JPH115433A - 車両用空調装置 - Google Patents
車両用空調装置Info
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- JPH115433A JPH115433A JP9160977A JP16097797A JPH115433A JP H115433 A JPH115433 A JP H115433A JP 9160977 A JP9160977 A JP 9160977A JP 16097797 A JP16097797 A JP 16097797A JP H115433 A JPH115433 A JP H115433A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 蒸気圧縮サイクルによる除湿暖房運転を行な
う場合に、蒸発器の冷却(除湿)能力を損なうことな
く、確実に車室内吹出風の湿度を低下させることができ
る車両用空調装置を提供すること。 【解決手段】 コンプレッサ31はエンジンルームに設
けられ、冷媒流路切換手段としての四方弁73にはコン
プレッサ31の吐出側と車室外熱交換器38と第2の車
室内熱交換器33とコンプレッサ31の吸入側が接続さ
れる。車室外熱交換器38は、コンプレッサ31から吐
出される冷媒の熱を外気に放熱する車室外コンデンサに
なっている。第1の車室内熱交換器35と第2の車室内
熱交換器33は、ダクト39内に配置される。
う場合に、蒸発器の冷却(除湿)能力を損なうことな
く、確実に車室内吹出風の湿度を低下させることができ
る車両用空調装置を提供すること。 【解決手段】 コンプレッサ31はエンジンルームに設
けられ、冷媒流路切換手段としての四方弁73にはコン
プレッサ31の吐出側と車室外熱交換器38と第2の車
室内熱交換器33とコンプレッサ31の吸入側が接続さ
れる。車室外熱交換器38は、コンプレッサ31から吐
出される冷媒の熱を外気に放熱する車室外コンデンサに
なっている。第1の車室内熱交換器35と第2の車室内
熱交換器33は、ダクト39内に配置される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用空調装置、よ
り具体的には、コンプレッサの駆動により冷媒を車室外
熱交換器及び車室内熱交換器に循環させる蒸気圧縮サイ
クルを備えた車両用空調装置に関する。
り具体的には、コンプレッサの駆動により冷媒を車室外
熱交換器及び車室内熱交換器に循環させる蒸気圧縮サイ
クルを備えた車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用空調装置としては、電気自
動車のように暖房用熱源がない車両やエンジン冷却水の
熱量が不足してヒータ性能が足りない車両に適用して、
蒸気圧縮サイクルによる暖房運転を行なうようにしたも
のが知られている(例えば、実開昭61−101020
号公報参照)。
動車のように暖房用熱源がない車両やエンジン冷却水の
熱量が不足してヒータ性能が足りない車両に適用して、
蒸気圧縮サイクルによる暖房運転を行なうようにしたも
のが知られている(例えば、実開昭61−101020
号公報参照)。
【0003】この従来技術の空調装置の蒸気圧縮サイク
ルは、コンプレッサ、切替弁、主凝縮器、膨張弁、蒸発
器、暖房用凝縮器で構成され、暖房運転時は、コンプレ
ッサ→切替弁→暖房用凝縮器→膨張弁→蒸発器→コンプ
レッサの順に冷媒が流れる。暖房運転時は主凝縮器に冷
媒を流さないので、外気温の影響を受けることなくコン
プレッサを運転することができ、車室内空調風は、つね
に蒸発器で冷却され、暖房用凝縮器で加熱されて車室内
に吹き出される。
ルは、コンプレッサ、切替弁、主凝縮器、膨張弁、蒸発
器、暖房用凝縮器で構成され、暖房運転時は、コンプレ
ッサ→切替弁→暖房用凝縮器→膨張弁→蒸発器→コンプ
レッサの順に冷媒が流れる。暖房運転時は主凝縮器に冷
媒を流さないので、外気温の影響を受けることなくコン
プレッサを運転することができ、車室内空調風は、つね
に蒸発器で冷却され、暖房用凝縮器で加熱されて車室内
に吹き出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の水冷式エンジン
車では、コンプレッサを運転することなく、エンジン冷
却水の熱だけで十分に車室内を暖房することができた。
ところが、近年のエンジンの燃費効率化により、エンジ
ン冷却水の熱だけでは十分に暖房できなくなり、蒸気圧
縮サイクルによる暖房運転を併用する必要が生じてき
た。
車では、コンプレッサを運転することなく、エンジン冷
却水の熱だけで十分に車室内を暖房することができた。
ところが、近年のエンジンの燃費効率化により、エンジ
ン冷却水の熱だけでは十分に暖房できなくなり、蒸気圧
縮サイクルによる暖房運転を併用する必要が生じてき
た。
【0005】一般に、車両の暖房装置には、単に車室内
を暖めるだけでなく、ガラスの防曇維持という機能も要
求される。そのため、従来の車両用空調装置では、フル
外気導入で暖房運転を行なうことでガラスの防曇性を維
持していた。
を暖めるだけでなく、ガラスの防曇維持という機能も要
求される。そのため、従来の車両用空調装置では、フル
外気導入で暖房運転を行なうことでガラスの防曇性を維
持していた。
【0006】蒸気圧縮サイクルによる暖房運転を併用す
る方法の一つとして、外気導入量を減らすことで車室内
暖房に必要な熱量(換気負荷分の熱量)を低減し、さら
に、蒸気圧縮サイクルで除湿暖房運転を行なうことで車
室内吹出風の湿度を低下させて、暖房性能とガラスの防
曇維持性能を両立させる方法がある。この方法では、車
室内に蒸発器として作用する熱交換器と凝縮器として作
用する熱交換器を備えて除湿暖房運転を行ない、蒸発器
の冷却(除湿)能力を損なうことなく、確実に車室内吹
出風の湿度を低下させることができるか否かが重要なポ
イントになる。
る方法の一つとして、外気導入量を減らすことで車室内
暖房に必要な熱量(換気負荷分の熱量)を低減し、さら
に、蒸気圧縮サイクルで除湿暖房運転を行なうことで車
室内吹出風の湿度を低下させて、暖房性能とガラスの防
曇維持性能を両立させる方法がある。この方法では、車
室内に蒸発器として作用する熱交換器と凝縮器として作
用する熱交換器を備えて除湿暖房運転を行ない、蒸発器
の冷却(除湿)能力を損なうことなく、確実に車室内吹
出風の湿度を低下させることができるか否かが重要なポ
イントになる。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、蒸気圧縮サイクルによる除湿暖房
運転を行なう場合に、蒸発器の冷却(除湿)能力を損な
うことなく、確実に車室内吹出風の湿度を低下させるこ
とができる車両用空調装置を提供することを目的とす
る。
してなされたもので、蒸気圧縮サイクルによる除湿暖房
運転を行なう場合に、蒸発器の冷却(除湿)能力を損な
うことなく、確実に車室内吹出風の湿度を低下させるこ
とができる車両用空調装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の第1の
発明は、エンジンやモータで駆動されるコンプレッサ
と、冷媒と外気とで熱交換する車室外熱交換器と、冷媒
を断熱膨張させる第1の膨張手段と第2の膨張手段と、
冷媒と車室内に吹き出す空調風とで熱交換し、一端がコ
ンプレッサの冷媒吸入に接続し、他端が第1の膨張手段
を介して車室外熱交換器に接続する第1の車室内熱交換
器と、冷媒と車室内に吹き出す空調風とで熱交換する第
2の車室内熱交換器と、第1の車室内熱交換器と第1の
膨張手段の間から分岐し、第2の膨張手段を介して第2
の車室内熱交換器の一端に接続するバイパス路と、冷房
運転と暖房運転で冷媒流れを切り換え、冷房運転時には
コンプレッサの冷媒吐出と車室外熱交換器およびコンプ
レッサの冷媒吸入と第2の車室内熱交換器の他端を各々
連通し、暖房運転時にはコンプレッサの冷媒吐出と第2
の車室内熱交換器の他端およびコンプレッサの冷媒吸入
と車室外熱交換器を各々連通する冷媒流路切換手段とか
ら成る蒸気圧縮サイクルに適用される。そして、第1の
膨張手段として外部均圧式膨張弁を使用し、外部均圧式
膨張弁の外部均圧管を第2の膨張手段〜第2の車室内熱
交換器〜冷媒流路切換手段の間に接続する。
発明は、エンジンやモータで駆動されるコンプレッサ
と、冷媒と外気とで熱交換する車室外熱交換器と、冷媒
を断熱膨張させる第1の膨張手段と第2の膨張手段と、
冷媒と車室内に吹き出す空調風とで熱交換し、一端がコ
ンプレッサの冷媒吸入に接続し、他端が第1の膨張手段
を介して車室外熱交換器に接続する第1の車室内熱交換
器と、冷媒と車室内に吹き出す空調風とで熱交換する第
2の車室内熱交換器と、第1の車室内熱交換器と第1の
膨張手段の間から分岐し、第2の膨張手段を介して第2
の車室内熱交換器の一端に接続するバイパス路と、冷房
運転と暖房運転で冷媒流れを切り換え、冷房運転時には
コンプレッサの冷媒吐出と車室外熱交換器およびコンプ
レッサの冷媒吸入と第2の車室内熱交換器の他端を各々
連通し、暖房運転時にはコンプレッサの冷媒吐出と第2
の車室内熱交換器の他端およびコンプレッサの冷媒吸入
と車室外熱交換器を各々連通する冷媒流路切換手段とか
ら成る蒸気圧縮サイクルに適用される。そして、第1の
膨張手段として外部均圧式膨張弁を使用し、外部均圧式
膨張弁の外部均圧管を第2の膨張手段〜第2の車室内熱
交換器〜冷媒流路切換手段の間に接続する。
【0009】請求項2に記載の第2の発明は、第1の発
明の車両用空調装置において、第1の膨張手段として電
動膨張弁を使用し、暖房運転時、または、冷媒流路切換
手段が暖房側に設定されたときに電動膨張弁を全閉状態
に設定する電動膨張弁全閉手段を備える。
明の車両用空調装置において、第1の膨張手段として電
動膨張弁を使用し、暖房運転時、または、冷媒流路切換
手段が暖房側に設定されたときに電動膨張弁を全閉状態
に設定する電動膨張弁全閉手段を備える。
【0010】請求項3に記載の第3の発明は、第1の発
明の車両用空調装置において、車室外熱交換器と第1の
膨張手段の間に流路開閉手段を設け、暖房運転時、また
は、冷媒流路切換手段が暖房側に設定されたときに流路
開閉手段を全閉状態に設定する流路全閉手段を備える。
明の車両用空調装置において、車室外熱交換器と第1の
膨張手段の間に流路開閉手段を設け、暖房運転時、また
は、冷媒流路切換手段が暖房側に設定されたときに流路
開閉手段を全閉状態に設定する流路全閉手段を備える。
【0011】請求項4に記載の第4の発明は、エンジン
やモータで駆動されるコンプレッサと、冷媒と外気とで
熱交換する車室外熱交換器と、冷媒を断熱膨張させる第
1の膨張手段と第2の膨張手段と、冷媒と車室内に吹き
出す空調風とで熱交換し、一端がコンプレッサの冷媒吸
入に接続し、他端が第1の膨張手段を介して車室外熱交
換器に接続する第1の冷媒パスと、冷媒と車室内に吹き
出す空調風とで熱交換する第2の冷媒パスと、少なくと
も第1の冷媒パスと第2の冷媒パスで構成される車室内
熱交換器と、第1の冷媒パスと第1の膨張手段の間から
分岐し、第2の膨張手段を介して第2の冷媒パスの一端
に接続するバイパス路と、冷房運転と暖房運転で冷媒流
れを切り換え、冷房運転時にはコンプレッサの冷媒吐出
と車室外熱交換器およびコンプレッサの冷媒吸入と第2
の冷媒パスの他端を各々連通し、暖房運転時にはコンプ
レッサの冷媒吐出と第2の冷媒パスの他端およびコンプ
レッサの冷媒吸入と車室外熱交換器を各々連通する冷媒
流路切換手段とから成る蒸気圧縮サイクルに適用され
る。そして、第1の膨張手段として外部均圧式膨張弁を
使用し、外部均圧式膨張弁の外部均圧管を第2の膨張手
段〜第2の冷媒パス〜冷媒流路切換手段の間に接続す
る。
やモータで駆動されるコンプレッサと、冷媒と外気とで
熱交換する車室外熱交換器と、冷媒を断熱膨張させる第
1の膨張手段と第2の膨張手段と、冷媒と車室内に吹き
出す空調風とで熱交換し、一端がコンプレッサの冷媒吸
入に接続し、他端が第1の膨張手段を介して車室外熱交
換器に接続する第1の冷媒パスと、冷媒と車室内に吹き
出す空調風とで熱交換する第2の冷媒パスと、少なくと
も第1の冷媒パスと第2の冷媒パスで構成される車室内
熱交換器と、第1の冷媒パスと第1の膨張手段の間から
分岐し、第2の膨張手段を介して第2の冷媒パスの一端
に接続するバイパス路と、冷房運転と暖房運転で冷媒流
れを切り換え、冷房運転時にはコンプレッサの冷媒吐出
と車室外熱交換器およびコンプレッサの冷媒吸入と第2
の冷媒パスの他端を各々連通し、暖房運転時にはコンプ
レッサの冷媒吐出と第2の冷媒パスの他端およびコンプ
レッサの冷媒吸入と車室外熱交換器を各々連通する冷媒
流路切換手段とから成る蒸気圧縮サイクルに適用され
る。そして、第1の膨張手段として外部均圧式膨張弁を
使用し、外部均圧式膨張弁の外部均圧管を第2の膨張手
段〜第2の冷媒パス〜冷媒流路切換手段の間に接続す
る。
【0012】請求項5に記載の第5の発明は、第4の発
明の車両用空調装置において、第1の膨張手段として電
動膨張弁を使用し、暖房運転時、または、冷媒流路切換
手段が暖房側に設定されたときに電動膨張弁を全閉状態
に設定する電動膨張弁全閉手段を備える。
明の車両用空調装置において、第1の膨張手段として電
動膨張弁を使用し、暖房運転時、または、冷媒流路切換
手段が暖房側に設定されたときに電動膨張弁を全閉状態
に設定する電動膨張弁全閉手段を備える。
【0013】請求項6に記載の第6の発明は、第4の発
明の車両用空調装置において、車室外熱交換器と第1の
膨張手段の間に流路開閉手段を設け、暖房運転時、また
は、冷媒流路切換手段が暖房側に設定されたときに流路
開閉手段を全閉状態に設定する流路全閉手段を備える。
明の車両用空調装置において、車室外熱交換器と第1の
膨張手段の間に流路開閉手段を設け、暖房運転時、また
は、冷媒流路切換手段が暖房側に設定されたときに流路
開閉手段を全閉状態に設定する流路全閉手段を備える。
【0014】以下、本発明の作用を説明する。第1の発
明では、エンジンやモータで駆動されるコンプレッサ
と、冷媒と外気とで熱交換する車室外熱交換器と、冷媒
を断熱膨張させる第1の膨張手段と第2の膨張手段と、
冷媒と車室内に吹き出す空調風とで熱交換し、一端がコ
ンプレッサの冷媒吸入に接続し、他端が第1の膨張手段
を介して車室外熱交換器に接続する第1の車室内熱交換
器と、冷媒と車室内に吹き出す空調風とで熱交換する第
2の車室内熱交換器と、第1の車室内熱交換器と第1の
膨張手段の間から分岐し、第2の膨張手段を介して第2
の車室内熱交換器の一端に接続するバイパス路と、冷房
運転と暖房運転で冷媒流れを切り換え、冷房運転時には
コンプレッサの冷媒吐出と車室外熱交換器およびコンプ
レッサの冷媒吸入と第2の車室内熱交換器の他端を各々
連通し、暖房運転時にはコンプレッサの冷媒吐出と第2
の車室内熱交換器の他端およびコンプレッサの冷媒吸入
と車室外熱交換器を各々連通する冷媒流路切換手段とか
ら成る蒸気圧縮サイクルにおいて、第1の膨張手段とし
て外部均圧式膨張弁を使用し、外部均圧式膨張弁の外部
均圧管を第2の膨張手段〜第2の車室内熱交換器〜冷媒
流路切換手段の間に接続する。この結果、冷房運転時に
は外部均圧管が低圧を導圧して第1の膨張手段は従来通
りの機能を発揮し、暖房運転時には外部均圧管が高圧を
導圧して第1の膨張手段が全閉状態になり、第1の膨張
手段から車室外熱交換器に流れる冷媒流れを防止するこ
とが可能になる。
明では、エンジンやモータで駆動されるコンプレッサ
と、冷媒と外気とで熱交換する車室外熱交換器と、冷媒
を断熱膨張させる第1の膨張手段と第2の膨張手段と、
冷媒と車室内に吹き出す空調風とで熱交換し、一端がコ
ンプレッサの冷媒吸入に接続し、他端が第1の膨張手段
を介して車室外熱交換器に接続する第1の車室内熱交換
器と、冷媒と車室内に吹き出す空調風とで熱交換する第
2の車室内熱交換器と、第1の車室内熱交換器と第1の
膨張手段の間から分岐し、第2の膨張手段を介して第2
の車室内熱交換器の一端に接続するバイパス路と、冷房
運転と暖房運転で冷媒流れを切り換え、冷房運転時には
コンプレッサの冷媒吐出と車室外熱交換器およびコンプ
レッサの冷媒吸入と第2の車室内熱交換器の他端を各々
連通し、暖房運転時にはコンプレッサの冷媒吐出と第2
の車室内熱交換器の他端およびコンプレッサの冷媒吸入
と車室外熱交換器を各々連通する冷媒流路切換手段とか
ら成る蒸気圧縮サイクルにおいて、第1の膨張手段とし
て外部均圧式膨張弁を使用し、外部均圧式膨張弁の外部
均圧管を第2の膨張手段〜第2の車室内熱交換器〜冷媒
流路切換手段の間に接続する。この結果、冷房運転時に
は外部均圧管が低圧を導圧して第1の膨張手段は従来通
りの機能を発揮し、暖房運転時には外部均圧管が高圧を
導圧して第1の膨張手段が全閉状態になり、第1の膨張
手段から車室外熱交換器に流れる冷媒流れを防止するこ
とが可能になる。
【0015】第2の発明では、第1の発明の車両用空調
装置において、第1の膨張手段として電動膨張弁を使用
し、暖房運転時、または、冷媒流路切換手段が暖房側に
設定されたときに電動膨張弁を全閉状態に設定する電動
膨張弁全閉手段を備える。この結果、暖房運転時に電動
膨張弁を全閉状態にすることで、第1の膨張手段から車
室外熱交換器に流れる冷媒流れを確実に防止することが
可能になる。
装置において、第1の膨張手段として電動膨張弁を使用
し、暖房運転時、または、冷媒流路切換手段が暖房側に
設定されたときに電動膨張弁を全閉状態に設定する電動
膨張弁全閉手段を備える。この結果、暖房運転時に電動
膨張弁を全閉状態にすることで、第1の膨張手段から車
室外熱交換器に流れる冷媒流れを確実に防止することが
可能になる。
【0016】第3の発明では、第1の発明の車両用空調
装置において、車室外熱交換器と第1の膨張手段の間に
流路開閉手段を設け、暖房運転時、または、冷媒流路切
換手段が暖房側に設定されたときに流路開閉手段を全閉
状態に設定する流路全閉手段を備える。この結果、暖房
運転時に流路開閉手段を閉状態にすることで、第1の膨
張手段から車室外熱交換器に流れる冷媒流れを阻止する
ことが可能になる。
装置において、車室外熱交換器と第1の膨張手段の間に
流路開閉手段を設け、暖房運転時、または、冷媒流路切
換手段が暖房側に設定されたときに流路開閉手段を全閉
状態に設定する流路全閉手段を備える。この結果、暖房
運転時に流路開閉手段を閉状態にすることで、第1の膨
張手段から車室外熱交換器に流れる冷媒流れを阻止する
ことが可能になる。
【0017】第4の発明では、エンジンやモータで駆動
されるコンプレッサと、冷媒と外気とで熱交換する車室
外熱交換器と、冷媒を断熱膨張させる第1の膨張手段と
第2の膨張手段と、冷媒と車室内に吹き出す空調風とで
熱交換し、一端がコンプレッサの冷媒吸入に接続し、他
端が第1の膨張手段を介して車室外熱交換器に接続する
第1の冷媒パスと、冷媒と車室内に吹き出す空調風とで
熱交換する第2の冷媒パスと、少なくとも第1の冷媒パ
スと第2の冷媒パスで構成される車室内熱交換器と、第
1の冷媒パスと第1の膨張手段の間から分岐し、第2の
膨張手段を介して第2の冷媒パスの一端に接続するバイ
パス路と、冷房運転と暖房運転で冷媒流れを切り換え、
冷房運転時にはコンプレッサの冷媒吐出と車室外熱交換
器およびコンプレッサの冷媒吸入と第2の冷媒パスの他
端を各々連通し、暖房運転時にはコンプレッサの冷媒吐
出と第2の冷媒パスの他端およびコンプレッサの冷媒吸
入と車室外熱交換器を各々連通する冷媒流路切換手段と
から成る蒸気圧縮サイクルにおいて、第1の膨張手段と
して外部均圧式膨張弁を使用し、外部均圧式膨張弁の外
部均圧管を第2の膨張手段〜第2の冷媒パス〜冷媒流路
切換手段の間に接続する。この結果、冷房運転時には外
部均圧管が低圧を導圧して第1の膨張手段は従来通りの
機能を発揮し、暖房運転時には外部均圧管が高圧を導圧
して第1の膨張手段が全閉状態になり、第1の膨張手段
から車室外熱交換器に流れる冷媒流れを防止することが
可能になる。
されるコンプレッサと、冷媒と外気とで熱交換する車室
外熱交換器と、冷媒を断熱膨張させる第1の膨張手段と
第2の膨張手段と、冷媒と車室内に吹き出す空調風とで
熱交換し、一端がコンプレッサの冷媒吸入に接続し、他
端が第1の膨張手段を介して車室外熱交換器に接続する
第1の冷媒パスと、冷媒と車室内に吹き出す空調風とで
熱交換する第2の冷媒パスと、少なくとも第1の冷媒パ
スと第2の冷媒パスで構成される車室内熱交換器と、第
1の冷媒パスと第1の膨張手段の間から分岐し、第2の
膨張手段を介して第2の冷媒パスの一端に接続するバイ
パス路と、冷房運転と暖房運転で冷媒流れを切り換え、
冷房運転時にはコンプレッサの冷媒吐出と車室外熱交換
器およびコンプレッサの冷媒吸入と第2の冷媒パスの他
端を各々連通し、暖房運転時にはコンプレッサの冷媒吐
出と第2の冷媒パスの他端およびコンプレッサの冷媒吸
入と車室外熱交換器を各々連通する冷媒流路切換手段と
から成る蒸気圧縮サイクルにおいて、第1の膨張手段と
して外部均圧式膨張弁を使用し、外部均圧式膨張弁の外
部均圧管を第2の膨張手段〜第2の冷媒パス〜冷媒流路
切換手段の間に接続する。この結果、冷房運転時には外
部均圧管が低圧を導圧して第1の膨張手段は従来通りの
機能を発揮し、暖房運転時には外部均圧管が高圧を導圧
して第1の膨張手段が全閉状態になり、第1の膨張手段
から車室外熱交換器に流れる冷媒流れを防止することが
可能になる。
【0018】第5の発明では、第4の発明の車両用空調
装置において、第1の膨張手段として電動膨張弁を使用
し、暖房運転時、または、冷媒流路切換手段が暖房側に
設定されたときに電動膨張弁を全閉状態に設定する電動
膨張弁全閉手段を備える。この結果、暖房運転時に電動
膨張弁を全閉状態にすることで、第1の膨張手段から車
室外熱交換器に流れる冷媒流れを確実に防止することが
可能になる。
装置において、第1の膨張手段として電動膨張弁を使用
し、暖房運転時、または、冷媒流路切換手段が暖房側に
設定されたときに電動膨張弁を全閉状態に設定する電動
膨張弁全閉手段を備える。この結果、暖房運転時に電動
膨張弁を全閉状態にすることで、第1の膨張手段から車
室外熱交換器に流れる冷媒流れを確実に防止することが
可能になる。
【0019】第6の発明では、第4の発明の車両用空調
装置において、車室外熱交換器と第1の膨張手段の間に
流路開閉手段を設け、暖房運転時、または、冷媒流路切
換手段が暖房側に設定されたときに流路開閉手段を全閉
状態に設定する流路全閉手段を備える。この結果、暖房
運転時に流路開閉手段を閉状態にすることで、第1の膨
張手段から車室外熱交換器に流れる冷媒流れを阻止する
ことが可能になる。
装置において、車室外熱交換器と第1の膨張手段の間に
流路開閉手段を設け、暖房運転時、または、冷媒流路切
換手段が暖房側に設定されたときに流路開閉手段を全閉
状態に設定する流路全閉手段を備える。この結果、暖房
運転時に流路開閉手段を閉状態にすることで、第1の膨
張手段から車室外熱交換器に流れる冷媒流れを阻止する
ことが可能になる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明による車両用空調装
置の実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明による車両用空調装置の一実施の形態の
構成を示す図である。図1において、コンプレッサ31
は、エンジンルームに設けられ、コンプレッサクラッチ
がONならばエンジン201で駆動され、OFFならば
エンジン201と切り離されて停止する。冷媒流路切換
手段としての四方弁73にはコンプレッサ31の吐出側
と車室外熱交換器38と第2の車室内熱交換器33とコ
ンプレッサ31の吸入側が接続され、暖房設定時には、
実線示のような流路切り換え状態となり、コンプレッサ
31の吐出側と第2の車室内熱交換器33および車室外
熱交換器38とコンプレッサ31の吸入側がそれぞれ連
通する一方、冷房設定時には、点線示のような流路切り
換え状態となり、コンプレッサ31の吐出側と車室外熱
交換器38および第2の車室内熱交換器33とコンプレ
ッサ31の吸入側がそれぞれ連通する。車室外熱交換器
38は車室外に設けられ、コンプレッサ31から吐出さ
れる冷媒の熱を外気に放熱する車室外コンデンサになっ
ている。第1の車室内熱交換器35と第2の車室内熱交
換器33は、ダクト39内に配置される。第1の車室内
熱交換器35の一端はコンプレッサ31の冷媒吸入に、
他端は第1の膨張手段としての膨張弁34に接続し、コ
ンプレッサ31が運転しているときには常に吸熱器とな
ってブロワファン37によって送風された空気を冷却す
る。第2の車室内熱交換器33の一端は四方弁73に接
続し、他端はバイパス路100に接続し、バイパス路1
00は第2の膨張手段としての絞り80を介して第1の
車室内熱交換器35と膨張弁34の間に接続する。な
お、符号203はエンジン冷却水配管である。
置の実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明による車両用空調装置の一実施の形態の
構成を示す図である。図1において、コンプレッサ31
は、エンジンルームに設けられ、コンプレッサクラッチ
がONならばエンジン201で駆動され、OFFならば
エンジン201と切り離されて停止する。冷媒流路切換
手段としての四方弁73にはコンプレッサ31の吐出側
と車室外熱交換器38と第2の車室内熱交換器33とコ
ンプレッサ31の吸入側が接続され、暖房設定時には、
実線示のような流路切り換え状態となり、コンプレッサ
31の吐出側と第2の車室内熱交換器33および車室外
熱交換器38とコンプレッサ31の吸入側がそれぞれ連
通する一方、冷房設定時には、点線示のような流路切り
換え状態となり、コンプレッサ31の吐出側と車室外熱
交換器38および第2の車室内熱交換器33とコンプレ
ッサ31の吸入側がそれぞれ連通する。車室外熱交換器
38は車室外に設けられ、コンプレッサ31から吐出さ
れる冷媒の熱を外気に放熱する車室外コンデンサになっ
ている。第1の車室内熱交換器35と第2の車室内熱交
換器33は、ダクト39内に配置される。第1の車室内
熱交換器35の一端はコンプレッサ31の冷媒吸入に、
他端は第1の膨張手段としての膨張弁34に接続し、コ
ンプレッサ31が運転しているときには常に吸熱器とな
ってブロワファン37によって送風された空気を冷却す
る。第2の車室内熱交換器33の一端は四方弁73に接
続し、他端はバイパス路100に接続し、バイパス路1
00は第2の膨張手段としての絞り80を介して第1の
車室内熱交換器35と膨張弁34の間に接続する。な
お、符号203はエンジン冷却水配管である。
【0021】冷房運転時の冷媒は、コンプレッサ31→
四方弁73→車室外熱交換器38→膨張弁34の順番に
流れ、膨張弁34の下流において、一部の冷媒は第1の
車室内熱交換器35→コンプレッサ31と流れ、残りの
冷媒は絞り80→第2の車室内熱交換器33→四方弁7
3→コンプレッサ31と流れる。第2の車室内熱交換器
33に流入する冷媒は、膨張弁34と絞り80を通過す
ることでより低温の冷媒になるので、第1の車室内熱交
換器35で冷却された後の空気からでも吸熱することが
できる(絞り80が無ければ、第2の車室内熱交換器3
3での吸熱は期待できない)。このように冷房運転時は
第1の車室内熱交換器35と第2の車室内熱交換器33
の両方が吸熱器となり、ブロワファン37によって送風
された空気は、第1の車室内熱交換器35と第2の車室
内熱交換器33の両方で冷却される。
四方弁73→車室外熱交換器38→膨張弁34の順番に
流れ、膨張弁34の下流において、一部の冷媒は第1の
車室内熱交換器35→コンプレッサ31と流れ、残りの
冷媒は絞り80→第2の車室内熱交換器33→四方弁7
3→コンプレッサ31と流れる。第2の車室内熱交換器
33に流入する冷媒は、膨張弁34と絞り80を通過す
ることでより低温の冷媒になるので、第1の車室内熱交
換器35で冷却された後の空気からでも吸熱することが
できる(絞り80が無ければ、第2の車室内熱交換器3
3での吸熱は期待できない)。このように冷房運転時は
第1の車室内熱交換器35と第2の車室内熱交換器33
の両方が吸熱器となり、ブロワファン37によって送風
された空気は、第1の車室内熱交換器35と第2の車室
内熱交換器33の両方で冷却される。
【0022】暖房運転時の冷媒は、コンプレッサ31→
四方弁73→第2の車室内熱交換器33→絞り80の順
番に流れ、絞り80の下流において、一部の冷媒は第1
の車室内熱交換器35→コンプレッサ31と流れ、残り
の冷媒は膨張弁34→車室外熱交換器38→四方弁73
→コンプレッサ31と流れる。暖房運転時は、第1の車
室内熱交換器35が吸熱器、第2の車室内熱交換器33
が放熱器となり、ブロワファン37によって送風された
空気は、第1の車室内熱交換器35で冷却(除湿)され
た後、第2の車室内熱交換器33で加熱(リヒート)さ
れる。
四方弁73→第2の車室内熱交換器33→絞り80の順
番に流れ、絞り80の下流において、一部の冷媒は第1
の車室内熱交換器35→コンプレッサ31と流れ、残り
の冷媒は膨張弁34→車室外熱交換器38→四方弁73
→コンプレッサ31と流れる。暖房運転時は、第1の車
室内熱交換器35が吸熱器、第2の車室内熱交換器33
が放熱器となり、ブロワファン37によって送風された
空気は、第1の車室内熱交換器35で冷却(除湿)され
た後、第2の車室内熱交換器33で加熱(リヒート)さ
れる。
【0023】膨張弁34は冷房運転時の性能が最適にな
ることを優先に設定され、絞り80は暖房運転時の性能
が最適になることを優先に設定される。
ることを優先に設定され、絞り80は暖房運転時の性能
が最適になることを優先に設定される。
【0024】また、ダクト39には、第2の車室内熱交
換器33の下流にヒータコア202が設けられ、エンジ
ン冷却水が流入する。
換器33の下流にヒータコア202が設けられ、エンジ
ン冷却水が流入する。
【0025】ダクト39の第1の車室内熱交換器35よ
りも上流側には、車室内空気を導入する内気導入口40
と、走行風圧を受けて外気を導入する外気導入口41と
が設けられている。この内気導入口40と外気導入口4
1とが分岐する部分には、内気導入口40と外気導入口
41とを任意の比率で開閉するインテークドア42が設
けられている。インテークドア42の開度たるインテー
クドア開度Xintは、外気導入量が零でフル内気とな
る位置をXint=0%と設定し、フル外気導入となる
位置をXint=100%と設定する。内気導入口40
と外気導入口41との空気導入側(空気流の下流側)と
第1の車室内熱交換器35との間には、前記ブロワファ
ン37が配置され、制御装置43で駆動されるブロワフ
ァンモータ44で回転駆動されるようになっている。
りも上流側には、車室内空気を導入する内気導入口40
と、走行風圧を受けて外気を導入する外気導入口41と
が設けられている。この内気導入口40と外気導入口4
1とが分岐する部分には、内気導入口40と外気導入口
41とを任意の比率で開閉するインテークドア42が設
けられている。インテークドア42の開度たるインテー
クドア開度Xintは、外気導入量が零でフル内気とな
る位置をXint=0%と設定し、フル外気導入となる
位置をXint=100%と設定する。内気導入口40
と外気導入口41との空気導入側(空気流の下流側)と
第1の車室内熱交換器35との間には、前記ブロワファ
ン37が配置され、制御装置43で駆動されるブロワフ
ァンモータ44で回転駆動されるようになっている。
【0026】第2の車室内熱交換器33の下流側には、
エアミックスドア46が設けられている。このエアミッ
クスドア46は、制御装置43で駆動される図外のエア
ミックスドアアクチュエータにより、下流のヒータコア
202を通過する空気と通過しない空気の割合を調節す
るように開閉する。エアミックスドア46は、ヒータコ
ア通過風量を可変することができ、ヒータ風量可変手段
となっている。エアミックスドア46の開度たるエアミ
ックスドア開度Xmixは、エアミックスドア46が一
点鎖線示の位置となってヒータコア202を通過する空
気が零となるときをエアミックスドア開度Xmix=0
%(全閉、Full COOL)と設定し、エアミック
スドア46が二点鎖線示の位置となってすべての空気が
ヒータコア202を通過するときをエアミックスドア開
度Xmix=100%(全開、Full HOT)と設
定する。
エアミックスドア46が設けられている。このエアミッ
クスドア46は、制御装置43で駆動される図外のエア
ミックスドアアクチュエータにより、下流のヒータコア
202を通過する空気と通過しない空気の割合を調節す
るように開閉する。エアミックスドア46は、ヒータコ
ア通過風量を可変することができ、ヒータ風量可変手段
となっている。エアミックスドア46の開度たるエアミ
ックスドア開度Xmixは、エアミックスドア46が一
点鎖線示の位置となってヒータコア202を通過する空
気が零となるときをエアミックスドア開度Xmix=0
%(全閉、Full COOL)と設定し、エアミック
スドア46が二点鎖線示の位置となってすべての空気が
ヒータコア202を通過するときをエアミックスドア開
度Xmix=100%(全開、Full HOT)と設
定する。
【0027】ダクト39のヒータコア202よりも下流
側には、上記冷風と温風との混合を良くすることによ
り、温度調節された空調風を作る部屋としてのエアミッ
クスチャンバ47が設けられている。エアミックスチャ
ンバ47には、図外の対象乗員の上半身に向けて空調風
を吹き出すベンチレータ吹出口51と、対象乗員の足元
に向けて空調風を吹き出すフット吹出口53と、図外の
フロントウィンドガラスに向けて空調風を吹き出すデフ
ロスタ吹出口52とが設けられている。エアミックスチ
ャンバ47内には、ベンチレータドア55とフットドア
57とデフロスタドア56とが設けられている。ベンチ
レータドア55は、制御装置43で駆動される図外のベ
ンチレータドアアクチュエータにより、ベンチレータ吹
出口51を開閉する。フットドア57は、制御装置43
で駆動される図外のフットドアアクチュエータにより、
フット吹出口53を開閉する。デフロスタドア56は、
制御装置43で駆動される図外のデフロスタドアアクチ
ュエータにより、デフロスタ吹出口52を開閉する。デ
フロスタドア56は、デフロスタ吹出風量を可変するこ
とができ、デフロスタ風量可変手段となっている。デフ
ロスタドア56の開度たるデフロスタドア開度Xdef
は、デフロスタ吹出口52が全閉となる位置をXdef
=0%と設定し、デフロスタ吹出口52が全開となる位
置をXdef=100%と設定する。
側には、上記冷風と温風との混合を良くすることによ
り、温度調節された空調風を作る部屋としてのエアミッ
クスチャンバ47が設けられている。エアミックスチャ
ンバ47には、図外の対象乗員の上半身に向けて空調風
を吹き出すベンチレータ吹出口51と、対象乗員の足元
に向けて空調風を吹き出すフット吹出口53と、図外の
フロントウィンドガラスに向けて空調風を吹き出すデフ
ロスタ吹出口52とが設けられている。エアミックスチ
ャンバ47内には、ベンチレータドア55とフットドア
57とデフロスタドア56とが設けられている。ベンチ
レータドア55は、制御装置43で駆動される図外のベ
ンチレータドアアクチュエータにより、ベンチレータ吹
出口51を開閉する。フットドア57は、制御装置43
で駆動される図外のフットドアアクチュエータにより、
フット吹出口53を開閉する。デフロスタドア56は、
制御装置43で駆動される図外のデフロスタドアアクチ
ュエータにより、デフロスタ吹出口52を開閉する。デ
フロスタドア56は、デフロスタ吹出風量を可変するこ
とができ、デフロスタ風量可変手段となっている。デフ
ロスタドア56の開度たるデフロスタドア開度Xdef
は、デフロスタ吹出口52が全閉となる位置をXdef
=0%と設定し、デフロスタ吹出口52が全開となる位
置をXdef=100%と設定する。
【0028】制御装置43は、第1の車室内熱交換器作
動温度センサ59と日射量センサ61と外気温センサ6
2と室温センサ63と室温設定器64と吹出口モードス
イッチ65とブロワファンスイッチ66と水温センサ2
04などの熱環境情報入力手段から得られる第1の車室
内熱交換器35の作動温度Tevaと車両の日射量Qs
unと車室外の外気温度Tambと車室内の検出温度
(車室内温度)Troomと車室内の設定温度Tptc
と水温Twなどの熱環境情報により、エアミックスドア
開度Xmixとインテークドア開度Xintとデフロス
タドア開度Xdefと風量Vevaと目標吹出温度To
fなどの目標冷暖房条件を演算し、車室内の冷暖房条件
が上記演算された目標冷暖房条件を維持するように、ブ
ロワファンモータ44とインテークドアアクチュエータ
とエアミックスドアアクチュエータとベンチレータドア
アクチュエータとフットドアアクチュエータとデフロス
タドアアクチュエータなどを駆動する。また、制御装置
43は、コンプレッサクラッチをON/OFFしたり、
エンジン回転数やタイヤの回転数から車両がどのような
走行状態にあるかを検出する。第1の車室内熱交換器作
動温度センサ59は、第1の車室内熱交換器35の作動
温度検出手段の役割も果たしている。
動温度センサ59と日射量センサ61と外気温センサ6
2と室温センサ63と室温設定器64と吹出口モードス
イッチ65とブロワファンスイッチ66と水温センサ2
04などの熱環境情報入力手段から得られる第1の車室
内熱交換器35の作動温度Tevaと車両の日射量Qs
unと車室外の外気温度Tambと車室内の検出温度
(車室内温度)Troomと車室内の設定温度Tptc
と水温Twなどの熱環境情報により、エアミックスドア
開度Xmixとインテークドア開度Xintとデフロス
タドア開度Xdefと風量Vevaと目標吹出温度To
fなどの目標冷暖房条件を演算し、車室内の冷暖房条件
が上記演算された目標冷暖房条件を維持するように、ブ
ロワファンモータ44とインテークドアアクチュエータ
とエアミックスドアアクチュエータとベンチレータドア
アクチュエータとフットドアアクチュエータとデフロス
タドアアクチュエータなどを駆動する。また、制御装置
43は、コンプレッサクラッチをON/OFFしたり、
エンジン回転数やタイヤの回転数から車両がどのような
走行状態にあるかを検出する。第1の車室内熱交換器作
動温度センサ59は、第1の車室内熱交換器35の作動
温度検出手段の役割も果たしている。
【0029】なお、実際の車両では、車室外熱交換器3
8の後にラジエータが設けられ、ここにもエンジン冷却
水が流れて外気に放熱するようになっているが、図1に
は図示されていない。また、本実施の形態では、加熱手
段としてエンジン冷却水を利用したヒータコアを例にし
て説明するが、電気ヒータや燃焼式ヒータ等の加熱手段
を用いてもよい。
8の後にラジエータが設けられ、ここにもエンジン冷却
水が流れて外気に放熱するようになっているが、図1に
は図示されていない。また、本実施の形態では、加熱手
段としてエンジン冷却水を利用したヒータコアを例にし
て説明するが、電気ヒータや燃焼式ヒータ等の加熱手段
を用いてもよい。
【0030】図2は、図1の第1の車室内熱交換器3
5、第2の車室内熱交換器33、膨張弁34の拡大図で
ある。膨張弁34は外部均圧式膨張弁で、感温筒91が
接続された感温部97、外部均圧管96が接続された導
圧部98、感温部97と導圧部98を仕切るダイヤフラ
ム92、弁部94、弁部94とダイヤフラム92を連結
する弁棒93、弁部94にスプリング圧力を加えるスプ
リング95から構成され、感温部97の圧力と導圧部9
8の圧力とスプリング95による圧力の3つの力によっ
てダイヤフラム92の変位量(リフト量)が変化し、そ
れに弁棒93が連動することで弁部94を通過する冷媒
量が可変される。
5、第2の車室内熱交換器33、膨張弁34の拡大図で
ある。膨張弁34は外部均圧式膨張弁で、感温筒91が
接続された感温部97、外部均圧管96が接続された導
圧部98、感温部97と導圧部98を仕切るダイヤフラ
ム92、弁部94、弁部94とダイヤフラム92を連結
する弁棒93、弁部94にスプリング圧力を加えるスプ
リング95から構成され、感温部97の圧力と導圧部9
8の圧力とスプリング95による圧力の3つの力によっ
てダイヤフラム92の変位量(リフト量)が変化し、そ
れに弁棒93が連動することで弁部94を通過する冷媒
量が可変される。
【0031】感温筒91で検出される温度が高く、感温
部92の圧力が高い場合には、弁部94の開度が大きく
なる方向のダイヤフラム92が変位し、ここを通過して
第1の車室内熱交換器35に流入する冷媒量が増加す
る。逆に、外部均圧管96で検出される圧力が高い場合
には、弁部94の開度が小さくなる方向にダイヤフラム
92が変位し、さらに外部均圧管96で検出される圧力
が高くなると、弁部94が完全に閉じられる。
部92の圧力が高い場合には、弁部94の開度が大きく
なる方向のダイヤフラム92が変位し、ここを通過して
第1の車室内熱交換器35に流入する冷媒量が増加す
る。逆に、外部均圧管96で検出される圧力が高い場合
には、弁部94の開度が小さくなる方向にダイヤフラム
92が変位し、さらに外部均圧管96で検出される圧力
が高くなると、弁部94が完全に閉じられる。
【0032】従来の膨張弁は蒸発器(図2では第1の車
室内熱交換器35に相当)の出口に感温筒と外部均圧管
を設けて、蒸発器出口の加熱度が適正値になるように冷
媒流量を制御していた。これに対して、本実施の形態で
は、感温筒91を第1の車室内熱交換器35の出口に設
け、外部均圧管96を絞り80と第2の車室内熱交換器
33の間に接続する。絞り80と第2の車室内熱交換器
33の間は、冷房運転時に低圧、暖房運転時に高圧とな
る部分なので、冷房運転時には導圧部98に低圧が作用
し、暖房運転時には導圧部98に高圧が作用する。
室内熱交換器35に相当)の出口に感温筒と外部均圧管
を設けて、蒸発器出口の加熱度が適正値になるように冷
媒流量を制御していた。これに対して、本実施の形態で
は、感温筒91を第1の車室内熱交換器35の出口に設
け、外部均圧管96を絞り80と第2の車室内熱交換器
33の間に接続する。絞り80と第2の車室内熱交換器
33の間は、冷房運転時に低圧、暖房運転時に高圧とな
る部分なので、冷房運転時には導圧部98に低圧が作用
し、暖房運転時には導圧部98に高圧が作用する。
【0033】冷房実験によると、冷房運転時のA,B,
C点の圧力差は0.1〜0.3kg/cm2 程度で、コ
ンプレッサ吸入圧力<B点の冷媒圧力<C点の冷媒圧力
<A点の冷媒圧力となることがわかった。第2の車室内
熱交換器33には第1の車室内熱交換器35で冷却され
た空気が流入するので、第2の車室内熱交換器33の冷
房負荷が小さく、ここを流れる冷媒量も少なくなって、
B点の圧力とコンプレッサ吸入圧力の圧力差が小さくな
る。また、冷媒温度については、D点の冷媒温度<C点
の冷媒温度<コンプレッサ吸入となる。コンプレッサ3
1の吸入冷媒の加熱度を適正値に制御するためには、外
部均圧管96でB点の冷媒圧力を検出し、感温筒91で
C点の冷媒温度を検出するのが最良であることがわかっ
た。なお、第2の車室内熱交換器33を流れる冷媒量は
少ないので、外部均圧管96の接続位置を絞り80〜第
2の車室内熱交換器33〜四方弁73の間の任意の位置
に設けても、コンプレッサ31の信頼性や冷房性能の点
で悪影響が無いことも判明した。
C点の圧力差は0.1〜0.3kg/cm2 程度で、コ
ンプレッサ吸入圧力<B点の冷媒圧力<C点の冷媒圧力
<A点の冷媒圧力となることがわかった。第2の車室内
熱交換器33には第1の車室内熱交換器35で冷却され
た空気が流入するので、第2の車室内熱交換器33の冷
房負荷が小さく、ここを流れる冷媒量も少なくなって、
B点の圧力とコンプレッサ吸入圧力の圧力差が小さくな
る。また、冷媒温度については、D点の冷媒温度<C点
の冷媒温度<コンプレッサ吸入となる。コンプレッサ3
1の吸入冷媒の加熱度を適正値に制御するためには、外
部均圧管96でB点の冷媒圧力を検出し、感温筒91で
C点の冷媒温度を検出するのが最良であることがわかっ
た。なお、第2の車室内熱交換器33を流れる冷媒量は
少ないので、外部均圧管96の接続位置を絞り80〜第
2の車室内熱交換器33〜四方弁73の間の任意の位置
に設けても、コンプレッサ31の信頼性や冷房性能の点
で悪影響が無いことも判明した。
【0034】一方、暖房運転時には、導圧部98に蒸気
圧縮サイクルの高圧が加わるので、弁部94は完全に閉
じられる。この結果、第2の車室内熱交換器33で凝縮
した冷媒は、膨張弁34から車室外熱交換器38側に流
れることなく、すべて第1の車室内熱交換器35に流入
する。
圧縮サイクルの高圧が加わるので、弁部94は完全に閉
じられる。この結果、第2の車室内熱交換器33で凝縮
した冷媒は、膨張弁34から車室外熱交換器38側に流
れることなく、すべて第1の車室内熱交換器35に流入
する。
【0035】暖房運転時に膨張弁34が開いて第1の車
室内熱交換器35に流入する冷媒量が減少すると、第1
の車室内熱交換器35の除湿(冷却)能力が低下してガ
ラスの防曇維持が困難になる。このとき、ガラスの防曇
性を維持するためには、外気導入量を増やさざるを得
ず、その結果、暖房能力が大幅に低下することになる。
本実施の形態では、暖房運転時に弁部94が完全に閉じ
られて膨張弁34から車室外熱交換器38側への冷媒流
れが阻止されるので、第1の車室内熱交換器35の除湿
能力低下を招くことが無くなる。
室内熱交換器35に流入する冷媒量が減少すると、第1
の車室内熱交換器35の除湿(冷却)能力が低下してガ
ラスの防曇維持が困難になる。このとき、ガラスの防曇
性を維持するためには、外気導入量を増やさざるを得
ず、その結果、暖房能力が大幅に低下することになる。
本実施の形態では、暖房運転時に弁部94が完全に閉じ
られて膨張弁34から車室外熱交換器38側への冷媒流
れが阻止されるので、第1の車室内熱交換器35の除湿
能力低下を招くことが無くなる。
【0036】また、従来のように膨張弁34と第1の車
室内熱交換器35の間や、第1の車室内熱交換器35と
コンプレッサ31の間に外部均圧管96を接続する場合
には、暖房運転時にコンプレッサ31が停止状態から運
転状態になった後しばらくの間、感温部97の圧力>導
圧部98の圧力となるために弁部94が開き、膨張弁3
4〜車室外熱交換器38の間や車室外熱交換器38内の
冷媒が第1の車室内熱交換器35に流入する現象が見ら
れる。そして、この流入冷媒によってコンプレッサ吸入
への液バックや冷媒過多によるコンプレッサ31の冷媒
吸入および冷媒吐出の加熱度の低下といった不具合が引
き起こされる。ところが、本実施の形態では、コンプレ
ッサ31の運転開始と同時に膨張弁34の弁部94が閉
じられるので、このような現象は発生せず、コンプレッ
サ31の信頼性の点でも優れていることが、暖房実験に
より判明した。
室内熱交換器35の間や、第1の車室内熱交換器35と
コンプレッサ31の間に外部均圧管96を接続する場合
には、暖房運転時にコンプレッサ31が停止状態から運
転状態になった後しばらくの間、感温部97の圧力>導
圧部98の圧力となるために弁部94が開き、膨張弁3
4〜車室外熱交換器38の間や車室外熱交換器38内の
冷媒が第1の車室内熱交換器35に流入する現象が見ら
れる。そして、この流入冷媒によってコンプレッサ吸入
への液バックや冷媒過多によるコンプレッサ31の冷媒
吸入および冷媒吐出の加熱度の低下といった不具合が引
き起こされる。ところが、本実施の形態では、コンプレ
ッサ31の運転開始と同時に膨張弁34の弁部94が閉
じられるので、このような現象は発生せず、コンプレッ
サ31の信頼性の点でも優れていることが、暖房実験に
より判明した。
【0037】上記では、膨張弁34として外部均圧式膨
張弁を用いる場合で説明したが、膨張弁34として電動
膨張弁を用いて、図4に示す制御を付加することで同じ
作用を得ることができる。ここで、電動膨張弁は制御装
置43によって制御され、電動膨張弁全閉手段を構成し
ている。
張弁を用いる場合で説明したが、膨張弁34として電動
膨張弁を用いて、図4に示す制御を付加することで同じ
作用を得ることができる。ここで、電動膨張弁は制御装
置43によって制御され、電動膨張弁全閉手段を構成し
ている。
【0038】図4は、膨張弁34として電動膨張弁を用
いる場合の電動膨張弁の制御を示すフローチャートであ
る。ステップS401で電動膨張弁の制御を開始する
と、ステップS402では、運転モードが冷房運転か暖
房運転かを判断し、冷房運転時にはステップS403に
進み、暖房運転時にはステップS405に進む。ステッ
プS403では、第1の車室内熱交換器35の出口冷媒
の加熱度(SH)を検出する。ステップS404では、
ステップS403で検出した加熱度(SH)に応じて電
動膨張弁の開度を設定する。ステップS405では、電
動膨張弁を全閉に設定する。
いる場合の電動膨張弁の制御を示すフローチャートであ
る。ステップS401で電動膨張弁の制御を開始する
と、ステップS402では、運転モードが冷房運転か暖
房運転かを判断し、冷房運転時にはステップS403に
進み、暖房運転時にはステップS405に進む。ステッ
プS403では、第1の車室内熱交換器35の出口冷媒
の加熱度(SH)を検出する。ステップS404では、
ステップS403で検出した加熱度(SH)に応じて電
動膨張弁の開度を設定する。ステップS405では、電
動膨張弁を全閉に設定する。
【0039】また、図3に示すように、膨張弁34と車
室外熱交換器38の間に電磁弁110を設けて、図5に
示す制御を付加することで同じ作用を得ることができ
る。ここで、電磁弁110は制御装置43によって制御
され、流路全閉手段を構成している。
室外熱交換器38の間に電磁弁110を設けて、図5に
示す制御を付加することで同じ作用を得ることができ
る。ここで、電磁弁110は制御装置43によって制御
され、流路全閉手段を構成している。
【0040】図5は、図3のサイクルの構成における電
磁弁110の制御を示すフローチャートである。ステッ
プS501で電磁弁110の制御を開始すると、ステッ
プS502では、四方弁73が冷房側の設定か暖房側の
設定かを判断し、冷房側の設定の場合にはステップS5
03に進み、暖房側の設定の場合にはステップS504
に進む。ここでは、四方弁73の設定によってステップ
S503とステップS504に分岐したが、運転モード
に応じて、冷房運転時にはステップS503に進み、暖
房運転時にはステップS504に進むようにしてもよ
い。ステップS503では、電磁弁110を開状態(O
PEN)に設定する。ステップS504では、電磁弁1
10を閉状態(CLOSE)に設定する。
磁弁110の制御を示すフローチャートである。ステッ
プS501で電磁弁110の制御を開始すると、ステッ
プS502では、四方弁73が冷房側の設定か暖房側の
設定かを判断し、冷房側の設定の場合にはステップS5
03に進み、暖房側の設定の場合にはステップS504
に進む。ここでは、四方弁73の設定によってステップ
S503とステップS504に分岐したが、運転モード
に応じて、冷房運転時にはステップS503に進み、暖
房運転時にはステップS504に進むようにしてもよ
い。ステップS503では、電磁弁110を開状態(O
PEN)に設定する。ステップS504では、電磁弁1
10を閉状態(CLOSE)に設定する。
【0041】図10と図11は、別の蒸気圧縮サイクル
構成を示している。図10に示す蒸気圧縮サイクルは、
図1に示す蒸気圧縮サイクルに対して、第1の車室内熱
交換器35と第2の車室内熱交換器33の配置を変えた
ものである。冷房運転時は第1の車室内熱交換器35と
第2の車室内熱交換器33が蒸発器となり、暖房運転時
は第1の車室内熱交換器35が蒸発器、第2の車室内熱
交換器33が凝縮器となる。この場合にも、膨張弁34
として外部均圧式膨張弁を使用し、図2のように四方弁
73〜第2の車室内熱交換器33〜絞り80の間に外部
均圧管96を接続することで、図1と同様の効果を得る
ことができる。また、膨張弁34として電動膨張弁を使
用し、図4に示す制御を行なうことによっても同様の効
果を得ることができる。また、図3のように膨張弁34
〜車室外熱交換器38〜四方弁73の間に冷媒流路開閉
手段として電磁弁110を設け、図5に示す制御を行な
うことによっても同様の効果を得ることができる。
構成を示している。図10に示す蒸気圧縮サイクルは、
図1に示す蒸気圧縮サイクルに対して、第1の車室内熱
交換器35と第2の車室内熱交換器33の配置を変えた
ものである。冷房運転時は第1の車室内熱交換器35と
第2の車室内熱交換器33が蒸発器となり、暖房運転時
は第1の車室内熱交換器35が蒸発器、第2の車室内熱
交換器33が凝縮器となる。この場合にも、膨張弁34
として外部均圧式膨張弁を使用し、図2のように四方弁
73〜第2の車室内熱交換器33〜絞り80の間に外部
均圧管96を接続することで、図1と同様の効果を得る
ことができる。また、膨張弁34として電動膨張弁を使
用し、図4に示す制御を行なうことによっても同様の効
果を得ることができる。また、図3のように膨張弁34
〜車室外熱交換器38〜四方弁73の間に冷媒流路開閉
手段として電磁弁110を設け、図5に示す制御を行な
うことによっても同様の効果を得ることができる。
【0042】図11に示す蒸気圧縮サイクルは、図1に
示す蒸気圧縮サイクルの第1の車室内熱交換器35と第
2の車室内熱交換器33に代えて、単一の車室内熱交換
器205を設けるとともに、その車室内熱交換器205
に第1の冷媒パス77と第2の冷媒パス76を備えたも
のである。冷房運転時は第1の冷媒パス77と第2の冷
媒パス76の両方が蒸発部となり、暖房運転時には第1
の冷媒パス77が蒸発部、第2の冷媒パス76が凝縮部
となる。この場合にも、膨張弁34として外部均圧式膨
張弁を使用し、図2のように四方弁73〜第2の冷媒パ
ス76〜絞り80の間に外部均圧管96を接続すること
で、図1と同様の効果を得ることができる。また、膨張
弁34として電動膨張弁を使用し、図4に示す制御を行
なうことによっても同様の効果を得ることができる。ま
た、図3のように膨張弁34〜車室外熱交換器38〜四
方弁73の間に冷媒流路開閉手段として電磁弁110を
設け、図5に示す制御を行なうことによっても同様の効
果を得ることができる。
示す蒸気圧縮サイクルの第1の車室内熱交換器35と第
2の車室内熱交換器33に代えて、単一の車室内熱交換
器205を設けるとともに、その車室内熱交換器205
に第1の冷媒パス77と第2の冷媒パス76を備えたも
のである。冷房運転時は第1の冷媒パス77と第2の冷
媒パス76の両方が蒸発部となり、暖房運転時には第1
の冷媒パス77が蒸発部、第2の冷媒パス76が凝縮部
となる。この場合にも、膨張弁34として外部均圧式膨
張弁を使用し、図2のように四方弁73〜第2の冷媒パ
ス76〜絞り80の間に外部均圧管96を接続すること
で、図1と同様の効果を得ることができる。また、膨張
弁34として電動膨張弁を使用し、図4に示す制御を行
なうことによっても同様の効果を得ることができる。ま
た、図3のように膨張弁34〜車室外熱交換器38〜四
方弁73の間に冷媒流路開閉手段として電磁弁110を
設け、図5に示す制御を行なうことによっても同様の効
果を得ることができる。
【0043】本実施の形態では、図1の車両用空調装置
を例にして説明したが、図3や図10や図11の蒸気圧
縮サイクル、あるいは、これらを組み合わせた蒸気圧縮
サイクルにおいても同様の効果が得られる。また、本実
施の形態では、フロントのみに蒸気圧縮サイクルを備え
た場合を例にして説明したが、フロントとリアに蒸気圧
縮サイクルを備えた場合にも同様の効果を得ることがで
きる。
を例にして説明したが、図3や図10や図11の蒸気圧
縮サイクル、あるいは、これらを組み合わせた蒸気圧縮
サイクルにおいても同様の効果が得られる。また、本実
施の形態では、フロントのみに蒸気圧縮サイクルを備え
た場合を例にして説明したが、フロントとリアに蒸気圧
縮サイクルを備えた場合にも同様の効果を得ることがで
きる。
【0044】図6と図7は、外気温−20℃、40km
/h走行、外気率30%で行なった暖房ウォームアップ
実験結果の一例で、第1の車室内熱交換器35の吸込空
気温度と吹出空気温度の時間変化を示している。どちら
も同一条件で行なった実験結果で、図6が従来技術の結
果、図7が本実施の形態の結果である。
/h走行、外気率30%で行なった暖房ウォームアップ
実験結果の一例で、第1の車室内熱交換器35の吸込空
気温度と吹出空気温度の時間変化を示している。どちら
も同一条件で行なった実験結果で、図6が従来技術の結
果、図7が本実施の形態の結果である。
【0045】図6では、約22分を境にして、第1の車
室内熱交換器35の吹出空気温度が急激に上昇してい
る。暖房運転するにしたがって第1の車室内熱交換器3
5の吸込空気温度が上昇し、それまで閉じていた膨張弁
34が約22分頃に開き気味に転じたために、第2の車
室内熱交換器33で凝縮した冷媒の一部が膨張弁34を
経由して車室外熱交換器38側に流れ出し始めた。そし
て、第1の車室内熱交換器35の冷却(除湿)能力が低
下したために第1の車室内熱交換器35の吹出空気温度
が急激に上昇し、十分除湿されていない空気が車室内に
吹き出されて、一瞬にしてガラスの曇りが発生した。こ
のとき、ガラスの防曇性を回復させるためには、外気率
を30%から50%以上に増やさなければならなかっ
た。
室内熱交換器35の吹出空気温度が急激に上昇してい
る。暖房運転するにしたがって第1の車室内熱交換器3
5の吸込空気温度が上昇し、それまで閉じていた膨張弁
34が約22分頃に開き気味に転じたために、第2の車
室内熱交換器33で凝縮した冷媒の一部が膨張弁34を
経由して車室外熱交換器38側に流れ出し始めた。そし
て、第1の車室内熱交換器35の冷却(除湿)能力が低
下したために第1の車室内熱交換器35の吹出空気温度
が急激に上昇し、十分除湿されていない空気が車室内に
吹き出されて、一瞬にしてガラスの曇りが発生した。こ
のとき、ガラスの防曇性を回復させるためには、外気率
を30%から50%以上に増やさなければならなかっ
た。
【0046】これに対して、図7では、図6に見られる
第1の車室内熱交換器35の吹出空気温度の急激な上昇
は見られず、暖房運転開始から40分経過するまでガラ
スの防曇性は維持された。また、別の暖房実験において
同一条件で2時間以上連続運転を行なったが、この時に
もガラスの曇りは見られなかった。
第1の車室内熱交換器35の吹出空気温度の急激な上昇
は見られず、暖房運転開始から40分経過するまでガラ
スの防曇性は維持された。また、別の暖房実験において
同一条件で2時間以上連続運転を行なったが、この時に
もガラスの曇りは見られなかった。
【0047】以上、図6と図7の実験結果からわかるよ
うに、本実施の形態によれば、暖房運転時に膨張弁34
が全閉に維持されるので、第1の車室内熱交換器35の
冷却(除湿)能力の低下が無くなり、高い暖房性能とガ
ラスの防曇性維持を両立することができる。
うに、本実施の形態によれば、暖房運転時に膨張弁34
が全閉に維持されるので、第1の車室内熱交換器35の
冷却(除湿)能力の低下が無くなり、高い暖房性能とガ
ラスの防曇性維持を両立することができる。
【0048】図8と図9は、外気温−20℃、40km
/h走行、外気率50%で行なった別の暖房ウォームア
ップ実験結果の一例で、コンプレッサ31の吐出冷媒の
加熱度(SH)の時間変化を示している。コンプレッサ
31は第1の車室内熱交換器35の作動温度が第1の設
定値よりも低下すれば停止、第2の設定値(>第1の設
定値)よりも高くなれば復帰(停止→運転)するように
制御されている。どちらも同一条件で行なった実験結果
で、図8が従来技術の結果、図9が本実施の形態の結果
である。
/h走行、外気率50%で行なった別の暖房ウォームア
ップ実験結果の一例で、コンプレッサ31の吐出冷媒の
加熱度(SH)の時間変化を示している。コンプレッサ
31は第1の車室内熱交換器35の作動温度が第1の設
定値よりも低下すれば停止、第2の設定値(>第1の設
定値)よりも高くなれば復帰(停止→運転)するように
制御されている。どちらも同一条件で行なった実験結果
で、図8が従来技術の結果、図9が本実施の形態の結果
である。
【0049】図8では、約13分間の断続運転を行なっ
た後、約15degの加熱度で連続運転を行なってい
る。一方、図9では、約7分間の断続運転の後、連続運
転時には25〜30degの加熱度が得られている。
た後、約15degの加熱度で連続運転を行なってい
る。一方、図9では、約7分間の断続運転の後、連続運
転時には25〜30degの加熱度が得られている。
【0050】図8の場合、断続運転時のコンプレッサ3
1が再起動した直後しばらくの間膨張弁34が開き、こ
こから膨張弁34〜車室外熱交換器38間の冷媒がコン
プレッサ31に吸入されて冷媒過多気味の運転となるた
めに、連続運転時間が長く、コンプレッサ31の吐出冷
媒の加熱度が付き難いという結果になった。
1が再起動した直後しばらくの間膨張弁34が開き、こ
こから膨張弁34〜車室外熱交換器38間の冷媒がコン
プレッサ31に吸入されて冷媒過多気味の運転となるた
めに、連続運転時間が長く、コンプレッサ31の吐出冷
媒の加熱度が付き難いという結果になった。
【0051】以上、図8と図9の結果からわかるよう
に、本実施の形態によれば、断続運転時間が短くなると
ともに、適正なコンプレッサ31の吐出冷媒の加熱度が
確保できるようになり、コンプレッサ31の信頼性が向
上できることがわかる。
に、本実施の形態によれば、断続運転時間が短くなると
ともに、適正なコンプレッサ31の吐出冷媒の加熱度が
確保できるようになり、コンプレッサ31の信頼性が向
上できることがわかる。
【0052】また、膨張弁としての外部均圧式膨張弁を
用いる場合には、外部均圧管96の接続位置を変更する
だけなので、構造変更やコストアップがなく、十分な信
頼性を確保することも容易にできる。
用いる場合には、外部均圧管96の接続位置を変更する
だけなので、構造変更やコストアップがなく、十分な信
頼性を確保することも容易にできる。
【0053】また、冷房運転についても高負荷から低負
荷まで冷房負荷を変化させて比較を行なったが、冷房性
能の低下やコンプレッサ信頼性に関わる不具合は見られ
なかった。
荷まで冷房負荷を変化させて比較を行なったが、冷房性
能の低下やコンプレッサ信頼性に関わる不具合は見られ
なかった。
【0054】
【発明の効果】本発明は、以上のような特徴をもつ構成
としているため、蒸気圧縮サイクルによる除湿暖房運転
を行なう場合に、蒸発器の冷却(除湿)能力を損なうこ
となく、確実に車室内吹出風の湿度を低下させることが
できる車両用空調装置を提供することが可能となる。
としているため、蒸気圧縮サイクルによる除湿暖房運転
を行なう場合に、蒸発器の冷却(除湿)能力を損なうこ
となく、確実に車室内吹出風の湿度を低下させることが
できる車両用空調装置を提供することが可能となる。
【図1】本発明による車両用空調装置の一実施の形態の
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図2】膨張弁周辺の拡大図である。
【図3】一実施の形態の変形例の構成を示す図である。
【図4】電動膨張弁の制御フローチャートである。
【図5】電磁弁の制御フローチャートである。
【図6】実験結果の一例を示す図である。
【図7】実験結果の一例を示す図である。
【図8】実験結果の一例を示す図である。
【図9】実験結果の一例を示す図である。
【図10】一実施の形態の変形例の構成を示す図であ
る。
る。
【図11】一実施の形態の変形例の構成を示す図であ
る。
る。
31 コンプレッサ 33 第2の車室内熱交換器 34 膨張弁(第1の膨張手段) 35 第1の車室内熱交換器 37 ブロワファン 38 車室外熱交換器 39 ダクト 40 内気導入口 41 外気導入口 42 インテークドア 43 制御装置 44 ブロワファンモータ 46 エアミックスドア 47 エアミックスチャンバ 51 ベンチレータ吹出口 52 デフロスタ吹出口 53 フット吹出口 55 ベンチレータドア 56 デフロスタドア 57 フットドア 59 第1の車室内熱交換器作動温度センサ 61 日射量センサ 62 外気温センサ 63 室温センサ 64 室温設定器 65 吹出口モードスイッチ 66 ブロワファンスイッチ 73 四方弁 76 第2の冷媒パス 77 第1の冷媒パス 80 絞り(第2の膨張手段) 91 感温 92 ダイヤフラム 93 弁棒 94 弁部 95 スプリング 96 外部均圧管 97 感温部 98 導圧部 100 バイパス路 110 電磁弁 201 エンジン 202 ヒータコア 203 エンジン冷却水配管 204 エンジン冷却水温センサ 205 車室内熱交換器
Claims (6)
- 【請求項1】 エンジンやモータで駆動されるコンプレ
ッサと、 冷媒と外気とで熱交換する車室外熱交換器と、 冷媒を断熱膨張させる第1の膨張手段と第2の膨張手段
と、 冷媒と車室内に吹き出す空調風とで熱交換し、一端が前
記コンプレッサの冷媒吸入に接続し、他端が前記第1の
膨張手段を介して前記車室外熱交換器に接続する第1の
車室内熱交換器と、 冷媒と車室内に吹き出す空調風とで熱交換する第2の車
室内熱交換器と、 前記第1の車室内熱交換器と前記第1の膨張手段の間か
ら分岐し、前記第2の膨張手段を介して前記第2の車室
内熱交換器の一端に接続するバイパス路と、 冷房運転と暖房運転で冷媒流れを切り換え、冷房運転時
には前記コンプレッサの冷媒吐出と前記車室外熱交換器
および前記コンプレッサの冷媒吸入と前記第2の車室内
熱交換器の他端を各々連通し、暖房運転時には前記コン
プレッサの冷媒吐出と前記第2の車室内熱交換器の他端
および前記コンプレッサの冷媒吸入と前記車室外熱交換
器を各々連通する冷媒流路切換手段と、 から成る蒸気圧縮サイクルにおいて、 前記第1の膨張手段として外部均圧式膨張弁を使用し、
前記外部均圧式膨張弁の外部均圧管を前記第2の膨張手
段〜前記第2の車室内熱交換器〜前記冷媒流路切換手段
の間に接続することを特徴とする車両用空調装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の車両用空調装置におい
て、 前記第1の膨張手段として電動膨張弁を使用し、暖房運
転時、または、前記冷媒流路切換手段が暖房側に設定さ
れたときに前記電動膨張弁を全閉状態に設定する電動膨
張弁全閉手段を備えることを特徴とする車両用空調装
置。 - 【請求項3】 請求項1に記載の車両用空調装置におい
て、 前記車室外熱交換器と前記第1の膨張手段の間に流路開
閉手段を設け、暖房運転時、または、前記冷媒流路切換
手段が暖房側に設定されたときに前記流路開閉手段を全
閉状態に設定する流路全閉手段を備えることを特徴とす
る車両用空調装置。 - 【請求項4】 エンジンやモータで駆動されるコンプレ
ッサと、 冷媒と外気とで熱交換する車室外熱交換器と、 冷媒を断熱膨張させる第1の膨張手段と第2の膨張手段
と、 冷媒と車室内に吹き出す空調風とで熱交換し、一端が前
記コンプレッサの冷媒吸入に接続し、他端が前記第1の
膨張手段を介して前記車室外熱交換器に接続する第1の
冷媒パスと、 冷媒と車室内に吹き出す空調風とで熱交換する第2の冷
媒パスと、 少なくとも前記第1の冷媒パスと前記第2の冷媒パスで
構成される車室内熱交換器と、 前記第1の冷媒パスと前記第1の膨張手段の間から分岐
し、前記第2の膨張手段を介して前記第2の冷媒パスの
一端に接続するバイパス路と、 冷房運転と暖房運転で冷媒流れを切り換え、冷房運転時
には前記コンプレッサの冷媒吐出と前記車室外熱交換器
および前記コンプレッサの冷媒吸入と前記第2の冷媒パ
スの他端を各々連通し、暖房運転時には前記コンプレッ
サの冷媒吐出と前記第2の冷媒パスの他端および前記コ
ンプレッサの冷媒吸入と前記車室外熱交換器を各々連通
する冷媒流路切換手段と、 から成る蒸気圧縮サイクルにおいて、 前記第1の膨張手段として外部均圧式膨張弁を使用し、
前記外部均圧式膨張弁の外部均圧管を前記第2の膨張手
段〜前記第2の冷媒パス〜前記冷媒流路切換手段の間に
接続することを特徴とする車両用空調装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載の車両用空調装置におい
て、 前記第1の膨張手段として電動膨張弁を使用し、暖房運
転時、または、前記冷媒流路切換手段が暖房側に設定さ
れたときに前記電動膨張弁を全閉状態に設定する電動膨
張弁全閉手段を備えることを特徴とする車両用空調装
置。 - 【請求項6】 請求項4に記載の車両用空調装置におい
て、 前記車室外熱交換器と前記第1の膨張手段の間に流路開
閉手段を設け、暖房運転時、または、前記冷媒流路切換
手段が暖房側に設定されたときに前記流路開閉手段を全
閉状態に設定する流路全閉手段を備えることを特徴とす
る車両用空調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16097797A JP3368801B2 (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 車両用空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16097797A JP3368801B2 (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 車両用空調装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH115433A true JPH115433A (ja) | 1999-01-12 |
JP3368801B2 JP3368801B2 (ja) | 2003-01-20 |
Family
ID=15726237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16097797A Expired - Fee Related JP3368801B2 (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 車両用空調装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3368801B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012214175A (ja) * | 2011-04-01 | 2012-11-08 | Nippon Soken Inc | 冷却装置 |
Citations (6)
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JPH05231731A (ja) * | 1992-02-21 | 1993-09-07 | Nippondenso Co Ltd | 冷凍サイクル |
JPH05296580A (ja) * | 1992-02-17 | 1993-11-09 | Nippondenso Co Ltd | 冷凍サイクル |
JPH05319077A (ja) * | 1991-04-26 | 1993-12-03 | Nippondenso Co Ltd | 自動車用空調装置 |
JPH0840056A (ja) * | 1993-09-21 | 1996-02-13 | Nippondenso Co Ltd | 空調装置 |
JPH08268050A (ja) * | 1995-03-31 | 1996-10-15 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用ヒートポンプ式冷暖房装置 |
JPH08282263A (ja) * | 1995-04-17 | 1996-10-29 | Sanden Corp | 車両用空気調和装置 |
-
1997
- 1997-06-18 JP JP16097797A patent/JP3368801B2/ja not_active Expired - Fee Related
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