JPH1151662A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JPH1151662A
JPH1151662A JP20604097A JP20604097A JPH1151662A JP H1151662 A JPH1151662 A JP H1151662A JP 20604097 A JP20604097 A JP 20604097A JP 20604097 A JP20604097 A JP 20604097A JP H1151662 A JPH1151662 A JP H1151662A
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JP
Japan
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display
display member
moving body
display device
housing
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JP20604097A
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Inventor
Kenji Matsumoto
健二 松本
Yasushi Shibuya
康司 渋谷
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Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 車載用の表示装置では、ナビゲーションシス
テムの機能を向上させるため、表示装置の縦画面使用が
求められていた。 【解決手段】 横画面状態にある表示部材14をY1側
に移動させると、摺動凸部20は案内孔18b内を、回
転軸19は第1の案内部18a内を移動し、それぞれ符
号および(2)の位置となる(図3(A))。ここで
図3(B)のように表示部材14に反時計回り方向の力
を付与すると、摺動凸部20は円弧状の案内部18b2
内を符号,と移動するとともに、表示部材14は回
転軸19(符号(2)の位置)を中心に回転するため、
摺動凸部20は最終的に図3(C)に示す符号の位置
となる。そして、表示部材をY2方向に戻すと縦画面へ
の移行作業が完了する。これにより、ナビゲーションシ
ステムなどにおける有効利用が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車載用1D
INサイズの収納型テレビモニタ等として実施される表
示装置に関し、特に表示姿勢を通常の横画面から縦画面
とすることのできる表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の車載用の表示装置を示す
斜視図である。この表示装置は、筐体1が自動車のコン
ソールパネル内に埋設され、ノーズ部2の先端面がコン
ソールパネル面に現れる状態に設置される。筐体1内に
はA1−A2方向へ移動する支持部材3が設けられてお
り、さらにこの支持部材3に対してA1−A2方向へ移
動可能に設けられた移動体にLCD等から成る表示部材
4が支持されている。
【0003】非使用時は、表示部材4が水平姿勢にて筐
体1内に収納され、表示部材4の上端面4aと支持部材
3の先端がノーズ部2の前面と略同一面に位置してい
る。上端面4aに設けられた操作釦5を押すと、筐体1
の内部に設けられた駆動源の動力により支持部材3と共
に水平姿勢の表示部材4がA1方向へ突出する。支持部
材3は図7の位置にて停止し、さらに前記移動体が前進
しこれと共に表示部材4が前進する。そして表示部材4
は、所定寸法だけ突出した後に図7にて鎖線で示す姿勢
に立ち上り回動し、その表示画面4bが車内方向へ向け
られる。使用後は前記操作釦5を押すことにより、表示
部材4はまず実線で示す水平姿勢に回動し、次にA2方
向へ移動して筐体1内に収納される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の表示装置に限ら
ず、通常の表示部材4は縦方向(X軸)の長さに比べ横
方向(Y軸)の長さが長い、いわゆる横画面表示であ
る。通常のテレビモニタとしての使用では特に問題では
ないが、例えばこの表示装置がナビゲーション用の表示
部材4として使用される場合には、以下のような問題が
ある。ナビゲーションシステムにおいては、現在位置か
ら順番に目的地までの道順が表示部材4上に表示される
が、画面の下部(Y軸(−)側)に現在位置が、上部側
(Y軸(+))に車両の進行方向となる道路地図などが
表示されるのが一般的である。
【0005】しかし、表示画面4bが図7に示すような
横長であると、画面上でのY方向の距離が短くなるた
め、車両の進行方向の前方に位置する地図情報などを十
分に表示できない。ただし、図7に示すような表示装置
において、表示画面4bが縦長の状態で、車内へ向くよ
うにすると、表示部材4のA1−A2方向の寸法が大き
くなり、これを収納する筐体1の奥行き寸法を長くしな
くてはならない。また縦長の表示画面を有する表示部材
4を、限られた大きさの筐体1内に収納できるようにす
ると、使用可能な表示部材4が小さいものとなり、表示
画面4bそのものが小さくなってしまう。
【0006】本発明は上記従来の課題を解決するための
ものであり、筐体内に表示部材が収納される構造の表示
装置において、表示部材の画面を縦長の向きと横長の向
きの双方に設置することが可能な表示装置を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、筐体と、この
筐体の内部から外部へ移動する移動体と、この移動体に
支持された表示部材とを有し、前記筐体内に水平姿勢で
収納された前記移動体および表示部材が、筐体の外部に
移動した状態で、前記表示部材の表示面が筐体の前方へ
向く姿勢に移動体が回動可能とされた表示装置であっ
て、前記筐体の外部に移動した移動体に対し、前記表示
部材が表示面と交叉する軸を中心として少なくとも90
°の範囲で回動可能とされていることを特徴とするもの
である。
【0008】上記において、前記表示部材には回転軸お
よび摺動凸部が設けられ、前記移動体が筐体の外部で回
動する際の回動支点側を移動体の基端、回動自由端側を
移動体の先端としたときに、前記移動体には、前記回転
軸を前記基端側から先端側へ案内する第1の案内部と、
回転軸が前記先端側へ案内された状態で、前記摺動凸部
が前記回転軸の位置を中心として少なくとも90°の範
囲で摺動する円弧状の第2の案内部と、前記回転軸が移
動体の基端側へ移動したときに前記摺動凸部が介入して
表示部材を所定の回動姿勢に安定させる拘束部と、が設
けられている構造とすることが可能である。
【0009】本発明では、例えば車載用の1DINサイ
ズの筐体の内部に、移動体と表示部材とが水平姿勢で収
納されるものにおいて、収納状態では、図7と同様に、
表示画面の長辺側が筐体の幅方向の向きとなる横画面状
態で収納され、移動体と表示部材が筐体の外部へ移動し
て、表示面が前方に向いた状態で、表示部材を少なくと
も90°回動させることができるようにし、表示面の長
辺が縦向きとなる状態に設置可能としたものである。
【0010】表示部材が90°の範囲で回動することに
より、長方形の表示面が横向きと縦向きになるが、この
回動範囲が90°以上であって、表示面が垂直方向に対
して斜めの向きで安定したり、あるいは180°反転す
るものも含まれる。また移動体および表示画面は、図1
(B)(C)に示すように上向きに回動するものに限ら
れず、筐体の外部で下向きに回動し、その結果表示面が
前方に向けられるものも含まれる。
【0011】さらに、前記摺動凸部が拘束部に介入した
状態で、前記移動体と所定の回動姿勢の表示部材とを互
いにロックするロック機構が設けられていることが好ま
しい。
【0012】この前記ロック機構には、表示部材を移動
体の先端側へ押圧するように付勢された押圧部材と、表
示部材が前記押圧部材の付勢方向に対抗して移動体の基
端側へ押されたときに、前記表示部材に掛止されるロッ
ク部材と、このロック部材と表示部材との掛止を解除す
るロック解除部材とが設けられているものとなる。
【0013】前記ロック機構では、例えば長方形の表示
面の長辺が横向きの状態と、縦向きの状態の双方の状態
において、表示部材が移動体の基端側へ押されると、前
記摺動凸部が拘束部に入って回り止めがなされ、且つ表
示部材がロックされる構造にできる。また前記のよう
に、表示画面が斜めの向きでロックされるように構成す
ることも可能である。
【0014】さらに、ロック機構を構成する前記ロック
部材は、表示部材に掛止される方向へ付勢されるととも
に、表示画面により押圧部材が付勢方向と対向する方向
へ押されたときに、この押圧部材によりロック部材が前
記掛止の解除方向へ動作させられる構造にすると、表示
部材を基端部側へ移動させたときに、ロック部材と表示
部材とが確実に掛止されるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。図1は、本発明における表示装置の実施
の形態を示し、(A)は表示部材の収納状態を示す正面
図、(B)は表示部材が露出された状態を示す正面図、
(C)は(B)の側面図である。図1に示す表示装置
は、いわゆる1DINサイズの大きさである。この表示
装置は、例えば車内のダッシュボード、又はセンターコ
ンソール等の内部に筐体11が埋設され、非使用時には
図1に示すような正面部分、すなわち表示部材14の天
面、操作パネル16A、および支持部材13,13の端
面などが露出されている。なお、上記操作パネル16A
は、後述する移動体16の端面に形成されている。
【0016】操作パネル16Aには、電源スイッチ15
a、音量調製用のボリューム15b、チャンネルシフト
スイッチ15c、さらには表示部材14を突出させ図1
(B)又は(C)のような姿勢(使用状態)とし、又は
表示部材14を筐体11の内部に収納させ同図(A)の
状態(収納状態)に戻すための操作釦15dなどが設け
られている。図1に示されるように、支持部材13,1
3は、筐体11の内外方向(図示A1−A2方向)へ移
動自在に設けられ、前記支持部材13,13に立上げア
ーム17,17が連結されている。また前記立上げアー
ム17,17の先端には移動体16が回動自在に設けら
れている。そして図1(C)に示されるように、前記移
動体16には側面略L字形状に凹んだ保持部16aが形
成され、この保持部16aに表示部材14が取付けられ
ている。
【0017】図1(A)に示す収納状態では、表示部材
14および移動体16は水平姿勢で筐体11内に収納さ
れている。この収納状態では、表示部材14の長方形の
表示面(表示画面14a)の長辺方向が、筐体11の幅
方向に向けられた状態(画面が横向き状態)である。こ
の状態から、操作釦15dを押すと筐体11の内部に設
けられたモータ(図示しない)の動力により支持部材1
3,13がA1方向に突出するとともに、水平姿勢の移
動体16および表示部材14が筐体11の外部に押し出
される。支持部材13,13は、図1(C)の位置にて
停止するが、この支持部材13,13に対してA1−A
2方向へ移動可能に設けられた図示しない移動ブラケッ
トがさらに図示A1方向に前進し、この移動ブラケット
に連結された前記移動体16と表示部材14とが前進す
る。そして、前記移動ブラケットの移動により立上げア
ーム17,17がα方向に回動することにより、前記移
動体16および表示部材14が起立姿勢に立ち上り回動
し、表示画面14aが筐体11の前方、すなわち運転者
の方向へ向けられる。
【0018】前記移動体16は、立上げアーム17,1
7により回動させられるときの回動支点となる側が基端
(イ)で、回動自由端側が先端(ロ)である。なお、上
述した表示装置14の水平姿勢での前進後退、および立
ち上げのための機構は、特開平6−64484号公報に
記載されているものと同一であるため、ここでは概要の
みを説明している。
【0019】図2は、表示部材および移動体を裏面側か
ら見た分解斜視図、図3は横画面(画面の長辺が横向き
の状態)から縦画面(画面の長辺が縦向きの状態)へ切
換える操作手順を示すもので、(A)は表示部材を上昇
させた状態、(B)は回転中の状態、(C)は回転停止
の状態、(D)は縦画面への切換え完了状態をそれぞれ
示している。図2に示すように、表示部材14と移動体
16との間には、案内板18が設けられている。表示部
材14の背面には、回転軸19及び摺動凸部20が設け
られている。また前記案内板18には、第1の案内部1
8aおよび案内孔18bが形成されている。第1の案内
部18aは、図示Y軸方向に延びる長孔から形成されて
いる。また案内孔18bは、円弧状の第2の案内部18
b2、およびその両端に連続してY軸方向に延びる拘束
部18b1,18b3を有している。なお、案内板18
は、前記第1の案内部18aおよび案内孔18bが打ち
抜き成形されている。
【0020】また、図2に示す移動体16(保持部16
a)の背面の中心部には、図示Y軸方向に延びるガイド
長孔16bが形成され、ガイド長孔16bに隣接する位
置には、穿設孔16cおよび16dが形成されている。
なお、穿設孔16dの図示Y2方向端部には凸孔16g
が連続して形成されている。また、前記ガイド長孔16
bの縁部に沿って延びるリブ16e,16fがそれぞれ
形成されている。なお、移動体16は、ABS樹脂など
を射出成形することにより成形されたものであり、前記
保持部16a、ガイド長孔16b、穿設孔16c,16
d、リブ16e,16fおよび凸孔16g等は射出成形
時に同時に形成されている。案内板18は移動体16の
保持部16aに装着される。この際、ガイド長孔16b
に第1の案内部18aが重なり合い、穿設孔16cおよ
び16dからは案内孔18bが露出する。上記回転軸1
9は、第1の案内部18aおよびガイド長孔16Bに挿
通され、リブ16eとリブ16fとの間を移動する後述
のスライダ22に取り付けられる。
【0021】図2に示すように、スライダ22には摺動
面22aの両側に折曲片22b,22bが設けられてお
り、例えば金属板の両端を折り曲げ成形したものであ
る。また、摺動面22aには軸支持穴22cが穿設され
ており、この軸支持穴22cに上記回転軸19が回転自
在に挿通される。そして、回転軸19の先端には、押え
リング23が外挿され、さらにCリング24によって掛
止されている。すなわち、移動体16に固設された案内
板18を挟んで、表示部材14とスライダ22が互いに
固定されている。前記回転軸19が案内板18の第1の
案内部18a内を移動するとき、スライダ22がガイド
長孔16b内をY1−Y2方向へ摺動し、これによりス
ライダ22に回転軸19が固定された表示部材14がY
1−Y2方向へ移動自在となっている。さらに、表示部
材14は、前記回転軸19が軸支持穴22cを中心とし
て回転することにより、表示画面14aと直交する軸回
りに回転自在とされている。
【0022】移動体16に形成された一方のリブ16f
には、ガイド長孔16b内に突出する略く字状の板ばね
21が設けられている。この板ばね21は、スライダ2
2がガイド長孔16bのY1方向端部へ移動したとき
に、このスライダ22のY2方向端部に掛止される。従
って、スライダ22、すなわち表示部材14が移動体1
6に対してY1方向へ移動したとき、この位置で表示部
材14が軽ロックされることになる。また、表示部材1
4の裏面には摺動凸部20が設けられている。この摺動
凸部20は、台座20aおよび凸部20bから形成され
ており、凸部20bの端部にはねじ孔20cが穿設され
ている。凸部20bの外周面が前記案内孔18b内に遊
嵌されており、この凸部20bの先端に係止リング25
がねじ26によって固定されている。よって、摺動凸部
20は案内孔18bに沿って摺動可能となっている。
【0023】次に、移動体16に対する表示部材14の
姿勢を変える操作を説明する。図1(B)に示すよう
に、筐体11内から引き出された直後の表示部材14
は、表示画面14aの長辺方向が横向きとされた横画面
姿勢である。このとき、摺動凸部20の位置は案内孔1
8bのうち拘束部18b1の最もY2側のの位置(移
動体16の基端(イ)側)である。また回転軸19は、
第1の案内部18aの最もY2側の符号(1)の位置
(同じく移動体16の基端(イ)側)にある。
【0024】図1(B)の状態から表示部材14をY1
方向(移動体16の先端(ロ)側)へ押し上げると、回
転軸19は、スライダ22とともに、第1の案内部18
aの内部を移動する。同時に摺動凸部20も拘束部18
b1の内部をY1方向へ移動する。摺動凸部20が拘束
部18b1の最もY1側の符号の位置に移動し、回転
軸19が第1の案内部18a内の最もY1側の符号
(2)の位置に移動した状態を図3(A)に示す。円弧
状の第2の案内部18b2は、図3(A)の状態で回転
軸19を中心とした円弧軌跡を形成する。この状態で、
スライダ22は板ばね21により軽ロックされ、その後
行われる表示部材14の回転操作が容易にできるものと
なる。
【0025】次に、図3(A)の状態の表示部材14に
反時計回りの力を加えると、摺動凸部20は第2の案内
部18b2を摺動し、表示部材14は、符号(2)に位
置する回転軸19を中心として回転させることができ
る。このとき回転軸19は、スライダ22に形成された
軸支持穴22cにガイドされて回転する。図3(B)に
示すように、摺動凸部20は円弧状の第2の案内部18
b2内をの位置から,の順に摺動し、最終的に図
3(C)に示される符号の位置に移動する。摺動凸部
20が符号の位置に移動すると、表示部材14は回転
軸19を中心に図3(A)の状態から90°回転したこ
とにより、表示画面14aの長辺方向が縦向きとなっ
て、縦画面状態となる。
【0026】図3(C)の状態から表示部材14をY2
方向(移動体16の基部(イ)側)へ下降させると、摺
動凸部20は拘束部18b3内をY2方向に移動して符
号の位置に移動する。同時に回転軸19が、第1の案
内部18a内をY2方向へ移動し、符号(3)の位置に
至る。この状態で、表示部材14の横画面状態から縦画
面状態への切換動作が完了する。
【0027】また、表示部材14の背面には、わずかに
凸状に延びた隆起部14dが形成されている。表示部材
14の背面と案内板18とは、前記隆起部14dを介し
て当接する。よって、表示部材14が回転する際の摩擦
が軽減される。なお、上記の操作を逆に行なうことによ
り、表示画面14aを縦画面状態から横画面状態に戻す
ことができる。また、表示部材14が図3(A)の状態
および図3(D)の状態のときに、表示部材14を移動
体16に対してロックするロック機構を設けることが可
能である。
【0028】図4は、移動体16の基部(イ)側に設け
られたロック機構を示す側部断面図であり、(A)が表
示部材14のロック状態、(B)が非ロック状態、図5
はロック部材の拡大斜視図、図6は図4(A)のVI−
VI線における断面図をそれぞれ示している。図4に示
すように、移動体16の基端部16B内には、ロック機
構を構成するロック部材27、押圧部材28および、ロ
ック解除部材としての押釦29が設けられている。ロッ
ク部材27は、ロック部27a、被押圧部27bおよび
軸受部27cから構成されている。軸受部27cは、移
動体16の基端部16B内に固設された支軸30に回動
自在に軸支されている。また支軸30には、ねじりコイ
ルばね31が設けられており、前記ねじりコイルばね3
1の一端によりロック部材27全体が図示時計回り方向
に付勢されている。ロック部27aは、例えば図5に示
すような形状であり、A1方向に突出した凸部27a1
と、その両端の押圧部27a2,27a2とから構成さ
れている。
【0029】図2および図4に示すように、移動体16
の保持部16aの基端側には穿設角孔16hが穿設さ
れ、この穿設角孔16hに前記ロック部27aが挿入可
能となっている。一方、表示部材14の背面には、前記
凸部27a1が嵌合するロック溝14bおよび14cが
形成されている。図4(A)および図6に示すように、
表示部材14がY2方向へ最も下降して保持部16aに
完全に保持されたときに、表示部材14が横画面状態
(図1(B)に示す姿勢)である場合には、前記ロック
溝14bが穿設角孔16hと重合するように構成されて
いる。一方、表示部材14が縦画面状態(図3(D)に
示す姿勢)で保持部16aに保持される場合には、前記
ロック溝14cが穿設角孔16hと重合する。よって、
いずれの場合にも前記凸部27a1がロック溝14b又
は14cに嵌合され、表示部材14を移動体16に対し
てロックすることが可能となる。
【0030】また、ロック溝14b又は14cは、凸部
27a1のみが挿入できる大きさに形成されているた
め、両端の押圧部27a2,27a2は専ら表示部材1
4の図4における下端部を図示A1方向に押圧する。こ
の押圧力は、表示部材14が横画面又は縦画面の別、さ
らには起立姿勢又は水平姿勢の別のいずれの姿勢である
かを問わずに付与されるため、表示部材14のがたつき
を常に防止できる。
【0031】上記押圧部材28には押圧鍔28aが形成
されており、この押圧鍔28aの下部側にスプリング3
2が外挿され、このスプリング32により押圧部材28
が突出方向(Y1方向)へ付勢されている。また押圧部
材28の上部側は、保持部16aに穿設された挿通孔1
6a2から図示Y1方向に突出可能となっている。ま
た、押圧鍔28aの上端面は、表示部材14が図4
(A)に示すロック状態にあるときにはロック部材27
の被押圧部27bに掛止され、押圧部材28のY1方向
への移動が規制されている。一方、押釦29は、移動体
16の基端部16Bの表面から操作可能となっており、
図4(A)に示す状態では、背面側の押圧部29aが被
押圧部27bに形成された傾斜部に当接している。図4
(A)に示す状態から押釦29をA2方向に押圧する
と、押圧部29aが被押圧部27bを押圧し、ロック部
材27が支軸30を中心に反時計回り方向に回動する。
よって、ロック部27aがロック溝14b又は14cか
ら離脱し、表示部材14のロックが解除される。
【0032】このとき、表示部材14は、図示Y1方向
に摺動自在となるとともに、押圧鍔28aと被押圧部2
7bとの係合が解除されてスプリング32により、押圧
部材28がY1方向に押し出される。よって、押釦29
を押すことにより、表示部材14の底面14A又は左側
面14Bが押圧部材28によって図示Y1方向に若干押
し上げられ、図3(A)〜図3(D)に示す回動操作を
行い得る状態になる。
【0033】また、上記図4(A)のロック状態では、
押圧部材28の押圧鍔28aが被押圧部27bの下側に
位置し、ロック部材27の時計方向への回動を許容して
いる。押釦29によりロック部材27のロック状態が解
除され、押圧部材28がY1方向へ移動すると、押圧鍔
28aが被押圧部27bの傾斜部に当接してロック部材
27が反時計方向へ回動させられ、ロック部27aが表
示部材14から離れる。したがって、図3(A)または
図3(C)の状態から表示部材14を移動体16の基端
(イ)側へ押し下げるときに、ロック部27aが表示部
材14の移動を妨げることがなく、しかも図4(A)の
位置まで完全に押し下げたときに、ロック部27aによ
り表示部材14がロックされるようになる。ただし、押
圧部材28がY1方向に突出した状態が維持されると、
表示部材14の回転中に表示部材14の隅部が前記押圧
部材28の先端に当接し、回転動作の妨げとなるおそれ
がある。
【0034】そこで、本実施の形態では、図3(B)に
示すように、押圧部材28を回転軸19の中心を通りY
軸と平行な直線に対してずれた位置に配置したものであ
る。図3(B)に示すように回転中の表示部材14の隅
部は、回転軸19の中心を通るY軸と平行な直線上にお
いて移動体16の基端部16Bに最も接近するため、上
記のように押圧部材28をずらして配置することによ
り、表示部材14の隅部が押圧部材28の先端に当接す
るのを防ぐことができる。
【0035】また、図2に示すように、スライダ22に
設けられたばね掛け片22dと移動体16との間には引
っ張りスプリングSが設けられている。押圧部材28に
より表示部材14が移動体16の先端(ロ)側へ若干押
し出された後に、前記スプリングSにより、表示部材1
4が先端(ロ)側へ付勢される。よって、表示部材14
の自重に反してこの表示部材14を図3(A)または図
3(C)の状態まで持ち上げるときの負荷が軽減され
る。なお、スプリングSの付勢力は、表示部材14を図
4(A)の状態まで押し上げるときには反発力として作
用するが、表示部材14の自重方向への移動時であるた
め、この反発力の影響はすくない。
【0036】また、特に図示しないが、移動体16内に
は、スライダ22に接続することにより、回転軸19が
符号(1)の位置にあるか否かを検出する第1の検出ス
イッチと、ロック部材27に接続することにより、表示
部材14が図4(A)にロック状態にあるか否かを検出
する第2の検出スイッチとが設けられている。第1の検
出スイッチは、回転軸19が図3(A)に示す符号
(1)の位置にあるとき、すなわち表示部材14が横画
面状態あるときにのみONするものであり、図示しない
マイコン等の制御部はこの第1の検出スイッチがONの
ときに横長の画像を生成し、それ以外の場合(表示部材
14の回動操作時または縦画面状態)では縦長の画像を
生成するようにされている。そして、第2の検出スイッ
チが表示部材14のロック状態(図4(A)の状態)を
検出してONとなったときに、表示画面14aの上に画
像が表示され、第2の検出スイッチがOFFのとき(表
示部材14が移動体16の保持部16aから浮き上がっ
た状態)では、表示が行なわれない(電源OFF)のよ
うになっている。なお、上記の横画面から縦画面への一
連の移行作業は、ユーザー自身により手動で行わせるこ
ともできるが、動力を使用することにより自動的に行わ
せることも可能である。
【0037】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、横画面と
して設置された表示部材を縦画面としても使用すること
ができる。しかも、横画面から縦画面への移行、および
縦画面から横画面への移行を簡単、且つ確実に行なうこ
とができる。よって、ナビゲーションシステムなどにお
いて有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における表示装置の実施の形態を示し、
(A)表示部材の収納状態を示す正面図、(B)は表示
部材の起立状態を示す正面図、(C)は(B)の側面
図、
【図2】表示部材および移動体を背面側から示す分解斜
視図、
【図3】表示部材を横画面から縦画面へ切換える手順を
示し、(A)は表示部材を上昇させた状態、(B)は回
転中の状態、(C)は回転停止の状態、(D)は縦画面
への移行作業の完了状態、
【図4】移動体の基端部の側部断面図を示し、(A)は
表示部材のロック状態、(B)は表示部材の非ロック状
態、
【図5】ロック部材の拡大斜視図、
【図6】図4(A)のVI−VI線における断面図、
【図7】従来の車載用の表示装置を示す斜視図、
【符号の説明】
11 筐体 13 支持部材 14 表示部材 14b,14c ロック溝 14d 隆起部 16 移動体 16A 操作パネル 16a 保持部 18 案内板 18a 第1の案内部 18b 案内孔 18b1 拘束部 18b2 円弧状の第2の案内部 18b3 拘束部 19 回転軸 20 摺動凸部 22 スライダ 27 ロック部材 27a ロック部 27a1 凸部 27a2 押圧部 28 押圧部材 29 押釦(ロック解除部材) 30 支軸 31 ねじりコイルばね

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体と、この筐体の内部から外部へ移動
    する移動体と、この移動体に支持された表示部材とを有
    し、前記筐体内に水平姿勢で収納された前記移動体およ
    び表示部材が、筐体の外部に移動した状態で、前記表示
    部材の表示面が筐体の前方へ向く姿勢に移動体が回動可
    能とされた表示装置であって、前記筐体の外部に移動し
    た移動体に対し、前記表示部材が表示面と交叉する軸を
    中心として少なくとも90°の範囲で回動可能とされて
    いることを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 前記表示部材には回転軸および摺動凸部
    が設けられ、 前記移動体が筐体の外部で回動する際の回動支点側を移
    動体の基端、回動自由端側を移動体の先端としたとき
    に、 前記移動体には、前記回転軸を前記基端側から先端側へ
    案内する第1の案内部と、回転軸が前記先端側へ案内さ
    れた状態で、前記摺動凸部が前記回転軸の位置を中心と
    して少なくとも90°の範囲で摺動する円弧状の第2の
    案内部と、前記回転軸が移動体の基端側へ移動したとき
    に前記摺動凸部が介入して表示部材を所定の回動姿勢に
    安定させる拘束部と、が設けられている請求項1記載の
    表示装置。
  3. 【請求項3】 前記摺動凸部が拘束部に介入した状態
    で、前記移動体と所定の回動姿勢の表示部材とを互いに
    ロックするロック機構が設けられている請求項2記載の
    表示装置。
  4. 【請求項4】 前記ロック機構には、表示部材を移動体
    の先端側へ押圧するように付勢された押圧部材と、表示
    部材が前記押圧部材の付勢方向に対抗して移動体の基端
    側へ押されたときに、前記表示部材に掛止されるロック
    部材と、このロック部材と表示部材との掛止を解除する
    ロック解除部材とが設けられている請求項3記載の表示
    装置。
  5. 【請求項5】 押圧部材が付勢方向と対向する方向へ押
    されたときに、この押圧部材によりロック部材が前記掛
    止の解除方向へ動作させられる請求項4記載の表示装
    置。
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