JPH1149848A - ポリエステル、該ポリエステルからなるプリフォームおよび二軸延伸ボトルならびにポリエステル製二軸延伸ボトルの製造方法 - Google Patents
ポリエステル、該ポリエステルからなるプリフォームおよび二軸延伸ボトルならびにポリエステル製二軸延伸ボトルの製造方法Info
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- JPH1149848A JPH1149848A JP20641297A JP20641297A JPH1149848A JP H1149848 A JPH1149848 A JP H1149848A JP 20641297 A JP20641297 A JP 20641297A JP 20641297 A JP20641297 A JP 20641297A JP H1149848 A JPH1149848 A JP H1149848A
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Abstract
ヤー性、透明性および耐熱性に優れたポリエステルを提
供すること。 【解決手段】 ジカルボン酸構成単位とジオール構成単
位とからなり、(i) 全ジカルボン酸構成単位に対して、
テレフタル酸から誘導される構成単位が98〜80重量%、
ナフタレンジカルボン酸から誘導される構成単位が1〜
20重量%、イソフタル酸から誘導される構成単位が0.01
〜15重量%の範囲であり(ナフタレンジカルボン酸から
誘導される構成単位とイソフタル酸から誘導される構成
単位との合計が2〜20重量%)あり、(ii)全ジオール構
成単位に対して、エチレングリコールから誘導される構
成単位が99.999〜90重量%、炭素数2〜10のアルキレン
鎖を有するポリアルキレングリコールから誘導される構
成単位が0.001〜10重量%の範囲にあることを特徴とす
るポリエステル。
Description
ステルからなるプリフォームおよびボトルならびにポリ
エステル製二軸延伸ボトルの製造方法に関し、さらに詳
しくは、結晶化速度が速く、かつガスバリヤー性、透明
性および耐熱性に優れたポリエステル、このポリエステ
ルからなるプリフォームおよび二軸延伸ボトル、ならび
にガスバリヤー性、透明性および耐熱性に優れたポリエ
ステル製二軸延伸ボトルの製造方法に関する。
の飽和ポリエステルは、ガスバリヤー性、透明性および
機械的強度に優れるため、ボトルなどの容器として広く
利用されている。特にポリエチレンテレフタレートを二
軸延ブロー伸成形して得られるボトルは、透明性、機械
的強度、耐熱性、およびガスバリヤー性に優れており、
ジュース、清涼飲料、炭酸飲料などの飲料充填用容器
(PETボトル)として広く用いられている。このよう
なボトルは、一般的に、飽和ポリエステルを射出成形し
て口栓部と胴部とを有するプリフォームを成形し、次い
でこのプリフォームを所定形状の金型に挿入し、延伸ブ
ロー成形して胴部を延伸して、口栓部と延伸された胴部
を有するボトルとすることにより製造されている。
ースなどの飲料用途に用いられるポリエステル製ボトル
では、内容物の加熱殺菌処理に対応しうる耐熱性が要求
されるため、通常ブロー成形後にさらにボトルを熱処理
(ヒートセット)して耐熱性を向上させている。
ル製ボトルでは、口栓部は未延伸であり、延伸された胴
部と比較すると機械的強度および耐熱性に劣っている。
このため、通常、ブロー成形前にプリフォームの口栓部
を加熱・結晶化するか、あるいはブロー成形により得ら
れたボトルの口栓部を加熱・結晶化して、口栓部の機械
的強度、耐熱性などを向上させている。
リエチレンテレフタレート)から製造されるボトルは小
型化する傾向にあるが、このような小型ボトルの場合、
単位容量当りのボトル胴部と接する面積が大きくなるこ
とからガス損失あるいは外部からの酸素の透過による内
容物への影響が顕著となり、内容物の保存期間が低下す
ることとなる。このため従来よりもガスバリヤー性に優
れるポリエステル製ボトルの出現が望まれている。
チレンテレフタレート)から製造されるボトルの製造時
間を短縮し、生産性を向上することが求められている。
ボトルの製造時間を短縮する方法としては、口栓部の結
晶化時間、ボトルのヒートセット時間を短縮する方法が
有効である。
ボトル胴部のヒートセット時間を短縮すると、得られる
ボトルの機械的強度および耐熱性などが低下する。この
ため口栓部の結晶化時間、ボトル胴部のヒートセット時
間を短時間で行うには結晶化速度の大きいポリエステル
を用いる必要がある。このような結晶化速度の大きいポ
リエステルとしては、原料ポリエステルとリプロポリエ
ステルとからなるポリエステル樹脂組成物が知られてい
る。ここで「原料ポリエステル」とは、ジカルボン酸と
ジオールとから製造され、加熱溶融状態で成形機を通過
させてボトル、プリフォームなどに成形された履歴がな
いポリエステルをいい、「リプロポリエステル」とは、
このような原料ポリエステルを少なくとも1回以上加熱
溶融状態で成形機を通過させ、得られたポリエステル成
形体を粉砕して得られるポリエステルをいう。
は、結晶化速度が速く加熱結晶化を短時間で行うことが
できるが、一方得られるボトルの透明性が低下してしま
うという問題点があった。
性およびガスバリヤー性に優れたボトル等の成形体が得
られるようなポリエステルの出現が望まれているととも
に、このようなポリエステルからなるプリフォームおよ
び二軸延伸ボトルならびにこのようなポリエステルを用
いたポリエステル製二軸延伸ボトルの製造方法の出現が
望まれている。
てなされたものであって、結晶化速度が速く、かつガス
バリヤー性、透明性および耐熱性に優れたポリエステル
を提供することを目的としている。
ルからなるプリフォームおよびガスバリヤー性、透明性
および耐熱性に優れた二軸延伸ボトルを提供することを
目的としている。
性および耐熱性に優れたボトルを製造しうるようなポリ
エステル製二軸延伸ボトルの製造方法、ならびにガスバ
リヤー性、透明性および耐熱性に優れたボトルを生産性
よく製造することができるようなポリエステル製二軸延
伸ボトルの製造方法を提供することを目的としている。
ル酸、イソフタル酸およびナフタレンジカルボン酸を主
たる成分とするジカルボン酸から誘導されるジカルボン
酸構成単位と、エチレングリコールと炭素数2〜10の
アルキレン鎖を有するポリアルキレングリコールとを主
たる成分とするジオールから誘導されるジオール構成単
位とからなり、(i) 全ジカルボン酸構成単位に対して、
テレフタル酸から誘導される構成単位が98〜80重量
%、ナフタレンジカルボン酸から誘導される構成単位が
1〜20重量%、イソフタル酸から誘導される構成単位
が0.01〜15重量%の範囲にあり、かつナフタレン
ジカルボン酸から誘導される構成単位とイソフタル酸か
ら誘導される構成単位との合計が2〜20重量%であ
り、(ii)全ジオール構成単位に対して、エチレングリコ
ールから誘導される構成単位が99.999〜90重量
%、炭素数2〜10のアルキレン鎖を有するポリアルキ
レングリコールから誘導される構成単位が0.001〜
10重量%の範囲にあることを特徴としている。
ルは、重合度(n)が5ないし50の範囲にあることが
望ましい。また、前記ポリアルキレングリコールは、ポ
リテトラメチレングリコールであることが好ましい。
性、透明性および耐熱性に優れたボトル等の成形体を形
成することができる。また、加熱結晶化速度が速いの
で、プリフォームの口栓部またはボトルの口栓部を高速
で結晶化させることができ、したがってこのポリエステ
ルからは、ガスバリヤー性、透明性および耐熱性に優
れ、かつ口栓部の機械的強度および耐熱性に優れたボト
ルを生産性よく製造することができる。
ボトルは、上記のポリエステルからなることを特徴とし
ている。本発明の二軸延伸ボトルは、ボトル胴部の炭酸
ガス透過係数が15.0cc・mm/m2・day・atm以下であ
ることが望ましい。
性、透明性および耐熱性に優れている。本発明に係るポ
リエステル製二軸延伸ボトルの製造方法は、上記のよう
なポリエステルからプリフォームを製造し、次いでこの
プリフォームを加熱後、二軸延伸ブロー成形して延伸ボ
トルを成形し、更にこの延伸ボトルを100℃以上の温
度の金型内で保持することを特徴としている。
にプリフォーム口栓部を加熱結晶化してもよく、二軸延
伸ブロー成形後にボトル口栓部を加熱結晶化してもよ
い。本発明のポリエステル製二軸延伸ボトルの製造方法
によると、ボトル胴部の炭酸ガス透過係数が15.0cc
・mm/m2・day・atm以下であるポリエステル製二軸延伸
ボトルが得られる。
ルの製造方法は、ガスバリヤー性、透明性および耐熱性
に優れたボトルを製造することができる。また、本発明
に係るポリエステル製二軸延伸ボトルの製造方法は、ガ
スバリヤー性、透明性および耐熱性に優れ、口栓部の機
械的強度および耐熱性に優れたボトルを生産性よく製造
することができる。
ル、該ポリエステルからなるプリフォームおよび二軸延
伸ボトルならびにポリエステル製二軸延伸ボトルの製造
方法について具体的に説明する。
酸、イソフタル酸およびナフタレンジカルボン酸を主た
る成分とするジカルボン酸から誘導されるジカルボン酸
構成単位と、エチレングリコールと炭素数2〜10のア
ルキレン鎖を有するポリアルキレングリコールとを主た
る成分とするジオールから誘導されるジオール構成単位
とからなり、(i) 全ジカルボン酸構成単位に対して、テ
レフタル酸から誘導される構成単位が98〜80重量
%、ナフタレンジカルボン酸から誘導される構成単位が
1〜20重量%、イソフタル酸から誘導される構成単位
が0.01〜15重量%の範囲にあり、かつナフタレン
ジカルボン酸から誘導される構成単位とイソフタル酸か
ら誘導される構成単位との合計が2〜20重量%であ
り、(ii)全ジオール構成単位に対して、エチレングリコ
ールから誘導される構成単位が99.999〜90重量
%、炭素数2〜10のアルキレン鎖を有するポリアルキ
レングリコールから誘導される構成単位が0.001〜
10重量%の範囲にある。
るジカルボン酸構成単位およびジオール構成単位につい
て説明する。ジカルボン酸構成単位 ジカルボン酸構成単位は、テレフタル酸またはそのエス
テル誘導体(たとえば低級アルキルエステル、フェニル
エステルなど)から誘導される構成単位を主たる成分と
し、ナフタレンジカルボン酸およびイソフタル酸から誘
導される構成単位(以下、それぞれナフタレンジカルボ
ン酸構成単位、イソフタル酸構成単位という)を特定の
割合で含有している。
カルボン酸構成単位に対して、1〜20重量%、好まし
く2〜18重量%、より好ましくは4〜16重量%の範
囲にあることが好ましい。
構成単位に対して、0.01〜15重量%、好ましく0.
1〜12重量%、より好ましくは0.5〜10重量%の
範囲にあることが好ましい。
位とイソフタル酸構成単位との合計は、全ジカルボン酸
構成単位に対して、2〜20重量%、好ましくは3〜1
8重量%、より好ましくは4〜16重量%の範囲にある
ことが好ましい。
ナフタレンジカルボン酸およびイソフタル酸以外のジカ
ルボン酸から誘導される構成単位を15モル%以下の量
で含有していてもよい。
は、o-フタル酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェノキ
シエタンジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸類;コ
ハク酸、グルタル酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼラ
イン酸、デカンジカルボン酸などの脂肪族ジカルボン酸
類;シクロへキサンジカルボン酸などの脂環族ジカルボ
ン酸類などが挙げられる。これらのジカルボン酸は、エ
ステル誘導体であってもよい。またこれらは、2種以上
の組合わせであってもよい。
る構成単位(エチレングリコール構成単位)を主たる成
分とし、炭素原子数が2〜10のアルキレン鎖を有する
ポリアルキレングリコールから誘導される構成単位(ポ
リアルキレングリコール構成単位)を特定の割合で含有
している。
キレングリコールは、従来公知のポリアルキレングリコ
ールであり、このようなポリアルキレングリコールは、
炭素数2〜10のアルキレングリコールを、公知の方法
により共縮合させて得られる。
(n)が5〜50、好ましくは10〜45の範囲にある
ことが好ましい。このようなポリアルキレングリコール
としては、具体的には、ポリエチレングリコール、ポリ
プロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコー
ル、ポリヘプタメチレングリコール、ポリヘキサメチレ
ングリコール、ポリオクタメチレングリコールなどが挙
げられ、特にポリテトラメチレングリコールが好まし
い。
レングリコールからから誘導される構成単位が、全ジオ
ール構成単位に対して0.001ないし10重量%、好
ましくは0.01ないし8重量%、より好ましくは0.1
ないし6重量%の範囲にあることが望ましい。
0.001重量%未満であると、ポリエステルのガスバ
リヤー性や昇温結晶化速度が充分でないことがあり、一
方10重量%を超えると、ポリエステルの透明性、成形
時の熱安定性が充分でないことがある。
〜10のアルキレン鎖のポリアルキレングリコール以外
のジオールから誘導される構成単位を15モル%以下の
量で含有していてもよい。
リコール以外のジオールとしては、具体的には、ジエチ
レングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチ
レングリコール、トリメチレングリコール(プロピレン
グリコール)、ブタンジオール、ペンタンジオール、ネ
オペンチルグリコール、ヘキサメチレングリコール、ド
デカメチレングリコールなどの脂肪族グリコール類;シ
クロヘキサンジメタノールなどの脂環族グリコール類;
ビスフェノール類、ハイドロキノンなどの芳香族ジオー
ル類などが挙げられる。
であってもよい。またこれらは、2種以上の組合わせで
あってもよい。さらに本発明に係るポリエステルは、必
要に応じて、トリメシン酸、ピロメリット酸、トリメチ
ロールエタン、トリメチロールプロパン、トリメチロー
ルメタン、ペンタエリスリトールなどの多官能化合物か
ら誘導される構成単位を少量、たとえば2モル%以下の
割合で含んでいてもよい。
なジカルボン酸とジオールとから従来公知の製造方法に
より製造される。このようなポリエステルは、実質上線
状であり、このことは該ポリエステルが、o-クロロフェ
ノールに溶解することによって確認される。
ール中で25℃で測定される固有粘度(IV)が、通常
0.3〜1.5dl/g、好ましくは0.5〜1.5d
l/gであることが望ましい。
が、10〜400秒、好ましくは60〜300秒の範囲
にあることが望ましい。なお半結晶化時間は、後述のよ
うに測定される。
て、通常ポリエステルに添加される添加剤、例えば着色
剤、抗酸化剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、難燃剤、滑
剤を含有していてもよい。
ム、ボトル、(延伸)フィルム、シートなどの種々の成
形体の材料として用いることができる。このような本発
明に係るポリエステルは、結晶化速度が速いので、たと
えばボトルを成形する場合には、プリフォームの口栓部
またはボトルの口栓部を加熱・結晶化する時間を短くす
ることができ口栓部の機械的強度および耐熱性に優れた
ボトルを効率よく製造することができる。
ルをたとえば射出成形、押出成形することにより得られ
る。
エステルを二軸延伸ブロー成形した後、ヒートセットす
ることにより得られる。このようなボトルは、プリフォ
ームの口栓部を加熱・結晶化した後、二軸延伸ブロー成
形して得られたボトルでもよく、プリフォーム口栓部の
加熱・結晶化を行わずに二軸延伸ブロー成形を行ってボ
トルを製造した後、ボトルの口栓部を加熱・結晶化して
得られたボトルでもよい。
ルの製造方法では、前記のようなポリエステルからプリ
フォームを製造し、次いでこのプリフォームを加熱後、
二軸延伸ブロー成形して延伸ボトルを成形し、さらにこ
の延伸ボトルを100℃以上の温度の金型内で保持して
いる。
ステルから、従来公知の方法、たとえば射出成形、押出
成形などによって、プリフォームを製造する。次に、こ
のプリフォームを70〜150℃、好ましくは80〜1
40℃に加熱して、二軸延伸ブロー成形して延伸ボトル
を得る。
面積延伸倍率(縦延伸倍率×横延伸倍率)で6〜15
倍、好ましくは7〜12倍であることが望ましい。得ら
れた延伸ボトルは、100〜240℃、好ましくは11
0〜220℃、特に好ましくは140〜210℃の金型
温度で、1秒以上、好ましくは3秒以上保持して、ヒー
トセットを行う。
延伸ボトルの耐熱性およびガスバリアー性が向上する。
本発明では、二軸延伸ブロー成形の前に前記プリフォー
ムの口栓部の加熱・結晶化をしてもよく、プリフォーム
の口栓部を加熱・結晶化を行わずに二軸延伸ブロー成形
した後に延伸ボトルの口栓部を加熱・結晶化してもよ
い。
び延伸ボトルの口栓部を加熱・結晶化は、100〜20
0℃、好ましくは120〜180℃の温度で行われる。
この加熱・結晶化によってプリフォームの口栓部の結晶
化度またはボトルの口栓部の結晶化度を25〜60%、
好ましくは25〜50%の範囲にすることが望ましい。
軸延伸ボトル胴部の炭酸ガス透過係数は、通常15cc・
mm/m2・day・atm以下、ヘイズは通常1.0〜20%、
好ましくは5〜15%の範囲にあることが好ましい。
形およびヒートセットにより、ボトル胴部の透明性が低
下することが少ないため、透明性、ガスバリヤー性およ
び耐熱性に優れたポリエステル製二軸延伸ボトルを製造
することができる。
はボトル口栓部の加熱・結晶化を高速で行うことができ
るので、口栓部の加熱結晶化工程を含むボトルの成形サ
イクルを短くすることができ、ガスバリヤー性、透明性
および耐熱性に優れたポリエステル製二軸延伸ボトルを
生産性よく製造することができる。
晶化速度を有し、ガスバリヤー性、透明性および耐熱性
に優れている。
ー性、透明性および耐熱性に優れたボトルを製造するこ
とができる。本発明に係るボトルは、ガスバリヤー性、
透明性および耐熱性に優れている。
ルの製造方法は、ガスバリヤー性、透明性および耐熱性
に優れたボトルを製造することができる。また、本発明
に係るポリエステル製二軸延伸ボトルの製造方法は、ガ
スバリヤー性、透明性および耐熱性に優れ、口栓部の機
械的強度および耐熱性に優れたボトルを生産性よく製造
することができる。
的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるも
のではない。
に測定した。固有粘度(IV) o-クロロフェノール溶媒を用いて8g/dlの試料溶液
を調製し、25℃で測定した溶液粘度から算出した。
M−250を用いて、23℃、相対湿度60%の条件下
で測定した。
して作製した。 延伸フィルム:金型温度290℃のプレス成形機を用
いて0.1mm厚のフィルムを作製し、このフィルムを
冷却金型温度0℃の条件で急冷して非晶フィルムとし
た。次いで、この非晶フィルムを該フィルムを形成す
るポリエステルのガラス転移温度(Tg)よりも15℃
高い温度で3×3倍に同時二軸延伸を行い、延伸フィル
ムとした。
ムを金枠に固定して150℃で3分間オーブン中でヒ
ートセットを行い、ヒートセットフィルムとした。 ヒートセットボトル:シリンダ温度280℃の射出成
形機を用いて金型温度10℃でプリフォームを成形し、
次にこのプリフォームを該プリフォームを形成するポリ
エステルのTgより15℃高い温度で縦3倍、横3倍に
逐次二軸延伸することによりボトル成形を行い、さらに
ボトル胴部を200℃で1分間ヒートセットして二軸延
伸ボトルを得た。このボトルから、胴部切片を切り出し
てヒートセットボトルとした。
用いて金型温度10℃の条件で5mm厚の角板を成形
し、成形物の透明性をヘイズ値(白色光の光線乱反射
率)で比較した。
用して測定した。乾燥ポリマーをサンプルパンに10m
g秤量し、290℃で5分間加熱して溶融し、次いで3
20℃/分の冷却速度で50℃まで急冷して5分間放置
し、非晶性試料を作製する。この試料を320℃/分の
昇温速度で140℃まで加熱し、該温度に保持した。試
料は、この温度で結晶化して時間−発熱曲線を与え、こ
の時間−発熱曲線から総発熱量を求めた。総発熱量の1
/2の熱量を生じるのに要する時間(秒)をもって半結
晶化時間とした。
結晶化が進行し、ボトルの生産性が向上する。ヒートセ
ットボトルの方法で得られたボトルについて、耐熱性
および外観を下記のように評価した。
軸延伸ボトルを、40℃、湿度90%の条件下に1週間
放置した後、ボトル内に90℃の熱水を10分間充填し
て、充填前後の内容量を測定した。
式により求めた。
ら、耐熱性を下記の基準で評価した。 ○ … 0≦収縮率(%)<0.5 × … 0.5≦収縮率(%)ボトル外観 上記のようにして得られた内容積が1.5リットルの二
軸延伸ボトルの下(底部側)から83mmの高さのボト
ル側面のヘイズ(白色光の構成乱反射率)を測定した。
記のように評価した。 ○ … 0≦ヘイズ値(%)<5 × … 5≦ヘイズ値(%)
8重量部、(A-2)イソフタル酸 2重量部および(A-3)ナ
フタレンジカルボン酸 21重量部と、[B] ジオール成
分として、(B-1)エチレングリコール 68重量部および
(B-2)平均分子量1000のポリテトラメチレングリコ
ール 1.9重量部とを用い固有粘度(IV)が0.782
dl/gのポリエステルを得た。
結晶化時間、炭酸ガス透過係数を上記のようにして測定
した。結果を表1に示す。
00のポリテトラメチレングリコールに代えて、(B-3)
平均分子量2000のポリテトラメチレングリコールを
用いた以外は、実施例1と同様にして固有粘度(IV)が
0.778dl/gのポリエステルを得た。
結晶化時間、炭酸ガス透過係数を上記のようにして測定
した。結果を表1に示す。
として、(A-1)テレフタル酸 148重量部、(A-2)イソ
フタル酸 8重量部および(A-3)ナフタレンジカルボン酸
11重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして固
有粘度(IV)が0.776dl/gのポリエステルを得
た。
結晶化時間、炭酸ガス透過係数を上記のようにして測定
した。結果を表1に示す。
として、(A-1)テレフタル酸 158重量部、(A-2)イソ
フタル酸 12重量部および(A-3)ナフタレンジカルボン
酸 6重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして固
有粘度(IV)が0.781dl/gのポリエステルを得
た。
結晶化時間、炭酸ガス透過係数を上記のようにして測定
した。結果を表1に示す。
重量部と、[B]ジオール成分として(B-1) エチレングリ
コール 68重量部とを用い固有粘度(IV)が0.775
dl/gのポリエステルを得た。
結晶化時間、炭酸ガス透過係数を上記のようにして測定
した。結果を表1に示す。
重量部と、[B]ジオール成分として(B-1) エチレングリ
コール 68重量部および(B-2)平均分子量1000のポ
リテトラメチレングリコール 8.5重量部とを用い固
有粘度(IV)が0.776dl/gのポリエステルを得
た。
結晶化時間、炭酸ガス透過係数を上記のようにして測定
した。結果を表1に示す。
Claims (12)
- 【請求項1】テレフタル酸、イソフタル酸およびナフタ
レンジカルボン酸を主たる成分とするジカルボン酸から
誘導されるジカルボン酸構成単位と、 エチレングリコールと炭素数2〜10のアルキレン鎖を
有するポリアルキレングリコールとを主たる成分とする
ジオールから誘導されるジオール構成単位とからなり、 (i) 全ジカルボン酸構成単位に対して、テレフタル酸か
ら誘導される構成単位が98〜80重量%、ナフタレン
ジカルボン酸から誘導される構成単位が1〜20重量
%、イソフタル酸から誘導される構成単位が0.01〜
15重量%の範囲にあり、かつナフタレンジカルボン酸
から誘導される構成単位とイソフタル酸から誘導される
構成単位との合計が2〜20重量%であり、 (ii)全ジオール構成単位に対して、エチレングリコール
から誘導される構成単位が99.999〜90重量%、
炭素数2〜10のアルキレン鎖を有するポリアルキレン
グリコールから誘導される構成単位が0.001〜10
重量%の範囲にあることを特徴とするポリエステル。 - 【請求項2】 前記ポリアルキレングリコールの重合度
(n)が5〜50の範囲にあることを特徴とする請求項
1に記載のポリエステル。 - 【請求項3】 前記ポリアルキレングリコールがポリテ
トラメチレングリコールであることを特徴とする請求項
1または2に記載のポリエステル。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のポリエ
ステルからなることを特徴とするプリフォーム。 - 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載のポリエ
ステルからなることを特徴とする二軸延伸ボトル。 - 【請求項6】 ボトル胴部の炭酸ガス透過係数が15.
0cc・mm/m2・day・atm以下であることを特徴とする請
求項5に記載の二軸延伸ボトル。 - 【請求項7】テレフタル酸、イソフタル酸およびナフタ
レンジカルボン酸を主たる成分とするジカルボン酸から
誘導されるジカルボン酸構成単位と、 エチレングリコールと炭素数2〜10のアルキレン鎖を
有するポリアルキレングリコールとを主たる成分とする
ジオールから誘導されるジオール構成単位とからなり、 (i) 全ジカルボン酸構成単位に対して、テレフタル酸か
ら誘導される構成単位が98〜80重量%、ナフタレン
ジカルボン酸から誘導される構成単位が1〜20重量
%、イソフタル酸から誘導される構成単位が0.01〜
15重量%の範囲にあり、かつナフタレンジカルボン酸
から誘導される構成単位とイソフタル酸から誘導される
構成単位との合計が2〜20重量%であり、 (ii)全ジオール構成単位に対して、エチレングリコール
から誘導される構成単位が99.999〜90重量%、
炭素数2〜10のアルキレン鎖を有するポリアルキレン
グリコールから誘導される構成単位が0.001〜10
重量%の範囲にあるポリエステルからプリフォームを製
造し、次いでこのプリフォームを加熱後、二軸延伸ブロ
ー成形して延伸ボトルを成形し、更にこの延伸ボトルを
100℃以上の温度の金型内で保持することを特徴とす
るポリエステル製二軸延伸ボトルの製造方法。 - 【請求項8】 二軸延伸ブロー成形をする前に、プリフ
ォーム口栓部を加熱結晶化する請求項7に記載のポリエ
ステル製二軸延伸ボトルの製造方法。 - 【請求項9】 二軸延伸ブロー成形後に、ボトル口栓部
を加熱結晶化する請求項7に記載のポリエステル製二軸
延伸ボトルの製造方法。 - 【請求項10】 前記ポリアルキレングリコールの重合
度が5ないし50の範囲にあることを特徴とする請求項
7〜9のいずれかに記載のポリエステル製二軸延伸ボト
ルの製造方法。 - 【請求項11】 前記ポリアルキレングリコールがポリ
テトラメチレングリコールであることを特徴とする請求
項7〜10のいずれかに記載のポリエステル製二軸延伸
ボトルの製造方法。 - 【請求項12】 得られたボトル胴部の炭酸ガス透過係
数が15.0cc・mm/m2・day・atm以下であることを特
徴とする請求項7〜11のいずれかに記載のポリエステ
ル製二軸延伸ボトルの製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20641297A JP3498939B2 (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | ポリエステル、該ポリエステルからなるプリフォームおよび二軸延伸ボトルならびにポリエステル製二軸延伸ボトルの製造方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP20641297A JP3498939B2 (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | ポリエステル、該ポリエステルからなるプリフォームおよび二軸延伸ボトルならびにポリエステル製二軸延伸ボトルの製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH1149848A true JPH1149848A (ja) | 1999-02-23 |
JP3498939B2 JP3498939B2 (ja) | 2004-02-23 |
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JP20641297A Expired - Fee Related JP3498939B2 (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | ポリエステル、該ポリエステルからなるプリフォームおよび二軸延伸ボトルならびにポリエステル製二軸延伸ボトルの製造方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2217909A1 (es) * | 2001-11-29 | 2004-11-01 | Brilen, S.A | Resina de politereftalato de etileno para la produccion de envases. |
JP2016530131A (ja) * | 2013-08-30 | 2016-09-29 | ディスクマ アクチェンゲゼルシャフト | 容器用高変性ポリエステル |
-
1997
- 1997-07-31 JP JP20641297A patent/JP3498939B2/ja not_active Expired - Fee Related
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ES2217909A1 (es) * | 2001-11-29 | 2004-11-01 | Brilen, S.A | Resina de politereftalato de etileno para la produccion de envases. |
JP2016530131A (ja) * | 2013-08-30 | 2016-09-29 | ディスクマ アクチェンゲゼルシャフト | 容器用高変性ポリエステル |
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