JP2000165624A - 画像読取装置、シェーディング補正方法及び記憶媒体 - Google Patents

画像読取装置、シェーディング補正方法及び記憶媒体

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JP2000165624A JP10347975A JP34797598A JP2000165624A JP 2000165624 A JP2000165624 A JP 2000165624A JP 10347975 A JP10347975 A JP 10347975A JP 34797598 A JP34797598 A JP 34797598A JP 2000165624 A JP2000165624 A JP 2000165624A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 JOB前シェーディング画像読取とJOB後
シェーディング画像読取を切替え可能な画像読取装置に
おいて、両画像読取動作モードでの画像読取レベルを一
致させると共に、JOB前シェーディング画像読取のF
COTを改善することを可能とした画像読取装置、シェ
ーディング補正方法及び記憶媒体を提供する。 【解決手段】 JOB前シェーディング、JOB後シェ
ーディングに使用するLUT(領域A、領域B)を格納
したシェーディング補正実行部37と、画像読取モード
に変更ありと判断した場合は領域Bに基づきJOB前シ
ェーディングを実行し、画像読取モードに変更なしと判
断した場合は領域Aに基づきJOB後シェーディングを
実行するようにシェーディング補正制御部35を制御す
る制御部39とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置、シ
ェーディング補正方法及び記憶媒体に係り、更に詳しく
は、光源からの光で被写体を照明することで得られる画
像情報をCCD等の画像読取センサを用いて読取り、光
電変換及び画像処理を行った後に他の記録媒体へと出力
するもので、更には、被写体の状態に応じて画像読取モ
ードを変更可能で、具体的にはデジタル式複写機やデジ
タルスキャナ等に適用する場合に好適な画像読取装置、
シェーディング補正方法及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に画像読取装置は、被写体をランプ
などの光源を用いて照射した結果、画像の濃度に応じて
得られる画像情報を、CCD等の画像読取センサでスキ
ャンすることにより画像読取を行っている。使用する画
像読取センサが、一方向に配列された複数の画素センサ
から構成されるラインセンサの場合、画素センサの配列
方向(以下「主走査方向」と呼ぶ)は、画像読取センサ
自身が一定期間内に各画素センサに対して与えられた光
量に比例した電荷を画素センサの配列順にアナログ画像
信号として出力することで、順次読取を行う。一方、被
写体に平行かつ主走査方向に直交する方向(以下「副走
査方向」と呼ぶ)の読取に関しては、機械的な動作によ
り被写体と画像読取センサとの相対位置関係を順次変え
ることで行っている。
【0003】主走査方向の画像読取動作に同期して、副
走査方向への移動を行うことで、被写体全面の画像情報
の読取を可能にしている。画像読取センサのアナログ信
号出力は、一般に増幅などのアナログ処理の後にデジタ
ル信号に変換され、デジタル的な画像処理を受けた後、
画像読取装置から出力される。
【0004】ところで、被写体を照射するランプの配光
は一般に均一でなく、被写体の被照射部分には光量ムラ
があり、この部分を読取る画像読取センサの出力にシェ
ーディングとして現れる。また、一般にCCD等の画像
読取センサの各画素センサの感度が等しくないため、等
光量が入射した場合でも各画素センサの出力は一様にな
らない。
【0005】上記二種類の要因による画像読取センサの
出力不均一を補正するために従来の画像読取装置では、
副走査画像読取範囲内の被写体の影響を受けない位置に
設けられた標準白色板をランプで照射し、該標準白色板
の被照射部分を画像読取センサで読取った時の出力デー
タを補正データとしてメモリに保持し、画像読取センサ
のデータを該補正データで補正している。これをシェー
ディング補正と呼ぶ。
【0006】また、ランプの配光や、画像読取センサの
特性或いは画像信号を処理する部分の特性は、熱的な要
因等により時間的に変動する場合がある。この時間的な
変動を吸収するために一般的な画像読取装置では、画像
読取動作毎にシェーディング補正のデータ取り込みを行
っている。
【0007】図14は一般的な画像読取装置(並びに後
述する本発明の第2及び第3の実施の形態で説明する画
像読取装置)の電気回路構成を示すブロック図である。
図14において、31は画像読取装置の各部を駆動する
ための同期信号や駆動クロック信号を発生するためのタ
イミング信号発生部、32は画像読取センサ27の出力
を増幅する増幅アンプ、33はアナログ信号処理部であ
り、増幅アンプ32から出力される画像信号に対してア
ナログ処理を行う、サンプルホールド回路・黒レベルク
ランプ回路・可変ゲインアンプ・黒レベルオフセット回
路等を含む。34はアナログ信号処理部33から出力さ
れるアナログ画像信号をデジタル信号に変換するA/D
変換器である。
【0008】35はシェーディング補正制御部である。
シェーディング補正制御部35には画像信号記憶部36
とシェーディング補正実行部37が接続されており、A
/D変換器34から送られてくる画像信号に対して、シ
ェーディング補正制御部35、画像信号記憶部36、シ
ェーディング補正実行部37を用いてシェーディング補
正を行う。尚、一般に画像信号記憶部36はRAMであ
り、シェーディング補正制御部35の制御に従い、画像
読取センサ27が本図では不図示の標準白色板を読取っ
た時の画像信号をシェーディング補正データとして記憶
し、被写体の画像情報を読取る際にはシェーディング補
正制御部35を介してシェーディング補正実行部37に
対して出力する。
【0009】一方、シェーディング補正実行部37は一
般にROMもしくはRAMであり、シェーディング補正
のためのLUT(Look Up Table)をデータ
として保持している。シェーディング補正実行部37
は、画像信号記憶部36から送られてくるシェーディン
グ補正データを用いて、A/D変換器34からシェーデ
ィング補正制御部35を介して送られてくる画像信号に
対してシェーディング補正を実行し、結果をシェーディ
ング補正制御部35に出力する。38は画像処理部であ
り、シェーディング補正実行部37からシェーディング
補正制御部35を介して送られてくるシェーディング補
正後の画像信号に対して、エッジ強調や二値化等の画像
処理を行い出力する。
【0010】39は画像読取装置の制御を司る制御部で
あり、一般にはCPUである。尚、39aから39eは
I/Oポートである。40は制御部39の動作プロブラ
ムを保持するプロブラム保持部であり、一般にはROM
である。41は各種設定値等を記憶するデータ保持部で
あり、一般にはRAMである。一般にデータ保持部41
は画像読取装置の電源が切られた時にも、内部に書き込
まれたデータを消失しないように構成されている。上記
各部はバス42を介して直接或いは間接的に接続されて
いる。一般に制御部39はプロブラム保持部40に書き
込まれたプロブラムに従って動作し、他の各部は制御部
39の指示に従って動作する。
【0011】一方、43はランプ制御部であり、制御部
39のI/Oポート39aに接続されている。ランプ制
御部43は制御部39から与えられる指示に応じた電圧
で、ランプ21を点灯するように動作する。また、44
は副走査方向の読取りを行うための動力を発生する動力
源であり、一般にはモータである。動力源44は動力源
制御部45に接続されており、また動力源制御部45は
制御部39のI/Oポート39bに接続されている。従
って、制御部39の指示に従い動力源44が所定の動作
を行い、結果的に、ランプ・リフレクタ・第一ミラーを
固定した第一ミラー台や第二ミラー・第三ミラーを固定
した第二ミラー台(以上図示略)がスキャン動作などを
行う。
【0012】46は画像読取装置の各所に設けられた検
知部であり、一般にはフォトインタラプタ等のセンサで
ある。検知部46は制御部39のI/Oポート39cと
接続されており、検知部46の出力に応じて制御部39
は制御シーケンスのステップを進めたり、切替えを行
う。例えば検知部46は第一ミラー台の位置を検出する
ポジションセンサであり、制御部39は検知部46の出
力に応じて動力源44を制御することにより、第一ミラ
ー台を所定の位置に移動するように制御している。制御
部39のI/Oポート39dには、操作部17が接続さ
れている。使用者は操作部17から所望の動作を選択
し、入力する。この入力信号は制御部39に伝達され、
制御部39は画像読取装置が操作部17からの入力に応
じた動作をするように、各部の設定や制御を行う。
【0013】47は外部I/F(インタフェース)部で
あり、画像処理部38で処理された画像信号は外部I/
F部47を介して外部へ出力される。また同様に同期信
号等も、外部I/F部47を介して入出力される。更
に、外部I/F部47は信号線を介して制御部39のI
/Oポート39eに接続されており、制御部39が外部
I/F部47に接続された外部機器を制御可能にしてい
るだけでなく、時には外部機器からの指示に従い、画像
読取装置が動作することも可能にしている。
【0014】従来の一例として、上述したシェーディン
グ補正データ取り込みを、画像読取指示が入力された
後、画像読取動作(以下「JOB」と呼ぶ)を行う前に
実行する「JOB前シェーディング」方式を採用してい
る機種がある。図15はJOB前シェーディングを行う
機種の画像読取動作を示すフローチャートである。
【0015】ステップS1500にて、電源が投入され
ることでプロブラムがスタートする。ステップS150
1では、画像読取装置各部に対して所定の値を設定する
初期化ルーチンを実行する。ステップS1502では、
初期化ルーチンの一環として、シェーディング補正デー
タの取込を行う。ステップS1502が終了した段階
で、画像読取動作の準備が終了し、ステップS1503
にて、画像読取指示を待つ待機状態になる。ステップS
1503で画像読取指示が入力されると、ステップS1
504に進み、再度シェーディング補正データの取込を
行う。次にステップS1505にて、画像読取が実行さ
れる。ステップS1506で画像読取動作が終了したと
判断されるまで、ステップS1505の画像読取動作を
継続して行う。ステップS1506で画像読取動作が終
了したと判断されると、ステップS1503の待機状態
に戻る。
【0016】一方、電源投入後の初期化ルーチンと、各
JOB終了後にシェーディング補正データを取込む「J
OB後シェーディング」を行う機種がある。図16はJ
OB後シェーディングを行う機種の画像読取動作を示す
フローチャートである。尚、上記図15と同一要素及び
同一ステップには同一符号を付し、説明を省略する。
【0017】ステップS1502でのシェーディング補
正データ取込が終了し、ステップS1503にて画像読
取指示が入力されると、ステップS1505に進み、画
像読取が実行される。この時は、ステップS1502に
て取込んだシェーディング補正データを使用する。ステ
ップS1506にて画像取込動作が終了したと判断され
ると、ステップS1504に進み、シェーディング補正
データの取込を行う。ステップS1504でのシェーデ
ィング補正データ取込が終了すると、ステップS150
3に戻り、待機状態となる。ここで画像読取指示が入力
されると、再びステップS1505に進み、画像読取を
行うが、この場合に使用するシェーディング補正データ
は、前回のステップS1504で取込んだシェーディン
グ補正データを使用する。
【0018】更に、「特願平9−322030」に記載
されているように複数のJOBモードを備え、必要に応
じて「JOB前シェーディング」と「JOB後シェーデ
ィング」を切替える方法も提案されている。図17乃至
図19はJOBモードの変更等の情報から判断してJO
B前シェーディングとJOB後シェーディングの切替え
を行い画像読取を行う画像読取装置の動作の一例を示す
フローチャートである。尚、上記図15と同一要素及び
同一ステップには同一符号を付し、説明を省略する。
【0019】ステップS1503にて画像読取指示が入
力されると、ステップS1508に進み、画像読取モー
ドの変更の有無等の情報からJOB前シェーディングを
行う必要があるかどうかを判断する。JOB前シェーデ
ィングを行う必要があると判断された場合には、ステッ
プS1504に進み、JOB前シェーディングでの画像
読取を行う。一方、JOB前シェーディングの必要なし
と判断された場合には、ステップS1505に進み、J
OB後シェーディングによる画像読取を行う。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術においては下記の図20で説明するような問
題があった。図20はJOB前シェーディング及びJO
B後シェーディングでの画像読取シーケンスとその際の
ランプ光量の変化との関係を示すグラフである。周知の
ように、ハロゲンランプは同一電圧にて点灯した際に、
点灯直後は明るく、その後徐々に光量が低下して最終的
に所定の光量で安定するという特性を持つ。この点灯直
後の光量が安定後の光量よりも多いことを、「(ランプ
立ち上がり)光量オーバシュート」と呼ぶことにする。
【0021】画像読取装置では、画像読取動作中に光量
が変化すると、画像読取レベルが変化してしまうので、
被写体に対する画像読取動作はランプ点灯の後、ランプ
光量が安定した状態で行われる。図20の「JOB後シ
ェーディング制御」からも判るように、JOB後シェー
ディングでは、シェーディング補正データの取込が画像
読取動作の後で行われるため、画像読取中は勿論のこ
と、シェーディング補正データ取込もランプ光量が安定
した状態で行われる。従って、シェーディング補正デー
タ取込時と画像読取動作時でランプ光量の変化はない。
一方、JOB前シェーディングでは、画像読取を行う前
に必ずシェーディング補正データの取込を行う。
【0022】本来、図20の「JOB前シェーディング
制御(A)」で示すように、ランプ光量が安定した後で
シェーディング補正データ取込を行い、その後画像読取
動作を行うことで、両動作間の光量差を無くすことがで
きる。しかしこの場合、ランプ点灯後光量が安定するま
での間、画像読取動作は勿論、シェーディング補正デー
タの取込も行うことができない。その結果、コピー動作
指示が入力されてから、コピー動作が実行され、最終的
にコピー画像が完全に出力されるまでの時間(Firs
t Copy Time:以下「FCOT」と称す)が
悪化してしまう。
【0023】また、JOB前シェーディングのFCOT
を半ば強制的に改善するため、「JOB前シェーディン
グ制御(B)」に示すように光量が十分安定する前にシ
ェーディング補正データの取込を行うようにすると、上
述の光量オーバシュートの影響で、シェーディング補正
データを取込む際の光量が、被写体の画像読取を行う際
の光量よりも高くなる。
【0024】図20に示した「JOB前シェーディング
制御(A)」の場合、シェーディング補正データを取込
む際の光量は、画像読取を行う際の光量(=安定期間の
光量)のα倍であり、この結果取込まれたシェーディン
グ補正データの値は、光量安定期間内にシェーディング
補正データ取込を行うJOB後シェーディングでのシェ
ーディング補正データに対して、α倍の値となる。
【0025】ここで、シェーディング補正は、 (式1) Dout(n)=Din(n)/W(n)*TAR Dout:シェーディング補正後の画像データ Din :シェーディング補正前の画像データ (n) :画像データの主走査方向順序番号 W :シェーディング補正データ TAR :シェーディング補正出力目標値 で行われる。(式1)から明かなように、シェーディン
グ補正データ取込時の光量が光量オーバシュートの影響
を受けて、シェーディング補正データ:W(n)の値が
α倍になると、シェーディング補正量が正規の値よりも
低くなるために画像読取レベルが1/α倍となる。
【0026】従来例で述べた画像読取装置のうち、JO
B前シェーディングだけ、或いはJOB後シェーディン
グだけを行う画像読取装置では、シェーディング補正デ
ータ取込を行う際のランプ光量と、実際に画像読取を行
う際のランプ光量との関係が一義的に決まるので、事実
上問題にはならない。しかし、従来例で述べた画像読取
装置のうち、JOB前シェーディングとJOB後シェー
ディングを切替える画像読取を行う画像読取装置におい
ては、特にJOB前シェーディングでのFCOTを改善
しようとした場合、上述の理由からJOB前シェーディ
ングでの画像読取レベルとJOB後シェーディングでの
画像読取レベルが異なる結果を招いてしまう問題があっ
た。
【0027】本発明は、上述した点に鑑みなされたもの
であり、JOB前シェーディング画像読取とJOB後シ
ェーディング画像読取を切替え可能な画像読取装置にお
いて、両画像読取動作モードでの画像読取レベルを一致
させると共に、JOB前シェーディング画像読取のFC
OTを改善することを可能とした画像読取装置、シェー
ディング補正方法及び記憶媒体を提供することを目的と
する。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明は、画像読取動作前にシェー
ディング補正を行う第一のシェーディング、画像読取動
作後に次回の画像読取動作用のシェーディング補正デー
タを取込む第二のシェーディングを切替可能な画像読取
装置であって、前記第一のシェーディング実行時と前記
第二のシェーディング実行時との間で生じる画像読取レ
ベルの差を、使用する前記第一のシェーディング或いは
前記第二のシェーディングに応じて補正する制御手段を
有することを特徴とする。
【0029】上記目的を達成するために、請求項2記載
の本発明は、画像読取対象を照明する照明手段と、該照
明手段で照明した画像読取対象からの反射光に基づき画
像を読取る画像読取手段とを有し、前記制御手段は、前
記第一のシェーディング実行時と前記第二のシェーディ
ング実行時との間で前記照明手段の特性で生じる画像読
取レベルの差を、使用する前記第一のシェーディング或
いは前記第二のシェーディングに応じて補正することを
特徴とする。
【0030】上記目的を達成するために、請求項3記載
の本発明は、前記制御手段は、前記第一のシェーディン
グ実行時のシェーディング補正データ取込みを前記照明
手段の点灯後で光量安定期間に達するまでの間に実行す
ることを特徴とする。
【0031】上記目的を達成するために、請求項4記載
の本発明は、前記第一のシェーディングに使用する補正
式データ領域及び前記第二のシェーディングに使用する
補正式データ領域を格納した格納手段を有し、前記制御
手段は、前記第一のシェーディング或いは前記第二のシ
ェーディングに応じて、前記格納手段における使用する
補正式データ領域を切替えることを特徴とする。
【0032】上記目的を達成するために、請求項5記載
の本発明は、前記第一のシェーディング或いは前記第二
のシェーディングに使用する補正式データ領域を格納し
た書換え可能な格納手段を有し、前記制御手段は、前記
第一のシェーディング或いは前記第二のシェーディング
に応じて、前記格納手段の補正式データ領域を書直すこ
とを特徴とする。
【0033】上記目的を達成するために、請求項6記載
の本発明は、前記制御手段は、前記第一のシェーディン
グ或いは前記第二のシェーディングに応じて、取込んだ
シェーディング補正データに対し直接補正を加えること
を特徴とする。
【0034】上記目的を達成するために、請求項7記載
の本発明は、前記制御手段は、前記第一のシェーディン
グ或いは前記第二のシェーディングに応じて、取込んだ
シェーディング補正データに対しシェーディング補正デ
ータ取込時の光量に対する画像読取時の光量低下分の補
正を加えることを特徴とする。
【0035】上記目的を達成するために、請求項8記載
の本発明は、前記制御手段は、前記第一のシェーディン
グ或いは前記第二のシェーディングに応じて、シェーデ
ィング補正データ取込みの際の画像データに補正を加え
ることを特徴とする。
【0036】上記目的を達成するために、請求項9記載
の本発明は、前記制御手段は、前記第一のシェーディン
グ或いは前記第二のシェーディングに応じて、シェーデ
ィング補正データ取込みの際に前記画像読取手段の出力
の増幅率を所定量下げることで画像データに補正を加え
ることを特徴とする。
【0037】上記目的を達成するために、請求項10記
載の本発明は、画像読取装置内で画像処理されたデータ
を画像出力装置で画像形成して出力する複写装置或いは
スキャナ装置に適用可能であることを特徴とする。
【0038】上記目的を達成するために、請求項11記
載の本発明は、画像読取動作前にシェーディング補正を
行う第一のシェーディング、画像読取動作後に次回の画
像読取動作用のシェーディング補正データを取込む第二
のシェーディングを切替可能な画像読取装置に適用され
るシェーディング補正方法であって、前記第一のシェー
ディング実行時と前記第二のシェーディング実行時との
間で生じる画像読取レベルの差を、使用する前記第一の
シェーディング或いは前記第二のシェーディングに応じ
て補正する制御ステップを有することを特徴とする。
【0039】上記目的を達成するために、請求項12記
載の本発明は、画像読取対象を照明する照明ステップ
と、該照明ステップで照明した画像読取対象からの反射
光に基づき画像を読取る画像読取ステップとを有し、前
記制御ステップでは、前記第一のシェーディング実行時
と前記第二のシェーディング実行時との間で前記照明ス
テップの特性で生じる画像読取レベルの差を、使用する
前記第一のシェーディング或いは前記第二のシェーディ
ングに応じて補正することを特徴とする。
【0040】上記目的を達成するために、請求項13記
載の本発明は、前記制御ステップでは、前記第一のシェ
ーディング実行時のシェーディング補正データ取込みを
前記照明ステップにおける点灯後で光量安定期間に達す
るまでの間に実行することを特徴とする。
【0041】上記目的を達成するために、請求項14記
載の本発明は、前記制御ステップでは、前記第一のシェ
ーディング或いは前記第二のシェーディングに応じて、
前記第一のシェーディングに使用する補正式データ領域
及び前記第二のシェーディングに使用する補正式データ
領域を格納した格納手段における使用する補正式データ
領域を切替えることを特徴とする。
【0042】上記目的を達成するために、請求項15記
載の本発明は、前記制御ステップは、前記第一のシェー
ディング或いは前記第二のシェーディングに応じて、前
記第一のシェーディング或いは前記第二のシェーディン
グに使用する補正式データ領域を格納した書換え可能な
格納手段の補正式データ領域を書直すことを特徴とす
る。
【0043】上記目的を達成するために、請求項16記
載の本発明は、前記制御ステップでは、前記第一のシェ
ーディング或いは前記第二のシェーディングに応じて、
取込んだシェーディング補正データに対し直接補正を加
えることを特徴とする。
【0044】上記目的を達成するために、請求項17記
載の本発明は、前記制御ステップでは、前記第一のシェ
ーディング或いは前記第二のシェーディングに応じて、
取込んだシェーディング補正データに対しシェーディン
グ補正データ取込時の光量に対する画像読取時の光量低
下分の補正を加えることを特徴とする。
【0045】上記目的を達成するために、請求項18記
載の本発明は、前記制御ステップでは、前記第一のシェ
ーディング或いは前記第二のシェーディングに応じて、
シェーディング補正データ取込みの際の画像データに補
正を加えることを特徴とする。
【0046】上記目的を達成するために、請求項19記
載の本発明は、前記制御ステップでは、前記第一のシェ
ーディング或いは前記第二のシェーディングに応じて、
シェーディング補正データ取込みの際に前記画像読取手
段の出力の増幅率を所定量下げることで画像データに補
正を加えることを特徴とする。
【0047】上記目的を達成するために、請求項20記
載の本発明は、画像読取装置内で画像処理されたデータ
を画像出力装置で画像形成して出力する複写装置或いは
スキャナ装置に適用可能であることを特徴とする。
【0048】上記目的を達成するために、請求項21記
載の本発明は、画像読取動作前にシェーディング補正を
行う第一のシェーディング、画像読取動作後に次回の画
像読取動作用のシェーディング補正データを取込む第二
のシェーディングを切替可能な画像読取装置に適用され
るシェーディング補正方法を実行するプログラムを記憶
したコンピュータにより読み出し可能な記憶媒体であっ
て、前記シェーディング補正方法は、前記第一のシェー
ディング実行時と前記第二のシェーディング実行時との
間で生じる画像読取レベルの差を、使用する前記第一の
シェーディング或いは前記第二のシェーディングに応じ
て補正する制御ステップを有することを特徴とする。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0050】[1]第1の実施の形態 図2は本発明の第1の実施の形態並びに後述の第2及び
第3の実施の形態に係る画像読取装置及び画像出力装置
からなる複写装置の外観を示す斜視図である。本発明の
第1乃至第3の実施の形態に係る複写装置は、画像読取
装置11、画像出力装置12、プラテンガラス14、第
一ミラー台15、圧板16、操作部17、信号ケーブル
18を備えている。
【0051】上記各部の構成を詳述すると、画像読取装
置11の部分において、プラテンガラス14は、画像読
取対象の被写体13が載置されるものであり、該被写体
13を支持する。第一ミラー台15は、プラテンガラス
14の下に設けられている。画像読取時には、第一ミラ
ー台15が図中の矢印A方向に往復動作することで、被
写体13の画像情報を副走査方向にスキャンする構成に
なっている。圧板16は、図中の矢印B方向に開閉動作
が可能であり、被写体13をプラテンガラス14に圧接
すると同時に、画像読取時に外光の影響を遮断するもの
である。操作部17は、使用者が画像読取装置11に対
してモードの設定や画像読取の指示を与えるためのもの
である。尚、操作部17には、画像読取装置11からの
情報を表示する表示手段も含む。画像出力装置12は、
画像読取装置11の出力を印字する。画像読取装置11
と画像出力装置12とは、信号ケーブル18によって電
気的に接続されている。
【0052】図3は上記図2に示した本発明の第1の実
施の形態並びに後述の第2及び第3の実施の形態に係る
画像読取装置の画像読取系を示す図であり、(A)は画
像読取系の平面図、(B)は画像読取系の側面図であ
る。本発明の第1乃至第3の実施の形態に係る画像読取
装置の画像読取系は、ランプ21、第一ミラー22、第
二ミラー23、第三ミラー24、第一ミラー台15、第
二ミラー台25、レンズ26、画像読取センサ27、標
準白色板28を備えている。
【0053】上記各部の構成を詳述すると、ランプ21
は、同図では不図示の被写体を照射する。画像読取セン
サ27は、被写体からの反射光に基づき画像読取を行
う。第一ミラー22、第二ミラー23、第三ミラー24
は、ランプ21によって照射された被写体からの反射光
を画像読取センサ27へと導く。第一ミラー台15は、
図中の矢印A方向に移動可能に構成されている。第一ミ
ラー22は第一ミラー台15に固定されている。第二ミ
ラー台25は、図中の矢印A方向に移動可能に構成され
ている。第二ミラー23、第三ミラー24は第二ミラー
台25に固定されている。レンズ26は、第一ミラー2
2、第二ミラー23、第三ミラー24によって導かれた
被写体の反射光を画像読取センサ27に結像するための
ものである。標準白色板28は、一様に所定の反射率を
持つものであり、シェーディング補正に用いられる。
【0054】画像読取センサ27の読取動作に応じて、
不図示のメカ機構の作用により第一ミラー台15と第二
ミラー台25が図中の矢印A方向に移動することによ
り、画像読取センサ27は被写体の画像情報を読取るこ
とができる。この時、被写体と画像読取センサ27との
距離が変化しないように、第二ミラー台25は第一ミラ
ー台15の半分の速度で同一方向に移動する。標準白色
板28は上記のように所定の一様な反射率を持つように
構成されており、動力源で第一ミラー台15及び第二ミ
ラー台25を移動することにより、画像読取センサ27
の画像読取位置を標準白色板28に合わせた時、画像読
取センサ27からはランプ21による照度ばらつきと各
画素センサの感度に応じた電圧が信号として出力され
る。この時の出力信号を基に、実際に画像読取を行う際
の画像読取センサ27の各画素センサ間の出力を補正す
ることで、シェーディングを補正することができる。
【0055】一方、同図から判るように画像読取動作の
間、ランプ21による被写体の照射位置と画像読取セン
サ27による画像読取位置の相対位置関係は変化しない
ため、標準白色板28を読取った時の画像読取センサ2
7の出力を用いて、画像読取動作中のシェーディング補
正を行うことができる。
【0056】図1は上記図2に示した本発明の第1の実
施の形態に係る画像読取装置の電気回路構成を示すブロ
ック図である。本発明の第1の実施の形態に係る画像読
取装置は、操作部17、ランプ21、画像読取センサ2
7、タイミング信号発生部31、増幅アンプ32、アナ
ログ信号処理部33、A/D変換器34、シェーディン
グ補正制御部35、画像信号記憶部36、シェーディン
グ補正実行部37A、画像処理部38、制御部39、プ
ログラム保持部40、データ保持部41、バス42、ラ
ンプ制御部43、動力源44、動力源制御部45、検知
部46、外部I/F部47を備えている。図中48は信
号線(制御信号)「SEL_A/B」を示す。
【0057】上記各部の機能を詳述すると、タイミング
信号発生部31は、画像処理部の各部を駆動するための
同期信号や駆動クロック信号を発生する。増幅アンプ3
2は、画像読取センサ27の出力を増幅する。アナログ
信号処理部33は、増幅アンプ32から出力される画像
信号に対してアナログ処理を行うものであり、サンプル
ホールド回路・黒レベルクランプ回路・可変ゲインアン
プ・黒レベルオフセット回路等を含む。A/D変換器3
4は、アナログ信号処理部33から出力されるアナログ
画像信号をデジタル信号に変換する。
【0058】シェーディング補正制御部35には、画像
信号記憶部36とシェーディング補正実行部37Aが接
続されている。シェーディング補正制御部35は、制御
部39の制御に基づき、JOB前シェーディング実行時
のシェーディング補正データ取込みをランプ21の点灯
後でランプ光量安定期間に達するまでの間に実行する。
シェーディング補正実行部37Aは、シェーディング補
正制御部35の制御に基づき、A/D変換器34から送
られてくる画像信号に対してシェーディング補正を行
う。尚、一般に画像信号記憶部36はRAMであり、シ
ェーディング補正制御部35の制御に従い、画像読取セ
ンサ27が本図では不図示の標準白色板28(上記図
3)を読取った時の画像信号をシェーディング補正デー
タとして記憶し、被写体の画像情報を読取る際にはシェ
ーディング補正制御部35を介してシェーディング補正
実行部37Aに対して出力する。
【0059】一方、シェーディング補正実行部37A
は、一般にROMもしくはRAMであり、シェーディン
グ補正のためのLUT(Look Up Table)を
データとして保持している。シェーディング補正実行部
37Aは、画像信号記憶部36から送られてくるシェー
ディング補正データを用いて、A/D変換器34からシ
ェーディング補正制御部35を介して送られてくる画像
信号に対してシェーディング補正を実行し、結果をシェ
ーディング補正制御部35に出力する。シェーディング
補正実行部37Aとシェーディング補正制御部35との
間は、画像情報などのデータを受け渡しするためのバス
の他に、シェーディング補正実行部37A内部のLUT
領域を切替えるための信号線(制御信号)「SEL_A
/B」48で接続されている。画像処理部38は、シェ
ーディング補正実行部37Aからシェーディング補正制
御部35を介して送られてくるシェーディング補正後の
画像信号に対して、エッジ強調や二値化等の画像処理を
行い出力する。
【0060】制御部39は、画像読取装置11(上記図
2)の制御を司るものであり、一般にはCPUである。
制御部39は、プログラムに基づき図5乃至図7のフロ
ーチャートに示す処理を実行する。尚、39aから39
eはI/Oポートである。プログラム保持部40は、制
御部39の動作プロブラムを保持するものであり、一般
にはROMである。データ保持部41は、各種設定値等
を記憶するものであり、一般にはRAMである。一般に
データ保持部41は画像読取装置11の電源が切られた
時にも、内部に書き込まれたデータを消失しないように
構成されている。上記各部はバス42を介して直接或い
は間接的に接続されている。一般に制御部39はプロブ
ラム保持部40に書き込まれたプロブラムに従って動作
し、他の各部は制御部39の指示に従って動作する。
【0061】一方、ランプ制御部43は、制御部39の
I/Oポート39aに接続されている。ランプ制御部4
3は、制御部39から与えられる指示に応じた電圧で、
ランプ21を点灯するように動作する。また、動力源4
4は、第一ミラー台15や第二ミラー台25(上記図
3)を動かすための動力を発生するものであり、一般に
はモータである。動力源44は動力源制御部45に接続
されており、また動力源制御部45は制御部39のI/
Oポート39bに接続されている。従って、制御部39
の指示に従い動力源44が所定の動作を行い、結果的に
第一ミラー台15や第二ミラー台25(上記図3)がス
キャン動作などを行う。
【0062】検知部46は、画像読取装置11の各所に
設けられており、一般にはフォトインタラプタ等のセン
サである。検知部46は、制御部39のI/Oポート3
9cと接続されており、検知部46の出力に応じて制御
部39は制御シーケンスのステップを進めたり、切替え
を行う。例えば検知部46は第一ミラー台15の位置を
検出するポジションセンサであり、制御部39は検知部
46の出力に応じて動力源44を制御することにより、
第一ミラー台15を所定の位置に移動するように制御し
ている。制御部39のI/Oポート39dには、操作部
17が接続されている。使用者は操作部17から所望の
動作を選択し、入力する。この入力信号は制御部39に
伝達され、制御部39は画像読取装置11が操作部17
からの入力に応じた動作をするように、各部の設定や制
御を行う。
【0063】画像処理部38で処理された画像信号は、
外部I/F部47を介して外部へ出力される。また同様
に同期信号等も、外部I/F部47を介して入出力され
る。更に、外部I/F部47は信号線を介して制御部3
9のI/Oポート139eに接続されており、制御部3
9が外部I/F部47に接続された外部機器を制御可能
にしているだけでなく、時には外部機器からの指示に従
い、画像読取装置11が動作することも可能にしてい
る。
【0064】本発明の第1の実施の形態では、JOB前
シェーディングでのシェーディング補正データ取込時の
光量オーバシュートの影響による画像読取レベルの誤差
を、シェーディング補正と同時に補正する構成及び方法
について説明する。
【0065】図4は本発明の第1の実施の形態に係る画
像読取装置のシェーディング補正実行部37Aの内部構
成を示す説明図である。本発明の第1の実施の形態に係
る画像読取装置で用いるシェーディング補正実行部37
Aは、図4に示すように、補正量の異なる2種類のLU
Tを領域として保持し、外部からの制御信号(SEL_
A/B)48によって使用する領域を切替えるように構
成されている。
【0066】2つの領域を「領域A」「領域B」とし
て、「領域A」にはJOB後シェーディングに対応する
LUTを書き込んでおき、一方「領域B」にはJOB前
シェーディングに対応するLUTを書き込んでおく。上
述のようにJOB前シェーディングでは光量オーバシュ
ートの影響によって、JOB後シェーディングに対して
画像読取レベルが低下するので、「領域B」のLUT
を、「領域A」のLUTによるシェーディング補正量よ
りも所定のレベルαだけ多くシェーディング補正を行う
データにしておく。
【0067】上記シェーディング補正実行部37Aの制
御信号(信号線)48はシェーディング補正制御部35
に接続されている。制御部39はシェーディング補正制
御部35に対して、JOB後シェーディングを実行する
ときには、シェーディング補正実行部37Aの「領域
A」を選択するように指示を出し、JOB前シェーディ
ングを実行するときには、シェーディング補正実行部3
7Aの「領域B」を選択するように指示を出す。シェー
ディング補正制御部35は、該指示に従ってシェーディ
ング補正実行部37Aの使用する領域を切替える。
【0068】尚、特許請求の範囲における各構成要件
と、本発明の第1の実施の形態並びに後述の第2及び第
3の実施の形態に係る画像読取装置における各部との対
応関係は下記の通りである。特許請求の範囲における照
明手段はランプ21に対応し、画像読取手段は画像読取
センサ27に対応し、制御手段は制御部39及びシェー
ディング補正制御部35に対応し、格納手段はシェーデ
ィング補正実行部37Aに対応し、外部通信手段は外部
I/F部47に対応する。また、特許請求の範囲におけ
る第一のシェーディングはJOB前シェーディングに対
応し、第二のシェーディングはJOB後シェーディング
に対応し、補正式データ領域はシェーディング補正実行
部37Aの内部のLUT領域([領域A][領域B])
に対応する。
【0069】次に、上記の如く構成された本発明の第1
の実施の形態に係る画像読取装置の動作を説明する。図
5乃至図7は本発明の第1の実施の形態に係る画像読取
装置の画像読取シーケンスを示すフローチャートであ
る。尚、図5乃至図7のステップS500〜ステップS
508は上記図17乃至図19のステップS1500〜
ステップS1508と対応しており、ステップS509
A、ステップS509Bが本発明の第1の実施の形態に
特有の処理である。
【0070】ステップS500では、電源が投入される
ことでプロブラムがスタートする。ステップS501で
は、画像読取装置各部に対して所定の値を設定する初期
化ルーチンを実行する。ステップS502では、初期化
ルーチンの一環として、シェーディング補正データの取
込を行う。ステップS502が終了した段階で、画像読
取動作の準備が終了し、ステップS503では、画像読
取指示を待つ待機状態になる。ステップS503で画像
読取指示が入力されると、ステップS508に進む。
【0071】ステップS508では、画像読取モードに
変更があるか否かを判定する。ステップS508で画像
読取モードに変更なしと判断されると、JOB後シェー
ディングが実行される。この場合、ステップS509A
に進み、シェーディング補正実行部37Aの使用する領
域をJOB後シェーディングに対応したLUTが保持さ
れている「領域A」に切替える。この場合、ステップS
505の画像読取動作でのシェーディング補正は、 D(out)=D(in)/W*Tar に従い行われる。尚、上記式の各要素の内容は上述した
如く下記の通りである。
【0072】 Dout:シェーディング補正後の画像データ Din :シェーディング補正前の画像データ (n) :画像データの主走査方向順序番号 W :シェーディング補正データ Tar :シェーディング補正出力目標値 一方、ステップS508で画像読取モードに変更あり等
の情報からJOB前シェーディングの必要ありと判断さ
れると、ステップS509Bに進み、JOB前シェーデ
ィングが実行される。この場合、ステップS509Bに
て、シェーディング補正実行部37Aの使用する領域を
JOB前シェーディングに対応したLUTを保持してい
る「領域B」に切替える。次に、ステップS504で、
シェーディング補正データの取込が行われる。この場
合、ステップS505の画像読取動作でのシェーディン
グ補正は、 D(out)=D(in)/W*Tar*α に従い行われる。
【0073】この結果、JOB前シェーディングの場合
の画像読取動作(ステップS505)での画像データ
は、シェーディング補正が実行された上で、シェーディ
ング補正データ取込時の光量に対する画像読取時の光量
低下分が補正されて出力される。
【0074】上記のような画像読取シーケンスを組むこ
とによってステップS505で行われる画像読取動作で
は、JOB前シェーディング、JOB後シェーディング
に適したシェーディング補正量を得ることができるの
で、JOB前シェーディングで発生する画像読取レベル
の低下を補正することができる。
【0075】尚、本発明の第1の実施の形態では、シェ
ーディング補正実行部37Aの内部に予めJOB後シェ
ーディングとJOB前シェーディングのそれぞれに対応
したLUTを持つ領域を設け、切替えて使用する構成及
び方法で説明したが、シェーディング補正実行部37A
が書換可能な素子、例えばRAM等で構成されている場
合は、シェーディング補正制御部35或いは制御部39
が、JOB前シェーディングとJOB後シェーディング
に応じて、シェーディング補正実行部37A内部のLU
Tを書き直すことでも対応可能であることは言うまでも
ない。
【0076】更に、この場合には、シェーディング補正
実行部37A内部のLUTを切替える必要がないため、
切替信号(制御信号)「SEL_A/B」48は不要で
あり、シェーディング補正実行部37A自身も従来例で
用いた切替領域を持たないシェーディング補正実行部3
7で構成できる。この構成は上述した図14であり、即
ち、従来例の構成のままでもソフト的な変更を行うこと
で、本発明の第1の実施の形態が実現可能なことを示し
ている。
【0077】以上説明したように、本発明の第1の実施
の形態に係る画像読取装置によれば、JOB前シェーデ
ィング、JOB後シェーディングに使用するLUT(領
域A、領域B)を格納したシェーディング補正実行部3
7Aと、画像読取モードに変更ありと判断した場合はシ
ェーディング補正実行部37Aの領域Bに基づきJOB
前シェーディングを実行し、画像読取モードに変更なし
と判断した場合はシェーディング補正実行部37Aの領
域Aに基づきJOB後シェーディングを実行し、また、
JOB前シェーディングの実行時のシェーディング補正
データ取込みをランプ21の点灯後で光量安定期間に達
するまでの間に実行するようにシェーディング補正制御
部35を制御する制御部39とを有するため、下記のよ
うな作用及び効果を奏する。
【0078】上記構成において、画像読取装置の制御部
39はシェーディング補正制御部35を制御し、画像読
取動作を行う前にJOB前シェーディングを行うか、J
OB後シェーディングを行うかを検知・認識することに
より、JOB前シェーディング実行時には、シェーディ
ング補正データ取込時と画像読取時のランプ光量変化を
考慮して補正を行うことによって、従来例のJOB前シ
ェーディングでの画像読取レベルとJOB後シェーディ
ングでの画像読取レベルが異なるという課題を解決でき
る。従って、JOB前シェーディングでの画像読取レベ
ルとJOB後シェーディングでの画像読取レベルが等し
く、且つFCOT値が改善される。
【0079】即ち、本発明の第1の実施の形態において
は、シェーディング補正データ取込を画像読取動作前に
実行するJOB前シェーディング画像読取と、シェーデ
ィング補正データ取込を画像読取動作終了後に実行する
JOB後シェーディング画像読取を切替えて使用する画
像読取装置において、両画像読取動作モードでの画像読
取レベルを一致させることができるという効果がある。
また、ランプ光量が十分に安定する前でもシェーディン
グ補正データの取込を行うことができるので、JOB前
シェーディングでの画像読取動作に必要な時間の短縮が
可能となり、JOB前シェーディング画像読取のFCO
Tを改善することができるという効果がある。
【0080】[2]第2の実施の形態 本発明の第2の実施の形態に係る画像読取装置は、操作
部17、ランプ21、画像読取センサ27、タイミング
信号発生部31、増幅アンプ32、アナログ信号処理部
33、A/D変換器34、シェーディング補正制御部3
5、画像信号記憶部36、シェーディング補正実行部3
7、画像処理部38、制御部39、プログラム保持部4
0、データ保持部41、バス42、ランプ制御部43、
動力源44、動力源制御部45、検知部46、外部I/
F部47を備えている(上記図14参照)。本発明の第
2の実施の形態では、制御部39はプログラムに基づき
図8乃至図10のフローチャートに示す処理を実行す
る。
【0081】本発明の第2の実施の形態では、JOB前
シェーディングを行う際には、取込んだシェーディング
補正データに対して、シェーディング補正データ取込時
の光量に対する画像読取時の光量低下分の補正処理を加
えることによって、JOB前シェーディングでの読取レ
ベルをJOB後シェーディングでの読取レベルと一致さ
せる方法について説明する。
【0082】次に、上記の如く構成された本発明の第2
の実施の形態に係る画像読取装置の動作を説明する。図
8乃至図10は本発明の第2の実施の形態に係る画像読
取装置の画像読取シーケンスを示すフローチャートであ
る。尚、上記第1の実施の形態の図5乃至図7と同一要
素及び同一ステップには同一符号を付し、説明を簡略化
または省略する。
【0083】ステップS508でJOB前シェーディン
グと判断された場合は、ステップS504に進み、シェ
ーディング補正データ取込を行う。次に、ステップS5
09において、取込んだシェーディング補正データに対
して、上述した光量オーバシュートによる影響を補正す
る処理を行う。制御部39はバス42とシェーディング
補正制御部35を介して画像信号記憶部36から、ステ
ップS504で取込んだシェーディング補正データ:W
(n)を読み出す。制御部39は所定の補正係数:αを
用いて、読み出したシェーディング補正データ:W
(n)を1/α倍にする演算を行う。この演算は、読み
出した全てのシェーディング補正データ:W(n)に対
して順次行う。制御部39は、演算の結果得られる補正
されたシェーディング補正データを画像信号記憶部36
に書き込む。
【0084】次に、ステップS505では、補正された
シェーディング補正データを用いて、画像読取を行う。
上記演算により、シェーディング補正データ自体に補正
を加えることで、JOB前シェーディングにおけるシェ
ーディング補正データ取込時(ステップS504)の光
量オーバシュートの影響を修正することができるため、
ステップS505での画像読取動作で得られる画像デー
タのレベルは、JOB後シェーディングで得られる画像
読取レベルと等しくなる。
【0085】以上説明したように、本発明の第2の実施
の形態に係る画像読取装置によれば、JOB前シェーデ
ィング、JOB後シェーディングに使用するLUT(領
域A、領域B)を格納したシェーディング補正実行部3
7と、画像読取モードに変更ありと判断した場合はシェ
ーディング補正実行部37の領域Bに基づきJOB前シ
ェーディングを実行し、画像読取モードに変更なしと判
断した場合はシェーディング補正実行部37の領域Aに
基づきJOB後シェーディングを実行し、また、JOB
前シェーディングの実行時は取込んだシェーディング補
正データに対し、シェーディング補正データ取込時の光
量に対する画像読取時の光量低下分の補正を加えるよう
にシェーディング補正制御部35を制御する制御部39
とを有するため、下記のような作用及び効果を奏する。
【0086】上記構成において、画像読取装置の制御部
39はシェーディング補正制御部35を制御し、画像読
取動作を行う前にJOB前シェーディングを行うか、J
OB後シェーディングを行うかを検知・認識することに
より、JOB前シェーディング実行時には、シェーディ
ング補正データ取込時と画像読取時のランプ光量変化を
考慮して補正を行うことによって、従来例のJOB前シ
ェーディングでの画像読取レベルとJOB後シェーディ
ングでの画像読取レベルが異なるという課題を解決でき
る。従って、JOB前シェーディングでの画像読取レベ
ルとJOB後シェーディングでの画像読取レベルが等し
く、且つFCOT値が改善される。
【0087】即ち、本発明の第2の実施の形態において
は、シェーディング補正データ取込を画像読取動作前に
実行するJOB前シェーディング画像読取と、シェーデ
ィング補正データ取込を画像読取動作終了後に実行する
JOB後シェーディング画像読取を切替えて使用する画
像読取装置において、両画像読取動作モードでの画像読
取レベルを一致させることができるという効果がある。
また、ランプ光量が十分に安定する前でもシェーディン
グ補正データの取込を行うことができるので、JOB前
シェーディングでの画像読取動作に必要な時間の短縮が
可能となり、JOB前シェーディング画像読取のFCO
Tを改善することができるという効果がある。
【0088】[3]第3の実施の形態 本発明の第3の実施の形態に係る画像読取装置は、操作
部17、ランプ21、画像読取センサ27、タイミング
信号発生部31、増幅アンプ32、アナログ信号処理部
33、A/D変換器34、シェーディング補正制御部3
5、画像信号記憶部36、シェーディング補正実行部3
7、画像処理部38、制御部39、プログラム保持部4
0、データ保持部41、バス42、ランプ制御部43、
動力源44、動力源制御部45、検知部46、外部I/
F部47を備えている(上記図14参照)。本発明の第
3の実施の形態では、制御部39はプログラムに基づき
図11乃至図13のフローチャートに示す処理を実行す
る。
【0089】本発明の第3の実施の形態では、画像読取
センサ27からのアナログ画像読取に対してアナログ画
像処理を行うアナログ信号処理部33内に設けられた可
変ゲインアンプ(不図示)を用いて、JOB前シェーデ
ィングにおける画像読取レベルの低下を補正する方法に
ついて説明する。
【0090】上記図14で示されるように、アナログ信
号処理部33はバス42を介して制御部39と接続され
ている。制御部39はアナログ信号処理部33に対して
指示を送ることで、該アナログ信号処理部33内部の設
定を変更することができる。従って、制御部39からの
指示に従い、アナログ信号処理部33の内部に設けられ
た可変ゲインアンプは、その増幅率を変えるようになっ
ている。よって、JOB前シェーディングのシェーディ
ング補正データ取込みの際に、該可変ゲインアンプの増
幅率を所定量下げることにより、光量オーバシュートに
よるシェーディング補正データのずれを補正することが
できる。
【0091】次に、上記の如く構成された本発明の第3
の実施の形態に係る画像読取装置の動作を説明する。図
11乃至図13は本発明の第3の実施の形態に係る画像
読取装置の画像読取シーケンスを示すフローチャートで
ある。尚、上記第1の実施の形態の図5乃至図7と同一
要素及び同一ステップには同一符号を付し、説明を簡略
化または省略する。
【0092】ステップS508において、「画像読取モ
ードの変更あり」等の情報から、JOB前シェーディン
グを行う必要があると判断されると、JOB前シェーデ
ィングを実行するため、ステップS510へ進む。ステ
ップS510では、JOB前シェーディングのシェーデ
ィングデータ取込時のランプ光量オーバシュートによる
影響を排除するため、アナログ信号処理部33内の可変
ゲインアンプのゲインを(G′=G/α)となるように
変更する。ステップS510での処理により、次のステ
ップS504で取込まれるシェーディング補正データ
は、ランプ光量安定状態で取込みを行うJOB後シェー
ディングでのシェーディング補正データと同レベルにな
る。
【0093】次に、ステップS511にて、アナログ信
号処理部33内の可変ゲインアンプのゲインを当初の
値:G(=G′*α)に戻すので、ステップS505で
の画像読取は当初のゲイン設定値で行われ、またその際
に使用されるシェーディング補正データも光量オーバシ
ュートによる影響が排除されているので、JOB後シェ
ーディング動作にて読取られた画像読取レベルと一致す
る。
【0094】以上説明したように、本発明の第3の実施
の形態に係る画像読取装置によれば、JOB前シェーデ
ィング、JOB後シェーディングに使用するLUT(領
域A、領域B)を格納したシェーディング補正実行部3
7と、画像読取モードに変更ありと判断した場合はシェ
ーディング補正実行部37の領域Bに基づきJOB前シ
ェーディングを実行し、画像読取モードに変更なしと判
断した場合はシェーディング補正実行部37の領域Aに
基づきJOB後シェーディングを実行し、また、JOB
前シェーディングの実行時はシェーディング補正データ
取込みの際にアナログ信号処理部33内部の可変ゲイン
アンプの増幅率を所定量下げることで画像データに補正
を加えるようにシェーディング補正制御部35を制御す
る制御部39とを有するため、下記のような作用及び効
果を奏する。
【0095】上記構成において、画像読取装置の制御部
39はシェーディング補正制御部35を制御し、画像読
取動作を行う前にJOB前シェーディングを行うか、J
OB後シェーディングを行うかを検知・認識することに
より、JOB前シェーディング実行時には、シェーディ
ング補正データ取込時と画像読取時のランプ光量変化を
考慮して補正を行うことによって、従来例のJOB前シ
ェーディングでの画像読取レベルとJOB後シェーディ
ングでの画像読取レベルが異なるという課題を解決でき
る。従って、JOB前シェーディングでの画像読取レベ
ルとJOB後シェーディングでの画像読取レベルが等し
く、且つFCOT値が改善される。
【0096】即ち、本発明の第3の実施の形態において
は、シェーディング補正データ取込を画像読取動作前に
実行するJOB前シェーディング画像読取と、シェーデ
ィング補正データ取込を画像読取動作終了後に実行する
JOB後シェーディング画像読取を切替えて使用する画
像読取装置において、両画像読取動作モードでの画像読
取レベルを一致させることができるという効果がある。
また、ランプ光量が十分に安定する前でもシェーディン
グ補正データの取込を行うことができるので、JOB前
シェーディングでの画像読取動作に必要な時間の短縮が
可能となり、JOB前シェーディング画像読取のFCO
Tを改善することができるという効果がある。
【0097】上述した本発明の第1乃至第3の実施の形
態においては、JOB前シェーディング実行時とJOB
後シェーディング実行時の画像読取レベルを一致させる
ために、原因がJOB前シェーディングにおけるシェー
ディング補正データ取込時の光量オーバシュートにある
ため、JOB前シェーディングに対して補正を加えるよ
うに記載したが、同様の補正をJOB後シェーディング
実行時に行うことでも当初の目的を達成できることは言
うまでもない。
【0098】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用
してもよい。前述した実施形態の機能を実現するソフト
ウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、シス
テム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコ
ンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納
されたプログラムコードを読み出し実行することによっ
ても、達成されることは言うまでもない。
【0099】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。
【0100】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0101】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実
際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前
述した実施形態の機能が実現される場合も含まれること
は言うまでもない。
【0102】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その
処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び2、
請求項4乃至10記載の画像読取装置によれば、第一の
シェーディング実行時と第二のシェーディング実行時と
の間で生じる画像読取レベルの差を、使用するシェーデ
ィング方式に応じて補正するため、シェーディング補正
データ取込を画像読取動作前に実行する第一のシェーデ
ィング画像読取と、シェーディング補正データ取込を画
像読取動作終了後に実行する第二のシェーディング画像
読取を切替え可能な画像読取装置において、両画像読取
動作モードでの画像読取レベルを一致させることができ
るという効果がある。
【0104】また、請求項3記載の画像読取装置によれ
ば、第一のシェーディング実行時のシェーディング補正
データ取込みを照明手段の点灯後で光量安定期間に達す
るまでの間に実行するため、照明手段の光量が十分に安
定する前でもシェーディング補正データの取込を行うこ
とができるので、第一のシェーディングでの画像読取動
作に必要な時間の短縮が可能となり、第一のシェーディ
ング画像読取のFCOTを改善することができるという
効果がある。
【0105】また、請求項11及び12、請求項14乃
至20記載のシェーディング補正方法によれば、第一の
シェーディング実行時と第二のシェーディング実行時と
の間で生じる画像読取レベルの差を、使用するシェーデ
ィング方式に応じて補正するため、シェーディング補正
データ取込を画像読取動作前に実行する第一のシェーデ
ィング画像読取と、シェーディング補正データ取込を画
像読取動作終了後に実行する第二のシェーディング画像
読取を切替え可能な画像読取装置において、両画像読取
動作モードでの画像読取レベルを一致させることができ
るという効果がある。
【0106】また、請求項13記載のシェーディング補
正方法によれば、第一のシェーディング実行時のシェー
ディング補正データ取込みを照明ステップの点灯後で光
量安定期間に達するまでの間に実行するため、照明ステ
ップにおけるの光量が十分に安定する前でもシェーディ
ング補正データの取込を行うことができるので、第一の
シェーディングでの画像読取動作に必要な時間の短縮が
可能となり、第一のシェーディング画像読取のFCOT
を改善することができるという効果がある。
【0107】また、請求項21記載の記憶媒体によれ
ば、記憶媒体からシェーディング補正方法を読み出して
実行し、第一のシェーディング実行時と第二のシェーデ
ィング実行時との間で生じる画像読取レベルの差を、使
用するシェーディング方式に応じて補正するため、シェ
ーディング補正データ取込を画像読取動作前に実行する
第一のシェーディング画像読取と、シェーディング補正
データ取込を画像読取動作終了後に実行する第二のシェ
ーディング画像読取を切替え可能な画像読取装置におい
て、両画像読取動作モードでの画像読取レベルを一致さ
せることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
の電気回路構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1乃至第3の実施の形態に係る画像
読取装置及び画像出力装置からなる複写装置の外観を示
す斜視図である。
【図3】本発明の第1乃至第3の実施の形態に係る画像
読取装置の画像読取系を示す図であり、(A)は画像読
取系の平面図、(B)は画像読取系の側面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
のシェーディング補正実行部の内部構成を示す説明図で
ある。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
の画像読取シーケンスを示すフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
の画像読取シーケンスを示すフローチャートである。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
の画像読取シーケンスを示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る画像読取装置
の画像読取シーケンスを示すフローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る画像読取装置
の画像読取シーケンスを示すフローチャートである。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係る画像読取装
置の画像読取シーケンスを示すフローチャートである。
【図11】本発明の第3の実施の形態に係る画像読取装
置の画像読取シーケンスを示すフローチャートである。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係る画像読取装
置の画像読取シーケンスを示すフローチャートである。
【図13】本発明の第3の実施の形態に係る画像読取装
置の画像読取シーケンスを示すフローチャートである。
【図14】一般的な画像読取装置並びに第2及び第3の
実施の形態に係る画像読取装置の電気回路構成を示すブ
ロック図である。
【図15】従来例に係る画像読取装置の画像読取シーケ
ンス(JOB前シェーディング)を示すフローチャート
である。
【図16】従来例に係る画像読取装置の画像読取シーケ
ンス(JOB後シェーディング)を示すフローチャート
である。
【図17】従来例に係る画像読取装置の画像読取シーケ
ンス(JOB前・後シェーディング切替)を示すフロー
チャートである。
【図18】従来例に係る画像読取装置の画像読取シーケ
ンス(JOB前・後シェーディング切替)を示すフロー
チャートである。
【図19】従来例に係る画像読取装置の画像読取シーケ
ンス(JOB前・後シェーディング切替)を示すフロー
チャートである。
【図20】ランプ光量の時間的推移と画像読取シーケン
スの関係を示す説明図である。
【符号の説明】
21 ランプ 27 画像読取センサ 33 アナログ信号処理部 35 シェーディング補正制御部 37A、37 シェーディング補正実行部 39 制御部

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像読取動作前にシェーディング補正を
    行う第一のシェーディング、画像読取動作後に次回の画
    像読取動作用のシェーディング補正データを取込む第二
    のシェーディングを切替可能な画像読取装置であって、 前記第一のシェーディング実行時と前記第二のシェーデ
    ィング実行時との間で生じる画像読取レベルの差を、使
    用する前記第一のシェーディング或いは前記第二のシェ
    ーディングに応じて補正する制御手段を有することを特
    徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 画像読取対象を照明する照明手段と、該
    照明手段で照明した画像読取対象からの反射光に基づき
    画像を読取る画像読取手段とを有し、前記制御手段は、
    前記第一のシェーディング実行時と前記第二のシェーデ
    ィング実行時との間で前記照明手段の特性で生じる画像
    読取レベルの差を、使用する前記第一のシェーディング
    或いは前記第二のシェーディングに応じて補正すること
    を特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記第一のシェーディ
    ング実行時のシェーディング補正データ取込みを前記照
    明手段の点灯後で光量安定期間に達するまでの間に実行
    することを特徴とする請求項1又は2記載の画像読取装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第一のシェーディングに使用する補
    正式データ領域及び前記第二のシェーディングに使用す
    る補正式データ領域を格納した格納手段を有し、前記制
    御手段は、前記第一のシェーディング或いは前記第二の
    シェーディングに応じて、前記格納手段における使用す
    る補正式データ領域を切替えることを特徴とする請求項
    1乃至3の何れかに記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記第一のシェーディング或いは前記第
    二のシェーディングに使用する補正式データ領域を格納
    した書換え可能な格納手段を有し、前記制御手段は、前
    記第一のシェーディング或いは前記第二のシェーディン
    グに応じて、前記格納手段の補正式データ領域を書直す
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の画像
    読取装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記第一のシェーディ
    ング或いは前記第二のシェーディングに応じて、取込ん
    だシェーディング補正データに対し直接補正を加えるこ
    とを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の画像読
    取装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記第一のシェーディ
    ング或いは前記第二のシェーディングに応じて、取込ん
    だシェーディング補正データに対しシェーディング補正
    データ取込時の光量に対する画像読取時の光量低下分の
    補正を加えることを特徴とする請求項6記載の画像読取
    装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記第一のシェーディ
    ング或いは前記第二のシェーディングに応じて、シェー
    ディング補正データ取込みの際の画像データに補正を加
    えることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の
    画像読取装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記第一のシェーディ
    ング或いは前記第二のシェーディングに応じて、シェー
    ディング補正データ取込みの際に前記画像読取手段の出
    力の増幅率を所定量下げることで画像データに補正を加
    えることを特徴とする請求項8記載の画像読取装置。
  10. 【請求項10】 画像読取装置内で画像処理されたデー
    タを画像出力装置で画像形成して出力する複写装置或い
    はスキャナ装置に適用可能であることを特徴とする請求
    項1乃至9の何れかに記載の画像読取装置。
  11. 【請求項11】 画像読取動作前にシェーディング補正
    を行う第一のシェーディング、画像読取動作後に次回の
    画像読取動作用のシェーディング補正データを取込む第
    二のシェーディングを切替可能な画像読取装置に適用さ
    れるシェーディング補正方法であって、 前記第一のシェーディング実行時と前記第二のシェーデ
    ィング実行時との間でで生じる画像読取レベルの差を、
    使用する前記第一のシェーディング或いは前記第二のシ
    ェーディングに応じて補正する制御ステップを有するこ
    とを特徴とするシェーディング補正方法。
  12. 【請求項12】 画像読取対象を照明する照明ステップ
    と、該照明ステップで照明した画像読取対象からの反射
    光に基づき画像を読取る画像読取ステップとを有し、前
    記制御ステップでは、前記第一のシェーディング実行時
    と前記第二のシェーディング実行時との間で前記照明ス
    テップの特性で生じる画像読取レベルの差を、使用する
    前記第一のシェーディング或いは前記第二のシェーディ
    ングに応じて補正することを特徴とする請求項11記載
    のシェーディング補正方法。
  13. 【請求項13】 前記制御ステップでは、前記第一のシ
    ェーディング実行時のシェーディング補正データ取込み
    を前記照明ステップにおける点灯後で光量安定期間に達
    するまでの間に実行することを特徴とする請求項11又
    は12記載のシェーディング補正方法。
  14. 【請求項14】 前記制御ステップでは、前記第一のシ
    ェーディング或いは前記第二のシェーディングに応じ
    て、前記第一のシェーディングに使用する補正式データ
    領域及び前記第二のシェーディングに使用する補正式デ
    ータ領域を格納した格納手段における使用する補正式デ
    ータ領域を切替えることを特徴とする請求項11乃至1
    3の何れかに記載のシェーディング補正方法。
  15. 【請求項15】 前記制御ステップは、前記第一のシェ
    ーディング或いは前記第二のシェーディングに応じて、
    前記第一のシェーディング或いは前記第二のシェーディ
    ングに使用する補正式データ領域を格納した書換え可能
    な格納手段の補正式データ領域を書直すことを特徴とす
    る請求項11乃至13の何れかに記載のシェーディング
    補正方法。
  16. 【請求項16】 前記制御ステップでは、前記第一のシ
    ェーディング或いは前記第二のシェーディングに応じ
    て、取込んだシェーディング補正データに対し直接補正
    を加えることを特徴とする請求項11乃至15の何れか
    に記載のシェーディング補正方法。
  17. 【請求項17】 前記制御ステップでは、前記第一のシ
    ェーディング或いは前記第二のシェーディングに応じ
    て、取込んだシェーディング補正データに対しシェーデ
    ィング補正データ取込時の光量に対する画像読取時の光
    量低下分の補正を加えることを特徴とする請求項16記
    載のシェーディング補正方法。
  18. 【請求項18】 前記制御ステップでは、前記第一のシ
    ェーディング或いは前記第二のシェーディングに応じ
    て、シェーディング補正データ取込みの際の画像データ
    に補正を加えることを特徴とする請求項11乃至15の
    何れかに記載のシェーディング補正方法。
  19. 【請求項19】 前記制御ステップでは、前記第一のシ
    ェーディング或いは前記第二のシェーディングに応じ
    て、シェーディング補正データ取込みの際に前記画像読
    取手段の出力の増幅率を所定量下げることで画像データ
    に補正を加えることを特徴とする請求項18記載のシェ
    ーディング補正方法。
  20. 【請求項20】 画像読取装置内で画像処理されたデー
    タを画像出力装置で画像形成して出力する複写装置或い
    はスキャナ装置に適用可能であることを特徴とする請求
    項11乃至19の何れかに記載のシェーディング補正方
    法。
  21. 【請求項21】 画像読取動作前にシェーディング補正
    を行う第一のシェーディング、画像読取動作後に次回の
    画像読取動作用のシェーディング補正データを取込む第
    二のシェーディングを切替可能な画像読取装置に適用さ
    れるシェーディング補正方法を実行するプログラムを記
    憶したコンピュータにより読み出し可能な記憶媒体であ
    って、 前記シェーディング補正方法は、前記第一のシェーディ
    ング実行時と前記第二のシェーディング実行時との間で
    生じる画像読取レベルの差を、使用する前記第一のシェ
    ーディング或いは前記第二のシェーディングに応じて補
    正する制御ステップを有することを特徴とする記憶媒
    体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010232880A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像読取装置及び画像読取プログラム
JP2012129954A (ja) * 2010-12-17 2012-07-05 Canon Inc 原稿読取装置
JP2016072767A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 株式会社沖データ 画像読取装置及び画像読取方法

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