JPH11508585A - 有害生物殺滅性化合物 - Google Patents

有害生物殺滅性化合物

Info

Publication number
JPH11508585A
JPH11508585A JP9504925A JP50492597A JPH11508585A JP H11508585 A JPH11508585 A JP H11508585A JP 9504925 A JP9504925 A JP 9504925A JP 50492597 A JP50492597 A JP 50492597A JP H11508585 A JPH11508585 A JP H11508585A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
alkyl
atom
compound
optionally substituted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9504925A
Other languages
English (en)
Inventor
カムベイ,ブピンダル・パル・シン
バッティ,ダンカン
キャメロン,スチュアート
Original Assignee
ブリティッシュ・テクノロジー・グループ・リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from GBGB9513550.5A external-priority patent/GB9513550D0/en
Application filed by ブリティッシュ・テクノロジー・グループ・リミテッド filed Critical ブリティッシュ・テクノロジー・グループ・リミテッド
Publication of JPH11508585A publication Critical patent/JPH11508585A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/06Phosphorus compounds without P—C bonds
    • C07F9/08Esters of oxyacids of phosphorus
    • C07F9/09Esters of phosphoric acids
    • C07F9/117Esters of phosphoric acids with cycloaliphatic alcohols
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N55/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, containing organic compounds containing elements other than carbon, hydrogen, halogen, oxygen, nitrogen and sulfur
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C46/00Preparation of quinones
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C50/00Quinones
    • C07C50/26Quinones containing groups having oxygen atoms singly bound to carbon atoms
    • C07C50/32Quinones containing groups having oxygen atoms singly bound to carbon atoms the quinoid structure being part of a condensed ring system having two rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/0803Compounds with Si-C or Si-Si linkages
    • C07F7/081Compounds with Si-C or Si-Si linkages comprising at least one atom selected from the elements N, O, halogen, S, Se or Te
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/0803Compounds with Si-C or Si-Si linkages
    • C07F7/081Compounds with Si-C or Si-Si linkages comprising at least one atom selected from the elements N, O, halogen, S, Se or Te
    • C07F7/0812Compounds with Si-C or Si-Si linkages comprising at least one atom selected from the elements N, O, halogen, S, Se or Te comprising a heterocyclic ring

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Pest Control & Pesticides (AREA)
  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、一般式(I)[式中、m、n、R、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8が明細書において定義した通り出ある]で示されるある一定のナフトキノン誘導体又はその塩;それらの製造方法、このような化合物を含む組成物;及び例えば殺真菌剤、特に殺虫剤又は殺ダニ剤のような、有害生物殺滅剤としてのそれらの使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 有害生物殺滅性化合物 本発明はある種のナフトキノン誘導体と、それらの製造方法と、このような化 合物を含有する組成物と、例えば殺真菌剤、特に殺虫剤及び/又は殺ダニ剤のよ うな有害生物殺滅剤(pesticides)としてのそれらの使用とに関する 。 DE3801743A1は一般に一般式: [式中、nは0〜12であり、R1は水素、あるいは任意に置換されるアルキル 、アラルキル、アルキルカルボニル、(ヘテロ)アリールカルボニル、アルコキ シカルボニル、アルキルスルホニル又はアリールスルホニル基であり、R2はハ ロアルキル、任意に置換される(ヘテロ)アリール又は置換されるシクロアルキ ル基である]で示され、殺ダニ及び殺真菌活性を示すといわれる。R2がフェニ ル又はシクロヘキシル基を表す場合には、好ましい置換基のリストはトリ−(C1 −C2アルキル)シリル基を包含し、これらの中で、トリメチルシリル基が特に 好ましい。しかし、上記で定義した式Iに含まれる、特に開示された多くの化合 物の中で、このような置換基を有する化合物は1種類のみ、即ち、nが0であり 、R1が水素原子であり、R2が4−(トリメチルシリル)シクロヘキシル基であ る実施例5の化合物が開示されているに過ぎない。さらに、実施例5の化合物が ある程度の殺ダニ及び殺真菌活性を示すことを実証するデータは提供されている が、この化合物がDE3801743A1に特に開示された化合物の中で最も有 害生物殺滅活性な化合物ではない。 任意の置換基の一部としてではなく、基の不可欠部分として少なくとも1個の ケイ素原子を包含するナフトキノン環に付着した基を有するある一定のナフトキ ノン誘導体が優れた有害生物殺滅活性、例えば殺真菌及び/又は特に殺虫活性及 び/又は殺ダニ活性を有することと、これらの化合物の多くが昆虫及び/又はコ ナダニの耐性系統、特にアブラムシ、ダニ及びコナジラミの耐性系統、並びに感 受性系統(susceptible strains)に対して有効であることが、今や判明した。 それ故、本発明によると、一般式: [式中、 mは0又は1であり; nは0〜4の整数を表す; 各Rは独立的にハロゲン原子、又はニトロ、シアノ、ヒドロキシル、アルキル、 ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアル キルアミノ、アルコキシカルボニル、カルボキシル、アルカノイル、アルキルチ オ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、カルバモイル、アルキルアミ ド、シクロアルキル、アリール若しくはアラルキル基を表す; R1とR2はそれぞれ独立的に任意に置換されるアルコキシ基、又は一緒に=O、 =S若しくは=N−OR9基(R9は水素原子又は任意に置換されるアルキル基を 表す)を表す; R3は任意に置換されるアルキル基、ヒドロキシル基、−OL基(Lは脱離基で ある)、又は、in vivoで−OL1基(L1は脱離基である)に変換される 基を表す; R4とR5は、存在する場合には、それぞれ独立的に水素原子、ハロゲン原子若し くは任意に置換されるアルキル基を表すか、又は介在する炭素原子と共に、少な くとも1個の環−ケイ素原子を任意に含有する、任意に置換されるシクロアルキ ル若しくはシクロアルケニル基を表す; R6は少なくとも1個のケイ素原子を含有する任意に置換される基を表すか、又 は mが1であり、−CR45部分が少なくとも1個のケイ素原子を含有する場合に は、R6はさらに水素原子若しくは任意に置換されるアルキル、アルケニル、ア ルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、アルコキシ、アルケ ニルオキシ、シクロアルコキシ、シクロアルケニルオキシ又はアリールオキシ基 を表すことができる;及び R7とR8は独立的に任意に置換されるアルコキシ基を表すか、又は一緒に=O、 =S若しくは=N−OR9基(R9は既に定義した通りである)を表す] で示される化合物又はその塩を提供する。 上記基R4、R5及びR6のいずれかが少なくとも1個のケイ素原子を含有する 場合には、該ケイ素若しくは各ケイ素原子は該基の不可欠部分を形成する、即ち 、該ケイ素若しくは各ケイ素原子は環原子若しくは鎖原子であり、該基の置換基 ではない。詳しくは、ケイ素原子は炭素環の置換基ではなく、炭素環の1’位置 炭素原子を包含する鎖の一部であるときのみ、このような環に直接結合すること ができる。 式I化合物がアルキル、アルケニル又はアルキニル置換基を含有する場合に、 これは線状又は分枝状であることができ、12個まで、好ましくは6個まで、特 に4個までの炭素原子を含有することができる。シクロアルキル又はシクロアル ケニル基は3〜8個、好ましくは4〜7個の炭素原子を含有することができる。 アリール基は任意の芳香族炭化水素基、特にフェニル又はナフチル基であること ができる。アラルキル基は上記で定義したアリール基(特に、ベンジル基)によ って置換された任意のアルキル基であることができる。 上記置換基のいずれかを任意に置換されたと表示する場合に、任意に存在する 置換基は有害生物殺滅性化合物の開発及び/又はこのような化合物の活性、持続 性、浸透性若しくは他の性質に影響を与えるためのこのような化合物の修飾に習 慣的に用いられる基の任意の1種以上でありうる。このような置換基の具体例は 例えばハロゲン原子、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル、アルキル、ハロアルキル 、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、 アルコキシカルボニル、カルボキシル、アルカノイル、アルキルチオ、アルキル スルフィニル、アルキルスルホニル、カルバモイル、アルキルアミド、シクロア ル キル、フェニル及びベンジル基を包含する。典型的には、0〜3個の置換基が存 在することができる。上記置換基のいずれかがアルキル置換基を表すか又は含有 するときに、これは線状又は分枝状であることができ、12個まで、好ましくは 6個まで、特に4個までの炭素原子を含有することができる。上記置換基のいず れかがアリール又はシクロアルキル部分を表すか又は含有するときに、該アリー ル又はシクロアルキル部分はそれ自体1個以上のハロゲン原子、ニトロ、シアノ 、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ又はハロアルコキシ基によって置換され ることができる。好ましくは、アリール部分はフェニル部分であり、シクロアル キル部分は3〜8個、好ましくは4〜7個の炭素原子を含有する。 R3がヒドロキシ基を表し、R6基のα−及びβ−位置、特にβ−位置の原子が ケイ素原子である式I化合物は、他の式I化合物よりも合成的に入手し難い。そ れ故、R3がヒドロキシル基を表す場合には、R6基のα−及び/又はβ−位置の 原子がケイ素原子でないことが好ましい。 Rが存在する場合にハロゲン原子又はニトロ、シアノ、ヒドロキシル、C1− C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアル コキシ、C1−C4アルキルアミノ、ジ−C1−C4アルキルアミノ、C1−C4アル コキシカルボニル、C1−C4アルキルチオ、C1−C4アルキルスルフィニル又は C1−C4アルキルスルホニル基を表すことも好ましい。 さらに好ましくは、Rは存在する場合にはハロゲン原子又はC1−C4アルキル 、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシ若しくはC1−C4ハロアルコキシ 基を表す。 好ましくは、nは0、1又は2であり、nが0であることが特に好ましい。 R1とR2がそれぞれ独立的にC1−C4アルコキシ、特にメトキシ基を表すか、 又は一緒に=O若しくは=N−OR9(R9は水素原子又はC1−C4アルキル、特 にメチルを表す)基を表すことも好ましい。 R1とR2が一緒に=O基を表すことが特に好ましい。 R3が−OL基(Lは脱離基である)又は、in vivoで−OL1基(L1 は脱離基である)に変換される基を表す場合に、脱離基LとL1は脱離基として 慣用的に用いられる任意の基であることができる。しかし、脱離基LとL1が、 水中で の酸LOHとL’OHとのpK6値が7未満、より好ましくは6未満、特に5未 満であるような脱離基であることが好ましい。 R3がin vivoで−OL1基(L1は脱離基である)に変換される基を表 す場合には、該変換が保護されるべき植物又は有害生物内で好ましくは植物又は 有害生物内での酵素の作用によって生ずることが好ましい。例えば、R3がβ− 酸基、例えば、−CH2CH2CO−OHが脱離基でない−O−CH2CH2CO− OHを表す場合には、これはin vivoにおいて例えばβ−オキシダーゼに よる酵素酸化を受けて、−CO−CH2CO−OHが脱離基である−O−COC H2CO−OH基を形成することができる。 R3が任意に置換されるアルキル基又は−OR10[R10は水素原子、任意に置 換されるアルキル、アリール若しくはアラルキル基である]又は、−CO−R11 、−SO−R11、−SO2−R11、−P(X)(OR12)(OR13)、−P(X )(R12)(OR13)、−P(OR12)(OR13)又は−P(R12)(OR13) [R11は水素原子、任意に置換されるアルキル、アリール若しくはアラルキル基 又は−NR1213を表し;R12とR13は独立的に水素原子若しくは任意に置換さ れるアルキル基を表し、Xは酸素若しくは硫黄原子を表す]を表すことが好まし い。R10又はR11が任意に置換されるアリール又はアラルキル基を表す場合には アリール基又は部分はフェニル基又は部分であり、任意の置換基がハロゲン原子 、ニトロ及びC1−C4アルキル基から選択されることが好ましい。フェニル環の 4−位置における置換が特に好ましい。 R3は、好ましくはC1−C6アルキル、又はより好ましくはヒドロキシル基、 若しくは−O−CO−R11基(R11は水素原子又はC1−C12アルキル、C1−C12 ハロアルキル、C1−C12ヒドロキシアルキル、C1−C12カルボキシルアルキ ル、フェニル若しくはベンジル基を表す)を表す。 特に、R3がヒドロキシル基又は−O−CO−R11基(R11は水素原子又はC1 −C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、フェニル若しくはベンジル基を表す) を表すことが好ましい。 好ましい1態様では、R4とR5はそれぞれ独立的に水素原子又はC1−C4アル キル、特にメチル、若しくはC1−C4ハロアルキル、特にトリフルオロメチル基 を表すことができる。より好ましくは、R4とR5の両方が水素原子を表す。 或いは、R4とR5は介在原子と共にC3−C8シクロアルキル基を表すことがで き、これはハロゲン原子、C1−C4アルキル及びC1−C4ハロアルキル基から選 択される1個以上の置換基によって任意に置換される。より好ましくは、R4と R5は介在原子と共に、1個以上のハロゲン原子、特に塩素又は臭素によって任 意に置換されるC3−C8シクロアルキル基を表す。R4とR5が介在原子と共に非 置換C5−C7シクロアルキル基を表すことが、特に好ましい。 R4とR5がすぐ上の2段落に記載された意味のいずれかを有するときに、R6 は少なくとも1個のケイ素原子を含有する基を表さなければならない。それ故、 R6が任意に置換されるアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、 シクロアルケニル、アリール、アルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキ シ、シクロアルコキシ、シクロアルケニルオキシ又はアリールオキシ基を表し、 各基が少なくとも1個のケイ素原子と、20個まで、特に15個まで、好ましく は2〜12個の炭素原子を含有することが好ましい。 より好ましくは、R6はアルキル、ハロアルキル、アルコキシアルキル、アル コキシ、ハロアルコキシ、アルコキシアルコキシ、アルケニル、ハロアルケニル 、又はアルコキシアルケニル基を表し、各基が1個又は2個のケイ素原子と、2 0個まで、特に15個まで、好ましくは2〜12個の炭素原子を含有する。 R6が、1個のケイ素原子と、20個まで、特に15個まで、好ましくは2〜 12個の炭素原子を含有するアルキル又はアルケニル基を表すことがさらに好ま しい。 好ましいR6基は式−(A)m−Si(R143[式中、mは式(I)に関して 定義した通りであり、各R14は独立的にC1−C4アルキルであるか又は介在する ケイ素と共にこのような2個の基がシリア炭素環(sliacarbocyclic ring)を形成 し、Aは、ハロゲンによって置換されることができ、直鎖、分枝鎖若しくは炭素 環であるか又は炭素環を含有することができるC1−C20アルキル又はアルケニ ル基である]で示される。さらに好ましいR6基は、他の点では炭素環の環原子 として、例えばR6におけるアルキル又はアルケニル鎖のような他の基への付着 点を含めた任意の環位置においてケイ素を包含する。 より好ましくは、R6は−(CH2p−Si(R14)[式中、pは1〜15、 好ましくは1〜10、特に1〜6の整数を表し、各R14は独立的にC1−C4アル キル、特にメチル基を表す]を表す。或いは、2個のR14基が、示された介在ケ イ素原子と共に、例えばシラシクロアルキル環のような3〜8員シラ炭素環(sil acarbocyclic ring)を形成することができる。 他の好ましい態様では、R4とR5は介在炭素原子と共に、ハロゲン原子、C1 −C4アルキル及びC1−C4ハロアルキル基から選択された1個以上の置換基に よって任意に置換される、3〜8個、好ましくは5〜7個の環原子を含有するシ ラシクロアルキル基を表すことができる。より好ましくは、R4とR5は介在炭素 原子と共に、1個以上のハロゲン原子、特に塩素又は臭素原子によって任意に置 換される、3〜8個、好ましくは5〜7個の環原子を含有するシラシクロアルキ ル基を表すことができる。R4とR5が介在炭素原子と共に、5〜7個の環原子を 含有する非置換シラシクロアルキル基を表すことが特に好ましい。好ましくは、 シラシクロアルキル基は1個若しくは2個のケイ素原子、より好ましくは1個の みのケイ素原子を含有する。 R4とR5がすぐ上の段落に記載された意味のいずれかを有するときに、R6が 水素原子又は任意に置換されるアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアル キル、シクロアルケニル、アリール、アルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニ ルオキシ、シクロアルコキシ、シクロアルケニルオキシ又はアリールオキシ基を 表し、各基が任意に少なくとも1個のケイ素原子と、20個まで、特に15個ま で、好ましくは2〜12個の炭素原子を含有することが好ましい。 より好ましくは、R6は水素原子又はアルキル、ハロアルキル、アルコキシア ルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルコキシアルコキシ、アルケニル、ハ ロアルケニル、又はアルコキシアルケニル基を表し、各基は任意に1個又は2個 のケイ素原子と、20個まで、特に15個まで、好ましくは2〜12個の炭素原 子を含有する。 R6が、任意に1個のケイ素原子と、20個まで、特に15個まで、好ましく は2〜12個の炭素原子を含有するアルキル又はアルケニル基を表すことがさら に好ましい。 好ましくは、R7とR8は独立的にC1−C4アルコキシ、特にメトキシ基を表す か、又は共に=O若しくは=N−OR9基[R9は水素原子若しくはC1−C4アル キル、特にメチル基を表す]を表す。 R7とR8が一緒に=O基を表すことが特に好ましい。 式Iの化合物の特に好ましいサブグループは、mが1であり;nが0であり; R1とR2が両方ともメトキシ基を表すか、又は一緒に=O基を表し;R3がヒド ロキシ、アルキノキシ(例えば、エタノイルオキシ)又はアリールオキシル(例 えば、ベンゾイルオキシ)基を表し;R4とR5が両方とも水素原子を表し;R6 がトリメチルシリルメチル、トリメチルシリルエチル、トリメチルシリルプロピ ル、トリメチルシリルブチル、トリメチルシリルペンチル、トリメチルシリルヘ キシル、トリメチルシリルヘプチル、トリメチルシリルオクチル、トリメチルシ リルノニル又はトリメチルシリルデシル基を表し;R7とR8が一緒に=O基を表 すサブグループである。 式I化合物は、R3がヒドロキシル基を表すときに、塩を形成することができ る。このような塩を形成するために適した塩基は例えば水酸化ナトリウム、水酸 化カリウム及び炭酸ナトリウムのような無機塩基と、有機塩基、特に、例えばト リエチルアミン及びピロリジンのような、第3級アミンとを包含する。 式I化合物の一部が異なる幾何異性体とジアステレオマーとして存在すること ができることも理解すべきである。したがって、本発明は個々の異性体と、この ような異性体の混合物との両方を包含する。 本発明は上記で定義したような、式I化合物又はその塩の製造方法であって、 一般式(II): [式中、n、R及びR3は上記で定義した通りである] で示される化合物を、 HOOC−(CR45m−R6 [式中、m、R4、R5及びR6は上記で定義した通りである、但し、mが0であ る場合には、R6基のα位置の原子はケイ素ではない] で示されるカルボン酸と、例えば水性アセトニトリルのような、適当な溶媒中の 例えばペルオキシ硫酸アンモニウム及び硝酸銀のようなフリーラジカル開始剤の 存在下で反応させて、一般式(III): [式中、m、n、R3、R4、R5及びR6は上記で定義した通りである、但し、m が0である場合には、R6基のα位置の原子はケイ素ではない] で示される化合物を形成することを含む方法をも提供する。 式III化合物が、R1とR2が一緒にかつR7とR8が一緒に=O基を表す式I 化合物に相当する場合には、これをさらに種々な公知の誘導体化方法又はこれら の方法の組合せ用いて反応させて、任意に他の式I化合物を得ることができる。 例えば、R3が−O−CO−C65基を表す式II化合物が便利な出発物質で あり、これを上述したように反応させて、対応する式III化合物を形成するこ とができる。R3が−O−CO−C65基を表す式III化合物を適当な塩基、 例えば水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムのような無機塩基と、例えばテトラ ヒドロフランのような適当な溶媒の存在下で反応させることによって、R3がヒ ドロキシル基を表す式I化合物を製造することができる。R3がヒドロキシル基 を表す式I化合物を化合物Y−L(Yはハロゲン原子を表す)と有機塩基、好ま しくは例えばトリエチルアミンのような第3級アミン、又は例えば炭酸ナトリウ ムのような無機塩基の存在下で反応させることによって、R3が−OL基(Lは 上記で定義 した通りである)を表す式I化合物を製造することができる。例えば、適当な式 I化合物中のヒドロキシル基を、適当な溶媒(例えばジクロロメタン)中におい て例えばトリエチルアミンのような塩基の存在下で塩化アシルR11−CO−Cl を用いて、又は例えばピリジンのような塩基の存在下で酸無水物を用いてアシル 化することによって、R3が−O−CO−R11(R11は上記で定義した通りであ る)を表す式I化合物を製造することができる。或いは、R3がヒドロキシル基 を表す式I化合物を化合物HO−L(Lは上記で定義した通りである)と、例え ばジシクロヘキシルカルボジイミドのような脱水剤の存在下で反応させることが できる。R3が−OL(Lは上記で定義した通りである)を表す式I化合物は、 R3がヒドロキシル基を表す式I化合物の金属塩、即ち、R3が−OM基(Mは金 属イオンである)を表す式I化合物の金属塩を上記で定義したような化合物Y− Lと反応させることによって製造することもできる。 R1とR2及び/又はR7とR8がそれぞれ独立的に任意に置換されるアルコキシ 基を表す式I化合物は、適当な式III化合物中のカルボニル基の一方又は両方 を例えば、メタノール中の水酸化カリウムのような、塩基性又は酸性条件下で適 当なアルコールを用いてケタール化することによって製造することができる。 R1とR2が一緒に及び/又はR7とR8が一緒にチオカルボニル基=Sを表す式 I化合物は、適当な式III化合物を例えばLawesson試薬(2,4−ビ ス(4−メトキシフェニル)−1,3−ジチア−2,4−ジホスフェタン−2, 4−ジスルフィド)のようなチア化剤(thiating agent)によって、必要な場合に は保護基を用いて処理することによって製造することができる。 R1とR2が一緒に及び/又はR7とR8が一緒にオキシム基=N−OR9(R9は 上記で定義した通りである)を表す式I化合物は、適当な式III化合物を式: R9O−NH2(R9は上記で定義した通りである)によって例えばピリジンのよ うな塩基の存在下で処理することによって製造することができる。 特に、mが0であり、R6基のα−位置の原子がケイ素原子である式I化合物 の他の製造方法では、一般式(IV): [式中、各Halは独立的にハロゲン原子、好ましくは塩素又は臭素原子を表し 、nとRは上記で定義した通りである] で示される化合物を一般式Z−R6[Zはハロゲン原子、好ましくは塩素又は臭 素原子を表し、R6は上記で定義した通りである、但し、特にR6基のα−位置の 原子はケイ素原子である]で示される化合物と、有機金属試薬(例えば、ブチル リチウム)の存在下の例えばジエチルエーテル又はテトラヒドロフランの溶媒中 で、低温において、好ましくは−70℃〜−120℃において反応させて、一般 式(V): [式中、n、R、R6及びHalは上記で定義した通りである、但し、特にR6基 のα−位置の原子はケイ素原子である]で示される化合物を形成する。 式V化合物を次に適当な塩基、例えば水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムの ような無機塩基と反応させて、R3がヒドロキシル基を表す対応式I化合物を形 成することができる。 次に、上記誘導体化方法の組合せを実施して、任意に他の式I化合物を得るこ とができる。 式IIとIV化合物は既知化合物であるか又は既知化合物から既知方法に類似 した方法によって製造されることができる。 上述したように、一般式I化合物は例えば殺真菌活性及び/又は特に殺虫活性 及び/又は殺ダニ活性のような有害生物殺滅活性を有することが判明している。 したがって、本発明はさらに、キャリヤーと、有効成分としての上記で定義した ような式I化合物又はその塩とを含む有害生物殺滅性組成物を提供する。上記で 定義したような式I化合物を少なくとも1種のキャリヤーと一緒にすることを含 む、このような組成物の製造方法も提供する。このような組成物は本発明の単一 化合物又は数種類の化合物の混合物を含有することができる。異なる異性体又は 異性体混合物は異なるレベル又はスペクトルの活性を有するので、組成物は個々 の異性体も、異性体の混合物も含むことができると考えられる。 本発明の組成物は0.001〜95重量%の式Iの有効成分を含有することが できる。好ましくは、組成物はすぐ使用できる形であるときに0.001〜25 重量%の有効成分を含有する。しかし、これより高い濃度、例えば95%までが 使用前に希釈する濃縮物として販売される組成物中に存在することができる。 本発明の化合物に例えば溶媒、希釈剤及び/又は界面活性剤のような、種々な 適当な不活性キャリヤーを混合して、ダスト、粒状固体、湿潤性粉末、蚊取り線 香若しくは他の固体製剤、又はエマルジョン、乳化可能な濃縮物、スプレー、エ アロゾル若しくは他の液体製剤を形成することができる。適当な溶媒及び希釈剤 は水、例えばキシレン若しくは他の石油留分のような、脂肪族及び芳香族炭化水 素、並びに例えばエタノールのようなアルコールを包含する。界面活性剤はアニ オン、カチオン又は非イオン型であることができる。酸化防止剤又は他の安定剤 並びに香料及び着色剤も含めることができる。不活性キャリヤーは、例えば有害 生物殺滅性組成物に慣用的に用いられるような、種類及び割合であることができ る。 これらの不活性キャリヤーの他に、本発明の組成物は1種以上の他の有効成分 をも含有することができる。これらのさらなる有効成分は、有害生物殺滅活性を 有する他の化合物であることができ、これらの他の化合物は本発明の化合物と相 乗効果を有することができる。 上記で定義した式I化合物を用いて、家庭環境、園芸環境、農業環境、医療環 境又は獣医学環境における有害生物侵襲を抑制することができる。したがって、 本発明の他の態様によると、上記で定義したような式I化合物若しくはその塩又 は上記で定義したような組成物の有害生物殺滅剤、例えば殺真菌剤及び/又は特 に殺虫剤及び/又は殺ダニ剤としての使用を提供する。 本発明はまた、例えば真菌類及び/又は特に昆虫及び/又はダニのような有害 生物を現場(locus)において撲滅する方法であって、現場を上記で定義したよう な式I化合物若しくはその塩又は上記で定義したような組成物によって処理する ことを含む方法をも提供する。好ましくは、現場は有害生物自体又は、有害生物 の作用を受けやすい若しくは有害生物の作用にさらされる環境を含む。さらに好 ましくは、現場は有害生物自体又は、有害生物の作用を受けやすい若しくは有害 生物の作用にさらされる貯蔵食品、植物若しくは動物、このような植物の種子又 は、このような植物が生長する若しくはこのような植物を生長させる予定の培地 (medium)を含む。具体的には、上記で定義したような式I化合物と組成物は家庭 環境において部屋に噴霧して、イエバエ若しくは他の昆虫による侵襲を撲滅する ために、園芸又は農業環境において貯蔵穀物、特に穀類を処理して若しくは例え ば綿若しくは米のような生長する穀物に噴霧して、真菌類、昆虫若しくは他の有 害生物による侵襲を撲滅するために、及び医療又は獣医学環境において、例えば 昆虫若しくは他の有害生物による侵襲を撲滅するためのウシスプレイ(cattle sp ray)として用いることができる。 次に、下記の非限定的実施例に関連して、例示のためにのみ、本発明をさらに 説明する。これらの実施例において、化合物の構造は次の順序:二環式系;CH2 (及び存在する場合の=CH);Si(alk)3基;他の基で記載する、割り 当てた13Cnmrシフト(ppm)によって確認される。これらの実施例を考慮 すると、請求の範囲に入る他の実施例が当業者に思いつかれるであろう。 実施例実施例1 2−ベンゾイルオキシ−3−(2’−トリメチルシリルエチル)−1,4−ナフ トキノンの製造 (式I:m=1;n=0;R1とR2は一緒にかつR7とR8は一緒に両方とも=O を表す;R3=−O−CO−C65;R4=R5=H;R6=−CH2Si(CH3 3 2−ベンゾイルオキシ−1,4−ナフトキノン(1.39g,5mmol)と 、トリメチルシリルプロピオン酸(1.09g,7.5mmol)と、硝酸銀( 523mg,3mmol)とを40mlの水性アセトニトリル(1:1)中に懸 濁させ、次に65℃に加熱した。この混合物に20mlの水中の過硫酸アンモニ ウム(1.71g,7.5mmol)を30分間にわたって徐々に滴加した。反 応混合物をこの温度においてさらに1時間撹拌してから、冷却し、ジエチルエー テルによって希釈し、水相を除去した。有機抽出物を飽和炭酸水素ナトリウムに よって、次にブラインによって洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させた。 真空下での濃縮後に、溶離剤として石油エーテル/酢酸エチルを用いて粗物質を クロマトグラフィーして、2−ベンゾイルオキシ−3−(2’−トリメチルシリ ルエチル)−1,4−ナフトキノン(879mg)を得て、メタノールから再結 晶した。融点:92〜95℃.NMRピーク:184.4、178.2、150 .3、142.6、134.0、133.8、132.1、130.9、126 .6、126.6;18.8、16.2;−2.0;163.8,128.0, 128.7,130.4、134.2(PhCO)。実施例2 2−ヒドロキシ−3−(2’−トリメチルシリルエチル)−1,4−ナフトキノ ンの製造 (式I:m=1;n=0;R1とR2は一緒にかつR7とR8は一緒に両方とも=Oを表す;R3=−OH;R4=R5=H;R6=−CH2Si(CH33 テトラヒドロフラン(10ml)中の上記実施例1におけるように得られた2 −ベンゾイルオキシ−3−(2’−トリメチルシリルエチル)−1,4−ナフト キノン(270mg,0.71mmol)を2N 水酸化ナトリウム(0.73 ml,1.42mmol)によって処理して、混合物を室温において一晩撹拌し た。反応混合物を真空下で濃縮し、残渣をジエチルエーテル中に入れ、1N 塩 酸によってpH2に酸性化した。有機相をブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシ ウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。溶離剤として酢酸エチル/石油エーテル を用いて粗物質をクロマトグラフィーして、2−ヒドロキシ−3−(2’−トリ メチルシリルエチル)−1,4−ナフトキノン(163mg)を得て、ヘキサン から再結晶した。融点:98〜100℃.NMRピーク:184.6、181. 6、152.2、134.7、132.9、132.8、129.4、127. 3、126.6、126.0;17.6、15.7;−1.9。実施例3 2−ヒドロキシ−3(5’−トリメチルシリルペンチル)−1,4−ナフトキノ ンの製造 (式I:m=1;n=0;R1とR2は一緒にかつR7とR8は一緒に両方とも=Oを表す;R3=−OH;R4=R5=H;R6=−(CH24Si(CH33 実施例1の方法と、その後の実施例2の方法とによって2−ベンゾイルオキシ −1,4−ナフトキノンとトリメチルシリルヘプタン酸とから製造された2−ヒ ドロキシ−3(6’−トリメチルシリルヘキシル)−1,4−ナフトキノン(3 37mg,1.02mmol)を窒素下でジオキサン(2.5ml)中に溶解し た。水(2.5ml)中の炭酸ナトリウム(120mg)を加え、次に、過剰な 30%(w/v)過酸化水素(200μl)を加えた。混合物を70℃において 40分間加熱し、この間に反応混合物は赤色から無色になった。反応混合物を冷 却させ、20%(w/v)硫酸銅溶液(100μl)を加え、この溶液を発泡が 停止するまで撹拌した。次に、25%(w/v)水酸化ナトリウム溶液(2ml )と20%(w/v)硫酸銅溶液(5ml)とを加え、反応混合物を70℃にお いて30分間加熱した。混合物を冷却させ、1N 塩酸によってpH2に酸性化 した。次に、生成物をジエチルエーテル中に抽出し、エーテル抽出物をブライン で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。溶離剤とし て5%ジエチルエーテル/ヘキサンを用いて粗物質をクロマトグラフィーして、 2−ヒドロキシ−3(5’−トリメチルシリルペンチル)−1,4−ナフトキノ ン(202mg)を得て、ヘキサンから再結晶した。融点:73〜75℃.NM Rピーク:184.6、181.4、153.0、134.8、132.9、1 32.7、129.4、126.7、126.0、124.8;33.6、27 .9、33.7、23.2、16.5;−1.7。実施例4 2−エタノイルオキシ−3−(2’−トリメチルシリルエチル)−1,4−ナフ トキノンの製造 (式I:m=1;n=0;R1とR2は一緒にかつR7とR8は一緒に両方とも=O を表す;R3=−O−CO−CH3;R4=R5=H;R6=−CH2Si(CH3 3 上記実施例1におけるように得られた2−ベンゾイルオキシ−3−(2’−ト リメチルシリルエチル)−1,4−ナフトキノン(346mg,0.92mmo l)を上記実施例2におけるように加水分解し、加水分解済み物質をピリジン( 6ml)と無水酢酸(3ml)との添加によって直接アセチル化した。一晩放置 した後に、揮発物を真空下で除去した。溶離剤として酢酸エチル/石油エーテル を用いて粗物質をクロマトグラフィーして、2−エタノイルオキシ−3−(2’ −トリメチルシリルエチル)−1,4−ナフトキノン(265mg)を得て、ヘ キサンから再結晶した。融点:85〜87℃.NMRピーク:184.3、17 8.2、149.8、142.2、134.0、133.7、132.0、13 0.8、126.5、126.4;18.6、16.1;−2.1;167.9 、20.2(COCH3)。実施例5 2−ヒドロキシ−3−(2’−トリメチルシリルエチル)−1,4−ナフトキノ ン、1−ジメチルアセタールの製造 (式I:m=1;n=0;R1=R2=−OCH3;R3=−OH;R4=R5=H;6=−CH2Si(CH33;R7とR8は一緒に=Oを表す) 実施例4におけるように得られた2−エタノイルオキシ−3−(2’−トリメ チルシリルエチル)−1,4−ナフトキノン(3g)をメタノール(100ml )、水(5ml)及び炭酸カリウム(1.5g)中に溶解した。反応混合物を室 温において2時間撹拌し、次に水(約400ml)によって希釈した。混合物を 次にジエチルエーテルによって抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、溶媒 を蒸発させて、2−ヒドロキシ−3−(2’−トリメチルシリルエチル)−1, 4−ナフトキノン、1−ジメチルアセタールを淡黄色固体として得た。融点:1 02〜104℃.NMRピーク:183.6、158.4、135.2、133 . 4、132.7、130.0、126.2、125.6、125.2、97.3 ;16.8、16.3;−2.1;51.9(2xOMe)。実施例6〜13 上記実施例1〜5に述べた方法と同様な方法によって、式Iの他の化合物を以 下の表1に列挙するように製造した。この表において、化合物は式Iを参照する ことによって同定される。 NB.nDはナトリウムDラインに関する屈折率を意味する。 NMRピークは下記のように観察された; 実施例6: NMRピーク:184.7、180.8、151.3、134.4、132.9 、132.9、129.7、126.7、126.0、125.5;15.0; −0.8。 実施例7: NMRピーク:184.7、181.5、154.0、134.8、132.9 、132.8、129.5、127.6、126.0、125.6;27.1、 22.9、17.0;−1.7。 実施例8: NMRピーク:184.6、181.4、152.9、134.7、132.9 、132.8、129.4、126.7、126.0、124.8;32.1、 24.2、23.1、16.4;−1.7。 実施例9: NMRピーク:184.6、181.4、153.0、134.7、132.8 、132.6、129.4、126.7、126.0、124.8;33.4、 29.5、28.2、23.8、23.3、16.5;−1.7。 実施例10: NMRピーク:184.7、181.5、153.0、134.8、132.9 、132.8、129.4、126.8、126.0、124.9;33.5、 29.7、29.2、28.3、23.9、23.4、16.6:;−1.6。 実施例11:184.7、181.5、153.0、134.8、132.9、 132.8、129.4、126.7、126.0、124.9;33.6、2 9.8、29.4、29.3、28.3、23.9、23.3、16.6;−1 .6。 実施例12:184.7、181.5、153.0、134.8、132.9、 132.8、129.5、126.8、126.0、124.9;33.6、2 9.8、29.5、29.4、29.3、28.3、23.9、23.4、16 . 7;−1.7。 実施例13:184.6、181.4、153.0、134.7、132.9、 132.8、129.4、126.7、126.0、124.8;33.6、2 9.8、29.6、29.6、29.4、29.3、28.3、23.9、23 .3、16.6;−1.7。実施例14 2−ヒドロキシ−3(8−(ジメチルエチルシリル)オクチル)−1,4−ナフ トキノンの製造 式I:m=1;n=0;R1とR2は一緒にかつR7とR8は一緒に両方とも=O基 を表す;R3=−OH;R4=R5=H及びR6=−(CH27Si(CH32CH 2 CH3 マグネシウム削り屑(1.98g,81.5mmol)に室温において、乾燥 THF(50ml)中の1,8−ジブロモオクタン(11.1g,40.8mm ol)の溶液を滴加した。発泡が停止したときに、混合物を2時間還流させて、 オクチルジマグネシウムジブロミドを製造した。室温に冷却した後に、THF( 5ml)中のクロロジメチルエチノレシラン(5.00g、40.8mmol) の溶液を徐々に加えた。添加後に、反応物をさらに1時間還流させた。冷却した 反応混合物に気体の二酸化炭素を30分間通した後に、エーテル(50ml)に よって希釈し、希塩酸によって酸性化した。水性層を分離し、さらにエーテル( 3x25ml)によって抽出した。一緒にしたエーテル層を水(2x25ml) と、飽和塩化ナトリウム溶液(50ml)とによって洗浄し、乾燥させた(Mg SO4)。濾過し、減圧下で溶媒を蒸発させて、白色ワックス状固体を得て、こ れをヘキサン(3x50ml)によって抽出した。一緒にしたヘキサン抽出物を 減圧下で蒸発させて、無色液体(5.94g)を得た。この液体を2−ベンゾイ ルオキシ−1,4−ナフトキノンと実施例1に述べた方法と、その後の実施例2 に述べた方法とによって反応させて、2−ヒドロキシ−3−(8−(ジメチルエ チルシリル)オクチル)−1,4−ナフトキノン(753mg)を得て、これを ヘキサンから再結晶した。融点39〜41℃.NMRピーク:184.7、18 1.5、152.9、134.8、132.9、132.8、129.4、1 26.8、126.0、124.8;33.7、29.8、29.4、29.3 、28.3、23.9、23.4、14.8;7.4、6.9、−3.9。実施例15〜17 上記実施例13に関して述べた方法と同様な方法によって、式Iの他の化合物 を以下の表2に列挙するように製造した。この表において、化合物は式Iを参照 することによって同定される。 NMRピークは下記のように観察された; 実施例15 NMRピーク:184.7、181.5、153.0、134.8、132.9 、132.9、129.4、126.8、126.1、124.8;33.9、 29.8、29.4、29.3、28.3、23.8、23.4、11.3;7 .5、3.3。 実施例16 NMRピーク:184.7、181.5、153.0、134.8、132.9 、132.8、129.5、126.8、126.0、124.9;34.0、 29.9、29.5、29.3、28.3、23.9、23.4、12.6;1 8.7、17.5、15.6。 実施例17 NMRピーク:184.7、181.5、153.1、134.8、133.0 、132.8、129.5、126.8、126.0、124.9;33.7、 29.9、29.4、29.3、28.3、23.9、23.4、18.0;1 8.4、17.4、15.3、−3.3。実施例18 2−ヒドロキシ−3−(8−(1−メチル−(テトラメチレンシリル)オクチル )−1,4−ナフトキノンの製造 式I:m=1;n=0;R1とR2は一緒にかつR7とR8は一緒に両方とも=O基 を表す;R3=−OH;R4=R5=H及びR6=−(CH27SiCH3(CH2 4 乾燥THF(100ml)中のジブロモブタン(20.0g,92.6mmo l)の溶液をマグネシウム削り屑(4.5g,185mmol)に徐々に加えた 。添加が終了した後に、混合物を1時間還流させて、室温に冷却した。THF( 10ml)中のトリメチルシリルクロリド(13.8g、92.6mmol)の 溶液を滴加して、還流を30分間続けた。実施例14に述べたように、オクチル ジマグネシウムジブロミドの予め製造した溶液に、冷却した溶液を滴加した。混 合物を1時間還流させてから、室温に冷却して、気体の二酸化炭素を個の溶液に 30分間通してバブルさせた。残渣を希塩酸によって酸性化し、エーテル(4x 50ml)によって抽出した。一緒にしたエーテル層を水(2x50ml)と、 飽和塩化ナトリウム溶液(50ml)とによって洗浄し、乾燥させた(MgSO4 )。濾過し、減圧下で溶媒を蒸発させて、乳白色ワックス状固体を得て、これ をヘキサン(3x50ml)によって抽出した。一緒にしたヘキサン抽出物を減 圧下で蒸発させて、淡黄色油を得た。この液体を2−ベンゾイルオキシ−1,4 −ナフトキノンと実施例1に述べた方法と、その後の実施例2に述べた方法とに よって反応させて、2−ヒドロキシ−3−(8−(1−メチル−(テトラメチレ ンシリル)オクチル)−1,4−ナフトキノン(161mg)を得た。融点42 〜44℃.NMRピーク:184.7、181.5、153.0、134.8、 132.9、132.8、129.4、126.8、126.1、124.8; 33.5、29.8、29.4、29.3、28.3、24.3、23.4;2 7.4、1 5.1、11.8、−3.2。実施例19 2−ヒドロキシ−3−(8−(1−メチル−(ペンタメチレンシリル)オクチル )−1,4−ナフトキノンの製造 式I:m=1;n=0;R1とR2は一緒にかつR7とR8は一緒に両方とも=O基 を表す;R3=−OH;R4=R5=H及びR6=−(CH27SiCH3(CH2 5 実施例17に述べた方法と同じ方法によって、但し、ジブロモブタンの代わり にジブロモペンタンを用いて、2−ヒドロキシ−3−(8−(1−メチル−(ペ ンタメチレンシリル)オクチル)−1,4−ナフトキノン(10mg)を得た。 融点38〜40℃。NMRピーク:184.7、181.5、153.0、13 4.8、133.0、132.9、129.5、126.8、126.1、12 4.9;33.6、29.8、29.4、29.3、28.3、23.7、23 .4、14.1;30.2、24.5、12.9、−4.8。実施例202−ヒドロキシ−3−(1−プロペニル−3−トリメチルシリル)−1,4−ナ フトキノンの製造 式I:m=0;n=0;R1とR2は一緒にかつR7とR8は一緒に両方とも=O基 を表す;R3=−OH;R4=R5=H及びR6=−CH=CH−CH2Si(CH 3 3 ジクロロメタン(120ml)中の3−トリメチルシリルプロパノール(5. 00g、37.8mmol)の撹拌溶液に、室温において、ピリジニウムクロロ クロメート(16.3、75.6mmol)を加えた。混合物を2時間撹拌して 、次にシリカゲルに通して濾過し、エーテルによって溶出させた。濾液を減圧下 で蒸発させて、無色液体(3.96g)を得た。ジクロロメタン(30ml)中 の予め製造された液体(1.00g)の撹拌溶液に、室温において、2−ヒドロ キシ−1,4−ナフトキノン(1.11g,6.40mmol)とピロリジン( 569mg,8.00mmol)とを加えた。反応物を15時間撹拌してから、 p−トルエンスルホン酸(3.04g,16.0mmol)を加え、室温におけ る 撹拌をさらに24時間続け、3時間還流させた。混合物を冷却し、溶媒を減圧蒸 発させた。残渣をエーテル(50ml)中に溶解し、水(2x25ml)と、希 塩酸(25ml)と、水(25ml)と、飽和塩化ナトリウム溶液(25ml) とによって洗浄し、乾燥させた(MgSO4)。濾過し、溶媒を減圧蒸発させ、 ヘキサン/エーテルで溶出させるクロマトグラフィーをおこなって、2−ヒドロ キシ−3−(1−プロペニル−3−トリメチルシリル)−1,4−ナフトキノン (123mg)を得た。融点72〜74℃.NMRピーク:184.6、約18 2、150.5、134.7、133.0、132.8、約129、126.9 、125.8、約120;142.5、117.0、27.4;−1.8。実施例212−エタノイルオキシ−3−(9−トリメチルシリルノニル)−1,4−ナフト キノンの製造 (式I:m=1;n=0;R1とR2は一緒にかつR7とR8は一緒に両方とも=O を表す;R3=−O−CO−CH3;R4=R5=H;R6=−(CH28Si(C33 実施例12の2−ヒドロキシ−3−(9−トリメチルシリルノニル)−1,4 −ナフトキノンに関して実施例4に述べた方法と同じ方法を行い、2−エタノイ ルオキシ−3−(9−トリメチルシリルノニル)−1,4−ナフトキノンを生じ た。融点45〜47℃.NMRピーク:184.5、178.1、151.1、 139.9、134.0、133.8、132.1、130.9、、126.7 、126.6;33.6、29.7、29.4、29.4、29.3、28.5 、24.3、24.0、16.7;−1.6;168.0、20.4(COCH3 )。実施例222−プロパノイルオキシ−3−(9−トリメチルシリルノニル)−1,4−ナフ トキノンの製造 (式I:m=1;n=0;R1とR2は一緒にかつR7とR8は一緒に両方とも=O を表す;R3=−O−COCH2CH2CH3;R4=R5=H;R6=−(CH28 Si(CH33 乾燥ジクロロメタン(10ml)中の2−ヒドロキシ−3−(9−トリメチル シリルノニル)−1,4−ナフトキノン,実施例12(100mg,0.27m mol)の撹拌溶液に、室温において、ピリジン(0.5ml)を加え、3分間 後に塩化プロパノイル(62mg,0.67mmol)を加えた。反応を2時間 撹拌してから、ジクロロメタン(50ml)によって希釈し、水(2x30ml )と、希塩酸(30ml)と、飽和塩化ナトリウム溶液(30ml)とによって 洗浄し、乾燥させた(MgSO4)。濾過し、溶媒を減圧蒸発させ、ヘキサン/ エーテルで溶出させるクロマトグラフィーをおこなって、2−プロパノイルオキ シ−3−(9−トリメチルシリルノニル)−1,4−ナフトキノン(112mg )を得た。融点41〜43℃.NMRピーク:184.6、178.2、151 .2、139.8、134.0、133.7、132.1、130.9、126 .7、126.5、33.6、29.7、29.4、29.4、29.3、29 .3、28.5、24.3、23.9、16.7、−1.6;171.6、27 .3、9.1(COCH2CH3)。実施例232−ビニルカルボナト−3−(9−トリメチルシリルノニル)−1,4−ナフト キノンの製造 (式I:m=1;n=0;R1とR2は一緒にかつR7とR8は一緒に両方とも=O を表す;R3=−O−CO−O−CH=CH2;R4=R5=H;R6=−(CH2 8 Si(CH33 乾燥ジクロロメタン(10ml)中の2−ヒドロキシ−3−(9−トリメチル シリルノニル)−1,4−ナフトキノン,実施例12(100mg,0.27m mol)の撹拌溶液に、室温において、ピリジン(0.5ml)を加え、3分間 後にビニルクロロホルメート(43mg,0.40mmol)を加えた。反応を 2時間撹拌してから、ジクロロメタン(50ml)によって希釈し、水(2x3 0ml)と、希塩酸(30ml)と、飽和塩化ナトリウム溶液(30ml)とに よって洗浄し、乾燥させた(MgSO4)。濾過し、溶媒を減圧蒸発させ、ヘキ サン/エーテルで溶出させるクロマトグラフィーをおこなって、2−ビニルカル ボナト−3−(9−トリメチルシリルノニル)−1,4−ナフトキノン(79m g)を得た。nD1.5123.NMRピーク:184.6、178.0、14 9. 9、139.9、134.6、134.3、132.3、130.9、127. 1、126.8、33.9、30.6、30.0、29.7、29.6、29. 6、29.5、28.8、24.5、24.2、16.9、−1.3;149. 8、142.8、99.8(−O−CO−O−CH=CH2)。実施例242−エトキシメトキシ−3−(9−トリメチルシリルノニル)−1,4−ナフト キノンの製造 (式I:m=1;n=0;R1とR2は一緒にかつR7とR8は一緒に両方とも=O を表す;R3=−O−CH2OCH2CH3;R4=R5=H;R6=−(CH28i(CH33 乾燥ジクロロメタン(20ml)中の2−ヒドロキシ−3−(9−トリメチル シリルノニル)−1,4−ナフトキノン,実施例12(500mg,2.06m mol)の撹拌溶液に、室温において、ジイソプロピルエチルアミン(1.33 g,10.3mmol)を加え、3分間後にジクロロメタン(5ml)中のエト キシメチルクロリド(831mg,10.3mmol)を加えた。反応を1時間 撹拌してから、ジクロロメタン(30ml)によって希釈し、水(2x20ml )と、希塩酸(20ml)と、飽和塩化ナトリウム溶液(20ml)とによって 洗浄し、乾燥させた(MgSO4)。濾過し、溶媒を減圧蒸発させ、ヘキサン/ エーテルで溶出させるクロマトグラフィーをおこなって、2−エトキシメトキシ −3−(9−トリメチルシリルノニル)−1,4−ナフトキノン(567mg) を得た。nD1.5182.NMRピーク:185.3、181.6、155. 5、137.1、133.8、133.2、132.0、131.4、126. 3、126.2、33.6、30.1、29.5、29.4、29.3、28. 9、24.1、23.9、16.7、−1.6;96.9、65.8、15.0 (O−CH2−O−CH2CH2)。実施例25 2−ヒドロキシ−3−(2−(4’,4’−ジメチル−4’−シラシクロヘキシ ル)−プロピル)−1,4−ナフトキノン (実施例24と同様の式Iであるが、R6=−(CH23−(C59Si)(C H 3 2 ベンゼン(30ml)中の4,4−ジメチル−4−シラシクロヘキサノン(S onderquistとNegron;J.Org.Chem.に述べられてい るように製造)(900mg,6.32mmol)と、エチルシアノアセテート (716mg,6.32mmol)と、ピペリジン(215mg)との撹拌溶液 に、室温において、酢酸(760mg)を加え、混合物を共沸条件下で2.5時 間還流させた。反応混合物を室温に冷却し、エーテル(30ml)によって希釈 し、水(2x25ml)と、飽和塩化ナトリウム溶液(25ml)とによって洗 浄し、乾燥させた(MgSO4)。濾過し、溶媒を減圧蒸発させ、ヘキサン/エ ーテル溶離剤を用いてクロマトグラフィーをおこなって、無色液体(0.52g )を得た。 この液体をエーテル(5ml)中に溶解し、エーテル(20ml)中のメチル マグネシウムブロミド(30mg,1.8mmol)の溶液に窒素下、0℃にお いて撹拌しながら、滴加した。混合物をさらに2時間撹拌してから、エーテル( 25ml)と水(10ml)によって希釈し、希塩酸によって酸性化した。水性 層を分離し、エーテル(2x25ml)によってさらに抽出し、一緒にしたエー テル抽出物を水(2x20ml)によって洗浄し、塩化ナトリウム溶液(20m l)によって飽和させ、乾燥させた(MgSO4)、濾過し、溶媒を減圧蒸発さ せて、無色油を得て、これをエチレングリコール中の水酸化カリウム(550m g)によって処理し、16時間還流させた。反応混合物を室温に冷却し、水(4 0ml)によって希釈し、エーテル(2x25ml)によって洗浄した。水性層 を希塩酸によって酸性化し、酢酸エチル(4x25ml)によって抽出した。一 緒にした抽出物を水(2x20ml)と、飽和塩化ナトリウム溶液(20ml) とによって洗浄し、乾燥させた(MgSO4)。濾過し、溶媒を減圧蒸発させて 、ほぼ無色液体(300mg)を得た。 この液体に対して上記実施例1と2に述べた方法と同様な方法をおこなって、 2−ヒドロキシ−3−(2−(4’,4’−ジメチル−4’−シラシクロヘキシ ル)−プロピル)−1,4−ナフトキノンを得た。実施例26有害生物殺滅活性 イエバエ、マスタードビートル(mustard beetle)、ダニ及びコナジラミに対す る有害生物殺滅活性を下記方法を用いて評価した。イエバエ(MD)(Musca domestica) 雌ハエの胸部をアセトンに溶解した試験化合物の1μl滴によって処理した。 2通りのハエ15匹を各投与量率(dose rate)において用いて、6投与量率を試 験下の化合物について用いた。処理後に、ハエを20℃±1℃の温度に維持して 、処理の24時間後と48時間後に殺害を評価した。試験化合物μg/ハエとし てLD50値を算出した(Sawicki等,Bulletin of the World Health Organisation,35.893(196 6)と、Sawicki等,Entomologia and Exp.App li.10,253(1967)とを参照のこと)。マスタードビートル(PC)(Phaedon cochleariae Fa b) 試験化合物のアセトン溶液の1μl滴を成虫のマスタードビートルの腹部にマ イクロドロップアプリケーター(micro drop applicator)を用いて投与した。処 理済み昆虫を48時間維持した後に、殺害を評価した。2通りの各20〜25匹 のマスタードビートルを各投与量レベルにおいて用いて、5投与量レベルを比較 処理した。イエバエと同様にLD50値を算出した。ダニ(TU)(Tetranychus urticae) 25匹の成虫の雌ダニを35μlの1:4アセトン−水混合物中試験化合物溶 液に35秒間浸漬した。処理済み昆虫を21℃±2℃に維持し、処理後72時間 目に殺害を評価した。この期間後に1本より多い運動付属肢の反復(非反射)運 動を示したダニを生存と記録した。各25匹のダニの3通りを各投与量率に用い て、5又は6投与量率を試験下の化合物について用いた。試験化合物の溶液pp m/昆虫としてLD50値を算出した。試験はSchering,AG(ベルリン )によって供給されるダニ(GSS)の感受性系統を用いておこなった。コナジラミ(BT)(Bemisia tabaci) 試験化合物のアセトン溶液(0.100ml)を10mlガラスバイアルに入 れ、回転させながら蒸発させて、化合物のフィルムを付着させた。30匹の成虫 のコナジラミをバイアルの内部に入れて、次に60分間後に、処理済み昆虫を、 寒天ゲル床上に湿った状態で維持された未処理の綿のリーフディスク(leaf disk )上に移した。温度を25℃に維持し、致死率を48時間後に評価した。化合物 当たりの5〜7投与量レベルの各々に該3通りを用いた。コンピュータ・ソフト ウェア・パッケージ(LeOra Software,カルフォルニア州,バー クレイから入手可能な“Polo−PC”)を用いてLC50を算出した(Pro ceedings Brighton Crop Protection Co nference,1992におけるM.R.CahillとB.Hacket tを参照のこと)。試験は1978年にスーダンにおいて綿から採取されたコナ ジラミ(SUD−S)の感受性系統を用いておこなった。 これらの試験結果は以下の表3に記載する。記載した値は、特に指定しないか ぎり、LD50(μg/昆虫)又はLC50(試験化合物溶液のppm)である。 *=100ppmにおける殺害;−=実施せず実施例27 殺アブラムシ活性 アブラムシ(Myzus Persicae)とAphis Gossypi ae との耐性系統(R)と感受性系統(S)に対する活性を下記2方法を用いて 評価した。 局所施用 ストック培養から10〜15匹の無翅成虫のバッチを取り出し、ハクサイから 切り取ったリーフディスク(35mm直径)上に載せ、使い捨てプラスチック容 器(30mm高さ)中の寒天床(25mm深さ)上に置いた。Burkhard マイクローアプリケーターを用いて、アブラムシに個別にアセトン中で必要濃度 にまで希釈した化学物質の0.25μm小滴を投与し、対照アブラムシにはアセ トンのみを投与した。致死率及びその他の効果を24時間間隔で処理後72時間 を包含する72時間まで評価し、この終点に関する結果を得る。 アブラムシ浸漬 フルオン(fluon)のエントラップメントリング(entrapment ring)を4cm長さ のガラス管(1.5cm直径)の内側に塗布し、方形の防虫ガーゼを各管の一端 に弾性バンドによって取り付けた。次に、15匹の無翅成虫をクロテン毛ブラシ (sable-hair brush)を用いて管中に穏やかに移して、管を第2ガーゼ方形によっ てシールした。 アブラムシを含有する管を殺虫剤溶液中に10秒間浸漬し、ブロッティングペ ーパー上で乾燥させ、次に逆にして、軽く叩いて、処理済みアブラムシを各管の 非浸漬端部に落下させた。取り扱い致死率(通常は零又は非常に軽度)を1時間 後に評価し、このときにアブラムシを、使い捨てプラスチック容器(30mm高 さ)中の寒天床(25mm深さ)上のハクサイのリーフディスク(直径35mm )上に移して、該容器の露出縁にフルオンリングを塗布することによって閉じ込 めた。容器を連続室内照明下で25℃に維持された一定環境設備(constant envi ronment facility)内に蓋なしで直立状態で貯蔵した。致死率は24、48及び 72時間目に評価した。各15匹のアブラムシの2通りを各投与量率に用いて、 試験下の化合物につき5又は6投与量率を用いた。 試験はイギリス、East Angliaの原野で採取されたアブラムシの感 受性系統(USIL)と、イギリスの温室から採取されたアブラムシの極めて耐 性な系統(794Jz)(R3エステラーゼ,感受性AChE)とを用いておこ なった。 この試験の結果は以下の表3に記載する。記載した値は対照データに関して修 正した致死率%である。対照は有効成分を含まない試験溶液であった。 (1)1000ppm;(2)125ppm MP=Myzus;AP=Aphis実施例28 殺真菌活性 Aspergillus nigerPyicularia orvzae (=Magnaporthe grisea)及びRhizoctonia olani の単離物に対するコード化(coded)化合物の真菌毒性をin vit roで試験した。 各化合物を寒天250mlにつき溶媒0.5mlの溶媒(50/50エタノー ル/アセトン)中のジャガイモデキストロース寒天中に、オートクレーブ処理寒 天がまだ溶融状態であるときに混入して、50℃に冷却した。各化合物を単一濃 度(100mg/l)において試験した。 通常は2種類の化合物についての各試験は3種類の対照処理:標準殺真菌剤( 1mg/l若しくは5mg/lのカルベンダジム又は1mg/lのプロクロラズ );エタノール/アセトンのみ;添加なしを包含した。標準として用いた殺真菌 剤は商業的に入手可能な活性化合物の代表と見なすことができる。 各真菌を1回の処理につき4ペトリ皿中の寒天上でプレートにつき3通りの真 菌コロニー(R.solaniに関しては1コロニー)で試験した。A.nig erR.solaniとは20〜25℃において4日間インキュベートし、 .oryzae は7日間インキュベートした。次に、コロニー直径の増大を測定 して、活性の評価に用いた。 これらの試験結果を以下の表6に記載する。記載した値は寒天プレートにおけ るコロニー直径の増大の阻害%である。 さらに、試験は、式I化合物が穀類と広葉作物の両方における疾患を惹起する 広範囲スペクトルの真菌に対して良好な殺真菌活性を示すことを実証している。 特に、Erysiphe属、特にErysiphe graminisと、Bo trytis 属、特にBotrytis fabae及びBotrytis inerea と、上述したRhizoctonia属、Pyricularia 属及びAspergillus属との真菌に対して良好な活性が観察されている 。 以下の表7は、本発明の化合物の相対的効力をさらに良く説明するために、先 行技術の比較ナフトキノン化合物の有害生物殺滅活性を示す。記載した活性は上 記実施例27と28に略述した方法を用いて得られたものである。 DE3801743の先行技術ナフトキノンに関して、EP0300218A 1はTetranychusに対するその活性を対応する第3級ブチル化合物よ り低いと記載している(EP0300218A1の表Aを参照のこと)。このt −ブチル化合物は本発明者によって試験されて、上記試験において、Tetra nychus に対しては44ppm/昆虫及びBemisiaに対しては18p pmのLC50値と、Muscaに対しては16μg/昆虫及びPhaedonに 対しては0.53μg/昆虫のLD50値とを有し、Myzusに対しては19% 殺害を生じることが判明している。 5、6、7及び/又は8位置に置換基を有するナフトキノン環の製造を例示する ために、下記実施例29〜31を提供する。実施例29 2−(t−ブチル)−3−ヒドロキシ−6−メチル−ナフタレン−1,4−ジオ ンと2−(t−ブチル)−3−ヒドロキシ−7−メチル−ナフタレン−1,4− ジオンの製造 (a)6−メチル−ナフタレン−1,4−ジオンの製造 1,4−ベンゾキノン(13.9g,128mmol)とイソプレン(13. 1ml,131mmol)との溶液を氷酢酸(44ml)中で室温において68 時間撹拌した。この混合物を水(44ml)によって希釈し、1.5時間還流さ せた。混合物を室温に冷却し、酢酸(84ml)とクロム酸[水(30ml)中 の三酸化クロム(29.4g)]とを連続的に加えて、さらに1.5時間還流さ せた。冷却後に、混合物を水(200ml)で希釈し、エーテル(3x50ml )で抽出した。一緒にしたエーテル画分を希水酸化ナトリウム溶液(2M;2x 50ml)と、水(2x50ml)と、飽和塩化ナトリウム溶液(50ml)と によって洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥させた。濾過し、溶媒を減圧蒸発さ せ、石油エーテルからの再結晶を繰り返して、標題化合物(7g)を得た。 (b)2−アミノ−6及び7−メチル−1,4−ナフタレン−1,4−ジオン 氷酢酸(60ml)中の6−メチル−ナフタレン−1,4−ジオン(2.1g 、12mmol)の撹拌溶液に、室温において、水(5ml)中のアジ化ナトリ ウム(1.58g)の溶液を加えた。混合物を2日間撹拌してから、水(200 ml)で希釈し、さらに15分間撹拌した後に、濾過した。濾液を炭酸水素ナト リウムによって中和し、クロロホルム(3x25ml)によって抽出した。一緒 にしたクロロホルム抽出物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液とブラインとによって 洗浄し、乾燥させた(CaSO4)。濾過し、溶媒を減圧蒸発させ、シリカゲル クロマトグラフィーして、標題化合物(100mg)を異性体の3:2混合物と して得た。 (c)2−ヒドロキシ−6−及び−7−メチル−ナフタレン−1,4−ジオン (b)からのアミノメチルナフタレン−1,4−ジオン混合物(200mg) を水(20ml)と濃硫酸(10ml)中で20分間還流させた。冷却した混合 物を氷/水(50g)中に注入し、エーテル(3x25ml)によって抽出した 。一緒にしたエーテル抽出物を水、飽和NaHCO3、水、飽和NaCl溶液に よって洗浄して、乾燥させた(MgSO4)。濾過し、溶媒を減圧蒸発させ、シ リカゲルクロマトグラフィー精製して、標題化合物(68mg)を得た。 (d)2−(t−ブチル)−3−ヒドロキシ−6及び7−メチル−3−ヒドロキ シ−ナフタレン−1,4−ジオンの製造 アミノメチル化合物(64mg,0.34mmol)、トリメチル酢酸(52 mg,0.51mmol)に対する標準ペルオキシスルフェート/硝酸銀ラジカ ル付加は、標題化合物を異性体の3:2混合物(12mg)として生じた。実施例302−(t−ブチル)−6及び7−ジメチル−3−ヒドロキシ−ナフタレン−14 −ジオンの製造 イソプレンを2,3−ジメチル−1,3−ブタジエンに代えて、上記工程(a )〜(d)を繰り返した。実施例312−(t−ブチル)−3−ヒドロキシ−5及び8−メチル−1,4−ナフタレン −1,4−ジオンの製造 イソプレンをピペリレンに代えて、上記工程(a)〜(d)を繰り返した。 (a)1,4−ベンゾキノン(13.9g,128mmol)とイソプレン(1 3.1ml,131mmol)との溶液を氷酢酸(44ml)中で室温において 68時間撹拌した。この混合物を水(44ml)によって希釈し、1.5時間還 流させた。混合物を室温に冷却し、酢酸(84ml)とクロム酸[水(30ml )中の三酸化クロム(29.4g)]とを連続的に加えて、さらに1.5時間還 流させた。冷却後に、混合物を水(200ml)で希釈し、エーテル(3x50 ml)で抽出した。一緒にしたエーテル画分を希水酸化ナトリウム溶液(2M; 2x50ml)と、水(2x50ml)と、飽和塩化ナトリウム溶液(50ml )とによって洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥させた。濾過し、溶媒を減圧蒸 発させ、石油エーテルからの再結晶を繰り返して、標題化合物(7g)を得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),AM,AT,AU,BB,BG,BR,B Y,CA,CH,CN,CZ,DE,DK,EE,ES ,FI,GB,GE,HU,IL,IS,JP,KE, KG,KP,KR,KZ,LK,LR,LT,LU,L V,MD,MG,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, TJ,TM,TT,UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 バッティ,ダンカン イギリス国ベッドフォードシャー エムケ イ42・7イーアール,ケムプストン,バリ オル・ロード 14 (72)発明者 キャメロン,スチュアート イギリス国ベッドフォードシャー エルユ ー2・8ユーエル,ルートン,フェルブリ ッグ・クローズ 35

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.一般式: [式中、 mは0又は1であり; nは0〜4の整数を表す; 各Rは独立的にハロゲン原子、又はニトロ、シアノ、ヒドロキシル、アルキル、 ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアル キルアミノ、アルコキシカルボニル、カルボキシル、アルカノイル、アルキルチ オ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、カルバモイル、アルキルアミ ド、シクロアルキル、アリール若しくはアラルキル基を表す; R1とR2はそれぞれ独立的に任意に置換されるアルコキシ基、又は一緒に=O、 =S若しくは=N−OR9基(R9は水素原子又は任意に置換されるアルキル基を 表す)を表す; R3は任意に置換されるアルキル基、ヒドロキシル基、−OL基(Lは脱離基で ある)、又は、in vivoで−OL1基(L1は脱離基である)に変換される 基を表す; R4とR5は、存在する場合には、それぞれ独立的に水素原子、ハロゲン原子若し くは任意に置換されるアルキル基を表すか、又は介在する炭素原子と共に、少な くとも1個の環−ケイ素原子を任意に含有する、任意に置換されるシクロアルキ ル若しくはシクロアルケニル基を表す; R6は少なくとも1個のケイ素原子を含有する任意に置換される基を表すか、又 はmが1であり、−CR45部分が少なくとも1個のケイ素原子を含有する場合 には、R6はさらに水素原子若しくは任意に置換されるアルキル、アルケニル、 アル キニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、アルコキシ、アルケニ ルオキシ、シクロアルコキシ、シクロアルケニルオキシ又はアリールオキシ基を 表すことができる;及び R7とR8は独立的に任意に置換されるアルコキシ基を表すか、又は一緒に=O、 =S若しくは=N−OR9基(R9は前記で定義した通りである)を表す] で示される化合物又はその塩。 2.Rが、存在する場合には、ハロゲン原子又はニトロ、シアノ、ヒドロキ シル、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシ、C1− C4ハロアルコキシ、C1−C4アルキルアミノ、ジ−C1−C4アルキルアミノ、 C1−C4アルコキシカルボニル、C1−C4アルキルチオ、C1−C4アルキルスル フィニル又はC1−C4アルキルスルホニル基を表す、請求項1記載の化合物。 3.nが0である、請求項1記載の化合物。 4.R1とR2がそれぞれ独立的にC1−C4アルコキシ基を表すか又は一緒に =O若しくは=N−OR9(R9は水素原子又はC1−C4アルキルを表す)基を表 す、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。 5.R3が任意に置換されるアルキル基又は−OR10[R10は水素原子、任 意に置換されるアルキル、アリール若しくはアラルキル基を表す]又は、−CO −R11、−SO−R11、−SO2−R11、−P(X)(OR12)(OR12)、− P(X)(R12)(OR13)、−P(OR12)(OR13)又は−P(R12)(O R13)[R11は水素原子、任意に置換されるアルキル、アリール若しくはアラル キル基又は−NR1213を表し;R12とR13は独立的に水素原子若しくは任意に 置換されるアルキル基を表し、Xは酸素若しくは硫黄原子を表す]を表す、請求 項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。 6.R3がC1−C6アルキル、ヒドロキシル基又は−O−CO−R11基(R1 1 は水素原子又はC1−C12アルキル、C1−C12ハロアルキル、C1−C12ヒドロ キシアルキル、C1−C12カルボキシルアルキル、フェニル若しくはベンジル基 を表す)を表す、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。 7.R4とR5がそれぞれ独立的に水素原子又はC1−C4アルキル基を表す、 請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。 8.R4とR5が介在原子と共に、ハロゲン原子、C1−C4アルキル及びC1 −C4ハロアルキル基から選択される1個以上の置換基によって任意に置換され るC3−C8シクロアルキル基を表す、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合 物。 9.R6がアルキル、ハロアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシ、ハ ロアルコキシ、アルコキシアルコキシ、アルケニル、ハロアルケニル又はアルコ キシアルケニル基を表し、各基が1個又は2個のケイ素原子と、20個までの炭 素原子とを含有する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物。 10.R4とR5が介在炭素原子と共に、ハロゲン原子、C1−C4アルキル又 はC1−C4ハロアルキル基から選択される1個以上の置換基によって任意に置換 される、3〜8個の環原子を含有するシラシクロアルキル基を表す、請求項1〜 6のいずれか1項に記載の化合物。 11.R6が水素原子又はアルキル、ハロアルキル、アルコキシアルキル、 アルコキシ、ハロアルコキシ、アルコキシアルコキシ、アルケニル、ハロアルケ ニル又はアルコキシアルケニル基を表し、各基が任意に1個又は2個のケイ素原 子と、12個までの炭素原子とを含有する、請求項10記載の化合物。 12.R7とR8が独立的にC1−C4アルコキシ基を表すか、又は一緒に=O 若しくは=N−OR9[R9は水素原子又はC1−C4アルキル基を表す]基を表す 、請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物。 13.R6が式−(A)m−Si(R143[式中、mは式(I)に関して定 義した通りであり、各R14は独立的にC1−C4アルキルであるか又はこのような 2個の基が介在するケイ素と共にC3−C8シラ炭素環を形成し、Aは、ハロゲン によって置換されることができ、直鎖、分枝鎖若しくは炭素環であるか又は炭素 環を含有することができるC1−C20アルキル又はアルケニル基である]で示さ れる、請求項1〜12のいずれか1項に記載の化合物。 14.R6が、他の点では炭素環の環原子として、ケイ素を包含する、請求 項1〜12のいずれか1項に記載の化合物。 15.R6が、−(CH2p−Si(R14)[式中、pは1〜15、好まし くは1〜10、特に1〜6の整数を表し、各R14は独立的にC1−C4アルキルを 表すか、又は2個のR14基が、示された介在ケイ素原子と共に、3〜8員シラ炭 素 環を形成する]基を表す、請求項1〜12のいずれか1項に記載の化合物。 16.R4とR5が介在炭素原子と共に、ハロゲン原子、C1−C4アルキル及 びC1−C4ハロアルキル基から選択される1個以上の置換基によって任意に置換 される、3〜8個の環原子を含有するシラ炭素環を表す、請求項1〜12のいず れか1項に記載の化合物。 17.キャリヤーと、有効成分としての請求項1〜16のいずれか1項に記 載の式I化合物、又はその塩を含む有害生物殺滅性組成物。 18.実質的に本明細書に上述した通りである、請求項17記載の組成物。 19.有害生物を現場において撲滅する方法であって、現場を請求項1〜1 6のいずれか1項に記載の式I化合物若しくはその塩又は請求項17若しくは1 8に記載の組成物によって処理することを含む方法。 20.請求項1〜16のいずれか1項に記載の式I化合物若しくはその塩又 は請求項17若しくは18に記載の組成物の有害生物殺滅剤としての使用。 21.本明細書に実施例1〜26のいずれか1項に関して実質的に上述した 通りである、請求項1記載の化合物。
JP9504925A 1995-07-04 1996-07-04 有害生物殺滅性化合物 Withdrawn JPH11508585A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GBGB9513550.5A GB9513550D0 (en) 1995-07-04 1995-07-04 Pesticidal compounds
US110395P 1995-07-13 1995-07-13
US60/001,103 1995-07-13
US9513550.5 1995-07-13
PCT/GB1996/001608 WO1997002271A1 (en) 1995-07-04 1996-07-04 Pesticidal compounds

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11508585A true JPH11508585A (ja) 1999-07-27

Family

ID=26307316

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9504925A Withdrawn JPH11508585A (ja) 1995-07-04 1996-07-04 有害生物殺滅性化合物

Country Status (17)

Country Link
US (1) US6162799A (ja)
EP (1) EP0850239A1 (ja)
JP (1) JPH11508585A (ja)
KR (1) KR19990028566A (ja)
CN (1) CN1085669C (ja)
AU (1) AU704665B2 (ja)
BR (1) BR9609639A (ja)
CA (1) CA2226089A1 (ja)
CZ (1) CZ198A3 (ja)
HU (1) HUP9903880A3 (ja)
IL (1) IL122681A (ja)
NO (1) NO980010L (ja)
NZ (1) NZ311758A (ja)
PL (1) PL185113B1 (ja)
RO (1) RO117852B1 (ja)
SK (1) SK179897A3 (ja)
WO (1) WO1997002271A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9910787D0 (en) * 1999-05-11 1999-07-07 Sorex Limited The treatment of pests using substituted naphthoquinones
US7494510B2 (en) * 2000-04-13 2009-02-24 Smith And Nephew Orthopaedics Ag Leaflike shaft of a hip-joint prosthesis for anchoring in the femur
US7510701B2 (en) * 2001-02-07 2009-03-31 Waterbury Companies, Inc. Aerosol-based insecticide compositions and methods of using the same
US6828347B2 (en) 2002-11-06 2004-12-07 Illinois Institute Of Technology Anti-viral multi-quinone compounds and regiospecific synthesis thereof
KR100663330B1 (ko) * 2004-09-16 2007-01-09 주식회사 대신우레탄 우레탄 선별기의 이물질 제거장치

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3801743A1 (de) * 1987-07-03 1989-01-19 Bayer Ag Schaedlingsbekaempfungsmittel auf basis von substituierten 1,4-naphthochinonen und neue substituierte 1,4-naphthochinone
US4779634A (en) * 1987-07-24 1988-10-25 Nestec, S.A. Apparatus for rinsing food particles in a container

Also Published As

Publication number Publication date
US6162799A (en) 2000-12-19
HUP9903880A2 (hu) 2000-03-28
HUP9903880A3 (en) 2002-02-28
AU704665B2 (en) 1999-04-29
BR9609639A (pt) 1999-03-30
CN1085669C (zh) 2002-05-29
IL122681A0 (en) 1998-08-16
CN1193976A (zh) 1998-09-23
NZ311758A (en) 1999-10-28
PL324408A1 (en) 1998-05-25
PL185113B1 (pl) 2003-02-28
CZ198A3 (cs) 1998-06-17
KR19990028566A (ko) 1999-04-15
WO1997002271A1 (en) 1997-01-23
AU6313896A (en) 1997-02-05
NO980010L (no) 1998-03-04
IL122681A (en) 2001-08-26
SK179897A3 (en) 1998-07-08
RO117852B1 (ro) 2002-08-30
NO980010D0 (no) 1998-01-02
EP0850239A1 (en) 1998-07-01
CA2226089A1 (en) 1997-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11508585A (ja) 有害生物殺滅性化合物
PT87657B (pt) Processo para a preparacao de 2,5-ditianos di-substituidos e de composicoes pesticidas que os contem
JP3279818B2 (ja) 殺虫・殺ダニ剤
AU699011B2 (en) Pesticidal compounds
KR19990067206A (ko) 화이트플라이 구제용 화합물
RU2174981C2 (ru) Производные нафтохинона, инсектицидноакарицидная и/или фунгицидная композиция, способ борьбы с грибками, и/или насекомыми, и/или акаридами
TW467891B (en) Naphthoquinone derivatives as pesticides
HU214498B (hu) Naftokinonszármazékok, ezeket tartalmazó inszekticid, akaricid és fungicid készítmény, inszekticid, akaricid és fungicid növényi extraktum és ezek alkalmazása
US6043286A (en) Pesticidal compounds
MXPA98000140A (en) Compounds pesticide
RU2180330C2 (ru) 1,2,3,4-замещенные нафталиновые соединения, способ их получения, способ борьбы с вредителями, пестицидная композиция
WO1996021354A1 (en) Pesticidal compounds
RU2173049C2 (ru) Замещенные нафталин-1,4-дионы, обладающие пестицидными свойствами, способ их получения, их применение в качестве пестицидов, способ борьбы с вредителями с применением таких соединений и содержащие их пестицидные композиции
JPH0656611A (ja) ピラゾール系化合物とピレトリン共力剤とを含む有害生物防除剤
US5962002A (en) Pesticidal compounds
IL116562A (en) 1,2,3,4-substituted naphthalene compounds for use as pesticides, their preparation and use
JP3245422B2 (ja) シクロヘキサンジオン誘導体
JPS63502272A (ja) N−(ビニルオキシエチル)ジチオカルバミン酸塩、その製造方法およびその塩に基づく農薬
JPH0761923B2 (ja) 殺菌剤
JPS6059919B2 (ja) 新規な0,0−ジアリ−ル−1−アシルオキシ−2,2,2−トリクロロエチルホスホネ−ト及びそれを主成分とする殺菌剤組成物
JPH0242045A (ja) 殺虫化合物
JPS601157A (ja) アニリン誘導体およびそれを有効成分とする農園芸用殺菌剤
KR19980701324A (ko) 해충구제용 화합물(pesticidal compounds)
CA2209906A1 (en) Pesticidal compounds
JPH06116252A (ja) ジスルホニルチアジアゾール誘導体および農園芸用殺菌剤

Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20060627