JPH1150534A - 木造家屋の骨材連結方法及び木造家屋の骨組構造構築方法 - Google Patents
木造家屋の骨材連結方法及び木造家屋の骨組構造構築方法Info
- Publication number
- JPH1150534A JPH1150534A JP20499297A JP20499297A JPH1150534A JP H1150534 A JPH1150534 A JP H1150534A JP 20499297 A JP20499297 A JP 20499297A JP 20499297 A JP20499297 A JP 20499297A JP H1150534 A JPH1150534 A JP H1150534A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aggregate
- aggregates
- plate member
- wooden house
- column
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Ceased
Links
Landscapes
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
る非常に実用性の高い木造家屋の骨材連結方法及びパネ
ルと骨材とを木造家屋の機械的強度を低下させることな
く確実に連結できる非常に信頼性の高い木造家屋の骨組
構造構築方法を提供すること。 【解決手段】 木造家屋を構築する際に使用する土台
1,柱2,梁11等の家屋構成骨材を連結する木造家屋の
骨材連結方法であって、一方の骨材に嵌入状態にしてそ
の一部が突出する状態で板部材3を埋設し、該板部材3
の突出部に他方の骨材を該突出部が該他方の骨材の一部
分に埋設される状態で配設して両骨材を連結する木造家
屋の骨材連結方法。
Description
結方法及び木造家屋の骨組構造構築方法に関するもので
ある。
木造家屋を構築する際、柱や土台等の家屋構成骨材を連
結する作業が行われているが、例えば、柱と土台とを連
結する場合には、土台にほぞ穴を穿設し、柱の下端にほ
ぞを形成し、このほぞ穴にほぞを嵌入すると共に、この
連結部に羽子板金具を付設して両者を連結している。
通常、現場での職人による手作業で行われているため、
当該連結方法では効率的な家屋構築はできなかった。
の骨材間の空間部を枠体の一面に平板を設けて成るパネ
ルを嵌合し、該空間部を閉塞することで木造家屋の骨組
構造を構築する場合があるが、この場合、通常、パネル
の枠体と骨材との連結は釘を用いて連結したり、接着剤
を用いて連結したりしている。
は、釘の打ち込みにより骨材やパネルの枠体にひび割れ
が生じ骨材やパネルの機械的強度が低下したり外観上の
問題が出たりしている。
骨材とパネルとの連結強度を十分に確保することができ
なかった。
になされたものであり、家屋構成骨材を効率的に連結す
ることのできる非常に実用性の高い木造家屋の骨材連結
方法、及びパネルと骨材とを木造家屋の機械的強度を低
下させることなく確実に連結できる非常に信頼性の高い
木造家屋の骨組構造構築方法を提供するものである。
明の要旨を説明する。
柱2,梁11等の家屋構成骨材を連結する木造家屋の骨材
連結方法であって、一方の骨材に嵌入状態にしてその一
部が突出する状態で板部材3を埋設し、該板部材3の突
出部に他方の骨材を該突出部が該他方の骨材の一部分に
埋設される状態で配設して両骨材を連結することを特徴
とする木造家屋の骨材連結方法に係るものである。
方法において、一方の骨材及び他方の骨材の一の面から
棒部材4を、板部材3を貫通させて他の面まで嵌入する
ことを特徴とする木造家屋の骨材連結方法に係るもので
ある。
木造家屋の骨材連結方法において、一方の骨材と他方の
骨材との連結部に板部材3を並設状態で複数用いること
を特徴とする木造家屋の骨材連結方法に係るものであ
る。
梁11等の骨材間の空間部を枠体22の一面に平板23を設け
て成るパネル21を嵌合し、該空間部を閉塞することで木
造家屋の骨組構造を構築する方法であって、前記パネル
21を構成する枠体22と該枠体22が当接する骨材とを板部
材20を介して連結することを特徴とする木造家屋の骨組
構造構築方法に係るものである。
方法において、枠体22に嵌入孔25を設け、この嵌入孔25
と凹溝26とに板部材20を押通せしめることでパネル21と
骨材とを連結することを特徴とする木造家屋の骨組構造
構築方法に係るものである。
その一部が突出する状態で板部材3を埋設し、該板部材
3の突出部に他方の骨材を該突出部が他方の骨材の一部
分に埋設される状態で配設して両骨材を連結すること
で、二つの骨材の連結を板部材3を介して非常に簡易且
つ効率的にしかも確実に行うことができる。
する場合、一方の骨材にほぞ穴を職人が手作業で形成
し、他方の骨材にほぞを職人が手作業で形成するような
非常に煩雑な作業を行うことなく、単に板部材3を用い
るだけで二つの骨材を簡易に連結することができる。
から棒部材4を、板部材3を貫通させて他の面まで嵌入
するようにすると、骨材と板部材3との連結を非常に強
固にすることができ、従って、骨材間の連結も非常に強
固にすることができる。
に板部材3を並設状態で複数用いると、連結部に板部材
3を一つ用いた場合に比べ、一方の骨材と他方の骨材と
の連結強度を高めることができ、骨材間に必要な連結強
度に応じて板部材3の個数を設定することができる。
22と当接する骨材とを板部材20を介して連結すると、従
来の釘による連結で発生するひび割れなどは発生せず、
骨材とパネル21との連結強度を非常に強く信頼性の高い
ものとすることができる。
骨材連結方法に関して以下図面に基づき説明する。
に、土台1と柱2との連結方法について説明する。
側に板部材3の約半分位を嵌入できる凹部5及び凹部5
と直交する方向に板部材3に設けた孔10の位置に合致す
る孔7を土台1を貫通させて設け、柱2側に板部材3の
約半分位を嵌入できる凹部6及び凹部6と直交する方向
に板部材3に設けた孔9の位置に合致する孔8を柱2を
貫通させて設ける。
材料を木,セラミック,鉄,FRP,プラスチック等適
宜な材料を用いて、小判型(長円形)の板部材3を形成
し、この板部材3の長さ方向の両側には棒部材4を貫入
できる適宜な孔9,孔10を設ける。棒部材4は木,セラ
ミック,鉄,FRP,プラスチック等適宜な材料を用い
て、例えば、丸棒状に形成する。尚、板部材3の外形形
状は、小判型でなくとも長方形,正方形など適宜な形状
に設定すればよく、板部材3の板厚も適宜設定すれば良
い。
れば、例えば、金属を使用した場合のようにサビの心配
はなく、木造家屋を解体し、解体物をリサイクルする場
合には木と金属との分割も不要となり、非常に実用性の
高いものとすることができる。
まず、土台1の凹部5に板部材3を約半分程嵌入し、続
いて、板部材3が土台1から突出している部分に柱2の
凹部6を嵌入して土台1と柱2とを密着状態に連結す
る。
板部材3の孔10を貫通するようにして嵌入し、柱2に設
けた孔8に棒部材4を板部材3の孔9を貫通するように
して嵌入する。
ように、柱2と梁11との連結方法について説明する。
を連結する場合について説明する。
結部には、予め柱2側に板部材3の約半分位を嵌入でき
る凹部14を二箇所平行に設け、この凹部14と直交する方
向に板部材3に設けた孔9の位置に合致する孔15を柱2
を貫通させて設け、梁11側に板部材3の約半分位を嵌入
できる凹部12を二箇所平行に設け、この凹部12と直交す
る方向に板部材3に設けた孔10の位置に合致する孔13を
梁11を貫通させて設ける。
棒部材4は、前記第一実施例で用いるものと同様のもの
である。
々約半分位程嵌入し、続いて、二つの板部材3が柱2か
ら突出している部分に梁11の二箇所の凹部12を各々嵌入
して柱2と梁11とを密着状態に連結する。
部材3の孔9を貫通するようにして嵌入し、梁11に設け
た孔13に棒部材4を板部材3の孔10を貫通するようにし
て嵌入する。
の右側面に梁11を連結する場合について説明したが、柱
2の左側面に梁11を連結する場合についても、柱2の右
側面に梁11を連結する場合と同様にして柱2と梁11とを
連結する。
11を連結する場合には、柱2の右側と左側に連結する梁
11の連結部を上下に位置をずらしている。
直列に連結する場合や、二つの梁11を垂直に連結する場
合など骨材を連結する場合には前記同様に板部材3と棒
部材4とを用いて骨材を連結することができる。
二つ用いる場合について前記実施例では説明したが、板
部材3は必要に応じて三つ以上用いることもできる。
く、骨材と板部材3との連結が棒部材4を用いなくとも
十分に連結が保持できる場合には棒部材4は用いる必要
はない。
柱2との連結方法について説明する。
形に形成した枠体22の片面に平板23及び断熱材24を取り
付け固定したものである。
接する柱2との接合部には、予め柱2側に板部材20の約
半分位を嵌入できる凹溝26を設け、この柱2に設けた凹
溝26に対応する位置でパネル21の枠体22に枠体22の柱2
当接面から反対側に貫通する板部材20を貫入固定するた
めの嵌入孔25を設ける。
は、前記実施例で用いた板部材3と同様の適宜な材料を
用いれば良く、板部材20の板厚や外形形状はパネル21と
柱2との連結に最適なものとすれば良く、外形形状は図
3に図示したような小判型(長円形)のものでも長方
形,正方形など適宜な形状のもので良い。
する場合には、柱2間の所定の位置にパネル21を挿入
し、パネル21の枠体22の内面側から板部材20を枠体22の
嵌入孔25に嵌入し、板部材20の約半分位が柱2の凹溝26
に嵌入するように板部材20を嵌入する。
20は、パネル21を構成する枠体22の左右若しくは上下に
適宜設けてパネル21を柱2に取り付け固定する。
嵌入状態にしてその一部が突出する状態で板部材3を埋
設し、該板部材3の突出部に他方の骨材を該突出部が他
方の骨材の一部分に埋設される状態で配設して両骨材を
連結することで、二つの骨材の連結を板部材3を介して
非常に簡易に効率的にしかも確実に行うことができる。
する場合、一方の骨材にほぞ穴を職人が手作業で形成
し、他方の骨材にほぞを職人が手作業で形成するような
非常に煩雑な作業を行うことなく、単に板部材3を用い
るだけで二つの骨材を簡易に連結することができる。
から棒部材4を、板部材3を貫通させて他の面まで嵌入
するようにすると、骨材と板部材3との連結を非常に強
固にすることができ、従って、骨材間の連結も非常に強
固にすることができる。
に板部材3を複数用いると、連結部に板部材3を一つ用
いた場合に比べ、一方の骨材と他方の骨材との連結強度
を高めることができ、骨材間に必要な連結強度に応じて
板部材3の個数を設定することができる。
22と当接する骨材とを板部材20を介して連結すると、従
来の釘による連結で発生するひび割れなどは発生せず、
骨材とパネル21との連結強度を非常に強く信頼性の高い
ものとすることができる。
法を示す斜視図である。
法を示す斜視図である。
法を示す部分断面説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 木造家屋を構築する際に使用する土台,
柱,梁等の家屋構成骨材を連結する木造家屋の骨材連結
方法であって、一方の骨材に嵌入状態にしてその一部が
突出する状態で板部材を埋設し、該板部材の突出部に他
方の骨材を該突出部が該他方の骨材の一部分に埋設され
る状態で配設して両骨材を連結することを特徴とする木
造家屋の骨材連結方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の木造家屋の骨材連結方法
において、一方の骨材及び他方の骨材の一の面から棒部
材を、板部材を貫通させて他の面まで嵌入することを特
徴とする木造家屋の骨材連結方法。 - 【請求項3】 請求項1,2いずれか1項に記載の木造
家屋の骨材連結方法において、一方の骨材と他方の骨材
との連結部に板部材を並設状態で複数用いることを特徴
とする木造家屋の骨材連結方法。 - 【請求項4】 木造家屋を構築する土台、柱、梁等の骨
材間の空間部を枠体の一面に平板を設けて成るパネルを
嵌合し、該空間部を閉塞することで木造家屋の骨組構造
を構築する方法であって、前記パネルを構成する枠体と
該枠体が当接する骨材とを板部材を介して連結すること
を特徴とする木造家屋の骨組構造構築方法。 - 【請求項5】 請求項4記載の木造家屋の骨組構築方法
において、枠体に嵌入孔を設け、この嵌入孔と凹溝とに
板部材を押通せしめることでパネルと骨材とを連結する
ことを特徴とする木造家屋の骨組構造構築方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20499297A JPH1150534A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 木造家屋の骨材連結方法及び木造家屋の骨組構造構築方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20499297A JPH1150534A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 木造家屋の骨材連結方法及び木造家屋の骨組構造構築方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1150534A true JPH1150534A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16499682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20499297A Ceased JPH1150534A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 木造家屋の骨材連結方法及び木造家屋の骨組構造構築方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1150534A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021067061A (ja) * | 2019-10-21 | 2021-04-30 | 株式会社ホルツストラ一級建築士事務所 | 木質部材の接合構造 |
-
1997
- 1997-07-30 JP JP20499297A patent/JPH1150534A/ja not_active Ceased
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021067061A (ja) * | 2019-10-21 | 2021-04-30 | 株式会社ホルツストラ一級建築士事務所 | 木質部材の接合構造 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH1150534A (ja) | 木造家屋の骨材連結方法及び木造家屋の骨組構造構築方法 | |
JP2004263548A (ja) | 木造建築物における木材同士の結合構造及びその方法 | |
JP4430831B2 (ja) | 耐力壁の構造 | |
JP2003247275A (ja) | 木造建築物における軸組構造 | |
JPH11303195A (ja) | パーゴラ及びパーゴラ組立方法 | |
JP2001090186A (ja) | 母屋直交継ぎ構造 | |
JP2572478B2 (ja) | 無機面材貼りパネルの接合構造 | |
JP2902504B2 (ja) | 門 | |
JPS6314940A (ja) | 木造軸組構造における仕口構造 | |
JP2602504B2 (ja) | 木造家屋の組立方法 | |
JP3308167B2 (ja) | 木造家屋構築用のパネルを用いた家屋 | |
JP2992747B2 (ja) | 柱、梁、土台等の各部材を連結する連結体及び木造家屋の構築方法 | |
JP2908780B1 (ja) | 木造家屋の間柱下部の固定装置 | |
JPH07189365A (ja) | 大型連結パネル | |
JPH1171834A (ja) | 建築構造用部材および建築気密化方法 | |
JP2003003566A (ja) | 木造建築組立構造およびその組立方法、並びにそれに使用する接続金具 | |
JPH11303248A (ja) | 木造建築物の壁体及び同壁体の構築方法 | |
JPH06212718A (ja) | 壁パネルの取付構造 | |
JP3875895B2 (ja) | 縦方向骨組部材の取付構造 | |
JPH11159146A (ja) | パネル工法用軸組の吊り込み治具及びその施工方法 | |
JP2814476B2 (ja) | 木造建築物の固定金具 | |
JPS5918002Y2 (ja) | パネル固定装置 | |
JPH0446435Y2 (ja) | ||
JPH02304135A (ja) | 軸組の施工方法 | |
JPH0941519A (ja) | 木造住宅の外壁パネルの取付け構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040526 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060216 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060223 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060424 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060629 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060828 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20061026 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A045 | Written measure of dismissal of application |
Effective date: 20070226 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045 |