JP2012202109A - 水栓並びに水栓の回動規制具及び回動規制方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】回動規制機能の付与を、低コストで、しかも既存の水栓をそのまま利用しても容易に達成することのできる水栓並びに水栓の回動規制具及び回動規制方法を提供する。
【解決手段】水栓本体1の外周部に対して、回動可能に、かつ、水栓本体の外周側に周回空間6を形成するように外嵌される回動部材7を備え、水栓本体の外周部において周回空間に臨む位置には、水栓本体の内部流路5の下流端5aとなる開口が設けられ、回動部材の内周部において周回空間に臨む位置には、回動部材の内部流路8の上流端8aとなる開口が設けられ、回動部材の内周部の開口には、周回空間に収まり、回動部材と共に回動するようにアダプタ18が装着され、水栓本体の外周部の開口には、周回空間に収まるようにストッパ19が装着され、ストッパは、アダプタに当接してアダプタの回動を規制するように構成されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば、シンクの上面に設置されるキッチン用のシングルレバー式湯水混合水栓等の水栓並びに水栓の回動規制具及び回動規制方法に関する。
吐水管が水栓本体に対して軸回りに回動可能に外嵌され、これにより、吐水管が所謂首振り型となっている水栓が市場に出回っている。そして、この首振り型の吐水管が水栓近傍に設けられた壁に衝突し破損する等の不都合を、吐水管の回動範囲の制限によって防止すべく、本出願人は種々の対応策を打ち出している。
その一つとして、本出願人は本願に先立ち、吐水管の首振り(回動)範囲を制限するために、外周側から吐水管を貫いてその内周側へと至る止めねじを設けると共に、この止めねじを避けるための切欠きと、この切欠きの左右両側において止めねじに当接し得る当たり止めとを有する回転止め部材を水栓本体側に設ける技術を提案している(特許文献1参照)。
斯かる技術を壁の近傍に設置された水栓に適用し、この水栓の吐水管の回動を壁に衝突しない範囲に限れば、定めた範囲を超える吐水管の回動は止めねじと当たり止めとの当接作用により阻止されるので、壁に対する吐水管の衝突を防ぐことができる。
特許第3296725号公報
しかし、上記技術の適用に際しては、吐水管に止めねじ用の孔を穿設する必要があり、その加工がコストアップ要因となり、また、既存の水栓をそのまま利用して吐水管の回動規制機能を付与するといったようなこともできない。
本発明は上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、回動規制機能の付与を、低コストで、しかも既存の水栓をそのまま利用しても容易に達成することのできる水栓並びに水栓の回動規制具及び回動規制方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る水栓は、
水栓本体の外周部に対して、回動可能に、かつ、該水栓本体の外周側に周回空間を形成するように外嵌される回動部材を備え、
前記水栓本体の外周部において前記周回空間に臨む位置には、該水栓本体の内部流路の下流端となる開口が設けられ、
前記回動部材の内周部において前記周回空間に臨む位置には、該回動部材の内部流路の上流端となる開口が設けられ、
前記回動部材の内周部の開口には、前記周回空間に収まり、該回動部材と共に回動するようにアダプタが装着され、
前記水栓本体の外周部の開口には、前記周回空間に収まるようにストッパが装着され、該ストッパは、前記アダプタに当接して該アダプタの回動を規制するように構成されていることを特徴としている(請求項1)。
本発明に係る水栓において、
前記アダプタは、前記回動部材の前記開口に挿入されるアダプタ基部と、該アダプタ基部から前記回動部材の内周部の周方向に延びるアダプタ側部とを有し、
前記ストッパは、前記水栓本体の前記開口に挿入されるストッパ基部と、該ストッパ基部から前記水栓本体の外周部の周方向に延びるストッパ側部とを有し、
前記水栓本体に前記回動部材が外嵌される際に、前記アダプタ側部が前記水栓本体に付勢されて弾性変形により拡径するか、または前記ストッパ側部が前記回動部材に付勢されて弾性変形により縮径するように構成されていてもよい(請求項2)。
上記目的を達成するために、本発明に係る水栓の回動規制具は、
水栓本体の外周部に対して、回動可能に、かつ、該水栓本体の外周側に周回空間を形成するように外嵌される回動部材を備え、前記水栓本体の外周部において前記周回空間に臨む位置には、該水栓本体の内部流路の下流端となる開口が設けられ、前記回動部材の内周部において前記周回空間に臨む位置には、該回動部材の内部流路の上流端となる開口が設けられた水栓に用いられる回動規制具であって、
前記周回空間に収まり、前記回動部材と共に回動するように該回動部材の内周部の開口に装着されるアダプタと、
前記周回空間に収まるように前記水栓本体の外周部の開口に装着されるストッパとを備え、
該ストッパは、前記アダプタに当接して該アダプタの回動を規制するように構成されていることを特徴としている(請求項3)。
上記水栓の回動規制具において、
前記アダプタは、前記回動部材の前記開口に挿入されるアダプタ基部と、該アダプタ基部から前記回動部材の内周部の周方向に延びるアダプタ側部とを有し、
前記ストッパは、前記水栓本体の前記開口に挿入されるストッパ基部と、該ストッパ基部から前記水栓本体の外周部の周方向に延びるストッパ側部とを有し、
前記水栓本体に前記回動部材が外嵌される際に、前記アダプタ側部が前記水栓本体に付勢されて弾性変形により拡径するか、または前記ストッパ側部が前記回動部材に付勢されて弾性変形により縮径するように構成されていてもよい(請求項4)。
上記目的を達成するために、本発明に係る水栓の回動規制方法は、
水栓本体の外周部に対して、回動可能に、かつ、該水栓本体の外周側に周回空間を形成するように外嵌される回動部材を備え、前記水栓本体の外周部において前記周回空間に臨む位置には、該水栓本体の内部流路の下流端となる開口が設けられ、前記回動部材の内周部において前記周回空間に臨む位置には、該回動部材の内部流路の上流端となる開口が設けられた水栓に用いられる回動規制方法であって、
前記回動部材の内周部の開口には、前記周回空間に収まり、該回動部材と共に回動するようにアダプタを装着し、
前記水栓本体の外周部の開口には、前記周回空間に収まり、前記アダプタに当接して該アダプタの回動を規制するストッパを装着することを特徴としている(請求項5)。
請求項1〜5に係る発明では、回動規制機能の付与を、低コストで、しかも既存の水栓をそのまま利用しても容易に達成することのできる水栓並びに水栓の回動規制具及び回動規制方法が得られる。
すなわち、各請求項に係る発明では、回動部材及び水栓本体に回動規制具(アダプタ、ストッパ)を装着すれば、アダプタとストッパとの当接作用により、アダプタが装着された回動部材の回動を規制することができ、この回動部材に吐水管を一体化(連設または接続)すれば、この吐水管の回動を規制することができる。
そして、上記回動規制具は、水栓本体及び回動部材にわたって必然的に設けられる流路となる部分(すなわち、水栓本体の内部流路の下流端、回動部材の内部流路の上流端、及び周回空間)を利用して装着されるものであるので、低コストで実施可能であり、既存の水栓への適用(回動規制具の後付け)も容易にかつ低コストで行える。
また、請求項2、4に係る発明では、水栓本体に回動部材を外嵌する際における回動規制具と水栓本体あるいは回動部材との干渉による作業性の低下を解消しつつ、回動規制のためのアダプタ側部とストッパ側部との当接を、確実に行わせることが容易となるという効果もが得られる。
本発明の一実施の形態に係る水栓の構成を概略的に示す分解斜視図である。 (A)は前記水栓の構成を概略的に示す縦断面図、(B)は前記水栓の横断面図、(C)は前記水栓の要部の構成を概略的に示す部分透視背面図である。 (A)及び(B)は、ストッパ装着前及び装着後の前記水栓の要部の構成を概略的に示す斜視図である。 アダプタ装着前の要部の構成を概略的に示す斜視図である。 (A)及び(B)はストッパの構成を概略的に示す前側及び後ろ側からの斜視図、(C)はその平面図、(D)は正面図、(E)は側面図、(F)は背面図、(G)は底面図である。 (A)及び(B)は、アダプタの構成を概略的に示す前側及び後ろ側からの斜視図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら以下に説明する。
図1及び図2(A)に示すように、本実施の形態に係る水栓は、ワンホール式湯水混合水栓であり、例えばキッチン用としてシンクの上面に設置され、図1に示すように、この水栓の金属製の水栓本体1の下部には、湯供給管H及び水供給管Cが接続される。
湯供給管H、水供給管Cからの湯、水は、水栓本体1を上下に貫く湯流路2及び水流路3をそれぞれ通過し、水栓本体1の上面側に装着される弁ユニット4内にて任意の比率で混合された後、水栓本体1に設けられた混合水流路5へと送られる。この混合水流路5の下流端5aは水栓本体1の外周部に設けられた開口として表れるものであり(図3(A)参照)、水栓本体1の外周部を取り囲む周回空間6を介して、水栓本体1に回動可能に外嵌される回動部材7の内部流路8に連通している(図2(A)参照)。
すなわち、本実施形態の回動部材7は金属製であって、図1に示すように、筒状部9と吐水管部10とを有し、このうちの筒状部9が、水栓本体1の外周側に流路の一部となる周回空間6を形成するように水栓本体1の外周部に外嵌され、吐水管部10は筒状部9に連設されている。また、回動部材7の内部流路8の上流端8aは回動部材7(筒状部9)の内周部に設けられた開口として表れ(図4参照)、下流端8bは吐水管部10の先端の吐水口を構成する(図1参照)。
周回空間6は、水栓本体1の外周部に設けられた周回溝1a(図1、図3(A)参照)と、回動部材7の筒状部9の内周部に設けられた周回溝9a(図1、図4参照)とによって構成され、混合水流路5の下流端5aは周回溝1a内に位置して周回空間6に臨み、回動部材7の内部流路8の上流端8aは周回溝9a内に位置して周回空間6に臨むように形成されている。
ここで、水栓本体1の外周部には、周回空間6を液密に保つための二つのシール部材11が周回空間6を上下から挟む部位に装着され(図2(A)及び(B)、図3(A)及び(B)参照)、さらにこれら二つのシール部材11を上下から挟む部位に、回動部材7を回動させるときのがたつきを抑えるためのサポート部材12が装着される(図3(A)及び(B)参照)。
本実施形態の水栓はまた、図1及び図2(A)に示すように、シングルレバー式の水栓であり、弁ユニット4の栓棒4aに接続されたレバー13の上下方向の回動操作によって混合水の吐出流量が調節され、左右方向の回動操作によって湯水の混合割合が調節される。このような機能を発揮させ得る弁ユニット4は種々のものが公知であり、例えば、セラミック製の固定ディスクの上側に配されたセラミック製の可動ディスクが、栓棒4aに連動して回動及び平行移動し、これにより、二つのディスクによって形成される湯流路側及び水流路側の弁の開度がそれぞれ調整されるように構成されたものを採用することができる。
尚、図1及び図2(A)において、14はレバー13を栓棒4aに接続するための接続部材、15は接続部材14の操作のためにレバー13に設けられた孔16を覆うためのキャップ、17は弁ユニット4のカバーであって回動部材7とは縁が切れている。
そして、本実施形態の水栓には、アダプタ18とストッパ19とからなる回動規制具(ともに合成樹脂製)が装着され、回動部材7の回動範囲が規制される。以下、この回動規制方法について、回動規制具の構成にも言及しながら説明する。
本実施形態の回動規制方法では、回動部材7の内周部の開口8aにアダプタ18を装着し(図4参照)、水栓本体1の外周部の開口5aにストッパ19を装着する。
アダプタ18は、図6(A)及び(B)に示すように、回動部材7の開口8aに挿入されるアダプタ基部20と、アダプタ基部20から回動部材7の内周部の周方向に延びるフランジ状のアダプタ側部21とを有し、周回空間6(周回溝9a)に収まり、回動部材7と共に回動するように回動部材7に装着される(図4参照)。ここで、アダプタ基部20は、二つに割れた円筒状を呈し、外周面には開口8aの縁に係止する係止部22が形成されている。
ストッパ19は、図5(A)〜(G)に示すように、水栓本体1の開口5aに挿入される筒状(図示例では円筒状)のストッパ基部23と、ストッパ基部23から水栓本体1の外周部の周方向に延びるウイング状のストッパ側部24とを有し、周回空間6(周回溝1a)に収まるように水栓本体1に装着される(図3(B)参照)。尚、ストッパ基部23、ストッパ側部24の適宜の位置には、開口5aからの湯水が周回空間6を経て開口8aへと向かう流れを確保するために、切欠き23a,24aが設けられている。また、図5(A)〜(G)において、23bは突起部(係止部)である。
そして、ストッパ19は、アダプタ18に当接してアダプタ18の一方向及び他方向の回動を規制するように構成されるのであり、本実施形態では、左右のストッパ側部24がそれぞれ左右のアダプタ側部21に当接するようにしてある。具体的には、回動部材7の周回溝9aに沿うアダプタ側部21に対して、ストッパ側部24も周回溝9aに沿うように、ストッパ側部24の曲率半径を水栓本体1の外径、さらには回動部材7の筒状部9の内径よりも大としてある(図2(B)及び(C)参照)。従って、周回空間6における流路の確保の観点からアダプタ側部21、ストッパ側部24の薄型化を図っても、両者21,24は共に周回溝9aに沿うので、その当接を確実に行わせることができる。
ここで、図2(B)においてストッパ19を破線で示してあるのは、組み上がった状態にある水栓におけるストッパ19は、実際には、回動部材7の筒状部9の内周部に当接し、弾性変形により幾らか縮径した状態にあるが、このような変形をしていない自然状態にあるストッパ19を図2(B)において示しているためである。
そして、アダプタ18、ストッパ19の装着は、水栓本体1に回動部材7を外嵌する前にそれぞれ行うのであり、アダプタ18が装着された回動部材7をストッパ19が装着された水栓本体1に外嵌する際、アダプタ18は全体として回動部材7の周回溝9aに沿うので水栓本体1との間で干渉は生じないが、ストッパ19は水栓本体1の周回溝1aの側方にはみ出た状態となるので回動部材7との間で干渉が生じる。そこで、本実施形態では、ストッパ19のストッパ側部24の外周部の上下に変形ガイド面25(図3(A)及び(B)、図5(A)〜(G)参照)を設け、回動部材7を水栓本体1に外嵌する際及び水栓本体1から抜き外す際には、ストッパ側部24が回動部材7に付勢されて弾性変形により縮径し、周回溝1a内に収まるように構成してある。
また、ストッパ側部24は、上述のように回動部材7を水栓本体1に外嵌する過程で一旦縮径するが、回動部材7がストッパ側部24の外側を通過した後は(外嵌が完了した時点では)、その弾性復元力により、周回溝1aの側方にはみ出して周回溝1aに対向する周回溝9aに沿う(当接する)状態となる。そのため、開口5aから周回空間6内に至り開口8aへと向かう湯水は、ストッパ19の内周側及び外周側を流れるが、主に内周側を流れることになる。
上記のように、回動部材7及び水栓本体1に回動規制具(アダプタ18、ストッパ19)を装着すれば、アダプタ18のアダプタ側部21とストッパ19のストッパ側部24との当接作用により、アダプタ18が装着された回動部材7の回動を規制することができる。本実施形態では、アダプタ18、ストッパ19が共に左右対称に形成され、回動部材7は正面(水栓本体1において開口5aの真裏に相当する位置)から左右にそれぞれ60度の範囲でのみ回動可能となる(図2(B)参照)。
そして、上記の回動規制具を用いる回動規制方法では、水栓本体1及び回動部材7にわたって必然的に設けられる流路となる部分(すなわち、開口5a,8a及び周回空間6(周回溝1a,9a))を利用して回動規制具を装着することができ、低コストで実施可能であり、既存の水栓への適用(回動規制具の後付け)も容易にかつ低コストで行える。
なお、本発明は、上記の実施の形態に何ら限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々に変形して実施し得ることは勿論である。例えば、以下のような変形例を挙げることができる。
上記実施の形態では、互いに対向する周回溝1a,9aによって周回空間6を形成しているが、何れか一方の周回溝のみが設けられて周回空間6を形成するように構成されていてもよいし、周回溝1a,9aが共に設けられず、水栓本体1の外周部と回動部材7の内周部との間にある程度の隙間が形成され、その隙間の上下を二つのシール部材11により区画するのみによって周回空間6が構成されていてもよい。
シール部材11、補助部材12は、水栓本体1の外周部ではなく回動部材7の内周部に装着されていてもよい。
水栓本体1の周回溝1aに、ストッパ19の上下の突起部23bが嵌合係止する切欠きを追加工し、周回溝1aに対するストッパ19の装着状態がより良好に保持されるようにしてもよい。
アダプタ18、ストッパ19の何れか一方または両方を左右非対称とし、回動範囲が正面(あるいは開口5a)に対して左右非対称となるようにしてもよい。また、上記実施の形態では、ストッパ側部24をアダプタ側部21より長くしてあるが、アダプタ側部21をストッパ側部24より長くしても両者21,24を同等の長さとしてもよい。
回動部材7の回動範囲は、アダプタ側部21の長さとストッパ側部24の長さとによって定まるため、これら21,24の長さを変えて容易に変更することができる。そして、これら21,24の長さを変える手段としては、例えば、アダプタ側部21の長さが異なる複数のアダプタ18、あるいは、ストッパ側部24の長さが異なる複数のストッパ19を用意し、任意のものを選択して用いる方法や、各アダプタ側部21あるいは各ストッパ側部24に一つ以上の弱化線を設け、何れかの弱化線を破断させて各アダプタ側部21あるいは各ストッパ側部24の長さを変更する方法が挙げられる。
上記実施の形態では、アダプタ側部21を周回溝9aに沿わせ、ストッパ側部24も周回溝9aに沿わせるためにストッパ側部24の曲率半径を大として、水栓本体1に回動部材7が外嵌される際に、ストッパ側部24が回動部材7に付勢されて弾性変形により縮径するようにしてある。しかし、これに限らず、例えば、ストッパ側部24を周回溝1aに沿わせ、アダプタ側部21も周回溝1aに沿わせるためにアダプタ側部21の曲率半径を小として、水栓本体1に回動部材7が外嵌される際に、アダプタ側部21が回動部材7に付勢されて弾性変形により拡径するようにしてもよい。この場合は、変形ガイド面25に相当する面をアダプタ側部21の内周部に設ければよい。
上記実施の形態では、弁ユニット4が水栓本体1の上面に装着されるタイプの水栓を示しているが、本発明はこのタイプに限らず、水栓本体の外周部に対して、回動可能に、かつ、水栓本体の外周側に周回空間を形成するように外嵌される回動部材を備え、水栓本体の外周部において周回空間に臨む位置には、水栓本体の内部流路の下流端となる開口が設けられ、回動部材の内周部において周回空間に臨む位置には、回動部材の内部流路の上流端となる開口が設けられた水栓(湯水混合水栓、単水栓を問わない)であれば適用可能であり、水栓本体や回動部材の構成は、上記の条件を満たす範囲で色々な変形が可能である。さらには、水栓本体や回動部材を、他の機能を有する部材に置き換えてもよく、この場合、回動部材に代わる部材から水栓本体に代わる部材へと水(あるいは湯)が流れるようにすることも考えられる。
なお、上記変形例どうしを適宜組み合わせてもよいことはいうまでもない。
1 水栓本体
5 混合水流路(内部流路)
5a 下流端(開口)
6 周回空間
7 回動部材
8 内部流路
8a 上流端(開口)
18 アダプタ
19 ストッパ
20 アダプタ基部
21 アダプタ側部
23 ストッパ基部
24 ストッパ側部

Claims (5)

  1. 水栓本体の外周部に対して、回動可能に、かつ、該水栓本体の外周側に周回空間を形成するように外嵌される回動部材を備え、
    前記水栓本体の外周部において前記周回空間に臨む位置には、該水栓本体の内部流路の下流端となる開口が設けられ、
    前記回動部材の内周部において前記周回空間に臨む位置には、該回動部材の内部流路の上流端となる開口が設けられ、
    前記回動部材の内周部の開口には、前記周回空間に収まり、該回動部材と共に回動するようにアダプタが装着され、
    前記水栓本体の外周部の開口には、前記周回空間に収まるようにストッパが装着され、該ストッパは、前記アダプタに当接して該アダプタの回動を規制するように構成されていることを特徴とする水栓。
  2. 前記アダプタは、前記回動部材の前記開口に挿入されるアダプタ基部と、該アダプタ基部から前記回動部材の内周部の周方向に延びるアダプタ側部とを有し、
    前記ストッパは、前記水栓本体の前記開口に挿入されるストッパ基部と、該ストッパ基部から前記水栓本体の外周部の周方向に延びるストッパ側部とを有し、
    前記水栓本体に前記回動部材が外嵌される際に、前記アダプタ側部が前記水栓本体に付勢されて弾性変形により拡径するか、または前記ストッパ側部が前記回動部材に付勢されて弾性変形により縮径するように構成されている請求項1に記載の水栓。
  3. 水栓本体の外周部に対して、回動可能に、かつ、該水栓本体の外周側に周回空間を形成するように外嵌される回動部材を備え、前記水栓本体の外周部において前記周回空間に臨む位置には、該水栓本体の内部流路の下流端となる開口が設けられ、前記回動部材の内周部において前記周回空間に臨む位置には、該回動部材の内部流路の上流端となる開口が設けられた水栓に用いられる回動規制具であって、
    前記周回空間に収まり、前記回動部材と共に回動するように該回動部材の内周部の開口に装着されるアダプタと、
    前記周回空間に収まるように前記水栓本体の外周部の開口に装着されるストッパとを備え、
    該ストッパは、前記アダプタに当接して該アダプタの回動を規制するように構成されていることを特徴とする水栓の回動規制具。
  4. 前記アダプタは、前記回動部材の前記開口に挿入されるアダプタ基部と、該アダプタ基部から前記回動部材の内周部の周方向に延びるアダプタ側部とを有し、
    前記ストッパは、前記水栓本体の前記開口に挿入されるストッパ基部と、該ストッパ基部から前記水栓本体の外周部の周方向に延びるストッパ側部とを有し、
    前記水栓本体に前記回動部材が外嵌される際に、前記アダプタ側部が前記水栓本体に付勢されて弾性変形により拡径するか、または前記ストッパ側部が前記回動部材に付勢されて弾性変形により縮径するように構成されている請求項3に記載の水栓の回動規制具。
  5. 水栓本体の外周部に対して、回動可能に、かつ、該水栓本体の外周側に周回空間を形成するように外嵌される回動部材を備え、前記水栓本体の外周部において前記周回空間に臨む位置には、該水栓本体の内部流路の下流端となる開口が設けられ、前記回動部材の内周部において前記周回空間に臨む位置には、該回動部材の内部流路の上流端となる開口が設けられた水栓に用いられる回動規制方法であって、
    前記回動部材の内周部の開口には、前記周回空間に収まり、該回動部材と共に回動するようにアダプタを装着し、
    前記水栓本体の外周部の開口には、前記周回空間に収まり、前記アダプタに当接して該アダプタの回動を規制するストッパを装着することを特徴とする水栓の回動規制方法。
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