JPH11507250A - 血液グルコースデータの入力を備えた薬剤注入装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 プログラム可能な注入ポンプのような薬剤注入装置（１０）が、現在の血液グルコース示度のような選択された患者のパラメータに関するデータ入力を含む。注入装置は、薬剤送出プロトコルを作成するために、このデータ入力に応答するコントローラを含む。

Description

【発明の詳細な説明】 血液グルコースデータの入力を備えた薬剤注入装置 発明の背景 本発明は、一般的には、選択された薬剤を患者に送出する際に使用する薬剤注 入装置の改良に関する。特に、本発明は、現在の血液グルコース示度のような、 患者の状態を示すパラメータに応答するようになっているプログラム可能な注入 ポンプや類似の装置のような薬剤注入装置に関する。 注入ポンプ及びシステムは、患者に処方薬剤を送出又は投薬する際に使用する ものとして、医療技術において、一般的に知られている。１つの形態では、この 装置は、注入チュービング及び関連したカテーテル等を通しての患者への投与の ために、インシュリンのような処方薬剤を入れた注射器を受け入れるようになっ ている比較的コンパクトなポンプハウジングを備える。注入ポンプは、薬剤を患 者に投与するために、注射器ピストンプランジャに連結された小型の駆動モータ を動作させる。 ポンプ駆動モータを連続的に動作させるために、又は周期的間隔で、長期間に わたって厳密に制御された正確な薬剤の送出を行うために、通常、プログラム可 能な制御装置が設けられる。この注入ポンプはインシュリンやその他の薬剤を投 与するために使用され、典型的なポンプ構造が米国特許第４，５６２，７５１号 、第４，６７８，４０８号、第４，６８５，９０３号に図示され、記載されてい る。 典型的なプログラム可能な注入ポンプは、患者の薬剤の要件に応じてポンプを プログラミングするために表示装置と関連して操作することができる外部アクセ ス可能な制御スイッチ又はボタンを含む。初期のポンプのプログラミングは、通 常、患者の主治医又はその他の医療要員により行われる。しかし、特にインシュ リンを糖尿病患者に投与するために使用するポンプの場合は、制御ボタン及び関 連したポンプ回路は、予想される患者の要件に応じて薬剤の送出回数と送出量を 変えるために少なくとも若干の患者の介在を許容するように設計されていること が多い。 １つの代替的な薬剤注入装置は、万年筆等に似たように構成されており、従っ て、患者が容易かつ便利に持ち運びすることができるようになったコンパクトな 注射器タイプの器具を備える。例えば、米国特許第５，３８３，８６５号、第５ ，３９１，１５７号、欧州特許公報第０，５５４，９９５号を参照。このような ペン状の器具は、所定の行程だけ注射器プランジャを引込ませるための回転可能 なダイアル又はノブを含み、表示装置が、引き続くプランジャの手動前進時に送 出すべき薬剤の単位又は量を示す。従って、患者は所望の投与量を運ぶように器 具をセットし、次に、プランジャを押し、薬剤を送出することができる。もちろ ん、薬剤の投与量と投与頻度が、個々の患者の必要を満たすために、投薬プロト コルに従って定められる。 近年、予想される薬剤の要件ではなく、現在又は実際の薬剤の要件に応じて薬 剤を患者に送出するために使用できる改良薬剤注入装置に、かなり関心が高まっ ている。この点では、血液化学示度が、現在又は実際の患者の薬剤の要件に影響 を与える可能性がある重要な患者の状態のパラメータに関する現在の情報を提供 することができる。例えば、血液グルコース示度は、糖尿病患者の現在のインシ ュリンの要件を決定するために使用できる重要なデータである。例えば、米国特 許第４，６５０，５４７号、第４，６７１，２８８号、第４，７８１，７９８号 、第４，７０３，７５６号、第４，８９０，６２０号に記載されたように、改良 された信頼性のあるグルコースセンサの開発に関して、広範な研究が進行中であ る。同様に、例えば、米国特許第４，６３３，８７８号、第３，８３７，３３９ 号、第５，１０１，８１４号、第５，３７２，１３３号に記載されたように、現 在の患者の要件に応じて薬剤注入ポンプの動作を自動的に変えるために、グルコ ースセンサを使用するために、多種多様なシステムが提案されている。 インシュリン又はその他の薬剤用の注入装置の自動制御が、幾人かの患者にと って望ましいアプローチであると考えられるけれども、糖尿病患者の場合は、通 常の日常生活のスケジュールを可能にするために、個々の薬剤投与プロトコルに 、もっと柔軟性を必要とすることが多い。つまり、現在の血液グルコース示度は 、たしかに薬剤の要件の決定に際して重要な要素ではあるけれども、個々の患者 へ の薬剤送出の実際の投与量及び薬剤送出のタイミングの決定に際しては、食事ス ケジュール、運動スケジュール等の変更のような、変わりやすい日常の活動度を 考慮に入れるべきである。 従って、患者への薬剤の実際の投薬が、現在の主観的な患者の活動度要素に加 えて、監視されているパラメータを考慮に入れたバランスのとれた応答となるた めに、現在の血液グルコース示度のような、現在の患者の状態のパラメータへの 応答に適したタイプの薬剤注入装置のさらなる改良の重大な必要性がある。本発 明はこれらの必要性を満たし、さらなる関連した効果を提供する。 発明の要約 本発明によれば、改良薬剤注入装置は、現在の血液グルコース示度のような、 現在の患者の状態のパラメータに関するデータ入力を含み、患者にとって適切な 薬剤投与プロトコルを提供するためにデータ入力に応答する。この薬剤投与プロ トコルは、自動的に実施することもできるし、患者による受入れ又は拒否を便利 にするために表示装置を介して患者に推奨することもできるし、異なる薬剤投与 プロトコル又は修正された薬剤投与プロトコルへの変更のために、患者が無視す ることもできる。従って、現在の患者活動度、食事スケジュール等のような、主 観的要素に応じて、個々の患者に最適になるように、パラメータ応答プロトコル を受入れることもできるし、或いは、これを修正することができる。 １つの好ましい形態では、薬剤注入装置は、インシュリンのような処方薬剤を 入れた注射器を受け入れるようになっているコンパクトなプログラム可能な薬剤 注入ポンプを備える。注入ポンプは、所定の投薬プロトコルに従って薬剤を患者 に送出するためのポンプコントローラをプログラミングするために表示装置と共 同して操作できる手動制御スイッチ又はボタンを有する。ポンプはさらに、現在 の血液グルコース示度のような、現在の患者パラメータを検出し又は受け入れる ためのセンサ又はメータを含む。パラメータセンサ又はメータは、薬剤送出プロ トコルを適当な方法で変更するために、ポンプコントローラにデータ入力を提供 する。本発明によれば、変更されたプロトコルを自動的に実施することができる が、１以上の制御ボタンの操作により受入れ又は拒否を便利にするために、表示 装置で患者に対して推奨することもできるし、或いは、異なる薬剤投与プロトコ ル又は修正された薬剤投与プロトコルへの変更のために、患者が完全に無視する こともできる。 本発明の変形形態では、薬剤注入装置は、欧州特許公報第０，５５４，９９５ 号に記載された一般的なタイプの薬剤送出ペンのような、手動で操作可能な注射 器タイプの器具を備える。この送出ペンは、引き続くプランジャの前進時に送出 すべき薬剤投与量を示す表示装置と関連して、所定の行程だけ注射器プランジャ を引込ませるための手動で調節可能なダイアル等を含む。送出ペンは、現在の血 液グルコース示度のような、センサ又はメータからの患者パラメータ入力を受け 入れるコントローラを含む。コントローラは、患者が受入れ又は修正できる投薬 プロトコルを推奨するために、患者パラメータを表すデータ入力に応答する。 本発明のさらなる変形形態では、実質的に連続する生体内での患者の監視のた めに、体内埋込み又は皮下グルコースセンサのようなセンサ又はメータを設ける のがよい。生体内センサは、受信器を含む注入装置に患者パラメータ信号を送信 するための無線遠隔計測トランスミッタと関連している。患者が受入れ又は修正 できる薬剤送出プロトコルを推奨するために、注入装置のコントローラは無線遠 隔計測されたデータ入力に応答する。 本発明のその他の特徴及び効果は、以下の詳細な説明と、実例により本発明の 原理を図示した添付図面を参照することにより、より明らかになろう。 図面の簡単な説明 添付図面は本発明を図示している。これらの図面において、 第１図は、本発明の新規な特徴により、患者パラメータデータ入力を備えた薬 剤注入ポンプを、若干概略形態で示す分解斜視図である。 第２図は、第１図の注入ポンプの動作を示したブロック図である。 第３図は、ポンプコントローラと現在の患者パラメータに応答した推奨される 投薬プロトコルとを示すフローチャートである。 第４図は、本発明の１つの代替的な好ましい形態を、若干概略形態で示す分解 斜視図である。 第５図は、本発明のさらに変更した配置を、若干概略形態で示す。 好ましい実施の形態の詳細な説明 例示した図面に示すように、プログラム可能な注入ポンプのような薬剤注入装 置は、第１図で全体的に参照番号１０で示す。ポンプ１０は、インシュリンのよ うな選択された薬剤を長い注入チューブ１４と適当なカテーテル（図示してない ）を通して患者１２にプログラム可能な送出をすることができるよう設計されて いる。図示するポンプ１０は、薬剤送出プロトコルを所望の通りに修正できるよ うに、現在の血液グルコースレベルの表示を受け入れ及び又は取り出すためのグ ルコースセンサ１６を含む。 第１図に示した注入ポンプ１０は、当該技術において一般的に知られている全 体構造及び動作を有する。特に、注入ポンプ１０は、患者に投与すべきインシュ リンのような選択された薬剤を入れた注射器（図示してない）を受け入れ、支持 するようになっている比較的コンパクトなポンプケース又はハウジング１８を備 える。薬剤を入れた注射器は、患者１２に送出される際に薬剤が通る注入チュー ブ１４への適切な連結が行われるように、ポンプハウジング１８の一方の側から 外方に突出するルアー（ｌｕｅｒ）取付具２０を有する。ポンプは、内部ポンプ コントローラ２４の操作及び又はプログラミングの際に使用するための、外側に 露出するように配列された一連のアクチュエータキースイッチ又はボタン２２を 含む（第２図）。ポンプのプログラミング及び又はポンプの動作に関する情報を 表示するための表示装置２６が、ポンプハウジング１８の平面上に備えられてい る。この一般的なタイプの注入ポンプは、米国特許第４，５６２，７５１号、第 ４，６７８，４０８号、第４，６８５，９０３号に記載されており、それらの特 許をここに援用する。 本発明の１つの観点によれば、ポンプコントローラ２４は、ボタン２２による 手動で入力された命令に加えて、グルコースセンサ又はメータ１６からのデータ 入力にも応答する。グルコースセンサ又はメータ１６は、使用されるグルコース センサ又はメータのタイプに応じて、ポンプハウジング１８上のアクセスが簡単 な位置に直接取付けられるのが便利である。１つの形態においては、インディア ナ州エルクハート（Ｅｌｋｈａｒｔ）のマイルズ社（Ｍｉｌｅｓ Ｉｎｃ．）製 の「グルコメータ（Ｇｌｕｃｏｍｅｔｅｒ）」として一般に商業的に入手可能な のタイプの組込み式センサのように、グルコーステストストリップを受け入れ、 読取るようになっているセンサをポンプ１０に組込むことができる。変形例とし て、センサ又はメータ１６は、例えば、米国特許第４，６５０，５４７号、第４ ，６７１，２８８号、第４，７８１，７９８号、第４，７０３，７４５号、第４ ，８９０，６２０号に記載されたタイプの体内埋込み可能な又は皮下グルコース センサに適当な型式で接続することもできる。いずれの場合においても、ポンプ の動作をコントローラのプログラミングに従い、そして、血液グルコースレベル のような現在の患者状態パラメータに応答して調節することができるように、第 ２図に示したように、データ入力がコントローラ２４に提供される。 第２図及び第３図を参照すると、コントローラ２４は、ハウジング１８により 支持された注射器のような貯蔵リザーバ３０から患者１２に薬剤を送出するポン プ要素２８を動作させるために、グルコース示度データ入力に加えて、ボタン２ ２の操作にも応答する。本発明の１つの基本的な観点によれば、実際の薬剤送出 の前に患者に重要な選択肢を提供するために、コントローラ２４は表示装置２６ 及びボタン２２との組み合わせで機能する。 特に、第３図のフローチャートに示したように、患者に３種類のプロトコル選 択肢の１つを提供するために、コントローラ２４は初期プログラミング及びグル コース示度に応答する。１つの動作モードでは、グルコース示度データ入力に応 答してコントローラソフトウエアにより推奨された投薬プロトコルの修正を実施 することにより、ポンプエレメント２８を自動的に作動させるようにコントロー ラ２４を設定することができる。かかる修正された投薬プロトコルの自動的な実 施を、第３図のブロック３２により示す。 １つの重要な変形例として、表示装置２６により患者に視覚的に見えるように 表示することができる推奨された投薬プロトコルを提供するようにコントローラ ソフトウエアを設定することができる。この推奨されたプロトコルの段階を、第 ３図のブロック３４により示す。このフローパスにおいては、第３図のブロック ３６により示すように、患者１２はボタン２２の適当な操作により、推奨された 修正プロトコルを受入れ又は拒否する機会を有する。推奨された修正プロトコル が受入れられた場合は、コントローラ２４はモータを動作させ、そのプロトコル に従って薬剤を送出する。推奨されたプロトコルが拒否された場合は、コントロ ーラ２４は、コントローラ２４内に事前にプログラミングされたプリセット又は デフォルトプロトコルに従って薬剤を送出する。 さらなる変形例として、第３図のブロック３８により示すように、手動で入力 される修正プロトコルを患者が実施できるようにするために、コントローラソフ トウエアがコントローラの動作を調節することができる。このような手動で入力 される修正プロトコルの実施は、提案された修正プロトコルがブロック３６によ って拒否された後に行われるのが一般的であり、その結果、その精密な投与量及 び又は投与のタイミングを、実際の患者の活動度、食事スケジュール等に応じて 変更することができる。 従って、本発明は、現在のグルコース血液レベルの関数として薬剤投薬プロト コルを適合させ及び又は修正するに際して高度の融通性を患者に提供する。投薬 プロトコルは現在の患者の活動度やその他の主観的考察を反映するように調節す ることができ、それにより、実際の投与量やかかる投与のタイミングを、個々の 患者の必要に合わせて個別に定めることができる。 第４図は本発明により動作させることができる薬剤注入装置の変形形態を示す 。図示したように、注入装置は、欧州特許公報第０，５５４，９９５号に開示さ れた一般的なタイプの薬剤送出ペン１０’を備え、この特許をここに援用する。 このペンは、糖尿病患者用のインシュリンのような選択された薬剤を入れたカー トリッジ（図示してない）を受け入れるための全体的に円筒形の軸４０を備える 。引き続く手動のプランジャ押下げ時にダイヤルインの薬剤投与量を患者に投与 できるように、プランジャ４４を所定の距離だけ機械的に引込めるために、ペン の後端上のダイヤル又はノブ４２が回転可能である。ダイヤル４２を回転させる につれて、ペン軸４０上の表示装置２６’が投与すべき量を（典型的には単位で ）表示する。グルコーステストストリップを受け入れ、読取るための組込み式セ ンサのような、前述したタイプのグルコースセンサ又はメータ１６’が送出ペン １０’にデータ入力を提供する。表示装置２６’を介して推奨された薬剤投薬プ ロトコルを提供するために、内部コントローラ（第４図には図示してない）がデ ータ入力に応答する。前記したように、推奨された投与量又は現在の患者の活動 度及び要件に従った修正された投与量を送出するために、患者はダイヤル４２及 びプランジャ４４を操作することができる。引き続くダウンロード及び又は表示 装置のために、内部コントローラは実際の投薬の発生の記録を記憶することもで きる。 第５図は本発明の他の変形形態を示し、ここでは、連続的なグルコースレベル の示度、又は、必要とされるときにとられる示度を読取るために、生体内グルコ ースセンサ１６”が患者の体内に埋込まれた状態が示されている。変形例として 、皮下センサを使用してもよい。 体内埋込みセンサは、同時継続している米国特許出願第２３１，８００号に従 って構成することができ、一方、皮下センサ及び関連センサのインセレーション セット（ｉｎｓｅｒａｔｉｏｎ ｓｅｔ）は、一般的に、米国特許第５，３９０ ，６７１号に従って構成することができる。これらの両方の特許を、ここに援用 する。センサ１６”は、一般的に第１図に示すポンプ１０に従って構成すること ができる薬剤注入装置１０”の一部として提供される適当な受信器に無線遠隔計 測又は赤外線伝送により、適当なグルコースデータ信号を送るのに使用されるト ランスミッタ４６と関連している。このシステムの配置では、無線遠隔計測され るグルコースデータ信号はポンプ１０”に入力され、次に、ポンプ１０”は第３ 図に関する前記のプロトコルのフローパスに従ってポンプコントローラ（図示し てない）を動作させる。 本発明の薬剤注入装置に対する各種のさらなる変形や改良が当業者には明白で あろう。従って、添付の請求の範囲に記載されたものを除いて、前記の説明及び 添付図面は、本発明を限定することを意図するものではない。

【手続補正書】特許法第１８４条の４第４項 【提出日】１９９６年９月１０日 【補正内容】 請求の範囲 １．選択された薬剤の供給品を受け入れ、貯蔵するためのリザーバ手段と、 選択された投与量の薬剤を前記リザーバ手段から患者に送出するための送出 手段と、 選択された薬剤を第１の薬剤投薬プロトコルに従って患者に送出するために 、前記送出手段の動作を推奨するためのコントローラ手段と、 データを前記コントローラ手段に入力するための手段とを備え、前記データ が現在の患者の状態のパラメータを表しており、前記コントローラ手段が第２の 薬剤投薬プロトコルを推奨するために前記データに応答し、 前記コントローラ手段が、前記第１及び第２の薬剤投薬プロトコルのうちか ら選択された一方のプロトコルに従って、前記コントローラ手段が薬剤を患者に 送出することを可能にするための患者がアクセス可能な手動設定手段を備えるこ とを特徴とする薬剤注入装置。 ２．前記薬剤投薬プロトコルに関する情報を表示するための表示手段を更に備え ることを特徴とする、請求の範囲第１項に記載の薬剤注入装置。 ３．患者の状態のパラメータが、現在の血液グルコース示度を含むことを特徴と する、請求の範囲第１項に記載の薬剤注入装置。 ４．前記装置が、前記リザーバ手段と、前記送出手段と、内部に取付けられた前 記コントローラ手段とを有するハウジングを備え、前記データを入力するための 手段が前記ハウジング上に取付けられた血液グルコースセンサを備えることを特 徴とする、請求の範囲第３項に記載の薬剤注入装置。 ５．前記装置が、前記リザーバ手段と、前記送出手段と、内部に取付けられた前 記コントローラ手段とを有するハウジングを備え、前記データを入力するための 手段が、患者に取付けられ、かつ前記コントローラ手段に情報伝達可能に結合さ れた生体内センサを備えることを特徴とする、請求の範囲第３項に記載の薬剤注 入装置。 ６．前記生体内センサが体内埋込みセンサからなることを特徴とする、請求の範 囲第５項に記載の薬剤注入装置。 ７．前記生体内センサが皮下センサからなることを特徴とする、請求の範囲第５ 項に記載の薬剤注入装置。 ８．前記生体内センサが、遠隔計測により前記コントローラ手段に結合されてい ることを特徴とする、請求の範囲第５項に記載の薬剤注入装置。 ９．前記コントローラ手段が、選択された投与量の薬剤を患者に送出するために 前記送出手段を自動的に動作させ、前記手動設定手段が、前記第１及び第２の薬 剤投薬プロトコルのうちから選択された一方のプロトコルに従って、前記コント ローラ手段が薬剤を患者に送出することを可能にすることを特徴とする、請求の 範囲第１に記載の薬剤注入装置。 10．前記コントローラ手段が、第３の手動で入力された薬剤投薬プロトコルに従 って薬剤を送出することを可能にするために、前記手動設定手段が更に動作可能 であることを特徴とする、請求の範囲第１項に記載の薬剤注入装置。 11．前記送出装置を患者が手動で操作可能であることを特徴とする、請求の範囲 第１項に記載の薬剤注入装置。 12．選択された薬剤の供給品を受け入れ、貯蔵するためのリザーバと、選択され た投与量の薬剤を前記リザーバから患者に送出するための送出手段を有する薬剤 注入装置を動作させる方法において、 複数の異なる薬剤投薬プロトコルがプログラミングされたコントローラに現 在の患者の状態のパラメータを表すデータを入力する段階と、 入力データに応答して、コントローラ内にプログラミングされた複数の薬剤 投薬プロトコルのうちから選択されたプロトコルを推奨する段階と、 送出装置を動作させて、推奨された薬剤投薬プロトコルのうちの１つ又は異 なる投薬プロトコルに従って患者に薬剤を送出する段階と、 を含むことを特徴とする、薬剤注入装置を動作させる方法。 13．推奨された投薬プロトコルを表示する段階を更に含むことを特徴とする、請 求の範囲第１２項に記載の方法。 14．患者の状態のパラメータが、現在の血液グルコース示度を含むことを特徴と する、請求の範囲第１２項に記載の方法。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．選択された薬剤の供給品を受け入れ、貯蔵するためのリザーバ手段と、 選択された投与量の薬剤を前記リザーバ手段から患者に送出するための送出 手段と、 薬剤投薬プロトコルを推奨するためのコントローラ手段と、 データを前記手段に入力するための手段とを備え、前記データが現在の患者 の状態のパラメータを表しており、前記コントローラ手段が前記薬剤投薬プロト コルを推奨するために前記データに応答することを特徴とする薬剤注入装置。 ２．前記薬剤投薬プロトコルに関する情報を表示するための表示手段を更に備え ることを特徴とする、請求の範囲第１項に記載の薬剤注入装置。 ３．患者の状態のパラメータが、現在の血液グルコース示度を含むことを特徴と する、請求の範囲第１項に記載の薬剤注入装置。 ４．前記装置が、前記リザーバ手段と、前記送出手段と、内部に取付けられた前 記コントローラ手段とを有するハウジングを備え、前記データを入力するための 手段が前記ハウジング上に取付けられた血液グルコースセンサを備えることを特 徴とする、請求の範囲第３項に記載の薬剤注入装置。 ５．前記装置が、前記リザーバ手段と、前記送出手段と、内部に取付けられた前 記コントローラ手段とを有するハウジングを備え、前記データを入力するための 手段が、患者に取付けられ、かつ前記コントローラ手段に情報伝達可能に結合さ れた生体内センサを備えることを特徴とする、請求の範囲第３項に記載の薬剤注 入装置。 ６．前記生体内センサが体内埋込みセンサからなることを特徴とする、請求の範 囲第５項に記載の薬剤注入装置。 ７．前記生体内センサが皮下センサからなることを特徴とする、請求の範囲第５ 項に記載の薬剤注入装置。 ８．前記生体内センサが遠隔計測により前記コントローラ手段に結合されている ことを特徴とする、請求の範囲第５項に記載の薬剤注入装置。 ９．前記コントローラ手段が選択された投与量の薬剤を患者に送出するために前 記送出手段を自動的に動作させ、前記コントローラ手段が第１の薬剤投薬プロト コル従って前記送出手段を動作させるためにプログラム可能であり、前記コント ローラ手段が第２の薬剤投薬プロトコルを推奨するために前記データに応答し、 前記コントローラ手段が、前記第１及び第２の薬剤投薬プロトコルのうちから選 択された一方のプロトコルに従って前記コントローラ手段が薬剤を患者に送出す ることを可能にするための患者がアクセス可能な手動設定手段を含むことを特徴 とする、請求の範囲第１項に記載の薬剤注入装置。 10．前記コントローラ手段が第３の手動で入力された薬剤投薬プロトコルに従っ て薬剤を送出することを可能にするために、前記手動設定手段が、更に動作可能 であることを特徴とする、請求の範囲第９項に記載の薬剤注入装置。 11．選択された薬剤の供給品を受取り、貯蔵するためのリザーバ手段を有するハ ウジングと、 選択された投与量の薬剤を前記リザーバ手段から患者に送出するための前記 ハウジングに設けられた送出手段と、 複数の異なる薬剤投薬プロトコルのうちの１つを推奨するためのコントロー ラ手段と、 データを前記手段に入力するための手段とを備え、前記データが現在の患者 の状態のパラメータを表しており、前記コントローラ手段が推奨すべき薬剤投薬 プロトコルを選択するために前記データに応答し、 推奨された薬剤投薬プロトコルを表示するための、前記ハウジングに設けら れた表示手段を備えることを特徴とする薬剤注入装置。 12．前記送出手段が、選択された投与量の薬剤を患者に送出するために前記コン トローラ手段により自動的に動作され、前記コントローラ手段が第１の薬剤投薬 プロトコルに従って前記送出手段を動作させるためにプログラム可能であり、前 記コントローラ手段が第２の薬剤投薬プロトコルを推奨するために前記データに 応答し、前記コントローラ手段が、前記第１及び第２の薬剤投薬プロトコルのう ちから選択された一方のプロトコルに従って前記コントローラ手段が薬剤を患者 に送出することを可能にするための患者がアクセス可能な手動設定手 段を含むことを特徴とする請求の範囲第１１項に記載の薬剤注入装置。 13．前記コントローラ手段が、第３の手動入力薬剤投薬プロトコルに従って薬剤 を送出することを可能にするために、前記手動設定手段が、更に動作可能である ことを特徴とする、請求の範囲第１２項に記載の薬剤注入装置。 14．前記送出装置は、患者によって手動で操作可能であることを特徴とする、請 求の範囲第１１項に記載の薬剤注入装置。 15．前記薬剤投薬プロトコルに関する情報を表示するための表示手段を更に備え ることを特徴とする請求の範囲第１１項に記載の薬剤注入装置。 16．前記データを入力するための手段が前記ハウジング上に取付けられた血液グ ルコースセンサを備えることを特徴とする、請求の範囲第１５項に記載の薬剤注 入装置。 17．前記データを入力するための手段が、患者に取付けられかつ前記コントロー ラ手段に情報伝達可能に結合された生体内センサを備えることを特徴とする、請 求の範囲第１５項に記載の薬剤注入装置。 18．前記生体内センサが体内埋込みセンサからなることを特徴とする、請求の範 囲第１７項に記載の薬剤注入装置。 19．前記生体内センサが皮下センサからなることを特徴とする、請求の範囲第１ ７項に記載の薬剤注入装置。 20．前記生体内センサが、遠隔計測により前記コントローラ手段に結合されてい ることを特徴とする、請求の範囲第１７項に記載の薬剤注入装置。 21．選択された薬剤の供給品を受け入れ、貯蔵するためのリザーバと、選択され た投与量の薬剤を前記リザーバから患者に送出するための送出手段を有する薬剤 注入装置を動作させる方法であって、 複数の異なる薬剤投薬プロトコルがプログラミングされたコントローラに現 在の患者の状態のパラメータを表すデータを入力する段階と、 入力データに応答して、コントローラ内にプログラミングされた複数の薬剤 投薬プロトコルから選択されたプロトコルを推奨する段階と、 送出装置を動作させて、推奨された薬剤投薬プロトコルのうちの１つ又は異 なる投薬プロトコルに従って患者に薬剤を送出する段階と、 を含むことを特徴とする、薬剤注入装置を動作させる方法。 22．推奨された投薬プロトコルを表示する段階を更に含むことを特徴とする、請 求の範囲第２１項に記載の方法。 23．患者の状態のパラメータが、現在の血液グルコース示度を含むことを特徴と する、請求の範囲第２１項に記載の方法。