JPH11506884A - 位相ロック・ループのためのデジタル制御発振器 - Google Patents

位相ロック・ループのためのデジタル制御発振器

Info

Publication number
JPH11506884A
JPH11506884A JP9501103A JP50110397A JPH11506884A JP H11506884 A JPH11506884 A JP H11506884A JP 9501103 A JP9501103 A JP 9501103A JP 50110397 A JP50110397 A JP 50110397A JP H11506884 A JPH11506884 A JP H11506884A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
signal
input
clock signal
clock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9501103A
Other languages
English (en)
Inventor
アダムス,ロバート・ダブリュー
Original Assignee
アナログ・デバイセス・インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アナログ・デバイセス・インコーポレーテッド filed Critical アナログ・デバイセス・インコーポレーテッド
Publication of JPH11506884A publication Critical patent/JPH11506884A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
    • H03L7/099Details of the phase-locked loop concerning mainly the controlled oscillator of the loop
    • H03L7/0991Details of the phase-locked loop concerning mainly the controlled oscillator of the loop the oscillator being a digital oscillator, e.g. composed of a fixed oscillator followed by a variable frequency divider
    • H03L7/0994Details of the phase-locked loop concerning mainly the controlled oscillator of the loop the oscillator being a digital oscillator, e.g. composed of a fixed oscillator followed by a variable frequency divider comprising an accumulator
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/02Digital function generators
    • G06F1/025Digital function generators for functions having two-valued amplitude, e.g. Walsh functions

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 デジタル位相ロック・ループにおけるデジタル制御発振器が、このデジタル制御発振器から出力されたクロック・パルスと同じ平均周波数の理想的なクロック信号との間の時間差を示す追加的な出力信号を提供する。この追加的な信号は、剰余信号と称される。この剰余信号は、連続的に可変の補間又はデシメーション・フィルタの出力を、このデジタル制御発振器に従って発生されたデジタル位相ロック・ループの出力クロック信号を用いて、外挿又は補間するのに用いられ得る。剰余信号は、補間又はデシメーション・フィルタで用いられるから、そのようなフィルタを用いるアナログ・デジタル・コンバータ、デジタル・アナログ・コンバータ及びサンプル・レート・コンバータにも応用可能である。このデジタル位相ロック・ループ回路は、これまでの回路よりも単純であるが、その理由は、より高次のマルチ・ビット・ノイズ整形器ではなく、1次システムである従来型のオーバフロー・アキュムレータが用いられるからである。更に、より単純な補間又はデシメーション・フィルタを用いてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】 位相ロック・ループのためのデジタル制御発振器 発明の分野 本発明は、デジタル制御発振器に関し、更に詳しくは、デジタル位相ロック・ ループにおける使用に関する。デジタル位相ロック・ループは、アナログ・デジ タル及びデジタル・アナログ・コンバータで見られる連続的に可変のデジタル補 間及びデシメーション(decimation)フィルタにおいて、用いられる。更に、デ ジタル位相ロック・ループは、そのようなデジタル型の連続可変補間及び/又は デシメーション・フィルタを用いているサンプル・レート・コンバータにおいて 用いることができる。 発明の背景 オーバサンプルされた(oversampled)シグマ・デルタ型デジタル・アナログ (D/A)及びアナログ・デジタル(A/D)コンバータでは、それぞれ、補間 及びデシメーション・フィルタを用いる。これらのフィルタは、入力サンプル・ レート又は出力サンプル・レートのどちらかの2進整数倍(binary multiple) である高周波のクロック信号を必要とするのが典型的である。すなわち、D/A コンバータにおける補間フィルタは、入力サンプル・レートの単純な2進整数倍 である高周波クロック信号を必要とし、他方で、デシメーション・フィルタを用 いているA/Dコンバータは、通常は、出力サンプル・レートの単純な2進整数 倍である高周波クロック信号を必要とする。 図1には、従来のシグマ・デルタ型D/Aコンバータ30が示されている。デ ジタル入力データ32、フレーム・クロック34及び高速マスタ・クロック36 がコンバータに入力される。高速のマスタ・クロックは、フレーム・クロックの 単純な2進整数倍であり、典型的には、入力レートよりも、64、128、25 6倍だけ高い。補間フィルタ38は、フレーム・クロック・レートすなわち入力 レート(Fs_in)のデジタル入力データ32を取得して、高速のマスタ・クロッ クのレートで補間された出力40を生じる。補間フィルタとD/Aコンバータ3 0の他の部分とを駆動するクロックが、クロック発生器50によって提供され、 クロック発生器50は、フレーム・クロックとマスタ・クロックとを受け取り、 それらを適切に分割する。次に、補間された出力40は、ノイズ整形回路42に 与えられ、この回路は、最小で1ビットである縮小されたビット数の出力44を 提供する。D/Aコンバータ46は、ノイズ整形器42の出力44に従って、ア ナログ出力48を提供する。 種々の入力サンプル・レートが供給されなければならないシステムでは、例え ば入力サンプル・レートの64倍である要求される高周波のマスタ・クロックを 発生することは、困難である可能性がある。アナログ位相ロック・ループ(PL L)が、このクロックを発生することを要求されることが多い。従って、そのよ うなD/A変換を実行するように設計されているデジタル集積回路は、入力デー タに位相ロックされていると考えられる高周波信号を受け取る入力を有し、その ような回路のユーザはアナログPLLを用いてマスタ・クロックを発生すること が、想定される。つまり、非同期のマスタ・クロックは、用いることができない 。 デジタルPLLは、一般的には用いられないが、その理由は、デジタルPLL を用いて入力クロック(Fs_in)に基づいて高周波マスタ・クロックを発生する ことは、デジタルPLLが生じるクロック信号は入力クロックに対して非同期で あるシステム・マスタ・クロックのエッジで切り換わらなければならないという 事実により、通常は、深刻な性能(パフォーマンス)の低下につながるからであ る。システムのマスタ・クロック・レートは、入力サンプル・レートとは関係を 有していないから、それぞれの64*Fs_inクロック・パルスに対しては、可変 の数のシステム・マスタ・クロック・パルスが存在する。例えば、7MHZのシ ステム・マスタ・クロック周波数と64*FS_inの高周波マスタ・クロック周波 数(約3MHZ)とでは、平均で、3MHZの信号のそれぞれのサイクルに対し て、7/3のシステム・マスタ・クロック・パルスが存在する。64*FS_inの クロック信号はシステム・マスタ・クロックと共にクロックされるデジタルPL Lによって発生されるので、数サイクルの64*FS_inのクロック信号が、が、 2システム・マスタ・クロック・サイクルの間に継続し、また、場合によっては 、 3システム・マスタ・クロック・サイクルの間に継続し、平均が、7/3に等し くなる。これは、デジタルPLLの出力における大量のジッタとなり、それによ って、D/Aコンバータ46の出力における結果的なアナログ信号に、歪みとノ イズとが生じる原因となる。 デジタルPLLを用い、多数の入力サンプル・レートを供給するがアナログP LLを必要とせず、ユーザが入力レートに位相ロックされたマスタ・クロックで はなく単に非同期のマスタ・クロックを提供することを可能にするようなデジタ ル集積回路を提供することが好ましい。そのようなシステムは、アナログ・デバ イシズ(Analog Devices)社によって、製品番号AD1843において、提供さ れてきている。この製品は、明確な長所を有してはいるが、複雑なノイズ整形方 式を用いて、デジタルPLLを用いることによって生じる問題を克服している。 発明の概要 デジタル位相ロック・ループの時間量子化エラーに起因して生じるエラーを克 服するために、デジタル位相ロック・ループのデジタル制御発振器は、更に、こ こで剰余信号(residue signal)と称する、時間量子化において見いだされるエ ラーの量を示す出力信号を与える。この剰余信号は、入力クロックに位相ロック された想像上の理想的なアナログ・クロックの到着と入力クロックに位相ロック されたデジタル位相ロック・ループのクロックとの時間差の尺度(測度、measur e)である。この剰余信号が、デジタル位相ロック・ループの出力クロック信号 を用いて補間又はデシメーション・フィルタの出力を外挿又は補間(内挿)する のに、用いられる。剰余信号は、補間又はデシメーション・フィルタで用いるこ とができるので、アナログ・デジタル・コンバータ、デジタル・アナログ・コン バータ及びサンプル・レート・コンバータにも応用可能である。デジタル位相ロ ック・ループ回路は、従前の方法よりも単純であるが、その理由は、より高次の マルチビットのノイズ整形器ではなく、1次(first order)システムである従 来型のオーバフロー・アキュムレータ(overflowing accumulator)を用いるこ とができるからである。また、より単純な補間又はデシメーション・フィルタを 用いてもよい。 従って、本発明の1つの側面は、デジタル位相ロック・ループにおいて用いる デジタル制御発振器である。この発振器は、周波数制御信号を受け取る第1の入 力と、マスタ・クロック信号を受け取る第2の入力と、周波数制御信号に比例す る平均周波数で生じるクロック・パルスを出力クロック信号に提供する出力とを 有するクロック信号発生器を含む。この発振器は、また、理想的なクロック信号 のクロック・パルスの理想的な到着時間とクロック信号発生器からの出力クロッ ク信号のクロック・パルスの到着時間との間の時間周期を測定する回路を含む。 このデジタル制御発振器は、モジュロ・アキュムレータを用いて、マスタ・ク ロック信号に従ってラッチによってサンプリングされる周期的にオーバフローす るランプ信号を提供する。このアキュムレータは、マスタ・クロックのレートの 周波数制御信号に従ってインクリメントする。アキュムレータがラップ(wrap) するときには、アキュムレータの出力は、時間尺度を示し、従って、剰余信号を 提供する。この出力の下位ビット(lower bits)は、マスタ・クロックの次のク ロック・パルスに先立ってサンプリングして、ラッチされた剰余信号を提供する ことができる。 特定の実施例では、デジタル制御発振器は、加算器とラッチとの組合せとして 実現することができる。この加算器は、周波数制御信号に接続された入力と、ラ ッチの出力に接続された第2の入力とを有する。ラッチは、マスタ・クロックの すべてのパルスにおいて加算器の出力をラッチする。ラッチの最上位ビットは、 位相ロックされたクロック信号を発生するのに用いられる。次に、ラッチの出力 の下位ビットが、遅延されたマスタ・クロック信号によって制御された第2のラ ッチによってラッチされ、ANDゲートによって、位相ロックされたクロック信 号とAND演算がなされる。この第2のラッチの出力は、ラッチされた剰余信号 を提供する。正規化された剰余信号は、ラッチされた剰余信号をラッチされた周 波数制御信号を用いて除算することによって得られる。 本発明の別の側面は、このようなデジタル制御発振器を用いて、入力クロック 信号よりも実質的に高い平均周波数を有する出力クロック信号を発生するデジタ ル位相ロック・ループである。位相検出器が、入力信号と、位相ロックされたク ロック信号を受け取るクロック除算器の出力とを受け取る。この位相検出器は、 これらの2つのクロック信号の位相差の尺度である出力を生じる。ループ・フィ ルタが、位相検出器の出力をフィルタリングして、周波数制御信号を提供する。 この周波数制御信号は、位相ロックされたクロック信号を提供するデジタル制御 発振器に印加される。 本発明の別の側面は、このようなデジタル位相ロック・ループを用いて、入力 クロック信号によって定義されたレートで受け取られる入力データを補間して前 記出力クロック信号によって定義されたレートで受け取られた入力データを補間 するデジタル補間フィルタである。この補間フィルタは、位相ロックされたクロ ック信号を受け取る第1の入力と、入力データを受け取る第2の入力とを有する 。このフィルタは、位相ロックされたクロック信号に従った時間間隔で入力デー タを補間することによって、出力値を提供する。補正回路が、第1の時間値から の補間された出力と、第2の時間値とラッチされた剰余信号とからの第2の補間 された出力とを受け取るように接続された入力と、このデジタル制御発振器から 前記時間周期の尺度を受け取る。この補正回路は、剰余信号に従って、補間され たデータに対して、補正機能を実行する。ある実施例では、この補正は、外挿の 形式であり、補正された出力は、第2の出力と、前記剰余と第2の出力と前記第 1の出力との差との積との和である。 本発明の別の側面は、そのようなデジタル補間フィルタを用いたデジタル・ア ナログ・コンバータである。位相ロックされたクロック信号レートで提供される このフィルタの出力は、マスタ・クロックによってクロックされノイズ整形され た信号を提供するノイズ整形器に与えられる。マスタ・クロックによってクロッ クされたD/Aコンバータが、ノイズ整形器の出力を受け取り、対応するアナロ グ信号を出力する。 本発明の別の側面は、ラッチされた剰余信号を提供する位相ロック・ループを 用いるデシメーション・フィルタである。このフィルタは、位相ロックされたク ロック信号に関係するレートを有する入力信号を受け取る。このデータは、一様 のレートでデータを受け取り位相ロックされたクロック信号のクロック・パルス の実際の到着に対応する正確な値の補正された出力を発生する。ある実施例では 、この補正回路は、ラッチされた剰余信号と2つの入力値とに従って、後方補間 (backward interpolation)の形式を実行する。好ましくは、デシメーション・ フィルタは、正規化されたラッチされた剰余信号を用いる。補正回路は、ラッチ を用いて、除算回路がラッチされた剰余信号を計算する時間を許容する遅延を提 供する。 本発明の別の側面は、上述の補正回路を用いた補間フィルタを用いて入力サン プリング・レートを有する一連の入力サンプルを出力サンプリング・レートを有 する一連の出力サンプルに変換するサンプル・レート・コンバータである。マス タ・クロック・レートが出力サンプリング・レートの単純な整数倍である場合に は、単純なデシメーション・フィルタが、補正された補間フィルタによって出力 される値を読み出すために提供される。データは、マスタ・クロック・レートに よってデシメーション・フィルタによって読み出され、位相ロックされたクロッ ク信号レートにおいて変化する。入力及び出力サンプリング・レートの両方がマ スタ・クロックと非同期であるときには、補間フィルタとデシメーション・フィ ルタとのそれぞれは、位相ロック・ループ(PLL)を有する。補間フィルタの ためのPLLは、入力サンプリング・レートにロックされ、デシメーション・フ ィルタのためのPLLは、出力サンプリング・レートにロックされる。それぞれ のPLLは、それ自身のラッチされた剰余信号とそれ自身の対応する上述の補正 回路とを提供する。 本発明の別の側面は、上述のラッチされた剰余信号を発生する方法(プロセス )である。この方法は、クロック・パルスがマスタ・クロック信号のパルスと同 期して発生される入力データ・レートに位相ロックされたクロック信号を発生す るステップと、理想的なクロック・パルスの到着と位相ロックされたクロック信 号の実際のクロック・パルスの到着との間の時間差を測定するステップとを含む 。特に、この測定は、周波数制御信号を集積(アキュムレート)するモジュロ・ アキュムレータを用いて周期的にオーバフローするランプ信号を発生し、このア キュムレータの出力をオーバフローが生じた直後でありマスタ・クロック・パル スが生じる前にサンプリングすることによって、実行される。 本発明の別の側面は、そのようなラッチされた剰余信号とデジタル位相ロック ・ループとを用いて入力信号を補間する方法である。入力データは、オーバサン プリングされ、位相ロックされたクロック信号によって定義されたレートで出力 さ れる。出力は、ラッチされた剰余信号に従って、補正される。好ましくは、補正 は、少なくとも2つの後続の出力とラッチされた剰余信号とを用いた外挿の形式 である。 本発明の別の側面は、そのような位相ロック・ループのクロック信号とラッチ された剰余信号とを用いて入力信号をデシメートする方法である。入力信号は、 ラッチされた剰余信号を用いて補正され、それにより、信号の値は、位相ロック されたクロック信号のサンプル時間に対応する。好ましくは、補正は、2つのシ ーケンシャルなサンプルと、ラッチされた剰余信号と、後方補間の形式とによっ て、実行される。補正された信号は、次に、補正された信号を位相ロックされた クロック信号のレートで読み出すフィルタを用いてデシメートされる。 本発明の別の側面は、サンプルの入力及び出力シーケンスの入力及び出力サン プリング・レートの間で変換を行う方法である。この方法は、上述の補間方法を 用いて入力シーケンスを補間することを含む。出力サンプリング・レートが補間 フィルタによって用いられる位相ロック・ループを駆動するマスタ・クロックと 非同期である場合には、上述のデシメーション・フィルタは、その入力を、補間 フィルタの補正された出力から受け取る。 図面の簡単な説明 図1は、従来のオーバサンプリング式のシグマ・デルタ形デジタル・アナログ ・コンバータのブロック図である。 図2は、アナログ位相ロック・ループのブロック図である。 図3は、本発明によるデジタル位相ロック・ループのブロック図である。 図4は、マスタ・クロックと比較した本発明によるデジタル制御発振器の出力 とアナログ位相ロック・ループの出力とのブロック図である。 図5は、デジタル制御発振器のアキュムレータとアナログ及びデジタル位相ロ ック・ループ信号との関係を図解するタイミング図である。 図6は、本発明によるデジタル・アナログ・コンバータを図解するブロック図 である。 図7は、デジタル位相ロック・ループによって駆動されたデジタル補間フィル タの出力とアナログ位相ロック・ループによって駆動されたデジタル補間フィル タの出力との関係を図解している。 図8は、デジタル補間フィルタの出力がデジタル制御発振器からの剰余信号を 用いてどのように補正されるかを図解する図である。 図9は、本発明による補正回路を用いているデジタル補間フィルタのブロック 図である。 図10は、補正のない場合のデジタル補間フィルタの出力信号の時間・周波数 領域変換を図解するグラフである。 図11は、補正のある場合のデジタル補間フィルタの出力の時間・周波数領域 変換のグラフである。 図12は、本発明による連続的に可変のデシメーション・フィルタのブロック 図である。 図13は、補正のない場合の連続的に可変のデシメーション・フィルタの出力 を図解するタイミング図である。 図14は、補正のない場合のデシメーション・フィルタの出力の時間・周波数 領域変換のグラフである。 図15は、補正のある場合のデシメーション・フィルタの出力の時間・周波数 領域変換のグラフである。 図16は、正規化された剰余を用いている連続的に可変のデシメーション・フ ィルタのブロック図である。 図17は、本発明によるデジタル補間フィルタを用いるサンプル・レート・コ ンバータのブロック図である。 図18は、補正のある場合のサンプル・レート・コンバータの出力の時間・周 波数領域変換を図解するグラフである。 図19は、補正のない場合のサンプル・レート・コンバータの出力の時間・周 波数領域変換を図解するグラフである。 詳細な説明 本発明は、次の詳細な説明を通じて、より完全に理解されるはずである。この 説明は、添付した複数の図面を共に読まれるべきであるが、図面では、類似の参 照番号は、類似の構造を示している。 図2は、典型的なアナログ位相ロック・ループ(PLL)35を示し、図3は 、本発明によるデジタルPLL45の実施例を示している。アナログPLLで用 いられる電圧制御発振器52(VCO)は、電流源56を介してコンデンサ54 を充電することによって動作し、コンパレータ60によって判断されるように、 電圧があるスレショルド58に達すると、クロック・パルスがパルス発生器62 によって生じ、コンデンサが放電される。この発振器の周波数は、電流源の値に よって制御され、電流源は、周波数制御信号72によって制御される。周波数制 御信号は、入力信号34と、例えば128であるファクタによって除算器(divi der)82を用いて除算された発振器の出力クロック78とを受け取る位相検出 器80に基づくが、このファクタを用いて、位相ロック・ループは、入力レート を乗算するように設計されている。位相検出器の出力84は、ループ・フィルタ 86に与えられ、このフィルタは、周波数制御信号72を提供する。 図3では、デジタルPLL45は、デジタル制御発振器(DCO)66を有し 、このDCOは、高周波のマスタ・クロック信号64によって駆動される。位相 検出器のためのデジタルPLLでは、入力クロック信号がマスタ・クロックに対 して非同期である場合には、1又は複数の同期化ラッチが通常は用いられ、不安 定(metastability)問題を回避する。デジタル制御発振器(DCO)は、一般 に、周波数制御信号72を受け取りマスタ・クロック信号のエッジ上で生じ且つ 周波数制御信号に比例する平均周波数のクロック・パルスを有するクロック信号 を出力するクロック信号発生器を含む。クロック信号発生器は、モジュロ・アキ ュムレータ(modulo accumulator)を用いて実現され得る。図3に示された実施 例では、モジュロ・アキュムレータは、加算器68とラッチ70とから構成され ている。加算器は、周波数制御信号72(Nビット)を受け取り、これは、ラッ チ70の出力74の下位ビット(lower bits)に加算される。N+1ビットであ る加算器から出力される和76は、マスタ・クロックのエッジ上でラッチ70の 中にラッチされる。マスタ・クロック信号の立上り又は立下りである1つおきの エッジにおいて、周波数制御信号72は、モジュロ・アキュムレータに加えられ 、それによって、モジュロ・アキュムレータの値は、アナログVCOにおけるコ ンデンサ電圧に類似する態様でランプ(ramp、傾斜)する。モジュロ・アキュム レー タの値が、通常はトリビアル(trivial)な2進数である何らかのスレショルド に達するときには、モジュロ・アキュムレータは、ラップ(wrap)する。クロッ ク・パルスが、モジュロ・アキュムレータがラップする度に生じる。実際には、 このパルスは、アキュムレータのオーバフロー・ビットから導かれる。例えば、 周波数制御信号72が16ビット・ワードでありアキュムレータ・ラッチからの フィードバックもまた16ビットである場合には、これらの2つの信号の和は、 17ビット・ワードとなる。この17ビットの信号がラッチされ、下位の16ビ ットが加算器に戻される。17番目のビットは、ラップ検出器として用いられ、 このビットが1に設定されるときには常に、出力パルスが「クロック・アウト」 線78上に生じる。 「剰余(residue)」75は、ラップが生じた直後であり次のマスタ・ クロック・パルスが生じる前の、例えばラッチ70であるモジュロ・アキュムレ ータの値である。剰余信号は、一様の周期を有する信号として定義され実際のデ ジタルPLLクロック信号の平均周波数を有する理想的なアナログPLLクロッ ク信号のクロック・パルスの到着と実際のDCOクロック・パルスの到着との間 の時間の尺度(measure)を提供する。この剰余75は、位相ロックされたクロ ック信号78のエッジと、遅延されたマスタ・クロックのエッジ64a(AND ゲート87によって図解されている)とにおいて、ラッチ88によってラッチさ れ、次のオーバフローが生じるまで保持される。ラッチ88の出力は、ラッチさ れた剰余信号77である。オプションであるが、別のラッチ87をラッチ88と 同じ時間にロードし、周波数制御信号72を捕捉することもできる。ラッチされ た周波数制御信号に対するラッチされた剰余信号77の比率(ratio)は、以下 でより詳細に説明するが、ラッチ正規化された剰余信号77aを提供する除算器 85によって決定される。 図4は、剰余信号がある非同期マスタ・クロック・パルスから次にどのように 変化するか、についての例を示している。理想的なアナログ・クロック・パルス は、線Aの上に概略的に図解されている。高周波のマスタ・クロック信号64が 、線Bに図解されているが、これは、アナログ位相ロック・ループの理想的なア ナログ・クロック・パルスとは非同期であるとして図解されている。線Cに示さ れ ているデジタル制御発振器のクロック信号78は、理想的なアナログ・クロック ・パルスとは非同期的に生じると概略的に示されているが、マスタ・クロックと は同期している。線Dに示されたラッチされた剰余信号77は、この例では、デ ジタル制御発振器のクロック・パルスのそれぞれと共に減少するものとして示さ れている。DCO信号がVCO信号と比較して非常に遅れているときには、大き な剰余が発生することに注意すべきである。 デジタルPLLの「平均」周波数(PLL FREQ)は、次の通りである。 PLL FREQ = mclk_freq*(Freq_control/Wrap_threshold) ここで、wrap_thresholdは、アキュムレータがラップするスレショルド値であり 、通常は、トリビアル(trivial)な2のN乗の2進(バイナリ)数であ り(Nは、DCOアキュムレータ・レジスタにおけるビット数)、freq_control は、周波数制御入力値(たとえば、図2では72)であり、mclk_freqは、非同 期マスタ・クロックの周波数である。 アナログVCOとデジタルDCOとが共に、全く同じ長いタームの周波数を有 するクロック信号を生じる場合を想定してみる。位相もまた同期している場合に は、アキュムレータの出力75におけるデジタル信号は、図5の90に示すよう に、アナログVCOのコンデンサ上の連続時間アナログ・ランプ信号のサンプル を表す。 同期しているDCOとVCOとによって生じるクロック信号を比較すると、デ ジタル・クロック信号は、常に、アナログ・クロック信号と比較して「遅延」し ているが、これは、DCOはマスタ・クロックによってクロックされるから、モ ジュロ・アキュムレータの出力75がスレショルド89に到達するときにラップ が生じたことを検出する前には、マスタ・クロックの次のエッジまで待たなけれ ばならないという事実に起因する。この遅れの程度は、ラップが生じた後で剰余 信号77を調べることによって、見いだすことができる。例えば、剰余信号が大 きいと、これは、クロックが、理想的なアナログVCOクロックと比較して非常 に遅れていることを意味する。同様に、剰余信号が小さいと、これは、クロック は、理想的なアナログVCOクロックと比較してほんの僅かに遅れているに過ぎ ないことを意味する。DCOクロックと理想的なVCOクロックとの間の時間差 は、数量化が可能であり、次の式で表される。 剰余(residue)=A/B ここで、Aは、デジタル及びアナログ・クロックにおける対応するパルスの間の 時間差であり、Bは、図5に示されているように、アナログ・クロックの周期で ある。 換言すると、剰余信号は、理想的なアナログVCOクロックの周期の一部分( fraction)として測定されたデジタル・クロックの遅れ(lateness)を表す。こ の関係は、以下で述べるように、デジタルPLLを用いるデジタル補間器又はデ シメータの出力を補正するのに用いられる。 別の剰余信号を基本的なDCO回路から導くことも可能である。周波数制御信 号に対する剰余信号の比率をとることにより、「正規化された(normali zed)」剰余信号に、次の式によって与えられる値が提供される。 Normalized_residue = A/C ここで、Cは、マスタ・クロックの周期であり、Aは、図5に表されているよう に、DCOのクロックと理想的なアナログVCOクロックとの間の位相差である 。換言すれば、正規化された剰余は、マスタ・クロック周期の一部分として表現 されるデジタル及びアナログ・クロックの間の時間差である。正規化された剰余 77aは、除算器85によって提供される。 図6は、デジタルPLL45を用いて要求される高周波のクロック信号36a を発生するが、この信号は、入力クロック・レートの整数倍である。このD/A コンバータ92は、図1の場合と類似しているが、成分は、非同期マスタ・クロ ック・レートで動作している。高周波の非同期マスタ・クロック64が、この回 路の動作には、依然として必要であるが、それは、いかなる意味でも、フレーム ・クロック(入力サンプル・レート)に関係する必要はない。そのようなコンバ ータは、従って、デジタルPLLを駆動するのに用いられる非同期のシステム・ マスタ・クロックを受け取る入力を有するデジタル集積回路において、実現され る。これによって、回路が、そのようなコンバータを用いて固定された非同期高 周波クロックを提供するように設計されることが可能になり、アナログPLLに 対する必要性がなくなり、よって、多数の応用例のための回路設計が簡略化され る。 図6のD/Aコンバータ92は、補間フィルタ38aの出力40aとノイズ整形 器42aの入力98との間に挿入された「補正回路」96を含む。この補正回路 は、デジタルPLL45からの「剰余」(residue)信号77を用いて、補間フ ィルタ出力の値を、データがDAC出力で生じる実際の時間に対応させるように 、変更する。この補正を行うことにより、デジタルPLLからのジッタされたク ロック36aを用いることにより入り込む歪み(distortion)を劇的に減少させ ることができる。 補正の基礎を説明するために、図7では、2つのデジタル補間器、すなわち、 アナログVCOの出力から駆動される補間器とDCOの出力から駆動される補間 器とを、比較している。マスタ・クロックは、典型的には、平均DCO周波数よ りも、2から16の範囲(上限は存在しないが)のファクタだけ高い。例えば、 オーディオ・システムでは、平均のDCO周波数は3MHZであり、マスタ・ク ロックは12MHZ程度である。これは、平均では、DCO出力パルスは、4つ のマスタ・クロック・パルスごとに生じることを意味している。実際の数は、長 期的な平均レートは正確であるようにサイクルごとに変動する。 図7に示されている補間フィルタは共にデジタル型であり同じ入力を受け取り 出力において同じ数を生じるが、その結果は、異なる時間で利用可能である。デ ジタルPLLはマスタ・クロック信号のエッジに対応する時間に生じるように制 約されたクロック・パルスを生じるので、デジタルPLLに駆動された補間器の 出力は、マスタ・クロック・レートにおける離散時間信号であると考えることが できる。従って、出力は、平均で、4マスタ・クロック・サイクルに1回だけ変 化するが、出力信号は、フル・レートで捕捉された出力データを用いて分析され る。 デジタルPLLによって駆動されたシステムが正しい解答を間違った時間に生 じるという事実は、出力信号に歪みを生じさせる。例えば、コンピュータ・シミ ュレーションによれば、オーバサンプリング・ファクタが64であり、マスタ・ クロックが補間器の出力レートよりも周波数が4倍高いと、最悪の場合の歪みは 、約80dBである。 図8では、歪み補正回路がどのように機能するかをグラフィカルに図解してい る。値Y1は理想的なクロック時間102に対応する時間N−1において、補間 器が生じる出力値である。Y2は、現在の時間Nにおける補間器の値である。Y 2は、理想的なアナログ・クロックが時間100で生じるはずである場合と比較 して、「遅れて」生じている。Y2の値は、デジタルVCOの「剰余」信号に含 まれる情報を用いて補正することができ、この剰余信号は、理想的なアナログ・ クロックとアナログ・クロック時間周期の一部分として表されたデジタル・クロ ックとの間の時間差の正確な尺度である。特に、実際のデジタルPLLクロック 時間に対応するY2の新たな値104は、次の式に従って線形外挿法によって発 生させることができる。 Y2_new = Y2 + (Y2 - Y1)*residue 図9には、上述の補正を実行する回路の実施例が図解されている。デジタルP LLのクロック・レートで、減算が1回、加算が1回、乗算が1回実行される。 そして、Y2が、Y1を与える出力を有する遅延110に印加される。Y2及び Y1は、加算器112に入力されるが、その出力は、乗算器114に接続されて いる。乗算器114は、剰余信号77を受け取る第2の入力を有し、剰余信号と Y2及びY1の差との積を出力する。加算器116は、Y2と乗算器の出力とを 受け取る入力を有し、その和を、補正された出力として生じる。剰余信号は、デ ジタルPLLが出力クロックを生じるときにラッチされ、それにより、後続のマ スタ・クロック64の・パルスは、その値を変化させない。剰余信号は、デジタ ルPLLのクロック36aが新たなパルスを発生しない場合のマスタ・クロック 周期の間は、マスタ・クロック・レートで反復される。 信号のよりよい評価は、補正が次のサイクルまで遅延される場合に達成される ことがすぐに理解されるであろうが、これは、理論的に、線形補間が、線形外挿 よりも正確であるからである。この方法の問題は、そのような補正は、補正され たデータが現在のデジタルPLLクロック出力に対応する時間において出力に与 えられることを想定してなされていることである。補正されたデータが1サイク ル後まで与えられない場合には、理想的なアナログ・クロックに対する遅れに関 するクロックのタイミングは異なっており、従って、補正は、もはや有効ではな い。 補間器出力における隣接するサンプルの間の差は、典型的には小さな数である 。通常は、この数は補間比率(interpolation ratio)に正 比例して減少する。例えば、オーバサンプリング・ファクタが、2の6乗である 場合には、差分の取られた(differentiated)信号は、入力信号よりも6ビット 小さくなる。同様に、所望の質のレベルに依存して、剰余信号において要求され るビット数は、より下位のビットを切り捨てることによって、減少させることが できる。ビット数が減少することにより、補正乗算器(multiplier)114の大 きさを減少させることができる。 図10と図11とは、12.288MHZのマスタ・クロック周波数と44. 1KHzでサンプリングされた20KHzの正弦波入力信号に適用された64で ある補間ファクタとに対する、補正がある場合と補正のない場合との、デジタル PLLに駆動された補間器の高速フーリエ変換(FFT)のプロットを示してい る。補正されていないFFT(図10)は、基本振幅に対して、最高で−80d Bの歪みを示している。補正された回路(図11)では、歪みは、−110dB よりもよい程度まで改善されている。これらのプロットは、最悪の場合の入力信 号(最高の周波数、最高の振幅)に対して発生された。 本発明は、また、連続的に可変のデシメーション・フィルタを用いたA/Dコ ンバータに適用可能である。図12には、連続的に可変のデシメーションのため の回路が示されている。デジタルPLLは、例えば44.1KHzである出力レ ートの整数倍である周波数を有するクロック信号122にロックされている。デ ジタルPLLは、補間の場合とちょうど同じように、非同期高周波マスタ・クロ ック124によって、駆動される。入力信号30は、完全なマスタ・クロック・ レートであると想定される。デジタルPLLクロック126は、入力をラッチ1 28の中にクロックするのに用いられる。デジタルPLLクロック126は、す べてのマスタ・クロック・サイクルでオンになる(fire)するのはなく、結果的 には、入力データのサブサンプリングが生じる。 次に、入力信号の勾配が、隣接のサンプルの間の差をとることにより、評価さ れる。遅延132と加算器134とが、出力136において、この差を提供する 。この評価された勾配には、次に、乗算器138を用いて、ラッチされた剰余信 号 77が乗算される。乗算器138が出力する積は、補間の場合とちょうど同じよ うに、加算器140を用いて、現在の入力サンプルに加えられる。補正された値 であるYn_correctedを提供する補正回路の機能を記述する式は、次の通りである 。 Yn-corrected = Yn + (Yn-1 - Yn)*RESIDUE この補正された出力は、クロック除算器144によって導かれる信号を用いて制 御されるデシメーション・フィルタ142に加えられる。評価された勾配のマイ ナスのもの(negative)が上の式では用いられていることに注意すべきである。 この理由は、補間とデシメーションとの間の僅かな差に起因する。補間の場合に は、データの振幅は、ジッタされた時間において再生されるときにはその時間に 対して振幅が正確となるように、変更される。デシメーションの場合には、デシ メーション・フィルタは、その入力における数は、一様にサンプリングされた信 号から来ると想定する。数が利用可能となる実際の時は、問題ではない。デシメ ーション・フィルタは、単に、一連の入力数を取り、その数に対して何らかの計 算を行いデシメートされた出力数を生じる。そして、補正の目標は、一様の周期 を有するクロック信号のサンプルを正確に表す入力数を生じさせることである。 図13を参照すると、剰余信号77(線Fに示されている)は、デジタルPL Lクロック・パルス126が、想像上の一様なクロック(線Cに示されている) と比較して、どのくらい遅延しているか(線Dに示されている)を示している。 ここで、この理想的なクロックのクロック周波数は、デジタルPLLクロックの 平均クロック周波数と同じである。線A及びBは、マスタ・クロック・レート( B)でサンプリングされた実際のデータ(A)を示している。剰余信号77は、 従って、デジタルPLL(線Eに示されている)がクロックするデータから、そ のデータが理想的なアナログ・サンプリング時間において有していたであろう値 まで、線Dに示されているデジタルPLLのクロック・レートでクロックされる 線Eに示されているデータを用いて、後ろ向き(後方、backward)に補間するの に用いられる。 図14及び図15は、コンピュータ・シミュレーションによって生じる、補正 回路を伴う場合と伴わない場合での、デシメートされた信号のFFTを示してい る。歪みは、例えば、6.144MHzのマスタ・クロックと64*44.4K HzのデジタルPLL平均周波数とを用いて、44.1KHzでサンプリングさ れた20KHzの正弦波である、最悪の場合(最高の周波数、最高の振幅)の信 号を用いて、約−80dB(図14)から約−106dB(図15)まで、縮小 される。 補間だけでなくデシメーションもあまり十分には機能しないという事実を、次 に説明する。既に用いられている剰余信号77は、RESIDUE = A/Bによって与え られ、ここで、AはDCOクロックと理想的なアナログ・クロック時間との時間 差であり、Bは理想的なアナログ・クロックの周期である。 信号勾配の評価は、デジタルPLLのサブサンプリングされた入力データの隣 接するサンプルを用いてなされる。デジタルPLLのクロックは不規則であるの で、入力サンプルの勾配は、現在のデジタルPLLのサンプリングされた入力と 先のデジタルPLLのサンプリングされた入力との瞬間的な差Δτに関して評価 される。従って、評価された勾配が理想的なアナログ・クロック時間において取 られたサンプルに基づくと仮定される場合には、評価された勾配は、不正確であ る。しかし、これらの勾配の測定の長期的な平均は正確であるから、この補正回 路の性能は、その機能が解析的には正確ではない(not analytically exact)と しても、優れている。この近似に起因する誤差(エラー)は、ほとんどが、高周 波におけるものであり、デシメーション・フィルタのフィルタリング作用によっ て除去される傾向がある。性能(パフォーマンス)の改善は、瞬間的な勾配の評 価を平均化又はフィルタリングして評価の改善を得ることによって、達成できる 。 図16は、性能が改善されているより複雑なデシメーション・フィルタである 。先に指摘したように、出力は、「正規化された剰余」と称されるDCOから入 手可能であり、剰余信号77は、周波数制御数によって除算されて、比率A/C を生じる。ここで、Aは、理想的なアナログ・クロックとデジタルPLLクロッ クとの間の時間差であり、Cは、マスタ・クロック周期である。この正規化され た剰余信号を用いることにより、マスタ・クロック・サンプリングされた入力は 、直接に操作することができ、補正ファクタが、適切に発生される。正規化され た 剰余が性能を改善させることの理由は、勾配信号はマスタ・クロック・レートで の一様のサンプルに基づいており、従って、図13の回路に内在するエラーを有 しないからである。この回路の欠点は、正規化された剰余を発生させるのに、リ アルタイムの除算動作が必要になる点である。従って、図16はまた、追加的な ラッチ146及び148を含み、除算に要した時間を補償するように、補正回路 において遅延を提供する。 補間フィルタの出力に接続されたデシメーション・フィルタを用いることによ り、本発明を、サンプル・レート・コンバータとして用いることが可能になる。 例えば、マスタ・クロック信号が、所望の出力レートのトリビアルな2のN乗整 数倍である場合には、マスタ・クロック補間された信号は、図17に示すように 、従来のデシメータ142に与えることができる。このデシメーション・フィル タ142は、データを、デジタルPLL45のレートで変化する連続的に可変の 補間フィルタから受け取り、そのデータを、マスタ・クロック124を受け取る クロック除算器144によって発生されるマスタ・クロック・レート又はそのい ずれかの約数(submul tiple)で読み出す。この場合には、デシメーション・フ ィルタ142が「適応的」(adaptive)である必要はない。 マスタ・クロック・レートが入力又は出力レートに関係していないより一般的 な場合には、デシメーション・フィルタ142は、図13及び図16との関係で 上述したように、連続的に可変であり、図9に示されている連続的に可変である 補間フィルタの出力を受け取るように接続されている。この実施例では、フィル タのそれぞれが、位相ロック・ループである。補間フィルタのためのPLLは、 入力サンプリング・レートにロックされ、他方で、デシメーション・フィルタの ためのPLLは、出力サンプリング・レートにロックされている。それぞれのP LLは、図9、図13及び図16に示されるように、それ自身のラッチされた剰 余信号と、それ自身の対応する補正回路とを提供する。 図17のサンプル・レート・コンバータに対してコンピュータ・シミュレーシ ョンによって発生されたFFTのプロットが、補正回路がオンの場合とオンでな い場合とに分けて、図18及び図19に、それぞれ示されている。これらのシミ ュレーションでは、共に、非同期マスタ・クロックは、27MHZの周波数を有 す るものと仮定され、他方で、(補間フィルタに対する)PLLクロックは、6. 136MHZの平均周波数を有するものと仮定されている。示されているのは、 20KHzの正弦波入力の結果である。 補正された及び補正されていない場合の、補間及びデシメーション・フィルタ とサンプル・レート・コンバータとに関するシミュレーションのなされた出力か らわかるように、本発明は、これらの回路のSN比を改善する単純な方法を提供 する。 本発明のいくつかの実施例を以上で説明したが、当業者には、ここで述べたも のは、単に例示的であり制限的ではなく、単なる例によって説明されていること が明らかであろう。多数の修正及び実施例が、この技術分野の範囲内に含まれる 。これらの及びそれ以外の修正は、次に掲げる請求の範囲によって定義される本 発明の範囲に含まれるものである。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年8月15日 【補正内容】 (34条補正) 請求の範囲 1.入力クロック信号によって定義されたレートで受け取られた入力データを 補間し、出力クロック信号によって定義されたレートでフィルタリングされた出 力信号を発生するデジタル補間フィルタであって、 デジタル制御発振器であって、周波数制御信号を受け取る第1の入力と、マス タ・クロック信号を受け取る第2の入力と、前記周波数制御信号に比例する平均 周波数で生じるクロック・パルスを出力クロック信号に提供する出力とを有する クロック信号発生器と、前記出力クロック信号に接続された入力と及び前記出力 クロック信号から受け取られたそれぞれのクロック・パルスに対して、一様な周 期と前記出力クロック信号の平均周波数と等しい周波数とを有する想像上の理想 的なクロック信号のクロック・パルスの到着時間と前記出力クロック信号から受 け取られたクロック・パルスの到着時間との間の時間周期の尺度(measure)を 提供する出力とを有する時間測定回路と、を備えているデジタル制御発振器と、 前記入力クロック信号を受け取るように接続された第1の入力と、前記出力ク ロック信号を前記デジタル制御発振器から受け取るように接続された第2の入力 と、第1及び第2の入力の位相差の尺度を示す信号を提供する出力とを有する位 相検出器と、 前記位相検出器の出力を受け取るように接続され、前記周波数制御信号を前記 デジタル制御発振器に提供する出力を有するループ・フィルタと、 を備えており、前記フィルタは、更に、 前記デジタル制御発振器の出力クロック信号を受け取る第1の入力と、前記入 力データを受け取る第2の入力と、補間された入力データを示す信号を前記出力 クロック信号に従った時間間隔で提供する出力とを有する補間器と、 第1の時間からの前記補間された出力と第2の時間からの第2の補間された出 力とを受け取るように接続された第1の入力と、前記デジタル制御発振器から前 記時間周期の尺度を受け取るように接続された第2の入力と、前記時間周期の尺 度に従った第1及び第2の補間された出力に適用された補正関数の結果を示すフ ィルタリングされた出力信号を提供する出力とを有する補正回路と、 を備えていることを特徴とするデジタル補間フィルタ。 2.前記補正関数は外挿関数であり、補正された出力は、前記第2の出力と、 前記時間周期の尺度と前記第2の出力と前記第1の出力との差との積との和であ ることを特徴とする請求項1記載のデジタル補間フィルタ。 3.前記入力データをアナログ信号に変換する回路において実現されており、 前記デジタル制御発振器の出力クロック信号によって定義されるレートで前記 フィルタリングされた出力信号を受け取るように接続された入力と、ノイズ整形 された信号を提供する出力とを有するノイズ整形器と、 前記ノイズ整形器の出力を受け取るように接続された入力と、前記ノイズ整形 された信号に従ってアナログ信号を提供する出力とを有するデジタル・アナログ ・コンバータと、 を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のデジタル補間フィ ルタ。 4.マスタ・クロック信号によって定義されたレートで受け取られた入力デー タをデシメートし、位相ロックされた出力クロック信号に関係するレートでデシ メートされた出力信号を提供するデジタル・デシメーション・フィルタであって 、 デジタル制御発振器であって、周波数制御信号を受け取る第1の入力と、マス タ・クロック信号を受け取る第2の入力と、前記周波数制御信号に比例する平均 周波数で生じるクロック・パルスを出力クロック信号に提供する出力とを有する クロック信号発生器と、前記位相ロックされた出力クロック信号に接続された入 力と及び前記位相ロックされた出力クロック信号から受け取られたそれぞれのク ロック・パルスに対して、一様な周期と前記位相ロックされた信号の平均周波数 と等しい周波数とを有する想像上の理想的なクロック信号のクロック・パルスの 到着時間と前記位相ロックされた出力クロック信号から受け取られたクロック・ パルスの到着時間との間の時間周期の尺度(measure)を提供する出力とを有す る時間測定回路と、を備えているデジタル制御発振器と、 前記マスタ・クロック信号を受け取るように接続された第1の入力と、前記位 相ロックされた出力クロック信号を前記デジタル制御発振器から受け取るように 接続された第2の入力と、第1及び第2の入力の位相差の尺度を示す信号を提供 する出力とを有する位相検出器と、 前記位相検出器の出力を受け取るように接続され、前記周波数制御信号を前記 デジタル制御発振器に提供する出力を有するループ・フィルタと、 を備えており、前記フィルタは、更に、 前記マスタ・クロック信号に従った入力データを受け取り、前記位相ロックさ れた出力クロック信号のそれぞれのクロック・パルスに対する入力データから補 正された出力を発生する補正回路と、 前記位相ロックされた出力クロック信号に関係するレートで前記補正回路から 補正された出力を受け取るように接続された入力と前記デシメートされた出力信 号を提供する出力とを有するデシメータと、 を備えていることを特徴とするデジタル・デシメーション・フィルタ。 5.前記補正回路は、前記時間周期の尺度と2つの入力値とに従って後方補間 を実行することを特徴とする請求項4記載のデジタル補間フィルタ。 6.前記デシメーション・フィルタは、前記時間周期の正規化された尺度を用 いることを特徴とする請求項5記載のデジタル補間フィルタ。 7.前記入力データを第2の出力サンプリング・レートで一連の出力サンプル に変換するサンプル・レート・コンバータにおいて実現されており、 前記フィルタリングされた出力信号を受け取る入力と、前記第2の出力サンプ リング・レートに従ったレートでデシメートされフィルタリングされた出力信号 を提供する出力とを有するデシメーション・フィルタを備えていることを特徴と する請求項1又は請求項2記載のデジタル補間フィルタ。 8.前記クロック信号発生器は、前記周波数制御信号を受け取る第1の入力と 、前記マスタ・クロック信号を受け取る第2の入力と、前記周波数制御信号と前 記マスタ・クロック信号とに従ってインクリメントする出力とを有するモジュロ ・アキュムレータであり、前記モジュロ・アキュムレータは、この出力がスレシ ョルドを超えるときには周期的にラップ(wrap)して、前記周波数制御信号に比 例する平均周波数で生じるパルスを有する出力クロック信号を発生し、 前記時間測定回路は、前記モジュロ・アキュムレータの出力の下位ビットを受 け取るように接続された入力と、前記出力クロック信号を受け取るように接続さ れたラッチ入力と、前記モジュロ・アキュムレータがラップするときに前記モジ ュロ・アキュムレータの出力の前記下位ビットのサンプルを与え、前記マスタ・ クロック信号の任意の後続のパルスの前に時間に関する前記尺度を与える出力と を有するラッチであることを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれかに記 載の請求項記載のフィルタ。 9.前記モジュロ・アキュムレータは、 前記周波数制御信号を受け取るように接続された入力と第2の入力と前記第1 及び第2の入力の和を提供する出力とを有する加算器と、 前記加算器の出力に接続された入力と前記加算器の第2の入力に接続された出 力とを有し、前記マスタ・クロック信号のパルスにおいて前記加算器の出力をラ ッチする第2のラッチであって、この第2のラッチの出力の最上位ビットが前記 出力クロック信号を提供する、該第2のラッチと、 を備えていることを特徴とする請求項8記載のフィルタ。 10.前記周波数制御信号を受け取るように接続された第1の入力と、前記測 定された時間周期を受け取るように接続された第2の入力と、前記第2の入力に 対する前記第1の入力の比率(quotient)を提供する出力とを有する除算器を更 に備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれかに記載のフィ ルタ。 11.入力クロック信号によって定義されたレートで受け取られた入力データ を補間し、出力クロック信号によって定義されたレートでフィルタリングされた 出力信号を発生する方法であって、 周波数制御信号とこの出力クロック信号のパルスの間の時間差の尺度とによっ て定義される平均周波数を有する出力クロック信号と、一様の周期と前記出力ク ロック信号の平均周波数に等しい周波数とを有する理想的なクロック信号とを、 前記出力クロック信号を提供する最上位ビットと下位ビットとを有するオーバフ ロー・ランプ信号を、前記周波数制御信号を受け取るように接続された入力とマ スタ・クロック信号のパルスに応答して前記周波数制御信号のアキュムレーショ ンを示す信号を提供する出力とを有するアキュムレータを用いて、周期的に発生 し、前記アキュムレータの最上位ビットの変化に応答して、前記マスタ・クロッ ク信号の後続のパルスが生じる前に、前記アキュムレータの出力の下位ビットを サンプリングすることによって、発生するステップと、 前記入力クロック信号と前記出力クロック信号との位相差を決定し、前記位相 差をフィルタリングして、前記発生するステップで用いられる周波数制御信号を 提供し、前記出力クロック信号を前記入力クロック信号に位相ロックすることに よって、入力クロック信号に位相ロックされ入力クロック信号よりも実質的に高 い平均周波数を有する出力クロック信号を、作成するステップと、 前記位相ロックされた出力クロック信号によって定義されたレートで前記入力 データをオーバサンプリングし、前記位相ロックされた出力クロック信号のそれ ぞれのパルスに対するサンプルを提供するステップと、 前記位相ロックされた出力クロック信号の関連するパルスの時間周期の尺度に 従って、前記オーバサンプリングされた入力信号のそれぞれのサンプルを補正し 、前記フィルタリングされた出力信号を提供するステップと、 を含むことを特徴とする方法。 12.前記補正するステップは、それぞれのサンプルに対するフィルタリング された出力信号の少なくとも2つの出力と前記サンプルに関連する時間周期の尺 度とを用いて前記オーバサンプリングされた入力信号を外挿するステップを含む ことを特徴とする請求項11記載の方法。 13.前記入力データをアナログ信号に変換する方法において用いられ、 前記フィルタリングされた出力信号をノイズ整形するステップと、 前記ノイズ整形された信号を前記アナログ信号に変換するステップと、 を含むことを特徴とする請求項11又は請求項12記載の方法。 14.マスタ・クロック信号によって定義されたレートで受け取られた入力デ ータをデシメートし、出力クロック信号に関係するレートでデシメートされた出 力信号を提供する方法であって、 周波数制御信号とこの出力クロック信号のパルスの間の時間差の尺度とによっ て定義される平均周波数を有するデジタル制御された出力クロック信号と、一様 の周期と前記出力クロック信号の平均周波数に等しい周波数とを有する理想的な クロック信号とを、前記出力クロック信号を提供する最上位ビットと下位ビット とを有するオーバフロー・ランプ信号を、前記周波数制御信号を受け取るように 接続された入力とマスタ・クロック信号のパルスに応答して前記周波数制御信号 のアキュムレーションを示す信号を提供する出力とを有するアキュムレータを用 いて、周期的に発生し、前記アキュムレータの最上位ビットの変化に応答して、 前記マスタ・クロック信号の後続のパルスが生じる前に、前記アキュムレータの 出力の下位ビットをサンプリングすることによって、発生するステップと、 前記入力クロック信号と前記出力クロック信号との位相差を決定し、前記位相 差をフィルタリングして、前記発生するステップで用いられる周波数制御信号を 提供し、前記出力クロック信号を前記入力クロック信号に位相ロックすることに よって、入力クロック信号に位相ロックされ入力クロック信号よりも実質的に高 い平均周波数を有する出力クロック信号を、作成するステップと、 前記位相ロックされた出力クロック信号のそれぞれのパルスに対する時間周期 の尺度を用いて前記入力データのそれぞれの値を補正し、補正されたデータに、 前記位相ロックされた出力クロック信号のサンプル時間に対応する値を提供する ステップと、 前記位相ロックされた出力クロック信号の周波数に関係するレートで前記補正 された入力データを読み出すことによって、デシメーション・フィルタを用いて 、前記補正された信号をデシメートするステップと、 を含むことを特徴とする請求項16記載の方法。 15.前記補正するステップは、前記入力信号の少なくとも2つのシーケンシ ャルなサンプルと前記時間周期の尺度との後方補間を実行するステップを含むこ とを特徴とする請求項14記載の方法。 16.前記補正するステップは、前記時間周期の正規化された尺度を用いるこ とを特徴とする請求項15記載の方法。 17.前記入力データを出力サンプリング・レートを有する一連の出力サンプ ルに変換する方法において用いられ、前記フィルタリングされた出力信号を前記 出力サンプリング・レートでデシメートするステップを含むことを特徴とする請 求項11又は請求項12記載の方法。 18.前記発生するステップは、 前記周波数制御信号と前記マスタ・クロック信号のそれぞれのパルスに対する 和とを集積(アキュムレート)するステップと、 前記マスタ・クロック信号のそれぞれのパルスに対する集積された周波数制御 信号をサンプリングして前記和を提供するステップであって、前記和の最上位ビ ットは前記出力クロック信号を提供する、ステップと、 を含むことを特徴とする請求項11ないし請求項17の任意の請求項記載の方 法。 19.前記時間周期の尺度を前記周波数制御信号で除算して、正規化された剰 余信号を提供するステップを更に含むことを特徴とする請求項11ないし請求項 18の任意の請求項記載の方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.周波数制御信号を受け取る第1の入力と、マスタ・クロック信号を受け取 る第2の入力と、前記周波数制御信号に比例する平均周波数で生じるクロック・ パルスを出力クロック信号に提供する出力とを有するクロック信号発生器と、 前記出力クロック信号に接続された入力と、前記出力クロック信号から受け取 られたそれぞれのクロック・パルスに対して、一様な周期を有する想像上の理想 的なクロック信号のクロック・パルスの到着時間と前記出力クロック信号から受 け取られたクロック・パルスの到着時間との間の時間周期の尺度(measure)を 提供する出力とを有する時間測定回路と、 を備えていることを特徴とするデジタル制御発振器。 2.前記クロック信号発生器は、前記周波数制御信号を受け取る第1の入力と 、前記マスタ・クロック信号を受け取る第2の入力と、前記周波数制御信号と前 記マスタ・クロック信号とに従ってインクリメントする出力とを有するモジュロ ・アキュムレータであり、前記出力は、この出力がスレショルドを超えるときに は周期的にラップ(wrap)して、前記周波数制御信号に比例する平均周波数で生 じるパルスを有する出力クロック信号を発生し、 前記時間測定回路は、前記モジュロ・アキュムレータの出力の下位ビットを受 け取るように接続された入力と、前記出力クロック信号を受け取るように接続さ れたラッチ入力と、前記モジュロ・アキュムレータがラップするときに前記モジ ュロ・アキュムレータの出力の前記下位ビットのサンプルを与え前記マスタ・ク ロック信号の任意の後続のパルスの前に時間に関する前記尺度を提供する出力と を有するラッチであることを特徴とするデジタル制御発振器。 3.前記モジュロ・アキュムレータは、 前記周波数制御信号を受け取るように接続された入力と第2の入力と前記第1 及び第2の入力の和を提供する加算器と、 前記加算器の出力に接続された入力と前記加算器の第2の入力に接続された出 力とを有し、前記マスタ・クロック信号のパルスにおいて前記加算器の出力をラ ッチする第2のラッチであって、この第2のラッチの出力の最上位ビットが前記 出 力クロック信号を提供する、第2のラッチと、 を備えていることを特徴とする請求項2記載のデジタル制御発振器。 4.前記周波数制御信号を受け取るように接続された第1の入力と、前記測定 された時間周期を受け取るように接続された第2の入力と、前記第2の入力に対 する前記第1の入力の比率(quotient)を提供する除算器を更に備えていること を特徴とする請求項1ないし請求項3記載のデジタル制御発振器。 5.デジタル位相ロック・ループにおいて実現されており、入力クロック信号 よりも実質的に高い平均周波数を有する出力クロック信号を発生し、 前記入力クロック信号を受け取るように接続された第1の入力と、前記出力ク ロック信号をこのデジタル制御発振器から受け取るように接続された第2の入力 と、第1及び第2の入力の位相差の尺度を示す信号を提供する出力とを有する位 相検出器と、 前記位相検出器の出力を受け取るように接続され、前記周波数制御信号をこの デジタル制御発振器に提供する出力を有するループ・フィルタと、 を備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項4記載のデジタル制御発 振器。 6.前記デジタル位相ロック・ループは、デジタル補間フィルタにおいて実現 されており、前記入力クロック信号によって定義されたレートで受け取られる入 力データを補間して前記出力クロック信号によって定義されたレートでフィルタ リングされた出力信号を発生し、 このデジタル制御発振器の出力クロック信号を受け取る第1の入力と、前記入 力データを受け取る第2の入力と、補間された入力データを示す信号を前記出力 クロック信号に従った時間間隔で提供する出力とを有する補間器と、 第1の時間からの前記補間された出力と第2の時間からの第2の補間された出 力とを受け取るように接続された入力と、このデジタル制御発振器から前記時間 周期の尺度を受け取るように接続された第2の入力と、前記時間周期の尺度に従 った第1及び第2の補間された出力に適用された補正関数の結果を示すフィルタ リングされた出力信号を提供する出力とを有する補正回路と、 を備えていることを特徴とする請求項5記載のデジタル制御発振器。 7.前記補正関数は外挿関数であり、補正された出力は、前記第2の出力と、 前記時間周期の尺度と前記第2の出力と前記第1の出力との差との積との和であ ることを特徴とする請求項6記載のデジタル制御発振器。 8.前記入力データをアナログ信号に変換する回路において実現されており、 このデジタル制御発振器の出力クロック信号によって定義されるレートで前記 デジタル補間フィルタの出力を受け取るように接続された入力と、ノイズ整形さ れた信号を提供する出力とを有するノイズ整形器と、 前記ノイズ整形器の出力を受け取るように接続された入力と、前記ノイズ整形 された信号に従ってアナログ信号を提供する出力とを有するデジタル・アナログ ・コンバータと、 を備えていることを特徴とする請求項6又は請求項7記載のデジタル制御発振 器。 9.前記マスタ・クロック信号によって定義されたレートで受け取られた入力 データをデシメートして前記位相ロックされた出力クロック信号に関係するレー トでデシメートされた出力信号を提供するデジタル・デシメーション・フィルタ において実現されており、 前記マスタ・クロック信号に従った入力データを受け取り、前記位相ロックさ れた出力クロック信号のそれぞれのクロック・パルスに対する入力データから補 正された出力を発生する補正回路と、 前記位相ロックされた出力クロック信号に関係するレートで前記補正回路から 補正された出力を受け取るように接続された入力と前記デシメートされた出力信 号を提供する出力とを有するデシメータと、 を備えていることを特徴とする請求項5記載のデジタル制御発振器。 10.前記補正回路は、前記時間周期の尺度と2つの入力値とに従って後方補 間を実行することを特徴とする請求項9記載のデジタル制御発振器。 11.前記デシメーション・フィルタは、前記時間周期の正規化された尺度を 用いることを特徴とする請求項10記載のデジタル制御発振器。 12.前記入力データを出力サンプリング・レートで一連の出力サンプルに変 換するサンプル・レート・コンバータにおいて実現されており、 前記フィルタリングされた出力信号を受け取る入力と、前記出力サンプリング ・レートに従ったレートでデシメートされフィルタリングされた出力信号を提供 する出力とを有するデシメーション・フィルタを備えていることを特徴とする請 求項6又は請求項7記載のデジタル制御発振器。 13.周波数制御信号とこの出力クロック信号のパルスの間の時間差の尺度と によって定義される平均周波数を有するデジタル制御された出力クロック信号と 、一様の周期と前記出力クロック信号の平均周波数に等しい周波数とを有する理 想的なクロック信号とを発生する方法であって、 前記出力クロック信号を提供する最上位ビットと下位ビットとを有するオーバ フロー・ランプ信号を、前記周波数制御信号を受け取るように接続された入力と マスタ・クロック信号のパルスに応答して前記周波数制御信号のアキュムレーシ ョンを示す信号を提供する出力とを有するアキュムレータを用いて、周期的に発 生するステップと、 前記アキュムレータの最上位ビットの変化に応答して、前記マスタ・クロック 信号の後続のパルスが生じる前に、前記アキュムレータの出力の下位ビットをサ ンプリングするステップと、 を含むことを特徴とする方法。 14.前記発生するステップは、 前記周波数制御信号と前記マスタ・クロック信号のそれぞれのパルスに対する 和とを集積(アキュムレート)するステップと、 前記マスタ・クロック信号のそれぞれのパルスに対する集積された周波数制御 信号をサンプリングして前記和を提供するステップであって、前記和の最上位ビ ットは前記出力クロック信号を提供する、ステップと、 を含むことを特徴とする請求項13記載の方法。 15.前記時間周期の尺度を前記周波数制御信号で除算して、正規化された剰 余信号を提供するステップを更に含むことを特徴とする請求項13又は請求項1 4記載の方法。 16.入力クロック信号に位相ロックされ、入力クロック信号よりも実質的に 高い平均周波数を有する出力クロック信号を作成する方法において用いられ、 前記入力クロック信号と前記出力クロック信号との位相差を決定するステップ と、 前記位相差をフィルタリングして、前記発生するステップで用いられる周波数 制御信号を提供し、前記出力クロック信号を前記入力クロック信号に位相ロック するステップと、 を含むことを特徴とする請求項13ないし請求項15の任意の請求項記載の方 法。 17.前記入力クロック信号によって定義されたレートで受け取られた入力デ ータを補間し、前記位相ロックされた出力クロック信号によって定義されたレー トで、フィルタリングされた出力信号を発生する方法において用いられ、 前記位相ロックされた出力クロック信号によって定義されたレートで前記入力 データをオーバサンプリングし、前記位相ロックされた出力クロック信号のそれ ぞれのパルスに対するサンプルを提供するステップと、 前記位相ロックされた出力クロック信号の関連するパルスの時間周期の尺度に 従って、前記オーバサンプリングされた入力信号のそれぞれのサンプルを補正し 、前記フィルタリングされた出力信号を提供するステップと、 を含むことを特徴とする請求項16記載の方法。 18.前記補正するステップは、それぞれのサンプルに対するフィルタリング された出力信号の少なくとも2つの出力と前記サンプルに関連する時間周期の尺 度とを用いて前記オーバサンプリングされた入力信号を外挿するステップを含む ことを特徴とする請求項17記載の方法。 19.前記入力データをアナログ信号に変換する方法において用いられ、 前記フィルタリングされた出力信号をノイズ整形するステップと、 前記ノイズ整形された信号を前記アナログ信号に変換するステップと、 を含むことを特徴とする請求項17又は請求項18記載の方法。 20.前記マスタ・クロック信号によって定義されたレートで受け取られた入 力データをデシメートする方法において用いられ、前記マスタ・クロック信号は 、位相差を決定する前記ステップへの入力クロック信号であり、前記位相ロック された出力クロック信号に関係するレートでデシメートされた出力信号を提供し 、 前記位相ロックされた出力クロック信号のそれぞれのパルスに対する時間周期 の尺度を用いて前記入力データのそれぞれの値を補正し、補正されたデータに、 前記位相ロックされた出力クロック信号のサンプル時間に対応する値を提供する ステップと、 前記位相ロックされた出力クロック信号の周波数に関係するレートで前記補正 された入力データを読み出すことによって、デシメーション・フィルタを用いて 、前記補正された信号をデシメートするステップと、 を含むことを特徴とする請求項16記載の方法。 21.前記補正するステップは、前記入力信号の少なくとも2つのシーケンシ ャルなサンプルと前記時間周期の尺度との後方補間を実行するステップを含むこ とを特徴とする請求項20記載の方法。 22.前記補正するステップは、前記時間周期の正規化された尺度を用いるこ とを特徴とする請求項21記載の方法。 23.前記入力データを出力サンプリング・レートを有する一連の出力サンプ ルに変換する方法において用いられ、前記フィルタリングされた出力信号を前記 出力サンプリング・レートでデシメートするステップを含むことを特徴とする請 求項17又は請求項18記載の方法。
JP9501103A 1995-06-07 1996-06-04 位相ロック・ループのためのデジタル制御発振器 Pending JPH11506884A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/473,082 US5638010A (en) 1995-06-07 1995-06-07 Digitally controlled oscillator for a phase-locked loop providing a residue signal for use in continuously variable interpolation and decimation filters
US08/473,082 1995-06-07
PCT/US1996/008533 WO1996041419A1 (en) 1995-06-07 1996-06-04 Digitally controlled oscillator for a phase-locked loop

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11506884A true JPH11506884A (ja) 1999-06-15

Family

ID=23878119

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9501103A Pending JPH11506884A (ja) 1995-06-07 1996-06-04 位相ロック・ループのためのデジタル制御発振器

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5638010A (ja)
EP (1) EP0830739A1 (ja)
JP (1) JPH11506884A (ja)
WO (1) WO1996041419A1 (ja)

Families Citing this family (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3141760B2 (ja) * 1995-12-06 2001-03-05 ヤマハ株式会社 デジタルpll回路
US5802132A (en) 1995-12-29 1998-09-01 Intel Corporation Apparatus for generating bus clock signals with a 1/N characteristic in a 2/N mode clocking scheme
JP2924765B2 (ja) * 1996-02-29 1999-07-26 日本電気株式会社 ディジタルサンプリング型位相同期回路
DE19781888T1 (de) * 1996-07-22 1999-07-01 Seagate Technology Phasendetektor-Schätzeinrichtung
DE19738914C2 (de) * 1997-09-05 2002-01-17 Micronas Munich Gmbh Digitale PLL-Schaltung mit erhöhter Zeitauflösung
US6215423B1 (en) * 1998-08-26 2001-04-10 Motorola Inc. Method and system for asynchronous sample rate conversion using a noise-shaped numerically control oscillator
US6434707B1 (en) 1999-06-07 2002-08-13 Motorola, Inc. Low phase jitter clock signal generation circuit
US6996200B2 (en) * 1999-12-23 2006-02-07 Analog Devices, Inc. Device for use in controlling a sample rate
DE10024783C2 (de) * 2000-05-19 2002-05-08 Micronas Munich Gmbh Digitaler Taktgenerator
AU2002218798A1 (en) * 2000-07-10 2002-01-21 Silicon Laboratories, Inc. Digital phase detector circuit and method therefor
US6525615B1 (en) 2000-07-14 2003-02-25 International Business Machines Corporation Oscillator with digitally variable phase for a phase-locked loop
US6868504B1 (en) 2000-08-31 2005-03-15 Micron Technology, Inc. Interleaved delay line for phase locked and delay locked loops
US6956873B2 (en) * 2001-05-21 2005-10-18 General Instrument Corporation Arrangement for deriving a local clock in a packet cable telephony modem
US7079611B2 (en) * 2001-06-14 2006-07-18 National Instruments Corporation System and method for synchronizing an asynchronous frequency for use in a digital system
US6636122B2 (en) * 2001-10-09 2003-10-21 Zilog, Inc. Analog frequency locked loop with digital oversampling feedback control and filter
US7091795B1 (en) 2001-10-09 2006-08-15 Zilog, Inc. Modulating ramp angle in a digital frequency locked loop
US7106224B2 (en) * 2002-08-14 2006-09-12 Standard Microsystems Corporation Communication system and method for sample rate converting data onto or from a network using a high speed frequency comparison technique
US6836166B2 (en) * 2003-01-08 2004-12-28 Micron Technology, Inc. Method and system for delay control in synchronization circuits
EP1811670B1 (en) 2003-04-02 2010-03-10 Christopher Julian Travis Number controlled oscillator and a method of establishing an event clock
US7463310B2 (en) * 2003-08-14 2008-12-09 Broadcom Corporation BTSC pilot signal lock
EP1681766B1 (en) 2005-01-13 2014-03-12 Thomson Licensing Sample rate converter
DE102005026899B4 (de) * 2005-06-10 2007-02-22 Infineon Technologies Ag Kompensationsschaltung zur Takt-Jitter-Kompensation
EP1742357A1 (en) 2005-07-08 2007-01-10 Deutsche Thomson-Brandt Gmbh Sample rate converter for a sigma delta DAC with an AES-EBU interface
US7856464B2 (en) * 2006-02-16 2010-12-21 Sigmatel, Inc. Decimation filter
GB2451475B (en) * 2007-07-31 2012-01-11 Wolfson Microelectronics Plc Frequency synthesizer
US9118238B2 (en) * 2007-11-21 2015-08-25 O2Micro, Inc. Charge pump systems with adjustable frequency control
US8344790B2 (en) * 2007-11-21 2013-01-01 O2Micro Inc. Circuits and methods for controlling a charge pump system
US7733149B2 (en) * 2008-06-11 2010-06-08 Pmc-Sierra, Inc. Variable-length digitally-controlled delay chain with interpolation-based tuning
US8070623B2 (en) * 2008-11-21 2011-12-06 Nike, Inc. Golf club head or other ball striking device having stiffened face portion
US9014215B2 (en) * 2011-09-22 2015-04-21 Aviat U.S., Inc. Systems and methods for synchronization of clock signals
WO2016071813A2 (en) 2014-11-03 2016-05-12 Istituto Nazionale Di Fisica Nucleare Digitally controlled oscillator (dco) architecture
DE112017000613B4 (de) 2016-02-02 2020-03-19 Analog Devices Global Schaltkreise, Systeme und Verfahren zum Bereitstellen einer asynchronen Abtastratenumwandlung für einen überabtastenden Sigma-Delta-Analog-Digital-Wandler
EP3422580A1 (en) 2017-06-28 2019-01-02 Analog Devices, Inc. Apparatus and methods for clock synchronization and frequency translation

Family Cites Families (69)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IL27587A (en) * 1966-03-17 1971-03-24 Elco Corp Film holder
US3632905A (en) * 1969-12-19 1972-01-04 Bell Telephone Labor Inc Method for improving the settling time of a transversal filter adaptive echo canceller
US3829670A (en) * 1972-04-10 1974-08-13 Massachusetts Inst Technology Digital filter to realize efficiently the filtering required when multiplying or dividing the sampling rate of a digital signal by a composite integer
FR2273419B1 (ja) * 1973-01-25 1976-09-10 Trt Telecom Radio Electr
US3882403A (en) * 1974-03-14 1975-05-06 Gen Dynamics Corp Digital frequency synthesizer
NL168669C (nl) * 1974-09-16 1982-04-16 Philips Nv Interpolerend digitaal filter met ingangsbuffer.
NL176211C (nl) * 1974-09-16 1985-03-01 Philips Nv Interpolerend digitaal filter.
US4020332A (en) * 1975-09-24 1977-04-26 Bell Telephone Laboratories, Incorporated Interpolation-decimation circuit for increasing or decreasing digital sampling frequency
GB1560233A (en) * 1977-02-02 1980-01-30 Marconi Co Ltd Frequency synthesisers
NL180369C (nl) * 1977-04-04 1987-02-02 Philips Nv Inrichting voor het omzetten van discrete signalen in een discreet enkelzijband frequentie-multiplex-signaal en omgekeerd.
JPS53147409A (en) * 1977-05-27 1978-12-22 Fujitsu Ltd Gain control system with variable sampling frequency
US4233500A (en) * 1977-10-07 1980-11-11 Phillips Petroleum Company Method and apparatus for providing a digital output in response to an analog input and for providing an analog output in response to a digital input
US4224585A (en) * 1978-08-28 1980-09-23 Reticon Corporation Methods and apparatus for compensating for charge transfer inefficiency in imaging and other variable length charge transfer devices
NL7905332A (nl) * 1979-07-09 1981-01-13 Philips Nv Decimerend, lineair phase, digital fir filter.
US4270026A (en) * 1979-11-28 1981-05-26 International Telephone And Telegraph Corporation Interpolator apparatus for increasing the word rate of a digital signal of the type employed in digital telephone systems
US4281318A (en) * 1980-05-30 1981-07-28 Bell Telephone Laboratories, Incorporated Digital-to-digital code converter
JPS6046899B2 (ja) * 1980-09-26 1985-10-18 日本電気株式会社 反響消去装置
US4472785A (en) * 1980-10-13 1984-09-18 Victor Company Of Japan, Ltd. Sampling frequency converter
US4386430A (en) * 1980-10-23 1983-05-31 International Telephone And Telegraph Corporation Automatic equalizer for synthesizing recursive filters
US4374426A (en) * 1980-11-14 1983-02-15 Burlage Donald W Digital equalizer for high speed communication channels
EP0052847B1 (de) * 1980-11-26 1985-07-17 WILLI STUDER AG Fabrik für elektronische Apparate Verfahren und Schaltungsanordnung zur Umsetzung der Abtastfrequenz einer Abtastfolge unter Umgehung der Konversion in ein kontinuierliches Signal
US4460890A (en) * 1982-01-21 1984-07-17 Sony Corporation Direct digital to digital sampling rate conversion, method and apparatus
ATE19570T1 (de) * 1982-01-26 1986-05-15 Studer Willi Ag Verfahren und schaltungsanordnung zur messung der zeitdifferenz zwischen abtastzeitpunkten zweier abgetasteter signale, insbesondere einund ausgangssignale eines abtastratenumsetzers.
US4482975A (en) * 1982-03-29 1984-11-13 Motorola, Inc. Function generator
NL8202687A (nl) * 1982-07-05 1984-02-01 Philips Nv Decimerende filterinrichting.
US4494073A (en) * 1982-09-27 1985-01-15 Cubic Corporation Frequency generator using composite digitally controlled oscillators
US4528639A (en) * 1982-10-29 1985-07-09 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Method of and apparatus for generating an inerstitial point in a data stream having an even number of data points
US4602285A (en) * 1983-04-08 1986-07-22 Ampex Corporation System and method for transforming and filtering a video image
US4636734A (en) * 1983-07-05 1987-01-13 Motorola, Inc. Low spurious numerically controlled oscillator apparatus and method
ATE41840T1 (de) * 1983-10-06 1989-04-15 Studer Willi Ag Verfahren und vorrichtung zur umsetzung einer eingangsabtastfolge in eine ausgangsabtastfolge.
NL8400073A (nl) * 1984-01-10 1985-08-01 Philips Nv Interpolerende filterinrichting met niet-rationale verhouding tussen de ingangs- en uitgangsbemonsterfrequentie.
US4577163A (en) * 1984-07-09 1986-03-18 Honeywell Inc. Digital phase locked loop
US4780892A (en) * 1984-10-05 1988-10-25 Willi Studer Ag Scanning frequency synchronization method and apparatus
NL8503478A (nl) * 1985-12-18 1987-07-16 Philips Nv Coefficienten generator met fase vergrendelde lus voor een filterinrichting met niet-rationele verhouding tussen ingangs- en uitgangsbemonsterfrequentie.
JPS62216073A (ja) * 1986-03-18 1987-09-22 Toshiba Corp デ−タ処理装置
US4802009A (en) * 1987-07-13 1989-01-31 Rca Licensing Corporation Digitally controlled phase locked loop system
JP2731151B2 (ja) * 1987-09-18 1998-03-25 株式会社東芝 位相情報検出回路
JPH0683067B2 (ja) * 1987-10-13 1994-10-19 松下電器産業株式会社 分周装置
US4837619A (en) * 1987-10-28 1989-06-06 North American Philips Corporation Scan rate conversion apparatus and method
US5014231A (en) * 1987-11-23 1991-05-07 Hughes Aircraft Company Randomized digital/analog converter direct digital synthesizer
JP2600236B2 (ja) * 1987-12-29 1997-04-16 ソニー株式会社 サンプリング周波数変換回路
US4866647A (en) * 1988-02-04 1989-09-12 American Telephone And Telegraph Company Continuously variable digital delay circuit
JP2696901B2 (ja) * 1988-04-08 1998-01-14 ソニー株式会社 サンプリング周波数変換回路
DE3888830T2 (de) * 1988-08-30 1994-11-24 Ibm Massnahmen zur Verbesserung des Verfahrens und Vorrichtung eines digitalen Frequenzumsetzungsfilters.
JPH0770994B2 (ja) * 1989-01-12 1995-07-31 松下電器産業株式会社 位相同期回路
US4951004A (en) * 1989-03-17 1990-08-21 John Fluke Mfg. Co., Inc. Coherent direct digital synthesizer
DE3918866A1 (de) * 1989-06-09 1990-12-13 Blaupunkt Werke Gmbh Anordnung zur umsetzung eines signals mit einer ersten abtastrate in ein signal mit einer zweiten abtastrate
US5023825A (en) * 1989-07-14 1991-06-11 Tektronix, Inc. Coefficient reduction in a low ratio sampling rate converter
US5028887A (en) * 1989-08-31 1991-07-02 Qualcomm, Inc. Direct digital synthesizer driven phase lock loop frequency synthesizer with hard limiter
US4987373A (en) * 1989-09-01 1991-01-22 Chrontel, Inc. Monolithic phase-locked loop
EP0431214A1 (de) * 1989-12-08 1991-06-12 Siemens Aktiengesellschaft Analog-Digital-Wandleranordnung
DE59106061D1 (de) * 1990-02-07 1995-08-31 Studer Professional Audio Ag Verfahren und Vorrichtung zum Umwandeln von Abtastfrequenzen.
JPH10294646A (ja) * 1990-02-16 1998-11-04 Sony Corp サンプリングレート変換装置
US5121065A (en) * 1990-07-13 1992-06-09 Hewlett-Packard Company Mixed domain mixed ratio frequency response sampling
US5084681A (en) * 1990-08-03 1992-01-28 Hewlett-Packard Company Digital synthesizer with phase memory
US5157395A (en) * 1991-03-04 1992-10-20 Crystal Semiconductor Corporation Variable decimation architecture for a delta-sigma analog-to-digital converter
US5321642A (en) * 1991-03-20 1994-06-14 Sciteq Electronics, Inc. Source of quantized samples for synthesizing sine waves
US5182633A (en) * 1991-04-12 1993-01-26 Abekas Video Systems, Inc. Video sample rate converter
US5202642A (en) * 1991-05-09 1993-04-13 Iomega Corporation Apparatus and method for fractional frequency division
US5247469A (en) * 1991-05-23 1993-09-21 Proxim, Inc. Digital frequency synthesizer and method with vernier interpolation
US5272655A (en) * 1991-05-29 1993-12-21 U.S. Philips Corporation Sample rate converting filter
GB2258774B (en) * 1991-08-16 1994-12-07 Marconi Instruments Ltd Waveform generators
JPH0562495A (ja) * 1991-09-02 1993-03-12 Pioneer Electron Corp サンプリング周波数変換器
DE4207045C2 (de) * 1992-03-06 1996-07-25 Bruker Medizintech Digitales Frequenzerzeugungsgerät
US5371765A (en) * 1992-07-10 1994-12-06 Hewlett-Packard Company Binary phase accumulator for decimal frequency synthesis
US5353026A (en) * 1992-12-15 1994-10-04 Analog Devices, Inc. Fir filter with quantized coefficients and coefficient quantization method
US5313205A (en) * 1993-04-06 1994-05-17 Analog Devices, Inc. Method for varying the interpolation ratio of a digital oversampling digital-to-analog converter system and apparatus therefor
US5467294A (en) * 1994-03-09 1995-11-14 Hu; Vince High speed, low power direct digital synthesizer
EP0772912B1 (en) * 1994-07-21 1998-05-27 Mitel Corporation Digital phase locked loop

Also Published As

Publication number Publication date
US5638010A (en) 1997-06-10
EP0830739A1 (en) 1998-03-25
WO1996041419A1 (en) 1996-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5638010A (en) Digitally controlled oscillator for a phase-locked loop providing a residue signal for use in continuously variable interpolation and decimation filters
EP0599817B1 (en) Sampling frequency conversion method and apparatus
US7408485B1 (en) Asynchronous sampling rate converter and method for audio DAC
EP2681844B1 (en) Methods and devices for implementing all-digital phase locked loop
US6396313B1 (en) Noise-shaped digital frequency synthesis
JPH08510100A (ja) デジタル的にサンプルされた信号の再サンプリング同期装置
US20080068234A1 (en) Asynchronous sample rate converter
WO2006010157A2 (en) Locking display pixel clock to input frame rate
US6147632A (en) Sampling frequency conversion apparatus and fractional frequency dividing apparatus for sampling frequency conversion
US7158045B1 (en) Method and apparatus for maintaining an ideal frequency ratio between numerically-controlled frequency sources
JPH0661851A (ja) 周波数シンセサイザ
JP2006504303A (ja) 所定のクロック信号特性を有するクロック信号を生成するための方法および装置
JP3639000B2 (ja) 位相合わせ装置及び遅延制御回路
US6255866B1 (en) Digital phase analyzer and synthesizer
US7180339B2 (en) Synthesizer and method for generating an output signal that has a desired period
US7496169B2 (en) Frequency synthesizer, pulse train generation apparatus and pulse train generation method
US6778621B1 (en) Precision resampling system
JP3665512B2 (ja) 二値信号の比較装置及びこれを用いたpll回路
US8494105B1 (en) Apparatus and method for providing digital representation of time difference between clocks
US7764758B2 (en) Apparatus and/or method for variable data rate conversion
KR100588221B1 (ko) 디지털 피엘엘
JP2733528B2 (ja) 位相ロック・ループ用部分パルス・ハイト型基準周波数発生回路
JP2001513306A (ja) 時間離散pll回路
JP4972907B2 (ja) ドットクロック再生回路
Ketola et al. Synchronization of fractional interval counter in non-integer ratio sample rate converters