JPH1150498A - 水栓の吐水管回転規制構造 - Google Patents

水栓の吐水管回転規制構造

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JPH1150498A
JPH1150498A JP9207598A JP20759897A JPH1150498A JP H1150498 A JPH1150498 A JP H1150498A JP 9207598 A JP9207598 A JP 9207598A JP 20759897 A JP20759897 A JP 20759897A JP H1150498 A JPH1150498 A JP H1150498A
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JP
Japan
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discharge pipe
stopper
water discharge
faucet
water
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Pending
Application number
JP9207598A
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English (en)
Inventor
Shoji Tsuboi
昭二 坪井
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KITAMURA GOKIN SEISAKUSHO KK
Original Assignee
KITAMURA GOKIN SEISAKUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 見栄えがよくかつ強度に優れた吐水管の回転
規制構造を備えた水栓を提供することである。 【構成】 水栓本体に吐水管の基部を回転自在に装着し
た水栓に於いて、吐水管の基部内周面と向かい合う水栓
本体の円筒部にストッパーを装着し、吐水管の基部内周
面に、前記ストッパーとの当接により吐水管の回転範囲
を規制する円弧状の案内溝を形成した。また、前記吐水
管及びストッパーは樹脂製で、ストッパーは吐水管の案
内溝内に位置する作用部を三日月形に形成した。 【効果】 ストッパーは外部に露出せずデザインを損な
うことがないうえ、吐水管と当接して破損することがな
く信頼性が高い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水栓の吐水管の回
転角度を所定範囲内に規制する回転規制構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水栓に回転可能に取付けた吐水管
の回転角度を一定範囲内に規制することで、吐水管が壁
面に衝突したり湯水がシンクの外にはみ出し床面を水浸
しにすることがないようにしたものとして図5及び図6
のものがある。この図5及び図6に就いて簡単に説明す
ると、シングルレバー式の水栓31はその本体部32に
吐水管35を水平方向に回転可能に取付け、該吐水管3
5は本体部32に嵌装する基部36の外周から本体部3
2に向けてビス37を螺着し、本体部32には吐水管3
5の回転時にビス37の先端が通過する円弧状の案内溝
33を形成し、該案内溝33の両端に形成した突起34
の一方にビス37が当接した所で吐水管35の回転が停
止するものである。
【0003】上記のものにあっては、吐水管の基部に螺
着したビスが外部に露出してしまい、見栄えが悪いう
え、吐水管の重量を軽くして軽快に回転でき、しかもコ
ストダウンのため材質を鋳物による金属材から樹脂製に
変更した場合、樹脂は金属と比較して強度が弱く、吐水
管を勢いよく回転させると突起と当接するビスの周囲に
応力が加わり吐水管が割れてしまう恐れがあるという問
題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、見栄えがよくかつ強度に優れた吐水管の回
転規制構造を備えた水栓を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、請求項1で
は水栓本体に吐水管の基部を回転自在に装着した水栓に
於いて、吐水管の基部内周面と向かい合う水栓本体の円
筒部にストッパーを装着し、吐水管の基部内周面に、前
記ストッパーとの当接により吐水管の回転範囲を規制す
る円弧状の案内溝を形成したものである。
【0006】また請求項2では、前記吐水管及びストッ
パーは樹脂製で、ストッパーは吐水管の案内溝内に位置
する作用部を三日月形に形成したものである。
【0007】さらに請求項3では、前記ストッパーは作
用部の他方には軸方向に割溝を切り込み、該割溝を挟ん
で径方向に撓む複数個の軸部は先端に水栓本体の円筒部
に穿設した孔より大径となる突部を設け、突部が撓みな
がら孔を通過することで水栓本体の円筒部に装着される
ものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳細に説明する。この実施例は図1に示すよう
に、水栓本体1は天板Aの下方から固定具2を挟着する
ことで取付けられており、円柱状に形成した水栓本体1
の内部には給水源に連通する給水管3、給湯源に連通す
る給湯管4、後述する調節部Bにより設定された湯水を
ハンドシャワー6へ供給する混合管5及び該混合管5と
ハンドシャワー6を接続するホース8を挿通している。
【0009】前記給水管3及び給湯管4は水栓本体1内
部の弁室9に連通しており、該弁室9にはセラミックス
又は樹脂の成型による固定板10及び可動板11を重ね
合わせて内装し、該可動板11は把手軸12を介してレ
バー13と連繋しており、該レバー13を回転操作又は
上下操作することによって湯水の混合比率及び吐水量を
調節し、調節された湯水を混合室14を介して混合管5
へ供給するようにして調節部Bを構成する。
【0010】前記水栓本体1の下部周面には上下方向に
間隔をおいて一対のパッキン15を装着し、該パッキン
15の外周側に全体を樹脂材で成型した吐水管16の円
筒状の基部17を水密状にかつ回転自在に嵌合してい
る。
【0011】前記吐水管16は下方の基部17から斜め
上方に傾斜して突出した筒状で、内部の挿孔20には前
記混合管5と連通したホース8を引出し可能に挿通し、
該ホース8の先端には吐水管16に対し引出し自在で吐
水管16先端の開口部21に着脱自在に支持されるハン
ドシャワー6を結合し、前記調節部Bに設けたレバー1
3の操作により温度及び吐水量を設定された湯水が混合
管5、ホース8を通過してハンドシャワー6より吐水さ
れ、このハンドシャワー6はボタン7の操作で直流水又
は泡沫水に流路を切り換えて湯水を吐出可能である。
【0012】前記基部17の内周面と向かい合う水栓本
体1の円筒部22には水平方向に孔23を貫通し、この
孔23にストッパー24を装着している。該ストッパー
24は樹脂による一体成型で、図4に示すように一方に
三日月形に形成した作用部25を有すると共に他方には
軸方向に割溝26を切り込み、該割溝26を挟んで縮径
方向に撓む複数個の軸部27は先端に突部28を設け、
該突部28は先端が尖った円錐状で通常は前記孔23よ
り大径であるが、突部28を撓ませると孔23を通過可
能としている。
【0013】従って水栓本体1の外側から円筒部22の
孔23にストッパー24の突部28を押し込むと、該突
部28は孔23の内側に弾力的に撓みながら通過し、突
部28が孔23をすり抜けると再度元の形状に復帰し、
円筒部22の外側に三日月形の作用部25が露出し内側
に軸部27先端の突部28が係止された状態でストッパ
ー24を装着することができる。
【0014】前記基部17には図2に示すようにストッ
パー24の作用部25と向かい合う内部円周上に円弧状
の案内溝18を切欠いて形成し、この案内溝18の長さ
は吐水管16を回転させた場合に壁面等の障害物に当た
らず、しかも湯水がシンクからはみ出さないように設定
し、本実施例の場合約180度とし案内溝18の周方向
両端に形成した突起部19の一方がストッパー24の作
用部25に当接すると吐水管16の回転が停止される。
【0015】前記構成において、吐水管16が正面を向
いた状態から回転させると吐水管16の基部17が水栓
本体1を中心に回転し案内溝18も回転するが、図3に
示すように案内溝18の一方の突起部19がストッパー
24の作用部25に当接したところで吐水管16の回転
が停止され、それ以上回転することはできない。従って
吐水管16を回転しすぎて障害物に当たったり湯水がシ
ンクからはみ出て吐出されることがない。
【0016】ところでストッパー24の作用部25に案
内溝18の突起部19が当接した場合に応力が発生し伝
達するが、作用部25は三日月形であるので作用部25
全体に応力が分散し、部分的に集中することがない。従
ってストッパー24及び吐水管16は強度の劣る樹脂製
であっても破損することはない。
【0017】なお、本実施例では吐水管の先端に引出し
自在のハンドシャワーを支持したが、吐水管から直接湯
水を吐出する通常の水栓とすることも可能である。
【0018】
【発明の効果】この発明は上記の構成であるから、次の
利点を有する。 (1)請求項1では、水栓本体に吐水管の基部を回転自
在に装着した水栓に於いて、吐水管の基部内周面と向か
い合う水栓本体の円筒部にストッパーを装着し、吐水管
の基部内周面に、前記ストッパーとの当接により吐水管
の回転範囲を規制する円弧状の案内溝を形成したので、
吐水管の回転を規制するためのストッパーが外部に露出
せずデザインを損なうことがない。 (2)請求項2では、吐水管及びストッパーはいづれも
樹脂製であり、ストッパーの作用部は三日月形であるの
で、吐水管を勢いよく回転させても作用部で応力が分散
し、ストッパー及び吐水管は破損することがなく、信頼
性が高い。 (3)請求項3では、ストッパーは作用部の他方には軸
方向に割溝を切り込み、該割溝を挟んで径方向に撓む複
数個の軸部は先端に水栓本体の円筒部に穿設した孔より
大径となる突部を設け、突部が撓みながら孔を通過する
ことで水栓本体の円筒部に装着されるので、従来のビス
を螺着するものと比較してストッパーの組み付け作業を
ワンタッチで容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】水栓の側断面図である。
【図2】図1に於けるX−X線の拡大断面図である。
【図3】図2の吐水管を回転させた状態の説明図であ
る。
【図4】ストッパーの拡大斜視図である。
【図5】従来技術の説明図である。
【図6】図5に於けるY−Y線の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 水栓本体 16 吐水管 17 基部 18 案内溝 22 円筒部 23 孔 24 ストッパー 25 作用部 26 割溝 27 軸部 28 突部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水栓本体に吐水管の基部を回転自在に装
    着した水栓に於いて、吐水管の基部内周面と向かい合う
    水栓本体の円筒部にストッパーを装着し、吐水管の基部
    内周面に、前記ストッパーとの当接により吐水管の回転
    範囲を規制する円弧状の案内溝を形成したことを特徴と
    する水栓の吐水管回転規制構造。
  2. 【請求項2】 前記吐水管及びストッパーは樹脂製で、
    ストッパーは吐水管の案内溝内に位置する作用部を三日
    月形に形成したことを特徴とする請求項1記載の水栓の
    吐水管回転規制構造。
  3. 【請求項3】 前記ストッパーは作用部の他方には軸方
    向に割溝を切り込み、該割溝を挟んで径方向に撓む複数
    個の軸部は先端に水栓本体の円筒部に穿設した孔より大
    径となる突部を設け、突部が撓みながら孔を通過するこ
    とで水栓本体の円筒部に装着されることを特徴とする請
    求項1又は2記載の水栓の吐水管回転規制構造。
JP9207598A 1997-08-01 1997-08-01 水栓の吐水管回転規制構造 Pending JPH1150498A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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