JPH1154787A - 光結合型半導体リレー - Google Patents

光結合型半導体リレー

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JPH1154787A
JPH1154787A JP20426897A JP20426897A JPH1154787A JP H1154787 A JPH1154787 A JP H1154787A JP 20426897 A JP20426897 A JP 20426897A JP 20426897 A JP20426897 A JP 20426897A JP H1154787 A JPH1154787 A JP H1154787A
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JP
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terminal frame
ldmosfet
ldmosfets
capacitance
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Application number
JP20426897A
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English (en)
Inventor
Masamichi Takano
仁路 高野
Masahiko Suzumura
正彦 鈴村
Yuji Suzuki
裕二 鈴木
Yoshiki Hayazaki
嘉城 早崎
Yoshifumi Shirai
良史 白井
Takashi Kishida
貴司 岸田
Takeshi Yoshida
岳司 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リレーオフ時の出力端子間容量の増加を引き
起こすことのない光結合型半導体リレーを提供する。 【解決手段】 太陽電池1及びLDMOSFET2,3
がGND端子フレーム4上に配設されている。このと
き、LDMOSFET2,3は、絶縁ペースト5を介し
てGND端子フレーム4上に配設されている。そして、
太陽電池1のアノード1a,1bとLDMOSFET
2,3のゲート電極2a,3aとがそれぞれボンディン
グワイヤ6により電気的に接続され、太陽電池1のカソ
ード1c及びLDMOSFET2b,3bがボンディン
グワイヤ6によりGND端子フレーム4に電気的に接続
され、LDMOSFET2,3のドレイン電極2c,3
cが出力端子フレーム7a,7bに電気的に接続されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光素子と受光素
子とを光結合し、受光素子の出力によってMOSFET
にスイッチング動作を行わせる光結合型半導体リレーに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10に示すように、従来の縦型MOS
FETを出力用MOSFETとして用いたフォトモスリ
レーは、受光素子である太陽電池1がGND端子フレー
ム4上に配設され、このGND端子フレーム4の両側に
並設された出力端子フレーム7a,7b上に縦型MOS
FET16,17が配設されている。
【0003】また、図11に示すように、GND端子フ
レーム4に対向して配置された入力端子フレーム19上
には発光素子である発光ダイオード18が配設され、太
陽電池1のアノード1a,1bと縦型MOSFET1
6,17のゲート電極16a,17aとは、それぞれボ
ンディングワイヤ6により電気的に接続され、太陽電池
1のカソード1c及び縦型MOSFET16,17のソ
ース電極16b,17bは、ボンディングワイヤ6によ
りGND端子フレーム4に電気的に接続されている。
【0004】そして、全体を不透明な樹脂パッケージ2
0でモールドして1パッケージ化し、太陽電池1と発光
ダイオード18との間を透明なシリコン樹脂21からな
る導光路により光結合し、発光ダイオード18からの光
を受光素子である太陽電池1で受光できるようになって
いる。
【0005】このように構成されたフォトモスリレー
は、発光ダイオード18を外部駆動信号で発光させ、そ
の発光ダイオード18からの光を受光した太陽電池1は
電圧を発生し、この電圧が一定レベルに達すると出力用
の縦型MOSFET16,17がスイッチングし、フォ
トモスリレーがオン、またはオフする。
【0006】ところで、このようなフォトモスリレーに
おいて、リレーの出力端子間容量は、リレーオフ時の絶
縁特性に関わる重要な特性である。出力端子間容量は、
出力用MOSFETの特性によって決まり、出力端子間
容量が小さいほど、リレーの高周波絶縁性は大きくな
る。
【0007】近年、リレーオフ時の出力容量低減化を目
的として、出力用MOSFETとして縦型MOSFET
16,17の代わりに、SOI(Silicon on Insulat
or)構造を有する横型2重拡散MOS電解効果トランジ
スタ、いわゆるLDMOSFET(Lateral Double D
iffused MOSFET)が用いられている。
【0008】これは、MOSFETの出力容量は、ドレ
イン・ソース関容量Cds、ゲート・ドレイン間容量Cgd
の和で表され、SOI構造を有するLDMOSFETは
縦型MOSFETに比べ、ドレイン・ソース間容量Cds
を大幅に小さくできるからである。
【0009】図12に示すように、SOI構造を有する
LDMOSFET2,3を出力用MOSFETとして用
いたフォトモスリレーは、出力用MOSFETとして縦
型MOSFET16,17を用いた場合と同様、受光素
子である太陽電池1がGND端子フレーム4上に配設さ
れ、このGND端子フレーム4の両側に並設された出力
端子フレーム7a,7b上にLDMOSFET2,3が
配設されている。そして、太陽電池1のアノード1a,
1bとLDMOSFET2,3のゲート電極3a,4a
とは、それぞれボンディングワイヤ6により電気的に接
続され、太陽電池1のカソード1c及びLDMOSFE
T2,3のソース電極3b,4bは、ボンディングワイ
ヤ6によりGND端子フレーム4に電気的に接続され、
LDMOSFET2,3のドレイン電極3c,4cは出
力端子フレーム7a,7bにボンディングワイヤ6によ
り電気的に接続されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、SOI構造
を有するLDMOSFET2,3を出力用MOSFET
として用いた場合においては、出力用MOSFETが出
力端子フレーム7a,7b上に配設されていると、リレ
ーオフ時の出力端子間容量の増加を引き起こしてしまう
という問題が発生する。
【0011】つまり、LDMOSFET2,3におい
て、リレーオフ時の出力端子間容量は、通常、ドレイン
・ソース間容量Cdsとゲート・ドレイン間容量Cgdの和
であるが、図12に示すような実装状態において出力端
子フレーム7a,7bの電位が上がった場合には、図1
3に示すように、LDMOSFET2,3の支持基板8
aがドレインの電位まで上昇するので、埋込酸化膜8b
を介してゲート・支持基板間容量Cgsubとソース・支持
基板間容量Cssubが発生する。
【0012】その結果、図14に示すように、通常のド
レイン・ソース間容量Cds,ゲート・ドレイン間容量C
gdに加え、ゲート・支持基板間容量Cgsub,ソース・支
持基板間容量Cssubが並列に重畳されるため、出力端子
間容量の増加を引き起こしてしまうことになる。
【0013】本発明は、上記の点に鑑みて成されたもの
であり、その目的とするところは、リレーオフ時の出力
端子間容量の増加を引き起こすことのない光結合型半導
体リレーを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
入力側の信号に応答して発光する発光素子と、該発光素
子からの光信号を受けて光起電力を発生する受光素子
と、該受光素子の光起電力に呼応してオン/オフする出
力開閉素子とから成る光結合型半導体リレーにおいて、
前記出力開閉素子としてSOI構造を有するLDMOS
FETを用い、前記受光素子をGND端子フレーム上に
配設し、前記LDMOSFETを前記GND端子フレー
ム上か、出力端子フレーム上のいずれか一方に、絶縁性
部材を介して配設し、前記受光素子のアノードと前記L
DMOSFETのゲート電極とをボンディングワイヤに
より電気的に接続し、前記受光素子のカソード及び前記
LDMOSFETのソース電極をGND端子フレームに
ボンディングワイヤにより電気的に接続し、前記LDM
OSFETのドレイン電極を前記出力端子フレームにボ
ンディングワイヤにより電気的に接続するようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載の光
結合型半導体リレーにおいて、前記絶縁性部材として、
絶縁ペーストを用いたことを特徴とするものである。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項2記載の光
結合型半導体リレーにおいて、前記GND端子フレーム
または前記出力端子フレームの前記LDMOSFETが
配設される個所に、溝部を設けたことを特徴とするもの
である。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項2または請
求項3記載の光結合型半導体リレーにおいて、前記GN
D端子フレームまたは前記出力端子フレームの前記LD
MOSFETが配設される個所に、突起部を形成し、該
突起部上に前記LDMOSFETを配設するようにした
ことを特徴とするものである。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項2または請
求項3記載の光結合型半導体リレーにおいて、前記GN
D端子フレームまたは前記出力端子フレームの前記LD
MOSFETが配設される個所に、絶縁性の支持部を配
設し、該支持部上に前記LDMOSFETを配設するよ
うにしたことを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面に基づき説明する。
【0020】=実施形態1= 図1は、本発明の一実施形態に係るSOI構造を有する
LDMOSFET2,3を出力用MOSFETとして用
いたフォトモスリレーの実装状態を示す略平面図であ
り、図2は、本実施形態に係るSOI構造を有するLD
MOSFET2,3を出力用MOSFETとして用いた
フォトモスリレーの実装状態を示す略断面図であり、図
3は、本実施形態に係るフォトモスリレーのLDMOS
FET2,3の出力端子間容量の等価回路図である。本
実施形態に係るフォトモスリレーは、受光素子である太
陽電池1及び出力開閉素子であるSOI(Silicon On
Insulator)構造を有するLDMOSFET2,3が
GND端子フレーム4上に配設されている。このとき、
LDMOSFET2,3は、絶縁性部材としての絶縁ペ
ースト5を介してGND端子フレーム4上に配設されて
いる。
【0021】そして、太陽電池1のアノード1a,1b
とLDMOSFET2,3のゲート電極2a,3aとが
それぞれボンディングワイヤ6により電気的に接続さ
れ、太陽電池1のカソード1c及びLDMOSFET2
b,3bがボンディングワイヤ6によりGND端子フレ
ーム4に電気的に接続され、LDMOSFET2,3の
ドレイン電極2c,3cが出力端子フレーム7a,7b
に電気的に接続されている。
【0022】本実施形態に用いたLDMOSFET2
(3)は、図2に示すように、支持基板8aと、支持基
板8a上に埋込酸化膜8bを介して形成されたSOI層
8cとから成るSOI基板のSOI層8c内に、互いに
離間し、かつ、表面に露出するように、p型ウェル領域
9及びn+型ドレイン領域10が形成され、p型ウェル
領域9に内包され、かつ、SOI層8cの表面に露出す
るようにn+型ソース領域11が形成されている。
【0023】また、n+型ドレイン領域10とn+型ソ
ース領域11との間に介在するp型ウェル領域9上に薄
い膜厚のゲート酸化膜(図示せず)を介してポリシリコ
ン等の絶縁ゲート12が形成され、p型ウェル領域9及
びn+型ソース領域11と電気的に接続されるようにア
ルミニウム(Al)等から成るソース電極2b(3b)
が形成され、n+型ドレイン領域10と電気的に接続さ
れるようにアルミニウム(Al)等から成るドレイン電
極2c(3c)が形成され、絶縁ゲート12と電気的に
接続されるようにアルミニウム等から成るゲート電極
(図示せず)が形成されている。
【0024】そして、LDMOSFET2,3は、GN
D端子フレーム2上に絶縁ペースト5を介して配設さ
れ、ソース電極2b,3bはボンディングワイヤ6によ
りGND端子フレーム4に電気的に接続されている。
【0025】本実施形態においては、LDMOSFET
2,3がGND端子フレーム4上に絶縁ペースト5を介
して配設されているので、ドレイン電極2c,3cとG
ND端子フレーム4との間にはドレイン・支持基板間容
量Cdsub,絶縁ペースト容量C1といった2つの容量成
分がある。
【0026】ここで、本実施形態に用いた絶縁ペースト
5の厚みは約20μm,比誘電率は約4であり、また、
LDMOSFET2,3のチップサイズが0.8mmで
あるため、絶縁ペースト容量C1は約1pFになる。ま
た、LDMOSFET2,3のドレイン・支持基板間容
量Cdsubは、ドレイン面積や埋込酸化膜8bの厚みとい
った素子の構造に依存する値であるが、本実施形態では
Cdsub=1pFの場合を考える。
【0027】従って、本実施形態においては、図3に示
すように、絶縁ペースト容量C1はドレイン・支持基板
間容量Cdsubと直列に接続されているので、C1とCds
ubの直列の合成容量は0.5pFとなり、絶縁ペースト
5がない場合と比べると、ドレイン電極2c,3cとG
ND端子フレーム4との間の容量は約50%削減され、
出力端子間容量は小さくなる。
【0028】なお、本実施形態に用いた絶縁ペーストの
厚み,比誘電率やLDMOSFET2,3のチップサイ
ズは一例であって、これに限定されるものではない。
【0029】=実施形態2= 図4は、本発明の一実施形態に係るSOI構造を有する
LDMOSFET2,3を出力用MOSFETとして用
いたフォトモスリレーの実装状態を示す略平面図であ
り、図5は、本実施形態に係るSOI構造を有するLD
MOSFET2,3を出力用MOSFETとして用いた
フォトモスリレーの実装状態を示す略断面図であり、図
6は、本実施形態に係るフォトモスリレーのLDMOS
FET2,3の出力端子間容量の等価回路図である。本
実施形態に係るフォトモスリレーは、受光素子である太
陽電池1がGND端子フレーム4上に配設され、出力開
閉素子であるSOI構造を有するLDMOSFET2,
3が絶縁ペースト5を介して出力端子フレーム7a,7
b上にそれぞれ配設されている。
【0030】そして、太陽電池1のアノード1a,1b
とLDMOSFET2a,2bのゲート電極2a,2b
とがそれぞれボンディングワイヤ6により電気的に接続
され、太陽電池1のカソード1c及びLDMOSFET
2,3のソース電極2b,3bがGND端子フレーム4
とボンディングワイヤ6により電気的に接続され、LD
MOSFET2,3のドレイン電極2c,3cがボンデ
ィングワイヤ6によりそれぞれ出力端子フレーム7a,
7bに電気的に接続されている。
【0031】なお、本実施形態におけるLDMOSFE
T2,3の概略構成は、実施形態1として図2で説明し
たLDMOSFET2,3の概略構成と同様であるの
で、ここでは説明を省略する。
【0032】本実施形態においては、LDMOSFET
2,3が出力端子フレーム7a,7bとゲート電極2
a,3a及びソース電極2b,3bとの間には、ゲート
・支持基板間容量Cgsub,ソース・支持基板間容量Css
ub,絶縁ペースト容量C1といった3つの容量成分があ
り、CgsubとCssubとが並列に存在し、C1が直列の容
量成分として存在する。
【0033】ここで、絶縁ペースト容量C1の値は、実
施形態1と同様に1pFで、CgsubとCssubの並列接続
の合成容量が6pFの場合を考えると、絶縁ペースト容
量C1は、CgsubとCssubの並列接続回路と直列に接続
されており、その合成容量は、0.85pFとなり、絶
縁ペースト5がない場合と比べると、出力端子フレーム
7a,7bとゲート電極2a,3a及びソース電極2
b,3bとの間の容量は約86%削減され、出力端子間
容量は小さくなる。
【0034】なお、C1,Cgsub,Cssubの容量の値は
一例であって、これに限定されるものではない。
【0035】=実施形態3= 図7は、本発明の他の実施形態に係るSOI構造を有す
るLDMOSFET2,3を出力用MOSFETとして
用いたフォトモスリレーの実装状態を示す略断面図であ
る。本実施形態に係るフォトモスリレーは、実施形態
1,2において、GND端子フレーム4,出力端子フレ
ーム7a,7bのLDMOSFET2,3を配設する個
所に、溝部13を設け、溝部13上に絶縁ペースト5を
介してLDMOSFET2,3を配設した構成である。
【0036】実施形態1,2のように、GND端子フレ
ーム4や出力端子フレーム7a,7b上に絶縁ペースト
5を塗布して、その上にLDMOSFET2,3を配設
する場合、LDMOSFET2,3を載せる際の圧力に
より、絶縁ペースト5が潰されて厚みが20μm程度に
なってしまい、絶縁ペースト5の厚みを厚くすることが
できなかったが、本実施形態においては、溝部13を設
けて、溝部13上に絶縁ペースト5を介してLDMOS
FET2,3を配設するようにしたので、絶縁ペースト
5の厚みを増すことができ、これにより出力端子間容量
を小さくすることができる。
【0037】=実施形態4= 図8は、本発明の他の実施形態に係るSOI構造を有す
るLDMOSFET2,3を出力用MOSFETとして
用いたフォトモスリレーの実装状態を示す概略構成図で
あり、(a)は略断面図であり、(b)は略平面図であ
る。本実施形態に係るフォトモスリレーは、実施形態
1,2に示すLDMOSFET2,3において、GND
端子フレーム4,出力端子フレーム7a,7bのLDM
OSFET2,3を配設する個所に、突起部14を設
け、突起部14上にLDMOSFET2,3を配設した
際にLDMOSFET2,3の下部に絶縁ペースト5を
設けた構成である。
【0038】従って、本実施形態においては、突起部1
4が形成されているので、実装時にLDMOSFET
2,3が載った際にもチップ重みで絶縁ペースト5が潰
れることがなく、絶縁ペースト5の厚みを厚くすること
ができる。また、LDMOSFET2,3に直接接触す
る突起部14の先端部分の面積は非常に小さいので、殆
ど容量成分に寄与しない。これにより、結果的に出力端
子間容量を小さくすることができる。
【0039】なお、本実施形態においては、LDMOS
FET2,3の支持基板8aの四隅を突起部14により
支持するようにしたが、これに限定される必要はなく、
接触部分の面積が小さな突起部により支持基板8aを支
持できればよい。
【0040】=実施形態5= 図9は、本発明の他の実施形態に係るSOI構造を有す
るLDMOSFET2,3を出力用MOSFETとして
用いたフォトモスリレーの実装状態を示す概略構成図で
あり、(a)は略断面図であり、(b)は略平面図であ
る。本実施形態に係るフォトモスリレーは、実施形態4
に示すフォトモスリレーにおいて、突起部14の代わり
に絶縁性の支持部15によりLDMOSFET2,3を
支持した構成である。
【0041】従って、本実施形態においては、支持部1
5上にLDMOSFET2,3を配設するようにしてい
るので、LDMOSFET2,3のチップ重みで絶縁ペ
ースト5が潰れることがなく、絶縁ペースト5の厚みを
厚くすることができ、結果的に出力端子間容量を小さく
することができる。また、本実施形態においては、絶縁
性の支持部15によりLDMOSFET2,3を支持す
るようにしているので、LDMOSFET2,3の支持
部15との接触個所に絶縁性膜を形成しておく必要がな
い。
【0042】なお、本実施形態においては、LDMOS
FET2,3の支持基板8aの四隅を支持部15により
支持するようにしたが、これに限定される必要はなく、
LDMOSFET2,3を支持できるような構成であれ
ばよい。
【0043】また、上述の実施形態1〜5においては、
LDMOSFET2,3として図13に示すようなn型
MOSFETを用いたが、これに限定される必要はな
く、p型MOSFETを用いても良い。
【0044】また、上述の実施形態1〜5においては、
出力開閉素子としてSOI構造を有するLDMOSFE
T2,3を用いたが、これに限定される必要はなく、S
OI構造を有するJFET,IGBT,UMOSFE
T,バイポーラトランジスタでも良く、また、エピ基板
上に形成されたLDMOSFET,JFET,IGB
T,UMOSFETでも良く、また、バルク基板上に形
成されたLDMOSFET,JFET,IGBT,UM
OSFETでも良い。
【0045】また、上述の実施形態1〜5においては、
絶縁性部材として絶縁ペースト5を用いたが、これに限
定される必要はなく、絶縁性のシートや絶縁性の台座等
を用いても良い。ただし、絶縁ペーストを用いた場合に
は、別途LDMOSFETの接着工程を行う必要がな
く、工程数を減らすことができるとともに、コストを削
減することができる。
【0046】更に、本実施形態においては、受光素子と
して太陽電池1を用いるようにしたが、これに限定され
る必要はなく、フォトダイオードを用いるようにしても
良い。
【0047】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、入力側の信号に
応答して発光する発光素子と、発光素子からの光信号を
受けて光起電力を発生する受光素子と、受光素子の光起
電力に呼応してオン/オフする出力開閉素子とから成る
光結合型半導体リレーにおいて、出力開閉素子としてS
OI構造を有するLDMOSFETを用い、受光素子を
GND端子フレーム上に配設し、LDMOSFETをG
ND端子フレーム上か、出力端子フレーム上のいずれか
一方に、絶縁性部材を介して配設し、受光素子のアノー
ドとLDMOSFETのゲート電極とをボンディングワ
イヤにより電気的に接続し、受光素子のカソード及びL
DMOSFETのソース電極をGND端子フレームにボ
ンディングワイヤにより電気的に接続し、LDMOSF
ETのドレイン電極を出力端子フレームにボンディング
ワイヤにより電気的に接続するようにしたので、支持基
板に起因する寄生容量成分が発生せず、リレーオフ時の
出力端子間容量の増加を引き起こすことのない光結合型
半導体リレーを提供することができた。
【0048】請求項2記載の発明は、請求項1記載の光
結合型半導体リレーにおいて、絶縁性部材として、絶縁
ペーストを用いたので、別途LDMOSFETの接着工
程を行う必要がなく、工程数を減らすことができるとと
もに、コストを削減することができる。
【0049】請求項3記載の発明は、請求項2記載の光
結合型半導体リレーにおいて、GND端子フレームまた
は出力端子フレームのLDMOSFETが配設される個
所に、溝部を設けたので、絶縁ペーストの厚みを増すこ
とができ、これにより出力端子間容量を小さくすること
ができる。
【0050】請求項4記載の発明は、請求項2または請
求項3記載の光結合型半導体リレーにおいて、GND端
子フレームまたは出力端子フレームのLDMOSFET
が配設される個所に、突起部を形成し、突起部上にLD
MOSFETを配設するようにしたので、実装時にLD
MOSFETが載った際にもチップ重みで絶縁ペースト
が潰れることがなく、絶縁ペーストの厚みを厚くするこ
とができる。
【0051】請求項5記載の発明は、請求項2または請
求項3記載の光結合型半導体リレーにおいて、GND端
子フレームまたは出力端子フレームのLDMOSFET
が配設される個所に、絶縁性の支持部を配設し、該支持
部上に前記LDMOSFETを配設するようにしたの
で、実装時にLDMOSFETが載った際にもチップ重
みで絶縁ペーストが潰れることがなく、絶縁ペーストの
厚みを厚くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るSOI構造を有する
LDMOSFETを出力用MOSFETとして用いたフ
ォトモスリレーの実装状態を示す略平面図である。
【図2】本実施形態に係るSOI構造を有するLDMO
SFETを出力用MOSFETとして用いたフォトモス
リレーの実装状態を示す略断面図である。
【図3】本実施形態に係るフォトモスリレーのLDMO
SFETの出力端子間容量の等価回路図である。
【図4】本発明の他の実施形態に係るSOI構造を有す
るLDMOSFETを出力用MOSFETとして用いた
フォトモスリレーの実装状態を示す略平面図である。
【図5】本実施形態に係るSOI構造を有するLDMO
SFETを出力用MOSFETとして用いたフォトモス
リレーの実装状態を示す略断面図である。
【図6】本実施形態に係るフォトモスリレーのLDMO
SFETの出力端子間容量の等価回路図である。
【図7】本発明の他の実施形態に係るSOI構造を有す
るLDMOSFETを出力用MOSFETとして用いた
フォトモスリレーの実装状態を示す略断面図である。
【図8】本発明の他の実施形態に係るSOI構造を有す
るLDMOSFETを出力用MOSFETとして用いた
フォトモスリレーの実装状態を示す概略構成図であり、
(a)は略断面図であり、(b)は略平面図である。
【図9】本発明の他の実施形態に係るSOI構造を有す
るLDMOSFETを出力用MOSFETとして用いた
フォトモスリレーの実装状態を示す概略構成図であり、
(a)は略断面図であり、(b)は略平面図である。
【図10】従来例に係る縦型MOSFETを出力用MO
SFETとして用いたフォトモスリレーの実装状態を示
す略平面図である。
【図11】従来例に係るフォトモスリレーの概略構成図
である。
【図12】従来例に係るSOI構造を有するLDMOS
FETを出力用MOSFETとして用いたフォトモスリ
レーの実装状態を示す略平面図である。
【図13】従来例に係るSOI構造を有するLDMOS
FETを出力用MOSFETとして用いたフォトモスリ
レーの実装状態を示す略断面図である。
【図14】従来例に係るフォトモスリレーのLDMOS
FETの出力端子間容量の等価回路図である。
【符号の説明】
1 太陽電池 1a,1b アノード 1c カソード 2,3 LDMOSFET 2a,3a ゲート電極 2b,3b ソース電極 2c,3c ドレイン電極 4 GND端子フレーム 5 絶縁ペースト 6 ボンディングワイヤ 7a,7b 出力端子フレーム 8a 支持基板 8b 埋込酸化膜 8c SOI層 9 p型ウェル領域 10 n+型ドレイン領域 11 n+型ソース領域 12 絶縁ゲート 13 溝部 14 突起部 15 支持部 16,17 縦型MOSFET 16a,17a ゲート電極 16b ,17b ソース電極 18 発光ダイオード 19 入力端子フレーム 20 樹脂パッケージ 21 シリコン樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早崎 嘉城 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 白井 良史 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 岸田 貴司 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 吉田 岳司 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力側の信号に応答して発光する発光素
    子と、該発光素子からの光信号を受けて光起電力を発生
    する受光素子と、該受光素子の光起電力に呼応してオン
    /オフする出力開閉素子とから成る光結合型半導体リレ
    ーにおいて、前記出力開閉素子としてSOI構造を有す
    るLDMOSFETを用い、前記受光素子をGND端子
    フレーム上に配設し、前記LDMOSFETを前記GN
    D端子フレーム上か、出力端子フレーム上のいずれか一
    方に、絶縁性部材を介して配設し、前記受光素子のアノ
    ードと前記LDMOSFETのゲート電極とをボンディ
    ングワイヤにより電気的に接続し、前記受光素子のカソ
    ード及び前記LDMOSFETのソース電極をGND端
    子フレームにボンディングワイヤにより電気的に接続
    し、前記LDMOSFETのドレイン電極を前記出力端
    子フレームにボンディングワイヤにより電気的に接続す
    るようにしたことを特徴とする光結合型半導体リレー。
  2. 【請求項2】 前記絶縁性部材として、絶縁ペーストを
    用いたことを特徴とする請求項1記載の光結合型半導体
    リレー。
  3. 【請求項3】 前記GND端子フレームまたは前記出力
    端子フレームの前記LDMOSFETが配設される個所
    に、溝部を設けたことを特徴とする請求項2記載の光結
    合型半導体リレー。
  4. 【請求項4】 前記GND端子フレームまたは前記出力
    端子フレームの前記LDMOSFETが配設される個所
    に、突起部を形成し、該突起部上に前記LDMOSFE
    Tを配設するようにしたことを特徴とする請求項2また
    は請求項3記載の光結合型半導体リレー。
  5. 【請求項5】 前記GND端子フレームまたは前記出力
    端子フレームの前記LDMOSFETが配設される個所
    に、絶縁性の支持部を配設し、該支持部上に前記LDM
    OSFETを配設するようにしたことを特徴とする請求
    項2または請求項3記載の光結合型半導体リレー。
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