JPH0941519A - 木造住宅の外壁パネルの取付け構造 - Google Patents
木造住宅の外壁パネルの取付け構造Info
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- JPH0941519A JPH0941519A JP19282495A JP19282495A JPH0941519A JP H0941519 A JPH0941519 A JP H0941519A JP 19282495 A JP19282495 A JP 19282495A JP 19282495 A JP19282495 A JP 19282495A JP H0941519 A JPH0941519 A JP H0941519A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 構造材である外壁パネルの面材と、同じく構
造材である柱・梁・土台とを直接接合できるようにした
木造住宅の外壁パネルの取付け構造を提供する。 【解決手段】 柱間にパネルのフレームを挿入し、その
フレーム外側の面材の端部を柱等の軸組の外側面へ当接
させて、外側から釘打ち等するようにしたものである。
造材である柱・梁・土台とを直接接合できるようにした
木造住宅の外壁パネルの取付け構造を提供する。 【解決手段】 柱間にパネルのフレームを挿入し、その
フレーム外側の面材の端部を柱等の軸組の外側面へ当接
させて、外側から釘打ち等するようにしたものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、木造住宅の外壁
パネルの取付け構造に関するものである。
パネルの取付け構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】木構造の住宅において、木製フレームに
面材を張付けたものを予め工場で製作して、柱・梁から
なる木造軸組へ打ち付けて取り付ける工法は従来から公
知である。図５は、そのようなパネル工法における外壁
パネルの取付け構造を示したもので、木製フレーム(31)
と面材(32)からなる外壁パネル(33)を、木造軸組の柱(3
4)(34)間へ面材(33)の外側面が柱(34)外側面とほぼ同一
面となるまで位置まで挿入して、面材(33)の裏面側にお
いて、木製フレーム(31)を柱(34)の側面及び梁、土台へ
釘(35)打ちして固定している。
面材を張付けたものを予め工場で製作して、柱・梁から
なる木造軸組へ打ち付けて取り付ける工法は従来から公
知である。図５は、そのようなパネル工法における外壁
パネルの取付け構造を示したもので、木製フレーム(31)
と面材(32)からなる外壁パネル(33)を、木造軸組の柱(3
4)(34)間へ面材(33)の外側面が柱(34)外側面とほぼ同一
面となるまで位置まで挿入して、面材(33)の裏面側にお
いて、木製フレーム(31)を柱(34)の側面及び梁、土台へ
釘(35)打ちして固定している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の外壁パネル
の取付け構造では、面材に構造用合板などの構造材を使
用した場合、その構造材が、同じく構造材である柱など
と直接固定されていないため、構造的に充分な強度が得
られない恐れがあるという問題がある。
の取付け構造では、面材に構造用合板などの構造材を使
用した場合、その構造材が、同じく構造材である柱など
と直接固定されていないため、構造的に充分な強度が得
られない恐れがあるという問題がある。
【０００４】この発明は、このような従来の欠点を解消
して、構造材である外壁パネルの面材と、同じく構造材
である柱・梁・土台とを直接接合できるようにした木造
住宅の外壁パネルの取付け構造を提供することを目的と
するものである。
して、構造材である外壁パネルの面材と、同じく構造材
である柱・梁・土台とを直接接合できるようにした木造
住宅の外壁パネルの取付け構造を提供することを目的と
するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明では、パネルフレームとそのパネルフレー
ムの外側に取り付けた面材とからなる外壁パネルが、柱
間に前記パネルフレームを挿入するようにして配置され
るとともに、そのパネルフレームより外方に張り出した
面材端部を柱や土台の外側面へ打ち付けて固定してある
ことを特徴とする。
め、この発明では、パネルフレームとそのパネルフレー
ムの外側に取り付けた面材とからなる外壁パネルが、柱
間に前記パネルフレームを挿入するようにして配置され
るとともに、そのパネルフレームより外方に張り出した
面材端部を柱や土台の外側面へ打ち付けて固定してある
ことを特徴とする。
【０００６】上記において、更に、面材裏面側におい
て、パネルフレームを柱側面及び梁、土台へ打ち付けて
固定しても良い。また、面材裏面のパネルフレームで囲
まれる空間には、通常、予め断熱材が充填されている。
断熱材はウレタンパネル、若しくは、高性能グラスウー
ルを用いている。
て、パネルフレームを柱側面及び梁、土台へ打ち付けて
固定しても良い。また、面材裏面のパネルフレームで囲
まれる空間には、通常、予め断熱材が充填されている。
断熱材はウレタンパネル、若しくは、高性能グラスウー
ルを用いている。
【０００７】
【作用】上記のように、パネルフレームを柱間に挿入し
て、そのフレームより張り出した面材の端部を、柱・梁
・土台へ釘などで打ち付けて固定するので、構造材同士
が直接接合されることとなって、強度に対する信頼性の
高い構造が得られる。また、パネルの外側から釘打ちな
どの作業が行えるので、作業が容易となって、接合不良
を生じる可能性が少なく、この点からも信頼性が向上す
る。
て、そのフレームより張り出した面材の端部を、柱・梁
・土台へ釘などで打ち付けて固定するので、構造材同士
が直接接合されることとなって、強度に対する信頼性の
高い構造が得られる。また、パネルの外側から釘打ちな
どの作業が行えるので、作業が容易となって、接合不良
を生じる可能性が少なく、この点からも信頼性が向上す
る。
【０００８】
【実施例】図１は、木造軸組への外壁パネルの取付け前
の状態を示している。図において、(１)はコンクリート
の布基礎、(２)は、その布基礎(１)上に設置された土
台、(３)(３)…は、その土台(２)上に立設された柱を示
している。(４)は、外壁に沿って柱(３)(３)間に架設さ
れた外周梁、(５)は、同じく床梁を示している。(６)
は、一階の大引であって、この大引(６)以外の前記の部
材は木製である。
の状態を示している。図において、(１)はコンクリート
の布基礎、(２)は、その布基礎(１)上に設置された土
台、(３)(３)…は、その土台(２)上に立設された柱を示
している。(４)は、外壁に沿って柱(３)(３)間に架設さ
れた外周梁、(５)は、同じく床梁を示している。(６)
は、一階の大引であって、この大引(６)以外の前記の部
材は木製である。
【０００９】外壁パネル(７)は、開口部(８)を備えた大
スパンの大型パネルであり、左右両端の縦枠(９)(９)と
上下の横枠(10)(10)とによって、外周枠(11)を形成する
とともに、横枠(10)(10)間に適当な本数の木製桟材を(1
2)(12)…を渡して、フレーム(13)を構成している。そし
て、このフレーム(13)の外側に構造用合板からなる面材
(14)を張り付けている。開口部(８)部分には、開口部枠
(15)が取り付けられている。また、図２及び図３のよう
に、面材(14)の左右の端部(16)(16)と下端部(17)は、前
記外周枠(11)より外方に張り出している。また、各桟材
(12)(12)と外周枠(11)によって囲まれる空間部分には、
面材(14)の裏面において、断熱材(18)を充填してある。
スパンの大型パネルであり、左右両端の縦枠(９)(９)と
上下の横枠(10)(10)とによって、外周枠(11)を形成する
とともに、横枠(10)(10)間に適当な本数の木製桟材を(1
2)(12)…を渡して、フレーム(13)を構成している。そし
て、このフレーム(13)の外側に構造用合板からなる面材
(14)を張り付けている。開口部(８)部分には、開口部枠
(15)が取り付けられている。また、図２及び図３のよう
に、面材(14)の左右の端部(16)(16)と下端部(17)は、前
記外周枠(11)より外方に張り出している。また、各桟材
(12)(12)と外周枠(11)によって囲まれる空間部分には、
面材(14)の裏面において、断熱材(18)を充填してある。
【００１０】上記外壁パネル(７)は、予め工場で生産し
た状態で現場へ搬入されるものであり、その際、外周枠
(11)の外側面間の寸法は、柱(３)(３)間の内寸法、及
び、外周梁(４)と土台(２)間の内寸法より僅かに小さい
寸法とされて、それらによって囲まれる空間内へ挿入し
て取り付けるようになっている。そのとき、図２で示す
ように、柱(３)側においては、外周フレーム(11)の縦枠
(９)より張り出した面材端部(16)が、その柱(３)の外側
面に当接し、この張り出し端部(16)を、外側から柱(３)
側面へ釘(20)打ちして固定する。他方、図３のように、
面材下端部(17)は、土台(２)の外側面に当接し、同様に
外側から釘(20)打ちして固定する。また、これらの図で
示すように、外周フレーム(11)の縦枠(９)と横枠(10)
は、面材(14)裏面の断熱材(18)の内側において打ち込ん
だ釘(21)で、柱(３)又は土台(２)へ固定している。
た状態で現場へ搬入されるものであり、その際、外周枠
(11)の外側面間の寸法は、柱(３)(３)間の内寸法、及
び、外周梁(４)と土台(２)間の内寸法より僅かに小さい
寸法とされて、それらによって囲まれる空間内へ挿入し
て取り付けるようになっている。そのとき、図２で示す
ように、柱(３)側においては、外周フレーム(11)の縦枠
(９)より張り出した面材端部(16)が、その柱(３)の外側
面に当接し、この張り出し端部(16)を、外側から柱(３)
側面へ釘(20)打ちして固定する。他方、図３のように、
面材下端部(17)は、土台(２)の外側面に当接し、同様に
外側から釘(20)打ちして固定する。また、これらの図で
示すように、外周フレーム(11)の縦枠(９)と横枠(10)
は、面材(14)裏面の断熱材(18)の内側において打ち込ん
だ釘(21)で、柱(３)又は土台(２)へ固定している。
【００１１】図４は、梁(４)側の取付け構造を示してい
る。この梁(４)側においては、外壁パネル(７)の上部横
枠(10)は、梁(４)へ直接固定するのではなく、その梁
(４)の外側面を覆うようにして梁(４)へ釘(22)打ちして
固定する後付け面材(23)を介して固定している。即ち、
上部横枠(10)は、前記と同様に内側から釘(21)で梁(４)
の下面へ固定されるが、その後で梁(４)の外側で釘打ち
される後付け面材(23)の端部が、外壁パネル(７)自身の
面材(14)よりも外方に突出した横枠(10)の外側を一部覆
うように突出(24)しており、この突出部(24)において、
外側から横枠(10)まで釘(25)を打ち込んで固定してい
る。この後付け面材(23)は、外壁パネル(７)の面材(14)
と同じく構造用合板からなるものである。なお、２階側
の外壁パネル(７)の下端も同様にして梁(４)側へ固定さ
れている。
る。この梁(４)側においては、外壁パネル(７)の上部横
枠(10)は、梁(４)へ直接固定するのではなく、その梁
(４)の外側面を覆うようにして梁(４)へ釘(22)打ちして
固定する後付け面材(23)を介して固定している。即ち、
上部横枠(10)は、前記と同様に内側から釘(21)で梁(４)
の下面へ固定されるが、その後で梁(４)の外側で釘打ち
される後付け面材(23)の端部が、外壁パネル(７)自身の
面材(14)よりも外方に突出した横枠(10)の外側を一部覆
うように突出(24)しており、この突出部(24)において、
外側から横枠(10)まで釘(25)を打ち込んで固定してい
る。この後付け面材(23)は、外壁パネル(７)の面材(14)
と同じく構造用合板からなるものである。なお、２階側
の外壁パネル(７)の下端も同様にして梁(４)側へ固定さ
れている。
【００１２】なお、この実施例では、ポリウレタン樹脂
ボードの断熱材(18)を、外周枠(11)の内外の幅よりも薄
くして、釘(21)を打つための空間が残されているが、例
えば、グラスウールなどの断熱材であって、そのような
空間がない場合は、釘打ちの際に、その断熱材を部分的
に窪ませて行えばよい。
ボードの断熱材(18)を、外周枠(11)の内外の幅よりも薄
くして、釘(21)を打つための空間が残されているが、例
えば、グラスウールなどの断熱材であって、そのような
空間がない場合は、釘打ちの際に、その断熱材を部分的
に窪ませて行えばよい。
【００１３】図２〜図４において、面材(14)の外側に
は、防湿材(26)が張り付けられるとともに、その外側
に、空気層(27)を残して表面板(24)が張り付けられてい
る。また、同じく外壁パネル(７)の内側には、同様に防
湿材(29)を張り付けて、その表面に石膏ボード製の内壁
板(30)を張り付けている。図３及び図４の(31)は、大引
(６)又は根太(４)の上に設置した合板製の床下地板で、
その上に表面板(32)を張り付けている。また、土台(２)
又は梁(４)の上には床下地板(31)と同じ厚さの合板(33)
を設置して、その上に外壁パネル(７)の下部横枠(10)を
載せている。図４の(34)は、グラスウール製の断熱材(3
5)及び石膏ボード製天井板(36)等からなる天井部であ
る。
は、防湿材(26)が張り付けられるとともに、その外側
に、空気層(27)を残して表面板(24)が張り付けられてい
る。また、同じく外壁パネル(７)の内側には、同様に防
湿材(29)を張り付けて、その表面に石膏ボード製の内壁
板(30)を張り付けている。図３及び図４の(31)は、大引
(６)又は根太(４)の上に設置した合板製の床下地板で、
その上に表面板(32)を張り付けている。また、土台(２)
又は梁(４)の上には床下地板(31)と同じ厚さの合板(33)
を設置して、その上に外壁パネル(７)の下部横枠(10)を
載せている。図４の(34)は、グラスウール製の断熱材(3
5)及び石膏ボード製天井板(36)等からなる天井部であ
る。
【００１４】
【発明の効果】以上のように、この発明では、外壁パネ
ルのフレームのみを柱間に挿入して、構造材からなる面
材は、その端部を柱などの軸組の外側面へ当接して打ち
付けて固定するものであるから、外壁パネルの構造材と
柱などの軸組が相互に直接接合されることから、従来の
ものに比較して構造強度の高い構造が得られる。しか
も、このように、釘などの打ち付け作業が外側から行え
るので、作業が容易で、このことからも信頼性の高い構
造が得られることになる。
ルのフレームのみを柱間に挿入して、構造材からなる面
材は、その端部を柱などの軸組の外側面へ当接して打ち
付けて固定するものであるから、外壁パネルの構造材と
柱などの軸組が相互に直接接合されることから、従来の
ものに比較して構造強度の高い構造が得られる。しか
も、このように、釘などの打ち付け作業が外側から行え
るので、作業が容易で、このことからも信頼性の高い構
造が得られることになる。
【図１】この発明の実施例を示す木造軸組と外壁パネル
の斜視図である。
の斜視図である。
【図２】外壁パネル端部と柱との接合部の要部横断面図
である。
である。
【図３】外壁パネル下端部と土台との接合部の要部縦断
面図である。
面図である。
【図４】外壁パネルと梁との接合部の要部縦断面図であ
る。
る。
【図５】従来の外壁パネルの柱への固定方法を示す要部
の斜視図である。
の斜視図である。
(２) 土台 (３) 柱 (４) 外周梁 (７) 外壁パネル (13) 外壁パネルのフレーム (14) 面材 (16) 面材の左右の端部 (17) 面材の下端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｅ０４Ｂ 2/56 ６０３ Ｅ０４Ｂ 2/56 ６０３Ｂ ６０４ ６０４Ｆ ６０５ ６０５Ｅ ６１１ ６１１Ｃ ６３２ ６３２Ｂ ６３２Ｄ ６３２Ｈ ６３３ ６３３Ａ ６３３Ｇ ６４５ ６４５Ｃ ６５１ ６５１Ａ
Claims (3)
- 【請求項１】 パネルフレームとそのパネルフレームの
外側に取り付けた面材とからなる外壁パネルが、柱間に
前記パネルフレームを挿入するようにして配置されると
ともに、そのパネルフレームより外方に張り出した面材
端部を柱外側面へ打ち付けて固定してあることを特徴と
する木造住宅の外壁パネルの取付け構造。 - 【請求項２】 面材裏面側において、パネルフレームが
柱側面へ打ち付けて固定されていることを特徴とする請
求項１の木造住宅の外壁パネルの取付け構造。 - 【請求項３】 面材裏面のパネルフレームで囲まれる空
間に断熱材を充填してある請求項１又は２の木造住宅の
外壁パネルの取付け構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19282495A JPH0941519A (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 木造住宅の外壁パネルの取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19282495A JPH0941519A (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 木造住宅の外壁パネルの取付け構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0941519A true JPH0941519A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16297592
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19282495A Pending JPH0941519A (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 木造住宅の外壁パネルの取付け構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0941519A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1302183C (zh) * | 2003-02-11 | 2007-02-28 | 俞立群 | 木制别墅楼房组合式构件及其组装工艺 |
-
1995
- 1995-07-28 JP JP19282495A patent/JPH0941519A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1302183C (zh) * | 2003-02-11 | 2007-02-28 | 俞立群 | 木制别墅楼房组合式构件及其组装工艺 |
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