JPH11514791A - 有機発光素子用のカプセル封入材としてのシロキサンおよびシロキサン誘導体 - Google Patents

有機発光素子用のカプセル封入材としてのシロキサンおよびシロキサン誘導体

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JPH11514791A JP10-504964A JP50496498A JPH11514791A JP H11514791 A JPH11514791 A JP H11514791A JP 50496498 A JP50496498 A JP 50496498A JP H11514791 A JPH11514791 A JP H11514791A
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Abstract

(57)【要約】 シロキサン被膜(17)によってカプセル封入された有機発光素子(10)が提供される。このシロキサン被膜(17)は汚染、劣化、酸化などから保護するためにダイオード(10)の発光部分に塗布される。シロキサン被膜(17)はたとえばレンズ(18)などの光学要素を担持する。この光学要素(18)は、ダイオード(10)内で発生する光がこれを通して出力されるように配置される。

Description

【発明の詳細な説明】 有機発光素子用のカプセル封入材としてのシロキサンおよび シロキサン誘導体 技術分野 本発明は、離散型発光素子、アレイ、ディスプレイなどの有機電界発光素子、 詳細にはこれらの素子のカプセル封入に関する。本発明はさらにこれらをカプセ ル封入する方法に関する。
発明の背景 有機電界発光(EL)は離散型発光素子、アレイ、およびディスプレイに応用 できるため、広範に研究されている。これまでに調べられた有機材料は多くの用 途において従来の無機材料に取って代わり、また全く新しい用途を生み出す可能 性がある。有機EL素子は加工し易くかつ極めて高い自由度をもつため、近い将 来に素子構造のさらなる改良に利用できる、さらに効率がよく耐久性のある材料 として有望である。
有機EL発光素子(OLED)は無機LEDと極めて類似の機能を示す。実際 の設計に応じて、光は透明ガラス基板上に付着した透明電極、または透明上部電 極を通して取り出される。最初のOLEDは非常に簡単で、2〜3層しか備えて いなかった。最近の進歩により、有機発光素子は各々が特定 の目的に最適化された多数の異なる層を有するようになっている(多層素子とし て知られる)。
現在用いられているこのような多層素子構造のOLEDの性能の限界は信頼性 である。有機材料のあるものは汚染、酸化、および湿度に非常に敏感であること が実証されている。さらに、OLEDの接触電極として用いられる金属の大部分 は、空気または他の酸素含有環境中で腐食されやすい。たとえば、Ca電極が空 気中で不変であるのは短時間に過ぎず、素子は急速に劣化する。このような反応 性の高い金属が付近の有機材料と化学反応を行うこともあり得ることで、これも 素子の性能に悪影響を与えるおそれがある。低仕事関数の陰極金属による手法で は、陰極金属の汚染を避けるための素子の注意深い取扱い、および通常の雰囲気 での操作が望ましい場合には、素子の高品質のカプセル封入が必要である。十分 にカプセル封入した低仕事関数の金属接点でも、有機LED材料から自然に発散 するガス、不純物、および溶剤に起因する劣化を受ける。
電極の不安定性および劣化の問題を解決するために多くの手法が試みられてき た。一般的な手法は、低仕事関数の金属を使用し、後でそれをより厚い金属被覆 の下に埋めるものである。この場合、Y.Sato他「Stability of organic electro Iuminescent diodes」、Molecular Crystals and Liquid Crystals,Vol.253, 1994,pp.143〜150に記載されているように、その金属中のピン・ホールが、酸 素および水が下の反応 性金属に達するための十分な経路を提供する。
現在の有機発光素子の総寿命は限られている。安定したOLEDの動作のため の不活性で安定で透明なカプセル封入材がないことが、OLED開発の主要な障 害として残されている。
有機LEDは多くの用途において従来の無機LEDの性能を凌駕する可能性が 大きい。(無機LEDの場合のように)限られた面積の高価な結晶性基板上に比 較的高い成長温度で付着されるのではなく、大きい安価なガラス基板または広範 な他の安価な透明、半透明、さらに不透明の結晶性または非晶性基板上に低温で 付着させることができるので、OLEDおよびそれに基づく素子の主要な利点の 1つは価格である。基板をフレキシブルなものにして、柔軟なOLEDおよび新 型のディスプレイを可能にすることもできる。現在、OLEDおよびそれに基づ く素子の性能は、以下のいくつかの理由で無機LEDに劣る。
1.高い動作電流:有機素子は必要な電荷を能動領域(発光層)に移動させるの により多くの電流を必要とし、そのために素子の電力効率が低下する。
2.信頼性:有機LEDは空気中でまた動作中に劣化する。いくつかの問題の寄 与が知られている。
A)効率的な低電界電子注入には、Mg、Ca、Liなどの低仕事関数の陰極 金属が必要であるが、これらは全て酸素および水中で非常に反応性が高い。周囲 気体および有機材料 から発生する不純物が接点を劣化させる。
B)従来のAgMgおよびITO接点はそれぞれ依然として好ましいETLお よびHTL材料へのキャリア注入に対する大きな障壁を有する。したがって、顕 著な注入電流を生ずるためには高電界が必要である。
3.低い化学的安定性:OLEDに一般に用いられる有機材料は、周囲雰囲気、 接点電極材料の拡散、有機物の内部拡散、および有機物と電極材料の反応による 劣化を受けやすい。
上の記述から分かるように、有機発光素子の簡単で効率的なカプセル封入が必 要である。発光素子一般のもう一つの問題は、発生した光を放出する光路を提供 する必要があることである。
本発明の一目的は、有機発光素子の簡単で安価なカプセル封入法を提供するこ とである。
本発明の別の目的は、新規な改良された有機EL素子、アレイ、およびそれに 基づく改良された安定性および信頼性を有するディスプレイを提供することであ る。
もう一つの目的は、本発明の新規な改良されたEL素子、アレイおよびディス プレイを作成する方法を提供することである。
発明の概要 特許請求される本発明は、既知の有機発光素子の信頼性を改良することを意図 する。上記の目的は、透明なシロキサン またはシロキサン誘導体による有機発光素子のカプセル封入法を提供することに よって達成された。カプセル封入材は、前記有機発光素子から放出される光の光 路内にあるように配置された光学要素を含む。カプセル封入材中に形成され、ま たは埋め込まれる光学要素の例には、レンズ、フィルタ、カラー・コンバータ、 回折格子、プリズムなどがある。
本発明は、シロキサンおよびシロキサン誘導体が有機発光素子を作成するのに 用いられる有機材料と直接接触する用途によく適合するという知見に基づく。こ れは、いかなる材料も有機素子と直接接触させない現在受け入れられているOL ED技術とは対照的である。現在のOLEDはたとえば適当なハウジングおよび 封止手段を用いた「機械的」封止によって保護されている。
従来の手法とは対照的に、このカプセル封入材はまた発光部分またはその一部 を覆ってもよい。シロキサンおよびシロキサン誘導体は、有機素子の発光部分の 挙動および寿命に悪影響を及ぼさないらしいことが分かった。
シロキサンおよびシロキサン誘導体は、有機素子と密着する透明で非反応性の シールを形成する。これは、水、溶剤、埃などの外部汚染物質に対する優れた障 壁を提供する。提案のカプセル封入材はまた、OLED素子に用いられる(カル シウム、マグネシウム、リチウムなどの)高反応性金属電極を腐食から保護する 。このカプセル封入材は非導電性であるが、このことは金属電極もカプセル封入 材内に埋め込む場合 には特に重要である。
さらに、シロキサンおよびシロキサン誘導体は極めて丈夫で安定である。これ らは高駆動、高加熱条件下でも有機素子と反応することはない。通常電力密度が 極大になるOLEDの発光部分の付近でも、このカプセル封入材との反応は起こ らない。
シロキサンおよびシロキサン誘導体の別の重要な特徴は、空気、溶剤、または 水が捕捉されないように下の有機材料と密着することである。これによって有機 素子の寿命が延長する。
シロキサンおよびシロキサン誘導体カプセル封入のその他の利点は、本発明の 実施形態に関して言及する。
図面の説明 本発明を下記の概略図面を参照して詳しく説明する(図面は寸法通りに描かれ てはいないことに注意)。
第1図は、本発明による、光学素子を含むシロキサン・カプセル封入材で保護 された離散型の有機発光素子の概略断面図である。
第2図は、レンズを入れたポケット状の部分を含む本発明によるシロキサン・ カプセル封入材の概略断面図である。
第3図は、カプセル封入材として働く2つのシロキサン層を含む、本発明によ るディスプレイまたはアレイの断面図である。
第4図は、レンズのマトリックスを有するシロキサン被膜を含む、本発明によ るディスプレイまたはアレイの上面図である。
第5図は、従来のディスプレイまたはアレイの上面図である。
第6図は、本発明による、色変換染料で充填した経路を有するシロキサン被膜 を含む、第5図のディスプレイまたはアレイの上面図である。
第7A図ないし第7C図は、本発明によるシロキサン被膜の製造を示す図であ る。
一般的な説明 シリコーン成型コンパウンドは20年以上前から知られており、その用途には 、とりわけ電気および電子素子のカプセル封入が含まれる。特にシロキサン、即 ちシリコーン樹脂は、集積回路などの電子素子の成型、およびこのような素子の 一部分の被覆に広く用いられている。シロキサンの典型的な例は、モノフェニル シロキサン単位、ジフェニルシロキサン単位、フェニルメチルシロキサン単位、 ジメチルシロキサン単位、モノメチルシロキサン単位、ビニルシロキサン単位、 フェニルビニルシロキサン単位、メチルビニルシロキサン単位、エチルシロキサ ン単位、フェニルエチルシロキサン単位、エチルメチルシロキサン単位、エチル ビニルシロキサン単位、またはジエチルシロキサン単位の任意の組み合わせのコ ポリ マーまたはコポリマーのブレンドから成る。
樹脂組成に応じてシロキサンの性質は変化する。考慮すべき特徴は、亀裂形成 に対する安定性、耐湿性、熱膨張係数、弾性率、および架橋方法である。ヒドロ シリル化反応で架橋するシロキサンは、シロキサンの特に有用な一群である。露 光により架橋するシロキサンも、たとえばシロキサン・プレポリマーがビニル型 またはアセチレン基および光活性化ラジカル開始剤を含む場合などには好ましい 。
有機発光素子のカプセル封入材に適するシロキサンおよびシロキサン誘導体の 例には、たとえば、米国特許第4125510号、第4405208号、第47 01482号、第4847120号、第5063102号、第5213864号 、第5260398号、第5300591号、および第5420213号に挙げ られているものがある。カプセル封入されるOLEDが発する光の波長領域にお いて透明なシロキサンを選択することが重要である。以下において、シロキサン という用語は、全ての異なる種類の透明シロキサンと同義語として用いる。他の 材料をシロキサンで硬化させて材料特性を強化することができる。したがって、 カプセル封入材の1成分が有機白金錯体やチタンなどの酸素除去剤、またはt− ブチルアルコールや類似分子などのラジカル除去剤を含む場合などに、2つのポ リマーの混合物が素子性能の強化をもたらすことができる。あるいは、シロキサ ンはまた第2ポリマー層の転写のための有用なパッシベーション層を提供し、特 に 第2ポリマー層が通常なら素子を攻撃するはずの攻撃的溶剤を必要とする場合、 このシロキサンによってその溶剤が効果的にブロックされる。この第2の層は気 体の受動的または能動的なOLEDへの拡散を防止することにより、性能をさら に改善することができる。
カプセル封入されるOLEDの有機物質の汚染を回避するために、または金属 電極の腐食を防止するためには、素子と密着するカプセル封入材を得ることが重 要であることが分かった。さらに、OLEDを加熱する必要なく、またOLED を攻撃的な薬品で処理する必要なく、OLEDをカプセル封入できることが重要 である。
シロキサンおよびシロキサン誘導体は、OLED上に容易に載せることができ る形状に成型することができる。シロキサンは、その弾性により、容易にOLE D表面と共形となる。予め加工したシロキサン被膜をOLED上に巻き付けるこ とが可能である。数枚のシロキサン被膜を重ね合わせることができるのがシロキ サンの興味深い性質である。シロキサンはミクロンおよびサブミクロン・スケー ルでの成型で高アスペクト比および易剥離性を有する安定なパターン(構造)を 形成するのに特に適している。
予め加工したシロキサンをOLED上に載せる代わりに、たとえば米国特許第 5063102号に記述されるように、紫外線を用いて硬化することができる粘 稠なシロキサン組成物でOLEDを覆うこともできる。硬化可能なシロキサン組 成物を用いると、OLEDの過剰な加熱を回避することができる。このケースは 、光屈曲素子などの光学要素およびカプセル封入材を1製造ステップで素子上に 形成するマイクロ成型あるいはエンボス加工には特に望ましい。
本発明の第1の実施形態を第1図に示す。離散型の有機発光素子10が示して ある。これは基板11上に配置した電極12(陰極)を備える。電極12の上面 に3つの有機層13〜15のスタックが配置される。有機層13は電子輸送層( ETL)として働き、有機層15は正孔輸送層(HTL)として働く。2つの輸 送層13と15の間に埋め込まれた有機層14は電界発光層(EL)として働く 。以下、この有機層のスタックを便宜上有機領域と呼ぶ。この実施形態において 、有機領域の参照番号は19である。HTL15の上面に上部電極(陽極)16 が形成される。素子10の最上面はシロキサン被膜17で封止される。この被膜 17は素子10と共形となる。この例において、カプセル封入材17中に埋め込 まれる光学素子はレンズ18である。シロキサンはまた陽極上位(cathode-up) 構造を覆い保護するためにも使用できる。
このようなレンズ18は(第1図に示すように)カプセル封入材17中に埋め 込まれた離散型の光学素子とすることができる。同様に、レンズ20は、第2図 に概略的に示すように、カプセル封入材22のポケット状部分21内に配置する こともできる。封入をさらに簡略化するため、かつコスト低 減のために、エンボス加工(第3図参照)などによりシロキサン中にレンズを直 接形成することもできる。この場合、より高い屈折率のシロキサンの第2層を加 えてレンズ効果を高めることができる。
第2の実施形態を第3図に示す。この図では有機発光アレイ30の断面を示し てある。共通基板31の上面に、アレイ30の各発光ダイオードに個別にアドレ スできるように陰極32がパターン化されている。便宜上有機発光ダイオードを 濃い灰色層33で示す。層33はたとえば有機層のスタックを含むことができる 。有機層33の上面に透明または半透明の陽極34が形成されている。アレイ3 0を平面化するためにアレイの上面に硬化性シロキサン・カプセル封入材を注ぐ 。このシロキサンを紫外線で露光することにより、薄いシロキサン層35.1が 形成される。この層35.1はアレイ30をカプセル封入し、平面化された上部 表面を提供する。
次のステップにおいて、エンボス加工されたレンズ36を含むシロキサン被膜 35.2を貼り付ける。このシロキサン被膜35.2はたとえばアレイ30上に 巻き付けることができる。シロキサン被膜35.2とシロキサン被膜35.1は 互いに密着する。レンズ36はアレイ30の各ダイオードに対して、ダイオード が発する光がアレイ30の上方の半空間内に放出される前に陽極34、シロキサ ン35.1および35.2、およびレンズ36を通過するように配列される。こ の配置において、アレイ30の各ダイオードのサイズは、主 に陰極32の形状によって規定される。本発明はまた陰極上位構造にも適するこ とに留意されたい。
第4図に別の実施形態を示す。有機ディスプレイ40の上面図が示してある。
第4図ではこのディスプレイ40の最上層43だけが見える。ディスプレイ40 は9×5個の方形ピクセル41を含む。このディスプレイの表面の一部がシロキ サン被膜44で覆われ、カプセル封入されている。シロキサン被膜44はレンズ 42のマトリックスを載せている。被膜44は、光がレンズ42を通して放出さ れるようにレンズ42がピクセル41に対して位置合せされるように、横方向に 位置合せされる。発せられた光の方向性を改善するため、または光を集中するた めに、ミクロ・レンズまたはマクロ・レンズを使用することができる。たとえば ヘッド搭載ディスプレイでは集光が必要である。マクロ・レンズを有するシロキ サン被膜を従来の有機発光ディスプレイに貼り付けて、ディスプレイの光を見る 人の目に集束させることもできる。本発明による集積光学要素を有するシロキサ ン被膜は、別個の光学素子の必要をなくし、カプセル封入材を基本的なデバイス 動作物品と合体させる。これは、たとえば1995年8月4日出願の同時係属P CT出願PCT/IB95/00609「Stamp for a Lithographic Process」 に記述されるような位置合せ方式を用いて、下の有機素子に対して位置合せする ことができる。
別の有機ディスプレイ実施形態50を第5図に示す。第4 図と同様にディスプレイ50の最上層55のみが示してある。このディスプレイ は9行×11列の方形ピクセル51を含む。ディスプレイ50は、所定の方法で 操作すれば各ピクセル51が白色光を発するように設計されている。多色ディス プレイを実現するために、通常カラー・フィルタまたはカラー・コンバータが用 いられる。本発明によれば、望ましくない化学薬品を用いる光リソグラフィ・ス テップは不要である。場合によっては、有機素子の画定に光リソグラフィは不可 欠である。このような場合、光リソグラフィ・ステップを実行する前に、シロキ サン・カプセル封入を付着または形成することができる。これによりこのシロキ サン層が、素子を損傷するおそれがある攻撃性の化学的光リソグラフィ・ステッ プから有機素子を保護する。ディスプレイ50の上面に配置される適当なカラー ・コンバータを第6図に示す。カラー・コンバータとして働く光学素子53、5 4はシロキサン被膜52中に組み込まれる。シロキサンを微細成型またはエンボ ス加工することにより経路53、54をシロキサン被膜52中に設ける。経路の 深さは色変換材料の周りに設計されるが、通常0.1〜50μmであり、1〜1 5μmが好ましい。経路の代わりに、殆どどんな形状およびサイズでもよい容器 をシロキサン内に形成することもできる。経路53は第1の色変換染料を含み、 経路54は別の色変換染料を含む。この例において、シロキサン被膜52は第1 、第4、および第7のピクセル列が経路53に対して整列するようにディスプレ イ5 0の上面に配置される。第2、第5、および第8のピクセル列は、経路54に対 して整列させる。適当な色変換染料を選択すれば三色ディスプレイを実現するこ とができる。
このようなカラー・コンバータは以下に簡単に述べるように容易に作成するこ とができる。第1組の経路53および第2組の経路54を含むシロキサン被膜5 2を第7A図に示す。たとえば第1組の経路53を緑色を与える色変換染料で充 たすために、第7B図に示すように、シロキサン被膜52の一縁部を適切な染料 を含む浴70に浸漬する。すると染料は毛管現象により自動的に経路53に装入 される。第1組の経路53が充填されると、シロキサン被膜52をひっくり返し て、反対側縁部を別の染料を含む浴71に浸潰する。たとえば、毛管の開口部を シロキサンで封止することにより、染料は溶液状態を保ち、スペクトル性能およ び色変換染料の効率を高めることができる。同様に、液体を蒸発させて固体状の 染料を閉じこめて残すこともできる。こうすることにより、第2組の経路54を 第2浴71(第7C図)に含まれる染料で充填する。第2の染料は、たとえば赤 色を与える染料である。染料はシロキサン被膜52内に設けた経路内に留めるこ とができ、またその溶剤を蒸発させて染料を固体状態で残すこともできる。
上記の手法により、青色発光有機アレイ50を赤および緑のカラー・コンバー タでパターン化して、第6図に示すようなフル・カラーRGB(赤、緑、青)デ ィスプレイを与える ことができる。
シロキサン被膜またはカプセル封入材は容易に大量生産することができる。各 加工ステップはより複雑なOLED素子に悪影響を及ぼすことなく独立に行うこ とができる。
有機発光体の広いシート全体にわたって、シロキサン被膜内のパターンが毛管 作用により色変換染料で充填され、多色静画像を形成する。これらの画像は、パ ターン化されたシロキサン被膜をカプセル封入された染料で置き換えて、または シロキサン・パターン内の色変換染料のミタロ流体操作により修正することがで きる。シロキサン被膜内の経路は非混和性の流体で充填され、各々が所望の色に 対応する染料で充填される。次いで、これらの経路は適切な加圧、または経路に 流体を流出入させる他の手段により充填または排出させることができる。
用いるシロキサンの組成および厚みに応じて、柔軟なカプセル封入材を得るこ とができる。このような柔軟なカプセル封入材は、フレキシブル基板上に形成さ れる有機発光素子に貼り付けることができる。たとえば、柔軟なカプセル封入材 で保護された柔軟な有機ディスプレイを実現することが可能である。
カプセル封入材中に形成される、またはカプセル封入材に埋め込まれる光学要 素の例には、数例をあげるだけでも、レンズ、フィルタ、カラー・コンバータ、 回折格子、ディフューザ、偏光子、およびプリズムがある。異なる波長における 不均等な発光効率を補償するために、カラー・コンバータとアテニュエータとの 混合体を有機多色発光アレイと接触させるか、またはその上面に形成することが できる。捕捉されたバブルを含むシロキサン被膜を形成することも実現可能であ る。これらのバブルは下のOLEDが発生する光と相互作用する光学要素として 働く。シロキサン内に明確な大きさと形状の空のバブルを設けることにより、容 易にレンズが形成できる。これはたとえば、シロキサン中にそれぞれの大きさと 形状のサンプルを埋め込むことにより達成される。適当なサンプルとしては、後 に容易に除去できるようなものを選択すべきである。エッチング剤を用いるか、 または適当な溶剤に溶解することによりこれを除去することが考えられる。同様 にこれを機械的に除去することもできる。
総括すれば、上記の例示的実施形態は、ポリマー、オリゴマー、および小分子 のOLED設計、またはそれらのハイブリッド設計を含めていかなる有機発光素 子にも十分に整合性がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H05B 33/14 H05B 33/14 A 33/22 33/22 Z

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.a)一方が陽極として働き、もう一方が陰極として働く2つの接触電極と、 b)前記2つの電極の間に電圧を印加した場合に電界発光により光が発生する 有機領域とを有し、 発光部分の少なくとも一部がシロキサンで覆われ、前記シロキサンが前記光の 経路内に配置された光学要素を含むことを特徴とする有機発光素子。
  2. 2.前記シロキサンが前記発光部分に塗布されたシロキサン被膜、または前記発 光部分上で硬化される硬化可能なシロキサンである、請求項1に記載の有機発光 素子。
  3. 3.前記有機領域が有機多層構造である、請求項1に記載の有機発光素子。
  4. 4.前記シロキサンが前記接触電極または前記有機領域あるいはその両方の1つ と直接接触する、請求項1に記載の有機発光素子。
  5. 5.前記光学要素がレンズ、フィルタ、カラー・コンバータ、回折格子、ディフ ューザ、偏光子、またはプリズム、あるいはこれらの任意の組み合わせである、 前記の請求項のいずれか一項に記載の有機発光素子。
  6. 6.前記光学要素が、 前記シロキサンに埋め込まれるか、 前記シロキサン中に形成されるか、または 前記シロキサンのポケット状の部分内に配置される、請求項5に記載の有機発 光素子。
  7. 7.前記有機発光素子が、アレイまたはディスプレイである、請求項1に記載の 有機発光素子。
  8. 8.前記シロキサンが、光学要素のアレイまたはマトリックスを含み、各光学要 素が前記アレイの対応する発光ダイオードに対して整列され、あるいは前記ディ スプレイのピクセルに対して整列される、請求項7に記載の有機発光素子。
  9. 9.前記光学要素が前記シロキサン中に含まれる適切な染料によって実現される 色変換要素またはカラー・フィルタである、請求項8に記載の有機発光素子。
  10. 10.前記染料が前記シロキサン中に形成された容器、好ましくは経路中に充填 される、請求項9に記載の有機発光素子。
  11. 11.a)一方が陽極として働き、もう一方が陰極として働く2つの接触電極と 、 b)前記2つの電極の間に電圧を印加した場合電界発光により光が発生する有 機領域とを有し、前記シロキサン被膜が、前記有機発光素子が発生する光と相互 作用するように設計された光学要素を含むことを特徴とする、有機発光素子の発 光部分の一部を保護するためのシロキサン被膜。
  12. 12.前記光学要素が、レンズ、フィルタ、カラー・コンバータ、回折格子、デ ィフューザ、偏光子、またはプリズム、あるいはこれらの任意の組み合わせであ る、請求項11に記載のシロキサン被膜。
  13. 13.前記光学要素が 前記シロキサン膜に埋め込まれるか、 前記シロキサン膜中に形成されるか、または 前記シロキサン被膜のポケット状の部分内に配置される、 請求項11に記載のシロキサン被膜。
  14. 14.光学要素のアレイまたはマトリックスを含む、請求項11に記載のシロキ サン被膜。
  15. 15.前記光学要素が、前記シロキサン被膜中に含まれる適切な染料によって実 現される色変換要素またはカラー・フィルタである、請求項11に記載のシロキ サン被膜。
  16. 16.前記染料が、前記シロキサン中に形成された容器、好ましくは経路中に充 填される、請求項15に記載のシロキサン被膜。
  17. 17.前記容器に含まれる前記染料が液体または固体状態である、請求項16に 記載のシロキサン被膜。
  18. 18.有機発光素子の発光部分の一部を保護するための、色変換要素またはカラ ー・フィルタを有するシロキサン被膜を作成する方法であって、 シロキサン被膜中に容器を形成するステップと 前記容器を染料、好ましくは色変換染料で充填するステップとを含む方法。
JP50496498A 1996-07-10 1996-07-10 有機発光素子用のカプセル封入材としてのシロキサンおよびシロキサン誘導体 Expired - Lifetime JP3957760B2 (ja)

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