JPH11512964A - ディープフライ装置 - Google Patents

ディープフライ装置

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JPH11512964A JP10508639A JP50863998A JPH11512964A JP H11512964 A JPH11512964 A JP H11512964A JP 10508639 A JP10508639 A JP 10508639A JP 50863998 A JP50863998 A JP 50863998A JP H11512964 A JPH11512964 A JP H11512964A
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Abstract

(57)【要約】 リザーバ(3)と、有臭ガス(A)を排出する排出チャンネル(11)と、揮発性の有機化合物を二酸化炭素と水に変換するコンバータ(12)とを有するディープフライ装置は、ディープフライ中に発生する有臭ガス(A)に外気(B,C)を混合するための通路(14)を設ける。このことにより臭気低減を向上させることができる。上流域で酸素が追加されると、上記の変換がより一層完璧に行われる。下流域で酸素が追加されると、排出される混合気体の温度が上昇することなく変換を一層高い温度で行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】 ディープフライ装置 本発明は、ディープフライ調理用媒体を保持し、閉鎖できるリザーバと、前記 リザーバに連通し、ディープフライ調理中に発生する有臭ガスを排出する排出チ ャンネルと、有臭ガスに含まれる揮発性有機化合物を二酸化炭素と水とに変換す るコンバータとを具えるディープフライ装置に関するものである。 このようなディープフライ装置は、特開平3−75020号公報から既知であ る。更に、特開平3−82413号公報もこのようなディープフライ装置につい て記載している。 強烈な臭気を発生する物質が食品のディープフライ調理中に放出される。一般 的に、この臭気は容認できない。この臭気はディープフライ調理後にも長く残存 し、ディープフライ調理を行っている場所以外の他の部屋にも容易に拡散する。 ディープフライを家庭で行う場合には、一般的に民家ではディープフライ調理中 に発生する臭気を捕捉する特別な装備を持たず、また深いな臭気がリビングルー ム、ベッドルーム及び勉強部屋などの領域に拡散するため、特にうっとうしいも のである。 一般的には、不快臭気の発生を抑えるため、例えば、ディープフライ装置の蓋 にカーボンフィルタを使用することが行われている。しかし、このことによって は、カーボンフィルタは早期に飽和してしまうため、またディープフラィ調理中 に蒸気も発生し、この蒸気がカーボンフィルタの作用を損ねるため、不快臭気の ごく限られた一部分しか減少がみられない。 上述の日本国特許公報に記載のディープフライ装置は、他の臭気制御原理を使 用している。即ち、発生する有臭ガス内の臭気成分を二酸化炭素と水とに変換す る。このため触媒コンバータを使用する。 触媒コンバータを使用して食品の調理中に発生する臭気を抑えることは他の文 献にも記載されている。ドイツ国特許公開第4321530号には、排気フード に接続した排出チャンネル内に触媒コンバータを使用することが記載されている 。 国際特許出願第90/02508号には、ロースト及びグリルプレートとして構 成した底部を有する強制換気空間に接続した排出チャンネル内に触媒コンバータ を設けたロースト及びグリル装置が記載されている。 上述の日本国特許公開に記載されているようにディープフライ調理中に放出さ れる物質の臭気成分を変換するコンバータを使用することの欠点は、不快臭気を 僅かにしか減少しない点である。 従って、本発明の目的は、ディープフライ装置から発生するガスの温度を大幅 に上昇させることなく、不快臭気を大幅に減少することができるディープフライ 装置を得るにある。 この目的を達成するため、本発明ディープフライ装置は、前記排出チャンネル を、ディープフライ調理中に発生する有臭ガスに外気を混合するための少なくと も1個の通路を介して前記排出チャンネルの出口開口の上流域で外気と連通させ たことを特徴とする。 動作にあたり、本発明によるディープフライ装置においてディープフライ調理 中に発生する有臭ガスと外気とを混合することができる。コンバータの上流域で この混合を行う場合、発生する有臭ガスがコンバータに達するときより多くの酸 素、好適には、余剰酸素が利用でき、この結果、ディープフライ調理中に発生す る臭気成分の相当大きな部分を水と二酸化炭素に変換する。この混合をコンバー タの下流域で行う場合、コンバータはより高い温度で加熱され、揮発性有機化合 物の変換が効率よく行われ、他方、二酸化炭素と水に変換される発生した有臭ガ スの温度を比較的冷たい外気との混合によって減少する。特に、コンバータの上 流及び下流の双方で空気を導入すると特に好適である。 このようにして、臭気成分の放出はほとんど完全に排除され、リザーバに食品 を出し入れするときは別として、好ましくない臭気により不快感を感ずることは なくなる。 本発明は、閉鎖したディープフライ装置内は、空気がオープンな空間又は少な くとも換気空間から排出される排気フード並びにロースト及びグリル装置と比ベ て、処理すべきガスがほとんど閉鎖された空間から放出される、従って、臭気成 分の最適な変換を行うためには余分な酸素を混合する及び/又はより高い温度で 変換を行うための装備を施すべきであるという認識に基づいている。混合は出口 開口の上流域の通路を経て行われるため、発生有臭ガスが外気に排出される前に 有臭ガスに空気が添加され、しかもタブの閉鎖の利点が維持される即ち、ディー プフライ調理中に発生する有臭ガスはほとんど又は完全に逃げることなく、ほぼ 全体的に脱臭処理される。 次に、図面を参照して本発明の好適な実施例をより詳細に説明する。 図1は、コンバータの上流域に空気入口を設けたディープフライ装置の線図的 説明図、 図2は、コンバータの下流域に空気入口を設けたディープフライ装置の線図的 説明図、 図3は、コンバータの上流域及び下流域の双方に空気入口を設けたディープフ ライ装置の線図的説明図、 図4は、本発明の第1の実施例によるディープフライパンの図5のIV−IV 線上の横断面図、 図5は、図4のV−V線上の縦断面図、 図6は、図5の排出装置の線図的拡大縦断面図、 図7及び図8は、それぞれ図6の排出装置の個別の部分を示す説明図、 図9は、本発明の第2の実施例によるディープフライ装置の縦断面図、 図10は、本発明の第3の実施例によるディープフライ装置の縦断面図である 。 図面において、異なる実施例における同一部分には同一の参照符号を付して説 明する。 先ず、図1〜図3の線図的図面につき本発明を詳細に説明する。次に、図4〜 図8につきより実際的な実施例を説明し、最後に図9〜図10につき若干の変更 例及び特別な特徴を説明する。 図1〜図3に線図的に示すディープフライ装置は、ディープフライ媒体7を保 持するリザーバ又はタブ3を有し、このリザーバ又はタブ3は閉鎖することがで きる。ディープフライ中発生する有臭ガスAを排出するため、ディープフライ装 置に排出チャンネル11を有する排出装置10を設け、この排出チャンネル11 をタブ3に連通させる。排出チャンネル11にコンバータ12を設ける。ディー プフライ中に発生する有臭ガスAはコンバータ12を通過するよう導かれ、出口 開口13を経て外気に排気される。このコンバータ12において、加熱すること によって有臭ガス内の揮発性有機化合物を二酸化炭素と水に変換する。図1にお いて、排出チャンネル11は、コンバータ12の上流に外気Bを混合するための の通路14を設ける。このことにより、有臭ガスの酸素含有割合が増加し、加熱 したときの変換を一層向上する。図2においては、排出チャンネル11は、コン バータ12の下流に外気Bを混合するためのの通路14を設ける。このとき、有 臭ガスはより高い温度で加熱されるために変換が一層向上するとともに、比較的 冷たい外気と混合されることになるため、出口開口から排出される蒸気が容認で きる温度レベルに冷却される。図3は、図1及び図2の実施例を組み合わせた実 施例を示し、即ち、外気との混合が通路14a,14bによってコンバータ12 の上流及び下流の双方で行われる。図3においては、排出チャンネル11に、通 路14aを経る外気Bを採り入れるためのモータ16によって駆動されるファン 15と、触媒コンバータ12を有する加熱素子17とを設け、順次の外気加熱に より触媒コンバータにおける変換を効率よく行う。この触媒コンバータは変換を 促進し、より低い温度でもコンバータが動作できるようになるとともに、満足の いく変換を行うことができる。 図4〜図7にはディープフライ装置のより実際的な第1の実施例を示す。この ディープフライ装置は、タブユニット1と蓋2とを有する。ベースユニットとし て作用するタブユニットはタブ3の形式のリザーバを有し、このリザーバ又はタ ブ3を蓋2により閉鎖することができる。タブ3を閉鎖する取付位置を示した蓋 2は、蓋2をタブユニット1上に配置したときタブ3の上側リム5に隣接する封 鎖リム4を有する。封鎖リム4は、例えば、可撓性を有する耐熱ゴム、金属又は 他の材料により形成することができる。タブユニットには、更に、ディープフラ イを形成するための揚げ物用油を加熱する加熱素子6を収容し、この加熱素子は サーモスタット制御とすると好適である。 タブ3内の揚げ物用油7としてのディープフライ媒体と、揚げ物用油7に浸漬 されてフライバスケット9内で揚げるべきチップ8により形成した食品が存在す るディープフライ装置の調理状態を示す。揚げ物用油の代わりに、例えば、調理 すべき製品を浸漬する媒体としてフライオイル又はだし汁を使用することもでき る。既知のように、フライバスケット9は図示しない持ち上げ機構と組み合わせ 、蓋2によってタブ3を閉鎖した状態で調理すべき食品をオイル内に下降するよ うにすると好適である。 接続チャンネル28によりディープフライ調理中に発生する有臭ガスAを排出 するための排出チャンネル11にタブ3を接続する。排出チャンネルは、揮発性 の有機化合物を二酸化炭素と水に変換するための触媒コンバータ12の形式のコ ンバータを設ける。 コンバータ12の上流域において、排出チャンネル11を、外気(矢印B)を ディープフライ調理中に発生する有臭ガスAに混合するための通路14を介して 外気に連通させる。混合する外気は有臭ガスAに酸素を添加するため、コンバー タは、単にディープフライ調理中に発生する有臭ガスを閉鎖したタブ3からコン バータに導くだけの場合よりも有臭ガス内の臭気成分を二酸化炭素と水に変換す る作用をより一層完全に行うことができる。このとき、蓋はタブをほぼ密閉状態 に封鎖するため、ディープフライ調理中に発生する有臭ガスのごく僅かな部分し か、若しくは全く、処理されずにリザーバ3から直接漏れることはない。 排出チャンネル11における通路14は接続チャンネル28とタブとの接続部 の上流域に配置する。接続チャンネル28は所定の長さを有するため、酸素はタ ブ3における調理油の上方の空間に達することがなく、又は少なくとも調理油の 上方の空間に達する酸素量が無視できる量に制限され、外気からの酸素との反応 によって高温のフライ調理用油の早期の劣化を相当制限することができる。フラ イ調理用油の酸化防止の研究分野における幅広い活動により、フライ調理用油の 劣化及びこれに付随する好ましくない有臭物質の発生の増加が大きな問題を引き 起こす要因となっていることが分かっている。 混合すべき外気を強制的に供給するため、図示の実施例では排出装置10に、 モータ16で駆動されるファン15を設ける。モータ駆動ファンを使用すること によって、混合される空気の割合を適正に制御することができる。この混合割合 を一定にすることができ、又はフライ調理すべき食品の装填荷を浸漬してからの 時間の関数の所定の変化を生ずるようにすることができ、又はディープフライ調 理中に発生する放出物に基づいて制御することができる。ファン15を接続チャ ンネル28との接続部の上流域に配置することによって、ファン15は混合すベ き空気の比較的冷たい流れに位置し、使用にあたりディープフライ調理中に発生 する物質によって汚されることがない。しかし、原理的にこの利点は通路の下流 域にファンを配置しても得られる。 加熱素子17をやはり排出チャンネル11に配置する。この加熱素子によって 、ファン15により引き込まれる外気Bの少なくとも一部分は加熱され、この加 熱された外気が加熱素子17の下流域ディープフライ調理中に発生する有臭ガス Aに混合される。この構成では、この加熱素子17は動作中に比較的冷たい空気 流内に配置される。この結果、加熱される通過空気と動作中の加熱素子との温度 差が比較的大きい。この温度差は、例えば、加熱素子とディープフライ中に発生 する有臭ガスとの間の温度差よりも大きい。或る熱交換領域において、大きな温 度差が大きな熱伝達を生ずる。更に、加熱素子17の排出チャンネル11におけ る位置、即ち、接続チャンネル28との接続部の上流域は、ファンと同様にこの 加熱素子17はディープフライ調理中に発生する有臭ガスによって汚されること がないという利点を有する。最も冷たい空気を加熱するたの利点は、触媒コンバ ータ12の位置で加熱された外気Cとディープフライタブ3から発生する有臭ガ スAとの混合気を所定の温度にするため、排出チャンネル11における最大ガス 温度を、最も熱いガスAを加熱して次に外気Bと混合する場合よりも低くなると いう利点がある。このことは、特に、排出チャンネルの壁の材料の耐熱性に課せ られる要求がそれほど厳しくなくなる点で有利である。 更に、このことは、煙の発生をできるだけ排除することにもなり、このことは 原理的に加熱素子17に調理用油が堆積するという現象を発生する。加熱素子1 7は、ヘヤドライヤ及びペイントストリッパ(塗料剥離器)に使用されるタイプ の素子とすることができる。 適当な触媒としては、冒頭に述べた刊行物に記載されているものがあり、市販 されている。触媒コンバータ12が存在するとき、ディープフライ調理中に発生 する有臭ガスの臭気成分を水と二酸化炭素とに変換する所要の反応を、単に加熱 によってのみこの変換を行う場合よりもより低い温度で行うことができる。この 低温反応温度は、先ず排出チャンネル11から発生するガスの温度が低い点、従 って、これらのガス自体でユーザーがやけどする危険性が少なくなる点、第2に 、排出チャンネル11に隣接する装置部分に対する温度負荷が少なくなる点、第 3に変換すべき有臭ガスを加熱するに必要な電力を少なくすることができる点で 有利である。 図6〜図8に排出装置を拡大して示す。排出チャンネル11を2個のハウジン グ部分18,19によって包囲する。排出チャンネル11は2個の部分11a, 11bを有する。小さい方のチャンネル部分11aはハウジング部分18内に位 置し、大きい方のチャンネル部分11bはハウジング部分19内に位置する。ハ ウジング部分18は冷たい外気を採り入れるための入口開口20と2個の出口開 口21,22とを有し、出口開口21は実際的には排出チャンネルの小さい方の チャンネル部分11aの出口開口によって構成され、出口開口22はチャンネル 部分11aとハウジング部分18との間の開口によって形成される。ハウジング 部分18には更に、モータ16によって駆動されるファン15を収容する。加熱 素子17を入口14aの近傍で排出チャンネル部分11aに取り付ける。ハウジ ング部分19には2個の入口開口23,24を設ける。入口開口23は排出チャ ンネル11bの入口開口によって形成し、入口開口24は排出チャンネル部分1 1bとこの入口開口24を包囲するハウジング部分19との間に生ずる開口によ って形成する。排出チャンネルの出口開口13の下流において、ハウジング部分 19は出口開口25を有する。接続チャンネル28を排出チャンネル部分11b に接続する。排出チャンネル部分11bには、更に、触媒コンバータ12を設け る。排出チャンネル部分11b及び触媒コンバータ12を有するハウジング部分 19は、着脱自在にディープフライ装置に取り付ける。組み合わせた使用状態に おいて、固定ハウジング部分18の2個の出口開口21,22は、着脱自在のハ ウジング部分19の2個の入口開口23,24に隣接する。 動作にあたり、ファン15は冷たい外気Bをハウジング部分18内に入口開口 20を介して引き込む。外気の一部分Cは加熱素子17によって加熱される排出 チャンネル11の中心に導入される。このようにして、加熱された空気は接続チ ャンネル28からの有臭ガスAと混合され、触媒コンバータ12に導かれ、揮発 性の有機化合物が二酸化炭素と水とに変換される。外気の残りの部分Eはハウジ ング部分19と排出チャンネル部分11bとの間の空間26に出口開口22を経 て導入され、出口開口13の直後で、二酸化炭素と水とに変換されたガスと混合 され、この混合気は容認できる温度レベルまで冷却されて出口開口25を経て排 出装置から放出される。 ディープフライ調理中に発生する有臭ガスが通過し、従って、比較的急速に汚 れるハウジング部分19は着脱自在であるため、個別のコンバータユニット27 として機能するこの部分は簡単に取り外すことができ、分離した素子として例え ば、洗浄タブ又は皿洗い機において洗浄することができる。更に、このことによ って、洗浄中に水や洗剤の噴流がタブ3内に流入する危険性を減少する。一般的 に、触媒コンバータ12はコンバータユニット27の洗浄中に所定位置に保持さ れる。更に、触媒コンバータも個別に着脱自在にすることができ、このことによ って、より一層触媒コンバータをきれいにすることができるようになる。 外気Bのみが固定ハウジング部分18を通過するため、この部分18は汚れに くく、従って、ディープフライ装置に固定しておくことができる。従って、電気 的コンポーネント17,15,16を急速には汚れないこのハウジング部分18 に収容する。 比較的冷たい外気Eは中間の空間26を通過するため、この空間26に対応す るハウジング部分19の外部は冷やされ、ユーザー及び他の人がやけどをする危 険性を減少する。 ハウジング部分18も比較的低温に維持される。即ち、加熱素子17が配置さ れる排出チャンネル部分11aとハウジング部分18との間に中間の空間が存在 するためである。 図4〜図7に示すディープフライ装置の蓋2はタブユニット1にヒンジ連結す ることができる。排出装置10は、固定ハウジング部分18と着脱自在のハウジ ング部分19によって形成したヒンジ部29に一体に組み込むことができる。デ ィープフライ調理中このヒンジ部はユーザーから離れており、蓋2を開けたとき ヒンジ側とは反対側からこのヒンジを操作することができる。このようにして、 比較的温かい空気が動作中に発生する排出装置は、ユーザーが不慮に発生するガ スに触れる危険性が少なくなるように配置される。 グリッド30(図5参照)の形式のスプラッシュガードを蓋に取り付け、ディ ープフライ調理中に発生する調理用油のハネ飛びがコンバータに達することがな いようにする。調理用油のハネ飛びがコンバータに達するとコンバータの動作に 支障を生ずるようになる。しかし、スプラッシュガードの代わりに、ガーゼ又は フィルタとしての他の既知の又は新規な手段を使用してハネを捕捉できるように することもできる。 図9に示すディープフライ装置の第2の実施例においては、排出装置10をタ ブ3の後部に配置する。接続チャンネル28を蓋2からタブ3の外側に下方に延 ばし、垂直な排出チャンネル11に開口させる。入口開口20を底部に配置し、 温かい有臭ガスが垂直方向の頂部の出口開口25から流出するようにする。この 実施例のディープフライ装置は、僅かに大きい面積を占めるが、熱い空気による 負傷ややけどの危険性が減少するという利点がある。 図10に示すディープフライ装置においては、排出装置の一部を着脱自在にす る。ディープフライ装置のこの第3の実施例においては、排出装置10を蓋2に 組み込む。モータ16及びファン15、及び加熱素子17を、蓋2から着脱可能 なハウジング部分18に収容し、蓋から延びる排出チャンネル部分11bと、触 媒コンバータ12とを有する蓋2を、電気コンポーネント17,15,16を湿 気の影響で損傷する危険性なしに洗浄することができる。ハウジング部分18内 の電気コンポーネントの動作部分をケーブル(ライン31で線図的に示す)によ ってタブユニット1の電流コンセントに接続する。 排出装置を蓋として構成することの利点は、排出装置としての蓋2を既存のデ ィープフライ装置に置き換える、又は通常の蓋に対するオプション付属品として 市場に供給することもできる点である。 コンバータユニット27は、代案として、既存のフィルタユニットの交換品と して構成することができる。好適には、蓋又はフィルタの交換品として構成した コンバータユニットにプラグを有するコード31を設け、電源に直接接続できる ようにする。原理的にハウジング及びコンバータは、既存のディープフライヤの フィルタカートリッジのための交換品又はオプション代用品としての素子の形式 で市場に供給することもできる。 上述の実施例以外に本発明の請求の範囲において種々の変更を加えることがで きることは当業者にとって明らかであろう。例えば、外気混合のための流入口を タブとディープフライ装置の外壁との間の空間に終端させ、この結果、外気を若 干予め加熱することができるようにすることができる。更に、本発明は、フライ 調理用油を電気以外の他の手段で加熱するディープフライ装置にも適用できる。 化石燃料を使用する場合、コンバータはバーナとして構成した加熱素子を設ける ことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブルッヒンク ウィルヘルムス ヘンドリ クス マリア オランダ国 5656 アーアー アインドー フェン プロフ ホルストラーン 6

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ディープフライ調理用媒体(7)を保持し、閉鎖できるリザーバ(3)と、 前記リザーバ(3)に連通し、ディープフライ調理中に発生する有臭ガスを排出 する排出チャンネル(11)と、有臭ガスに含まれる揮発性有機化合物を二酸化 炭素と水とに変換するコンバータ(12)とを具えるディープフライ装置におい て、前記排出チャンネル(11)を、ディープフライ調理中に発生する有臭ガス (A)に外気(B,C)を混合するための少なくとも1個の通路(14)を介し て前記排出チャンネルの出口開口(13)の上流域で外気と連通させたことを特 徴とするディープフライ装置。 2.前記コンバータ(12)を前記排出チャンネル(11)内に配置し、前記通 路(14)を前記コンバータ(12)の上流域で外気と連通させた請求項1記載 のディープフライ装置。 3.前記コンバータ(12)を前記排出チャンネル(11)内に配置し、前記通 路(14)を前記コンバータ(12)の下流域で外気と連通させた請求項1記載 のディープフライ装置。 4.前記コンバータ(12)を前記排出チャンネル(11)内に配置し、前記排 出チャンネルに2個の通路(14a,14b)を設け、一方の通路を前記コンバ ータ(12)の下流域に配置し、他方の通路を前記コンバータ(12)の上流域 に配置した請求項1記載のディープフライ装置。 5.前記排出装置(10)に、外気(B,C)を排出チャンネル(11)に強制 的に供給するファン(15)を設けた請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記 載のディープフライ装置。 6.前記コンバータ(12)を加熱素子によって加熱する請求項1乃至5のうち のいずれか一項に記載のディープフライ装置。 7.前記排出装置(10)に、外気を加熱する加熱素子(17)を設けた請求項 1乃至5のうちのいずれか一項に記載のディープフライ装置。 8.前記コンバータ(12)を触媒コンバータとした請求項8記載のディープフ ライ装置。 9.前記排出装置(10)の少なくとも一部を、ディープフライ装置から着脱自 在のコンバータユニット(27)として構成した請求項1乃至8のうちのいずれ か一項に記載のディープフライ装置。 10.前記排出装置(10)に、前記リザーバ(3)に固定的に連結したハウジン グ部分(18)と、前記リザーバに着脱自在に連結したハウジング部分(19) とを設け、これらのハウジング部分を組み合わせた状態で互いに連通させ、前記 固定ハウジング部分(18)には外気を導入するための通路(14)と加熱素子 (17)とを設け、前記着脱自在のハウジング部分(19)には触媒コンバータ (12)を設けた請求項9記載のディープフライ装置。 11.前記排出装置を、前記リザーバ(3)を閉鎖するための蓋(2)の内部又は 上部に配置した請求項1乃至10のうちのいずれか一項に記載のディープフライ 装置。 12.前記排出チャンネル(11)を、外気混合のためのハウジング部分(18, 19)によって包囲し、ファン(15)を前記排出チャンネルの通路(14a) の上流域で前記固定ハウジング部分(18)に配置し、前記排出チャンネル(1 1)と前記ハウジング部分(19)との間に中間の空間(26)を形成し、この 中間の空間(26)を前記触媒コンバータ(12)の下流で前記排出チャンネル (11)の出口開口(13)に連通させて発生する有臭ガスの混合及び冷却を行 うようにした請求項10記載のディープフライ装置。 13.前記加熱素子(17)を前記排出チャンネル(11)の通路(14a)に配 置した請求項12記載のディープフライ装置。 14.前記排出装置(10)を前記リザーバ(3)とこのリザーバ(3)を閉鎖す る蓋(2)との間のヒンジ部(29)に組み込んだ請求項1乃至13のうちのい ずれか一項に記載のディープフライ装置。 15.前記ハウジング部分(19)に貫通する排出チャンネル(11b)と、この 排出チャンネル(11b)内の着脱自在又は耐水性のコンバータ(12)と、コ ンバータユニットをディープフライ装置に着脱自在に接続する接続手段(4,3 1)を設けた請求項1乃至14のうちのいずれか一項に記載のディープフライ装 置に使用するコンバータユニット(27)。 16.コンバータユニット(27)をディープフライ装置に着脱自在に接続する接 続手段(4)を、ディープフライ装置のリザーバ(3)の上側リム(5)にシー ル掛合するシールリム(4)により構成した請求項15記載のコンバータユニッ ト(27)。
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