JP2001029240A - ロースター - Google Patents
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- JP2001029240A JP2001029240A JP11210170A JP21017099A JP2001029240A JP 2001029240 A JP2001029240 A JP 2001029240A JP 11210170 A JP11210170 A JP 11210170A JP 21017099 A JP21017099 A JP 21017099A JP 2001029240 A JP2001029240 A JP 2001029240A
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- air
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 被調理物を載置する調理板5と、当該調
理板5上の被調理物を加熱する加熱手段6と、調理板5
上部の集気口8から下部の排気口25に至る通気経路2
6と、当該通気経路26に沿って空気を流通せしめるフ
ァン24と、前記通気経路26中に水飛沫を供給する水
飛沫発生手段9とを有し、当該水飛沫発生手段9により
発生した水飛沫中に空気を通して当該空気中の煙や臭気
を除去するものである。 【効果】 調理により生じた煙や臭気を含んだ空気を水
飛沫の中を通すことにより、当該空気に含まれた煙や臭
気の成分を水に吸収せしめ、清浄な空気として排出する
ことができる。また空気は水により冷却され、熱い空気
が排出されることがない。
理板5上の被調理物を加熱する加熱手段6と、調理板5
上部の集気口8から下部の排気口25に至る通気経路2
6と、当該通気経路26に沿って空気を流通せしめるフ
ァン24と、前記通気経路26中に水飛沫を供給する水
飛沫発生手段9とを有し、当該水飛沫発生手段9により
発生した水飛沫中に空気を通して当該空気中の煙や臭気
を除去するものである。 【効果】 調理により生じた煙や臭気を含んだ空気を水
飛沫の中を通すことにより、当該空気に含まれた煙や臭
気の成分を水に吸収せしめ、清浄な空気として排出する
ことができる。また空気は水により冷却され、熱い空気
が排出されることがない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焼肉料理や焼き魚
料理などを調理するための、ロースターに関するもので
ある。
料理などを調理するための、ロースターに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に焼肉料理や焼き魚料理を調理する
際には、肉や魚を強く加熱して焼くために、被調理物か
ら肉汁などが出てそれが加熱されて焦げ、煙や強い臭気
が発生することが多い。そのため室内に煙が立ち込めた
り調度品に臭いがついたりするので、焼肉や焼き魚を嫌
う家庭も少なくない。
際には、肉や魚を強く加熱して焼くために、被調理物か
ら肉汁などが出てそれが加熱されて焦げ、煙や強い臭気
が発生することが多い。そのため室内に煙が立ち込めた
り調度品に臭いがついたりするので、焼肉や焼き魚を嫌
う家庭も少なくない。
【0003】業務用のロースターなどにおいては、生じ
た煙や臭気を吸引して浄化し、屋外に排出するようにし
たものも知られているが、大掛かりな設備を必要とし、
家庭用のロースターに適用することはできない。
た煙や臭気を吸引して浄化し、屋外に排出するようにし
たものも知られているが、大掛かりな設備を必要とし、
家庭用のロースターに適用することはできない。
【0004】また家庭用のロースターにおいて、生じた
煙や臭気を吸引し、それをフィルターを通して煙や臭気
を吸着し、ロースターの内部で処理するようにしたもの
も知られているが、大量に生じた煙や臭気を処理するに
は、ロースター内に設置される小さいフィルターでは不
十分である。
煙や臭気を吸引し、それをフィルターを通して煙や臭気
を吸着し、ロースターの内部で処理するようにしたもの
も知られているが、大量に生じた煙や臭気を処理するに
は、ロースター内に設置される小さいフィルターでは不
十分である。
【0005】しかも煙や臭気と共に吸引した空気は加熱
されて高温であり、煙や臭気のみを除いて高温の空気を
そのまま周囲に排出するので、テーブルが熱により変質
したり変色したりすることがある。また周囲の人は高温
の排気に晒されることとなり、さらにロースターの器体
も内部を通る高温の空気によって温度が上がり、場合に
よっては火傷の危険もある。
されて高温であり、煙や臭気のみを除いて高温の空気を
そのまま周囲に排出するので、テーブルが熱により変質
したり変色したりすることがある。また周囲の人は高温
の排気に晒されることとなり、さらにロースターの器体
も内部を通る高温の空気によって温度が上がり、場合に
よっては火傷の危険もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる事情に
鑑みなされたものであって、調理によって生じた煙や臭
気を含んだ空気を水で処理し、排気中の煙や臭気を確実
に除去すると共に、排気の温度を低下させて、家庭にお
いても快適に焼肉料理や焼き魚料理を調理することので
きるロースターを提供することを目的とするものであ
る。
鑑みなされたものであって、調理によって生じた煙や臭
気を含んだ空気を水で処理し、排気中の煙や臭気を確実
に除去すると共に、排気の温度を低下させて、家庭にお
いても快適に焼肉料理や焼き魚料理を調理することので
きるロースターを提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】而して本発明のロースタ
ーは、被調理物を載置する調理板と、当該調理板上の被
調理物を加熱する加熱手段と、調理板上部の集気口から
下部の排気口に至る通気経路と、当該通気経路に沿って
空気を流通せしめるファンと、前記通気経路中に水飛沫
を供給する水飛沫発生手段とを有し、当該水飛沫発生手
段により発生した水飛沫中に空気を通して当該空気中の
煙や臭気を除去することを特徴とするものである。
ーは、被調理物を載置する調理板と、当該調理板上の被
調理物を加熱する加熱手段と、調理板上部の集気口から
下部の排気口に至る通気経路と、当該通気経路に沿って
空気を流通せしめるファンと、前記通気経路中に水飛沫
を供給する水飛沫発生手段とを有し、当該水飛沫発生手
段により発生した水飛沫中に空気を通して当該空気中の
煙や臭気を除去することを特徴とするものである。
【0008】本発明のロースターにおいては、環状の調
理板の中央部に集気口を形成し、当該集気口の下方に水
飛沫発生手段を設けると共に、前記集気口から水飛沫発
生手段の外周部を経て下方の排気口に向かう通気経路を
形成し、当該通気経路の適宜の位置にファンを設けたも
のとするのが適当である。
理板の中央部に集気口を形成し、当該集気口の下方に水
飛沫発生手段を設けると共に、前記集気口から水飛沫発
生手段の外周部を経て下方の排気口に向かう通気経路を
形成し、当該通気経路の適宜の位置にファンを設けたも
のとするのが適当である。
【0009】本発明における前記水飛沫発生手段は、下
端が開放され且つ壁面に多数の小孔を穿設した、垂直の
回転軸により回転する回転筒を有し、当該回転筒の下端
部が水に浸されており、当該回転筒の回転により回転筒
の内面に沿って水が上昇し、回転に伴う遠心力により水
が前記小孔から通気経路に向かって水飛沫となって噴出
するものとするのが好ましい。
端が開放され且つ壁面に多数の小孔を穿設した、垂直の
回転軸により回転する回転筒を有し、当該回転筒の下端
部が水に浸されており、当該回転筒の回転により回転筒
の内面に沿って水が上昇し、回転に伴う遠心力により水
が前記小孔から通気経路に向かって水飛沫となって噴出
するものとするのが好ましい。
【0010】またこの構造においては、前記回転筒は、
少なくともその内面が下部が細く上部が太いテーパー状
をなし、その下端内面に適宜の数の小突起が突設されて
いることが好ましい。
少なくともその内面が下部が細く上部が太いテーパー状
をなし、その下端内面に適宜の数の小突起が突設されて
いることが好ましい。
【0011】また本発明においては、前記臭気手段の通
気経路中に、当該通気経路の断面形状をほゞ満たす範囲
を掃引する撹拌手段を有し、当該撹拌手段が前記水飛沫
発生手段から供給される水を含んだ状態で通気経路内を
掃引するようにするのが好ましい。前記撹拌手段として
は、メッシュ又は多数の毛を有するブラシを使用するの
が適当である。
気経路中に、当該通気経路の断面形状をほゞ満たす範囲
を掃引する撹拌手段を有し、当該撹拌手段が前記水飛沫
発生手段から供給される水を含んだ状態で通気経路内を
掃引するようにするのが好ましい。前記撹拌手段として
は、メッシュ又は多数の毛を有するブラシを使用するの
が適当である。
【0012】さらに本発明においては、前記水飛沫発生
手段に対向して、当該水飛沫発生手段から噴出する水飛
沫の直射を遮蔽し、且つ空気の流通を許容する障壁を設
けることが好ましい。当該前記障壁は、水飛沫の噴出方
向に対して間隔をおいて重なるように配置された複数の
板よりなるものとすることができ、また通気性の高い不
織布又はメッシュよりなるものとすることもできる。
手段に対向して、当該水飛沫発生手段から噴出する水飛
沫の直射を遮蔽し、且つ空気の流通を許容する障壁を設
けることが好ましい。当該前記障壁は、水飛沫の噴出方
向に対して間隔をおいて重なるように配置された複数の
板よりなるものとすることができ、また通気性の高い不
織布又はメッシュよりなるものとすることもできる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
従って説明する。図1及び図2は本発明の実施の一形態
を示すものであって、1は本発明のロースターである。
当該ロースター1において2は本体であり、当該本体2
の上部には環状の水受け3が設けられており、当該水受
け3の上部には、多数の孔4を穿設した調理板5が設置
されている。また6は調理板5の下部に設けられた、加
熱手段としてのガスバーナーである。
従って説明する。図1及び図2は本発明の実施の一形態
を示すものであって、1は本発明のロースターである。
当該ロースター1において2は本体であり、当該本体2
の上部には環状の水受け3が設けられており、当該水受
け3の上部には、多数の孔4を穿設した調理板5が設置
されている。また6は調理板5の下部に設けられた、加
熱手段としてのガスバーナーである。
【0014】本体2の中央上部には、調理板5の上面か
ら突出する筒体7が設けられ、当該筒体7の周面には前
記調理板5の上部に向かって開口する集気口8が形成さ
れている。
ら突出する筒体7が設けられ、当該筒体7の周面には前
記調理板5の上部に向かって開口する集気口8が形成さ
れている。
【0015】そしてこの筒体7の下方には水飛沫発生手
段9が設けられている。この水飛沫発生手段9は、モー
ター10により回転する回転軸11が水容器12の底部
を貫通しており、当該回転軸11の上端部に支持板13
が取り付けられ、当該支持板13の下部に回転筒14が
垂設されている。
段9が設けられている。この水飛沫発生手段9は、モー
ター10により回転する回転軸11が水容器12の底部
を貫通しており、当該回転軸11の上端部に支持板13
が取り付けられ、当該支持板13の下部に回転筒14が
垂設されている。
【0016】回転筒14は少なくともその内面が、上部
が太く下部が細いテーパー状をなしており、その周面に
は多数の小孔15が穿設されている。そしてその回転筒
14の下端は開放され、その下端部は前記水容器12に
収容された水16に浸されており、その下端内面には小
突起17が突設されている。
が太く下部が細いテーパー状をなしており、その周面に
は多数の小孔15が穿設されている。そしてその回転筒
14の下端は開放され、その下端部は前記水容器12に
収容された水16に浸されており、その下端内面には小
突起17が突設されている。
【0017】また支持板13の外周には複数の支持腕1
8が放射状に突設されており、その支持腕18の下面に
は撹拌手段としてのメッシュ19が垂設されており、支
持板13が回転することによりそのメッシュ19が筒体
7の下方の空所内を掃引するようになっている。
8が放射状に突設されており、その支持腕18の下面に
は撹拌手段としてのメッシュ19が垂設されており、支
持板13が回転することによりそのメッシュ19が筒体
7の下方の空所内を掃引するようになっている。
【0018】また水飛沫発生手段9の外方には筒状の障
壁20が設けられている。当該障壁20は図2に示すよ
うに、多数の板21が鎧戸状に間隔をおいて重なるよう
に環状に配置されて形成されており、水飛沫発生手段9
から噴出する水飛沫の直射を板21で遮蔽すると共に、
当該板21の間を通じて空気の流通を許容するようにな
っている。
壁20が設けられている。当該障壁20は図2に示すよ
うに、多数の板21が鎧戸状に間隔をおいて重なるよう
に環状に配置されて形成されており、水飛沫発生手段9
から噴出する水飛沫の直射を板21で遮蔽すると共に、
当該板21の間を通じて空気の流通を許容するようにな
っている。
【0019】22は水容器12の外方から底部外周部に
かけて間隔をおいて設けられた誘導板であって、その上
端は前記水受け3の底部に当接しており、その誘導板2
2と水容器12との間及び誘導板22と本体2の外装体
23との間には、通気経路となる間隔が形成されてい
る。
かけて間隔をおいて設けられた誘導板であって、その上
端は前記水受け3の底部に当接しており、その誘導板2
2と水容器12との間及び誘導板22と本体2の外装体
23との間には、通気経路となる間隔が形成されてい
る。
【0020】そして前記回転軸11の下端にはファン2
4が設けられ、誘導板22と本体2の外装体23との間
の空気を外方に送り、外装体23の底部に形成された排
気口25から外部に排出するようになっている。
4が設けられ、誘導板22と本体2の外装体23との間
の空気を外方に送り、外装体23の底部に形成された排
気口25から外部に排出するようになっている。
【0021】而してこのロースター1においては矢印で
示すように、集気口8から筒体7内を下降し、水飛沫発
生手段9における回転筒14の外方を通って障壁20の
板21の間を通過し、水容器12と誘導板22との間及
び誘導板22と外装体23との間を通り、排気口25に
至る通気経路26が形成され、ファン24によりその通
気経路26に沿って空気が流通せしめられる。
示すように、集気口8から筒体7内を下降し、水飛沫発
生手段9における回転筒14の外方を通って障壁20の
板21の間を通過し、水容器12と誘導板22との間及
び誘導板22と外装体23との間を通り、排気口25に
至る通気経路26が形成され、ファン24によりその通
気経路26に沿って空気が流通せしめられる。
【0022】図3は本発明の他の実施の形態を示すもの
であって、前記図1及び図2の形態と同一の部材につい
ては同一の符号を付している。すなわち本体2の上部に
水受け3が設けられ、当該水受け3の上部に孔4を穿設
した調理板5が設けられている。そして調理板5の下部
には加熱手段としてのガスバーナー6が設けられ、簡易
ボンベ27からガバナー28を経てガスバーナー6にガ
スを供給するようになっている。
であって、前記図1及び図2の形態と同一の部材につい
ては同一の符号を付している。すなわち本体2の上部に
水受け3が設けられ、当該水受け3の上部に孔4を穿設
した調理板5が設けられている。そして調理板5の下部
には加熱手段としてのガスバーナー6が設けられ、簡易
ボンベ27からガバナー28を経てガスバーナー6にガ
スを供給するようになっている。
【0023】本体2の中央上部には、集気口8を有する
筒体7が突出しており、その筒体7の下方には水飛沫発
生手段9が設けられている。この水飛沫発生手段9は、
モーター10により伝導ベルト29を介して回転軸11
を回転駆動するようになっており、当該回転軸11の上
端部に支持板13が取り付けられ、当該支持板13の下
部に回転筒14が垂設されている。この回転筒14の構
造は前記図1に示したものと同様である。
筒体7が突出しており、その筒体7の下方には水飛沫発
生手段9が設けられている。この水飛沫発生手段9は、
モーター10により伝導ベルト29を介して回転軸11
を回転駆動するようになっており、当該回転軸11の上
端部に支持板13が取り付けられ、当該支持板13の下
部に回転筒14が垂設されている。この回転筒14の構
造は前記図1に示したものと同様である。
【0024】支持板13の外周放射状に突設された複数
の支持腕18の下面には、撹拌手段としてのブラシ30
が垂設されている。このブラシ30は、心棒31の周囲
に多数の毛32を放射状に植設したものであって、筒体
7の下方の空所内を掃引するようになっている。
の支持腕18の下面には、撹拌手段としてのブラシ30
が垂設されている。このブラシ30は、心棒31の周囲
に多数の毛32を放射状に植設したものであって、筒体
7の下方の空所内を掃引するようになっている。
【0025】この例において水飛沫発生手段9の外方に
設けられた障壁20は、メッシュが使用されており、水
飛沫発生手段9から噴出する水飛沫の直射を遮蔽しつ
つ、空気の流通を許容するようになっている。なお障壁
20はメッシュに代えて、通気性の高い不織布などを使
用することもできる。
設けられた障壁20は、メッシュが使用されており、水
飛沫発生手段9から噴出する水飛沫の直射を遮蔽しつ
つ、空気の流通を許容するようになっている。なお障壁
20はメッシュに代えて、通気性の高い不織布などを使
用することもできる。
【0026】そして支持腕18は障壁20の上部を超え
て外方に張り出しており、その先端部にフィン33が形
成されてファン24を形成している。そして矢印で示す
ように、集気口8から筒体7内を下降し、水飛沫発生手
段9における回転筒14の外方を通って障壁20を通過
し、ファン24によって送られて排気口25に至る通気
経路26が形成されている。
て外方に張り出しており、その先端部にフィン33が形
成されてファン24を形成している。そして矢印で示す
ように、集気口8から筒体7内を下降し、水飛沫発生手
段9における回転筒14の外方を通って障壁20を通過
し、ファン24によって送られて排気口25に至る通気
経路26が形成されている。
【0027】
【作用】本発明においては、ガスバーナー6に着火して
調理板5を加熱し、当該調理板5上に被調理物を載置し
て加熱調理する。調理により被調理物から生じた肉汁な
どは、孔4を通じて水受け3内の水中に落ちる。
調理板5を加熱し、当該調理板5上に被調理物を載置し
て加熱調理する。調理により被調理物から生じた肉汁な
どは、孔4を通じて水受け3内の水中に落ちる。
【0028】ここでモーター10を駆動してファン24
を回転させると、調理板5上に生じた煙や臭気などは空
気と共に集気口8から筒体7内に吸入され、通気経路2
6に従って流れ、排気口25から排出される。
を回転させると、調理板5上に生じた煙や臭気などは空
気と共に集気口8から筒体7内に吸入され、通気経路2
6に従って流れ、排気口25から排出される。
【0029】また水飛沫発生手段9における回転筒14
が回転すると、当該回転筒14の下部が水容器12内の
水に浸されているので、回転筒14内の水も回転筒14
の回転に伴われて回転する。そしてその水は回転による
遠心力によって回転筒14の内面に沿って上昇し、小孔
15から漏出し、遠心力により微細な水飛沫となって噴
出する。
が回転すると、当該回転筒14の下部が水容器12内の
水に浸されているので、回転筒14内の水も回転筒14
の回転に伴われて回転する。そしてその水は回転による
遠心力によって回転筒14の内面に沿って上昇し、小孔
15から漏出し、遠心力により微細な水飛沫となって噴
出する。
【0030】回転筒14の下端内面に小突起17を突設
することにより、回転筒14内の水の回転速度が増して
遠心力が増強され、小孔15から噴出する水飛沫の量が
増す。また回転筒14を図面に示すように上部が太く下
部が細いテーパー状となすことにより、遠心力が作用し
たときに水が回転筒14の内面に沿って上昇しやすく、
噴出する水飛沫の量が増す。
することにより、回転筒14内の水の回転速度が増して
遠心力が増強され、小孔15から噴出する水飛沫の量が
増す。また回転筒14を図面に示すように上部が太く下
部が細いテーパー状となすことにより、遠心力が作用し
たときに水が回転筒14の内面に沿って上昇しやすく、
噴出する水飛沫の量が増す。
【0031】また水飛沫発生手段9の外側に障壁20を
設けることにより、小孔15から噴出する水飛沫が障壁
20に当って遮蔽されて外方に飛び散るのが阻止され、
微細な水飛沫が障壁20の内側に滞留する。
設けることにより、小孔15から噴出する水飛沫が障壁
20に当って遮蔽されて外方に飛び散るのが阻止され、
微細な水飛沫が障壁20の内側に滞留する。
【0032】この状態で前述のように通気経路26に沿
って空気が流れると、当該空気が回転筒14と障壁20
との間を通過し、ここで水飛沫と接触し、冷却されて温
度が低下すると共に、空気中の煙や臭気が水に吸収さ
れ、清浄な空気が障壁20から外方に流れ、さらに通気
経路26を通って排気口25からロースター1の外に排
出される。また煙や臭気を吸収した水飛沫は、一部は空
気に伴われて排出されるが、大部分は水として水容器1
2内に戻る。
って空気が流れると、当該空気が回転筒14と障壁20
との間を通過し、ここで水飛沫と接触し、冷却されて温
度が低下すると共に、空気中の煙や臭気が水に吸収さ
れ、清浄な空気が障壁20から外方に流れ、さらに通気
経路26を通って排気口25からロースター1の外に排
出される。また煙や臭気を吸収した水飛沫は、一部は空
気に伴われて排出されるが、大部分は水として水容器1
2内に戻る。
【0033】また回転筒14の外側をメッシュ19又は
ブラシ30よりなる撹拌手段が回転すると、これらの撹
拌手段が回転筒14と障壁20との間の空所内を掃引
し、そこに漂う水飛沫が撹拌手段に付着し、その状態で
空気と接触するので、より効率よく空気中の煙や臭気を
吸収することができる。
ブラシ30よりなる撹拌手段が回転すると、これらの撹
拌手段が回転筒14と障壁20との間の空所内を掃引
し、そこに漂う水飛沫が撹拌手段に付着し、その状態で
空気と接触するので、より効率よく空気中の煙や臭気を
吸収することができる。
【0034】また図1に示すように水容器12と外装体
23との間に誘導板22を設けることにより、通気経路
26を外装体23から隔離し、外装体23の温度が上昇
するのを防止すると共に、水16を満たした水容器12
の周囲に沿って空気を流通せしめることによりその空気
を冷却し、排気口25から排出される空気の温度をより
低下させることができる。
23との間に誘導板22を設けることにより、通気経路
26を外装体23から隔離し、外装体23の温度が上昇
するのを防止すると共に、水16を満たした水容器12
の周囲に沿って空気を流通せしめることによりその空気
を冷却し、排気口25から排出される空気の温度をより
低下させることができる。
【0035】
【発明の効果】従って本発明によれば、調理により生じ
た煙や臭気を含んだ空気を水飛沫の中を通すことによ
り、当該空気に含まれた煙や臭気の成分を水に吸収せし
め、清浄な空気として排出することができる。またフィ
ルターを通して煙や臭気を吸着するものではないので、
フィルターが不要である。
た煙や臭気を含んだ空気を水飛沫の中を通すことによ
り、当該空気に含まれた煙や臭気の成分を水に吸収せし
め、清浄な空気として排出することができる。またフィ
ルターを通して煙や臭気を吸着するものではないので、
フィルターが不要である。
【0036】肉や魚などを焼くことにより生じる煙や臭
気の成分は水に溶解しやすいものであり、また水飛沫発
生手段9により生じた水飛沫に空気を接触させるので、
通気経路26中の空気と水とが接触しやすく、空気中の
煙や臭気の成分は容易に水に吸収されて空気が清浄にな
る。
気の成分は水に溶解しやすいものであり、また水飛沫発
生手段9により生じた水飛沫に空気を接触させるので、
通気経路26中の空気と水とが接触しやすく、空気中の
煙や臭気の成分は容易に水に吸収されて空気が清浄にな
る。
【0037】また空気から除去された煙や臭気の成分は
水16に溶解され、ロースター1の使用後には廃棄され
るので、フィルターなどで吸収したり触媒で分解するも
のに比べ、煙や臭気の除去効率が高いと共に、フィルタ
ーの劣化や目詰まりなどの問題が生じることもない。
水16に溶解され、ロースター1の使用後には廃棄され
るので、フィルターなどで吸収したり触媒で分解するも
のに比べ、煙や臭気の除去効率が高いと共に、フィルタ
ーの劣化や目詰まりなどの問題が生じることもない。
【0038】さらに調理板5上の空気は加熱されて高温
であり、その高温の空気が集気口8から吸入されるが、
その空気が通気経路26を通る間に水に接触して冷却さ
れるので、排出される空気の温度は低下しており、テー
ブルを変質させたり周囲の人に不快感を与えることがな
い。
であり、その高温の空気が集気口8から吸入されるが、
その空気が通気経路26を通る間に水に接触して冷却さ
れるので、排出される空気の温度は低下しており、テー
ブルを変質させたり周囲の人に不快感を与えることがな
い。
【図1】 本発明の実施の一形態のロースターを示す中
央縦断面図
央縦断面図
【図2】 前記ロースターのII−II断面図
【図3】 本発明の実施の他の形態のロースターを示す
中央縦断面図
中央縦断面図
1 ロースター 2 本体 5 調理板 6 ガスバーナー(加熱手段) 8 集気口 9 水飛沫発生手段 10 モーター 11 回転軸 12 水容器 14 回転筒 15 小孔 16 水 17 小突起 19 メッシュ 20 障壁 21 板 24 ファン 25 排気口 26 通気経路 30 ブラシ 32 毛
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩倉 良一 大阪府大阪市北区天満1丁目20番5号 象 印マホービン株式会社内 Fターム(参考) 4B040 AA03 AA08 AB11 CA02 CA16 CB13 CB20 CB30 NA15 NA18
Claims (10)
- 【請求項1】 被調理物を載置する調理板(5)と、当
該調理板(5)上の被調理物を加熱する加熱手段(6)
と、調理板(5)上部の集気口(8)から下部の排気口
(25)に至る通気経路(26)と、当該通気経路(2
6)に沿って空気を流通せしめるファン(24)と、前
記通気経路(26)中に水飛沫を供給する水飛沫発生手
段(9)とを有し、当該水飛沫発生手段(9)により発
生した水飛沫中に空気を通して当該空気中の煙や臭気を
除去することを特徴とする、ロースター - 【請求項2】 環状の調理板(5)の中央部に集気口
(8)を形成し、当該集気口(8)の下方に水飛沫発生
手段(9)を設けると共に、前記集気口(8)から水飛
沫発生手段(9)の外周部を経て下方の排気口(25)
に向かう通気経路(26)を形成し、当該通気経路(2
6)の適宜の位置にファン(24)を設けたことを特徴
とする、請求項1に記載のロースター - 【請求項3】 前記水飛沫発生手段(9)が、下端が開
放され且つ壁面に多数の小孔(15)を穿設した、垂直
の回転軸(11)により回転する回転筒(14)を有
し、当該回転筒(14)の下端部が水に浸されており、
当該回転筒(14)の回転により回転筒(14)の内面
に沿って水が上昇し、回転に伴う遠心力により水が前記
小孔(15)から通気経路(26)に向かって水飛沫と
なって噴出することを特徴とする、請求項1又は2に記
載のロースター - 【請求項4】 前記回転筒(14)が、少なくともその
内面が下部が細く上部が太いテーパー状をなし、その下
端内面に適宜の数の小突起(17)が突設されているこ
とを特徴とする、請求項3に記載のロースター - 【請求項5】 前記通気経路(26)中に、当該通気経
路(26)の断面形状をほゞ満たす範囲を掃引する撹拌
手段(19,30)を有し、当該撹拌手段(19,3
0)が前記水飛沫発生手段(9)から供給される水を含
んだ状態で通気経路(26)内を掃引することを特徴と
する、請求項1乃至4のいずれかに記載のロースター - 【請求項6】 前記撹拌手段がメッシュ(19)である
ことを特徴とする、請求項5に記載のロースター - 【請求項7】 前記撹拌手段が、多数の毛(32)を有
するブラシ(30)であることを特徴とする、請求項5
に記載のロースター - 【請求項8】 前記水飛沫発生手段(9)に対向して、
当該水飛沫発生手段(9)から噴出する水飛沫の直射を
遮蔽し、且つ空気の流通を許容する障壁(20)を設け
たことを特徴とする、請求項1乃至7のいずれかに記載
のロースター - 【請求項9】 前記障壁(20)が、水飛沫の噴出方向
に対して間隔をおいて重なるように配置された複数の板
(21)よりなることを特徴とする、請求項8に記載の
ロースター - 【請求項10】 前記障壁(20)が、通気性の高い不
織布又はメッシュよりなることを特徴とする、請求項8
に記載のロースター
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11210170A JP2001029240A (ja) | 1999-07-26 | 1999-07-26 | ロースター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11210170A JP2001029240A (ja) | 1999-07-26 | 1999-07-26 | ロースター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001029240A true JP2001029240A (ja) | 2001-02-06 |
Family
ID=16584943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11210170A Pending JP2001029240A (ja) | 1999-07-26 | 1999-07-26 | ロースター |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2001029240A (ja) |
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-
1999
- 1999-07-26 JP JP11210170A patent/JP2001029240A/ja active Pending
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