JPH11501641A - 化粧品用又は製薬学的ミクロエマルション - Google Patents

化粧品用又は製薬学的ミクロエマルション

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JPH11501641A JP8527247A JP52724796A JPH11501641A JP H11501641 A JPH11501641 A JP H11501641A JP 8527247 A JP8527247 A JP 8527247A JP 52724796 A JP52724796 A JP 52724796A JP H11501641 A JPH11501641 A JP H11501641A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、本質的に、容易に揮発性ではない成分からなる油性相、及び水性相を含んでなり、そして1種類以上のポリエトキシル化水中油乳化剤及び/又は1種類以上のポリプロポキシル化水中油乳化剤及び/又は1種類以上の、ポリエトキシル化及びポリプロポキシル化水中油乳化剤を含有する、透明又は半透明の水中油型ミクロエマルションに関する。該ミクロエマルションは場合によっては更に、1種類以上の油中水乳化剤を含んでなり、そしてエマルションの総重量に対して20重量%未満の乳化剤を含有する。該ミクロエマルションは、水性相、油性相、本発明による1種類以上の水中油型乳化剤、場合によっては1種類以上の油中水乳化剤、並びに場合によっては更に、補助剤、添加剤及び/又は活性物質を含んでなる基礎成分の混合物を、転相温度領域内又はその外側に移行させ、そして次に混合物を周囲温度まで冷却させることにより調製される。

Description

【発明の詳細な説明】 化粧品用又は製薬学的ミクロエマルション 本発明は水中油型のミクロエマルション、それらの調製方法及び化粧品の目的 にためのそれらの使用、に関する。 一つの具体的な態様において、本発明は、医薬品としての目的のための、特に 親油性活性物質に対する薬剤の基剤としての、本発明によるミクロエマルション の使用並びに、製薬学的活性物質の非経口投与及び非経口栄養のためのみならず 、局所用皮膚治療剤としてのそれらの製薬学的使用、に関する。 化粧品による皮膚の手入れは主として、外界からの影響(例えば汚れ、化学物 質、微生物)に対する、及び内因性物質(例えば水、天然の脂肪物質、電解質) の喪失に対する障壁としての皮膚の天然の機能が、増強されるか又は修復される ことを意味すると理解することができる。 この機能の損傷は、毒性又はアレルギー性物質の吸収増加又は微生物による攻 撃並びに、その結果として毒性又はアレルギー性皮膚反応に導く可能性がある。 皮膚の手入れの更なる目的は、日常の洗浄によりもたらさせる皮脂物質及び水 の、皮膚の喪失を補填することである。このことは、天然の再生能力が適宜でな い場合は特に重要である。皮膚の手入れ用製品はまた、外界からの影響、特に日 光及び風から防御しそして皮膚の老化を遅らせねばならない。 医薬品組成物は通常、有効濃度の1種類以上の薬剤を含有する。簡略化のため に、化粧品としての使用と、医薬的使用及び対応する製品の間 を明確に区別するために、ドイツ連邦共和国の法律条項(例えば化粧品条例、食 品及び薬品法)を参照している。 化粧品又は皮膚科学的調製物の一般的な形態は、1種類以上の水性相とともに 、1種類以上の脂肪もしくは油相を含んでなる、微細分散複相系である。更に、 実際のエマルションはこれらの系のもっとも広範囲のものである。 単純なエマルションは、その中で、乳化剤のシェルに包含された第二相の液滴 (W/Oエマルション中の水滴又はO/Wエマルション中の脂質液滴)が微細に 分散されているような第一相からなる。通常のエマルションの液滴の直径は約1 μmから約50μmの範囲内にある。このような「マクロエマルション」は、そ の他の着色添加剤が存在しない限り、乳白色で不透明である。それらの液滴の直 径が約10-1μmから約1μmの範囲内にある、比較的微細な「マクロエマルシ ョン」は再度、着色添加剤が存在しない限り、青白色で不透明である。 澄明で透明な外観は、粒子の直径が約10-2μmより小さい、ミセル溶液及び 分子溶液に対して初めて与えられる。 一方、透明又は半透明なミクロエマルションの粒子直径は約10-2μmから約 10-1μmの範囲内にある。このようなミクロエマルションは通常、低い粘度を 有する。O/W型の多くのミクロエマルションの粘度は水のものに匹敵する。 ミクロエマルションの利点は、活性物質がそれらの分散相中に、「マクロエマ ルション」の分散相中におけるよりも、より微細に分散させることができる点で ある。もう一つの利点は、それらの低い粘度がそれらを噴霧し易くさせる点であ る。ミクロエマルションを化粧品として使用 する際には、対応する製品は化粧品として高度な優美さの特徴を有する。 従来の当該技術のミクロエマルションの欠点は、小さい液滴のサイズが、通常 乳化剤により安定化されねばならないような、相間の大きい界面を作り出すため に、大量の1種類以上の乳化剤を常に使用する必要がある点である。 通常の化粧品乳化剤の使用はそれ自体安全であるが、乳化剤は、各々の他の化 学物質と同様に、個々の症例において、アレルギー反応又は、使用者の過敏性に 基づいた反応を引き起こすことができる。 従って、特定の形態の光線皮膚病はまた種々の脂肪のみならず、ある種の乳化 剤により、並びに日光への同時の曝露により引金を引かれることが知られている 。このような形態の光線皮膚病はまた「マロルカアクネ」とも称されている。従 って本発明の一つの目的は日焼け止め用製品を開発することであった。 従って本発明は、具体的な態様により、化粧品及び皮膚科学的光線防御調製物 、特に皮膚の手入れ用の化粧品及び皮膚科学的光線防御調製物に関する。 皮膚に対する太陽光線の紫外線部分の損傷効果は一般的に知られている。29 0nm未満の波長(いわゆるUVC域)をもつ光線は、地球の大気中でオゾン層 により吸収されるが、290nmと320nmの間の領域、いわゆるUVB域の 光線は紅斑、軽い日焼け又は重度もしくは軽度の熱傷すら引き起こす。 308nm付近の、より狭い領域は太陽光線の紅斑活性の最大域として与えら れる。 多数の化合物がUVB光線に対する防御をもたらすことが知られてお り、前記の化合物は通常、3−ベンジリデンカンファー、4−アミノ安息香酸、 ケイ皮酸、サリチル酸、ベンゾフェノン及び更に2−フェニルベンズイミダゾー ルの誘導体である。 およそ320nmとおよそ400nmの間の領域、いわゆるUVA域に対して は、その光線もまた障害を引き起こすために、フィルター物質をもつことはまた 重要である。このように、UVA光線は結合組織の弾性及び膠原繊維の損傷をも たらし、それが皮膚の早期老化を引き起こすこと及び、それが多数の光線毒性及 び光線アレルギー反応の一因とみなされること、が証明されている。UVB光線 の損傷作用はUVA光線により増強され得る。 しかしUV光線はまた光化学反応をもたらすことができ、その場合その光化学 反応生成物が皮膚の代謝に介入する。 これらの反応を予防するために、抗酸化剤及び/又はフリーラジカル捕捉剤を 更に化粧品又は皮膚科学的調製物中に取り込むことができる。 UV吸収剤又はUV反射剤は大部分、UV光線から皮膚を防護するために化粧 品中に既知の方法で使用されている無機顔料である。前記の無機顔料はチタン、 亜鉛、鉄、ジルコニウム、ケイ素、マンガン、アルミニウム及びセリウムの酸化 物及びそれらの混合物、並びに誘導体である。 それらの良好な噴霧可能性のために、ミクロエマルションはまた、その他の化 粧品又は皮膚科学的適用、例えば消臭剤に適しており、そのため一つの具体的態 様において、本発明は、化粧品消臭剤のための基剤としてのミクロエマルション に関する。 化粧品消臭剤の目的は、それ自体無臭である新鮮な汗が、微生物により分解さ れる時に起こる体臭を除去することである。通常の化粧品消臭 剤は種々の作用の主成分を基礎にしている。 いわゆる制汗剤において、収斂剤−主として、水酸化塩化アルミニウム[塩化 アルミニウム水和物]のようなアルミニウム塩−は、汗の生成を減少させること ができる。 皮膚上のバクテリア叢は、化粧品消臭剤中への抗微生物物質の使用により減少 させることができる。理想的には、体臭を発生させる微生物のみをここで能動的 に減少させねばならない。汗の流れ自体はこの方法により影響を受けず、そして 理想的には微生物による汗の分解のみが一時的に停止される。 全く同一の組成物中に、収斂剤を抗微生物活性物質と組み合わせることもまた 一般的である。 消臭剤は以下の条件を充足せねばならない: 1) それらは信頼性のある消臭効果をもたねばならない。 2) 皮膚の本来の生物学的過程が消臭剤により損なわれてはならない。 3) 消臭剤は、過量投与された時又はさもなければ、使用指針が無視された時 に無害でなければならない。 4) それらは繰り返しの使用後に皮膚上に蓄積してはならない。 5) それらは通常の化粧品調製物中への取り込みが容易でなければならない。 流体消臭剤、例えばエアゾールスプレイ、ロールオン剤等、並びに固体調製物 、例えば消臭用スティック剤、散剤、粉末スプレイ、完全な衛生のための洗浄剤 等の両者を使用することが知られており、伝統的である。 消臭用調製物又は制汗作用をもつ調製物のための基剤としてミクロエ マルションを使用するともまた知られている。前記の欠点とともに、比較的高い 乳化剤の含量はこれまでのところ、解決せねばならない障害であった。 従って、本発明の更なる目的は、化粧品消臭剤又は制汗剤のための基剤として 適宜で、従来の当該技術の欠点をもたない調製物を開発することであった。 本発明の更なる目的は、良好な皮膚への相容性を特徴とする、化粧品消臭剤の ための化粧品基剤を開発することであった。 本発明の更なる目的は、可能なかぎり広範な適用をもつ、ミクロエマルション を基礎にした製品を提供することであった。例えば、基剤は、清浄化エマルショ ン並びに顔面及び身体の手入れ用調製物のような調製物の形態、しかしまた確実 に、医薬的/製薬学的投与形態、例えばアクネ及びその他の異常な皮膚症状を治 療するための調製物の形態に創造されねばならない。 従って一つの態様において本発明は、クレンジングエマルション、特に顔面ク レンジングエマルション及び好ましくはメークアップ除去剤、例えば眼のメーク アップ除去剤に関する。 これらの調製物はそれら自体、知られている。従来それらは、それらの作用が 汚れもしくはメークアップ製品を可溶化させてそれを皮膚から除去することであ る、化粧品油の混合物又は、界面活性物質の水性調製物である。 水抵抗性の眼のメークアップ剤、例えばマスカラは、特別な界面活性剤が存在 する場合にのみ、水を基礎にしたメークアップ除去剤により満足に除去すること ができる。しかしこれらの界面活性剤はしばしばごく 限定された生理学的相容性のみを有する。このような物質が粘膜、特に眼の粘膜 と接触すると、それらは刺激をもたらし、例えば眼の赤化の症状を表す。この種 の反応は界面活性剤を含有する製品に典型的である。 従って、本発明の一つの目的はこのような問題を是正することであった。 もう一つの態様において、本発明は化粧品の毛髪調製物に関する。本発明は特 に、毛髪及び頭皮の手入れのための化粧品毛髪調製物に関する。一つの好ましい 態様において、本発明は、その目的が個々の毛髪を強化しそして/又は全体的な ヘアスタイルに支持及び実質を与えるような調製物に関する。 大まかな一般論として、ヒトの毛髪は、生きている部分、毛根、及び死んだ部 分、毛幹に分類することができる。毛幹は更に、髄質−しかしこれは進化の過程 で退化し、現代人には重要ではなくなっておりそしてしばしば薄い毛髪中には全 く存在しなくなったが−、髄質を包囲する皮質並びに、髄質及び皮質を一緒に包 囲している小皮からなる。 特に小皮は、しかしまた小皮と皮質の間の角質部分もまた、毛髪の外側の層と して、外界の影響による、梳り及びブラッシかけによる、そして更に毛髪の処理 、特に毛髪の染色及び毛髪の形状化、例えばパーマネント処理による、具体的な ストレスにさらされる。 特に強力なストレス下、例えば、皮質中に分布された色素が酸化により破壊さ れるような、過酸化水素のような酸化剤による脱色の際には、毛髪の内部も同様 に有害に影響される可能性がある。ヒトの毛髪を継続的に染色する場合、酸化に よる毛髪染色法のみが実際的に適宜である。酸化的毛髪の染色時には、前駆物質 (フェノール、アミノフェノール、 より希にはジアミンも)及び塩基(通常p−フェニレンジアミン)の、酸化剤、 通常過酸化水素との反応により、染料の発色団が生成される。使用される過酸化 水素濃度は通常約6%である。 慣例的に、染色作用は過酸化水素による脱色作用を伴うと推定される。酸化的 に染色されたヒトの毛髪においては、脱色された毛髪におけると同様に、メラニ ン顆粒により以前占領されていた箇所に顕微鏡的な孔が認められる。事実は、酸 化剤の過酸化水素が染料の前駆物質とのみならず、また毛髪実質とも反応し、そ してそれにより、ある種の環境下において毛髪を損傷させる可能性があるのであ る。 強力な界面活性剤による毛髪の洗浄ですら、毛髪にストレスを与え、そして少 なくとも毛髪の外観又はヘアスタイル全体の外観を損う可能性がある。例えば、 ある種の水溶性の毛髪成分(例えば尿素、尿酸、キサンチン、ケラチン、グリコ ーゲン、クエン酸、乳酸)は洗髪により溶出する可能性がある。 これらの理由により、かなりの期間使用されてきた毛髪の手入れ用化粧品は、 一方で、それらが作用した後で毛髪から濯ぎ落とすことを目的とするもの並びに 、他方では、毛髪上に残留させることを目的とするものである。後者の化粧品は 、個々の毛髪を処理するのみならず、また例えば毛髪をよりふっくらとさせ、比 較的長期間ヘアスタイルを保持させるか、又は整髪し易さを改善させることによ り、ヘアスタイル全体の外観を改善させるように調製することができる。 例えば、第四級アンモニウム化合物は、毛髪の梳り易さを決定的に改善するこ とができる。このような化合物は毛髪上に吸着されそしてしばしば、数回の洗髪 後でも、毛髪上に検出することができる。 しかし、これまでの当該技術は、損傷した毛髪を満足な状態に処置することが できるような活性物質及び調製物の必要性を残している。ヘアスタイルに膨らみ を与えることを目的とされた調製物もまたしばしば不満足であることが判明し、 そして少なくとも毛髪手入れ用調製物としての使用には不適切であった。例えば 、ヘアスタイルを固定させるための、これまでの当該技術の調製物は通常、例え ば粘性の成分を含有し;これらは、しばしば巧妙な調製により代償せねばならな いべとつき感をもたらす危険をはらむ。 従って本発明の目的はまた、これまでの当該技術のこれらの欠点を是正するこ とであった。 最後に、本発明はまた基本的に、例えば、製薬学的活性物質の非経口投与のた め及び非経口栄養のための、体内への使用のためのエマルションを提供せねばな らない。 本発明の一つの具体的な目的は、従来の当該技術の欠点をもたず、そして非常 に広範な化粧品及び/又は皮膚科学的適用、例えば前記の用途に適宜な、できる だけ低含量の乳化剤を含む、水中油型の微細分散調製物を提供することであった 。本発明のもう一つの目的は、当該技術分野の水中油型の微細分散調製物の限定 された範囲を拡大することであった。 親水性乳化剤、すなわちポリエトキシル化及びポリプロポキシル化乳化剤はそ の温度が上昇するに従って、それらの溶解性を水溶性から脂溶性に変化させるこ と自体は知られている。ある乳化剤の親水性の一つの特性はそのHLB値である 。 ポリオール脂肪酸エステルのHLB値は HLB=20*(1−S/A) (式I) の関係式により定義される。 それらの親水性の部分が酸化エチレン単位のみからなる乳化剤の群に対しては 、下記の関係式が適用される、 HLB=E/5 (式II) [式中、S=エステルのけん化価 A=回収された酸の酸価 E=全分子中における酸化エチレンの重量比(%)]。 6〜8のHLB値をもつ乳化剤は概括的に、W/O乳化剤でありそして、8〜 18のHLB値をもつものは概括的にO/W乳化剤である。 文献:“Kosmetik - Entwicklung,Herstellung und Anwendung kosmetischer Mittel"(“Cosmetics- Development,Manufacture and Use of Cosmetic Comp ositions”);W.Umbach(ed.),Georg Thieme Verlag 1988。 乳化剤がそれらの溶解度を変化させる温度領域を転相温度領域と称する。本明 細書においては、「PIT」の略号もまた転相温度領域に対して使用されるであ ろう。 これらの溶解性の変化は次のようにそれら自体既知の方法で表される:PIT より下でO/Wエマルションをもたらす、水、油及びO/W乳化剤の混合物を撹 拌後、PITより上の温度、具体的には約70〜90℃に移行させる;それは中 間的ミクロエマルション段階を通過することができ、そして最終的にPITより 上の温度でW/Oエマルションをもたらす。このエマルションを冷却すると、そ れはミクロエマルションと微細なマクロエマルションの間の領域に位置する、2 00nmまでの液滴サイズを有するが、O/Wエマルションが再度得られる。 しかし、このようにして調製される当該技術のミクロエマルションは、第一に 液滴サイズがまだ非常に大きく、エマルションの色が室温で白色から青色で半透 明であり、そして/又は大量の1種類以上の乳化剤を含む必要があるという欠点 を有する。 もうひとつの欠点は、例えば、このようにして調製されたミクロエマルション が高温では、すなわちPIT内においては実際的に透明であることができるが、 室温に冷却すると、再度不透明になる点である。 従ってこれらの障害もまた解決せねばならない。 驚くべきことには、これらすべての目的は、 − 本質的に、低揮発性の成分からなる油性相、並びに水性相を含んでなり、 − 1種類以上のポリエトキシル化O/W乳化剤及び/又は − 1種類以上のポリプロポキシル化O/W乳化剤及び/又は − 1種類以上の、ポリエトキシル化及びポリプロポキシル化O/W乳化剤:を 含み、 − そして更に望ましい場合には、1種類以上のW/O乳化剤を含み、 − その際、エマルションの総重量を基礎にして、20重量%未満の乳化剤を含 有し、 − そして、水性相、油性相、本発明による1種類以上のO/W乳化剤、望まし い場合には1種類以上のW/O乳化剤並びに、望ましい場合にはその他の補助物 質、添加剤及び/又は活性物質を含んでなる基礎成分の混合物を、転相温度領域 内又はそれより上の温度に移行させ、そして次に室温に冷却する方法により得る ことができる、 水中油型の透明もしくは半透明のミクロエマルションにより達成される。 本発明によるミクロエマルションは、低い粘度を有し、噴霧可能であり、非常 に広範な活性物質、特に脂溶性の活性物質のための基剤として著しく適宜であり 、そして更に、皮膚及び粘膜との優れた相容性の特徴を持つ。 特開平6−262060公報[日本特許要約(Ptent Abstracts of Japan)に よる]は、例えば、ポリエチレングリコールアルキルエーテルを含んでなること ができる可溶化された調製物につき記載したが、公表された実施例の油性相は、 高度に揮発性のヘプタンからなり、それは一般的に油成分として認められること は到底できず、ましてや、化粧品又は製薬学的油成分としては尚更認めることは できない。申請された請求にもかかわらず、前記の説に従って生成されたミクロ エマルションは化粧品又は医薬品と見なすことはできない。 米国特許出願公開第4,146,499号明細書は更に、エトキシル化された 原料物質を含有するミクロエマルションにつき記載したが、それらの油性相は具 体的に、ベンゼン、四塩化炭素、ジクロロメタン及び塩化フッ化炭素のような非 生理学的成分からなる。結果的に当該技術分野の前記の文献もまた、本発明を予 知することができなかった。 ポリエトキシル化又はポリプロポキシル化又は、ポリエトキシル化及びポリプ ロポキシル化O/W乳化剤もしくは乳化剤類は好都合には、 − 一般式、R−O−(−CH2−CH2−O−)n−H [式中、Rは分枝状又は非分枝状の、アルキル、アリール又はアルケニル基であ りそしてnは10から50の数である] の脂肪アルコールエトキシラート、 − エトキシル化羊毛ワックスアルコール、 − 一般式、R−O−(−CH2−CH2−O−)n−R’ [式中、R及びR’は相互に独立して、分枝状又は非分枝状の、アルキル又はア ルケニル基でありそしてnは10から80の数である] のポリエチレングリコールエーテル、 − 一般式、R−COO−(−CH2−CH2−O−)n−H [式中、Rは分枝状又は非分枝状の、アルキル又はアルケニル基でありそしてn は10から40の数である] の脂肪酸エトキシラート、 − 一般式、R−COO−(−CH2−CH2−O−)n−R’ [式中、R及びR’は相互に独立して、分枝状又は非分枝状の、アルキル又はア ルケニル基でありそしてnは10から80の数である] のエーテル化脂肪酸エトキシラート、 − 一般式、 R−COO−(−CH2−CH2−O−)n−C(O)−R’ [式中、R及びR’は相互に独立して、分枝状又は非分枝状の、アルキル又はア ルケニル基でありそしてnは10から80の数である] のエステル化脂肪酸エトキシラート、 − 3と50の間のエトキシル化度を有する、飽和及び/又は不飽和の、分枝状 及び/又は非分枝状脂肪酸の、ポリエチレングリコールグリセロール脂肪酸エス テル、 − 3から100のエトキシル化度を有する、エトキシル化ソルビタンエステル 、 − 3と50の間のエトキシル化度を有する、コレステロールエトキシラート、 − 3と150の間のエトキシル化度を有する、エトキシル化トリグリセリド、 − 一般式、R−O−(−CH2−CH2−O)n−CH2−COOH [式中、Rは、5〜30個のC原子を持つ、分枝状又は非分枝状の、アルキル又 はアルケニル基でありそしてnは5から30の数である] のアルキルエーテルカルボン酸あるいはそれらの化粧品として又は製薬学的に許 容できる塩、 − 分枝状又は非分枝状の、アルカン酸又はアルケン酸を基礎にし、そして5か ら100のエトキシル化度を有する、例えばソルベス型の、ポリオキシエチエレ ンソルビトール脂肪酸エステル、 − 化粧品として又は製薬学的に許容できる陽イオンを含む、一般式、 R−O−(−CH2−CH2−O−)n−SO3−H [式中、Rは5〜30個のC原子をもつ、分枝状又は非分枝状の、アルキル又は アルケニル基でありそしてnは1から50の数である] のアルキルエーテルスルファート又はこれらのスルファートを基礎とする酸、 − 一般式、R−O−(−CH2−CH(CH3)−O−)n−H [式中、Rは分枝状又は非分枝状の、アルキル又はアルケニル基でありそしてn は10から80の数である] の脂肪アルコールプロポキシラート、 − 一般式、R−O−(−CH2−CH(CH3)−O−)n−R’ [式中、R及びR’は相互に独立して、分枝状又は非分枝状の、アルキル又はア ルケニル基でありそしてnは10から80の数である] のポリプロピレングリコールエーテル、 − プロポキシル化羊毛ワックスアルコール、 − 一般式、R−COO−(−CH2−CH(CH3)−O−)n−R’ [式中、R及びR’は相互に独立して、分枝状又は非分枝状の、アルキル又はア ルケニル基でありそしてnは10から80の数である] のエーテル化脂肪酸プロポキシラート、 − 一般式、 R−COO−(−CH2−CH(CH3)−O−)n−C(O)−R’ [式中、R及びR’は相互に独立して、分枝状又は非分枝状の、アルキル又はア ルケニル基でありそしてnは10から80の数である] のエステル化脂肪酸プロポキシラート、 − 一般式、R−COO−(−CH2−CH(CH3)−O−)n−H [式中、Rは分枝状又は非分枝状の、アルキル又はアルケニル基でありそしてn は10から80の数である] の脂肪酸プロポキシラート − 3と80の間のプロポキシル化度をもつ、飽和及び/又は不飽和の、分枝状 及び/又は非分枝状脂肪酸のポリプロピレングリコールグリセロール脂肪酸エス テル、 − 3から100のプロポキシル化度をもつ、プロポキシル化ソルビタンエステ ル、 − 3から100のプロポキシル化度をもつコレステロールプロポキシラート、 − 3から100のプロポキシル化度をもつプロポキシル化トリグリセリド、 − 一般式、 R−O−(−CH2−CH(CH3)O−)n−CH2−COOH [式中、Rは分枝状又は非分枝状の、アルキル又はアルケニル基でありそしてn は3から50の数である] のアルキルエーテルカルボン酸あるいはそれらの化粧品として又は製薬学的に許 容できる塩、 − 化粧品として又は製薬学的に許容できる陽イオンを有する、一般式、 R−O−(−CH2−CH(CH3)−O−)n−SO3−H [式中、Rは5〜30個のC原子をもつ、分枝状又は非分枝状の、アルキル又は アルケニル基でありそしてnは1から50の数である] のアルキルエーテルスルファート又はこれらのスルファートを基礎とする酸、 − 一般式、R−O−Xn−Ym−H [式中、Rは分枝状又は非分枝状の、アルキル又はアルケニル基であり、X及び Yは同一でなく、そしてそれぞれがオキシエチレン基又はオキシプロピレン基の どちらかであり、そしてn及びmは相互に独立して、5から50の数である] の脂肪アルコールエトキシラート/プロポキシラート、 − 一般式、R−O−Xn−Ym−R’ [式中、R及びR’は相互に独立して、分枝状又は非分枝状の、アルキル又はア ルケニル基であり、そしてX及びYは同一でなく、そしてそれぞれオキシエチレ ン基又はオキシプロピレン基のどちらかであり、そしてn及びmは相互に独立し て、5から100の数である] のポリプロピレングリコールエーテル、 − 一般式、R−COO−Xn−Ym−R’ [式中、R及びR’は相互に独立して、分枝状又は非分枝状の、アルキル又はア ルケニル基であり、X及びYは同一でなく、そしてそれぞれオキシエチレン基又 はオキシプロピレン基のどちらかであり、そしてn及びmは相互に独立して、5 から100の数である] のエーテル化脂肪酸プロポキシラート、 − 一般式、R−COO−Xn−Ym−H [式中、Rは分枝状又は非分枝状の、アルキル又はアルケニル基であり、X及び Yは同一でなく、そしてそれぞれオキシエチレン基又はオキシプロピレン基のど ちらかであり、そしてn及びmは相互に独立して、5から50の数である] の脂肪酸エトキシラート/プロポキシラート、 を含んでなる群から選ばれる。 なかでも、ポリエトキシル化された又はポリプロポキシル化された、あるいは ポリエトキシル化された及びポリプロポキシル化されたO/W乳化剤もしくは乳 化剤類は好都合には、 − 一般式、R−O−(−CH2−CH2−O−)n−H [式中、Rは5〜30個のC原子をもつ、分枝状又は非分枝状の、アルキル又は アルケニル基でありそしてnは10から25の数である] の脂肪アルコールエトキシラート、 − 11〜16のHLB値、極めて特に好都合には14.5〜15.5のHLB 値をもつエトキシル化羊毛ワックスアルコール、 − 一般式、R−O−(−CH2−CH2−O−)n−R’ [式中、R及びR’は相互に独立して、5〜30個のC原子をもつ、分枝状又は 非分枝状の、アルキル又はアルケニル基でありそしてnは10 から25の数である] のポリエチレングリコールエーテル、 − 一般式、R−COO−(−CH2−CH2−O−)n−H [式中、Rは5〜30個のC原子をもつ、分枝状又は非分枝状の、アルキル又は アルケニル基でありそしてnは10から25の数である] の脂肪酸エトキシラート、 − 一般式、R−COO−(−CH2−CH2−O−)n−R’ [式中、R及びR’は相互に独立して、5〜30個のC原子をもつ、分枝状又は 非分枝状の、アルキル又はアルケニル基でありそしてnは10から50の数であ る] のエーテル化脂肪酸エトキシラート、 − 一般式、 R−COO−(−CH2−CH2−O−)n−C(O)−R’ [式中、R及びR’は相互に独立して、5〜30個のC原子をもつ、分枝状又は 非分枝状の、アルキル又はアルケニル基でありそしてnは10から50の数であ る] のエステル化脂肪酸エトキシラート、 − 6から26個のC原子及び3と40の間のエトキシル化度を有する、飽和及 び/又は不飽和の、分枝状及び/又は非分枝状脂肪酸の、ポリエチレングリコー ルグリセロール脂肪酸エステル、 − 3から30のエトキシル化度を有する、エトキシル化ソルビタンエステル、 − 11〜16のHLB値、極めて特に好都合には14.5〜15.5のHLB 値をもつ、コレステロールエトキシラート、 − 11〜16のHLB値、極めて特に好都合には14.5〜15.5のHLB 値をもつ、エトキシル化トリグリセリド、 − 一般式、R−O−(−CH2−CH2−O)n−CH2−COOH [式中、Rは、5〜30個のC原子を持つ、分枝状又は非分枝状の、アルキル又 はアルケニル基でありそしてnは10から20の数である] のアルキルエーテルカルボン酸あるいはそれらの化粧品として又は製薬学的に許 容できる塩、 − 分枝状又は非分枝状の、アルカン酸又はアルケン酸を基礎にし、そして10 から80のエトキシル化度を有する、例えばソルベス型の、ポリオキシエチエレ ンソルビトール脂肪酸エステル、 − 化粧品として又は製薬学的に許容できる陽イオンをもつ、一般式、 R−O−(−CH2−CH2−O−)n−SO3−H [式中、Rは、5〜30個のC原子をもつ、分枝状又は非分枝状の、アルキル又 はアルケニル基でありそしてnは3から30の数である] のアルキルエーテルスルファート又はこれらのスルファートを基礎とする酸、 − 一般式、R−O−(−CH2−CH(CH3)−O−)n−H [式中、Rは5〜30個のC原子をもつ、分枝状又は非分枝状の、アルキル又は アルケニル基でありそしてnは10から30の数である] の脂肪アルコールプロポキシラート、 − 一般式、R−O−(−CH2−C(CH3)−O−)n−R’ [式中、R及びR’は相互に独立して、5〜30個のC原子をもつ、分枝状又は 非分枝状の、アルキル又はアルケニル基でありそしてnは10から40の数であ る] のポリプロピレングリコールエーテル、 − 11〜16のHLB値、極めて特に好都合には14.5〜15.5のHLB 値をもつ、プロポキシル化羊毛ワックスアルコール、 − 一般式、R−COO−(−CH2−CH(CH3)−O−)n−H [式中、Rは5〜30個のC原子をもつ、分枝状又は非分枝状の、アルキル又は アルケニル基でありそしてnは10から40の数である] の脂肪酸プロポキシラート、 − 一般式、R−COO−(−CH2−CH(CH3)−O−)n−R’ [式中、R及びR’は相互に独立して、5〜30個のC原子をもつ、分枝状又は 非分枝状の、アルキル又はアルケニル基でありそしてnは10から30の数であ る] のエーテル化脂肪酸プロポキシラート、 − 一般式、 R−COO−(−CH2−CH(CH3)−O−)n−C(O)−R’ [式中、R及びR’は相互に独立して、5〜30個のC原子をもつ、分枝状又は 非分枝状の、アルキル又はアルケニル基でありそしてnは10から50の数であ る] のエステル化された脂肪酸プロポキシラート、 − 6から26個のC原子及び3と50の間のプロポキシル化度をもつ、飽和及 び/又は不飽和の、分枝状及び/又は非分枝状脂肪酸のポリプロピレングリコー ルグリセロール脂肪酸エステル、 − 3から80のプロポキシル化度をもつ、プロポキシル化ソルビタンエステル 、 − 11〜16のHLB値、極めて特に好都合には14.5〜15.5 のHLB値をもつコレステロールプロポキシラート、 − 11〜16のHLB値、極めて特に好都合には14.5〜15.5のHLB 値をもつプロポキシル化トリグリセリド、 − 一般式、 R−O−(−CH2−CH(CH3)O−)n−CH2−COOH [式中、Rは5〜30個のC原子をもつ、分枝状又は非分枝状の、アルキル又は アルケニル基でありそしてnは10から30の数である] のアルキルエーテルカルボン酸あるいはそれらの化粧品として又は製薬学的に許 容できる塩、 − 化粧品として又は製薬学的に許容できる陽イオンを含む、一般式、 R−O−(−CH2−CH(CH3)−O−)n−SO3−H [式中、Rは5〜30個のC原子をもつ、分枝状又は非分枝状の、アルキル又は アルケニル基でありそしてnは1から30の数である] のアルキルエーテルスルファート、又はこれらのスルファートを基礎とする酸、 を含んでなる群から選ばれる。 本発明によると、ポリエトキシル化された又はポリプロポキシル化された又は 、ポリエトキシル化された及びポリプロポキシル化されたO/W乳化剤は、O/ W乳化剤が飽和基R及びR’を有する場合には、特に好都合には、11〜16の HLB値をもつ物質の群から、極めて特に好都合には14.5〜15.5のHL B値をもつ物質の群から選ばれる。O/W乳化剤が不飽和基R及び/又はR’を 有するか、又はイソアルキル誘導体が存在する場合には、このような乳化剤の好 ましいHLB値はまた、より低いか又はより高い可能性がある。 脂肪アルコールエトキシラートは好都合には、エトキシル化ステアリルアルコ ール、セチルアルコール及びセチルステアリルアルコール(セテアリルアルコー ル)を含んでなる群から選ばれる。下記の物質: ポリエチレングリコール(13)ステアリルエーテル(ステアレス−13)、 ポリエチレングリコール(14)ステアリルエーテル(ステアレス−14)、 ポリエチレングリコール(15)ステアリルエーテル(ステアレス−15)、 ポリエチレングリコール(16)ステアリルエーテル(ステアレス−16)、 ポリエチレングリコール(17)ステアリルエーテル(ステアレス−17)、 ポリエチレングリコール(18)ステアリルエーテル(ステアレス−18)、 ポリエチレングリコール(19)ステアリルエーテル(ステアレス−19)、 ポリエチレングリコール(20)ステアリルエーテル(ステアレス−20)、 ポリエチレングリコール(12)イソステアリルエーテル(イソステアレス−12)、 ポリエチレングリコール(13)イソステアリルエーテル(イソステアレス−13)、 ポリエチレングリコール(14)イソステアリルエーテル(イソステアレス−14)、 ポリエチレングリコール(15)イソステアリルエーテル(イソステアレス−15)、 ポリエチレングリコール(16)イソステアリルエーテル(イソステアレス−16)、 ポリエチレングリコール(17)イソステアリルエーテル(イソステアレス−17)、 ポリエチレングリコール(18)イソステアリルエーテル(イソステアレ ス−18)、 ポリエチレングリコール(19)イソステアリルエーテル(イソステアレス−19) 、 ポリエチレングリコール(20)イソステアリルエーテル(イソステアレス−20) 、 ポリエチレングリコール(13)セチルエーテル(セテス−13)、 ポリエチレングリコール(14)セチルエーテル(セテス−14)、 ポリエチレングリコール(15)セチルエーテル(セテス−15)、 ポリエチレングリコール(16)セチルエーテル(セテス−16)、 ポリエチレングリコール(17)セチルエーテル(セテス−17)、 ポリエチレングリコール(18)セチルエーテル(セテス−18)、 ポリエチレングリコール(19)セチルエーテル(セテス−19)、 ポリエチレングリコール(20)セチルエーテル(セテス−20)、 ポリエチレングリコール(13)イソセチルエーテル(イソセテス−13)、 ポリエチレングリコール(14)イソセチルエーテル(イソセテス−14)、 ポリエチレングリコール(15)イソセチルエーテル(イソセテス−15)、 ポリエチレングリコール(16)イソセチルエーテル(イソセテス−16)、 ポリエチレングリコール(17)イソセチルエーテル(イソセテス−17)、 ポリエチレングリコール(18)イソセチルエーテル(イソセテス−18)、 ポリエチレングリコール(19)イソセチルエーテル(イソセテス−19)、 ポリエチレングリコール(20)イソセチルエーテル(イソセテス−20)、 ポリエチレングリコール(12)オレイルエーテル(オレス−12)、 ポリエチレングリコール(13)オレイルエーテル(オレス−13)、 ポリエチレングリコール(14)オレイルエーテル(オレス−14)、 ポリエチレングリコール(15)オレイルエーテル(オレス−15)、 ポリエチレングリコール(12)ラウリルエーテル(ラウレス−12)、 ポリエチレングリコール(12)イソラウリルエーテル(イソラウレス− 12)、 ポリエチレングリコール(13)セチルステアリルエーテル(セテアレス−13)、 ポリエチレングリコール(14)セチルステアリルエーテル(セテアレス−14)、 ポリエチレングリコール(15)セチルステアリルエーテル(セテアレス−15)、 ポリエチレングリコール(16)セチルステアリルエーテル(セテアレス−16)、 ポリエチレングリコール(17)セチルステアリルエーテル(セテアレス−17)、 ポリエチレングリコール(18)セチルステアリルエーテル(セテアレス−18)、 ポリエチレングリコール(19)セチルステアリルエーテル(セテアレス−19)、 ポリエチレングリコール(20)セチルステアリルエーテル(セテアレス−20) が特に好ましい。 脂肪酸エトキシラートはまた好都合には、下記の群: ステアリン酸ポリエチレングリコール(20)、 ステアリン酸ポリエチレングリコール(21)、 ステアリン酸ポリエチレングリコール(22)、 ステアリン酸ポリエチレングリコール(23)、 ステアリン酸ポリエチレングリコール(24)、 ステアリン酸ポリエチレングリコール(25)、 イソステアリン酸ポリエチレングリコール(12)、 イソステアリン酸ポリエチレングリコール(13)、 イソステアリン酸ポリエチレングリコール(14)、 イソステアリン酸ポリエチレングリコール(15)、 イソステアリン酸ポリエチレングリコール(16)、 イソステアリン酸ポリエチレングリコール(17)、 イソステアリン酸ポリエチレングリコール(18)、 イソステアリン酸ポリエチレングリコール(19)、 イソステアリン酸ポリエチレングリコール(20)、 イソステアリン酸ポリエチレングリコール(21)、 イソステアリン酸ポリエチレングリコール(22)、 イソステアリン酸ポリエチレングリコール(23)、 イソステアリン酸ポリエチレングリコール(24)、 イソステアリン酸ポリエチレングリコール(25)、 オレイン酸ポリエチレングリコール(12)、 オレイン酸ポリエチレングリコール(13)、 オレイン酸ポリエチレングリコール(14)、 オレイン酸ポリエチレングリコール(15)、 オレイン酸ポリエチレングリコール(16)、 オレイン酸ポリエチレングリコール(17)、 オレイン酸ポリエチレングリコール(18)、 オレイン酸ポリエチレングリコール(19)、 オレイン酸ポリエチレングリコール(20) から選ばれる。 カルボン酸ラウレス−11ナトリウムは、エトキシル化カルボン酸アルキルエ ーテル又はその塩として好都合に使用することができる。 硫酸ラウレス−1〜4ナトリウムは、硫酸アルキルエーテルとして好都合に使 用することができる。 ポリエチレングリコール(30)コレステリルエーテルは、エトキシル化コレ ステロール誘導体として好都合に使用することができる。ポリエチレングリコー ル(25)大豆ステロールもまた満足な物質であることが判明した。 ポリエチレングリコール(60)ツキミソウグリセリドは、エトキシル化トリ グリセリドとして好都合に使用することができる。 更に、前記ポリエチレングリコールグリセロール脂肪酸エステルは好都合には 、ポリエチレングリコール(20)ラウリン酸グリセリル、 ポリエチレングリコール(21)ラウリン酸グリセリル、 ポリエチレングリコール(22)ラウリン酸グリセリル、 ポリエチレングリコール(23)ラウリン酸グリセリル、 ポリエチレングリコール(6)カプリル酸/カプリン酸グリセリル、 ポリエチレングリコール(20)オレイン酸グリセリル、 ポリエチレングリコール(20)イソステアリン酸グリセリル、 ポリエチレングリコール(18)オレイン酸/ココア酸グリセリル を含んでなる群から選ばれる。 ソルビタンエステルを、 ポリエチレングリコール(20)モノラウリン酸ソルビタン、 ポリエチレングリコール(20)モノステアリン酸ソルビタン、 ポリエチレングリコール(20)モノイソステアリ酸ソルビタン、 ポリエチレングリコール(20)モノパルミチン酸ソルビタン、 ポリエチレングリコール(20)モノオレイン酸ソルビタン を含んでなる群から選ぶこともまた好ましい。 下記の物質を、任意の、しかし本発明により好都合なW/O乳化剤として使用 することができる: 8から30個の炭素原子をもつ脂肪アルコール、 8から24個のC原子の、特に12〜18個のC原子の鎖長をもつ、飽和及び/ 又は不飽和の、分枝状及び/又は非分枝状アルカンカルボン酸のモノグリセロー ルールエステル、 8から24個のC原子、特に12〜18個のC原子の鎖長をもつ、飽和及び/又 は不飽和の、分枝状及び/又は非分枝状アルカンカルボン酸のジグリセロールエ ステル、 8から24個のC原子、特に12〜18個のC原子の鎖長をもつ、飽和及び/又 は不飽和の、分枝状及び/又は非分枝状アルコールのモノグリセロールエーテル 、 8から24個のC原子、特に12〜18個のC原子の鎖長をもつ、飽和及び/又 は不飽和の、分枝状及び/又は非分枝状アルコールのジグリセロールエーテル、 8から24個のC原子、特に12〜18個のC原子の鎖長をもつ、飽和及び/又 は不飽和の、分枝状及び/又は非分枝状アルカンカルボン酸 のプロピレングリコールエステル、並びに 8から24個のC原子、特に12〜18個のC原子の鎖長をもつ、飽和及び/又 は不飽和の、分枝状及び/又は非分枝状アルカンカルボン酸のソルビタンエステ ル。 特に好都合なW/O乳化剤は、モノステアリン酸グリセリル、モノイソステア リン酸グリセリル、モノミリスチン酸グリセリル、モノオレイン酸グリセリル、 モノステアリン酸ジグリセリル、モノイソステアリン酸ジグリセリル、モノステ アリン酸プロピレングリコール、モノイソステアリン酸プロピレングリコール、 モノカプリル酸プロピレングリコール、モノラウリン酸プロピレングリコール、 モノイソステアリン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、モノカプリル酸 ソルビタン、モノイソオレイン酸ソルビタン、ジステアリン酸スクロース、セチ ルアルコール、ステアリルアルコール、アラキジルアルコール、ベヘニルアルコ ール、イソベヘニルアルコール、セラキルアルコール、キミルアルコール、ポリ エチレングリコール(2)ステアリルエーテル(ステアレス−2)、モノラウリ ン酸グリセリル、モノカプリン酸グリセリル及びモノカプリル酸グリセリルであ る。 本発明に従うと、乳化剤類の総量を、ミクロエマルションの総重量の15重量 %未満に保持することができる。乳化剤の総含量は好ましくは、ミクロエマルシ ョンの総重量の10重量%未満、特には8重量%未満に保持される。 本発明によるミクロエマルションの油性相は好都合には、3から30個のC原 子の鎖長をもつ、飽和及び/又は不飽和の、分枝状及び/又は非分枝状アルカン カルボン酸と、3から30個のC原子の鎖長をもつ、 飽和及び/又は不飽和の、分枝状及び/又は非分枝状アルコールとのエステルを 含んでなる群から、並びに、芳香族カルボン酸と、3から30個のC原子の鎖長 をもつ飽和及び/又は不飽和の、分枝状及び/又は非分枝状アルコールとのエス テルを含んでなる群から選ばれる。次に、このようなエステル油は、好都合には 、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸イソプ ロピル、オレイン酸イソプロピル、ステアリン酸n−ブチル、ラウリン酸n−ヘ キシル、オレイン酸n−デシル、ステアリン酸イソオクチル、ステアリン酸イソ ノニル、イソノナン酸イソノニル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ラウリン 酸2−エチルヘキシル、ステアリン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−オ クチルドデシル、オレイン酸オレイル、エルカ酸オレイル、オレイン酸エルシル 、エルカ酸エルシル及び、このようなエステルの合成の、半合成の、及び天然の 混合物、例えばジョジョバ油、を含んでなる群から選ぶことができる。 油性相はまた好都合には、分枝状及び非分枝状の炭化水素及び炭化水素ワック ス、シリコーン油並びにジアルキルエーテルを含んでなる群から、飽和又は不飽 和の、分枝状又は非分枝状アルコールを含んでなる群から、そして脂肪酸トリグ リセリド、すなわち8から24個のC原子、特に12〜18個のC原子の鎖長を もつ、飽和及び/又は不飽和の、分枝状及び/又は非分枝状アルカンカルボン酸 のトリグリセロールエステルから、選ぶことができる。該脂肪酸トリグリセリド は好都合には、例えば、合成、半合成の及び天然の油、例えばオリーブ油、ヒマ ワリ油、大豆油、落花生油、菜種油、アーモンド油、ヤシ油、ココナツ油、ヤシ の芯油、等を含んでなる群から選ぶことができる。 このような油及びワックス成分の任意の混合物もまた本発明に関して、好都合 に使用することができる。 油性相の唯一の脂質成分として、ワックス、例えばパルミチン酸セチルを使用 することもまた好都合であるかも知れない。そのような場合には、本発明による O/Wミクロエマルションはまた固体ワックス粒子のミクロ分散物として得られ るかも知れない。 該油性相は好都合には、イソステアリン酸2−エチルヘキシル、オクチルドデ カノール、イソノナン酸イソトリデシル、イソエイコサン、ココア酸2−エチル ヘキシル、安息香酸C12-15−アルキル、カプリル酸/カプリン酸トリグリセリ ド及びジカプリリルエーテルを含んでなる群から選ばれる。 安息香酸C12-15−アルキルとイソステアリン酸2−エチルヘキシルの混合物 、安息香酸C12-15−アルキルとイソノナン酸イソトリデシルの混合物並びに、 安息香酸C12-15−アルキル、イソステアリン酸2−エチルヘキシル及びイソノ ナン酸イソトリデシルの混合物が特に好都合である。 炭化水素のうちで、パラフィン油、スクアラン及びスクアレンが、本発明に関 して、好都合に使用することができる。 油性相はまた好都合には、環状もしくは線状のシリコーン油を含有することが できるか又は、油性相のためには、シリコーン油もしくはシリコーン油類に加え て、その他の油性相成分を含有することが好ましいが、すべてそのような油のみ からなることができる。 本発明により使用されるシリコーン油は好都合には、シクロメチコン(オクタ メチルシクロテトラシロキサン)である。しかし、その他のシ リコーン油、例えばヘキサメチルシクロトリシロキサン、ポリジメチルシロキサ ン及びポリ(メチルフェニルシロキサン)の使用もまた本発明に関して好都合で ある。 シクロメチコンとイソノナン酸イソトリデシルの混合物並びに、シクロメチコ とイソステアリン酸2−エチルヘキシルの混合物もまた特に好都合である。 本発明によるミクロエマルションは好都合には、水性相、油性相、本発明によ る1種類以上のO/W乳化剤、望ましい場合は1種類以上のW/O乳化剤、並び に、望ましい場合には、転相温度領域より下でO/Wエマルションを形成するそ の他の補助剤、添加剤及び/又は活性物質、を含んでなる基礎成分の混合物を、 転相温度領域より上又はその内側の温度に移行させ、そして次に、生成されたミ クロエマルションを室温に冷却させる方法により調製される。これは好ましくは 撹拌しながら実施する。 驚くべきことに、均質化段階は常に省略することができる。 (a) 油性相、水性相及び、望ましい場合は、1種類以上のW/O乳化剤の最 初の濃度を選択しそしてこれらの成分を相互に添加し、 (b) ゼロに等しい可能性もある、O/W乳化剤もしくは乳化剤類の最初の濃 度を選択しそしてこのO/W乳化剤もしくはこれらのO/W乳化剤類を(a)で 得られた混合物に添加し、 (c) その際、(b)で得られた混合物は開始時温度を有し、 (d) (b)で得られた混合物を、少なくとも1種類の選ばれた乳化剤及び/ 又は油性相及び/又は水性相の温度及び濃度もしくは濃度類を含んでなる群から 選ばれた、少なくとも1個のパラメーターを適宜に変 化させることにより、生成された混合物をW/OエマルションとO/Wエマルシ ョンの間の転相領域を通過させ、そして混合物がO/Wエマルション又はO/W ミクロエマルションとして存在する領域内に移行させ、そして (e) 次いで(d)で得られた混合物を場合によっては、更なる処理段階に移 行させる、ことを特徴とする、 (1) 望ましい場合は、従来の水溶性又は水分散性の物質を含んでなる水性相 、 (2) 本質的に、揮発性の低い成分からなり、そして望ましい場合は、油性相 に可溶性又は分散可能な従来の物質を含んでなる油性相、 (3) 1種類以上の、ポリエトキシル化されたO/W乳化剤及び/又は1種類 以上のポリプロポキシル化されたO/W乳化剤及び/又は1種類以上の、ポリエ トキシル化及びポリプロポキシル化O/W乳化剤、並びに (4) 望ましい場合は、1種類以上のW/O乳化剤 を含んでなる、O/Wミクロエマルションの調製方法もまた、本発明の好都合な 態様とみなされる。 パラメーターもしくはパラメーター類の変更が、 (d1) 与えられた濃度における、O/W乳化剤もしくは乳化剤類の並びに水 性相及び油性相の混合物の温度を変化させること、又は (d2) 与えられた温度における、少なくとも1種類のO/W乳化剤の濃度を 変化させること、又は (d3) 少なくとも1種類のO/W乳化剤の、与えられた温度及び与えられた 濃度において、油性相の濃度及び/又は水性相の濃度を変化さ せること、 からなるような方法もまた、本発明により好都合である。 数種のパラメーターを同時に又は連続的に変化させることが、本発明により好 ましいかもしれない。 本発明により好都合なO/Wミクロエマルションは、O/W乳化剤の割合が、 調製物の総重量の20重量%未満、特には15重量%未満でありそして、5重量 %未満の追加的W/O乳化剤が存在する場合に得ることができる。 しかし、特別の場合には、濃度が前記の限界値より僅かに上又は下でありそし て、適宜なエマルションの型を得ることは可能である。これは、適宜な乳化剤及 び油成分の広範な多様性を考慮すると、当業者には驚くべきことでなく、従って 彼らは、その濃度が前記の限界値の上又は下であっても本発明の範囲を逸脱しな いことを知っている。 図1は相の図の非常に簡略化された図である。変数パラメーターPは第二の変 数としての温度θに対してプロットされている。ここでPは濃度のパラメーター を表し、油性相の割合、水性相の割合又は乳化剤もしくは乳化剤混合物の濃度の いずれかである。本発明による系に対しては、O/Wエマルションはより低い温 度で存在する例であり、そして、温度を上昇させると転相領域を通過することが できる。温度を更に上昇させるとW/Oエマルションが認められる。転相領域中 の系の構造は、本発明にとって重要であるようには見えない。転相領域には、例 えば、ラメラ相、バイコンティナウス(bicontinuous)相又は立方体相、六角形 相もしくは逆六角形相が存在すること、並びにまた、その転相領域は数種の同一 の又は多少とも異なる相からなることが想像できる。 転相領域は、数学的に、調製物中の適宜な乳化剤もしくは乳化剤混合物の温度 、濃度、並びに油性相及び水性相のそれぞれの濃度の変数により形成される座標 の直線系Σ内の1群の点として、下式: Σ={O,θ,m,H,W} [式中、O = 座標の原点 θ = 温度 m = 乳化剤/乳化剤混合物の濃度 H = 油性相の濃度 W = 水性相の濃度 に従って表すことができる。 厳密に言えば、多成分乳化剤系においては、全体の関数に対する個々の乳化剤 の寄与miをもちろん考慮に入れることが必要であり、それによりi−成分含有 の乳化剤系の場合には次の式: Σ = {O,θ,m1,m2,…,mi,H,W} に導く。 数学的意味において、転相領域Φは、座標系Σ内の1種類の連続領域又は多数 の連続領域である。Φは、温度θにおける、濃度Wの水性相、濃度Hの油性相、 及び濃度miの本発明によるi乳化剤の、本発明による混合物を決定し、そして それに対して図2に記載のように、1つの座標K1∈Φから1つの座標K2∈Φへ の通過の際に転相が起こるような座標点K(θ,a,m1,m2,…,mi,H, W)の総数を表す。 与えられた系の転相領域が単一の連続の(i+3)次元の領域であるか又は、 連続の、しかし相互に分離された、すなわち与えられた系の数種の転相領域に対 応するような数種の領域からなるかは無関係である。 従って本明細書では常に、2種以上の相互に分離された領域が存在するとしても 、普遍化により、「the」又は「a」を使用する単数の転相領域に言及している。 図2に示された変数の座標は、どの具体的な濃度のパラメーターが関与してい るかは特定されないままにすることができるが、前記の温度θ及び濃度パラメー ターPである。K1からK2への移行においては、温度のみを上昇させてその他の 変数は一定に保たれる。 この方法は、本発明による条件下では可逆的でない、すなわち、その系が座標 K2∈Φから座標K1∈Φに戻る場合、本発明による透明なO/Wミクロエマルシ ョンを得ることができる。 従って、本発明によるミクロエマルションは好都合には、実際的に、適宜な原 料物質、すなわち水性相及び油性相、本発明により使用された1種類以上のO/ W乳化剤(後者は、与えられた混合物に対して転相が可能な濃度で存在する)、 並びに場合によってはその他の物質、を選択後に、個々の成分を撹拌しながら相 互に添加し、混合物の温度を上昇させることにより転相を誘導させ、そして次い で混合物を一定に撹拌しながら、室温で放置冷却させる方法により調製される。 しかし、図3に示すように、数種のパラメーターを同時に変化させることも可 能である。図3は温度に対する水性相の濃度のプロットを示す。座標K1∈Φか ら出発して、その他のすべてのパラメーターを一定に保ちながら、温度を上昇さ せることにより、K2∈Φ及びK4∈Φ又はK3∈Φに到達させることができる。 座標K3及びK4から出発することにより、その他のすべてのパラメーターを一定 に保ちながら、温度を座標K1の方向に再度低下させることにより、本発明によ るO/Wミクロエマ ルションを得ることができる。 座標K3及びK4から出発することにより、温度を低下させそして更に、油性相 の濃度を変化させることにより(図3においては水の添加により)、座標K5に 到達させそして本発明によるO/Wミクロエマルションを得ることができる。 図3から、K4から出発して温度を低下させると、単に転相領域をも横切らね ばならないために、座標K4は転相領域の外側にあるが、K4から出発することに より、K3から出発することにより得られたものと類似の系を得ることができる ことが理解される。 再度、座標K1から出発することにより、水性相の濃度を変化させることによ り、すなわち、例えば、図3に示されるように、水の添加により、座標K5に到 達し、そして本発明によるO/Wミクロエマルションを得ることができる。しか し、この場合は、いわば濃厚物の形態の、本発明によるO/Wミクロエマルショ ンが既に存在せねばならず、それが次に希釈により、異なる組成の、本発明によ るO/Wミクロエマルションに転化されることに、言及されねばならない。 しかし、結局、転相領域外にある座標K2から出発することにより、転相を経 過せずに、単に、座標K1への温度の復帰によるか又は油性相の濃度を更に変化 させること、すなわち、例えば座標K5への水性相による添加希釈によってもま た、本発明によるO/Wミクロエマルションを得ることができることは驚くべき ことで、そして従ってそれが独創的な発明段階を形成している。これは、水性相 、油性相、本発明により使用される1種類以上のO/W乳化剤、望ましい場合は 1種類以上のW/O乳化剤並びに望ましい場合には、転相温度領域より下でO/ Wエマル ションを形成する、その他の補助物質、添加剤及び/又は活性物質、を含んでな る基礎成分の混合物を、 − 油性相に可溶性の成分が溶解又は少なくとも融解状態にあり、 − 少なくとも、溶解状態で存在しない、最も融点の高い油成分の融点に相当す る、そして − その系の転相温度領域より下である、 温度に移行させ、そして次いで生成されたO/Wエマルションを室温に冷却させ てO/Wミクロエマルションを生成させる方法により、好都合に実施される。こ れは好ましくは撹拌しながら実施される。 本発明によるこの方法は、熱感受性又は、揮発性の高い物質を、本発明による O/Wミクロエマルション中に取り込む場合に、特に適宜である。更に、比較的 低温で実施することができる本方法は、従来の方法に比してエネルギーの節約に なる。 図4は、座標L1に、本発明によるO/W乳化剤が最初に存在せず、そして系 が、温度を上昇させることにより座標L3∈Φ又は座標L2∈Φに移行される場合 を表す。座標L2はまたもちろん座標L3に存在する系を冷却することにより到達 することができる。例えば、W/Oエマルションが存在することができる座標L2 及びL3は、L3に対応する温度が、転相温度領域に対応することができるどん な温度よりも高いという点においてのみ根本的に異なる。 図4に具象化された系における追加的W/O乳化剤の存在は、絶対的に必要で はないが、好都合である。温度を低下させながら、座標L2又はL3における、本 発明によるO/W乳化剤又は数種のこのような乳化剤類の添加は、系を座標L4 の方へ移行させ、それが次いで本発明によ るO/Wミクロエマルションに相当する。 従って本発明による方法のもう一つの好都合な態様は、適宜な原料物質、すな わち水及び油性相及び場合によってはその他の物質を選択後、撹拌しながら、個 々の成分を、与えられた混合物に対して転相が可能な温度に移行させ、混合物へ の、本発明により使用されたO/W乳化剤もしくは乳化剤類の添加により転相を 誘導させ、そして次いで混合物を絶えず撹拌しながら室温に放置冷却させる方法 からなる。 与えられた混合物が転相を受けることができる適宜な温度領域を、簡単な実験 により決定することは、当業者にとって可能な範囲内にある。この温度領域は、 慣例的には70℃と95℃の間に選ばねばならないが、しかしまた特別な場合に はこれらの値の上又は下であってもよい。 実際、本発明によるミクロエマルションの調製において、その際この領域が室 温まで冷却させる際に横断されねばならないため、転相領域に対応することがで きる温度範囲を越えることもまた可能でありそして、恐らくかえって好都合であ る。 電解質を添加することの効果は、親水性乳化剤の溶解性を変化させることであ る。従って、本発明によるミクロエマルションは好都合には、電解質、特に次の 陰イオン:塩素イオン並びにまた、特に硫酸イオン、炭酸イオン、リン酸イオン 、ホウ酸イオン及びアルミン酸イオンを含む無機のオキソ陰イオン、との1種類 以上の塩を含有する。有機陰イオン、例えば乳酸イオン、酢酸イオン、安息香酸 イオン、プロピオン酸イオン、酒石酸イオン、クエン酸イオン、等を基礎にした 電解質もまた好都合に使用できる。エチレンジアミン四酢酸及びその塩によって もまた匹敵する効果を達成することができる。 塩の陽イオンとしては、アンモニウム、アルキルアンモニウム、アルカリ金属 、アルカリ土類金属、マグネシウム、鉄又は亜鉛イオンが好ましく使用される。 化粧品中には生物学的相容性の電解質のみが使用されるべきであることは自明の ことである。一方、少なくとも原則的には、本発明によるミクロエマルションの 特別な医薬用の適用は、医学的監督なしには使用するべきでない電解質の使用を 必要とする可能性がある。 塩化カリウム、塩化ナトリウム、硫酸マグネシウム、硫酸亜鉛及びそれらの混 合物は特に好ましい。死海から採れた天然の塩中に存在するような塩の混合物も また好都合である。 電解質もしくは電解質類の濃度は、調製物の総重量の約0.1〜10.0重量 %、特に好都合には約0.3〜8.0重量%でなければならない。 本発明によるミクロエマルションが化粧品消臭剤/制汗剤のための基剤を表す 場合、すべての通常の活性物質、例えば通常の香料成分のような匂い隠蔽物質、 匂い吸収剤、例えば、特にモンモリロナイト、カオリナイト、イライト、ベイデ ライト、ノントロナイト、サポナイト、ヘクトライト、ベントナイト及びスメク タイトを含む、ドイツ特許出願公開第40 09 347号明細書に記載の板状 のケイ酸塩、並びに更に、例えばリチノール酸の亜鉛塩、を好都合に使用するこ とができる。本発明によるミクロエマルション中に、抗バクアテリア剤を取り込 むこともまた適宜である。好都合な物質の例は、2,4,4’−トリクロロ−2 ’−ヒドロキシジフェニルエーテル(イルガサン)、1,6−ジ(4−クロロフ ェニルビグアニド)ヘキサン(クロルヘキシジン)、3,4,4’−トリクロロ カルバニリド、第四級アンモニウム化合物、チョウジ油、ハッカ油、タイム油、 クエン酸トリエチル、ファーネソール(3, 7,11−トリメチル−2,6,10−ドデカトリエン−1−オール)並びに、 ドイツ特許出願公開第37 40 186号、同第39 38 140号、同第 42 04 321号、同第42 29 707号、同第42 29 737号 、同第42 37 081号、同第43 09 372号及び同第43 24 219号明細書に記載の活性物質である。 従来の制汗物質、特に収斂剤、例えば塩基性塩化アルミニウム、もまた、本発 明によるミクロエマルション中に好都合に使用することができる。 本発明による化粧品消臭剤は、エアゾールの形態、すなわちエアゾール容器又 はスクイーズボトルから又はポンプ装置により噴霧可能な調製物、あるいは、ロ ールオン装置により使用可能な流体組成物の形態、あるいはまた、通常のびん及 び容器から使用可能な、ミクロエマルションの形態にすることができる。 エアゾール容器から噴霧可能な、本発明による化粧品消臭剤に適宜な噴射剤は 、それら自体で又は相互の混合物中に使用することができる、従来の、既知の、 著しく揮発性の、液化噴射剤、例えば炭化水素(プロパン、ブタン、イソブタン )である。圧縮空気を使用することもまた好都合である。 当業者は、当然、原則的には本発明に適宜であろうが、にもかかわらず環境又 はその他の付随する状況に対する有害な効果のために使用するべきでないような 固有に無毒な噴射用ガスが存在し、前記の噴射ガスはなかでも塩化フッ化炭素( CFCs)であることは知っている。 驚くべきことに、油性相中に可溶性の噴射剤、すなわち例えば、通常 のプロパン/ブタン混合物を使用する際、本発明によるO/Wミクロエマルショ ンは単にエアゾールの液滴として噴射されるばかりでなく、前記の噴射剤に担持 された前記の系が脱圧化されるや否や、小粒の濃縮された泡に生成されることも また見いだされた。 従って、このような使用後発泡調製物もまた、創意的な発明段階を伴う、本発 明の好都合な態様と見なすことができる。 油性相に不溶性の噴射剤を使用する場合、本発明によるO/Wミクロエマルシ ョンはエアゾール液滴として噴射される。 その他の好都合な化粧品及び皮膚科学的調製物は日焼け止め剤の形態にあるも のである。本発明による活性物質組み合わせ物に加えて、これらは好ましくは、 少なくとも1種類のUVAフィルター及び/又は少なくとも1種類のUVBフィ ルター及び/又は少なくとも1種類の無機顔料を含有する。 しかし、その主要な目的が日光から防御することではなくて、しかし、UV防 御のための物質を含有するような化粧品及び皮膚科学的調製物を生成することも また本発明に関して好都合である。このように、UVA及び/又はUVBフィル ターは通常、例えば昼間用クリーム中に取り込まれる。 本発明による調製物は好都合には、UVB領域のUV光線を吸収する物質を含 有することができ、フィルターの総量は、例えば、該調製物の総重量の0.1か ら30重量%、好ましくは0.5から10重量%そして特には1から6重量%で ある。 UVBフィルターは油溶性でも水溶性でもよい。油溶性物質の例として下記の 物質を挙げることができる: − 3−ベンジリデンカンファー及びその誘導体、例えば 3−(4−メチルベンジリデン)カンファー; − 4−アミノ安息香酸誘導体、好ましくは 4−(ジメチルアミノ)安息香酸2−エチルヘキシル、 4−(ジメチルアミノ)安息香酸アミル; − ケイ皮酸エステル、好ましくは 4−メトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、 4−メトキシケイ皮酸イソペンチル; − サリチル酸エステル、好ましくは サリチル酸2−エチルヘキシル、 サリチル酸4−イソプロピルベンジル、 サリチル酸ホモメンチル; − ベンゾフェノン誘導体、好ましくは 2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、 2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4’−メチルベンゾフェノン、 2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン; − ベンザルマロン酸エステル、好ましくは 4−メトキシベンザルマロン酸ジ(2−エチルヘキシル); − 2,4,6−トリアニリノ(p−カルボ−2’−エチル−1’−ヘキシルオ キシ)−1,3,5−トリアジン。 下記の物質は水溶性の物質として好都合である: − 2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸及びその塩、例えばその ナトリウム、カリウム又はトリエタノールアンモニウム塩、; − ベンゾフェノンのスルホン酸誘導体、好ましくは 2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸及びその塩 ; − 3−ベンジリデンカンファーのスルホン酸誘導体、例えば、 4−(2−オキソ−3−ボルニリデンメチル)ベンゼンスルホン酸、 2−メチル−5−(2−オキソ−3−ボルニリデンメチル)ベンゼンスルホ ン酸及びそれらの塩。 もちろん、本発明により使用され得る前記UVBフィルターのリストは制限を 意味することを目的としていない。 本発明はまた、本発明によるUVAフィルターの、UVBフィルターとの組み 合わせ物、あるいはこれもUVBフィルターを含有する本発明による化粧品又は 皮膚科学的調製物、を提供する。 化粧品及び/又は皮膚科学的調製物中にこれまで通常存在してきたUVAフィ ルターはまた、本発明による調製物中に好都合に使用することができる。これら の物質は好ましくは、ジベンゾイルメタン誘導体、特に1−(4’−tert− ブチルフェニル)−3−(4’−メトキシフェニル)プロパン−1,3−ジオン 及び1−フェニル−3−(4’−イソプロピルフェニル)プロパン−1,3−ジ オンである。本発明はまた、これらの組み合わせ物を含有する調製物を提供する 。UVAフィルターの量はUVBフィルターに対して使用された量と同様にする ことができる。 本発明による化粧品及び/又は皮膚科学的調製物はまた、皮膚をUV光線から 防御するために化粧品中に通常使用される無機顔料を含むことができる。前記無 機顔料は、チタン、亜鉛、鉄、ジルコニウム、ケイ素、 マンガン、アルミニウム及びセリウムの酸化物並びにそれらの混合物、並びにそ の中で酸化物が活性物質であるような誘導体、である。二酸化チタンを基礎にし た顔料が特に好ましい。使用される量は、前記の組み合わせ物に対して言及され た量にすることができる。 本発明の驚くべき特性は、本発明による調製物が、化粧品又は皮膚科学的活性 物質を皮膚中に運ぶための非常に良好な基剤である点であり、その際、その好都 合な活性物質は、皮膚を酸化的ストレスから防御することができる抗酸化剤であ る。 本発明によると、該調製物は好都合には1種類以上の抗酸化剤を含有する。使 用することができる、好ましい、しかし場合によって使用される抗酸化剤は、化 粧品及び/又は皮膚科学的適用に適宜又は通常のすべての抗酸化剤である。ここ では抗酸化剤を、活性物質の唯一の群として、例えば、その主要な適用が、酸化 的ストレスから皮膚を防御するような、化粧品又は皮膚科学的のものであるとき に使用することが好都合である。しかし、調製物が異なった目的、例えば消臭剤 又は日焼け止め剤として役立つことを目的とする場合には、1種類以上の抗酸化 剤を含む本発明によるミクロエマルションを提供することもまた好ましい。 抗酸化剤は特に好都合には、非常に少量の許容投与量(例えばpmolからμ mol/kg)における、アミノ酸(例えばヒスチジン、チロシン、トリプトフ ァン)及びそれらの誘導体、イミダゾール(例えばウロカニン酸)及びそれらの 誘導体、D,L−カルノシン、D−カルノシン、L−カルノシン及びそれらの誘 導体(例えばアンセリン)のようなペプチド、カロテノイド、カロテン(例えば α−カロテン、β−カロテン,リコペン)及びそれらの誘導体、リポ酸及びその 誘導体(例えばジ ヒドロリポ酸)、アウロチオグルコース、プロピルチオウラシル及びその他のチ オール(例えばチオレドキシン、グルタチオン、システイン、シスチン、シスタ ミン並びに、それらのグリコシル、N−アセチル、メチル、エチル、プロピル、 アミル、ブチル,ラウリル、パルミトイル、オレイル、ガンマ−リノレイル、コ レステリル及びグリセリルエステル)及びそれらの塩、チオジプロピオン酸ジラ ウリル、チオジプロピオン酸ジステアリル、チオジプロピオン酸及びその誘導体 (エステル、エーテル、ペプチド、脂質、ヌクレオチド、ヌクレオシド及び塩) 及びスルホキシイミン化合物(例えばブチオニンスルホキシイミン、ホモシステ インスルホキシイミン、ブチオニンスルホン、ペンタ−、ヘキサ−,ヘプタ−チ オニン・スルホキシイミン)、並びに更に(金属)キレート化剤(例えばα−ヒ ドロキシ脂肪酸、α−ヒドロキシパルミチン酸、フィチン酸、ラクトフェリン) 、α−ヒドロキシ酸(例えばクエン酸、乳酸、リンゴ酸)、フミン酸、胆汁酸、 胆汁抽出物、ビリルビン、ビリベルジン、EDTA、EGTA及びその誘導体、 不飽和脂肪酸及びそれらの誘導体(例えばガンマ−リノレン酸、リノール酸、オ レイン酸)、葉酸及びその誘導体、ユビキノン及びユビキノール及びそれらの誘 導体、ビタミンC及び誘導体(例えばパルミチン酸アスコルビル、リン酸アスコ ルビルMg、酢酸アスコルビル)、トコフェロール及び誘導体(例えば酢酸ビタ ミンE)、ビタミンA及び誘導体(パルミチン酸ビタミンA)、並びにベンゾイ ンの安息香酸コニフェリル、ルチン酸(rutinic acid)及びその誘導体、フェル ラ酸及びその誘導体、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール 、ノルジヒドログアヤク酸、ノルジヒドログアヤレチン酸、トリヒドロキシブチ ロフェノン、尿酸及びその誘 導体、亜鉛及びその誘導体(例えばZnO、ZnSO4)、セレン及びその誘導 体(例えばセレノメチオニン)、スチルベン及びそれらの誘導体(例えば酸化ス チルベン、酸化トランス−スチルベン)、並びに本発明により適宜な、前記の活 性物質の誘導体(塩、エステル、エーテル、糖、ヌクレオチド、ヌクレオシド、 ペプチド及び脂質)からなる群から選ばれる。 本発明に関しては油溶性の抗酸化剤を使用することが特に好都合の可能性があ る。 調製物中の抗酸化剤(1種類以上の化合物)の量は、調製物の総重量の、好ま しくは0.001から30重量%、特に好ましくは0.05〜20重量%そして 特には1〜10重量%である。 抗酸化剤もしくは抗酸化剤類がビタミンE及び/又はその誘導体である場合は 、それらのそれぞれの濃度は好都合には、調製物の総重量の0.001〜10重 量%の範囲内で選ばれる。 抗酸化剤もしくは抗酸化剤類がビタミンAもしくはビタミンA誘導体又はカロ テンもしくはそれらの誘導体である場合は、それらのそれぞれの濃度は好都合に は、調製物の総重量の0.001〜10重量%の範囲内から選ばれる。 当業者はもちろん、高品質の化粧品調製物は通常、従来の補助物質及び添加剤 なくしては考えることができないことを知っている。これらは例えば、コンシス テンシーを与える物質、充填剤、香料、染料、乳化剤、ビタミン又は蛋白質のよ うな追加的活性物質、光線防御物質、安定剤、忌虫剤、アルコール、水、塩、抗 微生物、蛋白分解もしくは角質溶解作用をもつ物質、等を含む。 望ましい場合は、本発明によるO/Wミクロエマルションの水性相はまた、調 製物全体がゲル様の外観をもつように増粘剤を含むことができ、そのためミクロ エマルションのゲルとして考えることができる。例えば、カラギーナン又はPE G−4菜種アミド、及びラウレス−2アミドMEAは適宜な増粘剤であることが 判明した。 本発明によると、活性物質はまた、非常に好都合には、親油性活性物質を含ん でなる群から、そして特に下記の群: アセチルサリチル酸、アトロピン、アズレン、ヒドロコーチゾン及びその誘導体 、例えば17−吉草酸ヒドロコーチゾン、ビタミン、例えばアスコルビン酸及び その誘導体、B及びDビタミン及び非常に好ましくはビタミンB1、ビタミンB1 2 及びビタミンD1、並びにビサボロール、不飽和脂肪酸、特に必須脂肪酸(しば しばビタミンFとも称される)、特にガンマ−リノレン酸、オレイン酸、エイコ サペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸及びその誘導体、クロルアンフェニコール 、カフェイン、プロスタグランジン、チモール、カンファー、野菜及び動物源の 抽出物又はその他の製品、例えばツキミソウ油、ルリヂシャ油又はホシブドウの 種油、魚油、タラの肝油及びまたセラミド及びセラミド様化合物、等、から選ぶ ことができる。 親油活性物質の使用ももちろん、本発明により推奨されるが、本発明によるミ クロエマルションの更なる利点は、大量の非常に微細な液滴は特に、油溶性又は 親油性活性物質に生物学的利用性を与えるのに有効である点である。 該活性物質を、過脂肪物質、例えばパーセリン油、Eucerit(R)及び Neocerit( R) を含んでなる群から選ぶこともまた好都合である。 本発明による調製物に、洗浄−活性の界面活性剤を添加することもまた可能で あり、そして好都合かもしれない。本発明による水性化粧品清浄化剤、又は、水 による洗浄を目的とする、含水量の低いか、もしくは水を含まない清浄化剤濃厚 物は、陽イオン性、陰イオン性、非イオン性及び/又は両性の界面活性剤、例え ば通常の石鹸、例えば脂肪酸のナトリウム塩、アルキルスルファート、アルキル エーテルスルファート、アルカンスホナート、アルキルベンゼンスルホナート、 スルホアセタート、スルホベタイン、サルコシナート、アミドスルホベタイン、 スルホスクシナート、スルホコハク酸半エステル、アルキルエーテルカルボキシ ラート、蛋白質/脂肪酸縮合物、アルキルベタイン及びアミドベタイン、脂肪酸 アルカノールアミド及びポリグリコールエーテル誘導体、を含むことができる。 化粧品の皮膚清浄化調製物を形成する化粧品調製物は、流体又は半固体形態、 例えばゲルの形態にすることができる。それらは好ましくは、少なくとも1種類 の陰イオン性、陽イオン性、非イオン性又は両性の界面活性物質又はそれらの混 合物、並びに場合によっては電解質及び、この目的に通常使用されるような補助 物質を含有する。界面活性物質は好ましくは、調製物の総重量の1重量%と30 重量%の間の濃度で清浄化調製物中に存在することができる。 シャンプーを形成する化粧品調製物は好ましくは、少なくとも1種類の陰イオ ン性、非イオン性又は両性の界面活性物質又はそれらの混合物、並びに場合によ っては、電解質及び、この目的に通常使用されるような補助物質を含有する。そ の界面活性物質は好ましくは、調製物の総重量 の1重量%と50重量%の間の濃度で清浄化調製物中に存在することができる。 例えば、セチルトリメチルアンモニウム塩が好都合に使用される。 前記の界面活性剤の外に、毛髪又は皮膚の清浄化のための本発明による調製物 は、水並びに、場合によっては化粧品中に通常使用される添加剤、例えば香料、 増粘剤、染料、消臭剤、抗微生物物質、過脂肪物質、錯体生成剤及び金属イオン 封鎖剤、真珠光沢剤、植物抽出物、ビタミン、活性物質等を含有する。 それらの油含量にもかかわらず、本発明による調製物は驚くべきことには、非 常に良好な発泡能及び高い清浄力をもち、そして皮膚の全身状態に実質的な再生 作用を有する。特に、本発明による調製物は、皮膚を滑らかにする作用をもち、 皮膚の乾燥感を減少させ、そして皮膚をしなやかにさせる。 本発明によるミクロエマルションを毛髪の手入れ用に使用する場合は、それら は通常の成分、通常は、例えばフィルム形成ポリマーを含有することができる。 少なくとも部分的に第四級化された窒素基をもつ前記のポリマー(以後「フィル ム生成物質」と称する)のうちで、優先的に適宜なものは、INCI命名法[国 際化粧品成分命名法(International Nomenclature Cosmetic Ingredient)]に よる「ポリクオターニウム」の名称をもつ物質の群、例えば: ポリクオターニウム−2(ケミカルアブストラクト(Chemical Abstracts)第6 345 1−27−4、例 Mirapol(R)A−15) ポリクオターニウム−5(アクリルアミドとβ−メタクリルオキシエチルトリメ チルアンモニウムメトスルファートのコポリマー、CAS no.26006−22−4) ポリクオターニウム−6(N,N−ジメチル−N−2−プロペニル−2−プロペ ン−1−アミニウムクロリドのホモポリマー、CAS no.26062−79 −3、例 Merquat(R)100) ポリクオターニウム−7(N,N−ジメチル−N−2−プロペニル−2−プロペ ン−1−アミニウムクロリド、2−プロペンアミドとのポリマー、CAS no .26590−05−6、例 Merquat(R)S) ポリクオターニウム−10(ヒドロキシエチルセルロースの第四級アンモニウム 塩、CAS no.53568−66−4、55353−19−0、54351 −50−7、68610−92−4、81859−24−7、例 Celquat(R)S C−230M) ポリクオターニウム−11(ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリ ラート・コポリマー/ジエチエルスルファート反応生成物、CAS no.53 633−54−8、例 Gafquat(R) 755N) ポリクオターニウム−16(ビニルピロリドン/ビニルイミダゾリニウムメトク ロリド・コポリマー、CAS no.29297−55−0、例 Luviquat(R)H M 552) ポリクオターニウム−17(CAS no.90624−75−2、例Mirapol( R) AD−1) ポリクオターニウム−19(第四級化水溶性ポリビニルアルコール) ポリクオターニウム−20(水分散性第四級化ポリビニルオクタデシルエーテル ) ポリクオターニウム−21(ポリシロキサン/ポリジメチルジメチルアンモニウ ムアセタート・コポリマー、例 Abil(R) B9905) ポリクオターニウム−22(ジメチルジアリルアンモニウムクロリド/アクリル 酸・コポリマー、CAS no.53694−7−0、例 Merquat(R)280) ポリクオターニウム−24(ヒドロキシエチルセルロースのポリマー性第四級ア ンモニウム塩、ラウリルジメチルアンモニウムにより置換されたエポシキドとの 反応生成物、CAS no.107987−23−5、例 Quatrisoft(R)LM− 200) ポリクオターニウム−28(ビニルピロリドン/メタクリルアミドプロピルトリ メチルアンモニウムクロリド・コポリマー、例 Gafquat(R)HS−100) ポリクオターニウム−29(例 Lexquat(R)CH) ポリクオターニウム−31(CAS no.136505−02−7、例 Hypan(R) QT100) ポリクオターニウム−32(N,N,N−トリメチル−2−[(2−メチル−1 −オキソ−2−プロペニル)オキシ]エタナミニウムクロリド、2−プロペナミ ドとのポリマー、CAS no.35429−19−7) ポリクオターニウム−37(CAS no.26161−33−1)、 から選ばれる。 本発明による毛髪の手入れ用調製物は好都合には、1種類以上のフィルム形成 剤を、調製物の総重量の0.01〜5重量%、好ましくは0.1〜3重量%そし て特には0.2〜2重量%、含有する。本発明による調製物のこれらの態様は、 環境の影響により損傷されたりストレスを受けた毛髪を処置するか又は、そのよ うな環境的影響から毛髪を防護する。 更に、本発明による調製物は、ねばつきの効果を与えずに、ヘアスタイルにゆる い膨らみと強度を与える。 従って、それらの組成に応じて、本発明による調製物は例えば、皮膚保護用エ マルション、クレンジング用乳剤、日焼け止めローション、栄養ローション、昼 間用又は夜間用エマルション、等として使用することができる。 本発明によるミクロエマルションはまた、特にそれらが、皮膚の滑らかさを促 進する1種類以上の物質を含む時には、皮膚の滑らかさに対して著しい貢献をす る。 本発明による調製物を、製薬学的調製物に対する基剤として使用することは可 能でありそして好都合であるかも知れない。医薬品調製物の調製に対して必要な 変更を加えて適宜な必要条件が適用される。ここでは純粋な化粧品と純粋な医薬 品の境界は流動的である。本発明によると、適宜な製薬学的活性物質は、基本的 にはすべての群の活性物質であるが、親油性活性物質が好ましい。その例は、抗 ヒスタミン剤、消炎剤、抗生物質、抗真菌剤、循環刺激に対して活性な物質、角 質溶解剤、ホルモン、ステロイド、ビタミン、等である。 本発明による化粧品及び皮膚科学的調製物は、このような調製物中に従来使用 されたような化粧品補助物質、例えば保存剤、殺バクテリア剤、殺ウイルス剤、 香料、消泡剤、染料、着色効果をもつ顔料、増粘剤、界面活性物質、乳化剤、可 塑化、加湿化及び/又は保湿性物質、抗炎症剤、医薬品、脂肪、油、ワックスあ るいは、アルコール、ポリオール、ポリマー、気泡安定剤、電解質又は有機溶媒 のような、化粧品又は皮膚科学的調製物のその他の従来の成分を含有することが できる。 前記の溶媒の混合物を使用することが特に好都合である。 使用することができるその他の成分は、脂肪、ワックス及びその他の天然の、 及び合成の脂肪物質、好ましくは低C数の原子をもつアルコール、例えばイソプ ロパノール、プロピレングリコール又はグリセロール、との脂肪酸のエステル、 あるいは、低C数の原子をもつアルカン酸と、又は、低C数の原子をもつ脂肪酸 、アルコール、ジオール又はポリオールとの脂肪アルコールのエステル、並びに それらのエーテル、好ましくはエタノール、イソプロパノール、プロピレングリ コール、グリセロール、エチレングリコール、エチレングリコールモノエチルも しくはモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチル、モノエチルもし くはモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルもしくはモノエチル エーテル、並びに類似の製品、である。 下記の実施例は本発明を具体的に示すであろう。実施例1 消臭調製物 重量% イソステアリン酸グリセリル 1.800 PEG−15 セチルステアリルアルコール 5.100 イソステアリン酸オクチル 3.300 シクロメチコン 6.600 ソルビトール 2.900 モノカプリン酸グリセロール 0.100 塩化アルミニウム水和物 3.900 香料、抗酸化剤 適量 水 全100.00 油性相と水性相をそれぞれ別個に85〜90℃に加熱し、混合しそして転相を 伴って室温に冷却させて透明なO/Wミクロエマルションを形成させる。実施例2 消臭調製物 重量% イソステアリン酸グリセリル 1.800 PEG−15 セチルステアリルアルコール 5.200 ソルビトール 2.900 イソノナン酸イソトリデシル 3.300 シクロメチコン 6.600 モノカプリン酸グリセロール 0.100 塩化アルミニウム水和物 3.883 香料、抗酸化剤 適量 水 全100.00 油性相と水性相をそれぞれ別個に85〜90℃に加熱し、混合しそして転相を 伴って室温に冷却させて透明なO/Wミクロエマルションを形成させる。実施例3 消臭調製物 重量% イソステアリン酸グリセリル 1.800 PEG−17 セチルステアリルアルコール 5.200 イソノナン酸イソトリデシル 10.000 ソルビトール 2.900 モノカプリン酸グリセロール 0.100 塩化アルミニウム水和物 3.900 香料、抗酸化剤 適量 水 全100.00 油性相と水性相をそれぞれ別個に85〜90℃に加熱し、混合しそして転相を 伴って室温に冷却させて透明なO/Wミクロエマルションを形成させる。実施例4 消臭調製物 重量% モノイソステアリン酸ソルビタン 2.300 PEG−15 セチルステアリルアルコール 4.600 ソルビトール 2.900 シクロメチコン 6.600 イソノナン酸イソトリデシル 3.300 モノカプリン酸グリセロール 0.100 塩化アルミニウム水和物 3.900 香料、抗酸化剤 適量 水 全100.00 油性相と水性相をそれぞれ別個に85〜90℃に加熱し、混合しそして転相を 伴って室温に冷却させて透明なO/Wミクロエマルションを形成させる。実施例5 消臭調製物 重量% モノイソステアリン酸ジグリセリル 1.800 PEG−15 セチルステアリルアルコール 5.100 安息香酸C12-15-アルキル 5.000 イソステアリン酸オクチル 5.000 ソルビトール 2.900 モノカプリン酸グリセロール 0.100 塩化アルミニウム水和物 3.900 香料、抗酸化剤 適量 水 全100.00 油性相と水性相をそれぞれ別個に85〜90℃に加熱し、混合しそして転相を 伴って室温に冷却させて透明なO/Wミクロエマルションを形成させる。実施例6 消臭調製物 重量% モノイソステアリン酸ジグリセリル 2.300 PEG−15 セチルステアリルアルコール 4.600 シクロメチコン 6.600 ソルビトール 2.900 イソノナン酸イソトリデシル 3.300 モノカプリン酸グリセロール 0.100 塩化アルミニウム水和物 3.900 香料、抗酸化剤 適量 水 全100.00 油性相と水性相をそれぞれ別個に85〜90℃に加熱し、混合しそして転相を 伴って室温に冷却させて透明なO/Wミクロエマルションを形成させる。実施例7 消臭調製物 重量% イソステアリン酸グリセリル 1.800 PEG−16 ステアリルアルコール 5.100 イソステアリン酸オクチル 3.300 シクロメチコン 6.600 ソルビトール 2.900 モノカプリン酸グリセロール 0.100 塩化アルミニウム水和物 3.900 香料、抗酸化剤 適量 水 全100.00 油性相と水性相をそれぞれ別個に85〜90℃に加熱し、混合しそして転相を 伴って室温に冷却させて透明なO/Wミクロエマルションを形成させる。実施例8 消臭調製物 重量% モノイソステアリン酸プロピレングリコール 2.300 PEG−15 セチルステアリルアルコール 4.600 イソノナン酸イソトリデシル 3.300 シクロメチコン 6.600 ソルビトール 2.900 モノカプリン酸グリセロール 0.100 塩化アルミニウム水和物 3.900 香料、抗酸化剤 適量 水 全100.00 油性相と水性相をそれぞれ別個に85〜90℃に加熱し、混合しそして転相を 伴って室温に冷却させて透明なO/Wミクロエマルションを形成させる。実施例9 光線防御調製物 重量% イソステアリン酸グリセリル 2.400 イソセテス−20 4.800 イソノナン酸セテアリル 1.670 Eusolex(R) 232 3.000 シクロメチコン 3.330 NaOH 0.990 グリセロール 3.000 香料、保存剤、染料 適量 水 全100.00 油性相と水性相をそれぞれ別個に85〜90℃に加熱し、混合しそして転相を 伴って室温に冷却させて透明なO/Wミクロエマルションを形成させる。実施例10 皮膚手入れ用エマルション 重量% イソステアリン酸グリセリル 2.400 PEG−60 ツキミソウグリセリド 4.800 イソノナン酸イソトリデシル 3.340 シクロメチコン 6.660 ブチレングリコール 3.000 モノカプリン酸グリセロール 0.100 香料、保存剤、染料 適量 水 全100.00 油性相と水性相をそれぞれ別個に85〜90℃に加熱し、混合しそして転相を 伴って室温に冷却させて透明なO/Wミクロエマルションを形成させる。実施例11 顔面クレンジングエマルション 重量% イソラウリン酸グリセリル 4.588 ラウレス−11カルボン酸(90%) 3.754 イソノナン酸セテアリル 1.773 シクロメチコン 3.441 ブチレングリコール 3.128 NaOH 0.206 香料、保存剤、染料 適量 水 全100.00 油性相と水性相をそれぞれ別個に85〜90℃に加熱し、混合しそして転相を 伴って室温に冷却させて透明なO/Wミクロエマルションを形成させる。実施例12 ボディーケア用ローション 重量% PEG−20 ステアラート 4.800 イソステアリン酸グリセリル 2.400 イソノナン酸イソトリデシル 6.660 モノカプリン酸グリセロール 0.100 シクロメチコン 3.340 ブチレングリコール 3.000 ファーネソール 0.300 香料、保存剤、染料 適量 水 全100.00 油性相と水性相をそれぞれ別個に85〜90℃に加熱し、混合しそして転相を 伴って室温に冷却させて透明なO/Wミクロエマルションを形成させる。実施例13 髭剃り後用エマルション 重量% イソステアリン酸ソルビタン 2.400 イソノナン酸イソトリデシル 1.670 PEG−20 モノステアリン酸ソルビタン 4.800 ブチレングリコール 3.000 モノカプリン酸グリセロール 0.100 シクロメチコン 3.330 ファーネソール 0.300 香料、保存剤、染料 適量 水 全100.00 油性相と水性相をそれぞれ別個に85〜90℃に加熱し、混合しそし て転相を伴って室温に冷却させて透明なO/Wミクロエマルションを形成させる 。実施例14 脂性の皮膚のためのクレンジングエマルション 重量% イソノナン酸イソトリデシル 1.670 PEG−20 モノオレイン酸ソルビタン 4.800 シクロメチコン 3.330 ブチレングリコール 3.000 モノオレイン酸グリセロール 2.400 ファーネソール 0.300 モノカプリン酸グリセロール 0.100 香料、保存剤、染料 適量 水 全100.00 油性相と水性相をそれぞれ別個に85〜90℃に加熱し、混合しそして転相を 伴って室温に冷却させて透明なO/Wミクロエマルションを形成させる。実施例15 爽快感を与える髭剃り後用ローション 重量% イソノナン酸イソトリデシル 3.311 イソステアリン酸グリセリル 1.786 オレス−15 5.146 ソルビトール 2.913 モノカプリン酸グリセロール 0.194 シクロメチコン 6.621 ファーネソール 0.097 エタノール 3.883 香料、保存剤、染料 適量 水 全100.00 油性相と水性相をそれぞれ別個に85〜90℃に加熱し、混合しそして転相を 伴って室温に冷却させて透明なO/Wミクロエマルションを形成させる。実施例16 ヘアローション 重量% イソステアリン酸グリセリル 2.400 セテアレス−15 4.800 カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド 3.340 ブチレングリコール 3.000 モノカプリン酸グリセロール 0.100 シクロメチコン 6.660 ファーネソール 0.300 香料、保存剤、染料 適量 水 全100.00 油性相と水性相をそれぞれ別個に85〜90℃に加熱し、混合しそして転相を 伴って室温に冷却させて透明なO/Wミクロエマルションを形成させる。実施例17 顔面手入れ用エマルション 重量% イソステアリン酸グリセリル 2.400 PEG−15 セチルステアリルアルコール 4.800 ジカプリリルエーテル 5.000 ブチレングリコール 3.000 モノカプリン酸グリセロール 0.100 ファーネソール 0.300 香料、保存剤、染料 適量 水 全100.00 油性相と水性相をそれぞれ別個に85〜90℃に加熱し、混合しそして転相を 伴って室温に冷却させて透明なO/Wミクロエマルションを形成させる。実施例18 メークアップ除去用ローション 重量% モノイソステアリン酸ジグリセロール 1.840 セテアレス−15 5.300 流動パラフィン 5.000 ソルビトール 3.000 香料、保存剤、染料 適量 水 全100.00 油性相と水性相をそれぞれ別個に85〜90℃に加熱し、混合しそして転相を 伴って室温に冷却させて透明なO/Wミクロエマルションを形成させる。実施例19 消臭エマルション 重量% セテアレス−15 5.146 オクチルドデカノール 9.932 ソルビトール 2.913 ファーネソール 0.097 モノイソステアリン酸ジグリセロール 1.786 モノカプリン酸グリセロール 0.194 香料、保存剤、染料 適量 水 全100.00 油性相と水性相をそれぞれ別個に85〜90℃に加熱し、混合しそして転相を 伴って室温に冷却させて透明なO/Wミクロエマルションを形成させる。実施例20 顔面手入れ用ローション 重量% PEG−6 カプリル酸/カプリン酸グリセリド 4.800 イソノナン酸イソトリデシル 1.670 ブチレングリコール 3.000 モノカプリン酸グリセロール 2.400 シクロメチコン 3.330 香料、保存剤、染料 適量 水 全100.00 油性相と水性相をそれぞれ別個に85〜90℃に加熱し、混合しそして転相を 伴って室温に冷却させて透明なO/Wミクロエマルションを形成させる。実施例21 重量% イソステアリン酸グリセリル 2.400 イソノナン酸イソトリデシル 1.670 シクロメチコン 3.330 ブチレングリコール 3.000 PEG−20 イソステアリン酸グリセリル 4.800 ファーネソール 0.300 モノカプリン酸グリセロール 0.100 香料、保存剤、染料 適量 水 全100.00 油性相と水性相をそれぞれ別個に85〜90℃に加熱し、混合しそして転相を 伴って室温に冷却させて透明なO/Wミクロエマルションを形成させる。実施例22 クレンジング用調製物 重量% イソラウリン酸グリセリル 4.600 硫酸ラウレス−1〜4ナトリウム(25%) 15.000 シクロメチコン 3.440 イソノナン酸セテアリル 1.770 ブチレングリコール 3.125 香料、保存剤、染料 適量 水 全100.00 油性相と水性相をそれぞれ別個に85〜90℃に加熱し、混合しそして転相を 伴って室温に冷却させて透明なO/Wミクロエマルションを形成させる。実施例23 ミクロ分散物 重量% イソステアリン酸グリセリル 2.400 セテス−15 4.800 パルミチン酸セチル 4.000 ブチレングリコール 3.000 香料、保存剤、染料 適量 水 全100.00 油性相と水性相をそれぞれ別個に85〜90℃に加熱し、混合しそして転相を 伴って室温に冷却させて透明なO/Wミクロエマルションを形成させる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリーア,マンフレート ドイツ連邦共和国デー−21521アウミユー レ・イー−シユペヒト−アレー11 (72)発明者 シユライバー,イエルク ドイツ連邦共和国デー−22087ハンブル ク・エアレンカンプ50 (72)発明者 ボルフ,フロリアン ドイツ連邦共和国デー−20251ハンブル ク・フズマーシユトラーセ2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. − 本質的に、低揮発性成分からなる油性相、及び水性相を含んでなり、 − 1種類以上のポリエトキシル化O/W乳化剤及び/又は 1種類以上のポリプロポキシル化O/W乳化剤及び/又は 1種類以上の、ポリエトキシル化及びポリプロポキシル化O/W乳化剤を含 有し、 − そして更に、望ましい場合には1種類以上のW/O乳化剤を含有し、− そ の際、エマルションの総重量の20重量%未満の乳化剤を含有し、− そして、 水性相、油性相、本発明による1種類以上のO/W乳化剤、望ましい場合には1 種類以上のW/O乳化剤、並びに望ましい場合には、その他の補助物質、添加剤 及び/又は活性物質、を含んでなる基礎成分の混合物を、転相温度領域内又はそ の上の温度に移行させ、次いで室温に冷却させる方法により得ることができる、 水中油型の透明又は半透明のミクロエマルション。 2. (a) 油性相、水性相及び、望ましい場合には、1種類以上のW/O乳 化剤の最初の濃度を選び、そしてこれらの成分を相互に添加し、 (b) ゼロに等しい可能性もあるO/W乳化剤もしくは乳化剤類の最初の濃度 を選びそして、このO/W乳化剤もしくはこれらのO/W乳化剤類を(a)で得 られた混合物に添加し、 (c) その際、(b)で得られた混合物が出発温度を有し、 (d) (b)で得られた混合物を、選ばれた乳化剤類のうちの少なくとも1種 類及び/又は油性相及び/又は水性相の温度及び濃度もしくは濃度類を含んでな る群から選ばれた、少なくとも1個のパラメーターを 適宜に変化させ、生成された混合物を、W/OエマルションとO/Wエマルショ ンの間の転相領域を通過させ、そして該混合物が、O/Wエマルション又はO/ Wミクロエマルションとして存在する領域に移行させ、そして (e) 次いで(d)で得られた混合物を、場合によっては次の処理段階に移行 させる、 ことを特徴とする、 (1) 望ましい場合は、水溶性の又は水に分散性の従来の物質を含んでなる水 性相、 (2) 本質的に、低揮発性の成分からなり、そして望ましい場合には、油性相 に可溶性か又は分散可能な従来の物質を含んでなる油性相、 (3) 1種類以上のポリエトキシル化O/W乳化剤及び/又は1種類以上のポ リプロポキシル化O/W乳化剤及び/又は1種類以上の、ポリエトキシル化及び ポリプロポキシル化O/W乳化剤、並びに (4) 望ましい場合には、1種類以上のW/O乳化剤、 を含んでなる、透明又は半透明のO/Wミクロエマルションの調製方法。 3. 請求の範囲第1項記載の、透明又は半透明のO/Wミクロエマルションの 調製方法であって、水性相、油性相、本発明に従って使用された1種類以上のO /W乳化剤、望ましい場合には1種類以上のW/O乳化剤、並びに、望ましい場 合には、転相温度領域より下でO/Wエマルションを形成する、その他の補助物 質、添加剤及び/又は活性物質を含んでなる、基礎成分の混合物を − 油性相に可溶性の成分が溶解又は少なくとも融解状態のどちらかにあり、 − 少なくとも、溶解状態で存在しない、最も融点の高い油成分の融点に相当し 、 − そして、その系の転相温度領域より下である、 温度に移行させそして、次に、生成されたO/Wエマルションを室温に冷却して O/Wミクロエマルションを生成させることを特徴とする方法。
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