JPH1155452A - 情報伝達用シートの形成設備 - Google Patents

情報伝達用シートの形成設備

Info

Publication number
JPH1155452A
JPH1155452A JP9207943A JP20794397A JPH1155452A JP H1155452 A JPH1155452 A JP H1155452A JP 9207943 A JP9207943 A JP 9207943A JP 20794397 A JP20794397 A JP 20794397A JP H1155452 A JPH1155452 A JP H1155452A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
information
writing
forming
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9207943A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Nishiyama
実 西山
Seiji Hatsuda
誠二 初田
Takashi Yamamoto
尚 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daio Paper Corp
Original Assignee
Daio Paper Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daio Paper Corp filed Critical Daio Paper Corp
Priority to JP9207943A priority Critical patent/JPH1155452A/ja
Publication of JPH1155452A publication Critical patent/JPH1155452A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】情報伝達機器を利用しながら、親展性を示すシ
ートを得る。 【解決手段】予め重ね合せ面の少なくとも一方の面に常
態では実質的に接着せず、圧を加えると接着する感圧接
着剤層を有するシート1の、前記重ね合わせ面に情報を
書き込む情報書き込み手段30と、情報の書き込みがな
された前記シートを折り畳む折り畳み手段31と、その
折り畳みシートに前記圧を加えて前記重ね合わせ面を接
着する接着手段32と、分離手段33が順に装置に装備
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、親展情報などを伝
達するための情報伝達用シートの形成設備に関する。
【0002】
【従来の技術】近年は、通信、郵送などの連絡手段によ
り情報を伝達する量が多くなる一方で、個人情報など親
展性を必要とする連絡手段が重要視されている。
【0003】この観点からの郵便法の改正に伴い、親展
性を有する葉書システムが実用化され、普及している。
親展性を有する葉書システムとは、個人情報などの各種
情報が折り畳み内面に記録された往復葉書状の葉書を折
り畳み、重ね合わせた部分を疑似接着して、情報を隠蔽
したのち、郵送し、受取人が疑似接着部分を剥離して隠
蔽情報を読み取るというものである。これら親展性を必
要とする連絡態様には、例えば会社が従業員に、銀行や
クレジット会社が顧客に親展性を有する情報を連絡する
ものもある。
【0004】かかる親展性を有する連絡手法として、疑
似接着性をプリント用シートを用いたものが提案され盛
んに利用されている。このプリント用シートは、基材の
少なくとも片面の一部に、天然ゴム、合成ゴムなどのい
わゆる感圧接着剤と、その接着剤の接着力を抑制する微
細粒子とを主体とする、通常の状態では接着せず所定の
条件、たとえば圧を加えて接着するいわゆる疑似接着剤
の層が設けられており、必要時に剥離(再剥離)できる
機能を有するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記の情報を記録する
プリント用の疑似接着性シートは、多量の情報を高速で
記録するためにインクジェット記録、電子写真記録など
の方法によって記録が行われる。
【0006】この場合、通常は、予め連続シートが用意
され、これをフォーム加工して後に、所定の情報が記録
された後、情報記録面を隠蔽するために折り畳み、重ね
合わせ、葉書としての所定の長さまたは形状の単位シー
トにカットされて郵送に供される。
【0007】一方、近年はファクシミリやコンピュータ
の普及は多くの職場および家庭において目ざましいもの
がある。したがって、この種の機器を利用して、郵送に
よるたとなく通信によって情報伝達が行われることが、
その迅速性の観点から望まれるところである。
【0008】しかし、ファクシミリやコンピュータに付
属するプリンターからの出力シートに書き込まれた情報
には、親展性がないのが欠点である。
【0009】したがって、本発明の主たる課題は、主に
前述の情報伝達機器を利用しながら、出力状態において
は親展性を示すシートを得ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明の請求項1記載の発明は、予め重ね合せ面の少なくと
も一方の面に接着剤層を有するシートの、前記重ね合わ
せ面に親展または非親展情報を書き込む情報書き込み手
段と、情報の書き込みがなされた前記シートを折り畳む
折り畳み手段と、その折り畳みシートの前記重ね合わせ
面を再剥離可能に接着する接着手段と、が順に装備され
たことを特徴とする情報伝達用シートの形成設備であ
る。
【0011】請求項2記載の発明は、予め重ね合せ面の
少なくとも一方の面に接着剤層を有するシートを折り畳
む折り畳み手段と、前記重ね合わせ面に親展または非親
展情報を書き込む情報書き込み手段と、その折り畳みシ
ートの前記重ね合わせ面を再剥離可能に接着する接着手
段と、が順に装備されたことを特徴とする情報伝達用シ
ートの形成設備である。
【0012】請求項3記載の発明は、前記情報の書き込
みは、感熱記録、感圧記録、インクジェット記録および
電子写真記録の方式群から選択された請求項1または2
記載の情報伝達用シートの形成設備である。
【0013】請求項4記載の発明は、予め重ね合せ面の
少なくとも一方の面に接着剤層を有し、かつ、重ね合せ
面の少なくとも一方の面に物理的外力により発色する発
色材料を含有するシートを折り畳む折り畳み手段と、そ
の折り畳みシートの前記重ね合わせ面を再剥離可能に接
着する接着手段と、重ね合わせ面に対して前記物理的外
力を与えて前記発色材料を発色させることにより親展ま
たは非親展情報を書き込む情報書き込み手段と、が順に
装備されたことを特徴とする情報伝達用シートの形成設
備である。
【0014】請求項5記載の発明は、前記シートは連続
シートであって、これを枚葉シートに分離して下流の工
程に導く、あるいは連続シートのまま導かれたものを接
着する前記接着手段の下流側に、連続シートを個別単位
シートに分離する分離手段を有する請求項1〜4のいず
れか1項記載の情報伝達用シートの形成設備である。
【0015】請求項6記載の発明は、前記折り畳み手段
は、折り畳んだとき、重ね合わせ余白部を有し、この余
白部に、非親展情報および情報伝達の宛先のうち少なく
とも一方が前記情報書き込み手段により書き込まれるよ
うに構成された請求項1〜5のいずれか1項記載の情報
伝達用シートの形成設備である。
【0016】請求項7記載の発明は、前記シートは、予
め重ね合せ面の少なくとも一方の面に常態では実質的に
接着せず、圧を加えると接着する感圧接着剤層を有し、
前記接着手段は、折り畳みシートに前記圧を加えて圧着
することにより接着するものである請求項1〜6のいず
れか1項記載の情報伝達用シートの形成設備である。
【0017】請求項8記載の発明は、前記各手段は、順
に一つの設備として装備されたものである情報伝達用シ
ートの形成設備である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る情報伝達用シ
ートの形成設備ついて図面に示す実施の形態を参照しな
がらさらに詳述する。
【0019】(第1の実施の形態)図1は第1の実施の
形態例を示したもので、図4に示すように、予め重ね合
せ面の少なくとも一方の面に常態では実質的に接着せ
ず、圧を加えると接着する感圧接着剤層2を有するシー
ト1が、たとえばロールの形態で、ファクシミリを兼用
した形成設備10に設けられ、繰り出しロール34,3
4により排出口35方向に繰り出し可能とされている。
【0020】一方、第1形成設備10は、送信ファクシ
ミリ機能を備えており、原稿トレイ13から供給される
原稿シート14は、送りロール15群を通して排出トレ
イ16に向かって排出される過程で、レーザ光照射装置
17からレーザ光が照射され、反射光をミラー18を通
してCCD素子19に導き、画像信号として読み取り、
これを制御ユニット20に設けられた通信手段を介し
て、相手先に電話回線を通して送信するようになってい
る。
【0021】必要により受信系も設けられている。すな
わち、外部から送信され電話回線を通して受信した信号
は、制御ユニット20により、たとえばロール状にスト
ックされたストックシート21に対して、出力手段2
2、たとえばサーマルヘッドやレーザプリンターにより
記録されるようになっている。記録済のシートは貯留ト
レイ23に貯留される。
【0022】他方、かかるファクシミリ機能のほか、本
発明においては、前記シート1に対して、前記重ね合わ
せ面に情報を書き込む情報書き込み手段30が設けられ
ている。この情報書き込み手段30としては、感熱記
録、感圧記録、インクジェット記録、電子写真記録など
の書き込み手段を用いることができる。この情報書き込
み手段30は、外部から電話回線を通して送信された信
号が、親展情報であるとき、その情報をシート1に対し
て記録するものである。
【0023】したがって、親展情報と非親展情報とを区
別し、親展情報の場合には、情報書き込み手段30に書
き込み指令信号を、非親展情報の場合には、出力手段2
2に出力指令信号を出力するようにするための、外部か
らの受信信号の分別手段を本発明に係る第1形成設備1
0の適宜の部位に設けることが望ましい。
【0024】情報書き込み手段30の下流には、情報の
書き込みがなされたシート1を折り畳む折り畳み手段3
1と、その折り畳みシートに圧力を加えて前記重ね合わ
せ面を接着する接着手段32と、シート1を個別の単位
シート1Aに分離する分離手段33が順に設けられてい
る。
【0025】折り畳み手段31としては、たとえば図3
に示すようにセーラー31Aが用いられる。このセーラ
ー31Aは、ガイド部31aと折り畳み規制部31bと
を有し、連続シート1を搬送する過程で、その供給方向
線に沿って折り畳むものである。この場合、折り畳んだ
とき、重ね余白部1aが形成されるのが望ましい。この
重ね余白部1aには、図5に示すように、宛先や送信元
などの通信情報1bが記録され、確実に宛先に対して親
展ものとして送り届けることができる。
【0026】親展情報記録され、折り畳まれたシート
は、接着手段32により重ね合わせ面相互が圧着され、
前記感圧接着剤により再剥離可能に接着される。接着手
段32は、図1に示すように、圧着ロールなどのほか、
平面プレス方式などの適宜の手段が用いられる。
【0027】シート1が連続シートである場合、個別の
単位シート1Aに分離する分離手段33を設けることが
でき、この分離手段33としては、周囲に切断刃を有す
る回転ロール方式などのほか、図1に示すように、ギロ
チン方式の切断装置を用いることができる。
【0028】かくして、親展情報が記録された単位シー
ト1Aは、その余白部1aに記録された通信情報1bの
宛先に従って送り届けられる。受け取った者は、単位シ
ート1Aの重ね合わせ面を見開き、そこに記録された情
報を読み取る。したがって、確実に親展として情報を伝
達できる。
【0029】本発明においては、シート1を折り畳むよ
うにしてある。このシートは、前記例のように、シート
の供給方向線に沿って折り畳むほか、シートの供給方向
と直交する方向に折り畳むこともできる。たとえば、図
6に示すように、枚葉シート50を第1ガイド51を通
して先端側を第2ガイド52に送り込み、この状態で両
ガイド51,52間に位置させた押出し板53を移動手
段54により押出し、折り畳み個所をニップロール5
5,55によりニップして折るものである。ニップロー
ル55,55は、押出し板53の押出し完了を電気的に
検知して、離間状態から押出し板53の後退を待って圧
着させる動作を行わせることができる。折り畳みは、2
つ折りのほか、3重折り以上の態様を可能である。
【0030】(第2の実施の形態)図2は第2の実施の
形態例を示したもので、第1の実施の形態と異なるの
は、折り畳み手段31により折り畳み、そのシートに圧
力を加えて前記重ね合わせ面を接着手段32により接着
した後、情報書き込み手段30により情報の書き込みを
行うようにした点であり、その他の構成は基本的に同一
である。
【0031】この例は、シート1を折り畳んだ後、情報
記録するものであるために、たとえば感熱記録方式が採
用される。このために、シートとしては、予め重ね合せ
面の少なくとも一方の面に常態では実質的に接着せず、
圧を加えると接着する感圧接着剤層を有し、かつ、重ね
合せ面の前記一方の面または他方の面、もしくは両者の
面のうち、少なくとも一方の面に物理的外力により発色
する発色材料を含有するシートが用いられる。
【0032】また、前記重ね合わせ面に対して前記物理
的外力を与えて前記発色材料を発色させることにより情
報を書き込む情報書き込み手段30としては、サーマル
ヘッドが用いられる。この場合、発色材料を有する面の
裏面に情報書き込み手段30を設けるのが望ましいけれ
ども、既に接着手段32により重ね合わせ面は圧着され
ているので、他方の面に情報書き込み手段30を設けて
もよい。
【0033】(他の実施の形態)他方、図2に示されて
いるように、情報書き込み手段30を、非親展情報を記
録する前述の出力手段22と兼用したものとすることも
できる。この親展情報書き込み手段を非親展情報を記録
する出力手段22と兼用する態様は、配置位置を変更す
ることで第1の実施の形態にも適用することができる。
【0034】また、図示してないが、折り畳み手段31
により折り畳み、次いで、情報書き込み手段30により
情報の書き込み、その後、そのシートに圧力を加えて前
記重ね合わせ面を接着手段32により接着することもで
きる。ただし、この場合には、発色材料を有する面の裏
面に情報書き込み手段30を設けて、熱伝達を図ること
が重要である。
【0035】発色材料としては、感熱色素のほか、感圧
色素でもよい。記録または書き込み方式としては、種々
の方式を用いることができ、たとえば電子写真記録、静
電記録、放電破壊記録、電解記録、感熱記録、感圧記
録、インパクト記録、インクジェット記録、熱転写記録
などを挙げることができる。
【0036】他方、前述の例においては、送信機能も備
えたファクシミリ機能を備えた装置として形成したもの
であるが、送信機能を備えない受信専用のファクシミリ
機能を備えた装置とすることもできる。この場合には、
当然に送信系は不要である。
【0037】また、外部からの受信信号に基づいて親展
情報を書き込むほか、自分のコンピュータに付属させ
て、その出力信号に基づいて、親展情報を記録し、個別
単位シート化する装置として構成することもできる。こ
の場合、コンピュータに付属させるプリンターに、本発
明に従う親展化手段を組み込むことができる。
【0038】他方、装置10の外部に分離手段を設ける
ほか、折り畳み・圧着・情報書き込みを行った連続シー
トのままで設備10から排出したものを、受取人が鋏な
どで切り取って持ち帰るものでもよい。連続シートに対
する分離手段の配置位置は、適宜選択できる。たとえ
ば、連続シートを分離した後に、前記手段に導くもので
もよい。分離手段による分離は、流れ方向に横断して分
離するもののほか、流れ方向に沿って分離するものでも
よい。したがって、その分離手段によって各種のサイズ
のシートを得ることができる。
【0039】さらに、前述の例においては、シート1に
常態では実質的に接着せず、圧を加えると接着する感圧
接着剤層2を形成し、したがって再剥離可能に接着させ
るために、圧を加えて圧着することにより接着してある
が、シート1に感熱接着剤を設けて熱を加えて接着する
態様、シート1に再湿接着剤を設けて水分を与えて接着
させる態様などを採ることができる。
【0040】なお、本発明は、各手段が順に装備されて
いる限り、前述例のように一つの設備内に装備されてい
るほか、各手段または一部の手段が分離してタンデムに
配置され、実質的に連続しているものでもよい。
【0041】(用いる材料について)シートとしては、
アート紙、コート紙、軽量コート紙等のいわゆる塗工紙
を用い、塗工面上に接着剤層を設けたシートでもよい。
さらに、合成紙やプラスチックフィルムであってもよ
い。
【0042】本発明において、感圧接着剤の基剤として
は、ラテックス、具体的には天然ゴム系、合成ゴム系ま
たは合成樹脂系等の従来通常の感圧接着剤に使用されて
いるものの中から任意に選択して用いることができる
が、特に、天然ゴムを無硫黄加硫し、メタアクリル酸メ
チルと混合した天然ゴムラテックス、天然ゴムにメタア
クリル酸メチルをグラフト重合させて得られた天然ゴム
ラテックス、アクリル変性ゴムラテックス、ゴムラテッ
クスと保護コロイド系アクリル共重合エマルジョンとの
混合物が耐ブロッキング性、耐経時劣化性、インク着肉
性等の点で好適である。
【0043】本発明における感圧接着層およびまたは後
述の上層(この上層も本発明の感圧接着層として機能す
る)中には、感圧接着層の接着力を抑制し、あるいは表
面に凹凸を形成するための微細粒子を含有させる。この
微細粒子としては、定形微細粒子およびまたは不定形な
微細粒子を使用できる。前者の定形微細粒子としては、
従来一般的に用いられている微細粒子の全てを用いるこ
とができる。具体的には、一次または二次凝集体を形成
しているカルサイト系沈降性炭酸カルシウム、一次また
は二次凝集体を形成しているアラゴナイト系沈降性炭酸
カルシウム、スチレンビーズ、穀物澱粉、変性澱粉、合
成微粒子シリカ、通常のカルシウムや、亜鉛、マグネシ
ウム、アルミニウムもしくはチタン等の金属の酸化物、
水酸化物、炭酸塩もしくは珪酸塩、またはこれらの混合
物などが挙げられる。ポーラスな二次凝集体からなるホ
ワイトカーボンも用いることができる。
【0044】後者の不定形な微細粒子としては、パルプ
セルロースパウダーのような天然繊維や、他の動・植物
繊維、または化学繊維をフィブリル化した粒子を用いる
ことができる。パルプセルロースパウダーを使用する場
合、これ自体の顕微鏡による観察では20〜100μm
の不定形な凹凸を示し、基材の表面粗さを調整して塗工
後の表面粗さが0.4〜25μm 程度の凹凸をランダム
に形成することで得られる。かかる不定形な微細粒子を
感圧接着層中に含有させたプリント用シートにおいて
は、その表面にフィブリル化された微細な繊維状の突起
を含み、たとえば感圧接着層表面にまたは表面層の表面
に不定形な編み目構造を呈する。
【0045】この種の微細粒子は、感圧接着層剤に対し
て10%以上、好適には20〜100%含有されるのが
望ましい。
【0046】感圧接着剤の塗工に際しては、感圧接着剤
の基剤を溶剤に溶解するとともに、定形微細粒子および
または不定形な微細粒子を混合攪拌し、塗工機や印刷機
により基材に塗工する。この塗工方法としては、エアー
ナイフコーター、ブレードコーター、カーテンコータ
ー、バーコーター、フレキソ印刷、スクリーン印刷等の
塗工・印刷方式による塗工が好適である。
【0047】また、シートにおいて、シート基材に感圧
接着層を設けるほか、1層以上の表面層を設けることが
できる。この表面層としては、2層以上設けることもで
きる。表面層は、疑似接着性のシートとしての機能をよ
り高める機能剤の1種または複数種をもって形成する層
である。
【0048】この機能剤としては、多くのものを挙げる
ことができる。たとえば、代表的には、前記の不定形な
微細粒子、酸化防止剤、紫外線吸収防止剤、粘着付与
剤、滑剤、顔料、アンチスリップ剤、緩衝剤、帯電防止
剤、界面活性剤、増粘剤、消泡剤、離型剤、耐ブロッキ
ング防止剤、プリンタートナー定着剤等がある。
【0049】感圧接着層の塗工が終了した段階または表
面層を設ける場合にはその塗工が終了した段階で、その
表面を約1〜10kg/cm2で加圧し、表面の過度の突出を
平坦にし、好適には30〜5μm の表面粗さに調整する
のが好ましい。
【0050】本発明におけるシートの接着力としては、
用途に応じて感圧接着剤の基剤の種類、微細粒子の種
類、添加剤の種類、あるいはこれらの配合割合を選択す
ることで調整できるが、好適には、市販のシーラーで圧
着した際に、25mm幅での剥離強度が25g以上が好ま
しい。
【0051】各表面層の各層の厚みは2ミクロン以下が
望ましく、数層設ける場合には、総厚で5ミクロン以下
が望ましく、それ以上になると接着強度が著しく落ちる
場合があり、この場合は基材の表面粗さを増したり、よ
り強い接着力を有する感圧接着層を設けたりする必要が
ある。
【0052】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、情報伝
達機器を利用しながら、親展性を示すシートを出力させ
ることができるなどの利点がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示す概要図である。
【図2】第2の実施の形態を示す概要図である。
【図3】折り畳み手段例の斜視図である。
【図4】折り畳み状態の層構成を示す断面図である。
【図5】個別単位シート例の斜視図である。
【図6】態様を異にする折り畳み手段例を示したもの
で、(A)は第1段階、(B)は第2段階を示す。
【符号の説明】
1…シート、1A…個別単位シート、1a…重ね余白
部、1b…通信情報、2…感圧接着剤層、10…情報伝
達用シートの形成設備、19…CCD素子、20…制御
ユニット、21…ストックシート、22…出力手段、3
0…情報書き込み手段、31…折り畳み手段、32…接
着手段、33…分離手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B65H 45/08 B65H 45/08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め重ね合せ面の少なくとも一方の面に接
    着剤層を有するシートの、前記重ね合わせ面に親展また
    は非親展情報を書き込む情報書き込み手段と、 情報の書き込みがなされた前記シートを折り畳む折り畳
    み手段と、 その折り畳みシートの前記重ね合わせ面を再剥離可能に
    接着する接着手段と、 が順に装備されたことを特徴とする情報伝達用シートの
    形成設備。
  2. 【請求項2】予め重ね合せ面の少なくとも一方の面に接
    着剤層を有するシートを折り畳む折り畳み手段と、 前記重ね合わせ面に親展または非親展情報を書き込む情
    報書き込み手段と、 その折り畳みシートの前記重ね合わせ面を再剥離可能に
    接着する接着手段と、 が順に装備されたことを特徴とする情報伝達用シートの
    形成設備。
  3. 【請求項3】前記情報の書き込みは、感熱記録、感圧記
    録、インクジェット記録および電子写真記録の方式群か
    ら選択された請求項1または2記載の情報伝達用シート
    の形成設備。
  4. 【請求項4】予め重ね合せ面の少なくとも一方の面に接
    着剤層を有し、かつ、重ね合せ面の少なくとも一方の面
    に物理的外力により発色する発色材料を含有するシート
    を折り畳む折り畳み手段と、 その折り畳みシートの前記重ね合わせ面を再剥離可能に
    接着する接着手段と、 重ね合わせ面に対して前記物理的外力を与えて前記発色
    材料を発色させることにより親展または非親展情報を書
    き込む情報書き込み手段と、 が順に装備されたことを特徴とする情報伝達用シートの
    形成設備。
  5. 【請求項5】前記シートは連続シートであって、これを
    枚葉シートに分離して下流の工程に導く、あるいは連続
    シートのまま導かれたものを接着する前記接着手段の下
    流側に、連続シートを個別単位シートに分離する分離手
    段を有する請求項1〜4のいずれか1項記載の情報伝達
    用シートの形成設備。
  6. 【請求項6】前記折り畳み手段は、折り畳んだとき、重
    ね合わせ余白部を有し、この余白部に、非親展情報およ
    び情報伝達の宛先のうち少なくとも一方が前記情報書き
    込み手段により書き込まれるように構成された請求項1
    〜5のいずれか1項記載の情報伝達用シートの形成設
    備。
  7. 【請求項7】前記シートは、予め重ね合せ面の少なくと
    も一方の面に常態では実質的に接着せず、圧を加えると
    接着する感圧接着剤層を有し、前記接着手段は、折り畳
    みシートに前記圧を加えて圧着することにより接着する
    ものである請求項1〜6のいずれか1項記載の情報伝達
    用シートの形成設備。
  8. 【請求項8】前記各手段は、順に一つの設備として装備
    されたものである情報伝達用シートの形成設備。
JP9207943A 1997-08-01 1997-08-01 情報伝達用シートの形成設備 Pending JPH1155452A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9207943A JPH1155452A (ja) 1997-08-01 1997-08-01 情報伝達用シートの形成設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9207943A JPH1155452A (ja) 1997-08-01 1997-08-01 情報伝達用シートの形成設備

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1155452A true JPH1155452A (ja) 1999-02-26

Family

ID=16548114

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9207943A Pending JPH1155452A (ja) 1997-08-01 1997-08-01 情報伝達用シートの形成設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1155452A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012030911A (ja) * 2010-07-29 2012-02-16 Toyo Seikan Kaisha Ltd フィルム状部材の折り曲げ加工装置及び折り曲げ加工方法
CN103130019A (zh) * 2011-11-29 2013-06-05 株式会社东芝 片材处理装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012030911A (ja) * 2010-07-29 2012-02-16 Toyo Seikan Kaisha Ltd フィルム状部材の折り曲げ加工装置及び折り曲げ加工方法
CN103130019A (zh) * 2011-11-29 2013-06-05 株式会社东芝 片材处理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7579076B2 (en) Unit-piece printing sheet and process for producing the same
US20010014378A1 (en) Laminated card assembly
JPH1155452A (ja) 情報伝達用シートの形成設備
JP2001277414A (ja) 圧着記録用紙
JP5830995B2 (ja) 圧着シートの製造方法
JP4721750B2 (ja) 圧着シート用連続帳票を製造するための原紙
JP2005316463A5 (ja)
JP3055984B2 (ja) 密書面用熱接着性積層紙
JP2007092247A (ja) 圧着記録用紙
JPH1159030A (ja) 重ね合わせ用シートの作成方法
JPH09193571A (ja) 再剥離性感圧接着シート
JP2000190667A (ja) 情報記録用紙
JP3738972B2 (ja) 圧着シート用連続帳票に情報をプリントするプリント方法、圧着シート用連続帳票、同連続帳票製造用の原紙、同原紙製造用の接着剤組成物
JP3497753B2 (ja) 擬似接着用紙
JP3385185B2 (ja) 疑似接着シート
WO2002072342A1 (fr) Feuille stratifiee et feuille de preparation de carte
JP4332303B2 (ja) 圧着記録用紙
JPH1178310A (ja) カード状情報担体固定用粘着テープ及び印刷用シート
JPH10324079A (ja) プリント用シート
JPH1159014A (ja) 重ね合わせ冊子
JP2004232140A (ja) 再剥離性圧着記録用紙
JP4593121B2 (ja) 擬似接着用紙
JP2003105694A (ja) 静電印刷用隠蔽情報担持用シート
JP3258035B2 (ja) 重ね合わせ用シートの作成方法
JP2600398Y2 (ja) 重ね合わせ用シート

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040730

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040730

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050902

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060106