JP2002295122A - 回転ドアの駆動装置 - Google Patents
回転ドアの駆動装置Info
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Abstract
めの駆動力の損失を減少させ、回転駆動用モータの小型
化と、それが取り付けられる天井スペースのコンパクト
を図る。 【解決手段】 回転体を内装した筒壁体の内壁面上方に
円環状のガイドレールを固定する一方、回転体と一体回
動する回転天井周縁部には該回転中心を通る複数を本の
放射線上に位置してガイドローラを配設し、該複数のガ
イドローラがガイドレール上を転動することにより回転
体を吊持した状態で回転可能とすると共に、前記ガイド
ローラの少なくとも一つのガイドローラには電動モータ
を連結して自走式ガイドローラとした。
Description
等に建て付けられる回転ドアの駆動装置の技術分野に属
するものである。
装された複数の仕切パネルからなる扉体を回転すること
により出入り口開口部の通風を遮断し室内側温度を恒常
的に維持するように構成した回転ドアが知られている。
そして、このような回転ドアの中には出入り口の通行人
を感知して駆動モータにより扉体を自動的に回転させる
ようにしたものがあり、このようなものにおいては例え
ば特開昭60−37912号公報に示すように回転体上
端部に設けた断面T字形の円形レールの各フランジ下面
をローラおよび駆動車輪で支持し、該駆動車輪を上方位
置に固定されたビームに設けた電気モータに連結した歯
車を介して駆動するようにした技術が知られている。
おいては駆動車輪を定位置に固定した状態で回転駆動さ
せるものであるから、駆動車輪の駆動方向と円形レール
の回転方向との間の相違、すなわち円形レールの回転動
に対して駆動車輪はその接線方向への直線動として作用
することとなる結果、そこに駆動損失が発生し、また回
転ドアを停止させる場合においても必要以上の制動力を
要することとなって、出力が大きいモータを必要となる
ばかりかモータを取り付ける天井部も広いスペースを要
するものであり、さらに円形レールを支持するための複
数のローラを必要とするものであるからその取り付けや
位置調整等に要する手間の増大とコストアップを招くこ
ととなり、本発明は、これらの課題を解決することを目
的とするものである。また、上記円形レールを歯付きの
大径リングギヤとし該大型リングギヤに噛合する歯車を
モーター駆動することによって上記課題を解決すること
も考えられるが、この場合においても特殊な大径リング
ギヤを必要とするばかりか回転ドアの回転径に応じた種
々異なる径寸法を有する大型リングギヤを多種類用意し
なければならないこととなってしまい生産面や在庫管理
面において極めて効率の悪いものとなり、ここにも本発
明が解決しようとする課題がある。
解決するためになされたものであって、径方向に対向し
て開口部を形成した円筒状の筒壁体と、該筒壁体に内装
され前記開口部を開閉する状態で回転する回転体を設け
てなる回転ドアの駆動装置であって、前記筒壁体の内壁
面上方には周回り方向水平状に円環状のガイドレールを
固定する一方、回転体上方に設けられ該回転体と一体回
動する回転天井周縁部には該回転中心を通る複数本の放
射線上に位置してガイドローラを突設し、複数個のガイ
ドローラが前記円環状のガイドレール上を転動すること
により回転体を吊持した状態で回転可能に形成すると共
に、前記ガイドローラのうち少なくとも一つのガイドロ
ーラは電動回転駆動する自走式ガイドローラで構成した
ことを特徴とするものである。
な部材を要することなく回転体を回転させるための駆動
力の損失を極力少なくして駆動モータの小型化とその取
り付けスペースのコンパクト化を図ることができるよう
にしたものである。また、自走式ガイドローラを回転天
井の周縁部で駆動させるようにしたため、小さな駆動力
でも回転体を回転させることができるようにしたもので
ある。
を有するものとすると共に、自走式ガイドローラは開閉
戸に対し略対称位置に配設したことを特徴とするもので
ある。そして、この構成により、吊設される回転体の負
担荷重を効率よく支持し得て駆動のための動力損失を軽
減することができるものである。
面に基づいて説明する。図面において、1は躯体開口部
に設けられる回転ドアであって、該回転ドア1を構成す
る略円筒状の筒壁体2は、径方向に対向する屋内外部位
に一対の開口2b,2cを形成することによって出入り
口部2aが設けられている。また、筒壁体2の上端部に
は、回転ドア1の天井内部を外観上遮蔽する円筒形の幕
板3が張設されている。そして前記筒壁体2には、上端
部に円板状の回転天井4が固定された回転体6が該筒壁
体2と略同芯となる状態で回転自在に内装され、後述す
る駆動手段によって回転体6が回転天井4と一体的に反
時計回りに回転するように構成されている。
図であって、図中5は固定天井フレームであって、該固
定天井フレーム5は筒壁体2の内径よりやや少径の略円
形状フレームに多数本の骨材を組み付けして形成され、
ブラケット5aを介して筒壁体2の上端部内壁面に固定
されている。また、固定天井フレーム5の下方には、固
定片7aとローラ走行面7bとで断面略L字状に形成し
た円環状のガイドレール7が、筒壁体2の内壁面にロー
ラ走行面7bが略水平状態となるよう固定片7aにより
固定されている。固定天井フレーム5の直下には、該固
定天井フレーム5の中心Oから垂下した図示しない支軸
を介して回転天井4が回転自在に軸承され、さらに該回
転天井4の下面側には回転体6が一体的に連結固定され
ている。回転天井4は、筒壁体2の内径よりやや小径の
略円形状フレームに複数本の骨材を組み付け形成した回
転天井フレーム4aと、該回転天井フレーム4aの下面
側に連結部材4cを介して固定された円板状の天井板4
bとで構成されている。
転天井フレーム4aの回転中心Oを通る放射線上に軸芯
を合致させた状態で突設した複数本の支軸8aの先端側
にそれぞれガイドローラ8,8・・・が各々回転自在に
軸着されており、これら複数個のガイドローラ8,8・
・・を円環状のガイドレール7のローラ走行面7b上に
載置した状態で回転体6は、その下端面が床面より僅か
に上方位置となるよう設定してある。このようにして、
ガイドローラ8が前記円環状のガイドレール7のローラ
走行面7b上を転動することによつて回転天井4に一体
的に連結固定された回転体6が前記複数個のガイドロー
ラ8,8・・・に吊持された状態で筒壁体2内を回転動
できるようになつている。ガイドローラ8は、図2
(B)に示すように本実施の形態においては回転中心O
を通り略等角度を有した複数本の放射線上に軸芯を合わ
せて8個所に配設されている。
動モータであって、該電動モータ9は減速機9aを介し
てモータ駆動軸が上記8個のガイドローラ8,8・・・
のうち、後述の第一仕切体6aを挟んで平面視略対称位
置の4個に軸着されて回転天井フレーム4aに固定さ
れ、自走式ガイドローラ10に構成されている。また、
電動モータ9に接続された通信ケーブル14の先端側に
は突出付勢された摺接子12aを有する摺接体12が連
結されており、該摺接子12aを固定天井フレーム5の
回転中心部Oに固定された円筒形の集電体11の周囲に
常時接触するよう取り付けられている。従って、この状
態で自走式ガイドローラ10のガイドローラ8が転動し
てガイドレール7のローラ走行面7a上を移動すると摺
接体12の摺接子12aが集電体11の周面に接触状態
を維持しながら回転し、自走式ガイドローラ10と回転
天井4および回転体6が一体的に回転するような所詮ト
ロリー給電方式に構成されている。なお、集電体11に
は、図示しない電源から電力が供給されるようになつて
おり、また通信ケーブル14には制御盤13を接続して
電動モータ9の停止や回転速度調節等種々の制御を行う
ことができるようになっている。
ガイドローラ10は、回転天井4に対して1個のみ設け
て他のガイドローラには電動モータ9を設けないように
しても勿論良いが、本実施の形態において図2(B)に
示すように後述する第一仕切体6aを挟んで上下に2カ
所ずつ略対称位置に配設されており、このようにするこ
とで回転体6の荷重負担を安定した状態で効率よく支持
することができることとなる。尚、自走式ガイドローラ
10を略対称位置に配設するに際しては上下に3ヶ所ず
つ設けるなど、回転体6を構成する仕切体の構造により
適数個配設することができる。
心を通り左右の径方向に伸長する第一仕切り体6aと、
該第一仕切り体6aの左右両側位置から前後方向に直交
状に延出する状態で伸長する第二仕切り体6cと、各第
二仕切り体6cの前後両端位置から外径側に延設される
第三仕切り体6dとを備えて構成されている。そして、
第三仕切り体6dは、第一仕切り体6aに対して傾斜状
となるよう第二仕切り体6cに連結されており、その先
端縁部は筒壁体2の内周面に近接対向するように伸長さ
れている。また、第三仕切り体6dは、該第三仕切り体
の基端側縁部と回転体6の回転中心とを結ぶ仮想直線の
延長上に配置されており、これら仮想直線と第三仕切り
体6dとを結ぶ分割線は、出入り口部2aを四分割する
状態に設定されている。
引き戸6b,6bに構成される一方、前記回転体6に対
しては、回転体6に一体的に形成した径方向に長いガイ
ド部材6eを介して吊持状に支持されており、これによ
り引き戸6b,6bは左右方向移動自在となって、回転
体6の中央部を開閉自在に構成されている。また、引き
戸6b,6bは、図示しない操作スイッチの操作によつ
て自動的に開閉制御されるようになっている。なお、第
一仕切り体6aは前後方向一方に揺動することにより開
閉する開き戸とすることもできる。
た停止位置に停止しており、この停止位置において図示
しない検知センサが通行者を検知することによって開閉
駆動を開始して室内側への通行を許容するものである
が、図示しない駆動制御操作により上記停止位置におい
てのみ第一仕切り体6aが、開閉自在に設定されてい
る。従って、この場合にあっては、回転体6が所定の位
置に停止しているときには第一仕切り体6aの引き戸6
b,6bが直ちに開閉するが、回転体6が回転駆動して
いる状態では前記停止位置まで回転を継続し、その後に
引き戸6b,6bを開放するように設定されている。そ
して、このように停止位置において、開口2b,2cが
連通状となることで自由に建物内に出入りすることがで
きるようになる。
回転体6の回転駆動操作をすると摺接子12aを介して
集電体11から電力供給を受けた電動モータ9が駆動す
ることにより自走式ガイドローラ10がガイドレール7
のローラ走行面7b上を転動して回転体6を吊持した状
態で回転中心O回りに回転駆動されることとなるが、回
転体6と一体滴に回転移動するガイドローラ8に電動モ
ータ9を連結して自走式ガイドローラ10としたので、
回転体6の回転方向と自走式ガイドローラ10のガイド
ローラ8の回転進行方向とが近接した状態となり電動モ
ータ9の駆動損失を低減でき、また停止時の制動効率も
向上させることができる結果、電動モータ9の小型化と
天井スペースのコンパクト化を図ることができることと
なる。
ラを回転天井の周縁部で駆動させるようにしたものであ
るから、回転体を回転させるための駆動力の損失を極力
少なくし得て小さな駆動力でも回転体を回転させること
ができるようにしたので駆動モータの小型化と天井部内
の取り付けスペースのコンパクト化を図ることができる
ようにしたものである。また、回転体を停止させる場合
においても、制動効率が向上するので制動距離も少なく
停止位置の誤差も減少させることができる。さらに、吊
設される回転体の負担荷重を効率よく支持し得て駆動の
ための動力損失を軽減することができるものである。
ある。 (B)同上の水平断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 径方向に対向して開口部を形成した円筒
状の筒壁体と、該筒壁体に内装され前記開口部を開閉す
る状態で回転する回転体を設けてなる回転ドアの駆動装
置であって、前記筒壁体の内壁面上方には周回り方向水
平状に円環状のガイドレールを固定する一方、回転体上
方に設けられ該回転体と一体回動する回転天井周縁部に
は該回転中心を通る複数本の放射線上に位置してガイド
ローラを突設し、複数のガイドローラが前記円環状のガ
イドレール上を転動することにより回転体を吊持した状
態で回転可能に形成すると共に、前記ガイドローラのう
ち少なくとも一つのガイドローラは電動回転駆動する自
走式ガイドローラで構成したことを特徴とする回転ドア
の駆動装置。 - 【請求項2】 請求項1において、回転体は中央部に開
閉自在引戸または開き戸を有するものとするとし、自走
式ガイドローラは上記引戸または開き戸に対し略対称位
置に配設したことを特徴とする回転ドアの駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001092359A JP2002295122A (ja) | 2001-03-28 | 2001-03-28 | 回転ドアの駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001092359A JP2002295122A (ja) | 2001-03-28 | 2001-03-28 | 回転ドアの駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002295122A true JP2002295122A (ja) | 2002-10-09 |
Family
ID=18946832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001092359A Pending JP2002295122A (ja) | 2001-03-28 | 2001-03-28 | 回転ドアの駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002295122A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007013729A1 (en) * | 2005-07-29 | 2007-02-01 | Woojong Entry Co., Ltd | Power transmitting system for rotary wings of automatic revolving door |
WO2007013728A1 (en) * | 2005-07-29 | 2007-02-01 | Woojong Entry Co. Ltd | Automatic system for folding wings of automatic revolving door |
WO2007013727A1 (en) * | 2005-07-29 | 2007-02-01 | Woojong Entry Co. Ltd | Automatic revolving door having a system for distributed unfoldment of rotary wings |
US11851928B2 (en) | 2020-02-18 | 2023-12-26 | Assa Abloy Entrance Systems Ab | Revolving door mounting arrangement |
-
2001
- 2001-03-28 JP JP2001092359A patent/JP2002295122A/ja active Pending
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GB2443995A (en) * | 2005-07-29 | 2008-05-21 | Woojong Entry Co Ltd | Automatic system for folding wings of automatic revolving door |
GB2443996A (en) * | 2005-07-29 | 2008-05-21 | Woojong Entry Co Ltd | Power transmitting system for rotary wings of automatic revolving door |
GB2443997A (en) * | 2005-07-29 | 2008-05-21 | Woojong Entry Co Ltd | Automatic revolving door having a system for distributed unfoldment of rotary wings |
US8191312B2 (en) | 2005-07-29 | 2012-06-05 | Bok Kwon Wang | Automatic revolving door having foldable rotary wings |
US11851928B2 (en) | 2020-02-18 | 2023-12-26 | Assa Abloy Entrance Systems Ab | Revolving door mounting arrangement |
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A521 | Written amendment |
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