JPH11504874A - 大容量インクタンクを備えるインクジェットプリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 インクジェットカートリッジと、該インクジェットカートリッジから離れた位置にインクジェットプリンタのハウジング内に取り付けられた大容量インクタンクと、前記インクタンクを前記インクジェットカートリッジに接続するチューブと、を有するインクジエットプリンタ。前記大容量インクタンクは、パンケーキ形状とすることができ、ハウジング内で水平方向で隣り合うように重ねられる。前記タンクの一部は、透明であり、前記大容量インクタンクの前記透明部分の近傍に配置されたプリンターハウジング内の開口を介してオペレータがインクレベルを監視するために見ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 大容量インクタンクを備えるインクジェットプリンタ 発明の技術分野 本発明は、インクジェットプリンターに関する。詳しくは、本発明は、プリン トカートリッジから離れた位置に取付けられた大容量インクタンクを備えるイン クジェットプリンタに関する。 発明の背景技術 インクジェットプリンタ及びインクジェットプリンタ用使い捨てインクジェッ トカートリッジは、この分野においてよく知られている。 現在の使い捨てインクジェットカートリッジは、典型的には、内蔵型インクタ ンクと、該インクタンクと連結している複数のインクジェットノズルを支持する インクジェットプレート装置と、ジェットノズルを駆動回路に接続するための複 数の外部電気コネクターとを有している。典型的には、カートリッジタンク内の インクが使い尽くされた時、ジェットプレート部品が十分に機能するかどうかに 関わらず、カートリッジ全体が取り外されなければならない。 複数のインク吐出ノズルを有するサーマルインクジェットプリンタでは、各ノ ズル近傍でインクを加熱するの に使用される抵抗器の欠陥によって、しばしば不具合が発生する。相対的に低い 抵抗器の故障率のために、現在の便利な使い捨てインクジェットカートリッジに 使用されるジェットプレート装置は、元のインクタンクが使い尽くされた後でも 、それら本来の印刷品質特性を保って十分に使用可能である。従って現在の使い 捨てカートリッジは、製品コスト及びカートリッジの頻繁な取り換えに必要な時 間の双方で消費者にとってコストが高くなる結果となり、製品のかなりの浪費が ある。 インクジェットカートリッジの容量を単に大きくするだけでは、インクジェッ トカートリッジの頻繁な交換や再充填に伴う問題を解決するのに十分でない。イ ンクジェットカートリッジは、一般的にインクジェットプリンタの可動プリント キャリッジ上に取り付けられている。従って、インクジェットカートリッジのイ ンクの容量が大きくなればなるほど、インクジェットカートリッジを保持してい るプリンタキャリッジによって移動されることが要求されるインクジェットカー トリッジの重量が増す。インクジェットカートリッジのインク重量の増加は、プ リンタキャリッジを駆動するモータに過酷な要求をすることになろう。プリンタ キャリッジが重くなることによって、キャリッジは移動行程の２つの終端でより 大き な慣性力に打ち勝たなければならないから、性能もまた制限される。これら２終 端位置では、前記キャリッジは進行してきた方向に逆戻りし、他方で、印刷処理 中の記録媒体上を通過する。キャリッジの慣性力が増すと、与えられた駆動モー タのトルクが方向を逆転させるために必要とする時間を増し、その結果、印刷速 度を低減し得る。 加えて、インクジェットカートリッジは、典型的には、プリントキャリッジの 一側端上に取り付けられており、カウンタバランス機構（つり合いおもり機構） を必要とする不均衡な負荷を引き起こす。そのため、カートリッジが再充填され る必要がある回数を制限するために、インクジェットカートリッジ内のインク容 量を増やすことは、インク容量を大きくすることによって生じるパワーの消費と 負荷の問題を伴い、困難である。 その結果、インクジェットカートリッジに初めからあったインクは使い果たさ れているが、インクジェットプレートからの印刷品質が高いことが判っている間 は、使い捨てインクジェットカートリッジのインクを手動で補充することはこの 分野で周知である。しかしながら、多くの使い捨てインクジェットカートリッジ はインクを補充できるように設計されていないから、使い捨てインク カートリッジの手動補充は扱いにくく困難である。より最近には、インクジェッ トカートリッジの中には、米国特許第５２８０３００号に開示されたインクジェ ットカートリッジのように、再補充可能に設計されたものがある。これらの再補 充可能なインクジェットカートリッジは、ジェットプレートが未だ高い印刷能力 を持っている間は所定回数の再補充のためにインクジェットカートリッジの再補 充できるよう設計されている。しかしながら、再補充容易なカートリッジを作っ ても、このカートリッジをしばしば補充しなければならないことを含む面倒さ、 時間、経費は軽減しない。 自動再補充も検討されてきている。ルーダーの米国特許第４９６７２０７号に は、搬送移動の一端に設けた“サービスステーション”でインクジェットカート リッジの周期的な再補充を可能にしたシステムが開示されている。加えて、プリ ンタキャリッジから離れて設けられたより大きなタンクから、使い捨てインクジ ェットカートリッジの小さいタンクへ、インクを連続的に供給する種々の態様が 提案されている。例えば、チャンの米国特許第４８３１３８９号は、泡含有イン クジェットカートリッジに供給チューブを介して接続された大容量インク供給装 置を開示している。このインクは、カートリッジ内 のインクが使い果たされた時にキャピラリーの作動を通じてインクジェットカー トリッジに連続的に供給される。 米国特許第５３６９４２９号及び米国特許第５３６７３２８号は、インクタン クと、プリンタキャリッジ上に取り付けられたジェットプレート装置と、印刷中 にインクジェットカートリッジのインクタンクを再補充する外部タンクシステム とを有する典型的なインクジェットカートリッジを含むシステムを記述している 。米国特許第５３６９４２９号に開示されたシステムには、外部インクタンク、 インクジェットカートリッジ、及び外部タンクとインクジェットカートリッジと を接続するチューブは、単一の取り外し可能なユニット部品を形成するよう構成 されている。インクジェットカートリッジ装置上のジェットプレートの印刷品質 が不満足な結果になるレベルまで落ちた時に、外部タンク内のインク容量が使い 果たされるように設計されている。 米国特許第５３６９４２８号に開示されているようなシステムは、一旦前記大 容量タンク内のインクが使い果たされると、大容量インクタンクと、インクジェ ットカートリッジと、これら２つを接続するチューブとを廃棄することを必要と する。従って、この形式のシステムには、消費者にとってのこのような浪費と初 期コストが、 未だに存在する。更に、プラスチック製品の大量の過剰処分に関しては、そのよ うな嵩張った使い捨てシステムは望ましくない。加えて、一体のプラスッチク装 置はインクによって汚染され、従来の使い捨てには適さないだろう。また、米国 特許第５３６９４２９号に記述されたシステムの一体部品ユニットの交換は、イ ンクタンクの大きさのために困難である。更に、タンクに取り付けられたチュー ブは、プリンタの可動部品を邪魔しないように適切に配置することを確保するの に注意を払いつつプリンタ内に導入されなければならない。 再補充可能な別体インクタンクを用いるシステムは、ベルギーのＶＩＰシステ ムズから入手可能である。このタイプのシステムは、上述の浪費問題の軽減を助 ける。加えて、このＶＩＰシステムズの装置は、オペレータが一定度合いでイン クレベルを監視できるように殆ど全てが透明プラスッチックで作られている。し かしながら、米国特許第５３６９４２９号に記述された装置の場合では、このシ ステムはプリンタハウジングの外部に導入され、インクの湿潤及び溢流によって オペレータがインクレベルを監視するのを妨げ得る。また、このＶＩＰシステム ズの装置は、新しいインクジェットカートリッジが導入されたときに、チューブ から空気を除去するための 比較的複雑な呼び水的充填システム（priming system）を組み込んでいる。従っ て、このＶＩＰシステムズの装置のこの複雑な外部の取付けは、製造することを より高価なものとし、むしろ使用も困難である。 発明の開示 本発明は、従来技術のシステムの使用の不便さ、浪費、コスト、面倒な廃棄の 問題に煩わされずに、移動可能なプリントキャリッジにインクを連続的に供給す るインクジェットプリンタである。好適には、この印刷システムは、取り外し可 能な複数の小さなインクジェットカートリッジを有し、その各々が、別のタンク であって前記インクジェットプリンタのハウジング内に実質的に永久的に取り付 けられた大きな複数のインクタンクの一つと液体の流通が可能に接続されている 。前記インクジェットプリンタ内に取り付けられた可撓性チューブもまた、各々 の大容量タンクと各インクジェットカートリッジとを接続し、前記インクタンク からインクジェットカートリッジに接続を維持したまま、プリントキャリッジが 前後へ移動することを可能にしている。交換の必要なしにインクジェットプリン タの寿命を全うするために、前記永久的に取り付けられたインクタンクは、時々 、インクが再補充される。 本発明のインクジェットプリンタは、従来技術のシステムおりも実質的に優れ ており、なぜなら、大容量インクタンクは、実施的にプリンタ自身のハウジング の端に一体的に設けられているからである。好ましくは、大容量インクタンクは 、高さ及び深さよりも小さい幅を持ったパンケーキ形状とされ、幾つかがハウジ ングの端に水平方向に重なる。このことはスペースの有効利用となり、プリンタ に設けた大容量インクタンクの数を増やすのに便利な手段となる。 本発明の好ましい実施形熊における他の重要な特徴は、タンクが実質的にハウ ジングの内側に有っても、各大容量タンクのインクのレベルが、インクジェット プリンタの前面から簡単に見られることである。一つの実施形態では、大容量イ ンクタンクの透明部分が、ハウジングの外側にあり、一方で、タンクの残りの部 分は、ハウジングの内側にある。この特徴が、各タンク内のインクレベルを監視 することを極めて容易にし、プリンターのオペレータに対して便利なものとする 。好ましくは、大容量インクタンクの各々に、透明な一体型隆起部を、前記ハウ ジングの外側にあるタンクの部分に有している。この実施形態では、前記隆起部 は、前記ハウジングの垂直スロットを通って突き出し、それによって前記タンク をハ ウジング内の所定箇所に保持する働きをする。 更に、印刷品質が十分な製品寿命が終わったためにカートリッジがインクジェ ットカートリッジを交換する必要が有るとき、インクジェットカートリッジを交 換するだけでよい。このインクジェットカートリッジは、クイック解除式取付け 具を介して前記チューブに取り外し可能に取り付けられ、インクジェットカート リッジの取り替えを容易にしている。インクジェットカートリッジの取り外しは 、インクシステムの他の部分の取り外しを必要としない。従って、カートリッジ の取り替えは、使用者にとって簡単であり、ジェットプレート装置の製品寿命よ りずっと長い製品寿命を持つ他のチューブや大容量インクタンクを取り換える必 要がない。こうして、本発明のインク供給システムは、浪費、コスト、及び廃棄 の問題を実施的に削減する一方で、プリンタに大容量のインク備えさせ、高い印 刷品質を維持する。 本発明の好ましい実施形熊は、接続チューブを介してのサイフォン作用によっ て大容量インクタンクからインクジェットカートリッジへインクを送ることがで きるようにして、ポンプや圧力制御装置の必要を無くすことによって、製造コス トは最小限とされるという利点もある。この実施形態では、大容量インクタンク 及び見ることの できるインクレベル監視部位は、大容量タンク内のインクレベルが、タンクがほ ぼ満タンからほぼ空になったときにプリントカートリッジ内のインクレベルより 約２インチから９インチ低い位置で変化するように配置されている。 本発明の更に有利な点は、インクタンクが単純な工程を用いて再補充でき、イ ンクタンクの再補充が、インクジェットプリンタの他の可動部分に妨げられない ように配置されていることにある。加えて、プリンタの通常の作動の間、即ち、 インクタンクの再補充のために印刷を停止する必要がない間に、インクタンクを 再補充することができる。 図面の簡単な説明 図１は、本発明の大容量インクタンクを組み込んだ大型インクジェットプリン タの正面図である。 図２は、内部に大容量インクタンクを組み込んだプリンタハウジングの斜視図 である。 図３は、図２のハウジングの背面図である。 図４は、プリンタハウジングを外した本発明のインクタンクの全体斜視図であ る。 図５は、内部に大容量インクタンクを組み込んだプリンタハウジングの断面図 である。 図６は、取り外し可能なインクジェットカートリッジが、離れた大容量タンク によってインクが供給されている状態を示すインクジェットプリンタの一部を示 す斜視図である。 図７は、本発明のインク供給システムのインクジェットカートリッジの詳細な 正面図である。 図８は、図７に描かれたインクジェットカートリッジの背面図である。 図９は、図７に描かれたインクジェットカートリッジの底面図である。 図１０は、図７に描かれたインクジェットカートリッジを分解して内部が見れ るようにした図である。 詳細な説明 本出願の出願人たるエンキャド，インコーポレイテッドは、４つの従来技術で ある使い捨てインクジェットカートリッジに従来使用しているＮｏｖａ Ｊｅｔ IIIの商標名で多色インクジェットプリンターを製造、販売している。”Ｎｏ ｖａ Ｊｅｔ III”（エンキャド パート第２０２４０９番）と名付けられた Ｎｏｖａ Ｊｅｔ IIIプリンターの操作マニュアルは、参照のために本書に添 付されている。 本発明は、インクジェットカートリッジの各々に大容 量インクを供給するシステムを提供することによりＮｏｖａ Ｊｅｔ IIIを改 良するものである。図１を参照すれば、大型インクジェットプリンター１０は、 左右のハウジング１１，１２を有し、一対の脚部１４によって支持されている。 “大型”インクジェットプリンタは、典型的に床立脚式であり、幅１８インチよ りも大きな記録媒体に印刷することができる。対称的に、小型プリンターは、典 型的に、デスクトップに使用するのに適しており、８．５インチ×１１インチ又 は１１インチ×１１インチの用紙に印刷する。右方にあるハウジング１１は、オ ペレータが入力制御するためのディスプレイとキーパッドと共に図１に示され、 プリンター装置の操作に関する種々の電気的、機械的構造部品を備えているが、 本発明には直接関係しない。左方のハウジング１２は、図２及び図３と関連し以 下により詳細に記述されており、以下でもより詳細に説明されるインクジェット カートリッジ２６にインクを送る大容量インクタンクを収容している。 連続印刷媒体（図示せず）のロールが、プリンタ１０に供給されるべき紙を連 続的に供給できるようにプリンタ１０の後部のローラに載置されれるか、又は、 個々のシートになった用紙（図示せず）が、プリンター１０内 に送られる。プラテン１８は、印刷媒体を支持する水平表面を形成し、印刷は用 紙上へのインク液粒の選択配置（deposition）によって得られる。作動中、用紙 の連続供給は、プラテン１８に沿って間隙を開けられた複数の上部ローラー（図 示せず）によって、プラテン１８を横断して、プリンタ１０の後部に設けられた 用紙のロールから案内される。他の実施形態では、１枚の用紙または他の印刷媒 体が前記ローラ（図示せず）によってプラテン１８を横切って案内される。支持 構造物２０は、プラテン１８上方に懸架され、印刷されるべき一枚の用紙又は他 の印刷媒体が、プラテン１８と支持構造物２０との間を通過できるように、プラ テン１８と前記支持構造物との間にその長さ方向に十分な間隙をもってスパンを 形成している。 支持構造物２０は、プラテン１８の上方でプリントキャリッジ２２を支持して いる。プリントキャリッジ２２は、複数のインクジェットカートリッジホルダ２ ４を有し、その各々に、取り外し可能なインクジェットカートリッジ２６が載っ ている。より好ましい実施形態では、４個のプリントカートリッジ２６が、プリ ントキャリッジ２２上のホルダ２４内に取り付けられているけれども、４個以上 又は４個以下のインクジェットカートリッジ２ ６を備え、本発明を構成することが想定されている。各々のインクジェットカー トリッジ２６は、制限された容量（好ましくは約２０〜４０ミリリットルのイン ク）の一体型インク貯蔵タンクを備えている。更に、これら一体型タンクの各々 には、好ましくは異なる色のインクを入れられる。この４個のカートリッジを持 つ実施形態では、これらの４個のタンクには、好ましくは、黒、マゼンタ、藍色 、黄色のインクが入っている。 支持構造物２０は、一般的に、プラテン１８と平行配置された案内ロッド３０ を備えている。プリントキャリッジ２２は、好ましくは、案内ロッド３０と摺動 自在に係合する分割スリーブを備え、案内ロッド３０に沿って前記プリントキャ リッジの移動を可能にして、直線印刷経路を決め、双方向矢印３２によって示さ れているように、前記経路に沿ってプリントキャリッジ２２が移動する。モータ 及び駆動ベルト機構（図示せず）は、案内ロッド３０に沿ってプリントキャリッ ジ２２を駆動するのに使用される。 本発明によれば、各インクジェットカートリッジ２６内にあるインクタンクは 、大容量の再充填可能なインクタンク３６と液体が流通可能に連結され、該大容 量タンクはプリンタ１０に対して固定され、左のハウジング１ ２の内部に収納されている。液体の流通は、プラスチック導管３８を介してなさ れ、該導管は各インクジェットカートリッジ２６と各高容量インクタンク３６と の間に延在している。導管３８は、好ましくはプラスチックチューブでできてお り、プリントキャリッジ２２がプラテン１８の長さ方向に沿って移動する間、イ ンクタンク３６とインクジェットカートリッジ２６との接続を維持するのに十分 な長さとされる。従って、チューブ３８の長さは、プロッターの大きさやプラテ ン１８の長さによって変わるだろう。ある特定の実施形態においては、チューブ ３８は外形が０．０９インチ、内径が０．０５インチである。Ｄサイズプロッタ ーの特定の実施形態ではチューブ長さは６３インチであり、Ｅサイズプロッター ではチューブ長さは７５インチであり、Ｆサイズプロッターではチューブ長さは ８７インチである。 インクタンク３６は、ハウジング１２の内部にあるため、好ましくは各々が他 を考慮して設計されていることが明らかである。図示するために、タンク３６と ハウジング１２との結合物が図２及ぶ図３に示され、ハウジング１２から外した タンク３６の斜視図が図４に示されている。各タンク３６は、好ましくは、ハウ ジング１２の底と前部の湾曲した表面形状にほぼ合致する湾曲した底 と前部とを備えている。これにより、大型タンク３６内のインクとカートリッジ 内のインクとの間の適切な圧力差を作り出すのに適した高さで、タンク３６を、 ハウジング１２の内面に安定して載せることができる。本発明のこの好ましい実 施形態の１態様は、以下に詳述される。 タンク３６の容量は、好ましくは、約４００〜６００ミリリットルである。こ の容量は、この容量のインクがほぼ排出された後、インクジェットカートリッジ は、許容できる印刷品質に関する使用寿命が終わりに近づいていることが分かる ので、便利である。勿論タンク３６の再補充は、取り付けられたカートリッジ２ ６を交換することなく随時行われる。従って、もし、タンク３６の全容量を使い 切った後、オペレータが与えられたカートリッジからの印刷品質が許容できるも のと分かれば、その時再補充することができるし、同じカートリッジの使用が、 いつまでも続くだろう。 各タンク３６の幅は、好ましくはその高さ及び深さに比べ小さく、各々“パン ケーキ”形状をしている。このことはインクの容量を削減させる傾向にあるが、 所定の全体寸法のタンク３８を維持でき、ハウジング１２の内部において長さ方 向に長くするインクタンクを水平方向に隣接して重ねる。これにより、ハウジン グ内部の空間 の有効利用を促進し、プリンターの深さを深くすることなくインクタンク３６の 数（即ち、インクの色）を増すことをができる。 好ましくは、タンク３６は、トングタイプ又は溝型の形態内で隣接して一緒に 嵌まり合う。これは、タンク３６の左側壁に２つの小さい円環状の僅かに膨らん だ膨出部分を設け、タンク３６の右側壁には、実質的に嵌合する凹み３７を設け ることによって得られる。こうしてタンク３６が隣接して配置されると、タンク 隣接した前記膨出部分３７及びこれに対応する前記凹みが嵌合し合うことで、そ れらを安定して配置させる力が働く。前記膨出部分とこれに嵌合する前記凹みと の寸法及び数は、大幅に変更することができ、有効性を維持することもできる。 緊密な“スナップフィット”係合を持ったタンクを作ることもできる。 各タンク３６は、また、インクが空になった時にタンク３６を再補充するため の上部開口４２が形成されている。通常、タンクの開口４２は、再補充が必要な ときにオペレータにより手動で取り外せる摩擦固定式キャップ４４で閉じられて いる。好ましくは、開口４２は、タンク３６がハウジング１２に組み込まれたと きにプリンタ１０の前部近傍に位置するように配置される。 更に、各タンク３６の前壁は、一体型の隆起部４０を形作るように形成されて いる。隆起部４０は、タンク３６の幅よりも小さい幅を持ち、タンク３６の前表 面に沿ってタンク３６の底表面に至るまで、垂直方向に延びる。各タンク３６の 一体型の隆起部４０は、ハウジング１２の前部に設けられたスロット４８を通し て突き出るような大きさとされている。本発明のより好ましい実施形態では、突 き出した隆起部４０は、タンク３６の透明なインク収容部分を備えている。イン クは、透明な隆起部４０及びタンク３６の残りを満たすので、タンク３６内のイ ンクレベルは、インクジェットプリンタ１０の前から容易に見ることができる。 一つの実施形態では、前記隆起部は、タンク３６の天部に最も近い表面の端部で タンク３６の表面から最も遠くまで延び、タンク３６の傾斜した前面及び底面に 沿って下方に延びるにつれて徐々に低くなる。その結果として、ハウジング１２ に組み込まれると、前記隆起部は、スロット４８の天部でハウジング１２の表面 から外側へ最も遠くへ突き出し、底面に近いハウジング１２の内部と整合するま で突出度合いが徐々に小さくなる。 タンク３６は、幅広く種々の材料で形成することができる。要求される材料は 、オペレータがインクレベルを 監視するのに十分な透明度と、標準のプリンタインクの存在での劣化抵抗とを有 する。製造の簡単化のためには、タンク全体が透明であることが好ましく、適切 な材料としては、例えば、透明ＰＶＣ及びポリカーボネートプラスチックがある 。 このインクタンクシステムの幾つかの利点は明らかである。まず最初に、各タ ンク内のインクレベルは、インクジェットプリンターの前面から容易に監視され る。インクレベルの監視は、電気的感知や他の遠隔感知を必要としない。更に、 タンクの小さな部分だけでプリンターハウジングの外部から見ることができると いう事実が、再補充可能なインクタンクシステムの何れにも時々起きる不可避的 なインクのこぼれによって生じる見やすさの問題を少なくする。好ましくは、監 視のしやすさは、適切な性能を発揮するのに必要なインクレベルを表示するため に、隆起部４０又はハウジング１２の隆起部４０近傍にマーキングするかラベリ ングすることによって更に改良される。 インクジェットカートリッジが適切に機能するには、カートリッジのインク排 出ノズルの内部のインクの圧力が大気圧よりも低いことが必要である。この場合 には、インクの表面張力がカートリッジ内部の空気（即ち“負 ”）の圧力の降下分をつり合わせるまで、ノズルでのインク表面は、カートリッ ジ自身の内側へわずかな凹みを形成する。もし、カートリッジ内の圧力が、高く なりすぎると、インクはノズルから溢れ、印刷品質を低下させるとともにインク 漏れを起こすだろう。もしカートリッジ内の圧力が低すぎると、前記凹みがカー トリッジ内で離れすぎて、インクの噴射が不十分になるだろう。インクタンク３ ６内の圧力に対するインクジェットカートリッジ２６内の負の圧力が維持される ことを確保するために、タンク３６内のインクレベル３７がインクジェットカー トリッジ２６内のインクレベルより、ほぼ１．７又は２から７、８又は９インチ 低い高低差で維持されるように、インクタンクがハウジング１２内に配置される 。これにより、インクジェットカートリッジ２６上のインクが２水柱インチと７ 水柱インチの間の負の圧力で維持される。 今、図５を参照すれば、好ましくは、インクタンク３６が満たされたときにこ の満タンのインクタンク３６のインクレベル３５がインクジェットカートリッジ ２６内のインクレベル３９より２インチ低くなるよう、インクタンク３６は、ハ ウジング１２内に配置される。インクタンク３６内が空になると、インクタンク ３６内のイン クとインクジェットカートリッジ内のインクとの高低差は減少し、好ましい実施 形態では、インクタンク３６が空に近づいたときほぼ９インチより低くは下がら ないだろう。インクが空になったときにタンク３６内部を一定の空気圧に維持す るために、タンク３６の上方後部は、タンク３６の内外に空気の流通を許容する ための小さな通気孔を備えている。 隆起部４０とほぼ反対側であってタンク３６の後部上方には、タンク３６の後 壁から上方且つ後方に延びる第１部分とタンク３６内に延びる第２部分とを持っ た結合挿入部５０を組み込む開口がある。挿入部５０は、標準のパネル取付けタ イプであり、そこでは前記後方の開口周りのタンク３６壁は、ねじ切りされた中 央部分上で六角ナットに挟まれている。タンク３６の内部では、挿入部５０は、 チューブ５２を接続するホース取付用抜け止め斜面（hose barb）を有し、該チ ューブは、好ましくは、外形が１／８インチで内径が１／１６インチのポリウレ タンチューブであって、摩擦によって固定される。このチューブ５２は、タンク ３６内でインク中に下方へ延び、タンク３６の内底面に届いている。ミネソタ州 セントポールのカラープロダクトカンパニーから型番ＰＭＣ４２−０１で市販さ れて入手可能な挿入部は、この目的に適 していることが判っている。 結合挿入部５０のタンク３６の外側にある部分は、前に記述されたプラスチッ クチューブ３８の一端に取り付けられた結合本体５４の一側と結合するように形 成された結合部分を備えている。結合本体５４は、チューブ３８が嵌め込まれ摩 擦で固定されるホース取付用抜け止め斜面上でチューブ３８に固定されている。 バルブは、結合本体５４内に設けられている。このバルブは、結合本体５４が 結合挿入部５０から外れているときは閉じており、結合挿入部５０と結合本体と が係合しているときに開いている。これにより、係合時には、インクがタンクか らインクジェットカートリッジに流れることができ、結合本体５４及び結合挿入 部５０が外されたときには、チューブ３８の外部へカートリッジ２６から、又は 、チューブ３８からカートリッジ２６内へインクが漏れないようにしている。記 述したようなバルブを持った好適な結合本体５４は、ミネソタ州セントポールの カラープロダクトカンパニーから型番ＰＭＣＤ１７−０１で市販されて入手可能 である。 結合挿入部５０及び結合本体５４へは、縦長の開口５５からアクセスでき、該 開口は、各タンク３６に対して一つづつ、ハウジング１２の後壁の各結合挿入部 ５０近 傍に設けられている。好ましくは、このチューブは、透明又は半透明のプラスチ ックでできている。この場合、チューブ３８内のインクは、チューブ３８が後部 開口５５の近傍にあるところで、見ることができる。従って印刷がうまく行って いることは、以下に詳述した操作で、タンク３６近傍のチューブ３８内のインク の存在を観察することによってある程度確認することができる。加えて、もし、 タンク３６又はチューブ３８の一本を交換することが必要なら、プリンター１０ の分解の必要性を最小限にしてタンク３６からチューブ３８を取り外すことは容 易である。 チューブ３８は、結合本体５４からプリンタ１０の支持構造物２０の左端内へ 延び、そこで、これらのチューブは、湾曲可能な導管案内路装置（conduit rout er）６０の一端に挿入され、該装置は、好ましくは中空のプラスチックチェーン であり、その一端は、タンクを収容しているハウジング１２の近傍で支持構造物 ２０に固定されている。このチェーンは、チェーンの軸を含む面内で２つの取り 得る方向の内の一つの方向にのみ直線形熊から離れて曲がるような一体型の留め 具（stops）で構成されている。プラスチックチューブ３８がそのようなチェー ン内部に挿入されると、該チューブはチェーンと同じ 方向にのみ曲がるよう拘束される。このようなチェーンは、当業者において公知 であり、ドイツのアイガス（Igus）から入手可能である。アイガスの０５−１− ０１８−０タイプは、内部に挿入された外径０．０９インチのチューブ３８を持 った４つのタンクを備えた実施形態にとって有利であることが判っている。 支持構造物２０、プリントキャリッジ２２、及びチューブ３８を通されたアイ ガス製プラスチックチェーン６０の斜視図が図６に図示されている。アイガス製 チェーン６０の他端は、プリントキャリッジに固定され、従って、移動可能なプ リントキャリッジがステッピングモータと駆動ベルトとの協働で前後に搬送され るにつれて、アイガス製チェーンは、それ自身が前後に曲がる。こうして、チェ ーン６０内に挿通されたプラスチックチューブ３８もまた、チェーン内でそれ自 身が前後に曲がり、従って、プリントキャリッジ２２が支持構造物２０に沿って 前後に移動している間、固定タンク３６からインクをスムースに送り続ける。ア イガス製チェーン６０は、作動中に不快な騒音を発生するおそれがあるので、ア イガス製チェーン６０が直線形態に延びるときにチェーンリンクが衝突する支持 構造物２０の垂直面に沿って、粘着性裏面を有する発泡パッド６２を配置してお くことが 好ましい。好ましい材料は、ミネソタ州ミネアポリスのスリーエム（３Ｍ）から 部品番号スコッチＶＨＢ４９５１として入手可能である。これは、両面粘着性の 独立気泡のアクリル発泡体で、厚みが０．０４５インチである。一側の裏張りを 取り除いてその面の粘着面を露出させ、これが支持構造物２０に張り付けられる 。 プリントキャリッジ２２でチェーン６０を出た後、各チューブ３８は、インク 流量レギュレター６４に通され、該レギュレターは、プリンターが作動している 時に全開状態となる。この流量レギュレター６４は、オペレータがチューブ３６ を介してカートリッジ２６内へのインク流れ又はタンク３６の側へ戻るインク流 れを許容し、阻止することができるタイプのものであればよい。図６に示されて いるように、当業者に周知のローラクランプを使用することが適切であることが 判っている。このタイプのクランプでは、チューブ３８は、傾斜底を持った溝内 に載置されている。可動圧力ホイールは、該ホイールが前記溝の一端に配置され たときにチューブ３８を挟むことによって流れを制限し、前記圧力ホイールが前 記溝の他端に配置されたときにチューブ３８を介して流れを許容する。この目的 に適したローラクランプは、ニューヨーク州エッジウッドのクォージナから型番 １４０１０ で入手可能である。 流量レギュレター６４を通過した後、各チューブ３８は、そのそれぞれのイン クジェットカートリッジ２６に導かれる。インクジェットカートリッジの詳細は 、図７から図１０に図示されている。インクジェットカートリッジ２６は、カー トリッジハウジング７０と、ジェットプレート７２と、電気コネクター装置７４ と、ほぼ７０ミリリットル容量の制限付き容量インクタンク７６と、好ましくは カートリッジの上部パネルに一体的に形成されているクイック解除式取付け具８ ０とを有している。このカートリッジ２６は、公知の幾つかのカートリッジのよ うに、内部のインクタンク内に泡導入部を設けるべきではない。泡の存在は、タ ンク６からカートリッジ２６へのインク流れに必要なサイフォン作用を妨げる。 本発明を使用するための好ましいカートリッジは、ケンタッキー州レキシント ンのレックスマーク インターナショナル インコーポレイテッド製のボディプ リントヘッド１０４０７７４型のような公知のカートリッジに類似している。し かしながら、このカートリッジは、内部に泡導入部を備え、標準タイプ１０４０ ７７４の上部蓋が外部タンクからインクを供給するための開口を持っていないた め、この基本的装置に変更が必要である。結 果的に、本発明に使用するためのカートリッジは、泡導入部を持たない１０４０ ７７４型のようなハウジング７０を構成するだろう。しかしながら、プラスチッ ク上部蓋は、好ましくは、以下に詳述されているようにチューブ３８の接続及び 取り外しを容易にする一体型の開口及び取付け具８０が形成されたハウジング７ ０に、超音波溶接される。上部蓋の一体型の取付け具８０は、好ましくは、標準 の雌型ルアーロック形状に形成される。 好ましくは、前記電気接続装置７４は、従来のインクジェットプリンター同様 、カートリッジハウジング７０上に配置され、これと接合する電気コネクター装 置（図示せず）とプリントカートリッジホルダー２４上で接合する。接続装置７ ４は、電気制御信号をプリンターハウジング１１内のメインコントロール電子回 路からジェットプレート７２に電送し、公知の方法で印刷動作を制御する。 ジェットプリンタ７２は、複数のインクジェットノズルを有し、該ノズルは、 従来の設計のものでもよい。ジェットプレート７２は、プラテン１８上であって インクジェットカートリッジ２６の下に載せられた用紙又は他の印刷媒体上にイ ンクを付着させるために、インクがジェットプレート７２から吐出するように、 カートリッジ ハウジング７０の底面に、プラテン１８に平行して取り付けられる。 クイック解除式取付け具８０は、カートリッジ２６の簡単な取り替えを可能に するために、チューブ３８にインクジェットカートリッジ２６を取り外し可能に 接続するのに利用される。好ましい実施形熊では、チューブ３８の端部は、雄型 クイック解除式取付け具８２の上端部に接続され、この取付け具は、カートリッ ジ２６の上蓋に一体的に形成された雌型取付け具８０と係合する。雄型取付け具 ８２の底蓋は、接続チューブ７７の一端に接続され、気密的封鎖がその接続部分 に形成されている。好ましくは、チューブ７７は、従来公知の接着方法によって 雄型取付け具８２に接着されている。好ましくは、接続チューブ７７は、粘着剤 で取付け具８２に取り付けられている。一つの実施形態では、接続チューブ７７ は、ステンレス鋼チューブで形成されている。他の実施形態では、接続チューブ ７７は、ポリウレタンチューブで形成されている。 好ましくは、クイック解除式取付け具８２は、ニューヨーク州エッジウッドの クォジナカンパニーから６５１０５番の品番で入手できるような従来のルアーロ ックタイプの取付け具である。このクイック解除式取付け具８ ２は、インクジェットカートリッジ２６をチューブ３８から簡単に取り外すこと ができるという利点を有している。こうして、ジェットプレート７２の印刷品質 が低下し始めたとき、インクジェットカートリッジ２６を容易に外すことができ 、新品のジェットプレートを持った新しいカートリッジと交換することができる 。好ましくは、カートリッジと一体の雌型端８０とクイック解除式装置の雄型端 ８２との接続は、接続時の両者間の気密的封鎖の形成する。 カートリッジ２６及びカートリッジ２６とチューブ２８との間の接続方法の多 くのタイプは、本発明に利用され得ることに注意すべきである。他の実施形態は 、米国特許出願第０８／３６５８３３号に開示されたカートリッジを使用してお り、該出願の開示は、参考のために本書に添付されている。 ここで、本発明の大容量インク貯蔵システムが、オペレータの使用を便利にす る種々の特徴を有することを明らかにする。例えば、呼び水的充填（priming ） は、多くの従来システムよりもずっと容易で便利である。上述で端的に説明した ように、インクタンク３６からのインクは、ポンプ装置のような駆動装置を何ら 用いずにインクジェットカートリッジ２６内に送られるという利点が ある。好ましくは、インクがインクジェットカートリッジから吐出され、媒体上 に付着させられたときに、インクジェットカートリッジ２６とインクタンク３６ との間のチューブ３８を通じてサイフォン作用によって、インクタンク３６から のインクは、チューブ３８を通じて引かれる。前記サイフォン作用を維持するた めに、前記チューブは実質的に大気から遮断されていなければならない。チュー ブ３８から過剰空気を取り除くことが、充填の工程である。空気で満たされたチ ューブ３８に充填するために、カートリッジ上のクイック解除式取付け具８２の 螺着を取り外し、取り付けられていた接続チューブ７７がカートリッジ２６から 外される。チューブ３８の端部でクイック解除式取付け具８２と係合するクイッ ク解除式取付け具内に達する充填用シリンジが設けられている。このシリンジは 、例えば、カートリッジ天板に一体の取付け具８０と同様のものとすることがで きる。接続チューブ７７は、取付け具８２が前記シリンジ上の相補う取付け具と 係合するまで、シリンジ内に挿入される。そこでプランジャが後退させられ、チ ューブ３８を通じてタンク３６からインクを引き出す。インクが接続チューブ７ ７に達した時、充填が終了し、流量レギュレター６４が閉位置に移動させられる 。このシリンジは、そこ で、接続チューブ７７から外され、カートリッジ２６内に戻され、その位置で、 クイック解除式取付け具８２がカートリッジに再び締め付けられ、流量レギュレ ター６４が再び開かれる。印刷処理中にジェットプレート７２を通じてカートリ ッジ２６からインクが流れると、サイフォン作用によってタンク３６から引き出 されたインクによって元に戻るだろう。 インクジェットカートリッジ２６の使用寿命が来ると、インクジェットカート リッジだけを交換すれば良いことも明らかだろう。カートリッジ２６の交換が必 要になると、オペレータは、流量レギュレター６４を閉じ、接続チューブ７７を 取り外すためにカートリッジの天部のクイック接続式取付け具８２を取り外す。 接続チューブ７７は、そこで古いカートリッジを取り除いた後、ホルダー２４内 に配置される新しいカートリッジ２６内に配置される。それから流量レギュレー タ６４を再び開けられる。従ってインクジェットカートリッジの除去は、このイ ンクシステムの他の部品の除去を必要としないし、再度の呼び水も必要ない。こ うして、本発明のインク供給システムは、実質的に、無駄を無くし、コストを削 減し、廃棄問題を少なくする一方で、プリンタに大容量のインクを供給し、且つ 高い印刷品質を維持する。 本発明は、その思想と本質的特徴から離れることなく他の特定形態における実 施形態が存在し得る。ここで記述された実施形態は、全ての観点で考慮されるべ きであり、図示のものにのみ制限されるべきない。本発明の範囲は、従って、上 述の説明よりもむしろ請求の範囲によって示される。請求の範囲の内容及び均等 な範囲内での全ての変更は、その技術的範囲内に含まれる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，Ｉ Ｓ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ， ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，Ｓ Ｄ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 パーセル デビッド エイ. アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92106 サンディエゴ ローズクランズ 851

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．大型インクジェットプリンタであって、 移動可能なプリントキャリッジ内に取り付けられた取り外し可能な複数のイ ンクジェットカートリッジであって、該カートリッジの各々が、一体的なインク 貯蔵タンクを有し、該タンク容量が、該タンク内のインクの重量及び前記カート リッジの大きさが前記プリンターのスピード又は分解に影響を与えないように制 限されている前記カートリッジと、 前記インクジェットカートリッジの使用寿命が前記一体的なタンクの貯蔵容 量によって制限を受けないように、前記インクジェットカートリッジの一体的タ ンクよりも実質的に大容量で、前記一体的タンクと流体の通るように接続された 複数の固定インクタンクであって、そこでは前記固定インクタンクは、他に、前 記インクジェットプリンタの作動に悪影響を及ぼさず、前記固定インクタンクの 各々が、(i)内部のインクレベルを見ることができる実施的に透明な部分と、(ii )その高さ及び深さよりも実質的に小さい幅を持った略パンケーキの外形をもっ た、前記固定インクタンクと、 前記インクジェットプリンタに一体的に形成され、隣り合って水平方向に重 なった形態で前記複数の固定 インクタンクを実質的に収容しているハウジングと、 を有し、 前記ハウジングは、前記ハウジングを開かずとも、しかも、前記インクジェ ットプリンタの作動に影響を及ぼすことなく、前記固定タンクの各々のインクレ ベルを連続的に観察することができるように、前記固定インクタンクの前記透明 部分と隣り合う複数の開口が形成されていることを特徴とする、 前記インクジェットプリンタ。 ２．大型インクジェットプリンタであって、 移動可能なプリントキャリッジ内に取り付けられた取り外し可能な複数のイ ンクジェットカートリッジであって、該カートリッジの各々が、一体的なインク 貯蔵タンクを有し、該タンク容量が、該タンク内のインクの重量及び前記カート リッジの大きさが前記プリンターのスピード又は分解に影響を与えないように制 限されている前記カートリッジと、 前記インクジェットカートリッジの使用寿命が前記一体的なタンクの貯蔵容 量によって制限を受けないように、前記インクジェットカートリッジの一体的タ ンクよりも実質的に大容量で、前記一体的タンクと流体の通るように接続された 複数の固定インクタンクであ って、そこでは前記固定インクタンクは、他に、前記インクジェットプリンタの 作動に影響を及ぼさない、前記固定インクタンクと、 前記インクジェットプリンタに一体的に形成され、隣り合って水平方向に重 なった形態で前記複数の固定インクタンクを実質的に収容しているハウジングと 、 前記一体的ハウジングを開かず、しかも前記インクジェットプリンタの操作 に影響せずに、前記固定タンクの各々のインクレベルを連続的に監視するための 手段と、 を有する前記インクジェットプリンタ。 ３．前記インクレベルを連続的に監視するための手段は、前記固定タンクのそれ ぞれの透明隆起部を有し、該隆起部は、該隆起部によって前記固定インクタンク が前記ハウジング内の所定位置に保持されるように、ハウジングのスロットから 突き出し、そこでは、前記固定インクタンク内のインクレベルが前記隆起部内に 見ることができることを特徴とする請求項２に記載のインクジェットプリンタ。 ４．大型インクジェットプリンタであって、 移動可能なプリントキャリッジ内に取り付けられた取り外し可能な複数のイ ンクジェットカートリッジで あって、該カートリッジの各々が、一体的なインク貯蔵タンクを有し、該タンク 容量が、該タンク内のインクの重量及び前記カートリッジの大きさが前記プリン ターのスピード又は分解に影響を与えないように制限されている前記カートリッ ジと、 前記インクジェットカートリッジの使用寿命が前記一体的なタンクの貯蔵容 量によって制限を受けないように、前記インクジェットカートリッジの一体的タ ンクよりも実質的に大容量で、前記一体的タンクと流体の通るように接続された 複数の固定インクタンクであって、そこでは前記固定インクタンクは、他に、前 記インクジェットプリンタの作動に影響を及ぼさない、前記固定インクタンクと 、 前記インクジェットプリンタに一体的に形成され、隣り合って水平方向に重 なった形熊で前記複数の固定インクタンクを実質的に収容しているハウジングと 、 を有することを特徴とする前記インクジェットプリンタ。 ５．前記固定された第２のインクタンクが高さ及び深さよりも実質的に小さい幅 を持つ、パンケーキ形状であることを特徴とする請求項４に記載のインクジェッ トプリンタ。 ６．前記固定インクタンクは、前記固定インクタンク内に供給されたインクの液 面のレベルが、前記インクジェットカートリッジの制限された容量内に供給され たインクの液面レベルより２インチから９インチ低くなるように、配置されてい ることを特徴とする請求項４に記載のインクジェットプリンタ。 ７．前記固定インクタンクの各々の一部分は、前記固定インクタンクの各々の中 のインクレベルが、インクジェットプリンタのオペレータによって連続的に監視 され得るように、ハウジングの前部から見ることができることを特徴とする請求 項６に記載のインクジェットプリンタ。 ８．各固定インクタンクが、透明隆起部を備え、該隆起部は、前記固定インクタ ンクが該隆起部によって前記ハウジング内の所定箇所に保持されるように、前記 ハウジングのスロットから突き出しており、そこでは、前記固定インクタンクの インクレベルは、前記隆起部内に見ることができる、請求項７に記載のインクジ ェットプリンタ。 ９．大型インクジェットプリンタであって、 移動可能なプリントキャリッジ内に取り付けられた取り外し可能な複数のイ ンクジェットカートリッジで あって、該カートリッジの各々が、一体的なインク貯蔵タンクを有し、該タンク 容量が、該タンク内のインクの重量及び前記カートリッジの大きさが前記プリン ターのスピード又は分解に影響を与えないように制限されている前記カートリッ ジと、 前記インクジェットカートリッジの使用寿命が前記一体的なタンクの貯蔵容 量によって制限を受けないように、前記インクジェットカートリッジの一体的タ ンクよりも実質的に大容量で、前記一体的タンクと流体の通るように接続された 複数の固定インクタンクであって、そこでは前記固定インクタンクは、他に、前 記インクジェットプリンタの作動に影響を及ぼさない、前記固定インクタンクと 、 前記インクジェットプリンタに一体的に形成されたハウジングであって、前 記インク固定タンクの各々の一部分が前記ハウジング内部にあり、一方では、前 記固定インクタンクの各々の他の一部分が前記ハウジングの外部にある、前記ハ ウジングと、 を有することを特徴とする、前記インクジェットプリンタ。 10．前記固定された第２のインクタンクの各々の部分が、前記固定第２インクタ ンクの各々の中のインクレベル がインクジェットプリンタのオペレターによって連続的に監視できるように、前 記ハウジングの前面を通してみることができる、請求項９に記載のインクジェッ トプリンタ。 11．前記固定された第２のインクタンクが、高さ又は深さよりも実施的に小さい 幅を持った、パンケーキ形状をしていることを特徴とする請求項９に記載のイン クジェットプリンタ。 12．前記固定インクタンクの各々のインクレベルが、インクジェットプリンタの オペレータによって連続的に監視することができるように、前記固定インクハウ ジングの各々の部分が前面を介してみることができる請求項１１に記載のインク ジェットプリンタ。 13．固定インクタンクのそれぞれが透明隆起部を有し、該隆起部は、該隆起部に よって前記固定インクタンクが前記ハウジング内の所定位置に保持されるように 、ハウジングのスロットから突き出し、そこでは、前記固定インクタンク内のイ ンクレベルが前記隆起部内に見ることができることを特徴とする請求項１２に記 載のインクジェットプリンタ。 14．前記固定インクタンクは、前記固定インクタンク内に供給されたインクの液 面のレベルが、前記インクジ ェットカートリッジの制限された容量内に供給されたインクの液面レベルより２ インチから９インチ低くなるように、配置されていることを特徴とする請求項１ ３に記載のインクジェットプリンタ。 15．インクジェットプリンターにおいて、移動可能なキャリッジ内に取付けられ 、容量制限付きの一体型インク貯蔵タンク持った複数の取り外し可能なインクジ ェットカートリッジにインクの供給を維持する方法であって、 前記複数の一体型インク貯蔵タンクと前記一体型インクタンクよりも実質的 に容量の大きい複数の固定インクタンクとの間で、連続的に液体の接続を確保す る工程と、 前記固定インクタンクの一部が、ハウジングに一体的となり、前記各固定イ ンクタンクの透明部分が、前記ハウジングの外側にあるように、前記複数の固定 タンクを前記インクジェットプリンタの一体的ハウジング内に収容する工程と、 前記固定インクタンクの前記透明部分を介して前記固定インクタンク内に含 まれるインクの量を視覚的に観察する工程と、 前記インクタンク内のインクを、それが無くなる前 に、補給することを特徴とする、前記方法。 16．前記固定インクタンクの各々の前記透明部分が、前記ハウジングの前部から 見ることができる、請求項１５に記載の方法。 17．前記透明部分は透明隆起部を有し、該隆起部は、前記インクタンクが前記隆 起部によってハウジング内所定箇所に保持されるように前記ハウジングのスロッ トを介して突き出しており、そこでは、前記固定インクタンク内のインクレベル が前記隆起部内に見ることができる、請求項１５に記載の方法。 18．大型インクジェットプリンタであって、 移動可能なプリントキャリッジ内に取り付けられた複数の取り外し可能なイ ンクジェットカートリッジであって、各々が一体的なインク貯蔵タンクを持つ前 記カートリッジと、 前記インクジェットカートリッジの前記一体的タンクよりも実質的に大きい 容量の複数の固定インクタンクと、 前記一体型インクジェットカートリッジタンクの各々と、前記固定インクタ ンクの別の一つとの間で流体を流通すための複数の導管と、 前記複数の導管を前記固定タンクから前記インクジ ェットタンクに送るための曲げることのできる導管案内装置であって、前記複数 の導管は、前記プリントキャリッジの移動に伴って、前記導管案内装置と結合し て移動するために拘束され、そこでは前記曲げることのできる導管案内装置の一 部が少なくとも一側で固定表面と接触していることを特徴とする、インクジェッ トプリンタ。 19．前記曲げることのできる導管案内装置は、実質的に中空のプラスチックチェ ーンで構成され、そこでは、前記導管の一部は、前記チェーン内の挿入されてい ることを特徴とする請求項１８に記載のインクジェットプリンタ。 20．前記インクジェットプリンタに一体のハウジングを有し、そこでは、前記固 定インクタンクの各々の一部が前記ハウジングの内側にあり、前記固定インクタ ンクの各々の一部が前記ハウジングの外側にあることを特徴とする請求項１８に 記載のインクジェットプリンタ。 21．大型インクジェットプリンタであって、 移動可能なプリントキャリッジ内に取り付けられた複数の取り外し可能なイ ンクジェットカートリッジであって、各々が一体的なインク貯蔵タンクを持つ前 記 カートリッジと、 前記インクジェットカートリッジの前記一体的タンクよりも実質的に大きい容 量の複数の固定インクタンクと、 前記一体型インクジェットカートリッジタンクの各々と、前記固定インクタン クの別の一つとの間で流体を流通するための複数の導管と、 前記複数の導管を前記固定タンクから前記インクジェットタンクに送るための 曲げることのできる導管案内装置であって、前記複数の導管は、前記プリントキ ャリッジの移動に伴って、前記導管案内装置と結合して移動するために拘束され る、前記導管案内装置と、 前記プリントキャリッジの移動に伴って前記曲がることのできる導管案内装置 によって発生する騒音を少なくするための手段と、 を有することを特徴とするインクジェットプリンタ。