幅率を変更する。さらに、蓄積時間を変更した
際に光電変換デバイス1の出力する信号レベルが同程度
になるように、増幅率を蓄積時間に応じて可変とする。
【0018】相関解析工程は、相関解析手段(制御部
4)が実行する工程であって、画像を光学的に走査して
読み取って画像データを作成する際に走査スピードと蓄
積時間との相関を求める。
【0019】次に、走査スピード、蓄積時間、走査距離
との関係を説明する。可変である走査スピード(可変走
査スピード)をVi、可変である蓄積時間(可変蓄積時
間)をTi、走査距離をX、とすると、 X=Vi×Ti(i=1,2,3,…) となる。ここで、スルーアップ中やスルーダウン中には
可変走査スピードViが可変となる。可変する可変走査
スピードViに対応して走査距離Xの値が一定の値を取
るように可変蓄積時間Tiを可変することにより、スル
ーアップ/ダウン中も読み取りに使用することが可能と
なる。同様に、スルーアップ/ダウン中も読み取りに使
用することによりフラットベットスキャナ100の副走
査方向長を小型化するといった効果を奏する。
【0020】次に、フラットベットスキャナ100の細
部について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本
発明のフラットベットスキャナ100の一実施形態を説
明するための回路ブロック構成図である。
【0021】図1を参照する、本発明の実施の形態は光
電変換デバイス1と、光電変換デバイス1が出力するア
ナログ画像信号6を増幅及び直流再生するアナログ回路
2、増幅後のアナログ画像信号7を量子化するA/Dコ
ンバータ3、走査駆動部5に可変走査スピードViを与
える走査スピード信号10と可変蓄積時間信号8と及び
アナログ回路2に可変蓄積時間Tiに適応的に増幅率
(可変増幅率Gi)を与えるゲイン信号9を出力する制
御部4を構成要素とする。
【0022】次に、画像読み取り装置の動作を参照して
詳細に説明する。
【0023】Tは等速度走査になったときの蓄積時間、
Gは同じく等速度走査になったときの増幅率、Vは等速
度の走査スピード、Dは仕様となる副走査線密度とした
とき、制御部4は、光電変換デバイス1に蓄積時間のデ
ータを出力し、アナログ回路2には可変増幅率Giのデ
ータを出力し、さらに走査駆動部5に可変走査スピード
Viのデータを出力する。
【0024】この際制御部4は、可変蓄積時間Ti、可
変増幅率Gi、可変走査スピードViを、 Ti×Vi=T×V=D ,(i=1,2,3,…) Gi/G=T/Ti ,(i=1,2,3,…) の関係(関係式1)を満たすように制御する。
【0025】副走査線密度Dは400dpi(ドット/
インチ)のスキャナの場合には63.5μmであり、6
00dpiのスキャナの場合には42.3333μmと
なる定数である。
【0026】次に、画像読み取り装置の一実施形態であ
るフラットベットスキャナ100の実施形態について図
1を参照して詳細に説明する。本実施形態のフラットベ
ットスキャナ100は、図1に示すように、光電変換デ
バイス1と、光電変換デバイス1が出力するアナログ画
像信号6を増幅及び直流再生するアナログ回路2と、増
幅後のアナログ画像信号7を量子化するA/Dコンバー
タ3と、走査駆動部5に可変走査スピードViを与える
可変走査スピードVi信号10と可変蓄積時間信号8と
及びアナログ回路2に可変蓄積時間Tiに適応的に可変
増幅率Giを与えるゲイン信号9を出力する制御部4を
備えている。
【0027】次に、図1、図2及び図3を用いてフラッ
トベットスキャナ100の動作を説明する。図2(a)
は、図1のフラットベットスキャナ100の横断面図で
あり、同図(b)は、可変走査スピードViと走査位置
との関係図である。図3(a)は、従来のフラットベッ
トスキャナ100の横断面図であり、同図(b)は、可
変走査スピードViと走査位置との関係図である。
【0028】フラットベットスキャナ100は、図2
(a)に示すように、白基準11の下で白の等濃度板を
白基準11の中心付近の停止位置12までプリスキャン
し、ゲインを決定する。ただし、このときの可変蓄積時
間Tiは可変走査スピードViが最高速の時に対応する
最低時間とする。
【0029】ゲイン決定後、フラットベットスキャナ1
00は、同じく白基準11の下で白の等濃度板をプリス
キャンし、シェーディング歪みを補正する補正計数を計
算してラインメモリに蓄積する。
【0030】次に、図2(b)に示すように、可変走査
スピードViをスルーアップしながら読み取り開始位置
13までスライダーを移動させる。順次スピードを上げ
ていく走査区間であるスルーアップ区間15を設定しな
いと走査駆動部5は脱調してしまうのでスルーアップ区
間15は必須のものである。
【0031】同様に、急激な停止は脱調の原因となるの
で、図2(b)に示すように、順次スピードを下げてい
く走査区間であるスルーダウン区間19も必須となる。
【0032】本実施形態のフラットベットスキャナ10
0(画像読み取り装置)及びそこで実行される画像読み
取り方法では、読み取り開始位置13はスルーアップ区
間15内に設定可能となる。
【0033】これに対し、従来の技術では、図3
(a),(b)に示すように、スルーアップ区間24と
読み取り区間23とは重ならず、スルーアップ完了後に
読み取り開始位置22を設定していた。なお、図3に示
す白基準20や停止位置21に関しては、本実施形態と
同様なので説明を省略する。
【0034】本実施形態のフラットベットスキャナ10
0では、スルーアップしながら読み取る区間14の間で
は、図2(b)に示すように、可変走査スピードVi、
可変蓄積時間Ti、可変増幅率Gi、一定速度区間17
での可変走査スピードVi、一定速度区間17での可変
蓄積時間Ti、一定速度区間17での可変増幅率Giは
前述の関係式1を保持する。
【0035】すなわち、関係式1を保持しているため、
スルーアップしながら読み取る区間14で得られる画像
は一定速度区間17の画像と同等の性能が得られる。同
様に、スルーダウン区間19内にもスルーダウンしなが
ら読み取る区間18を設定できる。
【0036】以上本実施形態を要約すれば、従来読み取
りに使用することができなかったスルーアップ区間1
5、スルーダウン区間を読み取りに使用することが可能
になったため、フラットベットスキャナ100の小型化
が可能となる。さらに、スルーアップ区間15、スルー
ダウン区間19を読み取りに使用することが可能にな
り、一定速度で移動しなければならない距離が短くなる
ため、フラットベットスキャナ100の読み取りに要す
る単位ページあたりの時間を低減化することが可能とな
る。
【0037】なお、本実施の形態においては、本発明は
フラットベットスキャナに限定されず、本発明を適用す
る上で好適な光学スキャン技術に適用することができ
る。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施
の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、
位置、形状等にすることができる。また、各図におい
て、同一構成要素には同一符号を付している。
【0038】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、一定速度区間に加えてスルーダウン区間及びスルー
アップ区間も読み取り区間として使用できるようにな
る。その結果、フラットベットスキャナの小型化及びス
ピード向上を図ることができるようになるといった効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像読み取り装置の一実施形態(フラ
ットベットスキャナ)を説明するための回路ブロック構
成図である。
【図2】同図(a)は、図1のフラットベットスキャナ
の横断面図であり、同図(b)は、走査スピードと走査
位置との関係図である。
【図3】同図(a)は、従来のフラットベットスキャナ
の横断面図であり、同図(b)は、走査スピードと走査
位置との関係図である。
【符号の説明】
1…光電変換デバイス(画像読み取り手段) 2…アナログ回路(画像読み取り手段) 3…A/Dコンバータ(画像読み取り手段) 4…制御部(スピード制御手段、蓄積時間制御手段、増
幅率制御手段、相関解析手段) 5…走査駆動部(画像読み取り手段) 6…光電変換デバイスが出力するアナログ画像信号 7…増幅後のアナログ画像信号 8…蓄積時間信号 9…ゲイン信号 10…走査スピード信号 11…白基準 12…停止位置 13…読み取り開始位置 14…スルーアップしながら読み取る区間 15…スルーアップ区間 16…読み取り区間 17…一定速度区間 18…スルーダウンしながら読み取る区間 19…スルーダウン区間 100…フラットベットスキャナ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を光学的に走査して読み取って画像
    データを作成する画像読み取り装置であって、 原稿を光学的に走査して画像データを生成する光電変換
    デバイスを備えた画像読み取り手段と、 走査するスピードを変更するスピード制御手段と、 前記走査スピードに適応して前記光電変換デバイスの蓄
    積時間を変更する蓄積時間制御手段と、 前記制御された蓄積時間に応じて増幅率を変更する増幅
    率制御手段とを有することを特徴とする画像読み取り装
    置。
  2. 【請求項2】 画像を光学的に走査して読み取って画像
    データを作成する際に前記走査スピードと前記蓄積時間
    との相関を求める相関解析手段と、 前記走査スピードと前記蓄積時間との相関に応じて、前
    記画像読み取り手段の前記走査スピードをスルーアップ
    する区間であるスルーアップ区間、及び/または前記画
    像読み取り手段の前記走査スピードをスルーダウンする
    区間であるスルーダウン区間を最小化する前記スピード
    制御手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の
    画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】 前記スルーアップ区間及び/または前記
    スルーダウン区間の副走査解像度が一定速度区間と同程
    度になるように、前記蓄積時間を前記走査スピードに応
    じて可変とする前記蓄積時間制御手段を有することを特
    徴とする請求項1に記載の画像読み取り装置。
  4. 【請求項4】 前記スルーアップ区間及び/または前記
    スルーダウン区間の副走査解像度が一定速度区間と同程
    度になるように、前記蓄積時間を前記走査スピードに応
    じて可変とする前記蓄積時間制御手段を有することを特
    徴とする請求項1に記載の画像読み取り装置。
  5. 【請求項5】 前記蓄積時間を変更した際に前記光電変
    換デバイスの出力する信号レベルが同程度になるよう
    に、前記増幅率を前記蓄積時間に応じて可変とする前記
    増幅率制御手段を有することを特徴とする請求項1に記
    載の画像読み取り装置。
  6. 【請求項6】 原稿を光学的に走査して読み取って画像
    データを作成する画像読み取り方法であって、 原稿を光学的に走査して画像データを生成する光電変換
    デバイスを制御する画像読み取り工程と、 走査するスピードを変更するスピード制御工程と、 前記走査スピードに適応して前記光電変換デバイスの蓄
    積時間を変更する蓄積時間制御工程と、 前記制御された蓄積時間に応じて増幅率を変更する増幅
    率制御工程とを有することを特徴とする画像読み取り方
    法。
  7. 【請求項7】 画像を光学的に走査して読み取って画像
    データを作成する際に前記走査スピードと前記蓄積時間
    との相関を求める相関解析工程と、 前記走査スピードと前記蓄積時間との相関に応じて、前
    記走査スピードをスルーアップする区間であるスルーア
    ップ区間、及び/または前記走査スピードをスルーダウ
    ンする区間であるスルーダウン区間を最小化する前記ス
    ピード制御工程とを有することを特徴とする請求項6に
    記載の画像読み取り方法。
  8. 【請求項8】 前記スルーアップ区間及び/または前記
    スルーダウン区間の副走査解像度が一定速度区間と同程
    度になるように、前記蓄積時間を前記走査スピードに応
    じて可変とする前記蓄積時間制御工程を有することを特
    徴とする請求項6に記載の画像読み取り方法。
  9. 【請求項9】 前記スルーアップ区間及び/または前記
    スルーダウン区間の副走査解像度が一定速度区間と同程
    度になるように、前記蓄積時間を前記走査スピードに応
    じて可変とする前記蓄積時間制御工程を有することを特
    徴とする請求項6に記載の画像読み取り方法。
  10. 【請求項10】 前記蓄積時間を変更した際に前記光電
    変換デバイスの出力する信号レベルが同程度になるよう
    に、前記増幅率を前記蓄積時間に応じて可変とする前記
    増幅率制御工程を有することを特徴とする請求項6に記
    載の画像読み取り方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7515316B2 (en) 2003-04-22 2009-04-07 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image reading device

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