JP2786312B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2786312B2
JP2786312B2 JP2130266A JP13026690A JP2786312B2 JP 2786312 B2 JP2786312 B2 JP 2786312B2 JP 2130266 A JP2130266 A JP 2130266A JP 13026690 A JP13026690 A JP 13026690A JP 2786312 B2 JP2786312 B2 JP 2786312B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、交換可能なインクジェット記録ヘッドを具
え、詳しくは、該記録ヘッドの交換時期を警告可能なイ
ンクジェット記録装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、プリンタや複写機などの記録装置において、印
字記録動作が静かで、しかも高速の記録速度が得られる
インクジェット記録方式が採用されている。この種のイ
ンクジェット記録装置は、従来、一台の記録装置に対し
て交換することなく一つの記録ヘッドが使われているこ
とが殆どであったが、最近では交換可能な記録ヘッドが
採用されつつある。また、従来のインクジェット記録装
置にはインクタンク内のインク残量を検知する機構を有
し、インクタンク内のインクが空になった時点でインク
タンクの交換をするようにしたものが知られている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述のような従来のインクジェット記
録装置にあって、交換できない記録ヘッドを具えたもの
では、所定の駆動回数以上記録ヘッドが使用されると、
記録品位の低下する傾向のあることが知られており、記
録品位が低下しているにも拘らず使用を続けなければな
らず、また、交換可能な記録ヘッドを有する場合は記録
ヘッドが廉価で得られるように作成されているために総
駆動回数が低くても品位が低下してくる場合が多くなっ
てきている。
本発明の目的は、上述した従来の問題点に着目し、ヘ
ッドの使用度に関連する要素について計数し、それらの
うち少なくともいずれかが所定値に達したときに警告を
発して交換を促すことにより、記録品位の低下を防止す
るようにしたインクジェット記録装置を提供することに
ある。
[課題を解決するための手段] この発明のインクジェット記録装置は、複数の記録素
子が配列された記録ヘッドおよび該記録ヘッドに供給す
るインクを収容したインクタンクがそれぞれ交換可能な
インクジェット記録装置において、前記記録ヘッドの限
界駆動回数に対応して消費されるインクの量を前記イン
クタンクの容量で除した値に基づいて定められる交換可
能な前記インクタンクの限界交換回数を記憶する記憶手
段と、前記インクタンクの交換回数を前記記録ヘッドの
駆動開始時から計数する計数手段と、該計数手段による
前記インクタンクの交換回数が前記記憶手段に記憶され
ている前記インクタンクの限界交換回数以上となったか
否かを判断し、前記回数以上となったと判断したときに
前記記録ヘッドの交換警告を行う制御手段とを具備した
ことを特徴とする。
また、この発明のインクジェット記録装置は、複数の
記録素子が配列された記録ヘッドおよび該記録ヘッドに
供給するインクを収容したインクタンクがそれぞれ交換
可能なインクジェット記録装置において、前記記録ヘッ
ドの限界駆動回数、および該限界駆動回数に対応して消
費されるインクの量を前記インクタンクの容量で除した
値に基づいて定められる交換可能な前記インクタンクの
限界交換回数を記憶する記憶手段と、前記記録ヘッドの
駆動回数、および前記インクタンクの交換回数を前記記
録ヘッドの駆動開始時から計数する計数手段と、該計数
手段による前記記録ヘッドの駆動回数および前記インク
タンクの交換回数が前記記憶手段に記憶されている前記
記録ヘッドの限界駆動回数および前記インクタンクの限
界交換回数以上となったか否かを判断し、少なくともい
ずれか一方が前記回数以上となったと判断したときに前
記記録ヘッドの交換警告を行う制御手段とを具備したこ
とを特徴とする。
[作 用] 本発明によれば、記憶手段に記録ヘッドの素子密度お
よび素子数にかかわる限界駆動回数および/またはイン
クタンクの限界交換回数が格納されており、記録ヘッド
の駆動および/またはインクタンクの交換のたびごとに
その数が累算されて上述の限界回数と比較され、限界回
数を越えた場合は警告により記録ヘッドの交換が促され
るもので、常に記録ヘッド劣化が監視でき、高品位の記
録が得られるようにすることができる。
[実施例] 以下に図面に基づいて本発明を詳細かつ具体的に説明
する。
第1図および第2図は本発明を実施するのに好適なイ
ンクジェット記録装置の一例を示す。これらの図におい
て、101はシャーシ、102はシャーシ101に軸支され、不
図示のシート送りモータによって回動されるシート送り
ローラ、103および104はローラ102と平行に配置された
ガイド軸及びレールであり、これらのガイド軸103およ
びレール104によってキャリッジ105が移動自在に支持さ
れている。106は複数の記録素子を有し、キャリッジ105
に搭載された記録ヘッドである。なお、本例における記
録素子は縦に並べられた複数(例えば128個)のインク
吐出口及びそれらの駆動手段で構成されている。108は
前記シート送りローラ102にカットシート107を圧接させ
て摩擦搬送力を付与するための離隔可能なピンチローラ
である。
シート送りローラ102の後流側(上方)にはシート107
上の記録インクの定着を促進するための定着器109が設
置されており、更にその後流側にはシート送りローラ10
2と同期回転する排紙ローラ110及びブロッタローラ111
が設けられている。また、シート送りローラ102の上流
側(下方)には、シート送りローラ102の表面にシート1
07を一枚づつ自動的に給紙するカットシートフィーダ11
2が設けられている。
このカットシートフィーダー112は、第2図に示すよ
うに圧板113と給紙ローラ114との間にばね115により圧
接保持される複数枚のシート107を最上層から一枚づつ
送り込む様に構成されており、給紙ローラ114の駆動に
よって送り出されるシート107は、給紙ローラ114にばね
116で圧接されている分離パッド117によって1枚づつに
分離される。118は給紙ローラ114上のシートパス近傍に
設けられ、シート107の進入、通過、後端を検出するシ
ートエンドセンサであり、更にキャリッジ105上には、
ステー119を介してシート幅センサ120が搭載されてい
る。なお、これらのシートエンドセンサ118及びシート
幅センサ120は例えば発光素子と受光素子からなるフォ
トセンサで構成することができる。
121はキャリッジ105上のヘッド106及びシート幅セン
サ120を制御回路に電気的に接続しているフレキシブル
ケーブル、また、122はインクタンクであり、このタン
ク122と上記のインクジェットヘッド106とはインクチュ
ーブ123で接続され、この間にインクタンク内のインク
量を検出する不図示のインク有無検出センサ(例えば圧
力センサ)が接続されている。
第3図は、本実施例の記録装置を駆動、制御するため
の回路構成を示す。ここで、1はプリントイメージデー
タを水平方向(プリント方向)の1ライン毎に送出する
ホストコンピュータ又は、データ転送装置で、装置1か
らプリンタに送信される各ライン毎のイメージデータは
制御部2からのトリガ信号14により所定の周波数のクロ
ックレートで転送される。
2は記録装置全体の制御を行なう制御部で、例えば、
マイクロプロセッサなどのMPU2−1、MPU2−1の制御プ
ログラムや後述するフローチャートに示す制御手順、デ
ータなどを格納しているROM2−2、ワークエリアとして
使用され、シート幅やシート幅に応じたデータ数を計算
した、この計数値や、その計数値に応じた受信ライン総
数を計算して得られる総数値に記憶する領域などを含む
RAM2−3、シート送り数やキャリッジ送りパルス数をカ
ウントしておくカウンタ2−4、MPU2−1の指示に対応
して計時を行ない指示された時間を計時するとMPU2−1
に割り込み信号を出力するタイマ2−5、各種データお
よび制御信号の入出力を行なうI/Oポート2−6、本発
明に必要なインクタンク交換回数を記憶しておく不揮発
性RAM(NVRAM)2−7などを備えている。
3はホストコンピュータ1から送出されたイメージデ
ータを少なくとも記録ヘッドの記録素子数分(例えば12
8ライン分)格納するイメージバッファメモリであり、
ホストコンピュータやデータ転送装置1からのイメージ
データは制御部2の制御により、順次イメージバッファ
メモリ3に格納される。4は1ライン分の受信するイメ
ージデータ数を設定できるカウンタ4−1を備え、制御
部2が、設定したデータ数を受信すると検出信号15を制
御部2に出力する受信回路である。また、この受信回路
4には、黒ドットの有無と黒ドット数を計数出来るカウ
ンタ付き黒ドット判別回路が備えられている。
5はイメージバッファメモリ3から記録ヘッド106の
記録素子数に対応するライン分(例えば128ライン分)
のデータを垂直方向に1列ずつ(128ドット)読みだ
し、記録ヘッド106の記録されるべき位置に対応して出
力するデータコンバータである。なお、記録ヘッド106
は縦方向に配列された128ドットの記録素子を有し、水
平方向に走査して、記録を行なう。
7はデータコンバータ5からのプリントデータに基づ
いて記録ヘッド106の記録素子を駆動するドライバ、8
は記録ヘッド106を搭載したキャリッジ105を水平方向に
走査するキャリッジモータ、9は制御部2のデータをも
とにキャリッジモータ8の駆動を行なうキャリッジモー
タドライバである。10は記録ヘッド106の記録素子のピ
ッチ分の単位でシート送りが可能なシート送りモータ、
11はシート送りモータ10を駆動するドライバである。
12は、様々な情報を制御部2へ送出する情報入力部で
ありこれらの情報は検出信号16によって制御部2に出力
される。ここで、12−1は例えばシート107のサイズを
指示することが可能なキーパネルであり、A4やB5などの
シートサイズを指定できるものとする。また、本発明の
一実施例ではNV−RAM2−7の初期化を行なうためにも使
用する。12−2は給紙部の記録用紙の先端位置決めや後
端の検出に使用されるシートENDセンサである。120は先
に述べたシート幅センサで本実施例ではキャリッジ105
上に搭載されていて、このシート幅センサ120により給
紙されたシート幅を検出し、用紙以外の位置に記録しな
いために使用される。次に、12−6は記録ヘッド106に
記録用のインクを供給するインクタンク122内のインク
の有無を検出するインク有無検出部であり、例えば、圧
力センサや電極を使用した容量センサである。
また、12−4は上記インクタンクの装着の有無を検出
するインクタンク有無検出部、12−5はシートフィーダ
12にシート107があるか無いかを検出するシートフィー
ダシート有無検出部、12−7はインクジェット記録装置
に特有のキャップ機構やポンプ機構の基準位置を決める
ポンプホームポジション検出部であり、12−8は、記録
ヘッド106を搭載したキャリッジ105の基準位置を決める
キャリッジホームポジション検出部である。更にまた、
12−9は不図示のケースドアの開閉を検出する開閉検出
部、12−10は記録ヘッド106の装着の有無や情報を検出
可能な記録ヘッド情報検出部である。この検出部12−10
は例えば、記録ヘッド内のサーミスタの値やパターンを
読み出す手段を具えたものであってもよい。第4図にパ
ターンを読み出すための記録ヘッド内の回路図を示す。
また、13はホストコンピュータまたは、データ転送装
置1から指示されるシートサイズなどのコマンド信号で
あり、情報入力部12からだけでなくホストコンピュータ
1からもシートサイズの指定ができる。
第4図は記録ヘッドによる記録密度や記録素子数を記
録ヘッド情報検出部12−10で検出するために構成された
回路図である。RH1〜RH8はヒューズ抵抗あるいはヒュー
ズと直列に接続したものである。RG1〜RG8は、ヒューズ
抵抗RH1〜RH8が断線しているか否かの判定をするための
抵抗であり、RH1〜RH8に比べて高抵抗になっている。そ
のため信号VO1〜VO8の電位は、各ヒューズ抵抗が導通し
ているときは電源電圧VHにほぼ等しくなり、断線してい
る時にはグランド電位に等しくなる。なお、このような
信号VO1〜VO8の状態は制御部2によって読みだされる。
Q1〜Q8はトランジスタであり、ヒューズ抵抗RH1〜RH8
溶断に使用する。すなわち、信号VC1〜VC8のいずれかを
ハイレベルにすると対応するトランジスタがオン状態に
なり、そのヒューズ抵抗に大電流が流れ溶断する。そこ
で、信号VC1〜VC8の制御はあらかじめ記録素子の記録密
度や素子数に基づいて行なっておき溶断しておくように
する。この図においてヒューズ抵抗RH1〜RH8は記録ヘッ
ド106に搭載され、他の部分は記録装置本体に搭載され
る。ここで、例えばRH1〜RH4間は、記録密度設定用、R
H5〜RH8までを素子数設定用にあらかじめ決めておくこ
とにより制御部2により検出することが可能となる。ま
た、ヒューズ抵抗の数や組み合わせにより、記録密度や
素子数の種類を変化させることが可能である。
続いて第5図および第6図に従って本発明の第1実施
例による動作の手順について説明する。
第5図は記録装置の電源オン時における初期化動作を
示す。
まず、ステップS1でキーパネル12−1が押されている
か否かを判断して、否の場合にはステップS2に進み、押
されている場合にはステップS3へ進む。ステップS2で
は、NV−RAM2−7内の初期化フラグがクリアされている
か否かの判断を行ない、クリアされているときはすでに
初期化が終了しているものと見做してステップS7に進
む。またクリアされていないとの判断であればステップ
S3に進み初期化フラグをクリアする。次にステップS4に
進み、記録素子からヘッド情報検出部12−10によりヘッ
ド106の素子密度や素子数を検出する。そして、ここで
得られた素子密度や素子数からヘッド交換までに許容さ
れるインクタンクの最大の交換回数をステップS5で計算
しNV−RAM2−7内のインクタンク交換回数カウンタに登
録する。次にステップS6で、制御部2内のRAM2−3や、
I/Oポート2−6の初期設定を行い、更にROM2−2のチ
ェックサムをとりチェックを行う。かくしてステップS7
で先にカウンタに登録したインクタンク交換回数が0に
なったか否かの判断を行なって、否の場合には次処理へ
進む。
すなわち、交換回数が0になった場合にはステップS8
に進み、インクジェット記録ヘッド106を交換するよう
にキーパネルなどのLEDによって警告を行い、ステップS
9で記録ヘッド106が交換されたか否かの判断をして否の
場合にはステップS8に戻る。
ところで、第5図では記録装置内の電源オン時におけ
る初期化動作について説明したが、通常の記録動作中に
インクタンク122の交換を必要とする場合もある。そこ
で、第6図に記録待期中にインクタンク122内のインク
残量を検出する場合のフローを示す。本例の場合、ステ
ップS10で、インクタンク122が空か否かの判断を行い、
空の場合にステップS11に進み否の場合には次処理に進
む。ステップS11では、NV−RAMのインクタンクの交換回
数を減数し、ステップS12へ進む。ステップS12でインク
交換回数が0になったか否かの判断をして否の場合には
次処理へ0の場合にはステップS13で記録ヘッドの交換
警告を行う。このようにしてインクジェット記録素子に
かかわる情報からインクタンクの交換回数を、計算しイ
ンクジェット記録素子の交換警告を行う。
第2の実施例として、第7図および第8図に、不揮発
性RAM(NV−RAM)を制御部2に持たないで記録ヘッド10
6内部にインクタンクの交換回数を記憶しておく回路を
設ける例を示す。
第7図が第3図と異なる点はインクタンク122の交換
回数を記憶しておく不揮発性RAM(NV−RAM)を有さない
ことである。
第8図は、第4図に示した記録ヘッドの情報を読みだ
すための回路と同一であり、ヒューズ抵抗RH1〜RH12
どが若干増えている。ここで、先の実施例1ではヒュー
ズ抵抗RH1〜RH8の溶断をあらかじめ記録素子の密度や素
子数によるとしていたが、RH9〜RH12の溶断について
は、制御部2がインクタンクの交換を検知したときに溶
断するようになっている。このため、記録素子内のヒュ
ーズ抵抗の溶断が接続かによって、インクタンクの交換
回数を知ることができ交換回数に達したとき(この例で
は、4回)に記録ヘッド6の交換警告をすることが可能
になる。当然ながらヒューズ抵抗の数や組み合わせによ
り、最大交換回数を変化させることが可能なのは言うま
でもない。
次に、第9図および第10図に従ってその動作手順につ
いて説明をする。
第9図は記録装置の電源オン時における初期化動作を
示す。まず、ステップS1で記録ヘッドにおける素子密度
や素子数を読み取る。つぎにステップS2でこれらの情報
からヘッド交換までに許容されるインクタンクの交換回
数を計算しカウンタ2−4に登録し、ステップS3で各種
ポートの設定やRAMのクリア、ROMのチェックなどを行
う。次にステップS4で溶断されているヒューズ抵抗RH9
〜RH12の数から既になされたインクタンクの交換回数を
計算する。次にステップS5でインクタンク交換回数がカ
ウンタ値以上になったか否かを判断して、なった場合に
はステップS6に進み、否の場合には次処理へ進む。ステ
ップS6では、記録ヘッドを交換するように警告処理を行
い、ステップS7で記録ヘッドが交換されたか否かの判断
を行って記録ヘッドが交換された場合にはステップS1に
戻り否の場合にはS6へ進む。
ところで実施例1と同様に記録待機中にもインクタン
クの容量が空になる場合があるので、この場合の処理手
順を第10図に示す。第10図においてステップS8でインク
タンクが空か否かの判断をなし、否の場合には次処理に
進み、空の場合にはステップS9に進む。ステップS9では
ヒューズ抵抗RH9〜RH12の中から順番に溶断する。そし
て次に、ステップS10で交換回数がカウンタ値以上にな
ったか否かの判断を行い、否の場合には次処理に進み、
カウンタ値以上になった場合にはステップS11に進ん
で、記録ヘッド6の交換警告を行なう。以上のようにし
てNV−RAMを有さない記録装置においても交換警告を行
なうことができる記録品位の低下を防ぐことが可能とな
る。
第11図および第12図は本発明の第3の実施例を示し、
本例は記録ヘッドの使用頻度にかかわるデータから記録
ヘッドの交換時期の警告を行うようにしたものである。
そこで、本実施例においては、第3図に示した制御部
2のNV−RAM2−7に記録ヘッド106を交換するまでに許
容される記録素子駆動パルス数を記憶させておくように
する他は、これまでに示した第3図の構成と変わるとこ
ろはない。
第11図(A)のフローにおいて、記録装置の電源がオ
ンされてスタートすると、まずステップS1(以下でS〜
と略す。)で制御部2のMPU2−1自身の初期化を行な
い、例えば動作モード設定やプログラムROM2−2の先頭
アドレスをプログラムカウンタに代入、また割り込み処
理で各種レジスタの退避を行うRAM2−3のアドレス設定
などを行う。次にS2でNV−RAM2−7の初期化をするか否
かの判断をするが、この判断は例えば情報入力部12内の
キーパネル12−1の押し下げ状態により判断される。こ
れは既に記録ヘッド106の駆動総パネル数が規定数以上
に達した場合、ヘッド106の交換をした後に行われる動
作である。従って、NV−RAM2−7の初期化をしない場合
にはS4へ進み、初期化をする場合にはS3でNV−RAM2−7
を初期化して駆動総パルス数をクリアする。
次にS4で他の入出力I/Oポート2−6の設定を行ない
プログラム用ROM2−2およびRAM2−3のチェックを行な
う。さらにS5でRAM2−3内のシート送りカウンタや、モ
ータ相テーブルポインタなどのカウンタやテーブルやイ
ンクジェットヘッド交換警告フラグなどの各種フラグを
クリアし初期化する。次に、S6でNV−RAM2−7から限界
として設定された駆動パルス総数値を読み込み、次のS7
で規定値以上であるか否かの判断をする。規定値以上に
達していた場合にはS8で制御部2内のRAM2−3の記録ヘ
ッド交換警告フラグをセットする。否の場合にはS7から
S9に進み制御部2のタイマ2−5の起動処理を行ってタ
イマ割り込み処理が可能な様になし、次処理に進む。
ところで、第11図(B)にタイマによる割り込みが生
じた時の処理手順を示す。S10で先に述べた記録ヘッド
交換のフラグがオンしているか否かの判断をして否の時
にはS12へ進む。またオンしている時にはS11において例
えば表示部のLEDの点滅やブザーのオンオフ等の交換警
告処理を行い、S12に進み次タイマ割り込みを設定して
割り込み処理を終了する。
次に第12図に通常の記録関係動作中での交換警告処理
手段について説明する。
S13で先ず記録命令を受信したか否かを判断し、否の
場合には次処理に進む。S13で記録命令を受信したとの
判断の時にはS14で記録シート107を給紙したか否かの判
断を行い、給紙終了であればS16へ、終了してなければS
15でシート給紙動作を行ってS16に進む。S16ではホスト
コンピュータまたはデータ転送装置1からデータを受信
する。本実施例では記録素子数分のデータを受信する。
そして、S17で受信回路4内の黒ドット判別回路4−2
のカウンタ値から黒ドット総数を読み出し、前記NV−RA
M2−3内の駆動総カウンタに加算する。次にS18でその
カウンタ値が規定数以上になったか否かを判断して、達
している場合には電源ON時の制御手順と同様にS19で記
録ヘッド交換警告フラグをセットし、S20へ進む。そし
て、S20で受信したデータの記録処理を行い、S21で記録
素子数分シート送り処理を行って次処理に進む。
なお、前述したタイマ起動処理によってタイマ割り込
み処理が行われることは先に述べたと同様でありその説
明を省略する。
ついで、第4の実施例として第13図に不揮発性メモリ
RAM(NVRAM)を制御部2に持たないで記録ヘッド106内
部にその駆動回数を記憶しておく回路を具えた例を示
す。
第13図において、2001は駆動回数の記憶用電池であ
り、記録ヘッド106に搭載される。2002はコンパレータ
であり、電池2001の電圧と基準電圧VRとを比較し、その
結果を信号VOとして出力する。2003はトランジスタであ
り、信号VCによって電池2001の放電を制御する。2004は
電池2001の放電電流を設定するための抵抗である。なお
信号VCの制御と信号VOの読み込みは制御部2によって行
なわれる。
いま、記録ヘッド106の出荷時においては、搭載され
た電池2001は充電状態にある。したがって記録ヘッド10
6が記録装置に装着されると、電池2001の電圧は基準電
圧VRより高いため、信号VOはローレベルになる。信号VC
は記録ヘッド106の駆動信号に同期してハイレベルにな
るもので、そのたびにトランジスタ2003がONし、電池20
01が放電抵抗2004を介して放電される。そのため、電池
2001は記録ヘッド106の駆動により次第に放電され、電
圧が低下する。そして電池2001の電圧が基準電圧VR以下
になるとコンパレータ2002の出力信号VOがハイレベルに
なる。すなわち、記録ヘッド106の駆動回数が規定値に
達した時に信号VOがハイレベルになるように、抵抗2004
の抵抗値を設定しておくことにより、記録ヘッド106の
駆動回数が規定値に達したことを知ることができる。か
くして、制御部2では信号VOがハイレベルになったこと
を検出すると、使用者に記録ヘッドの交換を促すための
警告を発する。
以上説明したように、本実施例によれば記録ヘッドに
駆動回数記憶用の電池を搭載することにより、駆動回数
が規定値に達したことを知ることができる。この方式で
は記録ヘッド自身が駆動回数を記録しているため、記録
装置本体が認識する駆動回数と実際の駆動回数が食い違
うという問題が生じない。また記録ヘッドには電池のみ
を搭載すればよいため、コストの上昇をおさえることが
できる。
本発明の第5の実施例による駆動回数の記憶手段とし
て第4図に示した回路を用いる場合について説明する。
本実施例の場合、使用前の記録ヘッドではヒューズ抵
抗RH1〜RH8がすべて導通状態にある。そして、制御部2
では記録ヘッド106が所定回数(たとえば記録ヘッド許
容限界駆動回数として規定されている値の8分の1)駆
動されるごとに、信号VO1〜VO8の状態をルックアップし
て各ヒューズ抵抗が導通しているか否かをRH1から順に
調べる。そして抵抗RH1が導通しているならば信号VC1
一定時間ハイレベルにしてRH1を溶断する。その後さら
に記録ヘッド106を所定回数駆動したならば、次は抵抗R
H2を溶断する。以下順次ヒューズ抵抗を溶断してゆき、
RH8を溶断したら限界駆動回数に達したと判断して記録
ヘッド交換を促すための警告を発する。
以上説明したように、本実施例によれば、記録ヘッド
に駆動回数記憶のための手段としてヒューズ抵抗を搭載
することにより、駆動回数が規定値に達したことを知る
ことができる。本例においてはヒューズ抵抗の数を8個
としたが、その数はこれに限られるものではないことは
いうまでもない。
なお、記録素子として抵抗体が用いられる記録ヘッド
においては、記録素子の一部をヒューズ抵抗に転用する
ことが可能である。例えば記録ヘッド上に136個の抵抗
体を形成し、そのうちの128個を記録素子として用い、
8個をヒューズ抵抗として用いることができる。記録素
子は短いパルス電圧を印加することによって駆動される
ので、長時間通電することによって溶断することができ
る。また、記録素子は半導体製造プロセスによって一括
製造されるため、ヒューズ抵抗用の素子を余分に作って
もコストの上昇を招くことがない。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、記録ヘッドの限
界駆動回数に関連するデータを記憶しておく手段を設け
ておくことにより、この記憶されたデータに対してそれ
以上の使用状態に達したと判断された時に警告手段によ
り交換を促すことができるもので、交換可能な記録ヘッ
ドを具えたインクジェット記録装置において、事前に記
録品位の低下を妨げる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の適用が可能なインクジェット記録装置
の一例を示す斜視図、 第2図は第1図の断面図、 第3図は本発明にかかる制御系のブロック図、 第4図は本発明にかかり、記録ヘッドに設ける記憶手段
の回路構成図、 第5図および第6図は本発明の第1実施例にかかる制御
動作の手順を示すフローチャート、 第7図は本発明の第2実施例にかかる制御系のブロック
図、 第8図は本発明の第2実施例に係る記憶手段の回路構成
図、 第9図および第10図は本発明の第2実施例にかかる制御
動作の手順を示すフローチャート、 第11図および第12図は本発明の第3実施例にかかる制御
動作の手順を示すフローチャート、 第13図は第4実施例にかかり、記録ヘッドに設ける記憶
手段の回路構成図である。 1……ホストコンピュータまたはデータ転送装置、 2……制御部、 2−1……MPU、 2−2……ROM、 2−3……RAM、 2−4……カウンタ、 2−5……タイマ、 2−6……I/O、 2−7……NVRAM、 4……受信回路、 4−1……カウンタ、 4−2……黒ドット判別回路、 8……キャリッジモータ、 10……シート送りモータ、 12……情報入力部、 12−1……キーパネル、 12−4……インクタンク有無検出部、 12−6……インク有無検出部、 12−10……記録ヘッド情報検出部、 RH1〜RH12……ヒューズ抵抗、 Q1〜Q12……トランジスタ、 105……キャリッジ、 106……記録ヘッド、 107……記録シート、 122……インクタンク、 2001……電池、 2002……コンバータ、 2003……トランジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B41J 29/46 B41J 3/04 104K (72)発明者 長友 彰 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 中川 義弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−39945(JP,A) 特開 昭59−73983(JP,A) 特開 昭63−257676(JP,A) 特許2728522(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/01,2/05,2/125,2/175 B41J 29/20,29/46

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の記録素子が配列された記録ヘッドお
    よび該記録ヘッドに供給するインクを収容したインクタ
    ンクがそれぞれ交換可能なインクジェット記録装置にお
    いて、 前記記録ヘッドの限界駆動回数に対応して消費されるイ
    ンクの量を前記インクタンクの容量で除した値に基づい
    て定められる交換可能な前記インクタンクの限界交換回
    数を記憶する記憶手段と、 前記インクタンクの交換回数を前記記録ヘッドの駆動開
    始時から計数する計数手段と、 該計数手段による前記インクタンクの交換回数が前記記
    憶手段に記憶されている前記インクタンクの限界交換回
    数以上となったか否かを判断し、前記回数以上となった
    と判断したときに前記記録ヘッドの交換警告を行う制御
    手段と を具備したことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】複数の記録素子が配列された記録ヘッドお
    よび該記録ヘッドに供給するインクを収容したインクタ
    ンクがそれぞれ交換可能なインクジェット記録装置にお
    いて、 前記記録ヘッドの限界駆動回数、および該限界駆動回数
    に対応して消費されるインクの量を前記インクタンクの
    容量で除した値に基づいて定められる交換可能な前記イ
    ンクタンクの限界交換回数を記憶する記憶手段と、 前記記録ヘッドの駆動回数、および前記インクタンクの
    交換回数を前記記録ヘッドの駆動開始時から計数する計
    数手段と、 該計数手段による前記記録ヘッドの駆動回数および前記
    インクタンクの交換回数が前記記憶手段に記憶されてい
    る前記記録ヘッドの限界駆動回数および前記インクタン
    クの限界交換回数以上となったか否かを判断し、少なく
    ともいずれか一方が前記回数以上となったと判断したと
    きに前記記録ヘッドの交換警告を行う制御手段と を具備したことを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】前記記憶手段は前記記録ヘッドに設けられ
    ることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジ
    ェット記録装置。
  4. 【請求項4】前記記録素子は前記インクを吐出させるイ
    ンク吐出口と、該インク吐出口からインクを吐出させる
    ために利用されるエネルギとして前記インクの膜沸騰を
    生じさせる熱エネルギを発生する電気熱変換体とを有す
    ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載
    のインクジェット記録装置。
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