JPH0770418A - ポリエステル樹脂組成物およびこれからなるボトル - Google Patents

ポリエステル樹脂組成物およびこれからなるボトル

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JPH0770418A
JPH0770418A JP21750293A JP21750293A JPH0770418A JP H0770418 A JPH0770418 A JP H0770418A JP 21750293 A JP21750293 A JP 21750293A JP 21750293 A JP21750293 A JP 21750293A JP H0770418 A JPH0770418 A JP H0770418A
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polyethylene terephthalate
bottle
unit derived
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polyester resin
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Koji Nakamachi
町 浩 司 中
Koji Takahashi
橋 浩 二 高
Koji Niimi
美 宏 二 新
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D1/00Containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material, by deep-drawing operations performed on sheet material
    • B65D1/02Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
    • B65D1/0207Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by material, e.g. composition, physical features

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】高い結晶化速度を有し、ボトルの口栓部を効率
よく結晶化させるとができるとともに、透明性に優れた
ボトルを形成することができるようなポリエステル樹脂
組成物。 【構成】ポリエステル樹脂組成物は、[A]ジカルボン
酸とエチレングリコールを含むジオールとから誘導され
る構成単位からなり、エチレングリコール以外のジオー
ルから誘導される構成単位の量が2重量%未満であるポ
リエチレンテレフタレート 75〜98重量%と、
[B]ジカルボン酸とエチレングリコールを含む2種以
上のジオールとから誘導される構成単位からなり、エチ
レングリコール以外のジオールから誘導される構成単位
の量が2〜10重量%の量である共重合ポリエチレンテ
レフタレート 2〜25重量%とからなる。この共重合
ポリエチレンテレフタレートは、ジエチレングリコール
から誘導される構成単位を重合体中に2.0〜10重量
%の量で含有していることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、ポリエステル樹脂組成物
およびこのポリエステル樹脂組成物からなるボトルに関
し、さらに詳しくは、透明性および耐熱性に優れたボト
ルを生産性よく製造することができるようなポリエステ
ル樹脂組成物およびこのポリエステル樹脂組成物からな
るボトルに関する。
【0002】
【発明の技術的背景】ポリエチレンテレフタレートなど
の飽和ポリエステルは、透明性および機械的強度に優れ
るため、ボトルなどの容器として広く利用されている。
【0003】特にポリエチレンテレフタレートを二軸延
伸成形して得られるボトルは、透明性、機械的強度、耐
熱性およびガスバリヤ性に優れており、ジュース、清涼
飲料、炭酸飲料などの飲料充填用容器(PETボトル)
として広く用いられている。
【0004】このような飽和ポリエステルからボトルを
製造するには、一般的に、飽和ポリエステルを射出成形
してプリフォームを成形し、次いでこのプリフォームを
所定形状の金型に挿入して延伸ブロー成形して胴部を形
成して、口栓部と胴部とを有するボトルを得ている。
【0005】またこのようにして得られるボトル特にジ
ュースなどの飲料用途に用いられるボトルでは、内容物
の加熱殺菌処理に対応しうる耐熱性が要求されるため、
通常ブロー成形後にさらにボトルを熱処理(ヒートセッ
ト)して耐熱性を向上させている。
【0006】このようにして得られるボトルでは、口栓
部は未延伸状態にあり、延伸状態にある胴部と比較する
と機械的強度および耐熱性に劣っている。このため通常
ブロー成形前にプリフォームの口栓部を加熱・結晶化処
理するか、あるいはブロー成形により得られたボトルを
熱処理(ヒートセット)するなどして、口栓部などの機
械的強度および耐熱性などを向上させている。
【0007】ところで近年ポリエステル樹脂(特にポリ
エチレンテレフタレート)から製造されるボトルは大型
化しており、またボトルの製造工程は高速化されている
が、上述のような口栓部の加熱結晶化速度あるいはボト
ルの熱処理(ヒートセット)を短時間に行うことは難し
く、ボトルの製造工程を高速化して生産性を向上させる
には、ボトル口栓部の結晶化工程を高速化することが望
まれていた。
【0008】このような結晶化速度の大きいポリエステ
ル樹脂としては、新たに製造されたポリエステル樹脂
と、一旦ボトル形状に成形された後に細断されたリプロ
ポリエステル樹脂とからなるポリエステル樹脂組成物が
用いられているが、このポリエステル樹脂組成物から得
られるボトルは、口栓部の結晶化速度を速めることはで
きるが、一方得られるボトルの透明性が低下してしまう
という問題点があった。
【0009】このため透明性および機械的強度に優れる
とともに、加熱結晶化速度の大きいポリエステル樹脂組
成物特にポリエチレンテレフタレート樹脂組成物の出現
が望まれている。
【0010】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に鑑み
てなされたものであって、高い結晶化速度を有し、ボト
ルの口栓部を効率よく結晶化させるとができるととも
に、透明性に優れたボトルを形成することができるよう
なポリエステル樹脂組成物およびこのポリエステル樹脂
組成物からなるボトルを提供することを目的としてい
る。
【0011】
【発明の概要】本発明に係るポリエステル樹脂組成物
は、[A]ジカルボン酸とエチレングリコールを含むジ
オールとから誘導される構成単位からなり、エチレング
リコール以外のジオールから誘導される構成単位の量が
2重量%未満であるポリエチレンテレフタレート 75
〜98重量%と、[B]ジカルボン酸とエチレングリコ
ールを含む2種以上のジオールとから誘導される構成単
位からなり、エチレングリコール以外のジオールから誘
導される構成単位の量が2〜10重量%の量である共重
合ポリエチレンテレフタレート 2〜25重量%とから
なることを特徴としている。
【0012】この[B]共重合ポリエチレンテレフタレ
ートは、ジオールとしてのジエチレングリコールから誘
導される構成単位を重合体中に2.0〜10重量%の量
で含有していることが好ましい。
【0013】本発明に係るプリフォームおよびボトル
は、上記のようなポリエステル樹脂組成物からなること
を特徴としている。上記のような本発明に係るポリエス
テル樹脂組成物は、高い結晶化速度を有しており、ボト
ルを製造する際には、プリフォームの口栓部を高速で結
晶化させることができ、しかも透明性および耐熱性に優
れた胴部を形成することができる。
【0014】したがって本発明に係るポリエステル樹脂
組成物からは、透明性および耐熱性に優れたボトルを生
産性よく製造することができる。
【0015】
【発明の具体的説明】本発明に係るポリエステル樹脂組
成物は、[A]ポリエチレンテレフタレートと、[B]
共重合ポリエチレンテレフタレートとからなる。
【0016】まずこれら各成分について説明する。[A]ポリエチレンテレフタレート 本発明で用いられる[A]ポリエチレンテレフタレート
は、テレフタル酸またはそのエステル誘導体(たとえば
低級アルキルエステル、フェニルエステルなど)などの
ジカルボン酸と、エチレングリコールまたはそのエステ
ル誘導体(たとえばモノカルボン酸エステルエチレンオ
キサイドなど)などのジオールとから誘導される構成単
位から形成されている。
【0017】このポリエチレンテレフタレート[A]
は、テレフタル酸またはそのエステル誘導体以外のジカ
ルボン酸から誘導される構成単位を20モル%以下の量
で含有していてもよい。テレフタル酸以外のジカルボン
酸としては、具体的に、フタル酸、イソフタル酸、ナフ
タレンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェ
ノキシエタンジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸、
コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼ
ライン酸、デカンジカルボン酸などの脂肪族ジカルボン
酸、シクロヘキサンジカルボン酸などの脂環族ジカルボ
ン酸などが挙げられる。
【0018】これらのテレフタル酸以外のジカルボン酸
は、そのエステル誘導体として用いてもよい。またエチ
レングリコール以外のジオールから誘導される構成単位
を、重合体中に、2重量%未満、好ましくは1.5重量
%以下の量で含有していてもよい。
【0019】このようなエチレングリコール以外のジオ
ールとしては、具体的には、ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ト
リメチレングリコール(プロピレングリコール)、ブタ
ンジオール、ペンタンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、ヘキサメチレングリコール、ドデカメチレングリコ
ール、ポリエチレングリコールなどの脂肪族グリコー
ル、シクロヘキサンジメタノールなどの脂環族グリコー
ル、ビスフェノール類、ハイドロキノン類などの芳香族
ジオール類などが挙げられる。これらのジオールは、そ
のエステル誘導体として用いてもよい。
【0020】また本発明で用いられる[A]ポリエチレ
ンテレフタレートは、必要に応じて、トリメシン酸、ピ
ロメリット酸、トリメチロールエタン、トリメチロール
プロパン、トリメチロールメタン、ペンタエリスリトー
ルなどの多官能化合物から誘導される構成単位を少量、
たとえば2モル%以下の量で含んでいてもよい。
【0021】本発明では、[A]ポリエチレンテレフタ
レートとしては、テレフタル酸とエチレングリコールと
から誘導される構成単位からなるポリエチレンテレフタ
レートが好ましいが、このポリエチレンテレフタレート
は、上記のようにエチレングリコール以外のジオールか
ら誘導される構成単位を含有していてもよい。具体的
に、ジエチレングリコールから誘導される構成単位を重
合体中に、0.5〜1.5重量%の量で含有しているこ
とが好ましい。
【0022】このような[A]ポリエチレンテレフタレ
ートは、実質上線状であり、このことは該ポリエチレン
テレフタレートが、o-クロロフェノールに溶解すること
によって確認される。
【0023】本発明で用いられる[A]ポリエチレンテ
レフタレートは、o-クロロフェノール中で25℃で測定
される固有粘度IVは、通常0.3〜1.5dl/g、好
ましくは0.5〜1.5dl/gであることが望ましい。
【0024】[B]共重合ポリエチレンテレフタレート 本発明で用いられる[B]共重合ポリエチレンテレフタ
レートは、上記のようなジカルボン酸とエチレングリコ
ールを含む2種以上のジオールとから誘導される構成単
位からなり、エチレングリコール以外のジオールから誘
導される構成単位を、重合体中に2〜10重量%、好ま
しくは2.4〜6重量%の量で含有している。
【0025】このようなエチレングリコール以外のジオ
ールとしては、具体的に、上記の[A]ポリエチレンテ
レフタレートを形成する他のジオールとして示したもの
が挙げられるが、これらのうち、ジエチレングリコール
が好ましい。
【0026】この[B]共重合ポリエチレンテレフタレ
ートにおいて、他のジオールから誘導される構成単位の
量が、重合体中2.0重量%未満であると、優れた結晶
化速度を有するポリエステル樹脂組成物を形成すること
が困難になり、また10重量%を超えると、成形時の熱
安定性に劣るポリエステル樹脂組成物が形成されること
がある。
【0027】本発明で用いられる[B]共重合ポリエチ
レンテレフタレートは、o-クロロフェノール中で25℃
で測定される固有粘度IVは、通常0.3〜1.5dl/
g、好ましくは0.5〜1.5dl/gであることが望ま
しい。
【0028】本発明で用いられる[A]ポリエチレンテ
レフタレートおよび[B]共重合ポリエチレンテレフタ
レートは、上記のようなジカルボン酸とジオールとから
従来公知の製造方法により製造される。
【0029】本発明に係るポリエステル樹脂組成物は、
上記のような[A]ポリエチレンテレフタレート 75
〜98重量%、好ましくは80〜95重量%と、[B]
共重合ポリエチレンテレフタレート 2〜25重量%、
好ましくは5〜20重量%とからなる。
【0030】ポリエステル樹脂組成物中、この共重合ポ
リエチレンテレフタレート[B]の量が2重量%未満で
あると、ポリエステル樹脂組成物の結晶化速度は充分に
向上されないことがあり、一方25重量%を超えると、
ポリエステル樹脂組成物の成形時の熱安定性が低下する
ことがある。
【0031】このような本発明に係るポリエステル樹脂
組成物は、ボトルを効率よく製造することができるよう
な結晶化速度を有している。具体的に、このポリエステ
ル樹脂組成物は、その昇温半結晶化時間が、10〜20
0秒、好ましくは30〜180秒であることが望まし
い。
【0032】なお昇温半結晶化時間は、下記のように測
定される。乾燥ポリマーを、290℃で5分間加熱して
溶融し、次いで320℃/分の冷却速度で50℃まで急
冷して5分間放置し、非晶性試料を作成する。この試料
を320℃/分の昇温速度で140℃まで加熱・保持し
て、半結晶化時間を測定する。
【0033】ポリエチレンテレフタレート[A]および
共重合ポリエチレンテレフタレート[B]からポリエス
テル樹脂組成物を調製するには、公知の任意の方法を採
用することができる。たとえば、ポリエチレンテレフタ
レート[A]と共重合ポリエチレンテレフタレート
[B]とを、タンブラーブレンダー、ヘンシェルミキサ
ーなどの混合機で直接混合して溶融混練する方法、また
予めポリエチレンテレフタレート[A]と共重合ポリエ
チレンテレフタレート[B]とを溶融混練して共重合ポ
リエチレンテレフタレート[B]を高濃度に含むマスタ
ーバッチを調製しておき、このマスターバッチをポリエ
チレンテレフタレート[A]に適宜配合する方法などに
よりポリエステル樹脂組成物を調製することができる。
【0034】上記のような本発明に係るポリエステル樹
脂組成物は、必要に応じて、他の添加剤、例えば着色
剤、抗酸化剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、難燃剤、滑
剤を含有していてもよい。またこれら他の添加剤は、予
めこれら添加剤とポリエステル樹脂組成物とから調製さ
れたマスターバッチとしてポリエステル樹脂組成物にブ
レンドされてもよい。
【0035】ボトル 本発明に係るボトルは、上記のようなポリエステル樹脂
組成物を二軸延伸ブロー成形することにより得られる。
【0036】このようなボトルは、具体的には、上記の
ポリエステル樹脂組成物を、射出成形してプリフォーム
を形成し、次いでこのプリフォームの口栓部を加熱・結
晶化させた後、二軸延伸ブロー成形することにより製造
される。
【0037】プリフォーム口栓部の加熱・結晶化は、1
00〜200℃、好ましくは120〜180℃の温度で
行われる。プリフォームの二軸延伸ブロー成形は、樹脂
温度70〜150℃、好ましくは80〜140℃の温度
で行われる。
【0038】このようにして得られたボトルは、さらに
加熱処理(ヒートセット)されると、耐熱性がさらに向
上する。ヒートセットは、100〜240℃、好ましく
は110〜220℃の温度で行われることが望ましい。
【0039】本発明では、上記のようなプリフォーム口
栓部の加熱・結晶化処理を高速で行うことができるとと
もに、二軸延伸ブロー成形およびヒートセットを、ボト
ルの胴部の透明性を低下させることなく行うことができ
る。
【0040】なお本発明では、プリフォーム口栓部の加
熱・結晶化を行わずにプリフォームの二軸延伸ブロー成
形を行ってボトルを製造し、次いで得られたボトルの口
栓部を加熱処理(ヒートセット)してもよい。
【0041】
【発明の効果】本発明に係るポリエステル樹脂組成物
は、優れた結晶化速度を有し、透明性および耐熱性に優
れ、しかも口栓部の耐熱性、機械的強度に優れたボトル
を高速で生産性よく製造することができる。
【0042】
【実施例】次に本発明を実施例により具体的に説明する
が、本発明はこれら実施例により限定されるものではな
い。
【0043】なお実施例において、各特性は以下のよう
に測定した。固有粘度[IV] オルトクロロフェノール溶媒を用いて8g/dlの試料溶
液を調製し、25℃で測定した溶液粘度から固有粘度
[IV]を算出した。
【0044】透明性(ヘイズ値) 乾燥ポリマーから、シリンダー温度280℃の射出成形
機を用いて金型温度10℃の条件で5mm厚の角板を成形
し、成形物の透明性をヘイズ値(白色光の光線乱反射
率)で比較した。
【0045】昇温結晶化速度 上述のようにして昇温半結晶化時間を測定した。この半
結晶化時間の短いものほど効率的に結晶化が進行する。
【0046】ボトル成形 射出成形機M−100A(名機製作所製)により、シリ
ンダー設定温度280℃、金型温度10℃の条件で28
mmφのプリフォームを成形した。
【0047】得られたプリフォームの口栓部を、オイル
バスによって170℃で5分間加熱することにより結晶
化した。次いでこのプリフォームを、成形機LB01
(CORPOPLAST社製)により、延伸温度110℃、ブロー
金型温度150℃の条件で延伸ブロー成形することによ
り、1.5リットルのボトルを成形した。
【0048】このボトルについて、耐熱性および外観を
下記のように評価した。耐熱性 上記のようにして得られた1.5リットルのボトルを、
40℃、湿度90%の条件下に1週間放置した後、ボト
ル内に90℃の熱水を10分間充填して、充填前後の内
容量を測定した。
【0049】充填前後の内容量から、収縮率(%)を下
式により求めた。
【0050】
【数1】
【0051】このようにして求めた収縮率(%)値か
ら、耐熱性を下記の基準で評価した。 〇 … 0≦収縮率(%)<0.5 × … 0.5≦収縮率(%)ボトル外観 上記のようにして得られた1.5リットルのボトルの、
下(底部側)から83mmの高さのボトル側面のヘイズ
値(白色光の光線乱反射率)を測定した。
【0052】このヘイズ値(%)から、ボトル外観を下
記のように評価した。 〇 … 0≦ヘイズ値(%)<5 × … 5ヘイズ値(%) 以下の実施例および比較例で用いた各成分を下記に示
す。 [A]ポリエチレンテレフタレート (A-1) ポリエチレンテレフタレート ジエチレングリコール含量;1.33重量% 固有粘度[IV]=0.775dl/g) (A-2) ポリエチレンテレフタレート ジエチレングリコール含量;1.33重量% 固有粘度[IV]=0.706dl/g [B]共重合ポリエチレンテレフタレート (B-1) 共重合ポリエチレンテレフタレート ジエチレングリコール含量;2.40重量% 固有粘度[IV]=0.618dl/g (B-2) 共重合ポリエチレンテレフタレート ジエチレングリコール含量;3.78重量% 固有粘度[IV]=0.615dl/g (B-3) 共重合ポリエチレンテレフタレート ジエチレングリコール含量;4.50重量% 固有粘度[IV]=0.794dl/g
【0053】
【実施例1〜12】表1に示すようなポリエステル組成
物を調製した。このポリエステル組成物を、溶融後射出
成形して上記のような角板を得た。
【0054】この角板について物性を測定した。またこ
れら組成物から上記のようにしてボトルを成形した。結
果を表1に示す。
【0055】
【比較例1】(A-1) ポリエチレンテレフタレートのみか
らなる角板およびボトルを、実施例1と同様にして作成
した。
【0056】結果を表1に示す。
【0057】
【比較例2】固有粘度[IV]の異なる(A-1) ポリエチ
レンテレフタレートと(A-2) ポリエチレンテレフタレー
トとからなるポリエステル組成物を調製した。
【0058】このポリエステル組成物から実施例1と同
様にして角板およびボトルを得た。結果を表1に示す。
【0059】
【比較例3】表1に示す量の(A-1) ポリエチレンテレフ
タレートと(B-3) 共重合ポリエチレンテレフタレートと
からなるポリエステル組成物を調製した。
【0060】このポリエステル組成物から実施例1と同
様にして角板およびボトルを得た。
【0061】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 22:00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】[A]ジカルボン酸とエチレングリコール
    を含むジオールとから誘導される構成単位からなり、 エチレングリコール以外のジオールから誘導される構成
    単位の量が2重量%未満であるポリエチレンテレフタレ
    ート 75〜98重量%と、[B]ジカルボン酸とエチ
    レングリコールを含む2種以上のジオールとから誘導さ
    れる構成単位からなり、 エチレングリコール以外のジオールから誘導される構成
    単位の量が2〜10重量%の量である共重合ポリエチレ
    ンテレフタレート 2〜25重量%とからなることを特
    徴とするポリエステル樹脂組成物。
  2. 【請求項2】前記[B]共重合ポリエチレンテレフタレ
    ートは、ジオールとしてのジエチレングリコールから誘
    導される構成単位を重合体中に2〜10重量%の量で含
    有することを特徴とする請求項1に記載のポリエステル
    樹脂組成物。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載のポリエステル樹
    脂組成物からなることを特徴とするプリフォームおよび
    二軸延伸ブロー成形ボトル。
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