JP4143319B2 - 記録装置及びインク消費量管理方法 - Google Patents
記録装置及びインク消費量管理方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4143319B2 JP4143319B2 JP2002096310A JP2002096310A JP4143319B2 JP 4143319 B2 JP4143319 B2 JP 4143319B2 JP 2002096310 A JP2002096310 A JP 2002096310A JP 2002096310 A JP2002096310 A JP 2002096310A JP 4143319 B2 JP4143319 B2 JP 4143319B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- recording
- consumption information
- supply device
- ink supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000007726 management method Methods 0.000 title claims description 18
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 108
- 230000008569 process Effects 0.000 claims description 104
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 claims description 37
- 238000003860 storage Methods 0.000 claims description 23
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 4
- 238000003795 desorption Methods 0.000 claims description 2
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims 3
- 239000000976 ink Substances 0.000 description 512
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 27
- 238000007639 printing Methods 0.000 description 17
- 230000008859 change Effects 0.000 description 16
- 230000004044 response Effects 0.000 description 14
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 12
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 10
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 9
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 6
- 208000036829 Device dislocation Diseases 0.000 description 5
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 4
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 4
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 4
- 238000009835 boiling Methods 0.000 description 3
- 230000001186 cumulative effect Effects 0.000 description 3
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 3
- 230000009471 action Effects 0.000 description 2
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 2
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 2
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 2
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 2
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 2
- 241000282414 Homo sapiens Species 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 1
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 description 1
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 230000010365 information processing Effects 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- 239000010985 leather Substances 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
- 239000002985 plastic film Substances 0.000 description 1
- 229920006255 plastic film Polymers 0.000 description 1
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 238000001454 recorded image Methods 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 1
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010703 silicon Substances 0.000 description 1
- 238000007711 solidification Methods 0.000 description 1
- 230000008023 solidification Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
- B41J2/175—Ink supply systems ; Circuit parts therefor
- B41J2/17503—Ink cartridges
- B41J2/17543—Cartridge presence detection or type identification
- B41J2/17546—Cartridge presence detection or type identification electronically
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
- B41J2/175—Ink supply systems ; Circuit parts therefor
- B41J2/17566—Ink level or ink residue control
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は記録装置及びインク消費量管理方法に関し、特に、インクジェット記録ヘッドを用いインクタンクからインクを供給して記録媒体に記録を行う記録装置及びインク消費量管理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インク供給装置(インクタンク或いはインクカートリッジ)から供給されるインクを消費しながら記録媒体に記録する従来のインクジェット記録装置(以下、記録装置という)には、インク供給装置にインクがなくなった場合にユーザに知らせることなく、正常な記録が行われなくてもそのまま記録媒体に記録することを続ける記録装置が多かったが、最近ではインク供給装置にインクがなくなった場合にその旨をユーザに通知し、インク供給装置の交換を促す記録装置が多くなってきている。
【0003】
インク供給装置にインクがなくなったことを検知するインク残量管理システムには以下のようなものがある。
【0004】
(1)インクを消費する度毎にインク消費量情報をカウントしてメモリに記憶しておき、インクがなくなったと想定されるカウント値になればユーザにその旨を知らせてインク供給装置を交換することを促す。そして、インク供給装置を交換後、ユーザ自身が自主的に記録装置の設定をインクのある状態に切り換える。
【0005】
(2)インクを消費する度毎にインク消費量情報をカウントしてメモリに記憶しておき、インクがなくなったと想定されるカウント値になればユーザにその旨を通知してインク供給装置を交換することを促す。一方、インク供給装置の交換は自動的に検知され自動的に記録装置の設定をインクのある状態に切り換える。
【0006】
(3)物理的なインクの有無を検知して、インクがなくなればユーザに知らせてインク供給装置を交換することを促す。そして、インク供給装置が交換されてインクがあることを検知すれば、自動的に記録装置の設定をインクのある状態に切り換える。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来のインク残量管理システムには次のような問題がある。その問題を上記(1)〜(3)のシステムに対応して述べる。
【0008】
(1)のシステム
このシステムはインク供給装置を交換した場合にユーザ自身が自主的にインクのある状態に切り換える設定を行うため、その操作を忘れるとインク残量管理を正しく行なえない欠点がある。また、その操作を忘れないにしてもユーザ自身が自主的にインクのある状態に切り換える設定を行うことはユーザにとってはかなり煩わしい。
【0009】
また、このシステムにおいては、ユーザがインク供給装置を交換した時から実際にユーザ自身が自主的にインクのある状態に記録装置の設定を切り換えるまでの間に消費されたインク消費量が考慮されないので、その間に消費されたインク消費量がインクタンク残量管理の誤差になってしまう。
【0010】
さらに、新しく交換されたインク供給装置のインク量がインク供給装置を交換した場合に想定してあるインク量と違っていればインク残量管理がさらに大きく狂ってしまう。
【0011】
(2)のシステム
このシステムはインク供給装置の交換を自動検知できるが、実際にインクがある状態になったのかどうかは分からないので、交換したインク供給装置のインク量がインク供給装置を交換した場合に想定してあるインク量と違っていればインク残量管理が狂ってしまう。
【0012】
(3)のシステム
このシステムはインク残量管理システムとしては良質なものであるが、物理的なインクの有無を検知するために高価なインク残量検知センサが必要となり、システムそのものが高価になってしまう。
【0013】
本発明は上記従来例に鑑みてなされたものであり、安価で操作性が良く、インク残量を正確に管理できる記録装置及びインク消費量管理方法を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明の記録装置は以下の構成からなる。
【0015】
即ち、ホストから受信される記録データに基いて、交換可能なインクタンクから供給されるインクを記録ヘッドから吐出して記録媒体に記録を行なう記録装置であって、インクタンクから供給され消費されたインクの消費量情報を格納する記憶手段と、前記インクの消費を累積して計数する計数手段と、インクを消費することにより前記計数手段によって計数されたインク消費量によって前記記憶手段に格納されたインクの消費量情報を更新する更新手段と、前記インクタンクの交換が発生した可能性があることを判別する判別手段と、前記判別手段によりインクタンクの交換が発生した可能性があることを判別した時点におけるインクの消費量情報を第1の消費量情報として前記記憶手段に格納するよう制御する記憶制御手段と、前記判別手段によりインクタンクの交換が発生した可能性があると判別したことを前記ホストに通知する通知手段と、前記通知手段による通知の結果として、前記ホストからインクの消費量情報の更新データを受信する受信手段とを有し、前記インクの消費量情報の更新データがインクタンクの交換を示している場合には、該更新データの受信時点までに前記計数手段により計数され前記更新手段によって更新されたインク消費量情報と、前記記憶手段に格納された前記第1の消費量情報とに基づいて、前記受信手段によって受信された前記インクの消費量情報の更新データを変更し、前記更新手段は該変更された更新データにより前記インクの消費量情報を更新し、前記インクの消費量情報の更新データがインクタンク交換が発生しなかったことを示している場合には前記更新手段は前記計数手段により計数されたインク消費量により前記インクの消費量情報を更新することを特徴とする記録装置を備える。
【0016】
ここで、前記判別手段は、
前記インクタンクが交換可能な位置に移動した後の経過時間を測定する測定手段と、前記測定手段によって測定された経過時間と所定の閾値とを比較する比較手段とを有し、前記比較手段による比較結果に基いて前記インクタンクの交換が発生した可能性があることを判別する構成でも良いし、
或いは、前記インクタンクの脱着を検出するセンサを有し、前記センサ出力に基いて、前記インクタンクの交換が発生した可能性があることを判別する構成でも良い。
【0017】
なお、前記閾値は変更可能である。
【0018】
また、前記ホストは、
前記通知手段によって通知された判別結果に基いて、インクタンクの交換を確認するメッセージを表示画面に表示する表示手段と、ユーザから前記インクタンクの交換の確認を受け付ける受付手段と、前記インクタンクの交換の確認の受付に基いて、新たに交換されたインクタンクに格納されるインク量の情報を前記記録装置に送信する送信手段を有する構成であることが望ましい。
【0022】
さて、前記計数手段は、前記ホストからの記録データに基いた記録に関連したインク消費を計数する第1計数手段と、前記記録に関連しないインク消費を計数する第2計数手段とを有していることが望ましく、
さらに、前記判別手段による判別結果が得られた時点以降に前記第1或いは第2計数手段による計数から得られるインク消費を新たに交換されたインクタンクからのインク消費として累積する累積手段とを有していることが望ましい。
【0023】
なお、以上の記録ヘッドはインクジェット記録ヘッドであり、そのインクジェット記録ヘッドは熱エネルギーを利用してインクを吐出するために、前記インクに付与する熱エネルギーを発生する電気熱変換素子を有することが望ましい。
【0026】
さらに他の発明によれば、ホストから受信される記録データに基いて、交換可能なインクタンクから供給されるインクを記録ヘッドから吐出して記録媒体に記録を行なう記録装置のインク消費量管理方法であって、インクタンクから供給され消費されたインクの消費量情報を記憶媒体に格納する記憶工程と、前記インクの消費を累積して計数する計数工程と、インクを消費することにより前記計数工程において計数されたインク消費量によって前記記憶媒体に格納されたインクの消費量情報を更新する更新工程と、前記インクタンクの交換が発生した可能性があることを判別する判別工程と、前記判別工程においてインクタンクの交換が発生した可能性があることを判別した時点におけるインクの消費量情報を第1の消費量情報として前記記憶媒体に格納するよう制御する記憶制御工程と、前記判別工程においてインクタンクの交換が発生した可能性があると判別したことを前記ホストに通知する通知工程と、前記通知工程における通知の結果として、前記ホストからインクの消費量情報の更新データを受信する受信工程とを有し、前記インクの消費量情報の更新データがインクタンクの交換を示している場合には、該更新データの受信時点までに前記計数工程において計数され前記更新工程での更新されたインク消費量情報と、前記記憶媒体に格納された前記第1の消費量情報とに基づいて、前記受信工程において受信された前記インクの消費量情報の更新データを変更し、前記更新工程では該変更された更新データにより前記インクの消費量情報を更新し、前記インクの消費量情報の更新データがインクタンク交換が発生しなかったことを示している場合には前記更新手段は前記計数手段により計数されたインク消費量により前記インクの消費量情報を更新することを特徴とするインク消費量管理方法を備える。
【0029】
なお、以下に説明する実施形態では、インクジェット記録ヘッドを用いた記録装置を例に挙げて説明する。
【0030】
なお、この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
【0031】
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
【0032】
さらに、「インク」(「液体」と言う場合もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様広く解釈されるべきもので、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
【0033】
<第1実施形態(図1〜図7)>
図1は本発明の代表的な実施形態であるインクジェット記録装置(以下、記録装置という)の全体構成を示す斜視図である。
【0034】
図1に示されているように、キャリッジ101は、記録ヘッド102とカートリッジガイド103が搭載されて、ガイド軸104及び105に沿って走査可能である。記録媒体106は、給紙ローラ107によって本体装置内に送り込まれ、そして紙送りローラ108、ピンチローラ(不図示)、及び紙押さえ板109によって挟まれつつ記録ヘッド102の前面へと送られ記録ヘッド102から吐出されるインクによって記録される。
【0035】
イエロ、マゼンタ、シアンの3色のインクを収納したカラーインク供給装置(インクタンク或いはインクカートリッジ)110と、ブラックのインクを収納したブラックインク供給装置(インクタンク或いはインクカートリッジ)111は、それぞれ別々にカートリッジガイド103に挿入されて記録ヘッド102と連通接続される。
【0036】
図2は図1に示す記録装置に搭載される記録ヘッド102の構造を示す斜視図である。
【0037】
図2(b)に示すように、記録ヘッド102の前面部にはイエロ、マゼンタ、シアン、及びブラックのインクの吐出口グループ209、210、211、212が一直線上に配されている。この例では、イエロ用、マゼンタ用、及びシアン用の吐出口グループは夫々、24個ずつの吐出口を持ち、またブラック用の吐出口グループは64個の吐出口を持ち、それぞれの色の吐出口グループ間にはノズルピッチ以上の間隔がある。これら吐出口の各々には、吐出口に連通するインク液路が設けられており、これらのインク液路の後方部には、それらの液路にインクを提供するための共通液室(不図示)が設けられている。
【0038】
吐出口の各々に対応するインク液路には、これらの吐出口からインク液滴を吐出するために利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換体や、これに電力を提供するための電極配線が設けられている。これらの電気熱変換体や電極配線は、シリコン等からなる基板201上に成膜技術によって形成されている。さらに基板201上に、樹脂やガラス材よりなる隔壁や天板等が積層されることによって、上記の吐出口、インク液路、及び共通液室が構成される。基板201の後方には、電気熱変換体を記録信号に基づいて駆動するための駆動回路がプリント基板202の形態で設けられている。
【0039】
また、基板201及びプリント基板202は、図2(a)(b)に示されているように、アルミプレート203に固定されている。インクカートリッジ110及び111(図1参照)は、アルミプレート203にほぼ沿うようにカートリッジガイド103(図1参照)内に挿入され、そしてアルミプレート203に沿って突き出たパイプ204、205、206、207に接続される。
【0040】
パイプ204はイエロ用、パイプ205はマゼンタ用、パイプ206はシアン用、パイプ207はブラック用である。これらのパイプ204〜207は、基板と直交する方向に延在するプラスチック部材(「ディストリビュータ」とも称される)208から突き出ており、それぞれのパイプ204〜207は、プラスチック部材208内の流路を通して対応する吐出口グループ(イエロ、マゼンタ、シアン、ブラック)の共通液室に連通している。
【0041】
図3は図1に示す記録装置の制御構成を示すブロック図である。
【0042】
図3において、1101はPC(パーソナルコンピュータ)であり以下、ホスト機器(或いはホスト)として言及され記録装置に記録データを送信する。1102はインタフェース(I/F部)でありホスト機器からの記録データを受信する。1103はCPU、1104はROM、1105はRAM、1106はEEPROMである。
【0043】
また、1107はコントローラ(G.A.)でありI/F部の制御、CRモータの制御、LFモータの制御、記録媒体センサ(不図示)の制御、記録ヘッドの駆動制御を行うカスタムIC(ゲートアレー)で構成される。1108はCRモータの制御を行うCRモータドライバ、1109はCRモータ、1110はLFモータの制御を行うLFモータドライバ、1111はLFモータである。
【0044】
さらに、1116は記録ヘッド102とキャリッジ101を結ぶフレキシブルケーブルである。1117はキャリッジ端子パッドであり記録ヘッド102との電気的結合部を接点を形成する。1119は記録ヘッド102の駆動部、1120は記録ヘッド102の発熱素子である。
【0045】
記録ヘッド102はそれを搭載したキャリッジ101がCRモータ1109にて走査され、記録データに従ってインクを記録媒体に吐出することによって記録を行なう。
【0046】
図4はインク供給装置交換確認メッセージの例を示す図である。
【0047】
このメッセージは、詳しくは後述するが、記録装置がユーザによってインク供給装置が交換された可能性があると判断してその旨をホスト装置に通知すると、ホスト装置はその通知に応答して表示画面に表示されるものである。そのメッセージが表示されると、ユーザはインク供給装置を交換したことをホスト装置1101にマンマシンインタフェースを用いて通知することができる。
【0048】
この表示メッセージに従って、ユーザは交換したインク供給装置を選択して指定する。
【0049】
即ち、カラーインク供給装置を交換した場合は「カラーインク供給装置」を選択、ブラックインク供給装置を交換した場合は「ブラックインク供給装置」を選択、カラーインク供給装置とブラックインク供給装置の両方を交換した場合は「カラーインク供給装置」と「ブラックインク供給装置」の両方を選択する。
【0050】
選択が終了したら「OK」を選択してインク供給装置の交換確認を終了する。
【0051】
図5はインク供給装置交換確認メッセージの別の例を示す図である。
【0052】
このメッセージも図4に関連して説明したのと同様の理由で表示される。従って、このメッセージが表示されるとユーザがインク供給装置を交換したことをホスト装置1101にマンマシンインタフェースを用いて通知することができる。
【0053】
この表示メッセージに従って、ユーザは交換したインク供給装置に関して以下のような指示をホストに入力する。
【0054】
即ち、カラーインク供給装置を交換した場合は「カラーインク供給装置」を選択、ブラックインク供給装置を交換した場合は「ブラックインク供給装置」を選択、カラーインク供給装置とブラックインク供給装置の両方を交換した場合は「カラーインク供給装置」と「ブラックインク供給装置」の両方を選択することに加え、交換したインク供給装置のインク量を入力する。新品のインクタンク供給装置に交換した場合は100%(デフォルト)、使いかけのインクタンク供給装置に交換した場合は1〜99%の任意の値を入力する。選択および入力が終了したら「OK」を選択してインク供給装置の交換確認を終了する。
【0055】
図6は本発明の第1実施形態に従う記録装置の動作を示すフローチャートである。
【0056】
まず、ステップS3101ではEERPOM1106からインク消費量(インク消費量情報)を読み出し、次にステップS3102ではホスト装置1101との通信準備をする。そして、ステップS3111ではホスト装置1101と通信を行ない、ステップS3112においてホスト装置1101から受信したデータが記録データであるかを否かを調べる。
【0057】
ここで、受信データが記録データであると判断された場合、処理はステップS3113に進み記録データを記録媒体に記録する。次に、ステップS3114ではその記録データを用いて記録を行なうのに消費したインク量をEEPROM1106から読み出したインク消費量に加算する。この加算された量が現在のインク消費量(XCRNT)となる。その後、処理はステップS3111に戻る。
【0058】
これに対して、ステップS3112において受信データが記録データでないと判断された場合、処理はステップS3115に進み記録データに基づく記録以外(例えば、予備吐出や吸引回復など)でインクを消費したか否かを調べる。ここで、記録データの記録以外でインクを消費したと判断された場合、処理はステップS3116に進み記録データの記録以外で消費したインク量をEEPROM1106から読み出したインク消費量に加算する。この加算された量が現在のインク消費量(XCRNT)となる。その後、処理はステップS3111に戻る。
【0059】
これに対して、ステップS3115の判定において記録データの記録以外でインクを消費していないと判断された場合、処理はステップS3117に進みインク消費量情報の更新データ(例えば、図4、5に示した選択入力処理で交換されたインクタンクのインク量が更新されるときなどに発生するデータ)であるか否かを判定する。ここで、受信データがインク消費量情報の更新データ(これを(XUPDT)とする)であると判断された場合、処理はステップS3118に進み、ホスト装置1101から通知されたインク供給装置交換情報によって示されるインク消費量情報の更新データ(XUPDT)に、現在のインク消費量情報(XCRNT)からインク供給装置を交換したことを検知した時のインク消費量情報(XCHG)を引いて得られた差(XCRNT−XCHG)をインク消費量情報の更新データに加えた値でインク消費量情報を変更する。その後、処理はステップS3111に戻る。
【0060】
これにより、インク供給装置が交換されてからインク消費量情報の更新データが受信されるまでに消費されたインク量が考慮されることになる。
【0061】
これに対して、ステップS3117の判定においてインク消費量情報の更新データでないと判断された場合、処理はステップS3119に進みインク消費量情報の要求か否かを調べる。ここで、受信データがインク消費量情報の要求であると判断された場合、処理はステップS3120に進みホスト装置1101にEEPROM1106から読み出したインク消費量情報を通知する。その後、処理はステップS3111に戻る。
【0062】
これに対して、ステップS3119の判定において受信データがインク消費量情報の要求でないと判断された場合、処理はステップS3121に進みインク供給装置が交換可能位置に移動してから所定時間経過したか否かを調べる。ここで、インク供給装置が交換可能位置に移動してから所定時間経過したと判断された場合、処理はステップS3121aに進み、現在のインク消費量情報をEEPROM1106に記憶し(このときに記憶されるインク量情報をXCHGとする)、さらにステップS3122においてホスト装置1101にインク供給装置が交換された可能性があることを通知する。その後、処理はステップS3111に戻る。
【0063】
これに対して、ステップS3121の判定においてインク供給装置が交換可能位置に移動してから所定時間経過していないと判断された場合、処理はステップS3130に進み、受信データが記録装置の終了処理指示を示すか否かを調べる。ここで、記録装置の終了処理指示であると判断された場合、処理はステップS3131に進みホスト装置との通信を終了する。これに対して、記録装置の終了処理でないと判断された場合、処理はステップS3111に戻る。
【0064】
最後にステップS3132において、その時点におけるインク消費量情報をEEPROM1106に記憶し、記録装置の処理を終了する。
【0065】
次に、ホスト装置側の動作を説明する。
【0066】
図7は本発明の第1実施形態に従うホスト装置の動作を示すフローチャートである。
【0067】
まず、ステップS3201において記録装置との通信準備をし、次のステップS3211では記録装置と通信を行なう。
【0068】
さらにステップS3212において、記録装置に対する通信内容がインク消費量情報の要求かを否かを調べる。ここで、その通信内容がインク消費量情報の要求である場合、処理はステップS3213に進み記録装置にインク消費量情報を要求する。その後、処理はステップS3211に戻る。
【0069】
これに対して、ステップS3212の判定においてその通信内容がインク消費量情報の要求でないと判断された場合、処理はステップS3214に進みホスト装置での処理内容がインク消費量情報の表示かを否かを調べる。ここで、その処理内容がインク消費量情報の表示である場合、処理はステップS3215に進みインク消費量情報をホスト装置の表示装置(例えば、CRT、LCD、PDP、FEDなど)表示する。このときの表示は図6のステップS3120によって記録装置から通知されたインク消費量情報に基づく。その後、ステップS3211に戻る。
【0070】
これに対して、ステップS3214の判定において処理内容がインク消費量情報の表示でないと判断された場合、処理はステップS3216に進み記録装置からのインク供給装置が交換された可能性があることの通知があったか否かを調べる。これは、図6のステップS3122の処理によって記録装置からの通知があったかどうかを調べることによりなされる。ここで、記録装置からのインク供給装置が交換された可能性があることの通知であったと判断された場合、処理はステップS3218に進み、例えば、図4或いは図5に示すようなインク供給装置交換確認メッセージを表示する。
【0071】
その後、処理はユーザ応答待ちとなり、ステップS3219において表示されたインク供給装置交換確認メッセージに従ってユーザが応答する。さらにステップS3220ではユーザが応答した内容からインク消費量情報を生成して記録装置に交換されたインク供給装置のインク消費量情報を通知する。例えば、その応答が図4に示すメッセージに対するものであれば、インク消費量情報は100%(或いは前もって定義されたディフォルト値)であるし、その応答が図5に示すメッセージに対するものであればユーザによって指定された%の値がインク消費量情報となる。その後、処理はステップS3211に戻る。
【0072】
これに対して、ステップS3216の判定において記録装置からのインク供給装置が交換された可能性があることの通知でないと判断された場合、処理はステップS3230に進み、ホスト装置の終了処理指示があったか否かを調べる。ここで、ホスト装置の終了処理指示があったと判断された場合、処理はステップS3231に進み記録装置との通信を終了し、ホスト装置の処理を終了する。これに対して、ホスト装置の終了処理がないと判断された場合、処理はステップS3211に戻る。
【0073】
従って以上説明した実施形態に従えば、ユーザがインク供給装置を交換したことを記録装置が検知してホスト装置にインク供給装置を交換したことを通知する一方、ホスト装置がインク供給装置交換確認メッセージを表示することによってユーザが正しいインク供給装置交換情報を入力するよう促し、ユーザが入力したインク供給装置交換情報をホスト装置から記録装置に通知することによって、記録装置が保持するインク消費量情報を最適なものに変更できる。
【0074】
また、インク消費量情報を記録装置の記憶媒体(例えば、EEPROM)に記憶しておき、ホスト装置から通知された情報によってインク消費量情報を変更する場合に、現在のインク消費量情報からインク供給装置を交換したことを検知した時のインク消費量情報を引いてインク消費量情報を変更することによって、ユーザがインク供給装置を交換した時から実際にインク消費量値を変更する時までの間に消費されたインク消費量を考慮してインク消費量情報を正確に変更することができる。
【0075】
さらに、ユーザが例えば、図5に表示されたメッセージに応答して交換したインク供給装置のインク量の最適な値を入力することによって、インク供給装置を交換した場合に想定してあるインク量と違っていてもインク残量が狂うことなく最適なインク残量管理を行うことができる。
【0076】
<第2実施形態(図8〜図11)>
ここでは、図1〜図3を参照して説明したインクジェット記録装置及び記録ヘッドを用いて実行する別の記録動作について説明する。
【0077】
図8はこの実施形態に従うインク供給装置交換確認メッセージの例を示す図である。
【0078】
記録装置がユーザがインク供給装置を交換した可能性が高いと判断してホスト装置にその旨を通知すると、ホスト装置はその通知に応答して図8に示すようなインク供給装置交換確認メッセージを表示画面に表示する。
【0079】
このメッセージが表示されると、ユーザは交換したインク供給装置を選択して入力する。
【0080】
即ち、カラーインク供給装置を交換した場合は「カラーインク供給装置」を選択、ブラックインク供給装置を交換した場合は「ブラックインク供給装置」を選択、カラーインク供給装置とブラックインク供給装置の両方を交換した場合は「カラーインク供給装置」と「ブラックインク供給装置」の両方を選択、どちらのインク供給装置も交換していない場合は「交換なし」を選択する。
選択が終了したら「OK」を選択してインク供給装置の交換確認を終了する。
【0081】
図9はこの実施形態に従うインク供給装置交換確認メッセージの別の例を示す図である。
【0082】
このメッセージも図8に関連して説明したのと同様の理由で表示される。従って、このメッセージが表示されるとユーザがインク供給装置を交換したことをホスト装置1101にマンマシンインタフェースを用いて通知することができる。
【0083】
この表示メッセージに従って、ユーザは交換したインク供給装置に関して以下のような指示をホストに入力する。
【0084】
ユーザは交換したインク供給装置を選択する。
【0085】
即ち、カラーインク供給装置を交換した場合は「カラーインク供給装置」を選択、ブラックインク供給装置を交換した場合は「ブラックインク供給装置」を選択、カラーインク供給装置とブラックインク供給装置の両方を交換した場合は「カラーインク供給装置」と「ブラックインク供給装置」の両方を選択、どちらのインク供給装置も交換していない場合は「交換なし」を選択する。
【0086】
また、図9のメッセージが表示された場合には、交換したインク供給装置のインク量を入力することができる。新品のインクタンク供給装置に交換した場合は100%(デフォルト)、使いかけのインクタンク供給装置に交換した場合は1〜99%の任意の値を入力する。
【0087】
選択および入力が終了したら「OK」を選択してインク供給装置の交換確認を終了する。
【0088】
次に、図8或いは図9のメッセージが表示される場合の記録装置とホスト装置の動作について説明する。
【0089】
図10は本発明の第2実施形態に従う記録装置の動作を示すフローチャートである。なお、図10において、既に説明したのと同じ処理ステップには同じステップ参照番号を付し、その説明は繰り返さない。ここでは、この実施形態に特有の処理ステップについてのみ説明する。
【0090】
第2実施形態の処理は図6フローチャートを参照して説明した第1実施形態の処理にステップS3117aの処理が付け加えられたものである。
【0091】
上述したステップS3101〜S3102、及びS3111〜S3116、S3117の処理により、特に、ステップS3117において受信データがインク消費量情報の更新データであると判断された場合、処理はステップS3117aに進みインク消費量情報の更新データの内容がインク供給装置を交換していないことを示すものであるかどうかをさらに調べる。ここで、そのデータの内容がインク供給装置を交換していないことを示す場合、処理はインク消費量情報を更新しないで、そのままステップS3111に戻る。
【0092】
これに対して、そのデータの内容がインク供給装置を交換していることを示す場合、処理はステップS3118に進む。
【0093】
その後の処理は前述した通りである。
【0094】
次にホスト装置側の処理を説明する。
【0095】
図11は本発明の第2実施形態に従うホスト装置の動作を示すフローチャートである。なお、図11において、既に説明したのと同じ処理ステップには同じステップ参照番号を付し、その説明は繰り返さない。ここでは、この実施形態に特有の処理ステップについてのみ説明する。
【0096】
上述したステップS3201、S3211〜S3216の処理により、特に、ステップS3216において、記録装置との通信内容が記録装置からのインク供給装置が交換された可能性があることの通知であると判断された場合、処理はステップS3218aに進み、図8或いは図9に示すようなインク供給装置を交換していないことを確認できるインク供給装置交換確認メッセージを表示する。
【0097】
その後、処理はユーザ応答待ちとなり、ステップS3219aにおいて、図8或いは図9に示すような表示されたインク供給装置交換確認メッセージに従ってユーザが応答する。ここで、ユーザがインク供給装置を交換していないことを確認するなら、図8或いは図9に示す選択指示画面において“交換なし”を選択して入力する。さらに、ステップS3220aでは、ユーザが応答した内容からインク消費量情報を生成して記録装置に交換されたインク供給装置のインク消費量情報を通知する。例えば、その応答が図4に示すメッセージに対するものであれば、インク消費量情報は100%(或いは前もって定義されたディフォルト値)であるし、その応答が図5に示すメッセージに対するものであればユーザによって指定された%の値がインク消費量情報となる。また、“交換なし”が選択された場合には、記録装置に元々保持されているインク消費量情報がその情報となる。この場合、データ更新がない旨を通知することもできる。その後、処理はステップS3211に戻る。
【0098】
その後の処理は前述した通りである。
【0099】
従って以上説明した実施形態に従えば、第1実施形態によって得られる効果に加えて図8或いは図9に示したインク供給装置交換確認メッセージに従ってユーザが応答する場合に、インク供給装置を交換していないと応答することもできるので、ユーザが記録装置を誤って動作させ、例えば、インク供給装置が交換可能位置に移動させて所定時間が経過してしまい、記録装置がインク供給装置の交換がなされた可能性があると判断しても、実際には交換がなされていない場合などにも対応して正しい処置を行なうことができる。
【0100】
<第3実施形態(図12)>
ここでは、図1〜図3を参照して説明したインクジェット記録装置及び記録ヘッドを用いて実行する別の記録動作について説明する。
【0101】
また、この実施形態において用いるインク供給装置交換確認メッセージは、既に、図4と図5で説明したのと同じでメッセージある。
【0102】
図12は本発明の第3実施形態に従う記録装置の動作を示すフローチャートである。なお、図12においても、既に説明したのと同じ処理ステップには同じステップ参照番号を付し、その説明は繰り返さない。ここでは、この実施形態に特有の処理ステップについてのみ説明する。また、ホスト装置側の動作は既に第1実施形態で図7を参照して説明したものと同じなのでその説明は省略する。
【0103】
上述したステップS3101〜S3102、及びS3111〜S3114の処理の後、さらにステップS3114aにおいてインク供給装置を交換したことを検知しているか否かを調べる。ここで、インク供給装置を交換したことを検知している場合(これは後述するステップS3121bの処理によって検知される)、処理はステップS3114bに進み記録データを記録するのに消費したインク量をインク供給装置を交換したことを検知した時からのインク消費情報に加算する。その後、処理はステップS3111に戻る。これに対して、インク供給装置を交換したことを検知していない場合、処理はそのままステップS3111に戻る。
【0104】
また、ステップS3115〜S3116の後、さらにステップS3116aにおいてインク供給装置を交換したことを検知しているか否かを調べる。ここで、インク供給装置を交換したことを検知している場合(これは後述するステップS3121bの処理によって検知される)、処理はステップS3116bに進み記録データの記録以外で消費したインク量をインク供給装置を交換したことを検知した時からのインク消費情報に加算する。その後、処理はステップS3111に戻る。これに対して、インク供給装置を交換したことを検知していない場合、処理はそのままステップS3111に戻る。
【0105】
さらに、ステップS3117〜S3120の後、ステップS3121においてインク供給装置が交換可能位置に移動してから所定時間経過したと判断された場合、処理はステップS3121bに進みインク供給装置を交換したことを検知した時からのインク消費情報の加算を開始するためにインク供給装置を交換したことを検知した状態にする。
【0106】
その後の処理は前述した通りである。
【0107】
従って以上説明した実施形態に従えば、第1実施形態によって得られる効果に加えて、常にインクを消費したときに更新するインク消費量情報とインク供給装置の交換を検知した時から更新するインク消費量情報との2つの情報を用いてインク消費を管理するので、例えば、インク供給装置を交換したことを検知した時からのインク消費量情報を使用してインク消費量情報を変更することによって、ユーザがインク供給装置を交換した時から実際に記録装置の管理するインク消費量を変更する時までの間に消費されたインク消費量を考慮してインク消費量情報を正確に変更することができる。
【0108】
<第4実施形態(図13)>
ここでは、図1〜図3を参照して説明したインクジェット記録装置及び記録ヘッドを用いて実行する別の記録動作について説明する。
【0109】
また、この実施形態において用いるインク供給装置交換確認メッセージは、既に、図4と図5で説明したのと同じでメッセージある。
【0110】
図13は本発明の第4実施形態に従う記録装置の動作を示すフローチャートである。なお、図13においても、既に説明したのと同じ処理ステップには同じステップ参照番号を付し、その説明は繰り返さない。ここでは、この実施形態に特有の処理ステップについてのみ説明する。また、ホスト装置側の動作は既に第1実施形態で図7を参照して説明したものと同じなのでその説明は省略する。
【0111】
第4実施形態の処理は図12のフローチャートを参照して説明した第3実施形態の処理にステップS3117aの処理が付け加えられたものである。
【0112】
上述したステップS3101〜S3102、及びS3111〜S3114、S3114a、S3114b、S3115、S3116、S3116a、S3116b、S3117の処理により、特に、ステップS3117において受信データがインク消費量情報の更新データであると判断された場合、処理はステップS3117aに進みインク消費量情報の更新データの内容がインク供給装置を交換していないことを示しているかどうかをさらに調べる。ここで、そのデータの内容がインク供給装置を交換していないことを示す場合、処理はインク消費量情報を更新しないで、そのままステップS3111に戻る。
【0113】
これに対して、そのデータの内容がインク供給装置を交換していることを示す場合、処理はステップS3118に進む。
【0114】
その後の処理は前述した通りである。
【0115】
従って以上説明した実施形態に従えば、第2実施形態によって得られる効果に加えて図8或いは図9に示したインク供給装置交換確認メッセージに従ってユーザが応答する場合に、インク供給装置を交換していないと応答することもできるので、ユーザが記録装置を誤って動作させ、例えば、インク供給装置が交換可能位置に移動させて所定時間が経過してしまい、記録装置がインク供給装置の交換がなされた可能性があると判断しても、実際には交換がなされていない場合などにも対応して正しい処置を行なうことができる。
【0116】
<第5実施形態(図14)>
ここでは、図1〜図3を参照して説明したインクジェット記録装置及び記録ヘッドを用いて実行する別の記録動作について説明する。
【0117】
また、この実施形態において用いるインク供給装置交換確認メッセージは、既に、図4と図5で説明したのと同じでメッセージある。
【0118】
図14は本発明の第5実施形態に従う記録装置の動作を示すフローチャートである。なお、図14においても、既に説明したのと同じ処理ステップには同じステップ参照番号を付し、その説明は繰り返さない。ここでは、この実施形態に特有の処理ステップについてのみ説明する。また、ホスト装置側の動作は既に第1実施形態で図7を参照して説明したものと同じなのでその説明は省略する。
【0119】
第5実施形態の処理は図6に示したフローチャートを参照して説明した第1実施形態の処理にステップS3118がステップS3118′によって置換されたものである。
【0120】
ステップS3118′では、ホスト装置から受信したインク消費量情報によってEEPROM1106に格納されているインク消費量情報を更新する。
【0121】
その後の処理は前述した通りである。
【0122】
従って以上説明した実施形態に従えば、ユーザがインク供給装置を交換したことを記録装置が検知してホスト装置にインク供給装置を交換したことを通知する一方、ホスト装置がインク供給装置交換確認メッセージを表示することによってユーザが正しいインク供給装置交換情報を入力するよう促し、ユーザが入力したインク供給装置交換情報をホスト装置から記録装置が取得し、その取得データによってインク消費量情報を最新のものに更新できる。
【0123】
<第6実施形態(図15)>
ここでは、図1〜図3を参照して説明したインクジェット記録装置及び記録ヘッドを用いて実行する別の記録動作について説明する。
【0124】
また、この実施形態において用いるインク供給装置交換確認メッセージは、既に、図4と図5で説明したのと同じでメッセージある。
【0125】
図15は本発明の第6実施形態に従う記録装置の動作を示すフローチャートである。なお、図15においても、既に説明したのと同じ処理ステップには同じステップ参照番号を付し、その説明は繰り返さない。ここでは、この実施形態に特有の処理ステップについてのみ説明する。また、ホスト装置側の動作は既に第1実施形態で図7を参照して説明したものと同じなのでその説明は省略する。
【0126】
第6実施形態の処理は図14に示したフローチャートを参照して説明した第5実施形態の処理にステップS3123とS3124の処理が付け加えられたものである。
【0127】
上述したステップS3101〜S3102、S3111〜S3117、S3118′、及びS3119〜S3121の処理により、特に、ステップS3121においてインク供給装置が交換可能位置に移動してから所定時間が経過していないと判断された場合、処理はステップS3123に進み受信データがインク供給装置を交換したと判定する閾値として用いられる所定時間の変更指示或いはその変更データであるかどうかを調べる。ここで、その所定時間の変更指示或いはその変更データであると判断された場合、処理はステップS3124に進み、受信データに従ってその閾値の変更を行なう。その後、処理はステップS3111に戻る。
【0128】
これに対して、その受信データの内容がその所定時間の変更指示或いはその変更データではないと判断された場合、処理はステップS3111に戻る。
【0129】
その後の処理は前述した通りである。
【0130】
なお、上述した所定時間の変更処理はホスト装置から指示に基いて、記録装置内部に設定されている値だけインクリメントしたり或いはデクリメントしたりして変更しても良いし、或いはホスト装置から変更指示とその変更データを受信して変更しても良い。
【0131】
従って以上説明した実施形態に従えば、ホスト装置からの指示によって、インク供給装置を交換したと判定する閾値を適切に変更することができる。
【0132】
<第7実施形態(図16)>
ここでは、図1〜図3を参照して説明したインクジェット記録装置及び記録ヘッドを用いて実行する別の記録動作について説明する。
【0133】
また、この実施形態において用いるインク供給装置交換確認メッセージは、既に、図4と図5で説明したのと同じでメッセージある。
【0134】
図16は本発明の第7実施形態に従う記録装置の動作を示すフローチャートである。なお、図16においても、既に説明したのと同じ処理ステップには同じステップ参照番号を付し、その説明は繰り返さない。ここでは、この実施形態に特有の処理ステップについてのみ説明する。また、ホスト装置側の動作は既に第1実施形態で図7を参照して説明したものと同じなのでその説明は省略する。
【0135】
第7実施形態の処理は図6に示したフローチャートを参照して説明した第1実施形態の処理からステップS3117とステップS3118とを省略し、ステップS3122の処理をステップS3122aで置換したものである。
【0136】
ステップS3122aでは、ステップS3121において、インク供給装置が交換可能な位置に移動してから所定時間が経過したと判断された場合に、インク供給装置が交換されたと判断してインク消費量情報を所定のインク量になるように変更する。
【0137】
その他の処理は図6に示した処理と同じである。
【0138】
従って以上説明した実施形態に従えば、ユーザによるインク供給装置交換に伴う誤り操作がないと考えられる場合には、第1実施形態や第5実施形態の処理と比較して、より簡単な処理でインク残量の管理を行なうことができる。
【0139】
<第8実施形態(図17)>
ここでは、図1〜図3を参照して説明したインクジェット記録装置及び記録ヘッドを用いて実行する別の記録動作について説明する。
【0140】
また、この実施形態において用いるインク供給装置交換確認メッセージは、既に、図4と図5で説明したのと同じでメッセージある。
【0141】
図17は本発明の第8実施形態に従う記録装置の動作を示すフローチャートである。なお、図17においても、既に説明したのと同じ処理ステップには同じステップ参照番号を付し、その説明は繰り返さない。ここでは、この実施形態に特有の処理ステップについてのみ説明する。また、ホスト装置側の動作は既に第1実施形態で図7を参照して説明したものと同じなのでその説明は省略する。
【0142】
第8実施形態の処理は図16に示したフローチャートを参照して説明した第7実施形態の処理に対して、第6実施形態において説明したステップS3123とS3124の加えたものである。
【0143】
ステップS3123〜ステップS3124は既に説明したとおりであるので、その説明は省略する。
【0144】
その他の処理は図16に示した処理と同じである。
【0145】
従って以上説明した実施形態に従えば、ユーザによるインク供給装置交換に伴う誤り操作がないと考えられる場合には、第1実施形態や第5実施形態の処理と比較して、より簡単な処理でインク残量の管理を行なうことができることに加え、ホスト装置からの指示によって、インク供給装置を交換したと判定する閾値をより適切に設定することが可能になる。
【0146】
<第9実施形態(図18〜図20)>
図18は本発明の第9実施形態に従うインクジェット記録装置の全体構成を示す斜視図である。
【0147】
図18において、図1と共通の構成要素には同じ参照番号を付し、その説明は繰り返さない。ここでは、この実施形態に特有の構成についてのみ説明する。
【0148】
この記録装置には図18に示すように、カラーインク供給装置310が装着されているか否かを識別できるカラーインク供給装置センサ312と、ブラックインク供給装置311が装着されているか否かを識別できるブラックインク供給装置センサ313とが備えられている。
【0149】
なお、この装置に搭載される記録ヘッドは図2で説明したものと同じものである。
【0150】
図19は図18に示すインクジェット記録装置の制御構成を示すブロック図である。なお、図19において、図3と共通の構成要素には同じ参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
【0151】
図19において、1212はカラーインク供給装置の装着/非装着を識別するカラーインク供給装置センサ、1213はカラーインク供給装置、1214はブラックインク供給装置の装着/非装着を識別するブラックインク供給装置センサ、1215はブラックインク供給装置である。
【0152】
また、この実施形態において用いるインク供給装置交換確認メッセージは、既に、図4と図5で説明したのと同じでメッセージある。
【0153】
図20は本発明の第9実施形態に従う記録装置の動作を示すフローチャートである。なお、図20においても、既に説明したのと同じ処理ステップには同じステップ参照番号を付し、その説明は繰り返さない。ここでは、この実施形態に特有の処理ステップについてのみ説明する。また、ホスト装置側の動作は既に第1実施形態で図7を参照して説明したものと同じなのでその説明は省略する。
【0154】
上述したステップS3101〜S3102、及びS3111〜S3120の処理により、特に、ステップS3119においてインク消費量情報の要求でないと判断された場合、処理はステップS3121′に進み、インク供給装置を脱着した否かを調べる。
【0155】
ここで、インク供給装置を脱着したと判断された場合、処理は前述したステップS3121aに進むが、インク供給装置を脱着していないと判断された場合、処理は前述したステップS3130に進む。
【0156】
その後の処理は前述した通りである。
【0157】
従って以上説明した実施形態に従えば、記録装置に備えられたカラーインク供給装置センサとブラックインク供給装置センサからのセンサ出力に従って、インク供給装置の脱着を判別し、その判別結果に従ってホスト装置にインク供給装置が交換された可能性のあることを通知するすることができる。
【0158】
<第10実施形態(図21)>
ここでは、図18と図19とを参照して説明したインクジェット記録装置と図2で説明した記録ヘッドとを用いて実行する別の記録動作について説明する。
【0159】
また、この実施形態において用いるインク供給装置交換確認メッセージは、既に、図8と図9で説明したのと同じでメッセージある。
【0160】
図21は本発明の第10実施形態に従う記録装置の動作を示すフローチャートである。なお、図21においても、既に説明したのと同じ処理ステップには同じステップ参照番号を付し、その説明は繰り返さない。ここでは、この実施形態に特有の処理ステップについてのみ説明する。また、ホスト装置側の動作は既に第2実施形態で図11を参照して説明したものと同じなのでその説明は省略する。
【0161】
上述したステップS3101〜S3102、及びS3111〜S3117の処理により、特に、ステップS3117において受信データがインク消費量情報の更新データであると判断された場合、処理はステップS3117aに進みインク消費量情報の更新データの内容がインク供給装置の交換を示しているかどうかをさらに調べる。ここで、そのデータの内容がインク供給装置を交換していないことを示す場合、処理はインク消費量情報を更新しないで、そのままステップS3111に戻る。
【0162】
これに対して、そのデータの内容がインク供給装置を交換していることを示す場合、処理はステップS3118に進む。
【0163】
その後の処理は前述した通りである。
【0164】
従って以上説明した実施形態に従えば、第9実施形態によって得られる効果に加えて、図8或いは図9に示したインク供給装置交換確認メッセージに従ってユーザがインク供給装置を交換していないと応答することもできるので、その応答に従ってインク供給装置の交換の有無を判断することができる。これにより、ユーザが記録装置を誤って動作させ、例えば、インク供給装置を取り外した後に、これを再び装着したような場合などにも対応して正しい処置を行なうことができる。
【0165】
<第11実施形態(図22)>
ここでは、図18と図19とを参照して説明したインクジェット記録装置と図2で説明した記録ヘッドとを用いて実行する別の記録動作について説明する。
【0166】
また、この実施形態において用いるインク供給装置交換確認メッセージは、既に、図4と図5で説明したのと同じでメッセージある。
【0167】
図22は本発明の第11実施形態に従う記録装置の動作を示すフローチャートである。なお、図22においても、既に説明したのと同じ処理ステップには同じステップ参照番号を付し、その説明は繰り返さない。ここでは、この実施形態に特有の処理ステップについてのみ説明する。また、ホスト装置側の動作は既に第1実施形態で図7を参照して説明したものと同じなのでその説明は省略する。
【0168】
上述したステップS3101〜S3102、及びS3111〜S3114の処理の後、さらにステップS3114aにおいてインク供給装置を交換したことを検知しているか否かを調べる。ここで、インク供給装置を交換したことを検知している場合、処理はステップS3114bに進み記録データを記録するのに消費したインク量をインク供給装置を交換したことを検知した時からのインク消費情報に加算する。その後、処理はステップS3111に戻る。これに対して、インク供給装置を交換したことを検知していない場合、処理はそのままステップS3111に戻る。
【0169】
また、ステップS3115〜S3116の後、さらにステップS3116aにおいてインク供給装置を交換したことを検知しているか否かを調べる。ここで、インク供給装置を交換したことを検知している場合、処理はステップS3116bに進み記録データの記録以外で消費したインク量をインク供給装置を交換したことを検知した時からのインク消費情報に加算する。その後、処理はステップS3111に戻る。これに対して、インク供給装置を交換したことを検知していない場合、処理はそのままステップS3111に戻る。
【0170】
さらに、ステップS3117〜S3120の後、ステップS3121′においてインク供給装置を脱着したと判断された場合、処理はステップS3121bに進みインク供給装置を交換したことを検知した時からのインク消費情報の加算を開始するためにインク供給装置を交換したことを検知した状態にする。
【0171】
その後の処理は前述した通りである。
【0172】
従って以上説明した実施形態に従えば、第9実施形態によって得られる効果に加えて、常にインクを消費したときに更新するインク消費量情報とインク供給装置の交換を検知した時から更新するインク消費量情報との2つの情報を用いてインク消費を管理するので、例えば、インク供給装置の交換を判別した時からのインク消費量情報を使用してインク消費量情報を変更することによって、ユーザがインク供給装置を交換した時から実際に記録装置の管理するインク消費量を変更する時までの間に消費されたインク消費量を考慮してインク消費量情報を正確に変更することができる。
【0173】
<第12実施形態(図23)>
ここでは、図18と図19とを参照して説明したインクジェット記録装置と図2で説明した記録ヘッドとを用いて実行する別の記録動作について説明する。
【0174】
また、この実施形態において用いるインク供給装置交換確認メッセージは、既に、図8と図9で説明したのと同じでメッセージある。
【0175】
図23は本発明の第12実施形態に従う記録装置の動作を示すフローチャートである。なお、図23においても、既に説明したのと同じ処理ステップには同じステップ参照番号を付し、その説明は繰り返さない。ここでは、この実施形態に特有の処理ステップについてのみ説明する。また、ホスト装置側の動作は既に第2実施形態で図11を参照して説明したものと同じなのでその説明は省略する。
【0176】
第12実施形態の処理は図22のフローチャートを参照して説明した第11実施形態の処理にステップS3117aの処理が付け加えられたものである。
【0177】
上述したステップS3101〜S3102、及びS3111〜S3114、S3114a、S3114b、S3115、S3116、S3116a、S3116b、S3117の処理により、特に、ステップS3117においてインク消費量情報の更新データであると判断された場合、処理はステップS3117aに進みインク消費量情報の更新データの内容がインク供給装置の交換を示しているかどうかをさらに調べる。ここで、そのデータの内容がインク供給装置を交換していないことを示す場合、処理はインク消費量情報を更新しないで、そのままステップS3111に戻る。
【0178】
これに対して、そのデータの内容がインク供給装置を交換していることを示す場合、処理はステップS3118に進む。
【0179】
その後の処理は前述した通りである。
【0180】
従って以上説明した実施形態に従えば、第11実施形態によって得られる効果に加えて、図8或いは図9に示したインク供給装置交換確認メッセージに従ってユーザがインク供給装置を交換していないと応答することもできるので、その応答に従ってインク供給装置の交換の有無を判断することができる。これにより、ユーザが記録装置を誤って動作させ、例えば、インク供給装置を取り外した後に、これを再び装着したような場合などにも対応して正しい処置を行なうことができる。
【0181】
なお、以上の実施形態において、記録ヘッドから吐出される液滴はインクであるとして説明し、さらにインクタンクに収容される液体はインクであるとして説明したが、その収容物はインクに限定されるものではない。例えば、記録画像の定着性や耐水性を高めたり、その画像品質を高めたりするために記録媒体に対して吐出される処理液のようなものがインクタンクに収容されていても良い。
【0182】
以上の実施形態は、特にインクジェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いることにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
【0183】
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特許第4723129号明細書、同第4740796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持されているシートや液路に対応して配置されている電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0184】
このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第4463359号明細書、同第4345262号明細書に記載されているようなものが適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第4313124号明細書に記載されている条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0185】
記録ヘッドの構成としては、上述の各明細書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構成としても良い。
【0186】
さらに、記録装置が記録できる最大記録媒体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているような複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0187】
加えて、上記の実施形態で説明した記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着されることで、装置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0188】
また、以上説明した記録装置の構成に、記録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加することは記録動作を一層安定にできるので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などがある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを備えることも安定した記録を行うために有効である。
【0189】
さらに、記録装置の記録モードとしては黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってでも良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもできる。
【0190】
以上説明した実施の形態においては、インクが液体であることを前提として説明しているが、室温やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化もしくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであればよい。
【0191】
加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネルギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれにしても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のような、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も本発明は適用可能である。このような場合インクは、特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向するような形態としてもよい。本発明においては、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0192】
さらに加えて、本発明に係る記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末として一体または別体に設けられるものの他、リーダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良い。
【0193】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、インクタンクの交換を自動的に判別してホストに通知し、その通知の結果として受信される新しいインク量情報と、インクタンク交換の判別時点でのインク消費量と、前記新しいインク量情報が受信された時点でのインク消費量とに基いて、インク消費量情報を変更するので、ユーザがインクタンクを交換した時から実際にインク消費量の情報が変更される時までの間に消費されたインク消費量を考慮され、簡単な構成で、より正確なインク消費量の管理を実現することができるという効果がある。
【0194】
また、表示メッセージに従った入力によりユーザが簡単に最適なインク消費量情報を変更できるという利点もある。その結果、ユーザがインク消費量情報を変更することを忘れることもない。さらに、表示メッセージに従って、インクタンク交換がなされていない旨も応答することができるので、ユーザの誤操作にも対応することができる。
【0195】
さらに、交換したインクタンクの残存インク量を考慮したインク消費量情報に変更することもできるので、新品ではなく使いかけのインクタンクを用いる場合でも正確なインク消費量管理を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施形態であるインクジェット記録装置の構成を示す斜視図である。
【図2】記録ヘッドの構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
【図3】図1に示す記録装置の制御構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1実施形態に従うインク供給装置交換確認メッセージの例を示す図である。
【図5】本発明の第1実施形態に従うインク供給装置交換確認メッセージの例を示す図である。
【図6】本発明の第1実施形態に従う記録装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第1実施形態に従うホスト装置の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2実施形態に従うインク供給装置交換確認メッセージの例を示す図である。
【図9】本発明の第2実施形態に従うインク供給装置交換確認メッセージの例を示す図である。
【図10】本発明の第2実施形態に従う記録装置の動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第2実施形態に従うホスト装置の動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第3実施形態に従う記録装置の動作を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第4実施形態に従う記録装置の動作を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第5実施形態に従う記録装置の動作を示すフローチャートである。
【図15】本発明の第6実施形態に従う記録装置の動作を示すフローチャートである。
【図16】本発明の第7実施形態に従う記録装置の動作を示すフローチャートである。
【図17】本発明の第8実施形態に従う記録装置の動作を示すフローチャートである。
【図18】本発明の別の実施形態であるインクジェット記録装置の構成を示す斜視図である。
【図19】図18に示す記録装置の制御構成を示すブロック図である。
【図20】本発明の第9実施形態に従う記録装置の動作を示すフローチャートである。
【図21】本発明の第10実施形態に従う記録装置の動作を示すフローチャートである。
【図22】本発明の第11実施形態に従う記録装置の動作を示すフローチャートである。
【図23】本発明の第12実施形態に従う記録装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 キャリッジ
102 記録ヘッド
103 カートリッジガイド
104 ガイド軸
105 ガイド軸
106 記録媒体
107 給紙ローラ
108 紙送りローラ
109 紙押さえ板
110 カラーインク供給装置
111 ブラックインク供給装置
201、202 基板
203 アルミプレート
204〜207 インクパイプ
208 プラスチック部材
209 イエロ吐出ノズルグループ
210 マゼンタ吐出ノズルグループ
211 シアン吐出ノズルグループ
212 ブラック吐出ノズルグループ
312 カラーインク供給装置センサ
313 ブラックインク供給装置センサ
1101 PC
1102 インタフェース
1103 CPU
1104 ROM
1105 RAM
1106 EEPROM
1107 コントローラ(G.A.)
1108 CRモータドライバ
1109 CRモータ
1110 LFモータドライバ
1111 LFモータ
1116 ヘッドフレキ
1117 キャリッジ端子パッド
1118 記録ヘッド
1119 記録ヘッドの駆動部
1120 記録ヘッドの発熱素子
1212 カラーインク供給装置センサ
1213 カラーインク供給装置
1214 ブラックインク供給装置センサ
1215 ブラックインク供給装置
Claims (9)
- ホストから受信される記録データに基いて、交換可能なインクタンクから供給されるインクを記録ヘッドから吐出して記録媒体に記録を行なう記録装置であって、
インクタンクから供給され消費されたインクの消費量情報を格納する記憶手段と、
前記インクの消費を累積して計数する計数手段と、
インクを消費することにより前記計数手段によって計数されたインク消費量によって前記記憶手段に格納されたインクの消費量情報を更新する更新手段と、
前記インクタンクの交換が発生した可能性があることを判別する判別手段と、
前記判別手段によりインクタンクの交換が発生した可能性があることを判別した時点におけるインクの消費量情報を第1の消費量情報として前記記憶手段に格納するよう制御する記憶制御手段と、
前記判別手段によりインクタンクの交換が発生した可能性があると判別したことを前記ホストに通知する通知手段と、
前記通知手段による通知の結果として、前記ホストからインクの消費量情報の更新データを受信する受信手段とを有し、
前記インクの消費量情報の更新データがインクタンクの交換を示している場合には、該更新データの受信時点までに前記計数手段により計数され前記更新手段によって更新されたインク消費量情報と、前記記憶手段に格納された前記第1の消費量情報とに基づいて、前記受信手段によって受信された前記インクの消費量情報の更新データを変更し、前記更新手段は該変更された更新データにより前記インクの消費量情報を更新し、前記インクの消費量情報の更新データがインクタンク交換が発生しなかったことを示している場合には前記更新手段は前記計数手段により計数されたインク消費量により前記インクの消費量情報を更新することを特徴とする記録装置。 - 前記判別手段は、
前記インクタンクが交換可能な位置に移動した後の経過時間を測定する測定手段と、
前記測定手段によって測定された経過時間と所定の閾値とを比較する比較手段とを有し、
前記比較手段による比較結果に基いて前記インクタンクの交換が発生した可能性があることを判別することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 前記閾値は変更可能であることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
- 前記判別手段は、
前記インクタンクの脱着を検出するセンサを有し、
前記センサ出力に基いて、前記インクタンクの交換が発生した可能性があることを判別することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 前記ホストは、
前記通知手段によって通知された判別結果に基いて、インクタンクの交換を確認するメッセージを表示画面に表示する表示手段と、
ユーザから前記インクタンクの交換の確認を受け付ける受付手段と、
前記インクタンクの交換の確認の受付に基いて、新たに交換されたインクタンクに格納されるインク量の情報を前記記録装置に送信する送信手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 前記計数手段は、
前記ホストからの記録データに基いた記録に関連したインク消費を計数する第1計数手段と、
前記記録に関連しないインク消費を計数する第2計数手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 前記判別手段による判別結果が得られた時点以降に前記第1或いは第2計数手段による計数から得られるインク消費を新たに交換されたインクタンクからのインク消費として累積する累積手段をさらに有することを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
- 前記記録ヘッドはインクジェット記録ヘッドであり、
前記インクジェット記録ヘッドは熱エネルギーを利用してインクを吐出するために、前記インクに付与する熱エネルギーを発生する電気熱変換素子を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の記録装置。 - ホストから受信される記録データに基いて、交換可能なインクタンクから供給されるインクを記録ヘッドから吐出して記録媒体に記録を行なう記録装置のインク消費量管理方法であって、
インクタンクから供給され消費されたインクの消費量情報を記憶媒体に格納する記憶工程と、
前記インクの消費を累積して計数する計数工程と、
インクを消費することにより前記計数工程において計数されたインク消費量によって前記記憶媒体に格納されたインクの消費量情報を更新する更新工程と、
前記インクタンクの交換が発生した可能性があることを判別する判別工程と、
前記判別工程においてインクタンクの交換が発生した可能性があることを判別した時点におけるインクの消費量情報を第1の消費量情報として前記記憶媒体に格納するよう制御する記憶制御工程と、
前記判別工程においてインクタンクの交換が発生した可能性があると判別したことを前記ホストに通知する通知工程と、
前記通知工程における通知の結果として、前記ホストからインクの消費量情報の更新データを受信する受信工程とを有し、
前記インクの消費量情報の更新データがインクタンクの交換を示している場合には、該更新データの受信時点までに前記計数工程において計数され前記更新工程での更新されたインク消費量情報と、前記記憶媒体に格納された前記第1の消費量情報とに基づいて、前記受信工程において受信された前記インクの消費量情報の更新データを変更し、前記更新工程では該変更された更新データにより前記インクの消費量情報を更新し、前記インクの消費量情報の更新データがインクタンク交換が発生しなかったことを示している場合には前記更新手段は前記計数手段により計数されたインク消費量により前記インクの消費量情報を更新することを特徴とするインク消費量管理方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002096310A JP4143319B2 (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 記録装置及びインク消費量管理方法 |
US10/400,641 US6824236B2 (en) | 2002-03-29 | 2003-03-28 | Printing apparatus and ink-consumption amount management method |
US10/916,595 US7001006B2 (en) | 2002-03-29 | 2004-08-12 | Printing apparatus and ink-consumption amount management method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002096310A JP4143319B2 (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 記録装置及びインク消費量管理方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003291365A JP2003291365A (ja) | 2003-10-14 |
JP2003291365A5 JP2003291365A5 (ja) | 2007-05-24 |
JP4143319B2 true JP4143319B2 (ja) | 2008-09-03 |
Family
ID=28449754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002096310A Expired - Fee Related JP4143319B2 (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 記録装置及びインク消費量管理方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US6824236B2 (ja) |
JP (1) | JP4143319B2 (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4143319B2 (ja) * | 2002-03-29 | 2008-09-03 | キヤノン株式会社 | 記録装置及びインク消費量管理方法 |
US20060190324A1 (en) * | 2005-02-24 | 2006-08-24 | Lexmark International, Inc. | Method for providing reduced cost imaging to customers |
US7466932B2 (en) * | 2006-03-21 | 2008-12-16 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Image forming method with renewal of toner residual amount |
US7969592B2 (en) * | 2006-05-03 | 2011-06-28 | Xerox Corporation | Printing and copying fault monitoring using cover sheets |
JP4841470B2 (ja) * | 2007-03-12 | 2011-12-21 | キヤノンファインテック株式会社 | 印刷システム |
GB0720290D0 (en) * | 2007-10-12 | 2007-11-28 | Videojet Technologies Inc | Ink jet printer |
GB0720289D0 (en) * | 2007-10-12 | 2007-11-28 | Videojet Technologies Inc | Ink jet printer |
GB0720139D0 (en) * | 2007-10-12 | 2007-11-28 | Videojet Technologies Inc | Ink jet printing |
CN104708904B (zh) | 2011-06-30 | 2016-09-07 | 精工爱普生株式会社 | 收费金额计算方法、收费金额计算装置以及打印机收费系统 |
WO2019177625A1 (en) * | 2018-03-16 | 2019-09-19 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Image sensor |
US11710033B2 (en) | 2018-06-12 | 2023-07-25 | Bank Of America Corporation | Unsupervised machine learning system to automate functions on a graph structure |
CN110525054B (zh) * | 2019-09-28 | 2021-09-17 | 深圳市汉森软件有限公司 | 打印机墨量检测方法、装置、设备及存储介质 |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA1127227A (en) * | 1977-10-03 | 1982-07-06 | Ichiro Endo | Liquid jet recording process and apparatus therefor |
JPS5936879B2 (ja) | 1977-10-14 | 1984-09-06 | キヤノン株式会社 | 熱転写記録用媒体 |
US4330787A (en) * | 1978-10-31 | 1982-05-18 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid jet recording device |
US4345262A (en) * | 1979-02-19 | 1982-08-17 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet recording method |
US4463359A (en) * | 1979-04-02 | 1984-07-31 | Canon Kabushiki Kaisha | Droplet generating method and apparatus thereof |
US4313124A (en) * | 1979-05-18 | 1982-01-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid jet recording process and liquid jet recording head |
US4558333A (en) * | 1981-07-09 | 1985-12-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid jet recording head |
JPS59123670A (ja) | 1982-12-28 | 1984-07-17 | Canon Inc | インクジエツトヘツド |
JPS59138461A (ja) | 1983-01-28 | 1984-08-08 | Canon Inc | 液体噴射記録装置 |
JPS6071260A (ja) * | 1983-09-28 | 1985-04-23 | Erumu:Kk | 記録装置 |
US6247784B1 (en) * | 1995-09-08 | 2001-06-19 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet cartridge replacement control |
JPH10166615A (ja) * | 1996-12-09 | 1998-06-23 | Nec Niigata Ltd | インクジェット記録装置における記録量制御方法およびシステム |
JPH11314375A (ja) * | 1998-05-08 | 1999-11-16 | Funai Electric Co Ltd | インクカートリッジのインク残量検出装置 |
JP4143319B2 (ja) * | 2002-03-29 | 2008-09-03 | キヤノン株式会社 | 記録装置及びインク消費量管理方法 |
-
2002
- 2002-03-29 JP JP2002096310A patent/JP4143319B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2003
- 2003-03-28 US US10/400,641 patent/US6824236B2/en not_active Expired - Fee Related
-
2004
- 2004-08-12 US US10/916,595 patent/US7001006B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6824236B2 (en) | 2004-11-30 |
US20030184606A1 (en) | 2003-10-02 |
JP2003291365A (ja) | 2003-10-14 |
US20050024398A1 (en) | 2005-02-03 |
US7001006B2 (en) | 2006-02-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3413052B2 (ja) | インクジェット記録装置及び制御方法 | |
JP3297465B2 (ja) | インクジェット記録装置、インクジェット記録ヘッドの温度特性検知方法およびインクジェット記録ヘッドの吐出状態判断方法 | |
EP1070588B1 (en) | Ink jet printing apparatus and printing head | |
KR0137928B1 (ko) | 잉크제트기록장치 및 그 방법 | |
JP4143319B2 (ja) | 記録装置及びインク消費量管理方法 | |
JP3376112B2 (ja) | インクジェット装置およびその回復制御方法 | |
JP3229509B2 (ja) | インクジェットプリント装置 | |
EP0802059B1 (en) | History information providing method for printing apparatus | |
JPH07323645A (ja) | 記録装置 | |
JP2005219494A (ja) | 流体噴射装置の識別装置および方法 | |
TW200927501A (en) | Fluid ejection device | |
JPH02165954A (ja) | インクジェット記録装置および該装置に装着される記録ヘッド | |
JP3530843B2 (ja) | インクジェット記録装置、インクジェット記録ヘッドの温度特性検知方法、およびインクジェット記録ヘッドの吐出状態判断方法 | |
JPH03218847A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JPH08238780A (ja) | 記録制御方法およびインクジェット記録装置 | |
JP2003320684A (ja) | 記録装置及びインク消費量管理方法 | |
JP2007223160A (ja) | インクカートリッジ、インクジェット記録装置及びその制御方法 | |
JP3530635B2 (ja) | 記録方法及びその記録装置 | |
JPH08281927A (ja) | 記録ヘッドおよび該記録ヘッドを用いた記録装置、該記録ヘッドを用いた記録方法 | |
JP3015060B2 (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP2003039705A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2004009491A (ja) | インク状態検出機構 | |
JPH0911493A (ja) | 記録装置 | |
JPH09193396A (ja) | 画像形成装置および該装置用プリントヘッドの状態判定方法 | |
JPH04286653A (ja) | インクジェット記録装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050311 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050311 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070403 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071005 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071203 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080201 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080310 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080509 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080609 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080616 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |