JPH11506993A - 固定ホイールを備え転動して出し入れする車シートシステム - Google Patents

固定ホイールを備え転動して出し入れする車シートシステム

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JPH11506993A
JPH11506993A JP9534766A JP53476697A JPH11506993A JP H11506993 A JPH11506993 A JP H11506993A JP 9534766 A JP9534766 A JP 9534766A JP 53476697 A JP53476697 A JP 53476697A JP H11506993 A JPH11506993 A JP H11506993A
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スマック、ウォイシーチ
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バートランド・フォーレ・コンポーネンツ・リミテッド
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Abstract

(57)【要約】 車シートシステムは、1対の堅い支持構造体に設けられたクッションシート構造体を有する。前側並びに後側接続体は、夫々堅い支持構造体に設けられ、これら接続体が凹所中に夫々入ったときに、車両のフロアに形成された前側並びに後側凹所を横切って延びた前側並びに後側アンカー部材の夫々と解除可能にしっかりと係合する。前側並びに後側ホイール部材は、前記前側並びに後側接続体の近くに設けられ、接続体が夫々(前側並びに後側)凹所から出されたときに、車両のフロアの上方に向いた表面手段と動作的な転動接触を果す。前側凹所と夫々関連した前側トラックは、夫々、前記第1のクッションシート構造体が前方に転動している間に、前側ホイール部材の夫々を案内関係で受けるように、トラック入口位置から前側凹所のベース領域に延びており、ここで、前側接続体が前側アンカー部材の夫々と解除可能にしっかりと係合するのを可能にしている。後側凹所と関連した後側入口位置は、前記第1のクッションシート構造体の後側凹所のベース領域に向かう前方への転動のときに、後側ホイール部材の夫々を、下方に通る関係で受け、また、ここで、夫々の後側アンカー部材と接続手段とが夫々解除可能にしっかりと係合可能となる。このようにして、第1のクッションシート構造体は車両に解除可能に選択的に留められ、また、解除のときに、車両の後側出入り口に出入りするように転動され得る。

Description

【発明の詳細な説明】 固定ホイールを備え転動して出し入れする車シートシステム 発明の分野 本発明は、ミニバン、スポーツ多用途車等の多シート車で使用される取り外し 可能な車シートシステムに関し、特に、車シートシステムを車フロアーに選択的 に固定するように、車フロアーの凹所中に転動し、そこでアンカー部材と着脱可 能に係合するホイール付き自動車シートシステムに関する。 発明の背景 バン、ミニバン、スポーツ多用途車のような多シート車は、運転者並びに前側 搭乗者(第1の列)の車シートの後方に配置され、また、大型の後ドアを介して 選択的に移動可能で取り外し可能な中間(第2の列)と後ろ(第3の列)との車 シートを代表的には、備えている。これら車シートの着脱と移動とは、特に、中 間車シートに対して、幾分面倒であり、また、使用者側にとってかなりの労力を 必要としている。このような車シートの着脱や移動に必要な労力を減じるために 、最近の車シートシステムは、各車シートのそれに対応し、横方向に対向した堅 い支持構造体上の前側並びに後側ホイール部材の装着に頼っている。このような ホイール部材は、車内の設定された位置に車シートを選択的に転がしていくこと を可能にしている。この設定された位置で、これらホイール部材は、支持構造体 の各々に設けられた接続手段により、車のフロアに形成された凹所に対応してウ ンカー部材としっかりと係合することが可能である。かくして、車シートは、車 内の所定の位置に着脱可能に取着される。 車付き自動車シートシステムの1つの従来技術のは、“VEHICLE SE AT ASSEMBLY WITH RETRACTING LATCH/EN GAGING ROLLER SEAT−TO−FLOOR LOCK”として 、Aneiros et al に1994年12月13日に特許された米国特 許No.5,372,398に開示されている。この特許の技術は、ここでは、 参 照として含まれている。 米国特許No.5,372,398に開示されている車シートは、車シートシ ステムの各支持構造体に回転可能に装着された前側並びに後ラッチ部材を使用し ている。これら前側並びに後ラッチ部材は、車シートシステムから後方に突出し た駆動機構を手動操作することにより、互いに反対の方向に同時に回転可能なよ うに、接続ロッドにより一緒に動作的に結合されている。そして、各ラッチ部材 は、フック部と、このフック部に対してずれて、フック部に回転可能に装着され 、互いに軸方向にアラインメントされた1対のホイール部材とを有する。 使用に際しては、Aneiros et alの車シートシステムが車両中に 配置されもしくは車両から除去されるときに、駆動機構が、ホイール部材が車の フロアと動作的に回転接触して車シートシステムを所定の場所に転動できるよう に、ラッチ部材を位置付けるために使用される。車シートが、各前側凹所の前方 に配置された位置付け溝と夫々係合される前側ホイール部材により決定されるよ うな、場所に位置しているときに、駆動機構は、ホイール部材が車のフロアとの 動作的な回転接触から持ち上げられ、フック部が夫々のストライカピンと係合す るように下降されて、車両内に車シートを装着するように、ラッチ部材を回転す るように使用される。 Aneiros et alのような従来の車付きで着脱可能な車シートシス テムは、ホイール部材がうまく移動された後は、車両内に車シートを移動するの に必要な労力はかなり減じられるかも知れないけれども、移動のため、もしくは この移動からホイール部材を引っ込めるために使用者に要求される手動での機敏 性と実際のエネルギーとは、無視できない。また、Aneiros et al の装置を含む従来の装置の複雑なラッチ機構は、車両へのラッチ動作の間に係合 ミスをし易い。このような係合ミスは危険であり、また、好ましくない。さらに 、上記のような複雑な接続機構は、特に、シート機構が車両から取り外されると きに、アラインメント・ミス、曲がり、もしくは、一般的に後での損傷を被る。 このような状態は、車両でのアンカー部材との係合をより難しくし、車両へのラ ッチ動作の間に、係合ミスを生じさせる。また、複雑な接続機構は、製造コスト が高く、これらが他の方法で構成されるよりも弱い強度である。さらに、このよ う な機構は、不必要に重くなり、自動車の非経済性を増し、凹所の外に車シートシ ステムを持ち上げるのに労力を要し、かつ、車シートシステムを他の方法で取り 扱わなければならない。最後に、従来に関わる車付き機構においては、凹所から の車シートシステムの持ち上げは、車シートシステムを取り外す者により、実質 的な機械的な助けがなく、はたされなければならない。これらの全ては、従来の 着脱可能な車付き車シートシステムでの考えられる改良の余地を残している。 車シートの所定の場所への転動を容易に果すホイール部材を使用する車シート システムでの他の本質的な問題点は、中間(第2列)の車シートは、後ろ(第3 列)の車シートの前で車両内に代表的には設置されなければならず、このために 、後ろの車シートの場所を通過させなければならないことである。従って、中間 の車シートは、後ろの車シートのための凹所中に中間の車シートが落ち込まない ような特別な処置をしなければ、後ろの車シートのための凹所内に落ち込んでし まう。 本発明の目的は、車両に対して容易に取り外し並びに再装填ができる転動自動 車シートシステムを提供することである。 本発明の他の目的は、車両との着脱可能な係合を果すための簡単で信頼性のあ る接続機構を備えた転動車シートシステムを提供することである。 本発明の他の目的は、シート構造体の車両の外並びに車両内への転動を促進す るシート構造体に、静止ホイール部材が回転可能に装着される転動車シートシス テムを提供することである。 本発明の他の目的は、夫々のアンカー手段への接続手段の係合をする間に係合 ミスを起こさない車シートシステムを提供することである。 本発明の他の目的は、車両の夫々のアンカー部材からの接続手段の係合の解除 に最小の労力が必要な車シートシステムを提供することである。 本発明の他の目的は、夫々のアンカー手段からの係合の解除に続く凹所からの 車シートシステムの持ち上げがこの車シートシステムにより助けられる車シート システムを提供することである。 本発明の目的は、常時、特に、シート構造体が車両から取り外されるときに、 アラインメントのミス、曲がり、もしくは損傷を生じ難い車シートシステムを提 供することである。 本発明の目的は、同じような有用性を有する従来の車シートシステムと比較し て、製造が容易でかつ安価な車シートシステムを提供することである。 本発明の目的は、同じような有用性を有する従来の車シートシステムと比較し て、一般的に強固である車シートシステムを提供することである。 本発明の目的は、同じような有用性を有する従来の転動車シートシステムと比 較して、重量が軽い車シートシステムを提供することである。 本発明の目的は、中間(第2列)の車シートが後ろ(第3列)の車シートの位 置を越えて車両内で所定位置に容易に転動させることができる車シートシステム を提供することである。 本発明のこれら並びに他の目的は、以下の詳細な説明からより明確になるであ ろう。 発明の概要 本発明に係われば、上方に向いた表面手段を備えたフロア手段を有する、ミニ バンのような自動車で使用さるための車シートシステムが開示されている。また 、このフロア手段は、1対の前側凹所並びに1対の後側凹所とを有し、これら凹 所は、ドライバーや前側搭乗者用の自動車の第1列のシートの後ろに代表的には 位置される。また、これら凹所は、車両の長手軸に対して、上方に向いた表面手 段の下方で延びるように配置されている。さらに、これら凹所は、上方に向いた 表面手段の下の位置で、夫々前側凹所並びに後側凹所を横切るように延びた前側 アンカー部材並びに後側アンカー部材を有する。この車シートシステムは、第1 のクッションシート構造体と、この第1のクッションシート構造体の横方向に対 向した端部近くに、この第1のクッションシート構造体を装着するように、配置 された第1の対の堅い支持構造体とを具備する。前側接続手段は、前記前側凹所 中にこれら前側接続手段が入ったときに前記前側アンカー部材の夫々と解除可能 にしっかりと係合するように、夫々堅い支持構造体に設けられている。また、後 側接続手段は、前記後側凹所中にこれら後側接続手段が入ったときに前記後側ア ンカー部材の夫々と解除可能にしっかりと係合するように、夫々堅い支持構造体 に 設けられている。前側並びに後側ホイール部材は、前記前側並びに後側接続手段 の近くで前記第1の対の堅い支持構造体の各々に装着され、前側並びに後側接続 手段が前側並びに後側凹所から出されたときに、車両の前記上方に向いた表面手 段と動作的な転動接触を果す。1対の前側トラック手段は、各々が前側凹所の後 ろで上方に向いた表面手段の前のトラック入口位置から、上方に向いた表面手段 の下に位置する前側凹所のベース領域に向かって前下方に延びるように、前記前 側凹所の対と夫々関連している。1対の後側入口位置は、前記後側凹所がこれら 後側入口位置から前方に位置されるように、前記後側凹所の対と夫々関連してい る。前記前側トラック手段は、夫々、前記第1のクッションシート構造体が前方 に転動している間に、前側ホイール部材の夫々を案内関係で受けるようにフロア 手段上に位置され、この後、続く前方への転動の間に、トラック入口位置から前 側凹所のベース領域に、各前側ホイール部材を案内し、ここで、前側接続手段が 前側アンカー部材の夫々と解除可能にしっかりと係合するのを可能にし、かくし て、第1のクッションシート構造体を車両に解除可能に留めるように成形並びに 寸法付けされている。そして、前記後側入口位置は、前記第1のクッションシー ト構造体の前方への転動のときに、後側ホイール部材の夫々を、下方に通る関係 で受け、また、この後の後側入口位置から後側凹所のベース領域への連続した前 方への転動のときに、後側凹所中に後側ホイール部材が入ることを可能にし、こ こで、夫々の後側アンカー部材と後側接続手段が夫々解除可能にしっかりと係合 可能とし、かくして、第1のクッションシート構造体を車両に解除可能に留める ように、位置されている。 図面の簡単な説明 他の目的並びに効果と同様に、構造、機能、使用、並びに動作方法に関して、 本発明に係わる車シートシステムの特徴であると信じられる新規な態様は、本発 明の好ましい実施の形態が例として示された以下の図面から良く理解できるであ ろう。しかし、図面は説明並びに記載のためのものであり、本発明の制限の規定 として意図したものではない。本発明の実施の形態は、以下に説明する添付の図 面に関連した例により説明される。 図1は、中間(第2列)の車シートが車両内に設置され、また車両は仮想線で 部分的に示された、本発明に係わる車シートシステムの好ましい実施の形態の斜 視図である。 図2は、中間(第2列)の車シートが車両内に完全に設置された、図1と同様 の斜視図である。 図3は、後ろ(第3列)の車シートもまた車両内に設置された、図2と同様の 斜視図である。 図4は、後ろ(第3列)の車シートが車両内に完全に設置された、図3と同様 の斜視図である。 図5は、中間(第2列)の車シートが車両内に設置される状態を示す図1の車 シートシステムの好ましい実施の形態の断面した側面図である。 図6は、中間(第2列)の支持構造体の前部が夫々の前側凹所内に位置される ように中間(第2)の車シートが所定位置に部分的に位置しており、かつ、支持 構造体の後部が夫々の後側凹所内へ下降される状態の、図5と同様の図である。 図7は、中間(第2)の車シートの支持構造体の後部が夫々の後側凹所内に位 置されている以外は、図6と同様の図である。 図8は、後ろ(第3列)の車シートも車両内に設置される状態の図7と同様の 図である。 図9は、後ろ(第3列)の車シートの支持構造体の前部が夫々の前側凹所内に 位置し、また、支持構造体の後部が夫々の後側凹所内に下降されるように、後の (第3列)の車シートが部分的に位置された、図8と同様の図である。 図10は、後ろ(第3列)の車シートの支持構造体の後部が夫々の後側凹所内 に位置されている以外に、図9と同様の図である。 図11は、車シートが車シートの続く取り外しのために解放される後側ロック 手段を備えた状態で、中間(第2)の車シートのみを示す、図1の車シートシス テムの好ましい実施の形態の断面、側面図である。 図12は、中間(第2)の車シートが部分的に除去された、図11と同様の図 である。 図13は、中間(第2)の車シートと後ろ(第3列)の車シートとの両方が完 全に車両内に設置されてるときの、前記図の車シートシステムのホイール部材の 位置を図式的に示す、図1ないし図12の車両のフロアの平面図である。 好ましい実施の形態の詳細な説明 図1ないし図13には、本発明に係わる車シートシステムの好ましい実施の形 態が、参照符号20で示されている。この車シートシステム20は、既知のカー ペット材により覆われ、上方に向いた表面手段26を備えたフロア手段23を備 えた車両22に使用される。 前記フロア手段23は、車両22の長手軸“A”(図1を参照)に対して位置 された1対の前側凹所24と、1対の後側凹所25とを有する。これら前側凹所 24と後側凹所25とは、上方に向いた表面手段26の下に延びており、また、 車両22のフロア手段23の一部として形成されている。前側アンカー部材27 と後側アンカー部材28とは、夫々、上方に向いた表面手段26の下方位置で、 前側凹所24と後側凹所25とを横切って延びている。また、フロア手段23は 、車両22の長手軸“A”に対して位置された第2の対の前側凹所24と後側凹 所25とを、第1の対の前側凹所24と後側凹所25の後方に有する。これら第 2の対の前側凹所24と後側凹所25とも、また、上方に向いた表面手段26の 下に延びており、車両22のフロア手段23の一部として形成されている。第2 の前側アンカー部材27と後側アンカー部材28とは、夫々、上方に向いた表面 手段26の下方位置で、前記第2の凹所24と後側凹所25とを横切って延びて いる。これらアンカー部材27,28は、好ましくは、ほぼ円形の断面形状を有 し、溶接等の既知の手段により所定位置に取着されている。 図1ないし図4から最も良く見れるように、本発明に係わる車シートシステム は、ドライバーの前列シート構造(図示せず)の後ろに続いて位置された2つの シート集合体を有する。第1のシート集合体は、参照符号30で示されており、 “第2列”もしくは“中間”のシート構造体とこの分野では度々称されているけ れど、簡単さと一貫性のために、ここでは“第1のシート集合体”と称されてい る。同様に、第2のシート集合体は、“第3列”もしくは“後ろ”のシート集合 体とこの分野では度々称されているけれど、簡単さと一貫性のために、ここでは “第2のシート集合体”と称され、添付の図面では参照符号30´で示されてい る。これら第1並びに第2のシート集合体30,30´の両者は、リアドア用の 開口29を介して、車両22中に、また車両から外に移動され得る。第1のシー ト集合体30は、図1に最も良く示すように、リアドア用の開口29を介して車 両22内に最初は配置される。そして、図2に最も良く示すように、第1の対の 前側凹所24並びに後側凹所25により、後で詳述するような方法で、受けられ るように所定位置に転動される。そして、第2の車シート集合体30´は、図3 に最も良く示すように、リアドア用の開口29を介して車両22内に配置それ、 そして、図4に最も良く示すように、第2の対の前側凹所24´並びに後側凹所 25´により受けられるように所定位置に同様に転動される。 前記第1のシート集合体30と第2のシート集合体30´とは、以下に詳細に 説明するように、ホイール部材の横方向の変位における相違以外は、実質的に同 一であるが、必ずしも同一でなくても良い。従って、第1のシート集合体30の 構造のみを、単純化のために以下に詳細に説明する。しかし、この説明は、第2 のシート集合体30´にもまた適用され、これに設けられた類似の部品は、夫々 の符号の後にダッシュ(´)を付した同じ参照符号を使用して図面で示されてい ることが当業者には容易に理解できよう。 前側シート集合体30は、第1のクッションシート構造体40と、この第1の クッションシート構造体40に近接して横方向に対向した端部に設けられた第1 の対の堅い支持構造体42とを有する。この第1の対の堅い支持構造体42は、 前側クロスバー47並びに後側クロスバー43により通常の方法で互いに強固に 接続されている。また、前記第1のクッションシート構造体40は、この産業で 既知のように、適当な従来の方法で、第1の対の堅い支持構造体42の上に装着 されている。図面に示す好ましい実施の形態において、装着は、第1のクッショ ンシート構造体40に、これの下側が近接して強固に夫々固定された前側クロス 支持体49並びに後側クロス支持体48によりなされる。これらクロス支持体4 9,48は、第1のクッションシート構造体40のほぼ全幅に渡って横方向に延 びており、夫々上方に向いた前側受けブラケット35並びに後側受けブラケット 33に、既知のようにボルト留めされている。これらブラケット35,33は、 図示のように、堅い支持構造体42の各々に、溶接もしくは動作的に固定されて いる。 参照符号50により示されるような前側接続手段は、前側凹所24中に前側接 続手段が入ったときに、前側アンカー部材27の夫々と、着脱可能にしっかりと 係合するように設定されている。詳述すると、各前側接続手段50は、夫々の堅 い支持構造体42に形成され、一端が開口したスロット51を有し、このスロッ ト51は、以下に詳述するように、夫々の前側アンカー部材27を囲んでアンカ ー留めの係合を果す。このような前側接続手段は、既知の構成であり、米国特許 No.4,773,693に示されたのと同じ一般的な形式のものである。この 特許の技術は、ここでは、参照として含まれている。 参照符号52で示されるような後側接続手段は、、堅い支持構造体42の各々 に通常の方法で装着されており、後側凹所25中に後側接続手段52が入ったと きに、後側アンカー部材の夫々と着脱可能にしっかりと係合するように設定され ている。詳述すると、後側接続手段52の各々は、対応する後側凹所25中に後 側接続手段52が入ったときに、後側アンカー部材28の夫々と着脱可能にしっ かりと係合するように、対応した堅い支持構造体42に回動可能に装着された後 側フック部材53を有する。これらフック部材53は、例えば、ねじ締付け結合 により、所定位置に取着されたクロスバー55により互いに接続されており、フ ック部材53の一致かつ等価の回動を果す。トーションバネ57の夫々は、フッ ク部材53を後側アンカー部材28とラッチ係合するように付勢する。そして、 クロスバー55の手動操作によりラッチ係合は解除される。この図示された後側 接続手段52もまた、米国特許No.4,773,693に記載されたものを含 む既知の動作的な形態をとり得る。しかし、この特許に示された特別な形状に限 定されるものではない。 前側ホイール部材60と後側ホイール部材62とは、前側接続手段50と後側 接続手段52とが夫々前側凹所24と後側凹所25とから外されたときに、車両 22の上方に向いた表面手段26と動作的に回転接触するように、前側接続手段 50と後側接続手段52とに夫々近接するようにして、第1の対の堅い支持構造 体42の各々の外側に回転自在に装着されている。前側ホイール部材60は、後 側凹所25中に落ち込むことが無く後側凹所25上を通過できるように、好まし くは、後側ホイール部材62よりも大きい直径を有する。また、前側ホイール部 材60は、後述する理由により、弾性的に圧縮可能なゴム材から形成されること が好ましい。 1対の前側トラック手段70が、1対の前側凹所24の各々と関連して設けら れている。各前側トラック手段70は、夫々の前側凹所24の後ろで、かつ上方 に向いた面の上のトラック入口位置から、夫々の前側凹所24のベース領域21 に向かって前下方に延びている。このベース領域21は、上に向いた表面手段2 6の下方に位置している。また、各前側トラック手段70は、車両22の後側ド ア開口29に向かって、夫々のトラック入口位置72から、上方に向いた表面手 段26の上で後方に水平に延びた前側トラック延長部74を有する。この前側ト ラック延長部74は、好ましくは、前側トラック延長部74に関連した前側凹所 24の直ぐ後で後側凹所25の近くの位置に後方へと長く延びている。このよう にして、前側トラック延長部74は、第1のクッション・シート構造体40の前 側凹所24に向かう前方への転動のときに、夫々の前側ホイール部材60のため の案内路を提供している。 前記前側トラック手段70は、図5に最も良く示すような位置から始動する、 第1のクッション・シート構造体40の前方への転動のときに、前側ホイール部 材60の各々を、案内する関係で受け入れるように、フロアー手段23上に、夫 々位置されている。前側トラック手段70は、図5に最も良く示すような位置か ら、図6に最も良く示すような関連した前側凹所24のベース領域21に、連続 した転動のときに、前側ホイール部材60の夫々を後で案内するような形状並び にディメンションに設定されている。ここで、前側接続手段50は、前側アンカ ー部材27の各々と着脱可能にしっかりと係合され、この結果、第1のクッショ ン・シート構造体40を車両に解放可能にアンカー留めする。 各前側接続手段50の一端が開口したスロット51は、このスロット51の下 端53に、上後方に傾斜したカム面54を有する。このカム面は、前述したよう に各前側凹所24のベース領域21へ、対応した堅い支持構造体42が入るとき に、各前側アンカー部材27の下面と除々に係合する。かくして、各堅い支持構 造体42に形成され、一端が開口したスロット51は、前側ホイール部材60が 前側凹所24並びに後側凹所25のベース領域21、31内に位置されるときに 、夫々前側アンカー部材27を囲んだアンカー留めの係合を果す。前述したよう に、各前側部材24のベース領域21内に対応した堅い支持部材が転動して入る ときに、各前側アンカー部材27の下面と除々に係合する場合、この除々の係合 により、前側凹所24のベース領域21に対して弾性的に圧接された状態に前側 ホイール部材60はなる。このような弾性的な圧接は、後側接続手段52が後側 アンカー手段28から係合が解除されたときに、後側凹所25から前側自動車シ ート30もしくは後側自動車シート30´の後方位置の続く上昇を助ける。 また、図6に示すように、第1のクッシュン・シート構造体40の後部の上前 方への上昇の結果の後側凹所25からの後側ホイール部材62の続く排出のとき に、一端が開口したスロット51により、堅い支持構造体42とこれに取着され たクッションシート構造体40の、前側アンカー部材27を中心とする上前方の 回動が果される。 自動車シートの取り外しのために、一端が開口したスロット51は、前側アン カー部材27を中心とする堅い支持構造体42の上前方への回動の範囲を選定す ることが無く、囲んだアンカー留めによる係合からの前側アンカー部材27の解 放を果す。この回動の間、前側ホイール部材60は、各前側トラック手段70と 動作的に転動接触するように位置され、トラック入口位置72への各前側トラッ ク手段70に沿う上後方への回動が可能となる。この後、前側ホイール部材60 は、前側トラック延長部74と、そして、後側凹所25を通過した後は、車両2 2の上方に向いた表面手段26と動作的に転動接触する。かくして、車両22の 後側ドア開口からの第1のクッションシート構造体40の続く後方への転動取り 出しが可能となる。 1対の後側入口位置82は、後側凹所25が夫々後側入口位置82の前方に位 置されるように、対をなす凹所25と互いに関連している。後側入口位置82は 、夫々の後側入口位置82への第1のクッションシート構造体40の前方への転 動のときに、後側ホイール部材62の夫々を下方への通過する状態で、受けるよ う に、フロア手段23上に夫々位置されている。後側入口位置82は、対応した後 側凹所25のベース領域31への夫々の後側入口位置82からの続く前方向の転 動のときに、夫々の後側凹所25中への後側ホイール部材62の各々が後に入る ことが可能なように、夫々位置されている。そして、うしろこの位置で、接続手 段52は、後側アンカー部材28の夫々と解除可能にしっかりと係合することが 可能となり、堅い支持構造体、並びにこれに装着された第1のクッションシート 構造体40を車両22に取り外し可能にアンカー留めする。 図示の好ましい実施の形態において、1対の後側トラック手段80は、対をな す後側凹所25と夫々関連されている。そして、後側トラック手段80は、各後 側凹所25の後方で上方に向いた表面の後方に位置する後側入口位置82から( 前側トラック手段70よりも急激に)前下方に、上方に向いた表面手段26の下 に位置した後側凹所25のベース領域31に向かって延びている。また、これら 後側トラック手段80は、夫々の後側入口位置82からの第1のクッションシー ト構造体40の前方への転動のときに、後側ホイール部材62の各々を案内した 状態で受けるように、フロア手段23上に夫々位置されている。この後に、後側 トラック手段80は、続く前方への転動のときに、後側凹所25のベース領域3 1に後側入口位置82から後側ホイール部材62の各々を案内し、また、ここで 、第1のクッションシート構造体40を車両22に解除可能に留めるように、後 側アンカー部材28の夫々に解除可能に強固に後側接続手段52を係合可能とす る、形状とディメンションとを有する。 各後側トラック手段80は、これと関連した後側入口位置82から車両22の 付与方向に、上方に向いた表面手段26の後方で、長く後方に延びた後側トラッ ク延出部84を有する。この後側トラック延長部84は、後側凹所25方向への 第1のクッションシート構造体40の前方への転動のときに、後側ホイール部材 62のための案内路を提供する。 前側トラック延出部74と後側トラック延出部84とは、互いに長手方向でア ラインメントされている。従って、車両のシートの夫々別側に装着された前側並 びに後側ホイール部材60,62は、前側トラック延出部74と後側トラック延 出部84との両方の上を通る。前側トラック延出部74と後側トラック延出部8 4との間に位置する後側凹所25の部分中に前側ホイール部材60が落下するの を防止するために、前側凹所24の夫々と関連したトラック入口位置72方向へ の第1のクッションシート構造体40前方への転動のときに、前側ホイール部材 60が後側凹所25上方を通ることを可能にするように、前側トラック延出部7 4と後側トラック延出部84との間の長手方向の距離は、前側ホイール部材60 の直径よりも短いが、後側ホイール部材62の直径よりも長い。 図1ないし図4から良くわかるように、前側ホイール部材60と後側ホイール 部材62とは、第1の対の堅い支持構造体42の外側に、これら構造体42に対 して横方向に間隔を有し、かつ前側トラック手段70、前側トラック延長部74 、後側トラック手段80並びに後側トラック延長部84とは等しく横方向に離間 した関係で、好ましくは、装着されている。 図5ないし図12から良くわかるように、各前側ホイール部材60は、前側ホ イール部材60が対応する後側ホイール部材62から長手方向に離間した関係で 、第1の対の堅い支持構造体42の外側に前述したように装着されている。理解 できるように、この長手方向に離間した関係は、夫々前側並びに後側凹所60, 62を収容する前側並びに後側凹所24,25の横方向に離間した関係と等しい 。 図示の好ましい実施の形態において、前側トラック手段70と、前側トラック 延長部74と、後側トラック手段80と、後側トラック延長部84とは、前側凹 所のライナー78と、後側凹所のライナー88と一緒に、合成樹脂により一体的 にモールド成型して形成されている。 上述したように、本発明の好ましい実施の形態の車シートシステム20は、ま た、第1のシート集合体30と実質的に等しく、第2のクッションシート構造体 40´と、第2の対の堅い支持構造体42´と、第2の前側接続手段50´と、 第2の後側接続手段52´と、第2の前側並びに後側ホイール部材60´62´ と、第2の対の前側トラック手段70´と、第2のトラック入口位置72´と、 第2の前側トラック延長部74´と、第2の前側凹所のライナー78´と、第2 の対の後側トラック手段80´と、第2の後側入口位置82´と、第2の後側ト ラック延長部84´と、第2の後側凹所のライナー88´とを有する。 図13から最も良くわかるように、第2の対の堅い支持構造体42´は、第1 の対の堅い支持構造体間の横方向の間隔に実質的に等しい距離で互いに横方向に 離間されている。さらに、前述したのと同様に第2の前側凹所24´並びに第2 の後側凹所25´の中に夫々転動するように第2の前側ホイール部材60´並び に第2の後側ホイール部材62´が、第2の前側トラック手段70´並びに第2 の後側トラック手段80´とにのみ動作的にアラインメントするように以下の組 み合わせによりなっている。即ち、前側ホイール部材60´と後側ホイール部材 62´とは、第2の前側トラック手段70´と、第2の前側トラック延長部74 ´と、第2の後側トラック手段80´と、第2の後側トラック延長部84´の横 方向に離間した関係と同様の横方向に離間した関係で、第2の対の堅い支持構造 体42´の内側に、夫々装着されている。かくして、内側の第2の対の前側ホイ ール部材60´並びに後側ホイール部材62´は、第1の対の前側凹所24並び に後側凹所25中に入ることはできない。また、外側の第1の対の前側ホイール 部材60並びに後側ホイール部材62は、第2の対の前側凹所24´並びに後側 凹所25´中に入ることはできない。このようにして、第1のシート集合体30 は、第2のシート集合体30´の位置で係合せず、適当な位置へとここを通過す るように転動するであろう。そして、第2のシート集合体30´は、第1のシー ト集合体30´の位置で係合せず、適当な位置を最初に通過するように転動した 場合には適当な位置へと容易に戻ることができる。これは、シートベルト留め位 置もしくは第1のシート集合体30の装填のようなデザイン上の考慮が第2のシ ート集合体30´に対してとは異なる場合に、特に重要である。 使用に際して、本発明の車シートシステム20は、図5ないし図12を参照し て説明されるように、以下のように機能する。これら図面は、前側シート集合体 30と後側シート集合体30´との車両22中への設置及び続くこれらの取り出 しを示す。第1のシート集合体30は、最初に、リアドア用の開口29を介して 車両22内に持ち上げられ、そして、図5に仮想線で示されるように、第2のシ ート集合体30´のための第2の前側凹所24´並びに後側凹所25´を通過し て転動される。さらに、このシート集合体30は、前側ホイール部材60が夫々 トラック入口位置72に達するまで、図5に矢印Bにより示されるように、第1 の前側凹所24並びに後側凹所25方向に転動される。この第1のシート集合体 30の連続した前方への転動の間に、図6で矢印Cにより示されているように、 前側トラック手段70に沿って下方に転動し、前側ホイール部材60が夫々の前 側凹所24のベース領域21に達する。そこで、前側接続手段50は、前側アン カー部材27と夫々解除可能にしっかりと係合するようになる。そして、第1の シート集合体30の後部は、後側アンカー部材28へと使用者により下降され、 フック部材53の傾斜した接触部56は、トーションバネ57に対してフック部 材53が回動するように、後側アンカー部材28と摺動可能に接触する。かくし て、フック部材53は後側アンカー部材28の周りで進む。そして、フック部材 53は、後側アンカー部材28とこれを囲むようにして係合し、図7で最も良く わかるように、車両22に第1のシート集合体30を解除可能に留める。 そして、第2のシート集合体30´は、リアドア用の開口29を介して車両2 2中に持ち上げられ、第1のシート集合体30と類似の方法で、図8で最も良く わかるように所定位置に転動される。第2のシート集合体30´の連続した前方 への転動の間、前側ホイール部材60´は夫々前側トラック手段70´に沿って 下方に転動し、図9で最も良くわかるように、前側ホイール部材60´は夫々の 前側凹所24´のベース領域21´に達する。そして、第2のシート集合体30 ´の後部は、後側アンカー部材28´上に下降され、フック部材53´は後側ア ンカー部材28´の周りで進み、後側アンカー部材28´と、これを囲むように 係合する。かくして、第2のシート集合体30´は、図10で最も良くわかるよ うに、車両22に解除可能に留められる。 弾性的に圧縮可能なゴム材で好ましくは形成された前側ホイール部材60は、 比較的おおきなサイズなので、後側フック部材53と後側アンカー部材28との 解除可能なしっかりとした係合により弾性的に圧縮された状態で保持される。 第1のシート集合体30を車両22から取り出すために、互いに2つの後側接 続部材52と接触したクロスバー55は、図11に矢印“D”により示されるよ うに、使用者により持ち上げられる。この結果、後側アンカー部材28と後側フ ック部材53との係合は解除されて、図12に矢印“E”により示されるように 、上述した弾性的に圧縮された状態から前側ホイール部材60は解放される。か く して、堅い支持構造体42、並びに図12に矢印“F”により示されるように、 装着された第1のクッションシート構造体40の前側アンカー部材27を中心と した上前方への回動を使用者が果し得るようになる。従って、第1のシート集合 体30は、図12に矢印“G”により示されるように、リアドア用の開口29に 向かって後方に転動され得る。同様の解除技術は、第2のシート集合体30´に 対しても利用される。 本発明の他の目的、効果、態様、並びに特徴と、構造の関連した部材の動作並 びに機能の方法と、部材の組み合わせと、製造における経済性とは、添付図面を 参照した、後述する請求の範囲並びに詳細な説明を考慮してより明確になるであ ろう。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1998年4月9日 【補正内容】 明細書 固定ホイールを備え転動して出し入れする車シートシステム 発明の分野 本発明は、ミニバン、スポーツ多用途車等の多シート車で使用される取り外し 可能な車シートシステムに関し、特に、車シートシステムを車フロアーに選択的 に固定するように、車フロアーの凹所中に転動し、そこでアンカー部材と着脱可 能に係合するホイール付き自動車シートシステムに関する。 発明の背景 バン、ミニバン、スポーツ多用途車のような多シート車は、運転者並びに前側 搭乗者(第1の列)の車シートの後方に配置され、また、大型の後ドアを介して 選択的に移動可能で取り外し可能な中間(第2の列)と後ろ(第3の列)との車 シートを代表的には、備えている。これら車シートの着脱と移動とは、特に、中 間車シートに対して、幾分面倒であり、また、使用者側にとってかなりの労力を 必要としている。このような車シートの着脱や移動に必要な労力を減じるために 、最近の車シートシステムは、各車シートの下側に対応し、横方向に対向した堅 い支持構造体上の前側並びに後側ホイール部材の装着に頼っている。このような ホイール部材は、車内の設定された位置に車シートを選択的に転がしていくこと を可能にしている。この設定された位置で、これらホイール部材は、支持構造体 の各々に設けられた接続手段により、車のフロアに形成された凹所に対応してウ ンカー部材としっかりと係合することが可能である。かくして、車シートは、車 内の所定の位置に着脱可能に取着される。 車付き自動車シートシステムの1つの従来技術のは、“VEHICLE SE AT ASSEMBLY WITH RETRACTING LATCH/EN GAGING ROLLER SEAT−TO−FLOOR LOCK”として 、Aneiros et al に1994年12月13日に特許された米国特 許No.5,372,398に開示されている。 米国特許No.5,372,398に開示されている車シートは、車シートシ ステムの各支持構造体に回転可能に装着された前側並びに後ラッチ部材を使用し ている。これら前側並びに後ラッチ部材は、車シートシステムから後方に突出し た駆動機構を手動操作することにより、互いに反対の方向に同時に回転可能なよ うに、接続ロッドにより一緒に動作的に結合されている。そして、各ラッチ部材 は、フック部と、このフック部に対してずれて、フック部に回転可能に装着され 、互いに軸方向にアラインメントされた1対のホイール部材とを有する。 使用に際しては、Aneiros et alの車シートシステムが車両中に 配置されもしくは車両から除去されるときに、駆動機構が、ホイール部材が車の フロアと動作的に回転接触して車シートシステムを所定の場所に転動できるよう に、ラッチ部材を位置付けるために使用される。車シートが、各前側凹所の前方 に配置された位置付け溝と夫々係合される前側ホイール部材により決定されるよ うな、場所に位置しているときに、駆動機構は、ホイール部材が車のフロアとの 動作的な回転接触から持ち上げられ、フック部が夫々のストライカピンと係合す るように下降されて、車両内に車シートを装着するように、ラッチ部材を回転す るように使用される。 Aneiros et alのような従来の車付きで着脱可能な車シートシス テムは、ホイール部材がうまく移動された後は、車両内に車シートを移動するの に必要な労力はかなり減じられるかも知れないけれども、移動のため、もしくは この移動からホイール部材を引っ込めるために使用者に要求される手動での機敏 性と実際のエネルギーとは、無視できない。また、Aneiros et al の装置を含む従来の装置の複雑なラッチ機構は、車両へのラッチ動作の間に係合 ミスをし易い。このような係合ミスは危険であり、また、好ましくない。さらに 、上記のような複雑な接続機構は、特に、シート機構が車両から取り外されると きに、アラインメント・ミス、曲がり、もしくは、一般的に後での損傷を被る。 このような状態は、車両でのアンカー部材との係合をより難しくし、車両へのラ ッチ動作の間に、係合ミスを生じさせる。また、複雑な接続機構は、製造コスト が高く、これらが他の方法で構成されるよりも弱い強度である。さらに、このよ うな機構は、不必要に重くなり、自動車の非経済性を増し、凹所の外に車シート シ ステムを持ち上げるのに労力を要し、かつ、車シートシステムを他の方法で取り 扱わなければならない。最後に、従来に関わる車付き機構においては、凹所から の車シートシステムの持ち上げは、車シートシステムを取り外す者により、実質 的な機械的な助けがなく、はたされなければならない。これらの全ては、従来の 着脱可能な車付き車シートシステムでの改良の余地を残している。 車シートの所定の場所への転動を容易に果すホイール部材を使用する車シート システムでの他の本質的な問題点は、中間(第2列)の車シートは、後ろ(第3 列)の車シートの前で車両内に代表的には設置されなければならず、このために 、後ろの車シートの場所を通過させなければならないことである。従って、中間 の車シートは、後ろの車シートのための凹所中に中間の車シートが落ち込まない ような特別な処置をしなければ、後ろの車シートのための凹所内に落ち込んでし まう。 本発明の目的は、車両に対して容易に取り外し並びに再装填ができる転動自動 車シートシステムを提供することである。 本発明の他の目的は、車両との着脱可能な係合を果すための簡単で信頼性のあ る接続機構を備えた転動車シートシステムを提供することである。 本発明の他の目的は、シート構造体の車両の外並びに車両内への転動を促進す るシート構造体に、静止ホイール部材が回転可能に装着される転動車シートシス テムを提供することである。 本発明の他の目的は、夫々のアンカー手段への接続手段の係合をする間に係合 ミスを起こさない車シートシステムを提供することである。 本発明の他の目的は、車両の夫々のアンカー部材からの接続手段の係合の解除 に最小の労力が必要な車シートシステムを提供することである。 本発明の他の目的は、夫々のアンカー手段からの係合の解除に続く凹所からの 車シートシステムの持ち上げがこの車シートシステムにより助けられる車シート システムを提供することである。 本発明の目的は、常時、特に、シート構造体が車両から取り外されるときに、 アラインメントのミス、曲がり、もしくは損傷を生じ難いところの車シートシス テムを提 33に、既知のようにボルト留めされている。これらブラケット35,33は、 図示のように、堅い支持構造体42の各々に、溶接もしくは動作的に固定されて いる。 参照符号50により示されるような前側接続手段は、前側凹所24中に前側接 続手段が入ったときに、前側アンカー部材27の夫々と、着脱可能にしっかりと 係合するように設定されている。詳述すると、各前側接続手段50は、夫々の堅 い支持構造体42に形成され、一端が開口したスロット51を有し、このスロッ ト51は、以下に詳述するように、夫々の前側アンカー部材27を囲んでアンカ ー留めの係合を果す。このような前側接続手段は、既知の構成であり、米国特許 No.4,773,693に示されたのと同じ一般的な形式のものである。 参照符号52で示されるような後側接続手段は、、堅い支持構造体42の各々 に通常の方法で装着されており、後側凹所25中に後側接続手段52が入ったと きに、後側アンカー部材の夫々と着脱可能にしっかりと係合するように設定され ている。詳述すると、後側接続手段52の各々は、対応する後側凹所25中に後 側接続手段52が入ったときに、後側アンカー部材28の夫々と着脱可能にしっ かりと係合するように、対応した堅い支持構造体42に回動可能に装着された後 側フック部材53を有する。これらフック部材53は、例えば、ねじ締付け結合 により、所定位置に取着されたクロスバー55により互いに接続されており、フ ック部材53の一致かつ等価の回動を果す。トーションバネ57の夫々は、フッ ク部材53を後側アンカー部材28とラッチ係合するように付勢する。そして、 クロスバー55の手動操作によりラッチ係合は解除される。この図示された後側 接続手段52もまた、米国特許No.4,773,693に記載されたものを含 む既知の動作的な形態をとり得る。しかし、この特許に示された特別な形状に限 定されるものではない。 前側ホイール部材60と後側ホイール部材62とは、前側接続手段50と後側 接続手段52とが夫々前側凹所24と後側凹所25とから外されたときに、車両 22の上方に向いた表面手段26と動作的に回転接触するように、前側接続手段 50と後側接続手段52とに夫々近接するようにして、第1の対の堅い支持構造 して、堅い支持構造体42、並びに図12に矢印“F”により示されるように、 装着された第1のクッションシート構造体40の前側アンカー部材27を中心と した上前方への回動を使用者が果し得るようになる。従って、第1のシート集合 体30は、図12に矢印“G”により示されるように、リアドア用の開口29に 向かって後方に転動され得る。同様の解除技術は、第2のシート集合体30´に 対しても利用される。 請求の範囲 1.上方に向いた表面手段と、車両の長手軸に沿って配置され、上方に向いた 表面手段の下で延びた1対の前側凹所並びに1対の後側凹所と、上方に向いた表 面手段の下の位置で、夫々前側凹所並びに後側凹所を横切るように延びた前側ア ンカー部材並びに後側アンカー部材とを備えたフロア手段を有する車両と共に使 用される車シートシステムであり、この車シートシステムは、 第1のクッションシート構造体と、 この第1のクッションシート構造体の横方向に対向した端部近くに、この第1 のクッションシート構造体を装着するように、配置された第1の対の堅い支持構 造体と、 夫々堅い支持構造体に設けられ、前記前側凹所中に入ったときに前記前側アン カー部材の夫々と解除可能にしっかりと係合する前側接続手段と、 夫々堅い支持構造体に設けられ、前記後側凹所中に入ったときに前記後側アン カー部材の夫々と解除可能にしっかりと係合する後側接続手段と、 前記前側並びに後側接続手段の近くで前記第1の対の堅い支持構造体の各々に 装着され、前側並びに後側接続手段が前側並びに後側凹所から出されたときに、 車両の前記上方に向いた表面手段と動作的な転動接触を果す前側並びに後側ホイ ール部材と、 各々が前側凹所の後側で上方に向いた表面手段の前側のトラック入口位置から 、上方に向いた表面手段の下に位置する前側凹所のベース領域に向かって前下方 に延びるように、前記前側凹所の対と夫々関連した1対の前側トラック手段と、 前記後側凹所が前方に位置されるように、前記後側凹所の対と夫々関連した1 対の後側入口位置とを具備し、 前記前側トラック手段は、夫々、前記第1のクッションシート構造体が前方に 転動している間に、前側ホイール部材の夫々を案内関係で受けるようにフロア手 段上に位置され、この後、続く前方への転動の間に、トラック入口位置から前側 凹所のベース領域に、各前側ホイール部材を案内し、ここで、前側接続手段が前 側アンカー部材の夫々と解除可能にしっかりと係合するのを可能にし、かくして 、 第1のクッションシート構造体を車両に解除可能に留めるように成形並びに寸法 付けされており、そして 前記後側入口位置は、前記第1のクッションシート構造本の前方への転動のと きに、後側ホイール部材の夫々を、下方に通る関係で受け、また、この後の後側 入口位置から後側凹所のベース領域への連続した前方への転動のときに、後側凹 所中に後側ホイール部材が入ることを可能にし、ここで、夫々の後側アンカー部 材と後側接続手段が夫々解除可能にしっかりと係合可能とし、かくして第1のク ッションシート構造体を車両に解除可能に留めるように、位置されている。 2.各々が後側凹所の各々と関連して設けられた1対の後側トラック手段をさ らに具備し、これら後側トラック手段は、後側凹所の後方で上方に向いた表面手 段の前方の後測入口位置から、上方を向いた表面手段の下方に位置する後側凹所 のベース領域に向かって前下方に延びており、また、これら後側トラック手段は 、夫々、前記第1のクッションシート構造体が前方に転動している間に、後側ホ イール部材の夫々を案内関係で受けるようにフロア手段上に位置され、かつ、続 く前方への転動の間に、トラック入口位置から前記後側凹所のベース領域に、各 前側ホイール部材を案内し、ここで、後側接続手段が後側アンカー部材の夫々と 解除可能にしっかりと係合するのを可能にし、かくして、第1のクッションシー ト構造体を車両に解除可能に留めるように成形並びに寸法付けされている請求項 1の車シートシステム。 3.前記前側アンカー部材は、ほぼ円形の断面を有し、また、前記前側接続手 段は、前側ホイール部材が前側並びに後側凹所のベース領域に夫々位置されてい るときに、前側アンカー部材を囲んで留めるように係合するように堅い支持構造 体に形成された一端が開口したスロットを有し、また、前記第1のクッションシ ート構造体の後部を前上方に持ち上げて後側凹所から後側ホイール部材を出すと きに、前側凹所を横切るように延びた前側アンカー部材を中心として堅い支持構 造体並びにこれに装着されたクッションシート構造体を前上方に回動可能にする ようになっている請求項2の車シートシステム。 4.前記一端が開口したスロットは、前側アンカー部材を中心とした選定され た範囲内での堅い支持構造体の前上方への回動により前記囲んで留めるようにし た係合から前側アンカー部材が解除されることを可能にし、また、この範囲の回 動の間に、前記前側ホイール部材は夫々前側トラック手段と動作的な転動接触で 位置されて、前側トラック手段に沿うトラック入口位置へと上後方に転動するこ とが可能とされ、そして、この後に、車両の上方に向いた表面手段と動作的に転 動接触するようになり、この結果、車両の後側開口から第1のクッションシート 構造体が後方に転動して取り出され得るようになっている請求項3の車シートシ ステム。 5.前記後側接続手段の各々は、この後側接続手段が後側凹所中に入るときに 、後側アンカー部材の各々と解除可能にしっかりと係合するように、堅い支持構 造体に枢支された後側フック部材を有する請求項4の車シートシステム。 6.前記前側ホイール部材は、後側ホイール部材よりも大きい直径を有し、弾 性的に圧縮可能なゴム材で形成されている請求項5の車シートシステム。 7.各前側接続手段の各々の一端が開口したスロットには、このスロットの下 縁に上後方に傾斜したカム面が設けられており、このカム面は、前述したように 前側凹所のベース領域に堅い支持構造体が転動して入るときに、前側アンカー部 材の下面と除々に係合し、この除々の係合により、前側凹所のベース領域に弾性 的に圧縮された状態で前側ホイール部材が入ることを可能にしている請求項6の 車シートシステム。 8.前記前側ホイール部材は、後側フック部材と後側アンカー部材との解除可 能なしっかりとした係合により弾性的に圧縮された状態で保持される請求項7の 車シートシステム。 9.前記後側フック部材と後側アンカー部材との解除により、前記前側ホイー ル部材は前記弾性的に圧縮された状態から解放され、前側アンカー部材を中心と した堅い支持構造体並びにこれに装着された第1のクッションシート構造体の上 前方への回動を使用者が果たす助けとなる請求項8の車シートシステム。 10.前記フック部材は、後側アンカー部材とのラッチ係合方向に付勢されて いる請求項9の車シートシステム。 11.前記前側トラック手段の各々は、トラック入口位置から上方に向いた表 面手段の前で、車両の前記後側開口に向かって後方に水平に延びた前側トラック 延出部分を有する請求項9の車シートシステム。 12.前記前側トラック手段の各々と関連した前側トラック延出部分は、この 前側トラック延出部分と関連した前側凹所の直ぐ後ろの後側凹所と接続する位置 へと長手方向、後方に延びている請求項11の車シートシステム。 13.前記後側トラック手段の各々は、トラック入口位置から上方に向いた表 面手段の前で、車両の前記後側開口に向かって長手方向後方に延びた後側トラッ ク延出部分を有する請求項12の車シートシステム。 14.前記前側トラック手段と、前側トラック延出部分と、後側トラック手段 と、後側トラック延出部分とは、前側並びに後側凹所のライナーと合成樹脂によ り一緒に形成されている請求項13の車シートシステム。 15.前記前側トラック延出部分と後側トラック延出部分との間の長手方向の 距離は、前側ホイール部材の直径よりも短いが、後側ホイール部材の直径よりも 長く、この結果、前側凹所と関連したトラック入口位置方向への第1のクッショ ンシート構造体の前方への転動のときに、前側ホイール部材が後側凹所を上方で 通過することが可能となっている請求項14の車シートシステム。 16.前記前側ホイール部材と後側ホイール部材とは、前側トラック手段と、 前側トラック延出手段と、後側トラック手段と、後側トラック延出手段との横方 向に離間した関係と等しい横方向に離間した関係で、第1の対の堅い支持構造体 の外側に、夫々装着されている請求項15の車シートシステム。 17.前記フロア手段は、車両の長手軸に対して前記第1の対の前側凹所と後 側凹所とから後方に配置され、上方に向いた表面手段の下方で延びた第2の対の 前側凹所並びに後側凹所と、上方に向いた表面手段の下方位置で前記第2の対の 前側凹所と後側凹所とを夫々横切る第2の前側アンカー部材並びに後側アンカー 部材とを有し、さらに、この車シートシステムは、 第2のクッションシート構造体と、 このクッションシート構造体の横方向に対向した端部近くに、この第2のクッ ションシート構造体を装着するように、配置された第2の対の堅い支持構造体と 、 夫々第2の堅い支持構造体に設けられ、前記第2の前側凹所中に入ったときに 前記第2の前側アンカー部材の夫々と解除可能にしっかりと係合する第2の前側 接続手段と、 夫々第2の堅い支持構造体に設けられ、前記第2の後側凹所中に入ったときに 前記第2の後側アンカー部材の夫々と解除可能にしっかりと係合する第2の後側 接続手段と、 前記第2の前側並びに後側接続手段の近くで前記第2の対の堅い支持構造体の 各々に装着され、第2の前側並びに後側接続手段が第2の前側並びに後側凹所か ら出されたときに、車両の前記上方に向いた表面手段と動作的な転動接触を果す 第2の前側並びに後側ホイール部材と、 各々が第2の前側凹所の後で上方に向いた表面手段の第2の前のトラック入口 位置から、上方に向いた表面手段の下に位置する第2の前側凹所のベース領域に 向かって前下方に延びるように、前記第2の対の前側凹所の対と夫々関連した1 対の第2の前側トラック手段と、 前記第2の後側凹所が夫々内方に配置されるように、前記対の第2の後側凹所 の対と夫々関連した1対の第2の後側入口とを具備し、 前記第2の前側トラック手段は、夫々、前記第2のクッションシート構造体が 前方に転動している間に、第2の前側ホイール部材の夫々を案内関係で受けるよ うにフロア手段上に位置され、この後、続く前方への転動の間に、第2のトラッ ク入口位置から第2の前側凹所のベース領域に、各第2の前側ホイール部材を案 内し、ここで、第2の前側接続手段が第2の前側アンカー部材の夫々と解除可能 にしっかりと係合するのを可能にし、かくして、第2のクッションシート構造体 を車両に解除可能に留めるように成形並びに寸法付けされており、 前記第2の後側入口位置は、夫々、前記第2のクッションシート構造体が前方 に転動している間に、第2の後側ホイール部材の夫々を下方に通す案内関係で受 けるようにフロア手段上に位置され、この後、第2の後側入口位置から関連した 第2の後側凹所のベース領域への続く前方への転動の間に、第2の後側凹所に第 2の後側ホイール部材が入ることを可能にし、ここで、第2の後側接続手段が第 2の後側アンカー部材の夫々と解除可能にしっかりと係合するのを可能にし、か くして、第2のクッションシート構造体を車両に解除可能に留めるようなってい る請求項16の車シートシステム。 18.前記第2の前側トラック手段の各々は、夫々の第2のトラック入口位置 から上方に向いた表面手段の前で、車両の前記後側開口に向かって後方に水平に 延びた前側トラック延出部分を有する請求項17の車シートシステム。 19.前記第2の前側トラック手段の各々と関連した第2の前側トラック延出 部分は、この第2の前側トラック延出部分と関連した第2の前側凹所の直ぐ後ろ の後側凹所と接続する位置へと長手方向、後方に延びている請求項18の車シー トシステム。 20.前記第2の前記後側トラック手段の各々は、第2のトラック入口位置か ら上方に向いた表面手段の前で、車両の前記後側開口に向かって長手方向後方に 延びた第2の後側トラック延出部分を有する請求項19の車シートシステム。 21.前記第2の前側トラック手段と、第2の前側トラック延出部分と、第2 の後側トラック手段と、第2の後側トラック延出部分とは、第2の前側並びに後 側凹所のライナーと合成樹脂により一緒に形成されている請求項20の車シート システム。 22.前記第2の前側ホイール部材は、第2の後側ホイール部材よりも大きい 直径を有し、弾性的に圧縮可能なゴム材で形成されている請求項21の車シート システム。 23.前記第2の前側トラック延出部分と第2の後側トラック延出部分とは、 互いに長手方向にアラインメントされており、また、前記第2の前側トラック延 出部分と第2の後側トラック延出部分との間の長手方向の距離は、前側ホイール 部材の直径よりも短いが、第2の後側ホイール部材の直径よりも長く、この結果 、第2の前側凹所と関連して第2のトラック入口位置方向への第2のクッション シート構造体の前方への転動のときに、第2の前側ホイール部材が第2の後側凹 所を上方で通過することが可能となっている請求項22の車シートシステム。 24.前記第2の対の堅い支持構造体は、前記第1の対の堅い支持構造体の横 方向の間隔と実質的に等しい距離で互いに横方向に離間しており、また、前記前 側ホイール部材と第2の後側ホイール部材とは、第2の前側トラック手段と、第 2の前側トラック延出手段と、第2の後側トラック手段と、第2の後側トラック 延出手段との横方向に離間した関係と等しい横方向に離間した関係で、第2の対 の堅い支持構造体の内側に、夫々装着されており、この結果、前記第2の前側ホ イール部材と第2の後側ホイール部材とは、第2の前側トラック手段と第2の後 側トラック手段とが第2の前側凹所と第2の後側凹所との夫々中に上述したよう に入るように転動した状態でのみ、互いに動作的にアラインメントするようにな っている請求項23の車シートシステム。 【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1998年4月13日 【補正内容】 請求の範囲 1.上方に向いた表面手段と、車両の長手軸に沿って配置され、上方に向いた 表面手段の下で延びた1対の前側凹所並びに1対の後側凹所と、上方に向いた表 面手段の下の位置で、夫々前側凹所並びに後側凹所を横切るように延びた前側ア ンカー部材並びに後側アンカー部材とを備えたフロア手段を有する車両と共に使 用される車シートシステムであり、この車シートシステムは、第1のクッション シート構造体と、この第1のクッションシート構造体の横方向に対向した端部近 くに、この第1のクッションシート構造体を装着するように、配置された第1の 対の堅い支持構造体と、夫々堅い支持構造体に設けられ、前記前側凹所中に入っ たときに前記前側アンカー部材の夫々と解除可能にしっかりと係合する前側接続 手段と、夫々堅い支持構造体に設けられ、前記後側凹所中に入ったときに前記後 側アンカー部材の夫々と解除可能にしっかりと係合する後側接続手段と、 前記前側並びに後側接続手段の近くで前記第1の対の堅い支持構造体の各々に 装着され、前側並びに後側接続手段が前側並びに後側凹所から出されたときに、 車両の前記上方に向いた表面手段と動作的な転動接触を果す前側並びに後側ホイ ール部材とを具備し、 各々が前側凹所の後側で上方に向いた表面手段の前側のトラック入口位置から 、上方に向いた表面手段の下に位置する前側凹所のベース領域に向かって前下方 に延びるように、前記前側凹所の対と夫々関連した1対の前側トラック手段と、 前記後側凹所が前方に位置されるように、前記後側凹所の対と夫々関連した1 対の後側入口位置とを具備し、 前記前側トラック手段は、夫々、前記第1のクッションシート構造体が前方に 転動している間に、前側ホイール部材の夫々を案内関係で受けるようにフロア手 段上に位置され、この後、続く前方への転動の間に、トラック入口位置から前側 凹所のベース領域に、各前側ホイール部材を案内し、ここで、前側接続手段が前 側アンカー部材の夫々と解除可能にしっかりと係合するのを可能にし、かくして 、第1のクッションシート構造体を車両に解除可能に留めるように成形並びに寸 法付けされており、そして 前記後側入口位置は、前記第1のクッションシート構造体の前方への転動のと きに、後側ホイール部材の夫々を、下方に通る関係で受け、また、この後の後側 入口位置から後側凹所のベース領域への連続した前方への転動のときに、後側凹 所中に後側ホイール部材が入ることを可能にし、ここで、夫々の後側アンカー部 材と後側接続手段が夫々解除可能にしっかりと係合可能とし、かくして第1のク ッションシート構造体を車両に解除可能に留めるように、位置されている。 2.各々が後側凹所の各々と関連して設けられた1対の後側トラック手段をさ らに具備し、これら後側トラック手段は、後側凹所の後方で上方に向いた表面手 段の前方の後側入口位置から、上方を向いた表面手段の下方に位置する後側凹所 のベース領域に向かって前下方に延びており、また、これら後側トラック手段は 、夫々、前記第1のクッションシート構造体が前方に転動している間に、後側ホ イール部材の夫々を案内関係で受けるようにフロア手段上に位置され、かつ、続 く前方への転動の間に、トラック入口位置から前記後側凹所のベース領域に、各 前側ホイール部材を案内し、ここで、後側接続手段が後側アンカー部材の夫々と 解除可能にしっかりと係合するのを可能にし、かくして、第1のクッションシー ト構造体を車両に解除可能に留めるように成形並びに寸法付けされている請求項 1の車シートシステム。 3.前記前側アンカー部材は、ほぼ円形の断面を有し、また、前記前側接続手 段は、前側ホイール部材が前側並びに後側凹所のベース領域に夫々位置されてい るときに、前側アンカー部材を囲んで留めるように係合するように堅い支持構造 体に形成された一端が開口したスロットを有し、また、前記第1のクッションシ ート構造体の後部を前上方に持ち上げて後側凹所から後側ホイール部材を出すと きに、前側凹所を横切るように延びた前側アンカー部材を中心として堅い支持構 造体並びにこれに装着されたクッションシート構造体を前上方に回動可能にする ようになっている請求項2の車シートシステム。 4.前記一端が開口したスロットは、前側アンカー部材を中心とした選定され た範囲内での堅い支持構造体の前上方への回動により前記囲んで留めるようにし た係合から前側アンカー部材が解除されることを可能にし、また、この範囲の回 動の間に、前記前側ホイール部材は夫々前側トラック手段と動作的な転動接触で 位置されて、前側トラック手段に沿うトラック入口位置へと上後方に転動するこ とが可能とされ、そして、この後に、車両の上方に向いた表面手段と動作的に転 動接触するようになり、この結果、車両の後側開口から第1のクッションシート 構造体が後方に転動して取り出され得るようになっている請求項3の車シートシ ステム。 5.前記後側接続手段の各々は、この後側接続手段が後側凹所中に入るときに 、後側アンカー部材の各々と解除可能にしっかりと係合するように、堅い支持構 造体に枢支された後側フック部材を有する請求項4の車シートシステム。 6.前記前側ホイール部材は、後側ホイール部材よりも大きい直径を有し、弾 性的に圧縮可能なゴム材で形成されている請求項5の車シートシステム。 7.各前側接続手段の各々の一端が開口したスロットには、このスロットの下 縁に上後方に傾斜したカム面が設けられており、このカム面は、前述したように 前側凹所のベース領域に堅い支持構造体が転動して入るときに、前側アンカー部 材の下面と除々に係合し、この除々の係合により、前側凹所のベース領域に弾性 的に圧縮された状態で前側ホイール部材が入ることを可能にしている請求項6の 車シートシステム。 8.前記前側ホイール部材は、後側フック部材と後側アンカー部材との解除可 能なしっかりとした係合により弾性的に圧縮された状態で保持される請求項7の 車シートシステム。 9.前記後側フック部材と後側アンカー部材との解除により、前記前側ホイー ル部材は前記弾性的に圧縮された状態から解放され、前側アンカー部材を中心と した堅い支持構造体並びにこれに装着された第1のクッションシート構造体の上 前方への回動を使用者が果たす助けとなる請求項8の車シートシステム。 10.前記フック部材は、後側アンカー部材とのラッチ係合方向に付勢されて いる請求項9の車シートシステム。 11.前記前側トラック手段の各々は、トラック入口位置から上方に向いた表 面手段の前で、車両の前記後側開口に向かって後方に水平に延びた前側トラック 延出部分を有する請求項9の車シートシステム。 12.前記前側トラック手段の各々と関連した前側トラック延出部分は、この 前側トラック延出部分と関連した前側凹所の直ぐ後ろの後側凹所と接続する位置 へと長手方向、後方に延びている請求項11の車シートシステム。 13.前記後側トラック手段の各々は、トラック入口位置から上方に向いた表 面手段の前で、車両の前記後側開口に向かって長手方向後方に延びた後側トラッ ク延出部分を有する請求項12の車シートシステム。 14.前記前側トラック手段と、前側トラック延出部分と、後側トラック手段 と、後側トラック延出部分とは、前側並びに後側凹所のライナーと合成樹脂によ り一緒に形成されている請求項13の車シートシステム。 15.前記前側トラック延出部分と後側トラック延出部分との間の長手方向の 距離は、前側ホイール部材の直径よりも短いが、後側ホイール部材の直径よりも 長く、この結果、前側凹所と関連したトラック入口位置方向への第1のクッショ ンシート構造体の前方への転動のときに、前側ホイール部材が後側凹所を上方で 通過することが可能となっている請求項14の車シートシステム。 16.前記前側ホイール部材と後側ホイール部材とは、前側トラック手段と、 前側トラック延出手段と、後側トラック手段と、後側トラック延出手段との横方 向に離間した関係と等しい横方向に離間した関係で、第1の対の堅い支持構造体 の外側に、夫々装着されている請求項15の車シートシステム。 17.前記フロア手段は、車両の長手軸に対して前記第1の対の前側凹所と後 側凹所とから後方に配置され、上方に向いた表面手段の下方で延びた第2の対の 前側凹所並びに後側凹所と、上方に向いた表面手段の下方位置で前記第2の対の 前側凹所と後側凹所とを夫々横切る第2の前側アンカー部材並びに後側アンカー 部材とを有し、さらに、この車シートシステムは、 第2のクッションシート構造体と、 このクッションシート構造体の横方向に対向した端部近くに、この第2のクッ ションシート構造体を装着するように、配置された第2の対の堅い支持構造体と 、 夫々第2の堅い支持構造体に設けられ、前記第2の前側凹所中に入ったときに 前記第2の前側アンカー部材の夫々と解除可能にしっかりと係合する第2の前側 接続手段と、 夫々第2の堅い支持構造体に設けられ、前記第2の後側凹所中に入ったときに 前記第2の後側アンカー部材の夫々と解除可能にしっかりと係合する第2の後側 接続手段と、 前記第2の前側並びに後側接続手段の近くで前記第2の対の堅い支持構造体の 各々に装着され、第2の前側並びに後側接続手段が第2の前側並びに後側凹所か ら出されたときに、車両の前記上方に向いた表面手段と動作的な転動接触を果す 第2の前側並びに後側ホイール部材と、 各々が第2の前側凹所の後で上方に向いた表面手段の第2の前のトラック入口 位置から、上方に向いた表面手段の下に位置する第2の前側凹所のベース領域に 向かって前下方に延びるように、前記第2の対の前側凹所の対と夫々関連した1 対の第2の前側トラック手段と、 前記第2の後側凹所が夫々内方に配置されるように、前記対の第2の後側凹所 の対と夫々関連した1対の第2の後側入口とを具備し、 前記第2の前側トラック手段は、夫々、前記第2のクッションシート構造体が 前方に転動している間に、第2の前側ホイール部材の夫々を案内関係で受けるよ うにフロア手段上に位置され、この後、続く前方への転動の間に、第2のトラッ ク入口位置から第2の前側凹所のベース領域に、各第2の前側ホイール部材を案 内し、ここで、第2の前側接続手段が第2の前側アンカー部材の夫々と解除可能 にしっかりと係合するのを可能にし、かくして、第2のクッションシート構造体 を車両に解除可能に留めるように成形並びに寸法付けされており、 前記第2の後側入口位置は、夫々、前記第2のクッションシート構造体が前方 に転動している間に、第2の後側ホイール部材の夫々を下方に通す案内関係で受 けるようにフロア手段上に位置され、この後、第2の後側入口位置から関連した 第2の後側凹所のベース領域への続く前方への転動の間に、第2の後側凹所に第 2の後側ホイール部材が入ることを可能にし、ここで、第2の後側接続手段が第 2の後側アンカー部材の夫々と解除可能にしっかりと係合するのを可能にし、か くして、第2のクッションシート構造体を車両に解除可能に留めるようなってい る請求項16の車シートシステム。 18.前記第2の前側トラック手段の各々は、夫々の第2のトラック入口位置 から上方に向いた表面手段の前で、車両の前記後側開口に向かって後方に水平に 延びた前側トラック延出部分を有する請求項17の車シートシステム。 19.前記第2の前側トラック手段の各々と関連した第2の前側トラック延出 部分は、この第2の前側トラック延出部分と関連した第2の前側凹所の直ぐ後ろ の後側凹所と接続する位置へと長手方向、後方に延びている請求項18の車シー トシステム。 20.前記第2の前記後側トラック手段の各々は、第2のトラック入口位置か ら上方に向いた表面手段の前で、車両の前記後側開口に向かって長手方向後方に 延びた第2の後側トラック延出部分を有する請求項19の車シートシステム。 21.前記第2の前側トラック手段と、第2の前側トラック延出部分と、第2 の後側トラック手段と、第2の後側トラック延出部分とは、第2の前側並びに後 側凹所のライナーと合成樹脂により一緒に形成されている請求項20の車シート システム。 22.前記第2の前側ホイール部材は、第2の後側ホイール部材よりも大きい 直径を有し、弾性的に圧縮可能なゴム材で形成されている請求項21の車シート システム。 23.前記第2の前側トラック延出部分と第2の後側トラック延出部分とは、 互いに長手方向にアラインメントされており、また、前記第2の前側トラック延 出部分と第2の後側トラック延出部分との間の長手方向の距離は、前側ホイール 部材の直径よりも短いが、第2の後側ホイール部材の直径よりも長く、この結果 、第2の前側凹所と関連して第2のトラック入口位置方向への第2のクッション シート構造体の前方への転動のときに、第2の前側ホイール部材が第2の後側凹 所を上方で通過することが可能となっている請求項22の車シートシステム。 24.前記第2の対の堅い支持構造体は、前記第1の対の堅い支持構造体の横 方向の間隔と実質的に等しい距離で互いに横方向に離間しており、また、前記前 側ホイール部材と第2の後側ホイール部材とは、第2の前側トラック手段と、第 2の前側トラック延出手段と、第2の後側トラック手段と、第2の後側トラック 延出手段との横方向に離間した関係と等しい横方向に離間した関係で、第2の対 の堅い支持構造体の内側に、夫々装着されており、この結果、前記第2の前側ホ イール部材と第2の後側ホイール部材とは、第2の前側トラック手段と第2の後 側トラック手段とが第2の前側凹所と第2の後側凹所との夫々中に上述したよう に入るように転動した状態でのみ、互いに動作的にアラインメントするようにな っている請求項23の車シートシステム。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 け、また、ここで、夫々の後側アンカー部材と接続手段 とが夫々解除可能にしっかりと係合可能となる。このよ うにして、第1のクッションシート構造体は車両に解除 可能に選択的に留められ、また、解除のときに、車両の 後側出入り口に出入りするように転動され得る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.上方に向いた表面手段と、車両の長手軸に沿って配置され、上方に向いた 表面手段の下で延びた1対の前側凹所並びに1対の後側凹所と、上方に向いた表 面手段の下の位置で、夫々前側凹所並びに後側凹所を横切るように延びた前側ア ンカー部材並びに後側アンカー部材とを備えたフロア手段を有する車両と共に使 用される車シートシステムであり、この車シートシステムは、 第1のクッションシート構造体と、 この第1のクッションシート構造体の横方向に対向した端部近くに、この第1 のクッションシート構造体を装着するように、配置された第1の対の堅い支持構 造体と、 夫々堅い支持構造体に設けられ、前記前側凹所中に入ったときに前記前側アン カー部材の夫々と解除可能にしっかりと係合する前側接続手段と、 夫々堅い支持構造体に設けられ、前記後側凹所中に入ったときに前記後側アン カー部材の夫々と解除可能にしっかりと係合する後側接続手段と、 前記前側並びに後側接続手段の近くで前記第1の対の堅い支持構造体の各々に 装着され、前側並びに後側接続手段が前側並びに後側凹所から出されたときに、 車両の前記上方に向いた表面手段と動作的な転動接触を果す前側並びに後側ホイ ール部材と、 各々が前側凹所の後側で上方に向いた表面手段の前側のトラック入口位置から 、上方に向いた表面手段の下に位置する前側凹所のベース領域に向かって前下方 に延びるように、前記前側凹所の対と夫々関連した1対の前側トラック手段と、 前記後側凹所が前方に位置されるように、前記後側凹所の対と夫々関連した1 対の後側入口位置とを具備し、 前記前側トラック手段は、夫々、前記第1のクッションシート構造体が前方に 転動している間に、前側ホイール部材の夫々を案内関係で受けるようにフロア手 段上に位置され、この後、続く前方への転動の間に、トラック入口位置から前側 凹所のベース領域に、各前側ホイール部材を案内し、ここで、前側接続手段が前 側アンカー部材の夫々と解除可能にしっかりと係合するのを可能にし、かくして 、 第1のクッションシート構造体を車両に解除可能に留めるように成形並びに寸法 付けされており、そして 前記後側入口位置は、前記第1のクッションシート構造体の前方への転動のと きに、後側ホイール部材の夫々を、下方に通る関係で受け、また、この後の後側 入口位置から後側凹所のベース領域への連続した前方への転動のときに、後側凹 所中に後側ホイール部材が入ることを可能にし、ここで、夫々の後側アンカー部 材と後側接続手段が夫々解除可能にしっかりと係合可能とし、かくして第1のク ッションシート構造体を車両に解除可能に留めるように、位置されている。 2.各々が後側凹所の各々と関連して設けられた1対の後側トラック手段をさ らに具備し、これら後側トラック手段は、後側凹所の後方で上方に向いた表面手 段の前方の後側入口位置から、上方を向いた表面手段の下方に位置する後側凹所 のベース領域に向かって前下方に延びており、また、これら後側トラック手段は 、夫々、前記第1のクッションシート構造体が前方に転動している間に、後側ホ イール部材の夫々を案内関係で受けるようにフロア手段上に位置され、かつ、続 く前方への転動の間に、トラック入口位置から前記後側凹所のベース領域に、各 前側ホイール部材を案内し、ここで、後側接続手段が後側アンカー部材の夫々と 解除可能にしっかりと係合するのを可能にし、かくして、第1のクッションシー ト構造体を車両に解除可能に留めるように成形並びに寸法付けされている請求項 1の車シートシステム。 3.前記前側アンカー部材は、ほぼ円形の断面を有し、また、前記前側接続手 段は、前側ホイール部材が前側並びに後側凹所のベース領域に夫々位置されてい るときに、前側アンカー部材を囲んで留めるように係合するように堅い支持構造 体に形成された一端が開口したスロットを有し、また、前記第1のクッションシ ート構造体の後部を前上方に持ち上げて後側凹所から後側ホイール部材を出すと きに、前側凹所を横切るように延びた前側アンカー部材を中心として堅い支持構 造体並びにこれに装着されたクッションシート構造体を前上方に回動可能にする ようになっている請求項2の車シートシステム。 4.前記一端が開口したスロットは、前側アンカー部材を中心とした選定され た範囲内での堅い支持構造体の前上方への回動により前記囲んで留めるようにし た係合から前側アンカー部材が解除されることを可能にし、また、この範囲の回 動の間に、前記前側ホイール部材は夫々前側トラック手段と動作的な転動接触で 位置されて、前側トラック手段に沿うトラック入口位置へと上後方に転動するこ とが可能とされ、そして、この後に、車両の上方に向いた表面手段と動作的に転 動接触するようになり、この結果、車両の後側開口から第1のクッションシート 構造体が後方に転動して取り出され得るようになっている請求項3の車シートシ ステム。 5.前記後側接続手段の各々は、この後側接続手段が後側凹所中に入るときに 、後側アンカー部材の各々と解除可能にしっかりと係合するように、堅い支持構 造体に枢支された後側フック部材を有する請求項4の車シートシステム。 6.前記前側ホイール部材は、後側ホイール部材よりも大きい直径を有し、弾 性的に圧縮可能なゴム材で形成されている請求項5の車シートシステム。 7.各前側接続手段の各々の一端が開口したスロットには、このスロットの下 縁に上後方に傾斜したカム面が設けられており、このカム面は、前述したように 前側凹所のベース領域に堅い支持構造体が転動して入るときに、前側アンカー部 材の下面と除々に係合し、この除々の係合により、前側凹所のベース領域に弾性 的に圧縮された状態で前側ホイール部材が入ることを可能にしている請求項6の 車シートシステム。 8.前記前側ホイール部材は、後側フック部材と後側アンカー部材との解除可 能なしっかりとした係合により弾性的に圧縮された状態で保持される請求項7の 車シートシステム。 9.前記後側フック部材と後側アンカー部材との解除により、前記前側ホイー ル部材は前記弾性的に圧縮された状態から解放され、前側アンカー部材を中心と した堅い支持構造体並びにこれに装着された第1のクッションシート構造体の上 前方への回動を使用者が果たす助けとなる請求項8の車シートシステム。 10.前記フック部材は、後側アンカー部材とのラッチ係合方向に付勢されて いる請求項9の車シートシステム。 11.前記前側トラック手段の各々は、トラック入口位置から上方に向いた表 面手段の前で、車両の前記後側開口に向かって後方に水平に延びた前側トラック 延出部分を有する請求項9の車シートシステム。 12.前記前側トラック手段の各々と関連した前側トラック延出部分は、この 前側トラック延出部分と関連した前側凹所の直ぐ後ろの後側凹所と接続する位置 へと長手方向、後方に延びている請求項11の車シートシステム。 13.前記後側トラック手段の各々は、トラック入口位置から上方に向いた表 面手段の前で、車両の前記後側開口に向かって長手方向後方に延びた後側トラッ ク延出部分を有する請求項12の車シートシステム。 14.前記前側トラック手段と、前側トラック延出部分と、後側トラック手段 と、後側トラック延出部分とは、前側並びに後側凹所のライナーと合成樹脂によ り一緒に形成されている請求項13の車シートシステム。 15.前記前側トラック延出部分と後側トラック延出部分との間の長手方向の 距離は、前側ホイール部材の直径よりも短いが、後側ホイール部材の直径よりも 長く、この結果、前側凹所と関連したトラック入口位置方向への第1のクッショ ンシート構造体の前方への転動のときに、前側ホイール部材が後側凹所を上方で 通過することが可能となっている請求項14の車シートシステム。 16.前記前側ホイール部材と後側ホイール部材とは、前側トラック手段と、 前側トラック延出手段と、後側トラック手段と、後側トラック延出手段との横方 向に離間した関係と等しい横方向に離間した関係で、第1の対の堅い支持構造体 の外側に、夫々装着されている請求項15の車シートシステム。 17.前記フロア手段は、車両の長手軸に対して前記第1の対の前側凹所と後 側凹所とから後方に配置され、上方に向いた表面手段の下方で延びた第2の対の 前側凹所並びに後側凹所と、上方に向いた表面手段の下方位置で前記第2の対の 前側凹所と後側凹所とを夫々横切る第2の前側アンカー部材並びに後側アンカー 部材とを有し、さらに、この車シートシステムは、 第2のクッションシート構造体と、 このクッションシート構造体の横方向に対向した端部近くに、この第2のクッ ションシート構造体を装着するように、配置された第2の対の堅い支持構造体と 、 夫々第2の堅い支持構造体に設けられ、前記第2の前側凹所中に入ったときに 前記第2の前側アンカー部材の夫々と解除可能にしっかりと係合する第2の前側 接続手段と、 夫々第2の堅い支持構造体に設けられ、前記第2の後側凹所中に入ったときに 前記第2の後側アンカー部材の夫々と解除可能にしっかりと係合する第2の後側 接続手段と、 前記第2の前側並びに後側接続手段の近くで前記第2の対の堅い支持構造体の 各々に装着され、第2の前側並びに後側接続手段が第2の前側並びに後側凹所か ら出されたときに、車両の前記上方に向いた表面手段と動作的な転動接触を果す 第2の前側並びに後側ホイール部材と、 各々が第2の前側凹所の後で上方に向いた表面手段の第2の前のトラック入口 位置から、上方に向いた表面手段の下に位置する第2の前側凹所のベース領域に 向かって前下方に延びるように、前記第2の対の前側凹所の対と夫々関連した1 対の第2の前側トラック手段と、 各々が第2の後側凹所の後ろで上方に向いた表面手段の第2のトラック入口位 置から前下方に上方に向いた表面手段の下方に一された第2の後側凹所のベース 領域に向かって延びるように、前記対の第2の後側凹所の対と夫々関連した1対 の第2の後側トラック手段とを具備し、 前記第2の前側トラック手段と第2の後側トラック手段とは、夫々、前記第2 のクッションシート構造体が前方に転動している間に、第2の前側ホイール部材 と第2の後側ホイール部材との一方を案内関係で受けるようにフロア手段上に位 置され、この後、続く前方への転動の間に、第2のトラック入口位置から第2の 前側凹所のベース領域に、各第2の前側ホイール部材を案内し、ここで、第2の 前側接続手段と第2の後側接続手段とが第2の前側アンカー部材と第2の後側ア ンカー部材との一方と夫々と解除可能にしっかりと係合するのを可能にし、かく して、第2のクッションシート構造体を車両に解除可能に留めるように成形並び に寸法付けされている請求項16の車シートシステム。 18.前記第2の前側トラック手段の各々は、第2のトラック入口位置から上 方に向いた表面手段の前で、車両の前記後側開口に向かって後方に水平に延びた 前側トラック延出部分を有する請求項17の車シートシステム。 19.前記第2の前側トラック手段の各々と関連した第2の前側トラック延出 部分は、この第2の前側トラック延出部分と関連した第2の前側凹所の直ぐ後ろ の後側凹所と接続する位置へと長手方向、後方に延びている請求項18の車シー トシステム。 20.前記第2の前記後側トラック手段の各々は、第2のトラック入口位置か ら上方に向いた表面手段の前で、車両の前記後側開口に向かって長手方向後方に 延びた第2の後側トラック延出部分を有する請求項19の車シートシステム。 21.前記第2の前側トラック手段と、第2の前側トラック延出部分と、第2 の後側トラック手段と、第2の後側トラック延出部分とは、第2の前側並びに後 側凹所のライナーと合成樹脂により一緒に形成されている請求項20の車シート システム。 22.前記第2の前側ホイール部材は、第2の後側ホイール部材よりも大きい 直径を有し、弾性的に圧縮可能なゴム材で形成されている請求項21の車シート システム。 23.前記第2の前側トラック延出部分と第2の後側トラック延出部分とは、 互いに長手方向にアラインメントされており、また、前記第2の前側トラック延 出部分と第2の後側トラック延出部分との間の長手方向の距離は、前側ホイール 部材の直径よりも短いが、第2の後側ホイール部材の直径よりも長く、この結果 、第2の前側凹所と関連して第2のトラック入口位置方向への第2のクッション シート構造体の前方への転動のときに、第2の前側ホイール部材が第2の後側凹 所を上方で通過することが可能となっている請求項22の車シートシステム。 24.前記第2の対の堅い支持構造体は、前記第1の対の堅い支持構造体の横 方向の間隔と実質的に等しい距離で互いに横方向に離間しており、また、前記前 側ホイール部材と第2の後側ホイール部材とは、第2の前側トラック手段と、第 2の前側トラック延出手段と、第2の後側トラック手段と、第2の後側トラック 延出手段との横方向に離間した関係と等しい横方向に離間した関係で、第2の対 の堅い支持構造体の内側に、夫々装着されており、この結果、前記第2の前側ホ イール部材と第2の後側ホイール部材とは、第2の前側トラック手段と第2の後 側トラック手段とが第2の前側凹所と第2の後側凹所との夫々中に上述したよう に入るように転動した状態でのみ、互いに動作的にアラインメントするようにな っている請求項23の車シートシステム。
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