JP2612211B2 - 画像入力装置 - Google Patents

画像入力装置

Info

Publication number
JP2612211B2
JP2612211B2 JP2136651A JP13665190A JP2612211B2 JP 2612211 B2 JP2612211 B2 JP 2612211B2 JP 2136651 A JP2136651 A JP 2136651A JP 13665190 A JP13665190 A JP 13665190A JP 2612211 B2 JP2612211 B2 JP 2612211B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
signal
image sensor
original
sample
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2136651A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0430671A (ja
Inventor
雅敏 加藤
忠彦 浜口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2136651A priority Critical patent/JP2612211B2/ja
Publication of JPH0430671A publication Critical patent/JPH0430671A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2612211B2 publication Critical patent/JP2612211B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、イメージセンサを用いて、画像の読取り
を行う画像入力装置に関するものであり、特に、照明光
源の変動、劣化に対しても良好な画像読取りを行うもの
である。
〔従来の技術〕
画像入力装置は一般的に、原稿を照明する照明光源、
原稿面上の画像を結像させる光学系、および、結像面上
に配設された光電変換手段としてのイメージセンサから
構成される。上記照明光源としては、蛍光灯がよく用い
られている。しかしながら、蛍光灯のような照明光源を
用いた場合には、原稿を読み取る動作中に蛍光灯の輝度
が変化し、読取画像が劣化することがある。第6図は、
このような照明光源の輝度変動に対しても読取画像を劣
化させない方法として、特開昭63−316567号公報等に示
されているものである。
第6図において、1は画像読取り位置にセットされた
原稿、2はホームポジション上に配置された第1の白色
基準板、3は原稿1の読取り範囲を外れた端部の位置に
設けられた第2の白色基準板、4は結像手段としてのロ
ッドレンズアレイ、5は光電変換素子を複数個例えばラ
イン型に配設してなり、ロッドレンズアレイ4の結像位
置に配置されたイメージセンサであり、照明手段として
の蛍光灯6により照明された、原稿1の画像を読取ると
同時に第2の白色基準板3の白色基準面を読取ることの
できる幅を有している。第1の白色基準板2はその幅が
原稿1と第2の白色基準板3の幅を合わせた幅を有しか
つそれらに隣接している。ロッドレンズアレイ4、イメ
ージセンサ5及び蛍光灯6から構成された光学系は読取
画面より下側に配置されている。
7は上記イメージセンサ5からの出力信号を増幅する
アンプ、8はアンプ7の出力信号をサンプルホールド信
号S/Hのタイミングでサンプルホールドするサンプルホ
ールド回路、20はサンプルホールド回路8の出力信号を
増幅するアンプ、10はアンプ7からの出力Vをディジタ
ル信号に変換するアナログ/ディジタル変換器(以下、
AD変換器という。)であり、アンプ20の出力信号を基準
信号として入力している。
次に動作について説明する。まず、第1の白色基準板
2の像に次いで蛍光灯6により照明された原稿1および
第2の白色基準板3の像は、ロッドレンズアレイ4によ
りイメージセンサ5上に結像される。上記イメージセン
サ5から出力されたシリアルのアナログ信号は、アンプ
7により増幅されて、AD変換器10に導かれる。
一方、アンプ7により増幅された信号の内、第2の白
色基準板3に相当する信号は、サンプルホールド回路8
によりサンプルホールドされ、アンプ20へ導かれる。該
アンプ20の出力は、AD変換器10の基準電圧入力端子へ導
かれる。
第2図は原稿1として白紙の原稿を走査した際の又は
第1の白色基準板2を走査した際のアンプ7の出力信号
Vの波形とAD変換器10の基準電圧Vrefとの関係を示した
もので、サンプルホールド回路8からは、aに相当する
電圧が出力され、アンプ20により、AD変換器10の基準電
圧Vrefに変換される。AD変換器10によるAD変換において
は、アンプ7から出力されるアナログ信号Vは上記基準
電圧Vrefに対する相対値がデジタル出力として得られ
る。また、上記第1の白色基準板2は、蛍光灯6のシェ
ーディング、およびイメージセンサ5の感度のばらつき
を補正する際に用いられる。
なお、イメージセンサ5を含む光学系が原稿1等に対
して副走査方向(図示矢印AS)に相対的に移動している
時に、例えばイメージセンサ5は主走査方向(図示矢印
BS)に繰返し主走査するが、第2図では、1主走査ライ
ン分の信号を代表的に示している。
このような構成により、第6図に示す画像入力装置
は、原稿1の画像の読取動作中に蛍光灯6の輝度変動が
あった場合、AD変換器10の基準電圧Vrefは変化するが、
AD変換器10の出力である読取信号Sには影響を与えない
で読取動作を行うことができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の画像入力装置は以上のように構成されているの
で、蛍光灯の全体としての輝度変動に対しては、良好な
読取画像が得られるが、しかし以下に述べるような課題
があった。
蛍光灯のような光源は、長時間点灯を続けていると、
端部が黒化してくる。このような場合には、第2図の破
線で示すように、中央部の出力に対して、端部での出力
が極端に低下するといった現象として現れる。従来の画
像入力装置では、この場合、AD変換器10の基準電圧Vref
も共に低下するため、中央部において、アンプ7の出力
信号Vが上記AD変換器10の基準電圧Vrefを超えてしま
い、そのディジタル変換値に飽和現象を引き起こしてし
まうなどの問題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになさ
れたもので、照明手段の端部黒化等によるその輝度分布
の変動に対しても読取画像を劣化させない画像入力装置
を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明の請求項1に係る画像入力装置は、原稿を照
射するための照明手段と、光電変換素子を複数個配設し
たイメージセンサと、上記原稿面の画像を上記イメージ
センサの面上に結像する結像手段と、上記原稿以外の領
域に配設され、ほぼ上記原稿の幅に相当する長さを持っ
た第1の基準板と、上記原稿以外の領域に、その表面か
らの反射光が上記結像手段により上記イメージセンサの
一部の光電変換素子に結像されるように配設された第2
の基準板と、上記イメージセンサからの出力信号をディ
ジタル信号に変換するアナログ/ディジタル変換手段
と、上記イメージセンサからの出力信号の一部をサンプ
ルホールドするサンプルホールド手段と、このサンプル
ホールド手段によるサンプルホールド期間を上記第2の
基準板を上記イメージセンサで光電変換した信号をサン
プルホールドできるように設定するサンプルホールド期
間設定手段と、上記サンプルホールド手段によって得ら
れた信号を増幅する増幅手段とを備え、上記増幅手段の
出力電圧を上記アナログ/ディジタル変換手段の基準電
圧とする画像入力装置において、上記原稿の読取に先立
ち、上記増幅手段のゲインを十分大きくして、上記第1
の基準板の像を光電変換し、その光電変換された信号に
従って、上記原稿の像を光電変換した時に上記アナログ
/ディジタル変換手段への入力信号レベルが基準電圧を
越えないで、かつ、該入力信号レベルの最大値が上記ア
ナログ/ディジタル変換手段の基準電圧に近くなるよう
に上記増幅手段のゲインを補正する補正手段を備えたも
のである。
またこの発明の請求項2に係る画像入力装置は、前記
請求項1に係る画像入力装置において、照明手段は、原
稿に対して、イメージセンサ側から反射原稿を照明する
第1の照明手段と、上記イメージセンサとは反対の位置
側から透過原稿を照明する第2の照明手段とを備え、サ
ンプルホールド期間設定手段は上記照明手段の使用する
種類に応じた上記イメージセンサの任意の位置にサンプ
ルホールド期間を設定できるものである。
またこの発明の請求項3に係る画像入力装置は、原稿
を照射するための照明手段と、光電変換素子を複数個配
設したイメージセンサと、上記原稿面の画像を上記イメ
ージセンサの面上に結像する結像手段と、上記原稿以外
の領域に配設され、ほぼ上記原稿の幅に相当する長さを
持った第1の基準板と、上記原稿以外の領域に、その表
面からの反射光が上記結像手段により上記イメージセン
サの一部の光電変換素子に結像されるように配設された
第2の基準板と、上記イメージセンサからの出力信号を
ディジタル信号に変換するアナログ/ディジタル変換手
段と、上記イメージセンサからの出力信号の一部をサン
プルホールドするサンプルホールド手段と、このサンプ
ルホールド手段によるサンプルホールド期間を上記第2
の基準板を上記イメージセンサで光電変換した信号をサ
ンプルホールドできるように設定するサンプルホールド
期間設定手段と、上記サンプルホールド手段によって得
られた信号を増幅する増幅手段と、該増幅手段の出力電
圧と一定電圧を選択出力する選択手段とを備え、該選択
手段の出力電圧を上記アナログ/ディジタル変換手段の
基準電圧とする画像入力装置において、上記原稿の読取
に先立ち、上記選択手段が一定電圧を選択するように
し、上記第1の基準板の像を光電変換した信号に従っ
て、上記原稿の像を光電変換した時に上記アナログ/デ
ィジタル変換手段への信号レベルが基準電圧を越えない
ように上記増幅手段のゲインを設定し、上記選択手段が
上記増幅手段の出力電圧を選択出力するように設定する
設定手段を備えたものである。
[作用] この請求項1の発明に係る画像入力装置においては、
原稿を照射するための照明手段と、光電変換素子を複数
個配設したイメージセンサと、上記原稿面の画像を上記
イメージセンサの面上に結像する結像手段と、上記原稿
以外の領域に配設され、ほぼ上記原稿の幅に相当する長
さを持った第1の基準板と、上記原稿以外の領域に、そ
の表面からの反射光が上記結像手段により上記イメージ
センサの一部の光電変換素子に結像されるように配設さ
れた第2の基準板と、上記イメージセンサからの出力信
号をディジタル信号に変換するアナログ/ディジタル交
換手段と、上記イメージセンサからの出力信号の一部を
サンプルホールドするサンプルホールド手段と、このサ
ンプルホールド手段によるサンプルホールドを期間を上
記第2の基準板を上記イメージセンサで光電変換した信
号をサンプルホールドできるように設定するサンプルホ
ールド期間設定手段と、上記サンプルホールド手段によ
って得られた信号を増幅する増幅手段とを備え、上記増
幅手段の出力電圧を上記アナログ/ディジタル変換手段
の基準電圧とする画像入力装置において、補正手段は、
上記原稿の読取に先立ち、上記増幅手段のゲインを十分
大きくして、上記第1の基準板の像を光電変換し、その
光電変換された信号に従って、上記原稿の像を光電変換
した時に上記アナログ/ディジタル変換手段への入力信
号レベルが基準電圧を越えないで、かつ、該入力信号レ
ベルの最大値が上記アナログ/ディジタル変換手段の基
準電圧に近くなるように上記増幅手段のゲインを補正す
る。
この請求項2の発明に係る画像入力装置においては、
前記請求項1の発明に係る画像入力装置において、照明
手段は、原稿に対して、イメージセンサ側から反射原稿
を照明する第1の照明手段と、上記イメージセンサとは
反対の位置側から透過原稿を照明する第2の照明手段と
を備え、サンプルホールド期間設定手段は上記照明手段
の使用する種類に応じた上記イメージセンサの任意の位
置にサンプルホールド期間を設定できる。
この請求項3の発明に係る画像入力装置においては、
原稿を照射するための照明手段と、光電変換素子を複数
個配設したイメージセンサと、上記原稿面の画像を上記
イメージセンサの面上に結像する結像手段と、上記原稿
以外の領域に配設され、ほぼ上記原稿の幅に相当する長
さを持った第1の基準板と、上記原稿以外の領域に、そ
の表面からの反射光が上記結像手段により上記イメージ
センサの一部の光電変換素子に結像されるように配設さ
れた第2の基準板と、上記イメージセンサからの出力信
号をディジタル信号に変換するアナログ/ディジタル変
換手段と、上記イメージセンサからの出力信号の一部を
サンプルホールドするサンプルホールド手段と、このサ
ンプルホールド手段によるサンプルホールド期間を上記
第2の基準板を上記イメージセンサで光電変換した信号
をサンプルホールドできるように設定するサンプルホー
ルド期間設定手段と、上記サンプルホールド手段によっ
て得られた信号を増幅する増幅手段と、該増幅手段の出
力電圧と一定電圧を選択出力する選択手段とを備え、該
選択手段の出力電圧を上記アナログ/ディジタル変換手
段の基準電圧とする画像入力装置において、上記原稿の
読取に先立ち、上記選択手段が一定電圧を選択するよう
にし、設定手段は、上記第1の基準板の像を光電変換し
た信号に従って、上記原稿の像を光電変換した時に上記
アナログ/ディジタル変換手段への信号レベルが基準電
圧を越えないように上記増幅手段のゲインを設定し、上
記選択手段が上記増幅手段の出力電圧を選択出力するよ
うに設定する。
[実施例] 以下、この発明の各実施例を図について説明する。
第1図において、第6図と同符号1〜8,10の部分は従
来例と同じなので、その重複説明を避ける。9はゲイン
を外部から選択できるアンプであり、サンプルホールド
回路8の出力端子とAD変換器10の基準信号入力端子との
間に接続されている。11は入力データの所定の信号処理
を行ってアンプ9のゲインを補正する補正手段を備えた
中央処理装置(以下、CPUという。)、12はサンプルホ
ールド回路8のサンプルホールド信号S/Hを与えるサン
プルホールド信号発生回路、13はホストコンピュータ等
とのインタフェースを行うインタフェース回路である。
14は拡大・縮小等のデータ処理を行う画信号処理回路、
15はAD変換器10から送られてきた信号Sと、記憶手段と
してのメモリ16に記憶されている信号との積を計算し、
得られた信号を次段の画信号処理回路14へ転送する不均
一補正回路である。CPU11、サンプルホールド信号発生
回路12、インタフェース回路13、画信号処理回路14、不
均一補正回路15、メモリ16はバスラインでCPU11の制御
が可能なように接続されている。図示矢印ASは副走査方
向、同BSは主走査方向を示す。
次に第1図を参照して第1実施例の動作について説明
する。まず、従来例と同様に、蛍光灯6により照明され
た原稿1および第2の白色基準板3の像は、ロッドレン
ズアレイ4によりイメージセンサ5上に結像される。上
記イメージセンサ5から出力されたアナログ信号は、ア
ンプ7により増幅されて、AD変換器10に導かれる。
一方、アンプ7により増幅された信号の内、第2の白
色基準板3に相当する信号は、サンプルホールド信号発
生回路12から出力されるサンプルホールド信号S/H(第
2参照)に同期してサンプルホールド回路8によりサン
プルホールドされ、アンプ9へ導かれる。このアンプ9
の出力は、AD変換器10の基準電圧入力端子へ導かれる。
第2図は、従来の技術で述べたと同様のアンプ7の出
力信号Vの波形とAD変換器10の基準電圧Vrefとの関係を
示したもので、上記サンプルホールド回路8からは、a
に相当する電圧が出力され、アンプ9によりAD変換器10
の基準電圧Vrefに変換される。また、上記第1の白色基
準板2は、従来と同様に蛍光灯6のシェーディング、お
よびイメージセンサ5の感度のばらつきを補正する際に
用いられる。
次にこの一実施例の主要部分であるアンプ9のゲイン
の設定動作について述べる。この実施例における画像入
力装置は、原稿1の読取りに先立って、第1の白色基準
板2の像を光電変換する。この時にアンプ9にはその最
大のゲインがCPU11により与えられている。第2の白色
基準板3や原稿1の像の読取りと同様にして第1の白色
基準板2の像は、イメージフェース5により光電変換さ
れ、A/D変換器10によりディジタル信号に変換され、不
均一補正回路15を経由してメモリ16に記憶される。
CPU11はメモリ16からこのディジタル信号の値を読取
り、第2の白色基準板3に相当する第1の白色基準板2
の位置の値Sa(第2図中のaが相当)と、蛍光灯の場
合、通常最も明るく最大の出力値が得られる、第1の白
色基準板2のほぼ中央部の値Sb(第2図中のbが相当)
を読取る。CPU11はG=Sb/Sa(=b/a)の演算を行い、
アンプ9の選択可能なゲインの中から、G以上であり最
小のゲインを決定し、アンプ9にそのゲインの指定信号
を送る。
このような動作により、AD変換器10の基準電圧V
refは、アンプ7の出力Vよりも常に大きく設定できた
めに蛍光灯6の端部黒化等によるAD変換器10の基準電圧
Vrefの低下に帰因するAD変換器10における飽和を避ける
ことができる。これは、蛍光灯6の端部黒化が増せばG
値が大きくなり、従ってアンプ9のゲインを従来に比べ
て大きく設定することによりAD変換器10の基準電圧Vref
を従来に比べて大きくすることにより実現される。さら
に、AD変換器10の基準電圧Vrefはアンプ7の出力Vの最
大値よりも大きい値の中で最小値に選択することができ
るため、ダイナミックレンジを常に最大に保つことがで
きる。
この動作の後、CPU11再度、第1の白色基準板2の像
の読取りを行い、不均一補正回路15は読取った値の逆数
に相当する値を、メモリ16に書込む。
次に、蛍光灯6、ロッドレンズアレイ4、およびイメ
ージセンサ5は一体となって、原稿1に対して相対的に
副走査方向ASに移動し、原稿1の面上の画像を読取る。
イメージセンサ5から出力された信号は、アンプ7、AD
変換器10を経由して、不均一補正回路15へ導かれる。不
均一補正回路15では、AD変換器10から送られて来た信号
Sと、メモリ16に記憶されていた逆数相当信号の積を計
算し、得られた信号を、次段の画信号処理回路14に転送
する。この画信号処理回路14では、拡大、縮小、疑似中
間調等の信号処理が施され、画像信号は、さらにインタ
フェース回路13へと転送される。このインタフェース回
路13では、転送されて来た画像信号を、ホストコンピュ
ータへ転送する。
上記実施例のような画像入力装置では、フィルムやOH
Pシートのような原稿の背面から照明して画像読取りを
行う透過原稿の読取り時には、上述したような基準電圧
をAD変換器に与えることができなくなる。そこで次の実
施例では、透過原稿の読取りも行うことのできる画像入
力装置を構成した。
第3図はこの発明の第2実施例による画像入力装置の
構成を示し、第1図と同じ又は相当部分には同符号1〜
16を付し、その重複説明を避ける。18aは第1の白色基
準板2とセットされた原稿1との間に設けられ主走査方
向BSに長手方向を有する透明板、18bは第2の白色基準
板3とセットされた原稿1との間に設けられ副走査方向
ASに長手方向を有する透明板であり、透明板18aと一体
化している。第1,第2の白色基準板2,3はL字形を形成
するが、上記透明板18a,18bはこのL字形の白色基準板
2,3とセットされた原稿1との間でL字形となってい
る。例えば透明板18a,18bは原稿1を載置する原稿載置
用透明板を利用して設けられる。
照明手段としての第1の蛍光灯6が原稿1に対してイ
メージセンサ5側に設けられているのに対して、照明手
段としての第2の蛍光灯26は原稿1に対してイメージセ
ンサ5とは反対側の位置から原稿1を透過照明するよう
に設けられている。勿論、この第2の蛍光灯26も光学系
と一体となって走査時に副走査方向ASに相対移動するよ
うに設けられている。
次にこの第2実施例の動作について第3図を参照して
説明する。原稿1として反射原稿を用い、この原稿1を
第1の蛍光灯6により照明して画像読取りを行う動作は
上記第1実施例の動作説明と同じであり、自明なのでそ
の説明を省略する。
第4図の(A)は第2図と同じ条件での同様な図であ
る。第4図の(B)はサンプルホールド信号の出力タイ
ミングを示し、第4図の(A)に対応するサンプルホー
ルド信号はS/H 1 である。第4図の(C)は原稿1が画
像のない透過原稿の場合で第2の蛍光灯26で透明板18a
又は原稿1と透明板18bを読取る時のアンプ7の出力信
号Vの波形とA/D変換器10の基準電圧Vrefとの関係を1
主走査ライン分代表的に示している。第4図の(B)に
おいて、第4図の(C)に対応するサンプルホールド信
号はS/H 2 である。第4図の(C)における破線の曲線
は第2の蛍光灯26の端部黒化時のものである。又、第4
図の(C)の値aは透明板18bに相当する位置の値であ
る。
また、原稿1がフィルムやOHPシートのような透過原
稿の場合には、原稿1の読取りに先立って第1の白色基
準板2の代わりに、透明板18aを読取る。第1の蛍光灯
6の代わりに第2の蛍光灯26を点灯させることと、第2
の白色基準板3の代わりに透明板18bを読取ること以外
は、第1の実施例で説明した反射原稿を読取る動作とほ
ぼ同様であり、その動作は自明なのでその詳細な説明を
省略する。
上記透明板18aを読取る時、サンプルホールド信号発
生回路12からは、第4図の(B)のS/H 2の信号を発生
する。このような動作により、透過原稿、反射原稿にか
かわらずAD変換器10の基準電圧Vrefを第4図の(A)
(反射原稿の場合)又は第4図の(C)(透過原稿の場
合)に与えることができるため、照明手段としての第1
の蛍光灯6、および第2の蛍光灯26のいずれのシェーデ
ィング特性の変動に対しても、良好な読取画像を得るこ
とができる。
第5図はこの発明の第3実施例による画像入力装置の
構成を示し、第1図と同じ又は相当部分には同符号1〜
16を付し、その重複説明を避ける。17はCPU11からの選
択信号にしたがって一定電圧RFとアンプ9の出力RVのい
ずれか一方を選択してAD変換器10の基準電圧入力端子へ
出力する選択回路である。またCPU11は、上記一定電圧R
Fを選択することにより、蛍光灯6の光量低下及び端部
黒化による寿命の評価を行う照明評価手段及びアンプ9
のゲインを設定する設定手段を有するものであるが、そ
の詳細は後述する。
次に、この第3実施例の動作について第5図を参照し
て説明する。原稿1および第2の白色基準板3の像の走
査時には、選択回路17はCPU11からの選択信号にしたが
って一定電圧RFとアンプ9の出力RVの出力のいずれか一
方を選択してAD変換器10の基準電圧入力端子へ出力す
る。その他の原稿走査時の動作については上記第1実施
例の説明から自明なのでその説明を省略する。
次に第2実施例の主要部分であるアンプ9のゲインの
設定動作、および選択回路17の制御動作について述べ
る。画像入力装置は、原稿1の読取りに先立って、第1
の白色基準板2の像を光電変換する。この時、CPU11
は、選択回路17に、一定電圧RFを選択するような選択信
号を出力する。第1の白色基準板2の像は、イメージセ
ンサ5により光電変換され、アンプ7を介し、さらに一
定電圧RFを基準電圧Vrefとして供給されているAD変換器
10によりディジタル信号に変換され、不均一補正回路15
を経由してメモリ16に記憶される。
CPU11はメモリ16からのディジタル信号の値を読取
り、まず最初に、例えば通常最も出力値が大きくなるほ
ぼ中央部の値S′(第2図のbが相当)を検査する。
AD変換器10には、基準電圧Vrefとして、一定電圧RFが与
えられているため、上記ほぼ中央部の値S′bはイメー
ジセンサ5の出力のほぼ最大値を示すので、この値S′
bとあらかじめ設定した第1の閾値(下限値S′bmin)
とを比較することにより光量の評価ができる。即ちこの
値S′bが上記下限値S′min以下であればCPU11は蛍光
灯6の寿命による光量低下と判断する。
次に、第2の白色基準板3に相当する位置の値S′
(第2図のaが相当)と、ほぼ中央部の値S′を読取
る。CPU11はG=S′b/S′(=b/a)の演算を行い、
この値Gをあらかじめ設定した第2の閾値(上限値Gma
x)と比較し、上記値GがGmax以上であれば、蛍光灯6
の端部黒化による寿命であると判断する。上記値S′b
が上記値S′bminより大きく、かつ上記値Gが上記値G
maxより小さな場合には、CPU11は正常状態であると判断
し、アンプ9の選択可能なゲインの中から、上記値G以
上であり最小のゲインを決定し、アンプ9に指定信号を
送る。上記のようにゲインを決定できる場合には、CPU1
1はアンプ9の出力RVがAD変換器10の基準電圧Vrefとな
るように選択回路17に選択信号を出力する。
この動作の後、CPU11は第1の白色基準板2の像を読
取って、その値の逆数をメモリ16に書込むが、以後の動
作は第1実施例の場合と同じなのでその説明を省略す
る。
上記のようにして、第1実施例の場合と同様に、AD変
換器10における飽和を避けることができると共にダイナ
ミックレンジを常に最大に保つことができる。
なお、上記各実施例では、アンプ9のゲインは複数の
選択肢の中から選択するものを示したが、アナログ信号
を与えてゲイン調整のできるアンプ9であっても良く、
上記各実施例と同様の効果を奏する。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、AD変換手段へ基準
電圧を出力する増幅手段のゲインを制御可能として、原
稿の像を光電変換してAD変換手段へ入力する際の信号レ
ベルが前記基準電圧を越えないように制御するので、照
明手段のシェーディングの変動に対しても、AD変換手段
において飽和現象を呈することなく画像読取りが実現で
きる。
また、照明手段を透過原稿用と反射原稿用とし、サン
プルホールド期間設定手段によりサンプルホールド期間
を選択できるため反射読取に対しても、透過読取に対し
ても同様に良好な読取画像を得ることができる。
また増幅手段の出力電圧と一定電圧のいずれか一方を
選択してAD変換手段の基準電圧として供給できるように
し、上記一定電圧を選択した状態における基準板からの
読取値に基づき照明手段の光量低下や端部劣化を判断す
ると共に、増幅手段のゲインを設定するようにしたの
で、照明手段のシェーディングの変動に対しても、AD変
換手段において飽和現象を呈することがなくなると共に
照明手段の寿命も判断できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実地例による画像入力装置を示
す構成図、第2図はAD変換器の基準電圧Vrefと入力信号
Vの関係をサンプルホールド信号S/Hと共に1主走査ラ
イン分示すタイミング図、第3図はこの発明の第2実地
例による画像入力装置を示す構成図、第4図はAD変換器
の基準電圧Vrefと入力信号Vの関係をサンプルホールド
信号S/Hと共に反射読取と透過読取との場合で各1主走
査ライン分示すタイミング図、第5図はこの発明の第3
実施例による画像入力装置を示す構成図、第6図は従来
の画像入力装置を示す構成図である。 図中、4……ロッドレンズアレイ、5……イメージセン
サ、6……(第1の)蛍光灯、8……サンプルホールド
回路、9……アンプ、10……AD変換器、12……サンプル
ホールド信号発生回路、17……選択回路、26……第2の
蛍光灯。 なお、図中同一符号は同一、又は相当部分を示す。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−128871(JP,A) 特開 昭62−43265(JP,A) 特開 昭62−268269(JP,A) 特開 昭63−177656(JP,A) 特開 昭63−224475(JP,A) 特開 平1−198864(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を照射するための照明手段と、光電変
    換素子を複数個配設したイメージセンサと、上記原稿面
    の画像を上記イメージセンサの面上に結像する結像手段
    と、上記原稿以外の領域に配設され、ほぼ上記原稿の幅
    に相当する長さを持った第1の基準板と、上記原稿以外
    の領域に、その表面からの反射光が上記結像手段により
    上記イメージセンサの一部の光電変換素子に結像される
    ように配設された第2の基準板と、上記イメージセンサ
    からの出力信号をディジタル信号に変換するアナログ/
    ディジタル変換手段と、上記イメージセンサからの出力
    信号の一部をサンプルホールドするサンプルホールド手
    段と、このサンプルホールド手段によるサンプルホール
    ド期間を上記第2の基準板を上記イメージセンサで光電
    変換した信号をサンプルホールドできるように設定する
    サンプルホールド期間設定手段と、上記サンプルホール
    ド手段によって得られた信号を増幅する増幅手段とを備
    え、上記増幅手段の出力電圧を上記アナログ/ディジタ
    ル変換手段の基準電圧とする画像入力装置において、 上記原稿の読取に先立ち、上記増幅手段のゲインを十分
    大きくして、上記第1の基準板の像を光電変換し、その
    光電変換された信号に従って、上記原稿の像を光電変換
    した時に上記アナログ/ディジタル変換手段への入力信
    号レベルが基準電圧を越えないで、かつ、該入力信号レ
    ベルの最大値が上記アナログ/ディジタル変換手段の基
    準電圧に近くなるように上記増幅手段のゲインを補正す
    る補正手段を備えたことを特徴とする画像入力装置。
  2. 【請求項2】照明手段は、原稿に対して、イメージセン
    サ側から反射原稿を照明する第1の照明手段と、上記イ
    メージセンサとは反対の位置側から透過原稿を照明する
    第2の照明手段とを備え、サンプルホールド期間設定手
    段は上記照明手段の使用する種類に応じた上記イメージ
    センサの任意の位置にサンプルホールド期間を設定でき
    ることを特徴とする請求項1記載の画像入力装置。
  3. 【請求項3】原稿を照射するための照明手段と、光電変
    換素子を複数個配設したイメージセンサと、上記原稿面
    の画像を上記イメージセンサの面上に結像する結像手段
    と、上記原稿以外の領域に配設され、ほぼ上記原稿の幅
    に相当する長さを持った第1の基準板と、上記原稿以外
    の領域に、その表面からの反射光が上記結像手段により
    上記イメージセンサの一部の光電変換素子に結像される
    ように配設された第2の基準板と、上記イメージセンサ
    からの出力信号をディジタル信号に変換するアナログ/
    ディジタル変換手段と、上記イメージセンサからの出力
    信号の一部をサンプルホールドするサンプルホールド手
    段と、このサンプルホールド手段によるサンプルホール
    ド期間を上記第2の基準板を上記イメージセンサで光電
    変換した信号をサンプルホールドできるように設定する
    サンプルホールド期間設定手段と、上記サンプルホール
    ド手段によって得られた信号を増幅する増幅手段と、該
    増幅手段の出力電圧と一定電圧を選択出力する選択手段
    とを備え、該選択手段の出力電圧を上記アナログ/ディ
    ジタル変換手段の基準電圧とする画像入力装置におい
    て、 上記原稿の読取に先立ち、上記選択手段が一定電圧を選
    択するようにし、上記第1の基準板の像を光電変換した
    信号に従って、上記原稿の像を光電変換した時に上記ア
    ナログ/ディジタル変換手段への信号レベルが基準電圧
    を越えないように上記増幅手段のゲインを設定し、上記
    選択手段が上記増幅手段の出力電圧を選択出力するよう
    に設定する設定手段を備えたことを特徴とする画像入力
    装置。
JP2136651A 1990-05-24 1990-05-24 画像入力装置 Expired - Fee Related JP2612211B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2136651A JP2612211B2 (ja) 1990-05-24 1990-05-24 画像入力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2136651A JP2612211B2 (ja) 1990-05-24 1990-05-24 画像入力装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0430671A JPH0430671A (ja) 1992-02-03
JP2612211B2 true JP2612211B2 (ja) 1997-05-21

Family

ID=15180313

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2136651A Expired - Fee Related JP2612211B2 (ja) 1990-05-24 1990-05-24 画像入力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2612211B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62268269A (ja) * 1986-05-16 1987-11-20 Fuji Xerox Co Ltd イメ−ジセンサの出力補正回路
JPS63224475A (ja) * 1987-03-13 1988-09-19 Mitsubishi Electric Corp カラ−画像読取装置
JPH01198864A (ja) * 1988-02-03 1989-08-10 Ricoh Co Ltd 原稿読取装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0430671A (ja) 1992-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7031029B2 (en) Method for setting black reference data used for excess exposure, and image reading apparatus
JP3227191B2 (ja) 画像読取装置
JPH04363967A (ja) 原稿読取り装置
JPH04365264A (ja) 原稿読取装置
JP2817932B2 (ja) 画像読取装置
JPS60172886A (ja) 複数受光素子を用いた読取り装置
JP2612211B2 (ja) 画像入力装置
JPH04212560A (ja) 文書スキャナ
JP3733250B2 (ja) 画像読取方法及び記憶媒体
JP3150191B2 (ja) 画像読み取り装置
US5036186A (en) Shading correction system for use with an optical scanner
JP3128836B2 (ja) 画像読取装置におけるシェーディング補正装置
JP3184684B2 (ja) 画像読み取り装置
JPH07162681A (ja) 画像入力装置
JPH01117571A (ja) 光学走査装置
JPS59223060A (ja) 原稿読取装置
JPH0310463A (ja) 画像読取装置
KR100248751B1 (ko) 화상 입력장치의 전처리기 및 이를 이용한 화상왜곡보정방법
JPH09224130A (ja) 画像入力装置
JPH03268566A (ja) 原稿読取装置
JPS62181563A (ja) 画像読取装置
JPH0399581A (ja) 原稿読取装置
JPH06284285A (ja) 画像読取装置
JPH0481171A (ja) 原稿続取装置
JPH05276379A (ja) 電子画像読み取り装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees