JPH11500700A - タブロイド部分を含む多層の新聞生産物を製造するための方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 新聞生産物の層内に頁数変更可能なタブロイド部分（３６，３８，４１）を有する多層の縦折り新聞生産物を製造するための装置において、タブロイドを製造するフォーマ（１）に付加的な部分スリッタ（３２）が配設される。そのための適切な方法も記載される。

Description

【発明の詳細な説明】 タブロイド部分を含む多層の新聞生産物を 製造するための方法および装置 本発明は、請求項１の上位概念による、新聞生産物内へ挟み込まれたタブロイ ド部分を含む多層(mehrlagig)、特に４層の新聞生産物を製造するための方法お よび装置に関する。 １回の製造で、すなわちコレクトランで、かつ例えば２つのフォーマ（Laengs falztrichter）の使用下に３つの別個の新聞部分と１つのタブロイド部分から成 る印刷生産物を製造することが公知である。この場合タブロイド部分の厚さは同 一のフォーマを介して案内される新聞部分の厚さによって規定されるかまたはこ の逆である。このような印刷生産物を製造するための装置はドイツ国特許公開第 ４３１９８０６号明細書に示されている。 本発明の課題は、いわゆるタブロイドインサートを含む多層の新聞生産物を製 造するための方法および装置を見出すことである。 上記の課題は請求項１の特徴部分の特徴によって解決される。 本発明でもって達成可能な利点は、特に、一重ね（eine Lage）の縦折り新聞 部分によって包囲されたタブ ロイド部分の頁数が変更可能であることである。その場合このように組み合わさ れた生産物は全体的に、一重ねの縦折り新聞生産物と同じ葉数（gleiche Blatta nzahl）を有する。タブロイド部分またはマガジン部分はフォーマットが半分で あるため同一厚さおよび同一寸法の新聞部分に比べて倍の頁数を持つ。 本発明の実施例が複数の作業箇所において図面に示されており、かつ以下で詳 説される。 図１は、第１の紙ウエブ案内形式における本発明による装置を備える折り装置 上部構造の略示側面図、図２は、フォーマへ走入する前の紙ウエブの縦裁ち経過 を一緒に示した図１によるフォーマの略示正面図並びに縦折り生産物の図、並び に縦折り生産物の第１並びに第２の横裁ち過程後の横断面を紙案内装置、紙引き 込み装置およびスリッタ装置を省略して示した図、図３は、第２の紙ウエブ案内 形式における本発明による装置を備える折り装置上部構造の略示側面図、図４は 、フォーマ走入部における紙ウエブの縦裁ち経過を一緒に示した図３によるフォ ーマの略示正面図並びに縦折り生産物の図、並びに縦折り生産物の第１並びに第 ２の横裁ち過程後の横断面を紙案内装置、紙引き込み装置およびスリッタ装置を 省略して示した図、図５は、第３の紙ウエブ案内形式における本発明による装置 を備える折り装置上部構造の略示側面図、図６は、フォーマ走入部における紙ウ エブの縦裁ち経過を一緒に 示した図５によるフォーマの略示正面図並びに縦折り生産物の図、並びに縦折り 生産物の第１並びに第２の横裁ち過程後の横断面を紙案内装置、紙引き込み装置 およびスリッタ装置を省略して示した図である。 ２つの公知のフォーマ１，２が折り装置上部構造内に配置された紙案内、紙引 き込み、およびスリッタ装置３の前方に配置されている。このドイツ国特許公開 第４３１９８０６号から公知の装置３は、斜め上下に、かつ異なる高さ位置にあ る例えば４つの１／１−幅の紙ウエブ１１，１２，１３，１４を案内するための 紙案内ロール６，７，８，９を備える。紙ウエブ１１〜１４はフォーマ前走入ロ ール１６、引張りロール１７（これは引張りローラ１８に対して接近調整可能で ある）並びにフォーマ走入ローラ１９（これに対してスリッタ装置２１が作業す る）を介して走行する。したがって１／１−幅の紙ウエブ１１〜１４はスリッタ 装置２１によって１／２−幅の紙ウエブ２２〜２９へ縦裁ちされる（縦方向完全 断裁）。フォーマ前走入ロール１６のフォーマから遠い側の、このフォーマ前走 入ロール１６とほぼ同じ高さ位置には第１のフォーマ１の後方に付加的な部分ス リッタ装置３２が設けられている。この部分スリッタ装置３２は断裁みぞを持つ フォーマ前走入ロール３３とこのフォーマ前走入ロール３３へ接近調整可能な部 分スリッタ３４（スキップ−スリッタ）とを備える。部分スリッタ３４は周面に 刃を有し、刃は回転可能な部分スリッタ３４の周上に１８０度を若干上回る角度 にわたって延び、かつ折り丁のサイドの高さよりも若干長い（例えば１６ｍｍ） 長さの切断部を持つ。ローラもしくはロール６〜９，１６〜１９は１／１−幅の 紙ウエブ１１〜１４の全幅にわたって分割されてまたは分割されずに延びている 。 第１の紙ウエブ案内形式（第１図、第２図）においては、１つの１／１−幅紙 ウエブ１４が先ず部分スリッタ装置３２の付加的なフォーマ前走入ローラ３３を 介して案内され、次いで初めてフォーマ前走入ローラ１６を介して案内された他 の１／１−紙ウエブ１３，１２，１１と一緒にフォーマ走入ローラ１９へ作用す るスリッタ装置２１へ供給される。スリッタ装置は全紙ウエブ１１〜１４を中央 で縦裁ちする。その時に１／２−幅の紙ウエブ２２〜２９が得られるが、１／２ 幅の紙ウエブ２８は場合により以下説明されるように切断部、すなわちスリット を形成されていてよい。横裁ち時の２つの切断長Ａ，Ｂから成る縦折りされ、重 ねられる折り生産物の製造では、次の４層の縦折りされた生産物が形成される： 第１の切断長Ａでは第１のフォーマ１を介して組合せ生産物Ａ１が形成され、こ れは第１の８頁のタブロイド部分３６と第２の１２頁の縦折り新聞部分３７とか ら成り、新聞部分がタブロイド部分を包囲する。部分 スリッタ装置３２の部分スリッタ３４は、１／２−幅紙ウエブ２８が切断長Ａに わたって２つの１／４−幅紙ウエブへ縦裁ちされるように作業する。第２のフォ ーマ２からは第１の切断長Ａでは縦折りされた１６頁の新聞部分Ａ２が形成され る。第２の切断長Ｂでは第１のフォーマ１を介してもまた第２のフォーマ２を介 してもそれぞれ１６頁の、縦折りされた新聞部分Ｂ１，Ｂ２が形成され、この場 合に部分スリッタ装置３２は作業しない。折り装置の重ね胴（図示せず）上で重 ねた後４層の折り生産物Ａ１、Ａ２、Ｂ１、Ｂ２が形成され、これは８頁のタブ ロイド部分と１２頁の新聞部分との組合せＡ１と、３つのそれぞれ１６頁の縦折 りされた新聞部分Ａ２、Ｂ１、Ｂ２から成る。切断長ＡまたはＢは機械運転中に 横裁ち装置（図示せず）の横裁ち過程間の期間内に生じる（第１図、第２図）。 第２の紙ウエブ案内形式（第３図、第４図）では、２つの１／１−幅紙ウエブ １４，１３が先ず部分スリッタ装置３２の付加的なフォーマ前走入ローラ３３へ 案内される。その後紙ウエブ１４，１３はフォーマ前走入ローラ１６を介して案 内された１／１−幅紙ウエブ１２，１１と一緒にスリッタ装置２１によって１／ ２−幅紙ウエブ２２〜２８に断裁される。重ね生産工程で切断長Ａ、Ｂで以下の ４層の生産物が形成される： 第１の切断長Ａでは第１のフォーマ１を介して組合せ 生産物Ａ１が形成され、これは１６頁の第１のタブロイド部分３８と８頁の縦折 りされた第２の新聞部分３９とから成り、新聞部分がタブロイド部分３８を包囲 する。部分スリッタ装置３２は切断長Ａの製作中作業する。この例では第２のフ ォーマ２からは縦折りされた１６頁の新聞部分Ａ２が形成される。第２の切断長 Ｂでは、第１の紙ウエブ案内形式と同様にそれぞれ１６頁の縦折りされた新聞部 分Ｂ１、Ｂ２が形成され、部分スリッタ装置３２はこの場合には作業しない。重 ね後４層の折り生産物Ａ１、Ａ２、Ｂ１、Ｂ２が形成される。したがって折り生 産物は１６頁のタブロイド部分３８と８頁の新聞部分３９とを有する組合せ生産 物Ａ１並びに各３つの１６頁の縦折りされた新聞部分Ａ２、Ｂ１、Ｂ２から成る （第３図、第４図）。 第３の紙ウエブ案内形式（第５図、第６図）では、３つの１／１−幅紙ウエブ １４，１３，１２が先ず部分スリッタ装置３２の付加的なフォーマ前走入ローラ ３３を介して案内される。次いで紙ウエブ１４，１３，１２はフォーマ前走入ロ ーラ１６を介して案内された１／１−幅紙ウエブ１１と一緒にスリッタ装置２１ で１／２−幅の紙ウエブ２２〜２９へ断裁される。重ね生産工程で切断長Ａ、Ｂ で次の４層の生産物が形成される： 第１の切断長Ａでは、第１のフォーマ１を介して組合せ生産物Ａ１が形成される 。これは２４頁の第１のタ ブロイド部分４１と４頁の縦折りされた第２の新聞部分４２とを有し、新聞部分 がタブロイド部分４１を包囲する。切断長Ａの製作中は部分スリッタ装置３２が 作業する。この場合第２のフォーマ２からは縦折りされた１６頁の新聞部分Ａ２ が形成される。第２の切断長Ｂでは第１および第２の紙ウエブ案内形式と同様に 、それぞれ１６頁の縦折りされた新聞部分Ｂ１、Ｂ２が形成され、この場合部分 スリッタ装置３２は作業しない。重ね後４層の折り生産物Ａ１、Ａ２、Ｂ１、Ｂ ２が生じる。部分スリッタ装置３２へ供給可能もしくは混合可能な、折り丁のサ イドの長さを持ついわゆる“飛びスリット（eine springender Schnitt）”、す なわち部分スリットを設けられる紙ウエブの数は例えば１つの紙ウエブ１４（第 １図）と３つの紙ウエブ１４，１３，１２（ｎ−１）（第５図）との間であり、 ここで紙ウエブ１４，１３，１２，１１の総数ｎは４に等しい。上下に配置され た紙ウエブ１１〜１４の層は、第２図、第４図および第６図に示されているよう に、第１図、第３図および第５図のフォーマ１，２とフォーマ走入ローラ１９と の間の紙ウエブ１１〜１４の層に相当する。 第２のフォーマ２に同様に付加的な部分スリッタ装置３２が配設されている場 合には、縦折り生産物Ａ２、Ｂ２も頁数を変更可能であるタブロイド部分を持つ ことができる。 さらに、付加的な部分スリッタ装置３２の部分スリッタ３４の代わりに円形ナ イフを使用する場合には、各新聞部分Ａ１、Ｂ１にタブロイド部分を備えること も可能である。 装置はもちろん周面に２つの切断長を持ち、フォーマを１つだけ備える機械で 使用することもできる。この場合には新聞部分とタブロイド部分を挟み込まれた 新聞部分とが交互に製造される。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】１９９７年１１月１１日 【補正内容】 １回の製造で、すなわちコレクトランで、かつ例えば２つのフォーマ（Laengs falztrichter）の使用下に３つの別個の新聞部分と１つのタブロイド部分から成 る印刷生産物を製造することが公知である。この場合タブロイド部分の厚さは同 一のフォーマを介して案内される新聞部分の厚さによって規定されるかまたはこ の逆である。このような印刷生産物を製造するための装置はドイツ国特許公開第 ４３１９８０６号明細書に示されている。 米国特許第２０９２９７７号明細書には、内側にタブロイド部分を有する多層 の新聞生産物を製造するための装置と方法が記載されている。ここでは連続する すべての新聞生産物がタブロイド部分を有する、なぜならば１ウエブがスリッタ 装置によって完仝に２分されるからである。 米国特許第２３６１１４０号明細書および英国特許第４３７８５８号明細書に はスリッタ装置を配設したフォーマが記載されている。 本発明の課題は、いわゆるタブロイドインサートを含む多層の新聞生産物を製 造するための方法および装置を見出すことである。 請求の範囲 １．挟み込まれたタブロイド部分（３６；３８；４１）を含む多層の新聞部分（ Ａ１、Ａ２、Ｂ１、Ｂ２）を少なくとも１つのフォーマ（１；２）の使用下に製 造するための方法において、フォーマ（１）へ供給される１つ以上の紙ウエブ（ ２２，２４，２６，２８）へ、変更可能な数の、縦部分スリットを形成された紙 ウエブ（２４，２６，２８；２６，２８；２８）を混合することを特徴とする、 タブロイド部分を含む多層の新聞部分を製造するための方法。 ２．請求項１による方法を実施するための装置において、紙ウエブ走行方向で見 てフォーマ（１）のフォーマ走入ローラ（１９）もしくはフォーマ前走入ローラ （１６）の手前に部分スリッタ装置（３２）が配置されていることを特徴とする 、装置。 ３．部分スリッタ装置（３２）が、切断みぞを持つ第２のフォーマ前走入ローラ （３３）とこの第２のフォーマ前走入ローラ（３３）へ接近調整可能な部分スリ ッタ（３４）とを備えている、請求項２記載の装置。 ４．挟み込まれたタブロイド部分（３６；３８；４１）を含む多層の新聞部分（ Ａ１、Ａ２、Ｂ１、Ｂ２）を少なくとも１つのフォーマ（１；２）の使用下に製 造するための方法において、フォーマ（１）へ 供給される１つ以上の紙ウエブ（２２，２４，２６，２８）へ、変更可能な数の 、縦スリットを形成された紙ウエブ（２４，２６，２８；２６，２８；２８）を 混合し、かつ一番下の直接フォーマ上に載置する紙ウエブ（２２，２４，２６， ２８）に縦スリットを形成することを特徴とする、タブロイド部分を含む多層の 新聞部分を製造するための方法。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．挟み込まれたタブロイド部分（３６；３８；４１）を含む多層の新聞部分（ Ａ１、Ａ２、Ｂ１、Ｂ２）を少なくとも１つのフォーマ（１；２）およびフォー マ（１；２）の使用下に製造するための方法において、フォーマ（１）へ供給さ れる１つ以上の紙ウエブ（２２，２４，２６，２８）へ、変更可能な数の、縦ス リットを形成された紙ウエブ（２４，２６，２８；２６，２８；２８）を混合す ることを特徴とする、タブロイド部分を含む多層の新聞部分を製造するための方 法。 ２．請求項１による方法を実施するための装置において、紙ウエブ走行方向で見 てフォーマ（１）のフォーマ走入ローラ（１９）もしくはフォーマ前走入ローラ （１６）の手前に部分スリッタ装置（３２）が配置されていることを特徴とする 、装置。 ３．部分スリッタ装置（３２）が、断裁みぞを持つ第２のフォーマ前走入ローラ （３３）とこの第２のフォーマ前走入ローラ（３３）へ接近調整可能な部分スリ ッタ（３４）とを備えている、請求項２記載の装置。