JP2011042127A - プリンタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】追加インクタンクを設けてインク容量を増大させたプリンタ装置を提供する。
【解決手段】プリンタ装置10は、プリンタヘッド22よりも下方に位置し、インクパック58がプリンタヘッド22と第2供給チューブ71を介して接続されたインクカートリッジ54と、内部にインクを貯留するとともにインクパック58と第1供給チューブ53を介して接続された追加インクタンク51とを有し、第1供給チューブ53に、追加インクタンク51に貯留されたインクをインクパック58側へ圧送する供給ポンプ61と、供給ポンプ61により圧送されたインクを所定供給圧に減圧してインクパック58へ供給する減圧弁62とが配設される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、プリンタヘッドからインクを吐出して印刷を施すプリンタ装置に関し、さらに詳細には、プリンタヘッドにインクを供給する供給経路に関する。
上記プリンタ装置(インクジェットプリンタ)は一般的に、プリンタヘッドを印刷媒体に対して相対移動させながら、プリンタヘッドの下面に形成された吐出ノズルからインクを吐出させて、所定のパターンでプラテン上の印刷媒体に付着させて印刷を施すように構成されている。このプリンタヘッドから吐出されるインクは、例えばプリンタ装置に着脱可能に搭載されたインクカートリッジからチューブを介して供給される。例えば特許文献1の図1には、フレーム8に対してインクカートリッジ9B,9C,9M,9Yが着脱可能に搭載され、これらに貯留されたインクは、チューブ10、サブタンク7B,7C,7M,7Yを介して記録ヘッドに供給される構成が開示されている。商業用の大判広告やのぼり等を印刷する大型のプリンタ装置では、多量のインクが比較的短時間のうちにプリンタヘッドから吐出されて消費されるため、一般的に大容量のインクカートリッジがプリンタ装置に搭載される。
このように構成されるプリンタ装置において、プリンタヘッドの内圧が大気圧よりも高くなると、吐出ノズルからインクが押し出されて印刷媒体上に滴下し、いわゆる「ぼた落ち」の問題を生じる。この問題を解決するための1つの方法として、プリンタヘッドに対してインクカートリッジを低い位置に搭載し、プリンタヘッドの内圧が大気圧よりもわずかに低い微負圧とすることで、吐出ノズルの先端部にメニスカスを形成する水頭式のインク供給方式がある。
上記水頭式のインク供給方式を採用した従来のプリンタ装置の一例として、図5にプリンタ装置500の概略図(一部省略し、且つ後述するインクカートリッジ520のみ断面図)を示す。プリンタ装置500には、インクが貯留されたインクパック540を、保持容器530の内部に備えて構成されたインクカートリッジ520が、装置本体510の後方から取り付けられている。このインクパック540は、インクパック540に対して水頭値H1となるように配設されたプリンタヘッド580と、供給チューブ550を介して接続されている。このように構成することで、プリンタヘッド580の内圧を微負圧に保持しつつインクを吐出させることができる。このプリンタヘッド580からの吐出量に応じて、インクパック540に貯留されたインクが、供給チューブ550を介してプリンタヘッド580に供給されるようになっている。そして、インクパック540内のインクが全て供給されて空になった場合には、新たなインクカートリッジ520と交換される。
国際公開WO2003/041963号公報
最近において、インクパック540の容量を大きくして多量のインクを貯留させておき、長期間にわたってインクカートリッジ520を交換することなく連続して印刷を行いたいという要求がある。この要求に対して、例えばインクパック540(インクカートリッジ520)を大型化する方法が考えられる。しかし、インクカートリッジ520の大型化に伴い、装置本体510におけるインクカートリッジ520を搭載するスペースを拡大することは、プリンタ装置500全体の大型化に繋がる虞があった。
他の方法として、大量のインクを貯留した追加インクタンク600を、装置本体510の上面(プリンタヘッド580およびインクカートリッジ520よりも高い位置)に搭載して、インクパック540と接続する方法が考えられる。この構成の場合、プリンタ装置500全体の大型化に繋がらない反面、インクカートリッジ520と追加インクタンク600との間に水頭値H2が発生する。このままでは、追加インクタンク600がプリンタヘッド580よりも高い位置にあるため、上記「ぼた落ち」が発生してしまう。そこで、この水頭値H2を打ち消すために、例えばインクパック540に空気穴を設けると、インクパック540の内部に空気が存在することになり、インクが空気と接触することによるインクの物性変化、この空気穴からのインクの漏出、およびこの空気がプリンタヘッド580に到達して吐出不良を引き起こす虞があった。
さらに別の方法として、追加インクタンク700を、インクカートリッジ520と同一高さに位置させてインクパック540と接続する方法が考えられる。この構成では、インクカートリッジ520と追加インクタンク700との間に水頭差が発生しない反面、プリンタ装置500が前後方向に大型化する虞があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、インクカートリッジを用いた既存のインク供給構成を大きく変えることなく、追加インクタンクを設けてインク容量を増大させることが可能なプリンタ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るプリンタ装置は、印刷媒体(例えば、実施形態における印刷シートM)に対してプリンタヘッドを対向させた状態で相対移動させながらインクを吐出させて前記印刷媒体に所定の印刷を施すように構成され、前記プリンタヘッドよりも下方に位置し、インクを貯留するインク貯留部(例えば、実施形態におけるインクパック58)を内部に備えるとともに前記インク貯留部が前記プリンタヘッドと流出側供給路(例えば、実施形態における第2供給チューブ71)を介して接続されて前記プリンタヘッドにインクを供給する中継タンク(例えば、実施形態におけるインクカートリッジ54)と、内部にインクを貯留するとともに前記インク貯留部と流入側供給路(例えば、実施形態における第1供給チューブ53)を介して接続されて前記インク貯留部にインクを供給する上流側タンク(例えば、実施形態における追加インクタンク51)とを有し、前記流入側供給路に、前記上流側タンクに貯留されたインクを前記インク貯留部側へ圧送する圧送装置(例えば、実施形態における供給ポンプ61)と、前記圧送装置により圧送されたインクを所定供給圧に減圧して前記インク貯留部へ供給する減圧装置(例えば、実施形態における減圧弁62)とが配設されて構成される。
なお、上記プリンタ装置において、前記インク貯留部が、内部に貯留されたインク量に応じて撓む可撓性を備えたインク容器により形成されており、前記インク容器に貯留されたインク量が減少して前記インク容器が撓んだとき、前記インク容器が撓んで変位したことを検出可能な撓み検出手段(例えば、実施形態における検出センサ59)と、前記撓み検出手段による検出結果に基づいて、前記上流側タンクにインクが貯留されているか否かを検出する残留インク検出手段(例えば、実施形態におけるコントローラ13b)とを備えた構成が好ましい。
また、前記流入側供給路における前記上流側タンクとの接続部分近傍に、前記流入側供給路を開閉可能な開閉バルブが配設されたことが好ましい。
本発明に係るプリンタ装置は、上流側タンクとインク貯留部とを接続して上流側タンクに貯留されたインクをインク貯留部に供給する流入側供給路に、インクを圧送する圧送装置およびこの圧送されたインクを所定供給圧に減圧する減圧装置が配設されて構成される。この構成より、例えばプリンタヘッドで「ぼた落ち」が発生しないようにインク貯留部を微負圧に保ちながら、上流側タンクのインクをインク貯留部に供給することが可能となる。よって、インクカートリッジを用いた既存のインク供給構成を大きく変えることなく、追加インクタンクを設けてその追加タンクの容量分だけインク容量を増大させることができる。
また、インク貯留部がインク量に応じて撓むインク容器により形成され、インク容器のインク量が減少して撓んで変位したことを検出する撓み検出手段と、この撓み検出手段による検出結果に基づいて、上流側タンクにインクが貯留されているか否かを検出する残留インク検出手段とを備えた構成が好ましい。このように構成すると、例えば上流側タンクが空になりインク容器にインクが供給されない状態でプリンタヘッドにおいてインクが吐出されて消費されることで、インク容器のインクが減少してインク容器が撓むことになる。そのため、このインク容器が撓んで変位したことを撓み検出手段で検出することで、上流側タンクにインクが貯留されているか否かを検出可能となり、上流側タンクの交換時期を的確に把握することが可能となる。
なお、上記プリンタ装置において、流入側供給路における上流側タンクとの接続部分近傍に、流入側供給路を開閉可能な開閉バルブが設けられた構成が好ましい。このように構成すると、例えば上流側タンクを交換する際に、この開閉バルブにより流入側供給路を閉じておくことで流入側供給路に空気が流入することを防止でき、そのため、この空気がプリンタヘッドに達して吐出不良等を引き起こすことを防止できる。
本発明を適用したプリンタ装置の正面図である。 上記プリンタ装置の側面図である。 ヘッドユニットの周辺を示した斜視図である。 図1中のIV−IV部分を示した断面図である。 従来のプリンタ装置の概略図(一部省略し、且つインクカートリッジのみ断面図)である。
以下、図面を参照ながら、本発明の好ましい実施形態について説明する。説明の便宜上、各図面に示す矢印方向を前後、左右および上下と定義して説明を行う。まず、図1〜図4を参照しながら、本発明を適用したインクジェットプリンタの一例としての、プリンタ装置10の構成について説明する。図1はプリンタ装置10を前方から見た図を、図2はプリンタ装置10を左方から見た図を、図3は後述するヘッドユニット20の周辺を、図4は図1中のIV−IV部分の断面図(一部省略)をそれぞれ示している。
プリンタ装置10は、図1に示すように、左右の支持脚11a,11bを有した支持脚11と、支持脚11により支持された中央ボディ部12と、中央ボディ部12の左側に設けられた左ボディ部13と、中央ボディ部12の右側に設けられた右ボディ部14と、左右ボディ部13,14を繋ぐとともに中央ボディ部12の上側に離間して平行に延びた上ボディ部15とを備えて構成される。中央ボディ部12には、その上面に露出して左右に延びたプラテン12aが設けられている。
図3に示すように、上ボディ部15の下部には、複数のクランプ装置15aが左右に並んで取り付けられている。このクランプ装置15aの前方先端部には、ピンチローラ15cが回転自在に取り付けられている。ピンチローラ15cの下方には、左右に延びる円筒状の送りローラ12bがプラテン12aに露出して配設されている。クランプ装置15aは、ピンチローラ15cが送りローラ12bに押し付けられた状態のクランプ位置と、送りローラ12bに対して離間した状態のアンクランプ位置とに設定可能となっている。この構成より、印刷対象物であるシート状の印刷シートMを、ピンチローラ15cと送りローラ12bとの間に挟み、クランプ装置15aをクランプ位置に設定した上で、送りローラ12bを回転させることにより、印刷シートMを所定距離だけ前方または後方に送ることができるようになっている。
図1に示すように、左ボディ部13の前面側には、操作スイッチ類や表示装置類等から構成された操作部13aが設けられている。また、左ボディ部13の内部には、プリンタ装置10の各構成部に作動信号を出力して作動制御を行うとともに、後述する検出センサ59における検出信号を入力可能なコントローラ13bが設けられている。図3に示すように、上ボディ部15の内部には左右に延びたガイドレール15bが設けられ、このガイドレール15bに沿って左右へ往復移動可能にヘッドユニット20が取り付けられている。
ヘッドユニット20は、キャリッジ21、プリンタヘッド22およびサブタンク23を主体に構成される。キャリッジ21は、その後面がガイドレール15bと嵌合して、ガイドレール15bに沿って左右に往復移動自在であり、また、プリンタヘッド22およびサブタンク23の取り付けベースとなっている。プリンタヘッド22は、例えばマゼンタ(M)、イエロー(Y)、シアン(C)およびブラック(K)の各色のプリンタヘッド22M,22Y,22C,22Kから構成される。これらプリンタヘッド22M,22Y,22C,22Kの下面には、それぞれ下方に向けてインクを吐出する複数の吐出ノズル(図示せず)が形成されている。サブタンク23は、上記4色に対応したサブタンク23M,23Y,23C,23Kから構成され、内部に所定量のインクが貯留可能となっている。これらサブタンク23の各々は、対応するプリンタヘッド22の真上に配設されており、貯留したインクをプリンタヘッド22へ供給可能に接続されている。
図1および図2に示すように、右ボディ部14の上部には、例えば略直方体に形成され内部に大量のインクが貯留された色毎の(4つの)追加インクタンク51が搭載される。また、右ボディ部14の後面には、色毎に(4つの)インクカートリッジ54が後方から着脱可能に取り付けられている。
インクカートリッジ54は、図4に示すように、収容ケース55、保持容器56、貼り付け板57、インクパック58および検出センサ59を主体に構成される。インクパック58は、可撓性を有した例えば樹脂材料を用いて袋状に形成されており、内部に貯留されたインクの容量に応じて膨張および収縮自在となっている。貼り付け板57は、上記インクパック58の例えば右側面に貼り付けられており、インクパック58の膨張および収縮に伴って左右に移動されるようになっている。この貼り付け板57の前端下部には、左右(紙面の奥から手前)に延びる検出爪部57aが取り付けられている。保持容器56は、略直方体に形成されており、インクパック58および貼り付け板57を内部に収容している。収容ケース55は、上記インクカートリッジ54の各構成部材を内部に収容するとともに、右ボディ部14の後面に対して着脱可能な略直方体に形成されている。
検出センサ59は、例えば検査光を発射する発光部(図示せず)およびこの検査光を受光する受光部(図示せず)を備えて、保持容器56の下部における検出爪部57aと対向可能な位置に配設されている。上記受光部における検出結果は、コントローラ13bに出力されるようになっている。この構成から、インクパック58内のインクが減少して収縮し、貼り付け板57(検出爪部57a)が所定距離だけ左方に移動されて、検出爪部57aと検出センサ59とが対向すると、検出センサ59が例えばOFF状態からON状態に切り替わり、コントローラ13bにおいて、インクパック58内のインクが減少したことを検出できるようになっている。インクパック58内のインクが減少するということは、追加インクタンク51からのインク供給が何らかの原因で途絶えたということであり、後述する第1供給チューブ53に異常が発生したり、または追加インクタンク51が空になったことを検出可能となっている。
上記の追加インクタンク51の下部とインクカートリッジ54内のインクパック58とが、第1供給チューブ53を介して接続される。この第1供給チューブ53には、追加インクタンク51との接続側から順に、開閉バルブ52、供給ポンプ61および減圧弁62が取り付けられている。開閉バルブ52としては、例えば追加インクタンク51の交換時等に自動で開閉可能ないわゆるカプラや、手動式開閉バルブを用いることが可能である。供給ポンプ61は、追加インクタンク51のインクを吸い出して減圧弁62に圧送可能なポンプであり、例えばチューブポンプやダイアフラムポンプが用いられる。
この供給ポンプ61が駆動されることで、後述する減圧弁62の流出圧力よりも高い圧力となったインクが減圧弁62に圧送されるようになっている。減圧弁62は定圧弁とも称され、一次側(供給ポンプ61側)から流入したインクが、設定された流出圧力に減圧されて二次側(インクパック58側)に送り出される構成となっており、この流出圧力は、減圧弁62に設けられた例えばハンドル(図示せず)を回動操作することで調整可能である。一方で、インクパック58とサブタンク23とが、第2供給チューブ71を介して接続される。プリンタヘッド22とインクカートリッジ54とは、水頭値H1となるように配設されている。
以上ここまでは、プリンタ装置10の構成について説明したが、以下に、プリンタ装置10を用いて印刷シートMに印刷を施すときの各部材の作動について説明する。
印刷時においては、図2に示すように、ロール状に巻かれた印刷シートMが繰り出され、図3に示すようにプラテン12a上に送られる。このプラテン12a上に位置した印刷シートMに対して、ガイドレール15bに沿ってキャリッジ21を左右に往復移動させながら、プリンタヘッド22の下面の吐出ノズルから下方に向けてインクを吐出させ、所定のパターンで付着させて印刷を施す。そして、送りローラ12bを回転させて、印刷シートMを所定距離だけ前方に送った後、再びキャリッジ21を左右に往復移動させながら、印刷シートMにインクを付着させる。この作動を繰り返して行うことで印刷が施された印刷シートMは、図2に示すように、プリンタ装置10の前側においてロール状に巻き取られるようになっている。
印刷時には、上記のようにプリンタヘッド22からインクが吐出され、その吐出されたインク量に対応するインクが、インクパック58から第2供給チューブ71およびサブタンク23を経由してプリンタヘッド22に供給される。インクパック58内のインクは、プリンタヘッド22へ供給されることでその分減少するが、供給ポンプ61の駆動により追加インクタンク51内のインクが減圧弁62を介してインクパック58へ供給される。そのため、追加インクタンク51内に貯留されたインク量に関わらず、インクパック58内には常時所定量(満杯)のインクが貯留されて、その内圧が約−5〜0kPaの微負圧に維持できる。
このように、インクパック58の内圧が微負圧に維持されているため、プリンタヘッド22の内部を微負圧として吐出ノズルに形成されたメニスカスを維持可能であるとともに、例えば吐出インク径の変化に伴う色彩変化や、吐出ノズルからの空気の吸引等の不具合が発生することなく、安定して吐出ノズルからインクを吐出させることができる。
以上、印刷シートMに印刷を施すときの作動について説明した。上述のようにして、追加インクタンク51のインクをインクパック58に一時貯留させた後、プリンタヘッド22に供給して印刷を長期間行うと、ある時点で追加インクタンク51内のインクが無くなる。この、追加インクタンク51内のインクが無くなった場合について、以下に説明する。
追加インクタンク51内のインクが無くなると、供給ポンプ61を駆動させても減圧弁62にインクが供給されなくなるため、減圧弁62を介してインクパック58にインクが供給されなくなる。この状態で印刷が継続されることで、インクパック58内のインクは、プリンタヘッド22へ供給されて徐々に減少していき、インクの減少に伴ってインクパック58が収縮していく。このとき、貼り付け板57が左方に移動されて、検出爪部57aと検出センサ59とが対向することで検出センサ59においてON状態が検出されて、この検出結果がコントローラ13bに出力される。これにより、例えば操作部13aに警告を表示させて、追加インクタンク51の交換を促すことが可能である。この追加インクタンク51の交換時、開閉バルブ52を閉状態としておくことで、第1供給チューブ53内に空気が流入することを防止できるので、プリンタヘッド22内に空気が混在することがなく、安定して吐出ノズルからインクを吐出させることができる。
以上説明したように、追加インクタンク51とインクパック58とを、第1供給チューブ53を介して接続することで、インクパック58内を微負圧に維持しながら、プリンタ装置10全体のインク容量を飛躍的に増大させることができる。そのため、一度追加インクタンク51を交換することで、追加インクタンク51に貯留された大量のインクが消費されるまでの間、長期間にわたって連続して印刷を行うことが可能となり、例えばインクの消費に応じて頻繁にインクカートリッジを交換する必要がなくなり、インクカートリッジ交換作業の手間を大幅に省くことができる。
上述の実施形態において、追加インクタンク51を右ボディ部14の上部(インクカートリッジ54の上方)に搭載することで、プリンタ装置10を大型化させることなくコンパクトに構成した例を示したが、この構成に限定されない。例えば、追加インクタンク51を右ボディ部14の下方(インクカートリッジ54の下方)に搭載することも可能である。また、プリンタ装置10の周囲に十分スペースがあるような場合、追加インクタンク51を載置させるための載置台を別途設けることで、大型の追加インクタンク51を用いることが可能となる。
上述の実施形態において、サブタンク23をプリンタヘッド22に接続した構成を例示したが、この構成に限定されない。プリンタヘッド22からの単位時間あたりインクの吐出量が比較的少ないプリンタ装置においては、例えばサブタンク23を搭載せず第2供給チューブ71を直接プリンタヘッド22に接続して構成しても良い。
上述の実施形態では、本発明を適用したプリンタ装置の一例として、一軸印刷媒体移動、一軸プリンタヘッド移動タイプのプリンタ装置10に適用した構成例について説明したが、本発明はこの構成に限定して適用されるものではない。例えば、二軸プリンタヘッド移動タイプのプリンタ装置や、二軸印刷媒体移動タイプのプリンタ装置にも適用することができ、また使用するインクについても、紫外線硬化型インクなど他の種類のインクを用いたプリンタ装置にも適用することが可能である。
M 印刷シート(印刷媒体)
10 プリンタ装置
13b コントローラ(残留インク検出手段)
22 プリンタヘッド
51 追加インクタンク(上流側タンク)
52 開閉バルブ
53 第1供給チューブ(流入側供給路)
54 インクカートリッジ(中継タンク)
58 インクパック(インク貯留部、インク容器)
59 検出センサ(撓み検出手段)
61 供給ポンプ(圧送装置)
62 減圧弁(減圧装置)
71 第2供給チューブ(流出側供給路)

Claims (3)

  1. 印刷媒体に対してプリンタヘッドを対向させた状態で相対移動させながらインクを吐出させて前記印刷媒体に所定の印刷を施すプリンタ装置であって、
    前記プリンタヘッドよりも下方に位置し、インクを貯留するインク貯留部を内部に備えるとともに前記インク貯留部が前記プリンタヘッドと流出側供給路を介して接続されて前記プリンタヘッドにインクを供給する中継タンクと、
    内部にインクを貯留するとともに前記インク貯留部と流入側供給路を介して接続されて前記インク貯留部にインクを供給する上流側タンクとを有し、
    前記流入側供給路に、
    前記上流側タンクに貯留されたインクを前記インク貯留部側へ圧送する圧送装置と、
    前記圧送装置により圧送されたインクを所定供給圧に減圧して前記インク貯留部へ供給する減圧装置とが配設されたことを特徴とするプリンタ装置。
  2. 前記インク貯留部が、内部に貯留されたインク量に応じて撓む可撓性を備えたインク容器により形成されており、
    前記インク容器に貯留されたインク量が減少して前記インク容器が撓んだとき、前記インク容器が撓んで変位したことを検出可能な撓み検出手段と、
    前記撓み検出手段による検出結果に基づいて、前記上流側タンクにインクが貯留されているか否かを検出する残留インク検出手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ装置。
  3. 前記流入側供給路における前記上流側タンクとの接続部分近傍に、前記流入側供給路を開閉可能な開閉バルブが配設されたことを特徴とする請求項1または2に記載のプリンタ装置。
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