JP2003291365A - 記録装置及びインク消費量管理方法 - Google Patents

記録装置及びインク消費量管理方法

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JP2003291365A
JP2003291365A JP2002096310A JP2002096310A JP2003291365A JP 2003291365 A JP2003291365 A JP 2003291365A JP 2002096310 A JP2002096310 A JP 2002096310A JP 2002096310 A JP2002096310 A JP 2002096310A JP 2003291365 A JP2003291365 A JP 2003291365A
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  • Ink Jet (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価で操作性が良く、インク残量を正確に管
理できる記録装置及びインク消費量管理方法を提供する
ことである。 【構成】 ホストから受信される記録データに基いて、
交換可能なインクタンクから供給されるインクを記録ヘ
ッドから吐出して記録媒体に記録を行なう際、インクの
消費量情報を記憶媒体に格納し、インクの消費を計数
し、その計数されたインク消費量によって記憶媒体に格
納されたインクの消費量情報を更新するが、一方で、イ
ンクタンクの交換が発生したことを判別し、その判別時
点におけるインクの消費量情報を第1の消費量情報とし
て記憶媒体に格納しておき、その判別結果をホストに通
知し、その通知の結果として、ホストから新たに交換さ
れたインクタンクに格納されるインク量の情報を受信
し、その受信時点における更新されたインク消費量情報
と、記憶媒体に格納された第1の消費量情報と、受信さ
れたインク量の情報とに基いて、得られているインク消
費量情報を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録装置及びインク
消費量管理方法に関し、特に、インクジェット記録ヘッ
ドを用いインクタンクからインクを供給して記録媒体に
記録を行う記録装置及びインク消費量管理方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】インク供給装置(インクタンク或いはイ
ンクカートリッジ)から供給されるインクを消費しなが
ら記録媒体に記録する従来のインクジェット記録装置
(以下、記録装置という)には、インク供給装置にイン
クがなくなった場合にユーザに知らせることなく、正常
な記録が行われなくてもそのまま記録媒体に記録するこ
とを続ける記録装置が多かったが、最近ではインク供給
装置にインクがなくなった場合にその旨をユーザに通知
し、インク供給装置の交換を促す記録装置が多くなって
きている。
【0003】インク供給装置にインクがなくなったこと
を検知するインク残量管理システムには以下のようなも
のがある。
【0004】(1)インクを消費する度毎にインク消費
量情報をカウントしてメモリに記憶しておき、インクが
なくなったと想定されるカウント値になればユーザにそ
の旨を知らせてインク供給装置を交換することを促す。
そして、インク供給装置を交換後、ユーザ自身が自主的
に記録装置の設定をインクのある状態に切り換える。
【0005】(2)インクを消費する度毎にインク消費
量情報をカウントしてメモリに記憶しておき、インクが
なくなったと想定されるカウント値になればユーザにそ
の旨を通知してインク供給装置を交換することを促す。
一方、インク供給装置の交換は自動的に検知され自動的
に記録装置の設定をインクのある状態に切り換える。
【0006】(3)物理的なインクの有無を検知して、
インクがなくなればユーザに知らせてインク供給装置を
交換することを促す。そして、インク供給装置が交換さ
れてインクがあることを検知すれば、自動的に記録装置
の設定をインクのある状態に切り換える。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のインク残量管理システムには次のような問題がある。
その問題を上記(1)〜(3)のシステムに対応して述
べる。
【0008】(1)のシステム このシステムはインク供給装置を交換した場合にユーザ
自身が自主的にインクのある状態に切り換える設定を行
うため、その操作を忘れるとインク残量管理を正しく行
なえない欠点がある。また、その操作を忘れないにして
もユーザ自身が自主的にインクのある状態に切り換える
設定を行うことはユーザにとってはかなり煩わしい。
【0009】また、このシステムにおいては、ユーザが
インク供給装置を交換した時から実際にユーザ自身が自
主的にインクのある状態に記録装置の設定を切り換える
までの間に消費されたインク消費量が考慮されないの
で、その間に消費されたインク消費量がインクタンク残
量管理の誤差になってしまう。
【0010】さらに、新しく交換されたインク供給装置
のインク量がインク供給装置を交換した場合に想定して
あるインク量と違っていればインク残量管理がさらに大
きく狂ってしまう。
【0011】(2)のシステム このシステムはインク供給装置の交換を自動検知できる
が、実際にインクがある状態になったのかどうかは分か
らないので、交換したインク供給装置のインク量がイン
ク供給装置を交換した場合に想定してあるインク量と違
っていればインク残量管理が狂ってしまう。
【0012】(3)のシステム このシステムはインク残量管理システムとしては良質な
ものであるが、物理的なインクの有無を検知するために
高価なインク残量検知センサが必要となり、システムそ
のものが高価になってしまう。
【0013】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
であり、安価で操作性が良く、インク残量を正確に管理
できる記録装置及びインク消費量管理方法を提供するこ
とを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の記録装置は以下の構成からなる。
【0015】即ち、ホストから受信される記録データに
基いて、交換可能なインクタンクから供給されるインク
を記録ヘッドから吐出して記録媒体に記録を行なう記録
装置であって、インクの消費量情報を格納する記憶手段
と、前記インクの消費を計数する計数手段と、前記計数
手段によって計数されたインク消費量によって前記記憶
手段に格納されたインクの消費量情報を更新する更新手
段と、前記インクタンクの交換が発生したことを判別す
る判別手段と、前記判別手段による判別時点におけるイ
ンクの消費量情報を第1の消費量情報として前記記憶手
段に格納するよう制御する記憶制御手段と、前記判別手
段による判別結果を前記ホストに通知する通知手段と、
前記通知手段による通知の結果として、前記ホストから
前記インクタンクの交換により新たに交換されたインク
タンクに格納されるインク量の情報を受信する受信手段
と、前記受信手段による受信時点における前記更新手段
によって更新されたインク消費量情報と、前記記憶手段
に格納された前記第1の消費量情報と、前記受信手段に
よって受信されたインク量の情報とに基いて、前記更新
手段によって得られているインク消費量情報を変更する
変更手段とを有することを特徴とする記録装置を備え
る。
【0016】ここで、前記判別手段は、前記インクタン
クが交換可能な位置に移動した後の経過時間を測定する
測定手段と、前記測定手段によって測定された経過時間
と所定の閾値とを比較する比較手段とを有し、前記比較
手段による比較結果に基いて前記インクタンクの交換が
発生したことを判別する構成でも良いし、或いは、前記
インクタンクの脱着を検出するセンサを有し、前記セン
サ出力に基いて、前記インクタンクの交換が発生したこ
とを判別する構成でも良い。
【0017】なお、前記閾値は変更可能である。
【0018】また、前記ホストは、前記通知手段によっ
て通知された判別結果に基いて、インクタンクの交換を
確認するメッセージを表示画面に表示する表示手段と、
ユーザから前記インクタンクの交換の確認を受け付ける
受付手段と、前記インクタンクの交換の確認の受付に基
いて、新たに交換されたインクタンクに格納されるイン
ク量の情報を前記記録装置に送信する送信手段を有する
構成であることが望ましい。
【0019】さらに、前記ホストは前記新たに交換され
たインクタンクに格納されるインク量を指定する指定手
段を有していても良い。
【0020】加えて、前記表示手段は、前記インクタン
クの交換がないことの確認を行なうメッセージを表示可
能であり、前記受付手段は、前記インクタンクの交換が
ないことの確認を受付ることが可能である構成であるこ
とが望ましい。
【0021】このような構成で、前記受付手段により前
記インクタンクの交換がないことの確認が受付けられ、
前記受信手段を介して前記インクタンクの交換がないこ
とが確認された場合には、記録装置にはさらに前記変更
手段によるインク消費量情報の変更を抑止する抑止手段
を有していることが望ましい。
【0022】さて、前記計数手段は、前記ホストからの
記録データに基いた記録動作に関連したインク消費を計
数する第1計数手段と、前記記録動作に関連しないイン
ク消費を計数する第2計数手段とを有していることが望
ましく、さらに、前記判別手段による判別結果が得られ
た時点で、インクタンクの交換がなされたとみなすみな
し手段と、前記みなし手段によって前記インクタンクの
交換がなされた時点以降に前記第1或いは第2計数手段
による計数から得られるインク消費を新たに交換された
インクタンクからのインク消費として累積する累積手段
とを有していることが望ましい。
【0023】なお、以上の記録ヘッドは記録インクジェ
ットヘッドであり、そのインクジェット記録ヘッドは熱
エネルギーを利用してインクを吐出するために、前記イ
ンクに付与する熱エネルギーを発生する電気熱変換素子
を有することが望ましい。
【0024】また他の発明によれば、ホストから受信さ
れる記録データに基いて、交換可能なインクタンクから
供給されるインクを記録ヘッドから吐出して記録媒体に
記録を行なう記録装置であって、インクの消費量情報を
格納する記憶手段と、前記インクの消費を計数する計数
手段と、前記計数手段によって計数されたインク消費量
によって前記記憶手段に格納されたインクの消費量情報
を更新する更新手段と、前記インクタンクの交換が発生
した可能性があることを判別する判別手段と、前記判別
手段による判別結果を前記ホストに通知する通知手段
と、前記ホストから前記インクタンクの交換により新た
に交換されたインクタンクに格納されるインク量の情報
を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信され
たインク量の情報に基いて、前記更新手段によって得ら
れているインク消費量情報を変更する変更手段とを有す
ることを特徴とする記録装置を備える。
【0025】さらに他の発明によれば、ホストから受信
される記録データに基いて、交換可能なインクタンクか
ら供給されるインクを記録ヘッドから吐出して記録媒体
に記録を行なう記録装置であって、インクの消費量情報
を格納する記憶手段と、前記インクの消費を計数する計
数手段と、前記計数手段によって計数されたインク消費
量によって前記記憶手段に格納されたインクの消費量情
報を更新する更新手段と、前記インクタンクの交換が発
生したことを判別する判別手段と、前記判別手段による
判別結果に基いて、所定のインクの消費量情報によっ
て、前記更新手段によって得られているインク消費量情
報を変更する変更手段とを有することを特徴とする記録
装置を備える。
【0026】またさらに他の発明によれば、ホストから
受信される記録データに基いて、交換可能なインクタン
クから供給されるインクを記録ヘッドから吐出して記録
媒体に記録を行なう記録装置のインク消費量管理方法で
あって、インクの消費量情報を記憶媒体に格納する記憶
工程と、前記インクの消費を計数する計数工程と、前記
計数工程において計数されたインク消費量によって前記
記憶媒体に格納されたインクの消費量情報を更新する更
新工程と、前記インクタンクの交換が発生したことを判
別する判別工程と、前記判別工程における判別時点にお
けるインクの消費量情報を第1の消費量情報として前記
記憶媒体に格納するよう制御する記憶制御工程と、前記
判別工程における判別結果を前記ホストに通知する通知
工程と、前記通知工程における通知の結果として、前記
ホストから前記インクタンクの交換により新たに交換さ
れたインクタンクに格納されるインク量の情報を受信す
る受信工程と、前記受信工程による受信時点における前
記更新工程での更新されたインク消費量情報と、前記記
憶媒体に格納された前記第1の消費量情報と、前記受信
工程において受信されたインク量の情報とに基いて、前
記更新工程において得られているインク消費量情報を変
更する変更工程とを有することを特徴とするインク消費
量管理方法を備える。
【0027】またさらに他の発明によれば、ホストから
受信される記録データに基いて、交換可能なインクタン
クから供給されるインクを記録ヘッドから吐出して記録
媒体に記録を行なう記録装置のインク消費量管理方法で
あって、インクの消費量情報を記憶媒体に格納する記憶
工程と、前記インクの消費を計数する計数工程と、前記
計数工程において計数されたインク消費量によって前記
記憶媒体に格納されたインクの消費量情報を更新する更
新工程と、前記インクタンクの交換が発生した可能性が
あることを判別する判別工程と、前記判別工程による判
別結果を前記ホストに通知する通知工程と、前記通知工
程による通知の結果として、前記ホストから前記インク
タンクの交換により新たに交換されたインクタンクに格
納されるインク量の情報を受信する受信工程と、前記受
信工程において受信されたインク量の情報に基いて、前
記更新工程によって得られているインク消費量情報を変
更する変更工程とを有することを特徴とするインク消費
量管理方法を備える。
【0028】またさらに他の発明によれば、ホストから
受信される記録データに基いて、交換可能なインクタン
クから供給されるインクを記録ヘッドから吐出して記録
媒体に記録を行なう記録装置のインク消費量管理方法で
あって、インクの消費量情報を記憶媒体に格納する記憶
工程と、前記インクの消費を計数する計数工程と、前記
計数工程において計数されたインク消費量によって前記
記憶媒体に格納されたインクの消費量情報を更新する更
新工程と、前記インクタンクの交換が発生したことを判
別する判別工程と、前記判別工程における判別結果に基
いて、所定のインクの消費量情報によって、前記更新工
程において得られているインク消費量情報を変更する変
更工程とを有することを特徴とするインク消費量管理方
法を備える。
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して本発明の
好適な実施形態について詳細に説明する。
【0029】なお、以下に説明する実施形態では、イン
クジェット記録ヘッドを用いた記録装置を例に挙げて説
明する。
【0030】なお、この明細書において、「記録」
(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等
有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わ
ず、また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したもの
であるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、
パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も
表すものとする。
【0031】また、「記録媒体」とは、一般的な記録装
置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック
・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮
革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
【0032】さらに、「インク」(「液体」と言う場合
もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様
広く解釈されるべきもので、記録媒体上に付与されるこ
とによって、画像、模様、パターン等の形成または記録
媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付
与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され
得る液体を表すものとする。
【0033】<第1実施形態(図1〜図7)>図1は本
発明の代表的な実施形態であるインクジェット記録装置
(以下、記録装置という)の全体構成を示す斜視図であ
る。
【0034】図1に示されているように、キャリッジ1
01は、記録ヘッド102とカートリッジガイド103
が搭載されて、ガイド軸104及び105に沿って走査
可能である。記録媒体106は、給紙ローラ107によ
って本体装置内に送り込まれ、そして紙送りローラ10
8、ピンチローラ(不図示)、及び紙押さえ板109に
よって挟まれつつ記録ヘッド102の前面へと送られ記
録ヘッド102から吐出されるインクによって記録され
る。
【0035】イエロ、マゼンタ、シアンの3色のインク
を収納したカラーインク供給装置(インクタンク或いは
インクカートリッジ)110と、ブラックのインクを収
納したブラックインク供給装置(インクタンク或いはイ
ンクカートリッジ)111は、それぞれ別々にカートリ
ッジガイド103に挿入されて記録ヘッド102と連通
接続される。
【0036】図2は図1に示す記録装置に搭載される記
録ヘッド102の構造を示す斜視図である。
【0037】図2(b)に示すように、記録ヘッド10
2の前面部にはイエロ、マゼンタ、シアン、及びブラッ
クのインクの吐出口グループ209、210、211、
212が一直線上に配されている。この例では、イエロ
用、マゼンタ用、及びシアン用の吐出口グループは夫
々、24個ずつの吐出口を持ち、またブラック用の吐出
口グループは64個の吐出口を持ち、それぞれの色の吐
出口グループ間にはノズルピッチ以上の間隔がある。こ
れら吐出口の各々には、吐出口に連通するインク液路が
設けられており、これらのインク液路の後方部には、そ
れらの液路にインクを提供するための共通液室(不図
示)が設けられている。
【0038】吐出口の各々に対応するインク液路には、
これらの吐出口からインク液滴を吐出するために利用さ
れる熱エネルギーを発生する電気熱変換体や、これに電
力を提供するための電極配線が設けられている。これら
の電気熱変換体や電極配線は、シリコン等からなる基板
201上に成膜技術によって形成されている。さらに基
板201上に、樹脂やガラス材よりなる隔壁や天板等が
積層されることによって、上記の吐出口、インク液路、
及び共通液室が構成される。基板201の後方には、電
気熱変換体を記録信号に基づいて駆動するための駆動回
路がプリント基板202の形態で設けられている。
【0039】また、基板201及びプリント基板202
は、図2(a)(b)に示されているように、アルミプ
レート203に固定されている。インクカートリッジ1
10及び111(図1参照)は、アルミプレート203
にほぼ沿うようにカートリッジガイド103(図1参
照)内に挿入され、そしてアルミプレート203に沿っ
て突き出たパイプ204、205、206、207に接
続される。
【0040】パイプ204はイエロ用、パイプ205は
マゼンタ用、パイプ206はシアン用、パイプ207は
ブラック用である。これらのパイプ204〜207は、
基板と直交する方向に延在するプラスチック部材(「デ
ィストリビュータ」とも称される)208から突き出て
おり、それぞれのパイプ204〜207は、プラスチッ
ク部材208内の流路を通して対応する吐出口グループ
(イエロ、マゼンタ、シアン、ブラック)の共通液室に
連通している。
【0041】図3は図1に示す記録装置の制御構成を示
すブロック図である。
【0042】図3において、1101はPC(パーソナ
ルコンピュータ)であり以下、ホスト機器(或いはホス
ト)として言及され記録装置に記録データを送信する。
1102はインタフェース(I/F部)でありホスト機
器からの記録データを受信する。1103はCPU、1
104はROM、1105はRAM、1106はEEP
ROMである。
【0043】また、1107はコントローラ(G.
A.)でありI/F部の制御、CRモータの制御、LF
モータの制御、記録媒体センサ(不図示)の制御、記録
ヘッドの駆動制御を行うカスタムIC(ゲートアレー)
で構成される。1108はCRモータの制御を行うCR
モータドライバ、1109はCRモータ、1110はL
Fモータの制御を行うLFモータドライバ、1111は
LFモータである。
【0044】さらに、1116は記録ヘッド102とキ
ャリッジ101を結ぶフレキシブルケーブルである。1
117はキャリッジ端子パッドであり記録ヘッド102
との電気的結合部を接点を形成する。1119は記録ヘ
ッド102の駆動部、1120は記録ヘッド102の発
熱素子である。
【0045】記録ヘッド102はそれを搭載したキャリ
ッジ101がCRモータ1109にて走査され、記録デ
ータに従ってインクを記録媒体に吐出することによって
記録を行なう。
【0046】図4はインク供給装置交換確認メッセージ
の例を示す図である。
【0047】このメッセージは、詳しくは後述するが、
記録装置がユーザによってインク供給装置が交換された
可能性があると判断してその旨をホスト装置に通知する
と、ホスト装置はその通知に応答して表示画面に表示さ
れるものである。そのメッセージが表示されると、ユー
ザはインク供給装置を交換したことをホスト装置110
1にマンマシンインタフェースを用いて通知することが
できる。
【0048】この表示メッセージに従って、ユーザは交
換したインク供給装置を選択して指定する。
【0049】即ち、カラーインク供給装置を交換した場
合は「カラーインク供給装置」を選択、ブラックインク
供給装置を交換した場合は「ブラックインク供給装置」
を選択、カラーインク供給装置とブラックインク供給装
置の両方を交換した場合は「カラーインク供給装置」と
「ブラックインク供給装置」の両方を選択する。
【0050】選択が終了したら「OK」を選択してイン
ク供給装置の交換確認を終了する。
【0051】図5はインク供給装置交換確認メッセージ
の別の例を示す図である。
【0052】このメッセージも図4に関連して説明した
のと同様の理由で表示される。従って、このメッセージ
が表示されるとユーザがインク供給装置を交換したこと
をホスト装置1101にマンマシンインタフェースを用
いて通知することができる。
【0053】この表示メッセージに従って、ユーザは交
換したインク供給装置に関して以下のような指示をホス
トに入力する。
【0054】即ち、カラーインク供給装置を交換した場
合は「カラーインク供給装置」を選択、ブラックインク
供給装置を交換した場合は「ブラックインク供給装置」
を選択、カラーインク供給装置とブラックインク供給装
置の両方を交換した場合は「カラーインク供給装置」と
「ブラックインク供給装置」の両方を選択することに加
え、交換したインク供給装置のインク量を入力する。新
品のインクタンク供給装置に交換した場合は100%
(デフォルト)、使いかけのインクタンク供給装置に交
換した場合は1〜99%の任意の値を入力する。選択お
よび入力が終了したら「OK」を選択してインク供給装
置の交換確認を終了する。
【0055】図6は本発明の第1実施形態に従う記録装
置の動作を示すフローチャートである。
【0056】まず、ステップS3101ではEERPO
M1106からインク消費量(インク消費量情報)を読
み出し、次にステップS3102ではホスト装置110
1との通信準備をする。そして、ステップS3111で
はホスト装置1101と通信を行ない、ステップS31
12においてホスト装置1101から受信したデータが
記録データであるかを否かを調べる。
【0057】ここで、受信データが記録データであると
判断された場合、処理はステップS3113に進み記録
データを記録媒体に記録する。次に、ステップS311
4ではその記録データを用いて記録を行なうのに消費し
たインク量をEEPROM1106から読み出したイン
ク消費量に加算する。この加算された量が現在のインク
消費量(XCRNT)となる。その後、処理はステップS3
111に戻る。
【0058】これに対して、ステップS3112におい
て受信データが記録データでないと判断された場合、処
理はステップS3115に進み記録データに基づく記録
以外(例えば、予備吐出や吸引回復など)でインクを消
費したか否かを調べる。ここで、記録データの記録以外
でインクを消費したと判断された場合、処理はステップ
S3116に進み記録データの記録以外で消費したイン
ク量をEEPROM1106から読み出したインク消費
量に加算する。この加算された量が現在のインク消費量
(XCRNT)となる。その後、処理はステップS3111
に戻る。
【0059】これに対して、ステップS3115の判定
において記録データの記録以外でインクを消費していな
いと判断された場合、処理はステップS3117に進み
インク消費量情報の更新データ(例えば、図4、5に示
した選択入力処理で交換されたインクタンクのインク量
が更新されるときなどに発生するデータ)であるか否か
を判定する。ここで、受信データがインク消費量情報の
更新データ(これを(XUPDT)とする)であると判断さ
れた場合、処理はステップS3118に進み、ホスト装
置1101から通知されたインク供給装置交換情報によ
って示されるインク消費量情報の更新データ(XUPDT
に、現在のインク消費量情報(XCRNT)からインク供給
装置を交換したことを検知した時のインク消費量情報
(XCHG)を引いて得られた差(XCRNT−XCHG)をイン
ク消費量情報の更新データに加えた値でインク消費量情
報を変更する。その後、処理はステップS3111に戻
る。
【0060】これにより、インク供給装置が交換されて
からインク消費量情報の更新データが受信されるまでに
消費されたインク量が考慮されることになる。
【0061】これに対して、ステップS3117の判定
においてインク消費量情報の更新データでないと判断さ
れた場合、処理はステップS3119に進みインク消費
量情報の要求か否かを調べる。ここで、受信データがイ
ンク消費量情報の要求であると判断された場合、処理は
ステップS3120に進みホスト装置1101にEEP
ROM1106から読み出したインク消費量情報を通知
する。その後、処理はステップS3111に戻る。
【0062】これに対して、ステップS3119の判定
において受信データがインク消費量情報の要求でないと
判断された場合、処理はステップS3121に進みイン
ク供給装置が交換可能位置に移動してから所定時間経過
したか否かを調べる。ここで、インク供給装置が交換可
能位置に移動してから所定時間経過したと判断された場
合、処理はステップS3121aに進み、現在のインク
消費量情報をEEPROM1106に記憶し(このとき
に記憶されるインク量情報をXCHGとする)、さらにス
テップS3122においてホスト装置1101にインク
供給装置が交換された可能性があることを通知する。そ
の後、処理はステップS3111に戻る。
【0063】これに対して、ステップS3121の判定
においてインク供給装置が交換可能位置に移動してから
所定時間経過していないと判断された場合、処理はステ
ップS3130に進み、受信データが記録装置の終了処
理指示を示すか否かを調べる。ここで、記録装置の終了
処理指示であると判断された場合、処理はステップS3
131に進みホスト装置との通信を終了する。これに対
して、記録装置の終了処理でないと判断された場合、処
理はステップS3111に戻る。
【0064】最後にステップS3132において、その
時点におけるインク消費量情報をEEPROM1106
に記憶し、記録装置の処理を終了する。
【0065】次に、ホスト装置側の動作を説明する。
【0066】図7は本発明の第1実施形態に従うホスト
装置の動作を示すフローチャートである。
【0067】まず、ステップS3201において記録装
置との通信準備をし、次のステップS3211では記録
装置と通信を行なう。
【0068】さらにステップS3212において、記録
装置に対する通信内容がインク消費量情報の要求かを否
かを調べる。ここで、その通信内容がインク消費量情報
の要求である場合、処理はステップS3213に進み記
録装置にインク消費量情報を要求する。その後、処理は
ステップS3211に戻る。
【0069】これに対して、ステップS3212の判定
においてその通信内容がインク消費量情報の要求でない
と判断された場合、処理はステップS3214に進みホ
スト装置での処理内容がインク消費量情報の表示かを否
かを調べる。ここで、その処理内容がインク消費量情報
の表示である場合、処理はステップS3215に進みイ
ンク消費量情報をホスト装置の表示装置(例えば、CR
T、LCD、PDP、FEDなど)表示する。このとき
の表示は図6のステップS3120によって記録装置か
ら通知されたインク消費量情報に基づく。その後、ステ
ップS3211に戻る。
【0070】これに対して、ステップS3214の判定
において処理内容がインク消費量情報の表示でないと判
断された場合、処理はステップS3216に進み記録装
置からのインク供給装置が交換された可能性があること
の通知があったか否かを調べる。これは、図6のステッ
プS3122の処理によって記録装置からの通知があっ
たかどうかを調べることによりなされる。ここで、記録
装置からのインク供給装置が交換された可能性があるこ
との通知であったと判断された場合、処理はステップS
3218に進み、例えば、図4或いは図5に示すような
インク供給装置交換確認メッセージを表示する。
【0071】その後、処理はユーザ応答待ちとなり、ス
テップS3219において表示されたインク供給装置交
換確認メッセージに従ってユーザが応答する。さらにス
テップS3220ではユーザが応答した内容からインク
消費量情報を生成して記録装置に交換されたインク供給
装置のインク消費量情報を通知する。例えば、その応答
が図4に示すメッセージに対するものであれば、インク
消費量情報は100%(或いは前もって定義されたディ
フォルト値)であるし、その応答が図5に示すメッセー
ジに対するものであればユーザによって指定された%の
値がインク消費量情報となる。その後、処理はステップ
S3211に戻る。
【0072】これに対して、ステップS3216の判定
において記録装置からのインク供給装置が交換された可
能性があることの通知でないと判断された場合、処理は
ステップS3230に進み、ホスト装置の終了処理指示
があったか否かを調べる。ここで、ホスト装置の終了処
理指示があったと判断された場合、処理はステップS3
231に進み記録装置との通信を終了し、ホスト装置の
処理を終了する。これに対して、ホスト装置の終了処理
がないと判断された場合、処理はステップS3211に
戻る。
【0073】従って以上説明した実施形態に従えば、ユ
ーザがインク供給装置を交換したことを記録装置が検知
してホスト装置にインク供給装置を交換したことを通知
する一方、ホスト装置がインク供給装置交換確認メッセ
ージを表示することによってユーザが正しいインク供給
装置交換情報を入力するよう促し、ユーザが入力したイ
ンク供給装置交換情報をホスト装置から記録装置に通知
することによって、記録装置が保持するインク消費量情
報を最適なものに変更できる。
【0074】また、インク消費量情報を記録装置の記憶
媒体(例えば、EEPROM)に記憶しておき、ホスト
装置から通知された情報によってインク消費量情報を変
更する場合に、現在のインク消費量情報からインク供給
装置を交換したことを検知した時のインク消費量情報を
引いてインク消費量情報を変更することによって、ユー
ザがインク供給装置を交換した時から実際にインク消費
量値を変更する時までの間に消費されたインク消費量を
考慮してインク消費量情報を正確に変更することができ
る。
【0075】さらに、ユーザが例えば、図5に表示され
たメッセージに応答して交換したインク供給装置のイン
ク量の最適な値を入力することによって、インク供給装
置を交換した場合に想定してあるインク量と違っていて
もインク残量が狂うことなく最適なインク残量管理を行
うことができる。
【0076】<第2実施形態(図8〜図11)>ここで
は、図1〜図3を参照して説明したインクジェット記録
装置及び記録ヘッドを用いて実行する別の記録動作につ
いて説明する。
【0077】図8はこの実施形態に従うインク供給装置
交換確認メッセージの例を示す図である。
【0078】記録装置がユーザがインク供給装置を交換
した可能性が高いと判断してホスト装置にその旨を通知
すると、ホスト装置はその通知に応答して図8に示すよ
うなインク供給装置交換確認メッセージを表示画面に表
示する。
【0079】このメッセージが表示されると、ユーザは
交換したインク供給装置を選択して入力する。
【0080】即ち、カラーインク供給装置を交換した場
合は「カラーインク供給装置」を選択、ブラックインク
供給装置を交換した場合は「ブラックインク供給装置」
を選択、カラーインク供給装置とブラックインク供給装
置の両方を交換した場合は「カラーインク供給装置」と
「ブラックインク供給装置」の両方を選択、どちらのイ
ンク供給装置も交換していない場合は「交換なし」を選
択する。選択が終了したら「OK」を選択してインク供
給装置の交換確認を終了する。
【0081】図9はこの実施形態に従うインク供給装置
交換確認メッセージの別の例を示す図である。
【0082】このメッセージも図8に関連して説明した
のと同様の理由で表示される。従って、このメッセージ
が表示されるとユーザがインク供給装置を交換したこと
をホスト装置1101にマンマシンインタフェースを用
いて通知することができる。
【0083】この表示メッセージに従って、ユーザは交
換したインク供給装置に関して以下のような指示をホス
トに入力する。
【0084】ユーザは交換したインク供給装置を選択す
る。
【0085】即ち、カラーインク供給装置を交換した場
合は「カラーインク供給装置」を選択、ブラックインク
供給装置を交換した場合は「ブラックインク供給装置」
を選択、カラーインク供給装置とブラックインク供給装
置の両方を交換した場合は「カラーインク供給装置」と
「ブラックインク供給装置」の両方を選択、どちらのイ
ンク供給装置も交換していない場合は「交換なし」を選
択する。
【0086】また、図9のメッセージが表示された場合
には、交換したインク供給装置のインク量を入力するこ
とができる。新品のインクタンク供給装置に交換した場
合は100%(デフォルト)、使いかけのインクタンク
供給装置に交換した場合は1〜99%の任意の値を入力
する。
【0087】選択および入力が終了したら「OK」を選
択してインク供給装置の交換確認を終了する。
【0088】次に、図8或いは図9のメッセージが表示
される場合の記録装置とホスト装置の動作について説明
する。
【0089】図10は本発明の第2実施形態に従う記録
装置の動作を示すフローチャートである。なお、図10
において、既に説明したのと同じ処理ステップには同じ
ステップ参照番号を付し、その説明は繰り返さない。こ
こでは、この実施形態に特有の処理ステップについての
み説明する。
【0090】第2実施形態の処理は図6フローチャート
を参照して説明した第1実施形態の処理にステップS3
117aの処理が付け加えられたものである。
【0091】上述したステップS3101〜S310
2、及びS3111〜S3116、S3117の処理に
より、特に、ステップS3117において受信データが
インク消費量情報の更新データであると判断された場
合、処理はステップS3117aに進みインク消費量情
報の更新データの内容がインク供給装置を交換していな
いことを示すものであるかどうかをさらに調べる。ここ
で、そのデータの内容がインク供給装置を交換していな
いことを示す場合、処理はインク消費量情報を更新しな
いで、そのままステップS3111に戻る。
【0092】これに対して、そのデータの内容がインク
供給装置を交換していることを示す場合、処理はステッ
プS3118に進む。
【0093】その後の処理は前述した通りである。
【0094】次にホスト装置側の処理を説明する。
【0095】図11は本発明の第2実施形態に従うホス
ト装置の動作を示すフローチャートである。なお、図1
1において、既に説明したのと同じ処理ステップには同
じステップ参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
ここでは、この実施形態に特有の処理ステップについて
のみ説明する。
【0096】上述したステップS3201、S3211
〜S3216の処理により、特に、ステップS3216
において、記録装置との通信内容が記録装置からのイン
ク供給装置が交換された可能性があることの通知である
と判断された場合、処理はステップS3218aに進
み、図8或いは図9に示すようなインク供給装置を交換
していないことを確認できるインク供給装置交換確認メ
ッセージを表示する。
【0097】その後、処理はユーザ応答待ちとなり、ス
テップS3219aにおいて、図8或いは図9に示すよ
うな表示されたインク供給装置交換確認メッセージに従
ってユーザが応答する。ここで、ユーザがインク供給装
置を交換していないことを確認するなら、図8或いは図
9に示す選択指示画面において“交換なし”を選択して
入力する。さらに、ステップS3220aでは、ユーザ
が応答した内容からインク消費量情報を生成して記録装
置に交換されたインク供給装置のインク消費量情報を通
知する。例えば、その応答が図4に示すメッセージに対
するものであれば、インク消費量情報は100%(或い
は前もって定義されたディフォルト値)であるし、その
応答が図5に示すメッセージに対するものであればユー
ザによって指定された%の値がインク消費量情報とな
る。また、“交換なし”が選択された場合には、記録装
置に元々保持されているインク消費量情報がその情報と
なる。この場合、データ更新がない旨を通知することも
できる。その後、処理はステップS3211に戻る。
【0098】その後の処理は前述した通りである。
【0099】従って以上説明した実施形態に従えば、第
1実施形態によって得られる効果に加えて図8或いは図
9に示したインク供給装置交換確認メッセージに従って
ユーザが応答する場合に、インク供給装置を交換してい
ないと応答することもできるので、ユーザが記録装置を
誤って動作させ、例えば、インク供給装置が交換可能位
置に移動させて所定時間が経過してしまい、記録装置が
インク供給装置の交換がなされた可能性があると判断し
ても、実際には交換がなされていない場合などにも対応
して正しい処置を行なうことができる。
【0100】<第3実施形態(図12)>ここでは、図
1〜図3を参照して説明したインクジェット記録装置及
び記録ヘッドを用いて実行する別の記録動作について説
明する。
【0101】また、この実施形態において用いるインク
供給装置交換確認メッセージは、既に、図4と図5で説
明したのと同じでメッセージある。
【0102】図12は本発明の第3実施形態に従う記録
装置の動作を示すフローチャートである。なお、図12
においても、既に説明したのと同じ処理ステップには同
じステップ参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
ここでは、この実施形態に特有の処理ステップについて
のみ説明する。また、ホスト装置側の動作は既に第1実
施形態で図7を参照して説明したものと同じなのでその
説明は省略する。
【0103】上述したステップS3101〜S310
2、及びS3111〜S3114の処理の後、さらにス
テップS3114aにおいてインク供給装置を交換した
ことを検知しているか否かを調べる。ここで、インク供
給装置を交換したことを検知している場合(これは後述
するステップS3121bの処理によって検知され
る)、処理はステップS3114bに進み記録データを
記録するのに消費したインク量をインク供給装置を交換
したことを検知した時からのインク消費情報に加算す
る。その後、処理はステップS3111に戻る。これに
対して、インク供給装置を交換したことを検知していな
い場合、処理はそのままステップS3111に戻る。
【0104】また、ステップS3115〜S3116の
後、さらにステップS3116aにおいてインク供給装
置を交換したことを検知しているか否かを調べる。ここ
で、インク供給装置を交換したことを検知している場合
(これは後述するステップS3121bの処理によって
検知される)、処理はステップS3116bに進み記録
データの記録以外で消費したインク量をインク供給装置
を交換したことを検知した時からのインク消費情報に加
算する。その後、処理はステップS3111に戻る。こ
れに対して、インク供給装置を交換したことを検知して
いない場合、処理はそのままステップS3111に戻
る。
【0105】さらに、ステップS3117〜S3120
の後、ステップS3121においてインク供給装置が交
換可能位置に移動してから所定時間経過したと判断され
た場合、処理はステップS3121bに進みインク供給
装置を交換したことを検知した時からのインク消費情報
の加算を開始するためにインク供給装置を交換したこと
を検知した状態にする。
【0106】その後の処理は前述した通りである。
【0107】従って以上説明した実施形態に従えば、第
1実施形態によって得られる効果に加えて、常にインク
を消費したときに更新するインク消費量情報とインク供
給装置の交換を検知した時から更新するインク消費量情
報との2つの情報を用いてインク消費を管理するので、
例えば、インク供給装置を交換したことを検知した時か
らのインク消費量情報を使用してインク消費量情報を変
更することによって、ユーザがインク供給装置を交換し
た時から実際に記録装置の管理するインク消費量を変更
する時までの間に消費されたインク消費量を考慮してイ
ンク消費量情報を正確に変更することができる。
【0108】<第4実施形態(図13)>ここでは、図
1〜図3を参照して説明したインクジェット記録装置及
び記録ヘッドを用いて実行する別の記録動作について説
明する。
【0109】また、この実施形態において用いるインク
供給装置交換確認メッセージは、既に、図4と図5で説
明したのと同じでメッセージある。
【0110】図13は本発明の第4実施形態に従う記録
装置の動作を示すフローチャートである。なお、図13
においても、既に説明したのと同じ処理ステップには同
じステップ参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
ここでは、この実施形態に特有の処理ステップについて
のみ説明する。また、ホスト装置側の動作は既に第1実
施形態で図7を参照して説明したものと同じなのでその
説明は省略する。
【0111】第4実施形態の処理は図12のフローチャ
ートを参照して説明した第3実施形態の処理にステップ
S3117aの処理が付け加えられたものである。
【0112】上述したステップS3101〜S310
2、及びS3111〜S3114、S3114a、S3
114b、S3115、S3116、S3116a、S
3116b、S3117の処理により、特に、ステップ
S3117において受信データがインク消費量情報の更
新データであると判断された場合、処理はステップS3
117aに進みインク消費量情報の更新データの内容が
インク供給装置を交換していないことを示しているかど
うかをさらに調べる。ここで、そのデータの内容がイン
ク供給装置を交換していないことを示す場合、処理はイ
ンク消費量情報を更新しないで、そのままステップS3
111に戻る。
【0113】これに対して、そのデータの内容がインク
供給装置を交換していることを示す場合、処理はステッ
プS3118に進む。
【0114】その後の処理は前述した通りである。
【0115】従って以上説明した実施形態に従えば、第
2実施形態によって得られる効果に加えて図8或いは図
9に示したインク供給装置交換確認メッセージに従って
ユーザが応答する場合に、インク供給装置を交換してい
ないと応答することもできるので、ユーザが記録装置を
誤って動作させ、例えば、インク供給装置が交換可能位
置に移動させて所定時間が経過してしまい、記録装置が
インク供給装置の交換がなされた可能性があると判断し
ても、実際には交換がなされていない場合などにも対応
して正しい処置を行なうことができる。
【0116】<第5実施形態(図14)>ここでは、図
1〜図3を参照して説明したインクジェット記録装置及
び記録ヘッドを用いて実行する別の記録動作について説
明する。
【0117】また、この実施形態において用いるインク
供給装置交換確認メッセージは、既に、図4と図5で説
明したのと同じでメッセージある。
【0118】図14は本発明の第5実施形態に従う記録
装置の動作を示すフローチャートである。なお、図14
においても、既に説明したのと同じ処理ステップには同
じステップ参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
ここでは、この実施形態に特有の処理ステップについて
のみ説明する。また、ホスト装置側の動作は既に第1実
施形態で図7を参照して説明したものと同じなのでその
説明は省略する。
【0119】第5実施形態の処理は図6に示したフロー
チャートを参照して説明した第1実施形態の処理にステ
ップS3118がステップS3118′によって置換さ
れたものである。
【0120】ステップS3118′では、ホスト装置か
ら受信したインク消費量情報によってEEPROM11
06に格納されているインク消費量情報を更新する。
【0121】その後の処理は前述した通りである。
【0122】従って以上説明した実施形態に従えば、ユ
ーザがインク供給装置を交換したことを記録装置が検知
してホスト装置にインク供給装置を交換したことを通知
する一方、ホスト装置がインク供給装置交換確認メッセ
ージを表示することによってユーザが正しいインク供給
装置交換情報を入力するよう促し、ユーザが入力したイ
ンク供給装置交換情報をホスト装置から記録装置が取得
し、その取得データによってインク消費量情報を最新の
ものに更新できる。
【0123】<第6実施形態(図15)>ここでは、図
1〜図3を参照して説明したインクジェット記録装置及
び記録ヘッドを用いて実行する別の記録動作について説
明する。
【0124】また、この実施形態において用いるインク
供給装置交換確認メッセージは、既に、図4と図5で説
明したのと同じでメッセージある。
【0125】図15は本発明の第6実施形態に従う記録
装置の動作を示すフローチャートである。なお、図15
においても、既に説明したのと同じ処理ステップには同
じステップ参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
ここでは、この実施形態に特有の処理ステップについて
のみ説明する。また、ホスト装置側の動作は既に第1実
施形態で図7を参照して説明したものと同じなのでその
説明は省略する。
【0126】第6実施形態の処理は図14に示したフロ
ーチャートを参照して説明した第5実施形態の処理にス
テップS3123とS3124の処理が付け加えられた
ものである。
【0127】上述したステップS3101〜S310
2、S3111〜S3117、S3118′、及びS3
119〜S3121の処理により、特に、ステップS3
121においてインク供給装置が交換可能位置に移動し
てから所定時間が経過していないと判断された場合、処
理はステップS3123に進み受信データがインク供給
装置を交換したと判定する閾値として用いられる所定時
間の変更指示或いはその変更データであるかどうかを調
べる。ここで、その所定時間の変更指示或いはその変更
データであると判断された場合、処理はステップS31
24に進み、受信データに従ってその閾値の変更を行な
う。その後、処理はステップS3111に戻る。
【0128】これに対して、その受信データの内容がそ
の所定時間の変更指示或いはその変更データではないと
判断された場合、処理はステップS3111に戻る。
【0129】その後の処理は前述した通りである。
【0130】なお、上述した所定時間の変更処理はホス
ト装置から指示に基いて、記録装置内部に設定されてい
る値だけインクリメントしたり或いはデクリメントした
りして変更しても良いし、或いはホスト装置から変更指
示とその変更データを受信して変更しても良い。
【0131】従って以上説明した実施形態に従えば、ホ
スト装置からの指示によって、インク供給装置を交換し
たと判定する閾値を適切に変更することができる。
【0132】<第7実施形態(図16)>ここでは、図
1〜図3を参照して説明したインクジェット記録装置及
び記録ヘッドを用いて実行する別の記録動作について説
明する。
【0133】また、この実施形態において用いるインク
供給装置交換確認メッセージは、既に、図4と図5で説
明したのと同じでメッセージある。
【0134】図16は本発明の第7実施形態に従う記録
装置の動作を示すフローチャートである。なお、図16
においても、既に説明したのと同じ処理ステップには同
じステップ参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
ここでは、この実施形態に特有の処理ステップについて
のみ説明する。また、ホスト装置側の動作は既に第1実
施形態で図7を参照して説明したものと同じなのでその
説明は省略する。
【0135】第7実施形態の処理は図6に示したフロー
チャートを参照して説明した第1実施形態の処理からス
テップS3117とステップS3118とを省略し、ス
テップS3122の処理をステップS3122aで置換
したものである。
【0136】ステップS3122aでは、ステップS3
121において、インク供給装置が交換可能な位置に移
動してから所定時間が経過したと判断された場合に、イ
ンク供給装置が交換されたと判断してインク消費量情報
を所定のインク量になるように変更する。
【0137】その他の処理は図6に示した処理と同じで
ある。
【0138】従って以上説明した実施形態に従えば、ユ
ーザによるインク供給装置交換に伴う誤り操作がないと
考えられる場合には、第1実施形態や第5実施形態の処
理と比較して、より簡単な処理でインク残量の管理を行
なうことができる。
【0139】<第8実施形態(図17)>ここでは、図
1〜図3を参照して説明したインクジェット記録装置及
び記録ヘッドを用いて実行する別の記録動作について説
明する。
【0140】また、この実施形態において用いるインク
供給装置交換確認メッセージは、既に、図4と図5で説
明したのと同じでメッセージある。
【0141】図17は本発明の第8実施形態に従う記録
装置の動作を示すフローチャートである。なお、図17
においても、既に説明したのと同じ処理ステップには同
じステップ参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
ここでは、この実施形態に特有の処理ステップについて
のみ説明する。また、ホスト装置側の動作は既に第1実
施形態で図7を参照して説明したものと同じなのでその
説明は省略する。
【0142】第8実施形態の処理は図16に示したフロ
ーチャートを参照して説明した第7実施形態の処理に対
して、第6実施形態において説明したステップS312
3とS3124の加えたものである。
【0143】ステップS3123〜ステップS3124
は既に説明したとおりであるので、その説明は省略す
る。
【0144】その他の処理は図16に示した処理と同じ
である。
【0145】従って以上説明した実施形態に従えば、ユ
ーザによるインク供給装置交換に伴う誤り操作がないと
考えられる場合には、第1実施形態や第5実施形態の処
理と比較して、より簡単な処理でインク残量の管理を行
なうことができることに加え、ホスト装置からの指示に
よって、インク供給装置を交換したと判定する閾値をよ
り適切に設定することが可能になる。
【0146】<第9実施形態(図18〜図20)>図1
8は本発明の第9実施形態に従うインクジェット記録装
置の全体構成を示す斜視図である。
【0147】図18において、図1と共通の構成要素に
は同じ参照番号を付し、その説明は繰り返さない。ここ
では、この実施形態に特有の構成についてのみ説明す
る。
【0148】この記録装置には図18に示すように、カ
ラーインク供給装置310が装着されているか否かを識
別できるカラーインク供給装置センサ312と、ブラッ
クインク供給装置311が装着されているか否かを識別
できるブラックインク供給装置センサ313とが備えら
れている。
【0149】なお、この装置に搭載される記録ヘッドは
図2で説明したものと同じものである。
【0150】図19は図18に示すインクジェット記録
装置の制御構成を示すブロック図である。なお、図19
において、図3と共通の構成要素には同じ参照番号を付
し、その説明は繰り返さない。
【0151】図19において、1212はカラーインク
供給装置の装着/非装着を識別するカラーインク供給装
置センサ、1213はカラーインク供給装置、1214
はブラックインク供給装置の装着/非装着を識別するブ
ラックインク供給装置センサ、1215はブラックイン
ク供給装置である。
【0152】また、この実施形態において用いるインク
供給装置交換確認メッセージは、既に、図4と図5で説
明したのと同じでメッセージある。
【0153】図20は本発明の第9実施形態に従う記録
装置の動作を示すフローチャートである。なお、図20
においても、既に説明したのと同じ処理ステップには同
じステップ参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
ここでは、この実施形態に特有の処理ステップについて
のみ説明する。また、ホスト装置側の動作は既に第1実
施形態で図7を参照して説明したものと同じなのでその
説明は省略する。
【0154】上述したステップS3101〜S310
2、及びS3111〜S3120の処理により、特に、
ステップS3119においてインク消費量情報の要求で
ないと判断された場合、処理はステップS3121′に
進み、インク供給装置を脱着した否かを調べる。
【0155】ここで、インク供給装置を脱着したと判断
された場合、処理は前述したステップS3121aに進
むが、インク供給装置を脱着していないと判断された場
合、処理は前述したステップS3130に進む。
【0156】その後の処理は前述した通りである。
【0157】従って以上説明した実施形態に従えば、記
録装置に備えられたカラーインク供給装置センサとブラ
ックインク供給装置センサからのセンサ出力に従って、
インク供給装置の脱着を判別し、その判別結果に従って
ホスト装置にインク供給装置が交換された可能性のある
ことを通知するすることができる。
【0158】<第10実施形態(図21)>ここでは、
図18と図19とを参照して説明したインクジェット記
録装置と図2で説明した記録ヘッドとを用いて実行する
別の記録動作について説明する。
【0159】また、この実施形態において用いるインク
供給装置交換確認メッセージは、既に、図8と図9で説
明したのと同じでメッセージある。
【0160】図21は本発明の第10実施形態に従う記
録装置の動作を示すフローチャートである。なお、図2
1においても、既に説明したのと同じ処理ステップには
同じステップ参照番号を付し、その説明は繰り返さな
い。ここでは、この実施形態に特有の処理ステップにつ
いてのみ説明する。また、ホスト装置側の動作は既に第
2実施形態で図11を参照して説明したものと同じなの
でその説明は省略する。
【0161】上述したステップS3101〜S310
2、及びS3111〜S3117の処理により、特に、
ステップS3117において受信データがインク消費量
情報の更新データであると判断された場合、処理はステ
ップS3117aに進みインク消費量情報の更新データ
の内容がインク供給装置の交換を示しているかどうかを
さらに調べる。ここで、そのデータの内容がインク供給
装置を交換していないことを示す場合、処理はインク消
費量情報を更新しないで、そのままステップS3111
に戻る。
【0162】これに対して、そのデータの内容がインク
供給装置を交換していることを示す場合、処理はステッ
プS3118に進む。
【0163】その後の処理は前述した通りである。
【0164】従って以上説明した実施形態に従えば、第
9実施形態によって得られる効果に加えて、図8或いは
図9に示したインク供給装置交換確認メッセージに従っ
てユーザがインク供給装置を交換していないと応答する
こともできるので、その応答に従ってインク供給装置の
交換の有無を判断することができる。これにより、ユー
ザが記録装置を誤って動作させ、例えば、インク供給装
置を取り外した後に、これを再び装着したような場合な
どにも対応して正しい処置を行なうことができる。
【0165】<第11実施形態(図22)>ここでは、
図18と図19とを参照して説明したインクジェット記
録装置と図2で説明した記録ヘッドとを用いて実行する
別の記録動作について説明する。
【0166】また、この実施形態において用いるインク
供給装置交換確認メッセージは、既に、図4と図5で説
明したのと同じでメッセージある。
【0167】図22は本発明の第11実施形態に従う記
録装置の動作を示すフローチャートである。なお、図2
2においても、既に説明したのと同じ処理ステップには
同じステップ参照番号を付し、その説明は繰り返さな
い。ここでは、この実施形態に特有の処理ステップにつ
いてのみ説明する。また、ホスト装置側の動作は既に第
1実施形態で図7を参照して説明したものと同じなので
その説明は省略する。
【0168】上述したステップS3101〜S310
2、及びS3111〜S3114の処理の後、さらにス
テップS3114aにおいてインク供給装置を交換した
ことを検知しているか否かを調べる。ここで、インク供
給装置を交換したことを検知している場合、処理はステ
ップS3114bに進み記録データを記録するのに消費
したインク量をインク供給装置を交換したことを検知し
た時からのインク消費情報に加算する。その後、処理は
ステップS3111に戻る。これに対して、インク供給
装置を交換したことを検知していない場合、処理はその
ままステップS3111に戻る。
【0169】また、ステップS3115〜S3116の
後、さらにステップS3116aにおいてインク供給装
置を交換したことを検知しているか否かを調べる。ここ
で、インク供給装置を交換したことを検知している場
合、処理はステップS3116bに進み記録データの記
録以外で消費したインク量をインク供給装置を交換した
ことを検知した時からのインク消費情報に加算する。そ
の後、処理はステップS3111に戻る。これに対し
て、インク供給装置を交換したことを検知していない場
合、処理はそのままステップS3111に戻る。
【0170】さらに、ステップS3117〜S3120
の後、ステップS3121′においてインク供給装置を
脱着したと判断された場合、処理はステップS3121
bに進みインク供給装置を交換したことを検知した時か
らのインク消費情報の加算を開始するためにインク供給
装置を交換したことを検知した状態にする。
【0171】その後の処理は前述した通りである。
【0172】従って以上説明した実施形態に従えば、第
9実施形態によって得られる効果に加えて、常にインク
を消費したときに更新するインク消費量情報とインク供
給装置の交換を検知した時から更新するインク消費量情
報との2つの情報を用いてインク消費を管理するので、
例えば、インク供給装置の交換を判別した時からのイン
ク消費量情報を使用してインク消費量情報を変更するこ
とによって、ユーザがインク供給装置を交換した時から
実際に記録装置の管理するインク消費量を変更する時ま
での間に消費されたインク消費量を考慮してインク消費
量情報を正確に変更することができる。
【0173】<第12実施形態(図23)>ここでは、
図18と図19とを参照して説明したインクジェット記
録装置と図2で説明した記録ヘッドとを用いて実行する
別の記録動作について説明する。
【0174】また、この実施形態において用いるインク
供給装置交換確認メッセージは、既に、図8と図9で説
明したのと同じでメッセージある。
【0175】図23は本発明の第12実施形態に従う記
録装置の動作を示すフローチャートである。なお、図2
3においても、既に説明したのと同じ処理ステップには
同じステップ参照番号を付し、その説明は繰り返さな
い。ここでは、この実施形態に特有の処理ステップにつ
いてのみ説明する。また、ホスト装置側の動作は既に第
2実施形態で図11を参照して説明したものと同じなの
でその説明は省略する。
【0176】第12実施形態の処理は図22のフローチ
ャートを参照して説明した第11実施形態の処理にステ
ップS3117aの処理が付け加えられたものである。
【0177】上述したステップS3101〜S310
2、及びS3111〜S3114、S3114a、S3
114b、S3115、S3116、S3116a、S
3116b、S3117の処理により、特に、ステップ
S3117においてインク消費量情報の更新データであ
ると判断された場合、処理はステップS3117aに進
みインク消費量情報の更新データの内容がインク供給装
置の交換を示しているかどうかをさらに調べる。ここ
で、そのデータの内容がインク供給装置を交換していな
いことを示す場合、処理はインク消費量情報を更新しな
いで、そのままステップS3111に戻る。
【0178】これに対して、そのデータの内容がインク
供給装置を交換していることを示す場合、処理はステッ
プS3118に進む。
【0179】その後の処理は前述した通りである。
【0180】従って以上説明した実施形態に従えば、第
11実施形態によって得られる効果に加えて、図8或い
は図9に示したインク供給装置交換確認メッセージに従
ってユーザがインク供給装置を交換していないと応答す
ることもできるので、その応答に従ってインク供給装置
の交換の有無を判断することができる。これにより、ユ
ーザが記録装置を誤って動作させ、例えば、インク供給
装置を取り外した後に、これを再び装着したような場合
などにも対応して正しい処置を行なうことができる。
【0181】なお、以上の実施形態において、記録ヘッ
ドから吐出される液滴はインクであるとして説明し、さ
らにインクタンクに収容される液体はインクであるとし
て説明したが、その収容物はインクに限定されるもので
はない。例えば、記録画像の定着性や耐水性を高めた
り、その画像品質を高めたりするために記録媒体に対し
て吐出される処理液のようなものがインクタンクに収容
されていても良い。
【0182】以上の実施形態は、特にインクジェット記
録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用され
るエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例え
ば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギ
ーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いるこ
とにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
【0183】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0184】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0185】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
【0186】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0187】加えて、上記の実施形態で説明した記録ヘ
ッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリ
ッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着さ
れることで、装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッドを用いてもよい。
【0188】また、以上説明した記録装置の構成に、記
録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加する
ことは記録動作を一層安定にできるので好ましいもので
ある。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対して
のキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは
吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子
あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などが
ある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
備えることも安定した記録を行うために有効である。
【0189】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0190】以上説明した実施の形態においては、イン
クが液体であることを前提として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化も
しくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジ
ェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下
の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範
囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、
使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであれば
よい。
【0191】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0192】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。
【0193】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、イ
ンクタンクの交換を自動的に判別してホストに通知し、
その通知の結果として受信される新しいインク量情報
と、インクタンク交換の判別時点でのインク消費量と、
前記新しいインク量情報が受信された時点でのインク消
費量とに基いて、インク消費量情報を変更するので、ユ
ーザがインクタンクを交換した時から実際にインク消費
量の情報が変更される時までの間に消費されたインク消
費量を考慮され、簡単な構成で、より正確なインク消費
量の管理を実現することができるという効果がある。
【0194】また、表示メッセージに従った入力により
ユーザが簡単に最適なインク消費量情報を変更できると
いう利点もある。その結果、ユーザがインク消費量情報
を変更することを忘れることもない。さらに、表示メッ
セージに従って、インクタンク交換がなされていない旨
も応答することができるので、ユーザの誤操作にも対応
することができる。
【0195】さらに、交換したインクタンクの残存イン
ク量を考慮したインク消費量情報に変更することもでき
るので、新品ではなく使いかけのインクタンクを用いる
場合でも正確なインク消費量管理を行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施形態であるインクジェッ
ト記録装置の構成を示す斜視図である。
【図2】記録ヘッドの構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
【図3】図1に示す記録装置の制御構成を示すブロック
図である。
【図4】本発明の第1実施形態に従うインク供給装置交
換確認メッセージの例を示す図である。
【図5】本発明の第1実施形態に従うインク供給装置交
換確認メッセージの例を示す図である。
【図6】本発明の第1実施形態に従う記録装置の動作を
示すフローチャートである。
【図7】本発明の第1実施形態に従うホスト装置の動作
を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2実施形態に従うインク供給装置交
換確認メッセージの例を示す図である。
【図9】本発明の第2実施形態に従うインク供給装置交
換確認メッセージの例を示す図である。
【図10】本発明の第2実施形態に従う記録装置の動作
を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第2実施形態に従うホスト装置の動
作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第3実施形態に従う記録装置の動作
を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第4実施形態に従う記録装置の動作
を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第5実施形態に従う記録装置の動作
を示すフローチャートである。
【図15】本発明の第6実施形態に従う記録装置の動作
を示すフローチャートである。
【図16】本発明の第7実施形態に従う記録装置の動作
を示すフローチャートである。
【図17】本発明の第8実施形態に従う記録装置の動作
を示すフローチャートである。
【図18】本発明の別の実施形態であるインクジェット
記録装置の構成を示す斜視図である。
【図19】図18に示す記録装置の制御構成を示すブロ
ック図である。
【図20】本発明の第9実施形態に従う記録装置の動作
を示すフローチャートである。
【図21】本発明の第10実施形態に従う記録装置の動
作を示すフローチャートである。
【図22】本発明の第11実施形態に従う記録装置の動
作を示すフローチャートである。
【図23】本発明の第12実施形態に従う記録装置の動
作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 キャリッジ 102 記録ヘッド 103 カートリッジガイド 104 ガイド軸 105 ガイド軸 106 記録媒体 107 給紙ローラ 108 紙送りローラ 109 紙押さえ板 110 カラーインク供給装置 111 ブラックインク供給装置 201、202 基板 203 アルミプレート 204〜207 インクパイプ 208 プラスチック部材 209 イエロ吐出ノズルグループ 210 マゼンタ吐出ノズルグループ 211 シアン吐出ノズルグループ 212 ブラック吐出ノズルグループ 312 カラーインク供給装置センサ 313 ブラックインク供給装置センサ 1101 PC 1102 インタフェース 1103 CPU 1104 ROM 1105 RAM 1106 EEPROM 1107 コントローラ(G.A.) 1108 CRモータドライバ 1109 CRモータ 1110 LFモータドライバ 1111 LFモータ 1116 ヘッドフレキ 1117 キャリッジ端子パッド 1118 記録ヘッド 1119 記録ヘッドの駆動部 1120 記録ヘッドの発熱素子 1212 カラーインク供給装置センサ 1213 カラーインク供給装置 1214 ブラックインク供給装置センサ 1215 ブラックインク供給装置

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストから受信される記録データに基い
    て、交換可能なインクタンクから供給されるインクを記
    録ヘッドから吐出して記録媒体に記録を行なう記録装置
    であって、 インクの消費量情報を格納する記憶手段と、 前記インクの消費を計数する計数手段と、 前記計数手段によって計数されたインク消費量によって
    前記記憶手段に格納されたインクの消費量情報を更新す
    る更新手段と、 前記インクタンクの交換が発生したことを判別する判別
    手段と、 前記判別手段による判別時点におけるインクの消費量情
    報を第1の消費量情報として前記記憶手段に格納するよ
    う制御する記憶制御手段と、 前記判別手段による判別結果を前記ホストに通知する通
    知手段と、 前記通知手段による通知の結果として、前記ホストから
    前記インクタンクの交換により新たに交換されたインク
    タンクに格納されるインク量の情報を受信する受信手段
    と、 前記受信手段による受信時点における前記更新手段によ
    って更新されたインク消費量情報と、前記記憶手段に格
    納された前記第1の消費量情報と、前記受信手段によっ
    て受信されたインク量の情報とに基いて、前記更新手段
    によって得られているインク消費量情報を変更する変更
    手段とを有することを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記判別手段は、 前記インクタンクが交換可能な位置に移動した後の経過
    時間を測定する測定手段と、 前記測定手段によって測定された経過時間と所定の閾値
    とを比較する比較手段とを有し、 前記比較手段による比較結果に基いて前記インクタンク
    の交換が発生したことを判別することを特徴とする請求
    項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記閾値は変更可能であることを特徴と
    する請求項2に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記判別手段は、 前記インクタンクの脱着を検出するセンサを有し、 前記センサ出力に基いて、前記インクタンクの交換が発
    生したことを判別することを特徴とする請求項1に記載
    の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記ホストは、 前記通知手段によって通知された判別結果に基いて、イ
    ンクタンクの交換を確認するメッセージを表示画面に表
    示する表示手段と、 ユーザから前記インクタンクの交換の確認を受け付ける
    受付手段と、 前記インクタンクの交換の確認の受付に基いて、新たに
    交換されたインクタンクに格納されるインク量の情報を
    前記記録装置に送信する送信手段を有することを特徴と
    する請求項1に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記ホストは前記新たに交換されたイン
    クタンクに格納されるインク量を指定する指定手段をさ
    らに有することを特徴とする請求項5に記載の記録装
    置。
  7. 【請求項7】 前記表示手段は、前記インクタンクの交
    換がないことの確認を行なうメッセージを表示可能であ
    り、 前記受付手段は、前記インクタンクの交換がないことの
    確認を受付ることが可能であることを特徴とする請求項
    5に記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記受付手段により前記インクタンクの
    交換がないことの確認が受付けられ、前記受信手段を介
    して前記インクタンクの交換がないことが確認された場
    合には、前記変更手段によるインク消費量情報の変更を
    抑止する抑止手段をさらに有することを特徴とする請求
    項7に記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 前記計数手段は、 前記ホストからの記録データに基いた記録動作に関連し
    たインク消費を計数する第1計数手段と、 前記記録動作に関連しないインク消費を計数する第2計
    数手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の記
    録装置。
  10. 【請求項10】 前記判別手段による判別結果が得られ
    た時点で、インクタンクの交換がなされたとみなすみな
    し手段と、 前記みなし手段によって前記インクタンクの交換がなさ
    れた時点以降に前記第1或いは第2計数手段による計数
    から得られるインク消費を新たに交換されたインクタン
    クからのインク消費として累積する累積手段とをさらに
    有することを特徴とする請求項9に記載の記録装置。
  11. 【請求項11】 前記記録ヘッドは記録インクジェット
    ヘッドであり、 前記インクジェット記録ヘッドは熱エネルギーを利用し
    てインクを吐出するために、前記インクに付与する熱エ
    ネルギーを発生する電気熱変換素子を有することを特徴
    とする請求項1乃至10のいずれかに記載の記録装置。
  12. 【請求項12】 ホストから受信される記録データに基
    いて、交換可能なインクタンクから供給されるインクを
    記録ヘッドから吐出して記録媒体に記録を行なう記録装
    置であって、 インクの消費量情報を格納する記憶手段と、 前記インクの消費を計数する計数手段と、 前記計数手段によって計数されたインク消費量によって
    前記記憶手段に格納されたインクの消費量情報を更新す
    る更新手段と、 前記インクタンクの交換が発生した可能性があることを
    判別する判別手段と、 前記判別手段による判別結果を前記ホストに通知する通
    知手段と、 前記ホストから前記インクタンクの交換により新たに交
    換されたインクタンクに格納されるインク量の情報を受
    信する受信手段と、 前記受信手段によって受信されたインク量の情報に基い
    て、前記更新手段によって得られているインク消費量情
    報を変更する変更手段とを有することを特徴とする記録
    装置。
  13. 【請求項13】 ホストから受信される記録データに基
    いて、交換可能なインクタンクから供給されるインクを
    記録ヘッドから吐出して記録媒体に記録を行なう記録装
    置であって、 インクの消費量情報を格納する記憶手段と、 前記インクの消費を計数する計数手段と、 前記計数手段によって計数されたインク消費量によって
    前記記憶手段に格納されたインクの消費量情報を更新す
    る更新手段と、 前記インクタンクの交換が発生したことを判別する判別
    手段と、 前記判別手段による判別結果に基いて、所定のインクの
    消費量情報によって、前記更新手段によって得られてい
    るインク消費量情報を変更する変更手段とを有すること
    を特徴とする記録装置。
  14. 【請求項14】 ホストから受信される記録データに基
    いて、交換可能なインクタンクから供給されるインクを
    記録ヘッドから吐出して記録媒体に記録を行なう記録装
    置のインク消費量管理方法であって、 インクの消費量情報を記憶媒体に格納する記憶工程と、 前記インクの消費を計数する計数工程と、 前記計数工程において計数されたインク消費量によって
    前記記憶媒体に格納されたインクの消費量情報を更新す
    る更新工程と、 前記インクタンクの交換が発生したことを判別する判別
    工程と、 前記判別工程における判別時点におけるインクの消費量
    情報を第1の消費量情報として前記記憶媒体に格納する
    よう制御する記憶制御工程と、 前記判別工程における判別結果を前記ホストに通知する
    通知工程と、 前記通知工程における通知の結果として、前記ホストか
    ら前記インクタンクの交換により新たに交換されたイン
    クタンクに格納されるインク量の情報を受信する受信工
    程と、 前記受信工程による受信時点における前記更新工程での
    更新されたインク消費量情報と、前記記憶媒体に格納さ
    れた前記第1の消費量情報と、前記受信工程において受
    信されたインク量の情報とに基いて、前記更新工程にお
    いて得られているインク消費量情報を変更する変更工程
    とを有することを特徴とするインク消費量管理方法。
  15. 【請求項15】 ホストから受信される記録データに基
    いて、交換可能なインクタンクから供給されるインクを
    記録ヘッドから吐出して記録媒体に記録を行なう記録装
    置のインク消費量管理方法であって、 インクの消費量情報を記憶媒体に格納する記憶工程と、 前記インクの消費を計数する計数工程と、 前記計数工程において計数されたインク消費量によって
    前記記憶媒体に格納されたインクの消費量情報を更新す
    る更新工程と、 前記インクタンクの交換が発生した可能性があることを
    判別する判別工程と、前記判別工程による判別結果を前
    記ホストに通知する通知工程と、 前記通知工程による通知の結果として、前記ホストから
    前記インクタンクの交換により新たに交換されたインク
    タンクに格納されるインク量の情報を受信する受信工程
    と、 前記受信工程において受信されたインク量の情報に基い
    て、前記更新工程によって得られているインク消費量情
    報を変更する変更工程とを有することを特徴とするイン
    ク消費量管理方法。
  16. 【請求項16】 ホストから受信される記録データに基
    いて、交換可能なインクタンクから供給されるインクを
    記録ヘッドから吐出して記録媒体に記録を行なう記録装
    置のインク消費量管理方法であって、 インクの消費量情報を記憶媒体に格納する記憶工程と、 前記インクの消費を計数する計数工程と、 前記計数工程において計数されたインク消費量によって
    前記記憶媒体に格納されたインクの消費量情報を更新す
    る更新工程と、 前記インクタンクの交換が発生したことを判別する判別
    工程と、 前記判別工程における判別結果に基いて、所定のインク
    の消費量情報によって、前記更新工程において得られて
    いるインク消費量情報を変更する変更工程とを有するこ
    とを特徴とするインク消費量管理方法。
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