JPH05296580A - 冷凍サイクル - Google Patents

冷凍サイクル

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JPH05296580A
JPH05296580A JP4207740A JP20774092A JPH05296580A JP H05296580 A JPH05296580 A JP H05296580A JP 4207740 A JP4207740 A JP 4207740A JP 20774092 A JP20774092 A JP 20774092A JP H05296580 A JPH05296580 A JP H05296580A
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成男 沼澤
Yasushi Yamanaka
康司 山中
Takahisa Suzuki
隆久 鈴木
Keita Honda
桂太 本多
Ryoichi Sanada
良一 真田
Kunio Iritani
邦夫 入谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷媒凝縮器に当たる冷却媒体の温度変化に伴
って得られるサブクールが大きく変化する場合でも、サ
イクル効率を上げるのに最適なサブクールを得ることの
できる冷凍サイクルを提供すること。 【構成】 ダクト1内に配された室内凝縮器14は、冷
媒と送風空気との熱交換を行う熱交換部が、上流域部1
4a、中流域部14b、下流域部14cに区分けされ、
中流域部14bと下流域部14cとを結ぶ冷媒通路14
dにサブクール制御弁22の感温筒22hが接触されて
いる。サブクール制御弁22は、感温筒22hが接触す
る下流域部14c上流のサブクールが所定値(2〜10
℃)となるように、絞り部の開度を調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高圧冷媒の過冷却度
(以下サブクールと言う)を制御する過冷却度制御弁を
備えた冷凍サイクルに関し、自動車用空調装置に用いて
好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、アキュムレータサイクルで
は、冷媒凝縮器の下流に、図15に示すようなサブクー
ル制御弁100(実開昭55−85671号公報参照)
を設けてサブクールを得る方法が知られている。このサ
ブクール制御弁100は、ダイアフラム101と連動し
て絞り部102を開閉する弁体103、絞り部102を
開く方向へ弁体103を付勢する調節バネ104、およ
び冷媒凝縮器(図示しない)下流の冷媒の温度変化を圧
力変化に変換する感温筒105等より構成されている。
弁体103の変位は、キャピラリチューブ106を介し
てダイアフラム101の上側に作用する感温筒105内
の圧力と、ダイアフラム101の下側に作用する高圧圧
力および調節バネ104のバネ力とのバランスによって
調整され、その弁体103の変位に応じて絞り部102
の開度が決定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のサブ
クール制御弁100は、あらかじめ所定(例えば5〜1
0℃)のサブクールが冷媒凝縮器内で取れるように調節
バネ104のバネ力が設定されることから、例えば、上
記のサブクール制御弁100を用いて、図16あるいは
図17に示すようなサブクールサイクル(共に公知のサ
イクルではない)を構成する場合には、以下に述べるよ
うな課題が生じる。図16に示すサブクールサイクル
は、自動車空調用ヒートポンプサイクルを構成するもの
で、冷媒圧縮機200、車室内へ送風空気を導くダクト
201内に配された室内凝縮器202、サブクール制御
弁100、ダクト201内で室内凝縮器202の風上側
に配された室内蒸発器203、EPR(蒸発圧力調整
弁)204、ダクト201の外部に配された室外蒸発器
205、アキュムレータ206、室内蒸発器203とE
PR204とを迂回する迂回路207、および迂回路2
07を開閉する電磁弁208を備える。
【0004】今、迂回路207を閉じて(電磁弁208
を閉じる)サブクール制御弁100より流出した冷媒を
室内蒸発器203へ導くと、送風機209によってダク
ト201内に導入された空気が室内蒸発器203を通過
する際に冷却され、その後、室内凝縮器202を通過す
る際に加熱されて車室内へ吹き出される。この時、室内
凝縮器202を流れる冷媒の飽和温度が50℃前後であ
るとすると、室内蒸発器203で冷却された0℃近い冷
風が室内凝縮器202に当たることにより、理想的には
室内凝縮器202で50℃近くのサブクールを得ること
ができる。ところが、迂回路207を開いて(電磁弁2
08を開く)サブクール制御弁100より流出した冷媒
を室外蒸発器205へ導くとともに、内気モードを設定
してダクト201内に30℃前後の車室内空気(内気)
を導入すると、そのダクト201内に導入された空気は
室内蒸発器203で冷却されることなく、そのままの温
度(30℃)で室内凝縮器202に当たることになる。
このため、室内凝縮器202では、高々20℃程度のサ
ブクールしか得られないことになる。
【0005】また、図17に示すサブクールサイクル
は、車両空調用冷凍サイクルを構成するもので、室内凝
縮器202の上流に室外凝縮器210を備えるととも
に、室内凝縮器202への送風量を調節するエアミック
スダンパ211を有し、このエアミックスダンパ211
の開閉によって、室内凝縮器202には室内蒸発器20
3で冷却された0℃近い冷風が当たったり当たらなかっ
たりする。例えば、エアミックスダンパ211が室内凝
縮器202を全開(図中実線で示す位置)して、室内凝
縮器202に0℃近い冷風が当たる場合には、室内凝縮
器202を流れる冷媒の飽和温度が50℃前後であれ
ば、理想的には50℃近くのサブクールが得られる。ま
た、エアミックスダンパ211が室内凝縮器202を閉
じると(図中一点鎖線で示す位置)、室内凝縮器202
には冷風が当たらないため、室内凝縮器202は単なる
冷媒通路を成し、仮に外気温(室外凝縮器210に当た
る風の温度)が30℃であれば、室外凝縮器210、室
内凝縮器202を流れる冷媒の飽和温度50℃が、外気
温30℃まで理想的に冷却されても20℃程度のサブク
ールしか得られないことになる。
【0006】従って、図16および図17に示すサブク
ールサイクルで、仮に室内凝縮器202で20℃のサブ
クールが得られるようにサブクール制御弁100の調節
バネ104のバネ力を設定した場合には、室内蒸発器2
03で冷却された0℃近い冷風が室内凝縮器202に当
たる時でもサブクールを20℃に制御しようとする。こ
のため、上述したように0℃近い冷風を利用して十分大
きなサブクール(50℃)を得ることができなくなる。
逆に、室内凝縮器202で50℃のサブクールが得られ
るように、サブクール制御弁100の調節バネ104の
バネ力を設定した場合には、図16に示すサイクルで室
内凝縮器202に当たる送風空気の温度が30℃前後で
ある時、あるいは図17に示すサイクルでエアミックス
ダンパ211が室内凝縮器202を閉じた時でも、室内
凝縮器202で50℃のサブクールを得るまでサブクー
ル制御弁100で絞り部102の開度を絞ろうとするた
め、高圧側の圧力が大幅に上昇してしまう。
【0007】このように、従来のサブクール制御弁10
0では、室内凝縮器202内で所定のサブクールが得ら
れるように調節バネ104のバネ力が設定されているこ
とから、上述のように、室内凝縮器202に当たる空気
の温度が大きく変化して室内凝縮器202で得られるサ
ブクールが大きく変化するようなサイクルを構成する場
合に対応することができず(サブクールを大きく変化さ
せて制御することができない)、サイクル効率を悪化さ
せることになる。本発明は、上記事情に基づいて成され
たもので、その目的は、冷媒凝縮器に当たる冷却媒体の
温度変化に伴って得られるサブクールが大きく変化する
場合でも、サイクル効率を上げるのに最適なサブクール
を得ることのできる冷凍サイクルを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、通過する冷媒を冷却媒体との熱交換によっ
て凝縮液化する熱交換部を備え、この熱交換部の少なく
とも下流域部が、冷却媒体の温度が大きく変化する温度
場に配された冷媒凝縮器と、前記冷媒凝縮器下流の冷媒
流路を絞る絞り部、この絞り部を開閉する弁体、および
前記下流域部上流の冷媒の温度変化を圧力変化に変換す
る感温部を備え、この感温部の圧力変化に基づいて、前
記下流域部上流の過冷却度が所定値となるように、前記
弁体を変位させて前記絞り部の開度を調整する過冷却度
制御弁とを備えたことを技術的手段とする。また、前記
冷媒凝縮器は、前記感温部を取付けるための取付用配管
を備え、この取付用配管が前記下流域部上流で前記熱交
換部の側方に突出して設けられたことを技術的手段とす
る。
【0009】
【作用】上記構成より成る本発明の冷凍サイクルは、冷
媒凝縮器の下流域部上流のサブクールが所定値となるよ
うに、過冷却度制御弁の絞り部の開度が調整される。従
って、冷媒凝縮器の下流域部に流入する冷媒は、すでに
所定値のサブクールまで冷却された液冷媒であるため、
下流域部で冷媒との熱交換を行なう冷却媒体の温度変化
に応じて、下流域部で取りうる最大限のサブクールを得
ることができる。つまり、下流域部で冷媒との熱交換を
行なう冷却媒体の温度が大きく変化しても、その冷却媒
体の温度と下流域部上流の冷媒の飽和温度との温度差
(冷却媒体の温度<冷媒の飽和温度)に応じたサブクー
ルを得ることができる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の冷凍サイクルを用いた車両用
空気調和装置の一実施例を、図1ないし図6に基づき説
明する。図1は車両用空気調和装置の概略構成図であ
る。この車両用空気調和装置は、電気自動車に搭載され
るもので、車室内に送風空気を導くためのダクト1、こ
のダクト1内で車室内に向かう空気流を生じさせる送風
機2、およびアキュムレータ式冷凍サイクル3を備え
る。ダクト1は、その上流端に、ダクト1内へ車室内空
気(内気)を取り入れるたの内気導入口4、および車室
外空気(外気)を取り入れるための外気導入口5が設け
られ、各導入口4、5の導入空気量がダンパ6によって
調節される。ダクト1の下流端は、車両の窓ガラスに向
かって送風空気を吐出するDEF吹出口7、乗員の上半
身に向かって送風空気を吐出するVENT吹出口8、乗
員の足元付近に向かって送風空気を吐出するFOOT吹
出口9に連通され、各吹出口7〜9は、選択された吹出
口モードに応じて作動する吹出口切替ダンパ10、1
1、12によって切り替えられる。ダクト1内には、冷
凍サイクル3の室内蒸発器13および室内凝縮器14
(本発明の冷媒凝縮器)が配されるとともに、室内凝縮
器14への送風量を調節するエアミックスダンパ15が
設けられている。このエアミックスダンパ15は、室内
凝縮器14を通過する空気量と、ダクト1内に形成され
るバイパス路16(室内凝縮器を迂回する通路)を通過
する空気量との割合を調節して、吹き出し空気の温度調
節を行なう。
【0011】冷凍サイクル3は、冷媒の流通方向を切り
替えることのできる四方弁17を備え、この四方弁17
の切り替えに基づいて暖房運転と冷房運転を行なうこと
ができる。冷凍サイクル3は、上記の室内蒸発器13お
よび室内凝縮器14の他に、電動モータ18によって回
転駆動される冷媒圧縮機19、電動ファン20の送風を
受けて、暖房運転時には蒸発器として機能し、冷房運転
時には凝縮器として機能する室外熱交換器21、室内凝
縮器14で得られるサブクールを制御するサブクール制
御弁22(本発明の過冷却度制御弁)、室内蒸発器13
と室外熱交換器21との間に設けられた蒸発圧力調整弁
23(以下EPRと呼ぶ)、冷媒圧縮機19の上流に配
されたアキュムレータ24の各機能部品を備え、それぞ
れ冷媒配管25によって接続されている。また、冷凍サ
イクル3には、室内蒸発器13とEPR23とを迂回し
てサブクール制御弁22と室外熱交換器21とを連絡す
る迂回路26が形成されており、暖房運転時にその迂回
路26を冷媒が流れることで、除湿暖房を行なわず、外
気モード(外気を導入する)による暖房を行なうことが
できる。この迂回路26には、迂回路26を開閉する電
磁弁27が設けられており、冷房運転時および除湿暖房
を行なう際に迂回路26を閉じるように制御される。ま
た、冷媒配管25には、冷房運転時と暖房運転時とで、
冷媒の逆流を防止するための逆止弁28〜31が適宜設
けられている。
【0012】なお、本実施例の室内凝縮器14は、冷媒
と送風空気との熱交換を行なう熱交換部が、上流域部1
4a、中流域部14b、下流域部14cと3つの流域部
に区分けされ、その各流域部14a、14b、14cが
ダクト1内を流れる送風空気に対して対向流となるよう
に、中流域部14bを挟んで、上流域部14aがダクト
1内の風下側に配され、下流域部14cがダクト1内の
風上側に配された3層構造に設けられている。
【0013】つぎに、図2を参照してサブクール制御弁
22の構造を説明する。サブクール制御弁22は、絞り
部22aが形成された弁本体22b、弁本体22bの上
部に設けられたダイアフラム22c、このダイアフラム
22cの変位に伴って絞り部22aを開閉する弁体22
d、ピン22eおよびバネガイド22fを介して絞り部
22aの開度が大きくなる方向(図2上方向)へ弁体2
2dを付勢する調節バネ22g、内部圧力の変化をダイ
アフラム22cの上側に伝える感温筒22h(本発明の
感温部)、ダイアフラム22cの下側に絞り部22aよ
り上流の高圧圧力を伝える外均管22i等から構成され
ている。弁本体22bには、室内凝縮器14の出口と連
通される入口ポート22j、室内蒸発器13の入口およ
び迂回路26の入口と連通される出口ポート22kが取
り付けられており、その両ポート22j、22kは、絞
り部22aを介して連通されている。感温筒22hは、
内部にガス冷媒が封入されて、室内凝縮器14の中流域
部14bと下流域部14cとを結ぶ冷媒通路14dに接
触して設けられ、その冷媒通路14dを流れる冷媒の温
度変化を圧力変化に変換し、その圧力変化をキャピラリ
チューブ22lを介してダイアフラム22cの上側に伝
える。外均管22iは、図1に示すように、下流域部1
4cの上流、すなわち前記冷媒通路14d部分の高圧圧
力を取り出してダイアフラム22cの下側に伝えること
により、室内凝縮器14の下流域部14cの流路抵抗に
よる圧力損失の影響を防ぐものである。
【0014】弁体22dは、Oリング22mを介して弁
本体22bの頭部に嵌合するストッパ22nに保持され
ており、ダイアフラム22cの変位によってストッパ2
2nが弁本体22bに対して摺動(図示上下方向)する
ことにより絞り部22aを開閉する。この弁体22d
は、ダイアフラム22cの上側に作用する感温筒22h
内の圧力と、ダイアフラム22cの下側に作用する高圧
圧力および調節バネ22gのバネ力とがバランスする位
置に変位し、その弁体22dの変位に応じて絞り部22
aの開度が決定される。調節バネ22gは、調節ネジ2
2oによってバネ力が調節されるように設けられてお
り、その調節ネジ22oは、弁本体22bの下部にOリ
ング22pを介して取り付けられたヒッチング22qに
螺着されている。
【0015】このサブクール制御弁22は、上記のOリ
ング22mにより、ダイアフラム22cの下側に絞り部
22a下流の低圧圧力が伝わるのを防止し、ダイアフラ
ム22cの下側には外均管22iを通してのみ高圧圧力
が伝わるように設けられている。また、バネガイド22
fには、調節バネ22gを収容するバネ収容室22rと
絞り部22aの上流とを連通する連通孔22sが設けら
れており、この連通孔22sを通して絞り部22a上流
の高圧圧力をバネ収容室22rに導入することにより、
バネガイド22fに加わる高圧圧力の影響が相殺される
ように構成されている。上記構成を成す本実施例のサブ
クール制御弁22は、感温筒22hが接触する室内凝縮
器14の中流域部14bと下流域部14cとの間で、サ
ブクールが所定値(2〜10℃)となるように、調節バ
ネ22gのバネ力が設定されている。
【0016】次に、本実施例の作動を図3ないし図6に
示すモリエル線図を基に説明する。なお、図3ないし図
6に示すモリエル線図上の各点は、図1に示すサイクル
上の冷媒の各状態点を示すものである。 a)暖房運転を行なう場合。 四方弁17の通路は、図1にて実線で示すように切り替
えられ、エアミックスダンパ15は、すべての送風空気
が室内凝縮器14を通過するように、室内凝縮器14を
迂回するバイパス路16を閉塞(図1にて実線で示す位
置)する。冷媒圧縮機19で圧縮された高温、高圧のガ
ス冷媒(図3A点)は、四方弁17および逆止弁29を
通過して、図1にて実線矢印で示すように室内凝縮器1
4に導かれる。この室内凝縮器14では、上流域部14
aで過熱度を持ったガス冷媒が冷却され、さらに中流域
部14bで凝縮液化されて、感温筒22hが接触する中
流域部14bの出口では、サブクール制御弁22の制御
によって所定値のサブクール(図3B点)が得られる。
このサブクールを持った液冷媒は、内気モード(内気を
導入する)による除湿暖房を行なうことで、室内凝縮器
14の下流域部14cを通過する際に、室内蒸発器13
で冷却された冷風によってさらに冷やされる。これによ
り、室内凝縮器14の出口では、冷風の温度と下流域部
14c上流の冷媒の飽和温度との温度差(冷風の温度<
冷媒の飽和温度)に応じて、下流域部14cで取りうる
最大限のサブクール(図3C点)を得ることができる。
【0017】室内凝縮器14より流出した液冷媒は、サ
ブクール制御弁22で減圧(図3D点)された後、室内
蒸発器13を通過する際にダクト1内を流れる送風空気
と熱交換され(図3E点)、その後、さらにEPR23
で減圧されて(図3F点)、室外熱交換器21を通過す
る際に電動ファン20の送風を受けて熱交換される(図
3G点)。室外熱交換器21で蒸発した冷媒は、四方弁
17を通過してアキュムレータ24に導かれ、ガス冷媒
のみが冷媒圧縮機19に吸引される。一方、送風機2の
作動によってダクト1内に導入された内気は、室内蒸発
器13を通過して除湿された後、室内凝縮器14を通過
する際に過熱されて、選択された吹出口7〜9より車室
内に吹き出される。
【0018】この暖房運転において、除湿を行なわない
場合には、電磁弁27を開くことにより、サブクール制
御弁22で減圧された冷媒(図4F点)は、室内蒸発器
13およびEPR23を通過することなく、迂回路26
を通って室外熱交換器21に導かれ、この室外熱交換器
21で蒸発した後、アキュムレータ24を通って冷媒圧
縮機19に吸引される(図4G点)。この外気モードに
よる暖房運転では、室内凝縮器14の中流域部14bの
出口で所定値のサブクールを持った液冷媒(図4B点)
が、下流域部14cを通過する際にダクト1内に導入さ
れた外気の送風を受けて冷却される。従って、下流域部
14cを流れる冷媒は、理想的には、送風空気の温度
(外気温度)と下流域部14c上流の冷媒の飽和温度と
の温度差までサブクール(図4C点)を得ることができ
る。
【0019】b)冷房運転を行なう場合。 四方弁17の通路は、図1にて破線で示すように切り替
えられ、迂回路26に設けられた電磁弁27は閉じられ
る。冷媒圧縮機19で圧縮された高温、高圧のガス冷媒
(図5A点)は、四方弁17を通過した後、図1にて破
線矢印で示すように室外熱交換器21に導かれ、この室
外熱交換器21で電動ファン20の送風を受けて凝縮さ
れる。その後、逆止弁31を通って室内凝縮器14に導
かれた冷媒は、さらに室内凝縮器14で送風空気との熱
交換によって凝縮液化される。この室内凝縮器14で
は、暖房運転時の場合と同様に、サブクール制御弁22
によって、中流域部14bの出口で所定値のサブクール
(図5B点)が得られる。
【0020】ここで、MAX・COOL(最大冷房)が
設定された場合には、エアミックスダンパ15が室内凝
縮器14を全閉(図1にて一点鎖線で示す位置)するこ
とにより、室内凝縮器14には室内蒸発器13で冷却さ
れた冷風が当たらないため、室内凝縮器14の下流域部
14cは単なる冷媒の通路を構成することになる。従っ
て、所定値のサブクールを持った液冷媒は、室内凝縮器
14の下流域部14cを通過する際にさらに冷却される
ことはなく、所定値のサブクールのまま室内凝縮器14
より流出する。その後、サブクール制御弁22で減圧さ
れた冷媒(図5F点)は、室内蒸発器13で送風空気と
の熱交換によって蒸発され、逆止弁28および四方弁1
7を通過した後、アキュムレータ24を通って冷媒圧縮
機19に吸引される(図5G点)。一方、送風機2の作
動によってダクト1内に導入された送風空気(内気)
は、室内蒸発器13を通過する際に冷却されて、室内凝
縮器14を通過することなく、バイパス路16を通って
選択された吹出口7〜9より車室内に吹き出される。
【0021】この冷房運転において、エアミックスダン
パ15の開度に応じて、室内蒸発器13で冷却された冷
風の一部を室内凝縮器14を通過させることで温度調節
を行なう場合には、所定値のサブクールを持った液冷媒
(図6B点)が室内凝縮器14の下流域部14cを通過
する際に、室内凝縮器14側に流れた冷風によってさら
に冷やされる。従って、室内凝縮器14より流出する冷
媒は、理想的には、冷風の温度と下流域部14c上流の
冷媒の飽和温度との温度差までサブクール(図6C点)
を得ることができる。上述のように、本実施例では、感
温筒22hが接触する室内凝縮器14の中流域部14b
出口で所定値のサブクールが得られるように、サブクー
ル制御弁22の絞り部22aの開度が調節される。この
ため、室内凝縮器14の下流域部14cでは、下流域部
14cに当たる送風空気の温度に応じて、下流域部14
cで取りうる最大限のサブクールを得ることができる。
本実施例では、室内凝縮器14を3層構造としたが、感
温筒22hが接触する部位を境に下流域部14cと上中
流域部との2層構造としても良い。なお、必ずしも層構
造を成す必要はなく、実施例で示した上流域部14a、
中流域部14b、下流域部14cが同一平面上に構成さ
れても良い。また、サブクール制御弁22では、室内凝
縮器14の圧損の影響を防ぐために外均管22iを使用
したが、下流域部14cの圧損の影響を考慮しなくても
よい場合には、外均管22iを使用しなくても良い。室
内凝縮器14を流れる冷媒との熱交換を行なう冷却媒体
として空気を示したが、水や油等の液体でも良い。
【0022】次に、本発明の第2実施例を説明する。図
7は電気自動車用空気調和装置の概略構成図である。本
実施例の空気調和装置は、除湿暖房を可能とするもの
で、ダクト1内には、上流側から室内蒸発器13、サブ
クール用熱交換器32、主凝縮器33が順に配され、ダ
クト1の外には、電動ファン20の送風を受けて冷媒を
蒸発させる室外蒸発器34を備える。サブクール制御弁
22は、感温筒22hがサブクール用熱交換器32と主
凝縮器33とを結ぶ冷媒通路14dに接触されており、
主凝縮器33の出口で所定値のサブクールが得られるよ
うに設定されている。本実施例では、サブクール用熱交
換器32と主凝縮器33とで本発明の冷媒凝縮器を構成
し、サブクール用熱交換器32が本発明の下流域部を成
すものである。除湿暖房を行なう場合には、主凝縮器3
3の出口で所定値のサブクールを持つ液冷媒が、サブク
ール用熱交換器32を通過する際に室内蒸発器13で冷
却された冷風によってさらに冷やされ、サブクール用熱
交換器32で取りうる最大限までサブクールを得ること
ができる。また、除湿暖房を行なわない時には、所定値
のサブクールを持った液冷媒がサブクール用熱交換器3
2を通過する際に、外気モードによってダクト1内に導
入された外気の送風を受けることにより、外気温度に応
じたサブクールを得ることができる。
【0023】次に、本発明の第3実施例を説明する。図
8は電気自動車用空気調和装置の概略構成図である。本
実施例の空気調和装置は、冷房運転を行なうもので、ダ
クト1内には室内蒸発器13と、その室内蒸発器13の
風下側に室内熱交換器35を備え、エアミックスダンパ
15の開度に応じて、室内熱交換器35への送風量が調
節される。また、ダクト1の外には、電動ファン20の
送風を受けて、冷媒圧縮機19で圧縮された高温、高圧
のガス冷媒を凝縮する室外凝縮器36を備える。サブク
ール制御弁22は、感温筒22hが室内熱交換器35と
室外凝縮器36とを結ぶ冷媒通路14dに接触されてお
り、室外凝縮器36の出口で所定値のサブクールが得ら
れるように設定されている。本実施例では、室内熱交換
器35と室外凝縮器36とで本発明の冷媒凝縮器を構成
し、室内熱交換器35が本発明の下流域部を成し、室外
凝縮器36がダクト1の外に配されたものである。
【0024】今、MAX・COOL(最大冷房)が設定
されると、エアミックスダンパ15が室内熱交換器35
を全閉(図8にて一点鎖線で示す位置)するため、室内
熱交換器35は単なる冷媒の通路を構成することにな
る。従って、室外凝縮器36で凝縮された液冷媒は、室
内熱交換器35を通過する際にさらに冷却されることは
なく、所定値のサブクールのまま室内熱交換器35を流
出する。エアミックスダンパ15の開度に応じて、室内
蒸発器13で冷却された冷風の一部を室内熱交換器35
を通過させることで温度調節を行なう場合には、所定値
のサブクールを持った液冷媒が室内熱交換器35を通過
する際に、室内熱交換器35側に流れた冷風によってさ
らに冷やされ、冷風温度に応じたサブクールを得ること
ができる。
【0025】次に、本発明の第4実施例を説明する。図
9は冷媒凝縮器の正面図である。本実施例の冷媒凝縮器
14は、冷媒通路を成す多数(本実施例では6本)のチ
ューブ37と放熱用のフィン38とを交互に積層して成
る熱交換部と、各チューブ37の両端部に配置された一
対のヘッダ39、40から構成された積層型熱交換器で
ある。チューブ37は、アルミニウムの押出成形品で偏
平に形成されている。フィン38は、薄いアルミニウム
板を波状に加工したローラ成形品で、表面には多数のル
ーバ(図示しない)が形成されている。ヘッダ39、4
0は、断面円形を呈し、各ヘッダ39、40の内部には
仕切板41が設けられている。この仕切板41は、ヘッ
ダ39、40の内部を長手方向に区画することで、熱交
換部を流れる冷媒をUターンさせるものであり、一方の
ヘッダ39には、図9において上から2本目と3本目、
4本目と5本目、5本目と6本目の各チューブ37の
間、他方のヘッダ40には、上から4本目と5本目の各
チューブ37の間にそれぞれ設けられている。
【0026】ここで、3枚の仕切板41によって区画さ
れた一方のヘッダ39を、上から順に第1ヘッダ部39
a、第2ヘッダ部39b、第3ヘッダ部39c、第4ヘ
ッダ部39dと呼称すると、第1ヘッダ部39aと第4
ヘッダ部39dには、冷媒の入口配管42と出口配管4
3がそれぞれ接続され、第2ヘッダ部39bと第3ヘッ
ダ部39cには、コの字形状を成す取付用配管44(後
述する)の両端部が接続されている。各ヘッダ39、4
0には、各チューブ37の端部が挿入される長孔45が
設けられるとともに、長孔45と反対側面には、仕切板
41が挿入される挿入孔46(図10参照)が設けられ
ている。そして、一方のヘッダ39には、入口配管42
と出口配管43が接続される接続孔(図示しない)およ
び取付用配管44が接続される接続孔47(図10参
照)が設けられている。つぎに、この冷媒凝縮器14の
組付け方法について図10を基に説明する(なお、図1
0は一方のヘッダ39側を示す斜視図である)。まず、
チューブ37とフィン38とを交互に積層して熱交換部
を形成した後、各チューブ37の両端部を各ヘッダ3
9、40の長孔45に挿入してヘッダ39、40を組付
けることにより、チューブ37、フィン38、ヘッダ3
9、40を固定する。そして、各ヘッダ39、40に仕
切板41、入口配管42、出口配管43、および取付用
配管44を組付けた後、一体ろう付けによって各ろう付
け部を接合することにより組付けが完了する。
【0027】上記した取付用配管44は、サブクール制
御弁22の感温筒22hを取付けるための配管で、感温
筒22hとの接触面積を大きくするため、図11に示す
ように、感温筒22hとの接触部が凹曲面状に窪んで形
成されている。また、感温筒22hとの接触部を窪ませ
ることで、断面円形状の取付用配管44aに感温筒22
hを取付けた場合(図12参照)と比較して、取付用配
管44と感温筒22hとの取付け高さHを低くすること
ができる。これにより、感温筒22hの取付け用スペー
スを小さくすることができる。なお、取付用配管44が
ダクト1内に配置されることでダクト1が大型化するの
を防止するために、本実施例では、取付用配管44がダ
クト1の外部に突出して設けられている。
【0028】本実施例の冷媒凝縮器14は、サブクール
制御弁22により、感温筒22hが取付けられた取付用
配管44内でサブクールが所定値となるように制御され
るため、取付用配管44より下流側(本発明の下流域
部)では、冷媒凝縮器14に送風される送風空気の温度
と取付用配管44内を流れる冷媒の飽和温度との温度差
までサブクールを得ることができる。つまり、取付用配
管44より下流側で送風空気の温度変動を吸収すること
により、取付用配管44より上流側では、気液二相状態
のほぼ均一な温度分布を得ることができる。これによ
り、冷媒凝縮器14をヒートポンプサイクルの暖房用熱
交換器として使用する場合には、冷媒凝縮器14の左右
方向(図9の左右方向)における熱交換部の温度分布を
ほぼ均一に保つことができるため、車室内に送風される
送風空気の温度分布を運転席側と助手席側とで均一に保
つことができる。
【0029】なお、本実施例では、断面円形を成すヘッ
ダ39、40を示したが、図13に示すようにプレート
ヘッダ48aとタンクヘッダ48bから成る分割タイプ
のヘッダ48を使用してもよい。この場合、各仕切板4
1は、上記実施例のようにヘッダ39、40の外側から
挿入する方法ではなく、プレートヘッダ48aとタンク
ヘッダ48bとの間に挟み込んで組付ける。また、本実
施例では積層型熱交換器による冷媒凝縮器14を例示し
たが、図14に示すようなサーペンタイン型の熱交換器
を使用しても良い。この場合、取付用配管44は、蛇行
状に屈曲するチューブ37の一部を延長して、車両搭載
用のブラケット49より突出させることで形成すること
ができる。なお、取付用配管44をチューブ37と別体
で形成しても良い。
【0030】
【発明の効果】本発明の冷凍サイクルは、冷媒凝縮器の
下流域部上流のサブクールが所定値となるように過冷却
度制御弁の絞り部開度が調節されることにより、下流域
部で冷媒との熱交換を行なう冷却媒体の温度変化に応じ
て、下流域部で取りうる最大限のサブクールを得ること
ができる。従って、冷却媒体の温度が大きく変化する場
合でも、サイクル効率を高めるために最適なサブクール
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用空気調和装置の概略構成図である。
【図2】サブクール制御弁の断面図である。
【図3】冷凍サイクルのモリエル線図である。
【図4】冷凍サイクルのモリエル線図である。
【図5】冷凍サイクルのモリエル線図である。
【図6】冷凍サイクルのモリエル線図である。
【図7】本発明の第2実施例を示す空気調和装置の概略
構成図である。
【図8】本発明の第3実施例を示す空気調和装置の概略
構成図である。
【図9】本発明の第4実施例に係る冷媒凝縮器の正面図
である。
【図10】本発明の第4実施例に係る冷媒凝縮器の要部
分解斜視図である。
【図11】本発明の第4実施例に係る取付用配管と感温
筒との断面図である。
【図12】図11との比較を示す取付用配管と感温筒と
の断面図である。
【図13】第4実施例の変形例に係るヘッダの分解斜視
図である。
【図14】第4実施例の変形例に係る冷媒凝縮器の正面
図である。
【図15】従来のサブクール制御弁の概略構成図であ
る。
【図16】従来技術による空気調和装置の概略構成図で
ある。
【図17】従来技術による空気調和装置の概略構成図で
ある。
【符号の説明】
3 冷凍サイクル 14 室内凝縮器(冷媒凝縮器) 14c 下流域部 22 サブクール制御弁(過冷却度制御弁) 22h 感温筒(感温部) 22a 絞り部 22d 弁体 44 取付用配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本多 桂太 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 真田 良一 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 入谷 邦夫 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通過する冷媒を冷却媒体との熱交換によっ
    て凝縮液化する熱交換部を備え、この熱交換部の少なく
    とも下流域部が、冷却媒体の温度が大きく変化する温度
    場に配された冷媒凝縮器と、 前記冷媒凝縮器下流の冷媒流路を絞る絞り部、この絞り
    部を開閉する弁体、および前記下流域部上流の冷媒の温
    度変化を圧力変化に変換する感温部を備え、この感温部
    の圧力変化に基づいて、前記下流域部上流の過冷却度が
    所定値となるように、前記弁体を変位させて前記絞り部
    の開度を調整する過冷却度制御弁とを備えた冷凍サイク
    ル。
  2. 【請求項2】前記冷媒凝縮器は、前記感温部を取付ける
    ための取付用配管を備え、この取付用配管が前記下流域
    部上流で前記熱交換部の側方に突出して設けられたこと
    を特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル。
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