JPH1150728A - 回転ドア - Google Patents

回転ドア

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Publication number
JPH1150728A
JPH1150728A JP20650497A JP20650497A JPH1150728A JP H1150728 A JPH1150728 A JP H1150728A JP 20650497 A JP20650497 A JP 20650497A JP 20650497 A JP20650497 A JP 20650497A JP H1150728 A JPH1150728 A JP H1150728A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail
roller
lower roller
revolving door
frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP20650497A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoyasu Kimura
元保 木村
Tomoaki Kimura
朝映 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kimura Giken KK
Original Assignee
Kimura Giken KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Kimura Giken KK filed Critical Kimura Giken KK
Priority to JP20650497A priority Critical patent/JPH1150728A/ja
Publication of JPH1150728A publication Critical patent/JPH1150728A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転ドアにおいて扉板の回動を軽くスムーズ
にする。 【解決手段】 断面円形で平面視環状をなすレール3を
設け、このレール3に3つの走行装置10を90度間隔
に設置し、3つの走行装置10に、半円筒状の扉板32
を吊り下げる。走行装置10のフレーム11の上鍔部1
1aにローラ支持体16を固定し、ローラ支持体16の
支軸21に内輪14とボール15を介して上ローラ12
を回転自在に取り付け、起立部11bにボルト24を固
定し、ボルト24に内輪22とボール23を介して下ロ
ール13を回転自在に取り付ける。走行装置10は、2
つの上ローラ12と1つの下ローラ13が上下からレー
ル3を挟んで転動することにより、レール3を走行す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室の空間利用率を
改善するために、半円筒状の扉板を回動することによっ
て室の出入口を開閉可能にした回転ドアに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の回転ドアは本出願前より公知で
あり、例えば、実開平7−42852号公報にも記載さ
れている。
【0003】図8は実開平7−42852号公報に記載
された回転ドアを示すものであり、この回転ドアでは、
半円筒状の扉板50の上部の外周縁部に多数のローラ5
1を軸着し、このローラ51を、円形に形成したドア支
持部52に設けた円形のレール53で支承している。さ
らに、扉板50の上部の中央部に回転軸54を接続し、
この回転軸54によっても扉板50を支持している。こ
のように、ローラ51によって扉板50の外周縁部を支
持し、回転軸54によって扉板50の中央部を支持する
ことにより、扉板50を円滑に回動できるようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記公報記載の回転ド
アでは、ローラ51とレール53が線接触しており、扉
板50を回動させるためにはこの線接触部を滑らせて方
向変換させなければならない。この方向変換の際に生ず
る摩擦抵抗は無視できず、扉板50の円滑な回動という
点で改良の余地を残していた。
【0005】また、扉板50の中央部を回転軸54で支
持しているので、回転ドア全体の高さも高くなり、構造
も複雑になる。本発明は、前記事項に鑑みてなされたも
のであり、回転ドアの構成が複雑にならず、そして、回
転ドア全体の高さも高くならず、併せて、扉板が円滑に
回動できるようにすることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、以下の手段を採用した。本発明の回転ドア
は、断面円形で平面視環状をなすレールを設け、このレ
ールに、レールの上半側を転動する1対の上ローラとレ
ールの下半側を転動する少なくとも1つの下ローラとに
よってレールを挟んで走行する複数の走行装置を取り付
け、これら走行装置に、表面が凸面状に形成されかつ裏
面が凹面状に形成された扉板を吊り下げたことを特徴と
する。下ローラは1つでもよいし、2つであってもよ
い。レールは中空であってもよいし中実であってもよ
く、要するにレールの外面が円形をなしていればよい。
【0007】前記上ローラと下ローラはいずれもレール
に対して略点接触させるのが好ましい。このようにする
と、各ローラとレールとの摩擦抵抗が小さくなり、扉板
を軽くスムーズに回動させることができる。
【0008】前記走行装置はフレームを備え、前記1対
の上ローラは互いに離間して平行に配置され、前記下ロ
ーラは1つであり、これら上ローラと下ローラはその回
転中心を水平にされて前記フレームに回転自在に取り付
けて構成することができる。
【0009】前記走行装置は、フレームに対する下ロー
ラの取付位置を調整可能にする取付位置調整機構を備え
ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
から図7の図面に基いて説明する。この実施の形態は、
トイレ、電話室、更衣室、シャワー室などに使用される
室の出入口の開閉用の回転ドアである。
【0011】図1は室1の正面図、図2は同側面図、図
3は同平面図である。室1は平面視略コ字形をなす金属
製の壁部2を備え、前方が開いていて出入口になってい
る。室1の上部は開いていて、そこには断面円形で平面
視円環状をなすレール3が設置されている。詳述する
と、レール3は円筒パイプを円環状に曲げて形成したも
のである。壁部2の左右側壁2a,2bの上端前縁には
それぞれ支持板4,4が固定されており、この支持板
4,4の端面にレール3の直径方向両側に位置するレー
ル3の外周面が固定されている。
【0012】レール3には3つの走行装置10が走行自
在に取り付けられている。走行装置10は、図4から図
7に示すように、断面コ字形をなすフレーム11を有
し、フレーム11の内側上部に1対の上ローラ12が回
転自在に取り付けられ、フレーム11の内側下部に下ロ
ーラ13が回転自在に取り付けられている。
【0013】詳述すると、上ローラ12の内側にはこれ
と同心状に内輪14が配置されており、上ローラ12の
内周面と内輪14の外周面にはそれぞれ凹溝が環状に設
けられている。そして、上ローラ12と内輪14との間
には、前記各凹溝に係合する多数のボール15がほぼ隙
間なく一列に転動自在に挿入されている。上ローラ12
と内輪14は、これらの間からボール15を離脱不能と
しかつ上ローラ12と内輪14ががたつかないように一
体化されている。つまり、上ローラ12と内輪14とボ
ール15はまさに軸受装置の構造をなし、上ローラ12
は内輪14に回転自在に支持されている。
【0014】一方、フレーム11の上鍔部11aの下側
にはローラ支持体16が配置されており、このローラ支
持体16は、ボルト17とナット18,19,20によ
って上鍔部11aに固定されている。ローラ支持体16
は、レール3に対して直交して水平に延びる2本の軸部
21,21を備えており、両軸部21,21はその先端
を互いに180゜反対方向に延ばしている。そして、こ
れら軸部21に前記内輪14が固定されている。これに
よって、2つの上ローラ12は互いに平行に配置され
て、それぞれ軸部21に回転自在に支持されるのであ
る。
【0015】下ローラ13も上ローラ12と同様の支持
構造をなす。即ち、下ローラ13の内側にはこれと同心
状に内輪22が配置されており、下ローラ13の内周面
と内輪22の外周面にはそれぞれ凹溝が環状に設けられ
ている。そして、下ローラ13と内輪22との間には、
前記各凹溝に係合する多数のボール23がほぼ隙間なく
一列に転動自在に挿入されている。下ローラ13と内輪
22は、これらの間からボール23を離脱不能としかつ
下ローラ13と内輪22ががたつかないように一体化さ
れている。つまり、下ローラ13と内輪22とボール2
3はまさに軸受装置の構造をなし、下ローラ13は内輪
22に回転自在に支持されている。
【0016】そして、この内輪22にはボルト24が挿
通されている。このボルト24は、その軸心をレール3
に対して直交して水平に延ばしており、内輪22とカラ
ー25とスペーサプレート26を挿通して、フレーム1
1の起立部11bの下部に設けられた上下方向に長い長
孔11cを貫通し、ナット27によって起立部11bに
固定されている。したがって、内輪22はボルト24の
ヘッド24aとカラー25によって挟持固定されること
となり、下ローラ13はボルト24に回転自在に支持さ
れるのである。
【0017】前記走行装置10は、フレーム11の起立
部11bをレール3の内側に配し、2つの上ローラ12
がレール3の上部を走行し、下ローラ13がレール3の
下部中央を走行するように、取り付けられている。尚、
下ローラ13がレール3の下部中央に位置するように、
予めスペーサプレート26で調整しておく。
【0018】走行装置10をレール3に取り付ける際に
は、ナット27を緩めてボルト24を長孔11cの下限
位置にずらしておいてレール3を上ローラ12と下ロー
ラ13の間に挿入する。そして、起立部11bが鉛直方
向に向くようにして上ローラ12をレール3の上部に当
接させた後、ボルト24を上方に持ち上げて下ローラ3
をレール3の下部中央に当接させて、ナット27を締め
付ける。つまり、この実施の形態では、長孔11cとボ
ルト24とナット27が、フレーム11に対する下ロー
ラ13の取付位置を調整する取付位置調整機構を構成し
ている。
【0019】尚、下ローラ13とレール3との間に若干
の隙間が形成されるように組み立ててもよい。このよう
にすると、レールにゆがみ等があった場合にも、前記隙
間がこれを吸収して走行装置10をスムーズに走行させ
る。
【0020】上ローラ12と下ローラ13はいずれも円
筒状をなしており、上記セット状態において断面円形の
レール3に対し、上ローラ12はその外周縁あるいは内
周縁で点接触し、下ローラ13はその外周面略中央で点
接触することになる。
【0021】3つの走行装置10は、図3に示すよう
に、それぞれ90度間隔でレール3に配置されており、
平面視略半円弧形をなす連結板30によって連結されて
いる。連結板30は各走行装置10の下側に配置されて
いて、フレーム11の下鍔部11dに図示しないボルト
ナットによって固定されている。
【0022】そして、この連結板30の下面に複数の吊
り具31が一定間隔で固定されており、この吊り具31
によって半円筒状をなす扉板32が吊り下げられて固定
されている。扉板32は凸面が表側にされ、凹面が裏側
にされている。
【0023】上述構成の回転ドアでは、室1の開口側で
ある出入口を扉板32で閉ざすように配置することによ
り、扉板32が外側に膨出する形態になり、その結果、
室1の内部空間を大きくできる。この状態から扉板32
を180゜回動して室1内に収納することにより出入口
が開かれ、室1の出入口付近を広く使えるようになる。
【0024】この回転ドアでは、各走行装置10におい
て2つの上ローラ12と1つの下ローラ13によってレ
ール3を挟み込み3点支持しているので、走行装置10
を確実にレール3に取り付けることができ、走行装置1
0がレール3から離脱することがない。
【0025】また、上ローラ12と下ローラ13はレー
ル3に対してそれぞれ点接触しているので、各ローラ1
2,13がレール3をカーブしながら走行する際に生じ
る摩擦抵抗が非常に小さい。したがって、走行装置10
の走行抵抗が非常に小さく、扉板32の回動が非常に軽
くスムーズにできる。
【0026】また、室1の中央上部には、扉板32を支
持する構造物が不要であり、回転ドアの全高を低く抑え
ることができると共に、構造が簡単になる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
断面円形で平面視環状をなすレールを設け、このレール
に、レールの上半側を転動する1対の上ローラとレール
の下半側を転動する少なくとも1つの下ローラとによっ
てレールを挟んで走行する複数の走行装置を取り付け、
これら走行装置に、表面が凸面状に形成されかつ裏面が
凹面状に形成された扉板を吊り下げたことにより、回転
ドアの全高を低く抑えることができ、また、構造が簡単
ながら、扉板を確実に支持して、スムーズに回動させる
ことができる。
【0028】前記上ローラと下ローラをいずれもレール
に対して略点接触させるようにすると、回転ドアを非常
に軽く回動することができ、回転ドアの操作性が向上す
る。前記走行装置に、下ローラに対する取付位置調整機
構を備えた場合には、走行装置をレールに取り付け易く
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の回転ドアの一実施の形態における正
面図である。
【図2】 本発明の回転ドアの一実施の形態における側
面図である。
【図3】 本発明の回転ドアの一実施の形態における平
面図である。
【図4】 本発明の回転ドアの一実施の形態における走
行装置の正面図である。
【図5】 前記走行装置の拡大断面図である。
【図6】 図4の左側面図である。
【図7】 図4の右側面図である。
【図8】 従来の回転ドアの概略構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 室 3 レール 10 走行装置 11 フレーム 11c 長孔(取付位置調整機構) 12 上ローラ 13 下ローラ 24 ボルト(取付位置調整機構) 27 ナット(取付位置調整機構) 32 扉板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面円形で平面視環状をなすレールを設
    け、このレールに、レールの上半側を転動する1対の上
    ローラとレールの下半側を転動する少なくとも1つの下
    ローラとによってレールを挟んで走行する複数の走行装
    置を取り付け、これら走行装置に、表面が凸面状に形成
    されかつ裏面が凹面状に形成された扉板を吊り下げたこ
    とを特徴とする回転ドア。
  2. 【請求項2】 前記上ローラと下ローラはいずれもレー
    ルに対して略点接触することを特徴とする請求項1に記
    載の回転ドア。
  3. 【請求項3】 前記走行装置はフレームを備え、前記1
    対の上ローラは互いに離間して平行に配置され、前記下
    ローラは1つであり、これら上ローラと下ローラはその
    回転中心を水平にされて前記フレームに回転自在に取り
    付けられていることを特徴とする請求項1に記載の回転
    ドア。
  4. 【請求項4】 前記走行装置は、フレームに対する下ロ
    ーラの取付位置を調整可能にする取付位置調整機構を備
    えていることを特徴とする請求項3に記載の回転ドア。
JP20650497A 1997-07-31 1997-07-31 回転ドア Pending JPH1150728A (ja)

Priority Applications (1)

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JP20650497A JPH1150728A (ja) 1997-07-31 1997-07-31 回転ドア

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JP20650497A JPH1150728A (ja) 1997-07-31 1997-07-31 回転ドア

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JPH1150728A true JPH1150728A (ja) 1999-02-23

Family

ID=16524471

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JP20650497A Pending JPH1150728A (ja) 1997-07-31 1997-07-31 回転ドア

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JP (1) JPH1150728A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101278712B1 (ko) * 2011-06-29 2013-06-27 대우버스(주) 슬라이딩도어이탈방지용 부재를 구비한 버스

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101278712B1 (ko) * 2011-06-29 2013-06-27 대우버스(주) 슬라이딩도어이탈방지용 부재를 구비한 버스

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